JP4569684B2 - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも衝突時にシートに着座した乗員を該シートに拘束するための車両用乗員拘束装置に関する。
3点式のシートベルト装置を構成するショルダベルト、ラップベルトにそれぞれ設けたエアバッグを、上下に重なるように乗員の頭部と大腿部との間で展開させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、3点式のシートベルト装置を構成するショルダベルト部に膨張可能部を設定すると共に、シートバックの肩部に膨張したショルダベルト部を乗員の頭部の側方まで押し上げるためのベルトガイドを設ける技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。さらに、4点式のシートベルト装置の左右のショルダベルト、左右のラップベルトのそれぞれにガス供給により膨張される膨張部を設ける技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−44614号公報 特開2007−112415号公報 米国特許第6705641 B2号明細書
しかしながら、上記の如き従来の技術では、ショルダベルトの膨張部が膨張した場合の該膨張部の乗員に対する幅方向の位置ずれについて考慮されておらず、4点式のシートベルト装置のショルダベルトに膨張部を設けるに当たり改善の余地がある。
本発明は、4点式シートベルト装置を構成するウエビングの上体拘束部に設けた第1膨張部によって乗員を効果的に保護することができる車両用乗員拘束装置を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、左右一対の乗員拘束用のウエビングを有する4点式シートベルト装置と、前記左右一対のウエビングにおける乗員の上体を拘束する上体拘束部のそれぞれに設けられ、ガス供給手段からのガス供給により膨張して乗員上体の前側で互いにシート幅方向に押し合うように展開される左右一対の第1膨張部と、前記第1膨張部が膨張する際にガス供給手段からのガス供給により膨張して、前記左右一対の第1膨張部に対しシート幅方向外側から接触することで、該左右一対の第1膨張部のそれぞれをシート幅方向外側から支持するように展開される左右一対の第2膨張部と、を備えている。
請求項1記載の車両用乗員拘束装置では、4点式シートベルト装置の左右一対のウエビングが乗員の上体を含む部分を拘束可能に装着される。例えば、車両衝突(例えば、前突)が検知又は予測された場合にガス供給手段が作動されると、左右の第1膨張部がガス供給手段からのガス供給を受けて膨張され、所定形状に展開される。ここで、本車両用乗員拘束装置では、第1膨張部は、膨張により展開された第2膨張部によってシート幅方向外側から支持されるため、乗員に対しシート幅方向に位置ずれすることが抑制される。すなわち、第1膨張部は、乗員に対する適正な位置で膨張、展開される。
このように、請求項1記載の車両用乗員拘束装置では、4点式シートベルト装置を構成するウエビングの上体拘束部に設けた第1膨張部によって乗員を効果的に保護することができる。
また、本車両用乗員拘束装置では、左右の第1膨張部のそれぞれが対応する第2膨張部によってシート幅方向に支持されるので、左右の第1膨張部のそれぞれをシート幅方向に効果的に支持することができる。このため、乗員に対する第1膨張部のシート幅方向への位置ずれが効果的に抑制される。
請求項2記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、前記第1膨張部よりも前に展開が完了するように設定されている。
請求項2記載の車両用乗員拘束装置では、第1膨張部よりも前に展開が完了された第2膨張部によって、第1膨張部をシート幅方向に効果的に支持することができる。このため、乗員に対する第1膨張部のシート幅方向への位置ずれが効果的に抑制される。
請求項記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1又は請求項記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、膨張して乗員の腰部を拘束する機能を有する。
請求項記載の車両用乗員拘束装置では、乗員の腰部を拘束するための第2膨張部によって、第1膨張部をシート幅方向に支持することができる。このため、第1膨張部の乗員に対する位置ずれを抑制するための専用の部品を用いることなく、第1膨張部の乗員に対する位置ずれを抑制することができる。特に、第2膨張部が前記第1膨張部よりも前に展開される(請求項2に従属する)構成においては、先ず乗員の腰部を拘束し、次いで上体の前方で第1膨張部を所定形状に展開させることができ、乗員保護性能が高い。
