JP5673500B2 - 車両の乗員保護装置 - Google Patents
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Description
まず、車両の乗員保護装置100が適用される車両のフロアに配置されるシートについて説明する。
なお、助手席18の移動可能な範囲とは、図7に示すように、シートレール17A,17Bの全長において、リアシート19が最も3列目シート16側に位置したときの、残りの範囲である。
シートベルト40の一端側は、図1に示すように、助手席18のシートバック18b内に固定された巻き取り装置としてのリトラクタ50に引き出し可能に巻き取られている。シートベルト40の他端側は、シートクッション18aの後部側方にアンカ41によって固定されている。
図3、図4に示すように、リトラクタ50は、フレーム52と、フレーム52に回転可能に支持されたスプール54とを備えている。スプール54は、有底円筒状の筒部54aと、筒部54aの底部中心から突出されて筒部54aと同軸に設けられたトーションバー54bとを備えている。スプール54の筒部54aにはシートベルト40の一端側が巻き回されている。なお、図3,図4において、トーションバー54bの右端を回転自在に支持しているフレーム52の部位は図面では省略されている。
又、図3,図4に示すようにフレーム52には、スプール54に隣接して、トーションバー62が回動自在に支持されている。トーションバー62の一端側には歯車63が一体に設けられている。歯車63は、筒部54aの外周に設けられた歯車58と噛合されている。以下、歯車63が筒部54aの外周に設けられた歯車58と噛合されている状態を第1状態という。
フォースリミッタ機構60は、第1状態になっているときに、ロック機構56によってロック部56aの引き出し方向回転がロックされると、乗員Jに作用する拘束荷重を制限しつつ、該乗員Jの車両前方への移動に伴うスプール54の引き出し方向への回転を許容する。
(第2状態)
又、フォースリミッタ機構60は、第2状態になっているときに、ロック機構56によってロック部56aの引き出し方向回転がロックされると、乗員Jに作用する拘束荷重を制限しつつ、該乗員Jの車両前方への移動に伴うスプール54の引き出し方向への回転を許容する。
歯車58,63を介して互いに連結された第1状態と、連結が解除された第2状態を取りうるトーションバー54b及びトーションバー62とにより、フォースリミッタ荷重設定機構が構成されている。
次に、乗員保護装置100の電気的構成を、図5を参照して説明する。
乗員保護装置100は、図5に示すように、制御手段としての乗員保護ECU70を備えている。
乗員保護ECU70は、助手席18が非エアバッグ保護領域P2に位置しているときであって、車両の前面衝突の際には、プリテンショナー機構110、フォースリミッタ機構60、インフレータ34がこの順で作動されるように、プリテンショナー機構110のアクチュエータ(図示しない)を構成するマイクロガスジェネレータ(MGG)、及びインフレータ34の作動タイミングを制御するようになっている。
さて、上記のように構成された乗員保護装置100の作用を説明する。
図1に示すように、助手席18が、エアバッグ保護領域P1内に位置するときは、位置検出センサ25は、助手席18がエアバッグ保護領域P1に位置していることを検出している。この場合は、前面衝突があると、乗員保護ECU70は下記の制御を行う。
このため、乗員保護装置100では、第1状態のフォースリミッタ機構60の作動開始と同時又は第1状態のフォースリミッタ機構60の作動開始後であって作動中に、インフレータ34が作動されてエアバッグ32へのガス供給が開始される。
(1) 本実施形態の乗員保護装置100は、エアバッグ32が展開して乗員Jを保護するエアバッグ保護領域P1とエアバッグ保護領域P1外の非エアバッグ保護領域P2間を移動自在に設けられた助手席18(可動シート)に設けられて助手席18に着座した乗員Jを拘束するシートベルト40と、助手席18が非エアバッグ保護領域P2に位置するか、非エアバッグ保護領域P2に位置するかを検出する位置検出センサ25(シート位置検出手段)と、シートベルト40のフォースリミッタ荷重を高荷重又は低荷重に変更可能なリトラクタ50のトーションバー54b及びトーションバー62(フォースリミッタ荷重設定機構)を備えている。又、乗員保護装置100は、トーションバー54b及びトーションバー62(フォースリミッタ荷重設定機構)に作動して、フォースリミッタ荷重を高荷重又は低荷重に切替する分離作動部66(切替手段)と、助手席18が非エアバッグ保護領域P2に位置していると位置検出センサ25が検出している際には、リトラクタ50のトーションバー54b及びトーションバー62のフォースリミッタ荷重を低荷重にするとともに、助手席18が非エアバッグ保護領域P2に位置していると位置検出センサ25が検出している際には、フォースリミッタ荷重を高荷重にするように分離作動部66を制御する乗員保護ECU70(制御手段)を備える。