請求項記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、前記ウエビングにおける乗員の腰部を拘束する腰拘束部に設けられている。
請求項記載の車両用乗員拘束装置では、4点式シートベルト装置の左右のウエビングがそれぞれ上体拘束部、腰拘束部を有しており、左右の腰拘束部にそれぞれ設けた第2膨張部によって左右の上体拘束部に設けた第1膨張部がシート幅方向に支持される。これにより、本車両用乗員拘束装置では、4点式シートベルト装置に4つの膨張部を設ける簡単な構成によって、乗員を効果的に拘束することができる。
請求項記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項1〜請求項の何れか1項記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、車室内に設けられた部材又は車室の内壁を構成する部分に設けられている。
請求項記載の車両用乗員拘束装置では、車室内に設けられた部材又は車室内壁を構成する部分に第2膨張部が設けられているので、シートに対するシート幅方向外側から(外側で)第2膨張部を膨張、展開させることができる。このため、第1膨張部を第2膨張部によってシート幅方向外側から効果的に支持することができる。
請求項記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、サイドドア及びセンタコンソールのそれぞれに設けられている。
請求項記載の車両用乗員拘束装置では、サイドドア(車室内壁)に設けられた第2膨張部によって車幅方向外側の第1膨張部が支持され、センタコンソール(車室内部材)に設けられた第2膨張部によって車幅方向内側に第1膨張部が支持される。このため、車室内における車幅方向中央部に対しオフセットして配置された車両用シートに適用された車両用乗員拘束装置において、第1膨張部を第2膨張部によってシート幅方向外側から効果的に支持することができる。
請求項記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、シートバックの側部に設けられている。
請求項記載の車両用乗員拘束装置では、車両用シートのシートバック(車室内部材)の側部に設けられた第2膨張部によって車幅方向外側の第1膨張部が支持される。これにより、例えば、第2膨張部を側面衝突に対する乗員保護用の膨張部(サイドエアバッグ等)と兼用することが可能となる。
請求項記載の発明に係る車両用乗員拘束装置は、請求項記載の車両用乗員拘束装置において、前記第2膨張部は、シートクッションの側部に設けられている。
請求項記載の車両用乗員拘束装置では、車両用シートのシートクッション(車室内部材)の側部に設けられた第2膨張部によって車幅方向外側の第1膨張部が支持される。これにより、例えば、第2膨張部を側面衝突に対する乗員保護用の膨張部(サイドエアバッグ等)と兼用することが可能となる。
以上説明したように本発明に係る車両用乗員拘束装置は、4点式シートベルト装置を構成するウエビングの上体拘束部に設けた第1膨張部によって乗員を効果的に保護することができるという優れた効果を有する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10について、図1及び図2に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印Wは、それぞれ車両用乗員拘束装置10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向を示しており、これらは車両用乗員拘束装置10が適用された車両用シート11の前方向、上方向、車幅方向に略一致している。
図2(A)には、車両用乗員拘束装置10の概略全体構成が模式的な正面図にて示されており、図2(B)には、車両用乗員拘束装置10の概略全体構成が模式的な側面図にて示されている。これらの図に示される如く、車両用乗員拘束装置10は、4点式シートベルト装置12を備えている。4点式シートベルト装置12は、左右一対の上体拘束部としてのショルダウエビング14と、腰拘束用部としての左右一対のラップウエビング16とを備えている。
左右一方のショルダウエビング14における車両上下方向の下端部14Aは、バックル18を介して、左右同じ側のラップウエビング16のシート幅方向の内端部16Aと連結されている。他方のショルダウエビング14の下端部14Aとラップウエビング16のシート幅方向の内端部16Aとは、バックル18に対し係脱可能なタングプレート20を介して連結されている。
また、図2(B)に示される如く、各ショルダウエビング14における車両上下方向の上端側は、それぞれ上側リトラクタ22に巻き取り引き出し可能に巻き取られている。この実施形態では、上側リトラクタ22は、車両用シート11を構成するシートバック24の背面側に設けられており、ショルダウエビング14は、ヘッドレスト23に対するシート幅方向の両側で、それぞれシートバック24の上端面(肩部)24Aに摺動可能に巻き掛けられている。左右のショルダウエビング14は、個別に(独立して)上側リトラクタ22巻き取られる構成としても良く、共通の上側リトラクタ22に巻き取られる構成としても良い。
一方、各ラップウエビング16のシート幅方向外端は、それぞれ下側リトラクタ26に巻き取り引き出し可能に巻き取られている。下側リトラクタ26は、シートバック24の下端部又はシートクッション28の後端部における側方に配置されている。図2(B)では、左右のラップウエビング16がそれぞれ独立して下側リトラクタ26に巻き取られる例を示しているが、左右のラップウエビング16が共通の下側リトラクタ26に巻き取られる構成としても良い。
この4点式シートベルト装置12では、図2(A)、図2(B)に示される如く、タングプレート20がバックル18に結合されると、左右のショルダウエビング14が乗員Pのそれぞれ肩部から腰部(腹部)にかけての上体を拘束可能に装着されると共に、左右のラップウエビング16が一体として乗員の腰部を拘束可能に装着される構成である。
車両用乗員拘束装置10は、左右のショルダウエビング14のそれぞれに設けられた第1膨張部としてのショルダエアベルト(肩部エアベルト)30を備えている。ショルダエアベルト30は、図2(B)に示される如く、ショルダウエビング14の乗員Pへの装着状態で、ショルダウエビング14の下端部14Aからシートバック24の上端面24Aに至る範囲に亘り設けられている。乗員Pによるショルダウエビング14の装着が解除された状態では、ショルダエアベルト30の上側リトラクタ22側の端部30Aは、上側リトラクタ22の直上方に位置する構成とされている(図2(B)の想像線参照)。
また、車両用乗員拘束装置10は、左右のラップウエビング16のそれぞれに設けられた第2膨張部としてのラップエアベルト(腰部エアベルト)35を備えている。ラップエアベルト35は、図2(B)に示される如く、ショルダウエビング14の乗員Pへの装着状態で、ラップウエビング16の車幅方向内端(バックル18、タングプレート20)から車幅方向外端(シートクッション28の幅方向端部付近)に至る範囲に亘り設けられている。乗員Pによるラップウエビング16の装着が解除された状態では、ラップエアベルト35の車幅方向外側の端部35Aは、下側リトラクタ26の直上方に位置する構成とされている(図2(A)の想像線参照)。
各ショルダエアベルト30、ラップエアベルト35は、それぞれ後述するインフレータ32からのガス供給を受けて膨張、展開される折り畳み状態の袋体が、該袋体の膨張に伴い破断されるシーム部を有するカバーにて被覆されて構成されている。以下の説明では、主にショルダエアベルト30、ラップエアベルト35の展開状態に基づいて説明するので、ショルダエアベルト30、ラップエアベルト35は、上記の袋体(非作動時にはカバーに覆われ見えないもの)と同義であることとする。
インフレータ32は、例えば図2(B)に示される如くシートクッション(フレーム)に固定されており、フレキシブルチューブ34、バックル18又はタングプレート20を介してショルダエアベルト30における車両上下方向の下部に連通されている。これにより、車両用乗員拘束装置10では、インフレータ32が作動されるとショルダエアベルト30の下部から該ショルダエアベルト30内にガスが供給されるようになっている。
また、この実施形態では、インフレータ32は、フレキシブルチューブ36を介してラップエアベルト35における車両上下方向の下部に連通されている。このため、この実施形態では、左右同じ側のショルダエアベルト30、ラップエアベルト35が共通のインフレータ32からのガス供給を受けて膨張、展開される構成とされている。以上により、この実施形態では、インフレータ32、フレキシブルチューブ34、バックル18又はタングプレート20等が本発明におけるガス供給手段を構成するが、ガス供給手段(インフレータ32の数、配置、ショルダエアベルト30、ラップエアベルト35へのガス供給経路)は、上記の例に限られるものではない。