・ 前記実施形態では、シート位置検出手段は、位置検出センサ25をスイッチにて構成したが、スイッチに限定するものではない。可動シートの移動に応じて回転するロータに対してロータリエンコーダを設けてもよい。そして、例えば、シートレール17Aの前端を原点、又は後端を原点として、その原点からの離間距離を、前記ロータリエンコーダの回転量に基づいて乗員保護ECUが算出して、その離間距離がエアバッグ保護領域P1を規定する範囲内にあるか、非エアバッグ保護領域P2を規定する範囲内にあるかを判定することにより、シート位置検出を行うようにしてもよい。
・ 前記実施形態では、衝突センサ80から前面衝突に対応した信号が入力されると、乗員保護ECU70は、各部を制御するようにしたが、衝突センサ80から車両の側面衝突に対応した信号が入力された場合にも、前記実施形態と同様に各部を制御するようにしてもよい。
この場合、断面凹状に形成されたシートレール17Aは、図6(b)に示すように運転席側に近い側の底壁22は、2列目シート側に近い側の内底面とは高さが異なるように形成する。図6(b)に示すように、運転席側に近い側の内底面に符号22aを付し、2列目シート側に近い内底面には22bを付す。内底面22aと内底面22bとの間の境界にはスロープ22cが設けられている。
・ 前記実施形態では、乗員保護装置100を、シートベルト40、位置検出センサ25、リトラクタ50のトーションバー54b、トーションバー62を有するフォースリミッタ荷重設定機構、分離作動部66(切替手段)、衝突センサ80、インフレータ34及び乗員保護ECU70(制御手段)とにより、構成した。この代わりに乗員保護装置100をシートベルト40、位置検出センサ25、リトラクタ50のトーションバー54b、トーションバー62を有するフォースリミッタ荷重設定機構、分離作動部66(切替手段)、及び乗員保護ECU70(制御手段)から構成してもよい。この場合、乗員保護ECU70を第1ECUとし、衝突センサ80、及びインフレータ34は、第2ECUに電気的に接続する。
25…位置検出センサ(シート位置検出手段)、
32…エアバッグ、34…インフレータ(ガス発生手段)、
40…シートベルト、50…リトラクタ、
66…分離作動部(切替手段)、70…乗員保護ECU(制御手段)、
100…車両の乗員保護装置、110…プリテンショナー機構、
P1…エアバッグ保護領域、P2…非エアバッグ保護領域。
Claims (3)
- エアバッグが展開して乗員を保護するエアバッグ保護領域と前記エアバッグ保護領域外の非エアバッグ保護領域間を移動自在に設けられた可動シートに設けられて前記可動シートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、
前記可動シートが前記エアバッグ保護領域に位置するか、非エアバッグ保護領域に位置するかを検出するシート位置検出手段と、
前記シートベルトのフォースリミッタ荷重を高荷重又は低荷重に変更可能なフォースリミッタ荷重設定機構と、
前記フォースリミッタ荷重設定機構に作動して、フォースリミッタ荷重を高荷重又は低荷重に切替する切替手段と、
前記可動シートが前記エアバッグ保護領域に位置していると前記シート位置検出手段が検出している際には、前記フォースリミッタ荷重設定機構のフォースリミッタ荷重を低荷重にするとともに、前記可動シートが前記非エアバッグ保護領域に位置していると前記シート位置検出手段が検出している際には、前記フォースリミッタ荷重設定機構のフォースリミッタ荷重を高荷重にするように前記切替手段を制御する制御手段を備えた車両の乗員保護装置。 - 車両の衝突を検出する衝突検出手段と、
前記エアバッグの展開を行うガス発生手段を備え、
前記制御手段は、前記衝突検出手段の衝突の検出により、前記ガス発生手段のガス発生を行わせることを特徴とする請求項1に記載の車両の乗員保護装置。 - 前記制御手段は、前記衝突検出手段が車両の衝突を検出した際に、前記シート位置検出手段が非エアバッグ保護領域に前記可動シートが位置することを検出している場合には、前記ガス発生手段のガス発生を行わず、前記シート位置検出手段がエアバッグ保護領域に前記可動シートが位置することを検出している場合には、前記ガス発生手段のガス発生を行わせることを特徴とする請求項2に記載の車両の乗員保護装置。
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