インフレータ32の作動は、制御手段としてのECU40にて制御されるようになっている。ECU40には、車両用乗員拘束装置10が適用された自動車の前突を検知又は予測するための前突センサ42、バックル18とタングプレート20とが結合されていることに対応する信号を出力するバックルセンサ44のそれぞれと電気的に接続されている。ECU40は、バックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ前突センサ42からの信号に基づき前突が生じた又は不可避であると判断した場合に、インフレータ32を作動させる構成とされている。
また、この実施形態では、ECU40は、上側リトラクタ22、下側リトラクタ26にも電気的に接続されている。そして、ECU40は、バックルセンサ44からの信号(バックルON信号)に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ前突センサ42からの信号に基づき前突が生じた又は不可避であると判断した場合(前突信号が入力された場合)には、各上側リトラクタ22、下側リトラクタ26に設けられているプリテンショナ作動させるようになっている。
車両用乗員拘束装置10を構成するショルダエアベルト30は、インフレータ32からのガス供給を受けると、図1に示される如く乗員Pの上体の前方で膨張し、所定形状に展開される構成とされている。これにより、車両用乗員拘束装置10では、前面衝突の際に着座者Pの特に胸部が効果的に保護される構成とされている。また、車両用乗員拘束装置10を構成するラップエアベルト35は、インフレータ32からのガス供給を受けると、乗員Pの腰部の前方、側方で膨張し、展開される構成とされている。これにより、車両用乗員拘束装置10では、前突の際に乗員Pの腰部がラップエアベルト35(ラップウエビング16)にて車両用シート11に拘束される構成である。
そして、車両用乗員拘束装置10では、図1に示される如く、ラップエアベルト35は、膨張、展開されるショルダエアベルト30に対し、膨張、展開されてシート幅方向外側から接触(当接)するように、その展開形状が設定されている。すなわち、この実施形態に係る車両用乗員拘束装置10では、ショルダエアベルト30、ラップエアベルト35がそれぞれの機能(乗員保護)を発揮するために膨張、展開される際に、左右のラップエアベルト35が対応するショルダエアベルト30をシート幅方向外側から支持する構成とされている。
また、この実施形態では、左右一方側(図1の例では乗員の右側)のラップエアベルト35の反力は、車体における車両用シート11に対する乗降口を開閉するサイドドア46にて支持され、他方側(図1の例では乗員の左側)のラップエアベルト35の反力は、車室の車幅方向中央部に配置されたセンタコンソール(コンソールボックス)48にて支持されるようになっている。
さらに、車両用乗員拘束装置10は、上記した通りショルダエアベルト30、ラップエアベルト35が共通のインフレータ32からガス供給を受ける構成において、該インフレータ32に近接して(相対的に車両上下方向の下側に)配置されたラップエアベルト35がショルダエアベルト30よりも早期に展開完了する構成とされている。すなわち、ラップエアベルト35は、ショルダエアベルト30に対し、インフレータ32の作動開始からより短時間で膨張、展開される構成である。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の車両用乗員拘束装置10では、車両用シート11に着座した乗員Pがバックル18にタングプレート20を結合させると、図2(A)、図2(B)に示される如く、左右一対のショルダウエビング14が乗員Pの上体にそれぞれ装着されると共に、左右一対のラップウエビング16が乗員の腰部に装着される。
ECU40は、バックルセンサ44からバックルON信号が入力されると共に前突センサ42から前突信号が入力された場合、インフレータ32及び上側リトラクタ22、下側リトラクタ26のプリテンショナを作動させる。すると、ショルダウエビング14、ラップウエビング16が強制的に上側リトラクタ22、下側リトラクタ26に巻き取られてショルダウエビング14、ラップウエビング16が乗員Pに密着される。
また、図1に示される如く、インフレータ32が発生したガスがフレキシブルチューブ36を通じてラップエアベルト35に供給されると共に、フレキシブルチューブ34等を通じてショルダエアベルト30に供給される。これにより、先ず左右のラップエアベルト35の膨張、展開が開始され、やや遅れて左右のショルダエアベルト30の膨張、展開が開始される。
ここで、車両用乗員拘束装置10では、膨張、展開されたラップエアベルト35によって図1に示される如くショルダエアベルト30におけるシート幅方向外側の下部が支持されるため、ショルダエアベルト30が乗員Pに対しシート幅方向に位置ずれすることが抑制される。すなわち、左右一対のショルダエアベルト30は、膨張、展開に伴って互いにシート幅方向外向きに押し合ったり、乗員Pの頭部からの反力や乗員Pの肩の傾斜の影響を受けたりすることで、乗員Pに対しシート幅方向の外側に位置ずれする方向の力が作用する場合があるが、車両用乗員拘束装置10では、ショルダエアベルト30がラップエアベルト35によってシート幅方向外側から支持されるので、上記した通り、ショルダエアベルト30が乗員Pに対しシート幅方向に位置ずれすることが抑制される。したがって、車両用乗員拘束装置10では、ショルダエアベルト30は、乗員Pに対する適正な位置で膨張、展開される(適正に展開された状態が維持される)。
特に、車両用乗員拘束装置10では、ショルダエアベルト30よりも前に膨張、展開が完了されたラップエアベルト35によって、ショルダエアベルト30をシート幅方向に効果的に支持することができる。このため、乗員Pに対するショルダエアベルト30のシート幅方向への位置ずれが効果的に抑制される。また特に、車両用乗員拘束装置10では、左右のショルダエアベルト30がそれぞれ対応するラップエアベルト35によってシート幅方向外側から支持されるので、乗員Pに対する左右のショルダエアベルト30のシート幅方向への位置ずれが効果的に抑制される。
このように、第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10では、4点式シートベルト装置12を構成するショルダウエビング14に設けたショルダエアベルト30によって乗員Pを効果的に保護することができる。
また、車両用乗員拘束装置10では、乗員Pの腰部を拘束するためのラップエアベルト35によって、ショルダエアベルト30をシート幅方向に支持することができる。このため、ショルダエアベルト30の乗員に対する位置ずれを抑制するための専用の部品を用いる(追加する)ことなく、ショルダエアベルト30の乗員Pに対する位置ずれを抑制することができる。
しかも、車両用乗員拘束装置10では、4点式シートベルト装置12構成するラップウエビング16にラップエアベルト35が設けられているため、該4点式シートベルト装置12で、乗員Pの上体を保護するショルダエアベルト30、乗員の腰部を拘束するラップエアベルト35、該ラップエアベルト35によってショルダエアベルト30を支持する構造を完結することができ、簡素な構成とすることができる。また、車両用シート11の車体に対するスライドに対して追従するショルダウエビング14、ラップウエビング16にショルダエアベルト30、ラップエアベルト35が設けられているので、シートスライドを許容するための構造を不要又は簡素とすることができる。
さらに、車両用乗員拘束装置10では、ラップエアベルト35がショルダエアベルト30に対し先行して膨張、展開されるので、車両前突の際に先ずラップエアベルト35が膨張、展開されて乗員Pの腰部がしっかりと拘束され、次いでラップエアベルト35にシート幅方向外側から支持されつつショルダエアベルト30が乗員Pの前方における適正位置で所定形状に展開される。このため、ショルダエアベルト30が乗員の上体を一層効果的に保護することができる。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記した第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品、部分については、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明、図示を省略する場合がある。
(第2の実施形態)
図3には、本発明の第2の実施形態に係る車両用乗員拘束装置50が図1に対応する正面図にて示されている。この図に示される如く、車両用乗員拘束装置50は、4点式シートベルト装置12を構成するラップウエビング16に設けられたラップエアベルト35に代えて、それぞれ第2膨張部としてのドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54を備える点で、第1の実施形態とは異なる。
ドア付エアバッグ52は、サイドドア46(のドアトリム)内に折り畳み状態で配置されており(図示省略)、該サイドドア46内に配置されたインフレータ56からのガス供給を受けることで、図3に示される如く膨張、展開される構成とされている。コンソール付エアバッグ54は、センタコンソール48内に折り畳み状態で配置されており(図示省略)、該センタコンソール48内に配置されたインフレータ58からのガス供給を受けることで、図3に示される如く膨張、展開される構成とされている。これらのドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54は、膨張、展開状態で乗員Pの腰部を拘束するように構成されている。
そして、車両用乗員拘束装置50では、図3に示される如く、ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54は、それぞれ膨張、展開される左右同じ側のショルダエアベルト30に対し、膨張してシート幅方向外側から接触するように、その展開形状が設定されている。すなわち、この実施形態に係る車両用乗員拘束装置50では、ショルダエアベルト30、ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54がそれぞれの機能(乗員保護)を発揮するために膨張、展開される際に、ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54が対応するショルダエアベルト30をシート幅方向外側から支持する構成とされている。
また、車両用乗員拘束装置50では、図3に示される如く、ドア付エアバッグ52の反力は、サイドドア46にて支持され、コンソール付エアバッグ54の反力は、センタコンソール48にて支持されるようになっている。
さらに、車両用乗員拘束装置50では、ショルダエアベルト30はインフレータ32からフレキシブルチューブ34等を通じてガス供給を受ける一方、ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54は上記の通り対応するインフレータ56、58からガス供給を受ける構成とされている。
そして、車両用乗員拘束装置50では、ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54がショルダエアベルト30に対し先行して膨張、展開されるように、ECU40がインフレータ32、インフレータ56、58の作動タイミングを制御するようになっている。すなわち、ECU40は、バックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ前突センサ42からの信号に基づき前突が生じた又は不可避であると判断した場合に、先ずインフレータ56、58を作動し、該作動から所定時間経過後にインフレータ32を作動させる構成とされている。車両用乗員拘束装置50の他の構成は、車両用乗員拘束装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る車両用乗員拘束装置50によっても、乗員Pの保護について、第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10と基本的に同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
また、車両用乗員拘束装置50では、乗員Pの腰部を拘束するためのドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54によって、ショルダエアベルト30をシート幅方向に支持することができる。このため、ショルダエアベルト30の乗員に対する位置ずれを抑制するための専用の部品を用いる(追加する)ことなく、ショルダエアベルト30の乗員Pに対する位置ずれを抑制することができる。
特に、車両用乗員拘束装置50では、車両用シート11に対しシート幅方向外側に位置するサイドドア46、センタコンソール48から、ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54がシート幅方向内向きに展開される構成であるため、該ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54によってショルダエアベルト30をシート幅方向の外側から効果的に支持することができる。
(第3の実施形態)
図4(A)には、本発明の第3の実施形態に係る車両用乗員拘束装置60が図1に対応する正面図にて示されおり、図4(B)には車両用乗員拘束装置60が側面図にて示されている。これらの図に示される如く、車両用乗員拘束装置60は、4点式シートベルト装置12を構成するラップウエビング16に設けられたラップエアベルト35に代えて、それぞれ第2膨張部としてのアウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64を備える点で、第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10とは異なる。
アウタサイドエアバッグ62は、車両用シート11を構成するシートバック24内の車幅方向外端部分(サイドドア46側)に折り畳み状態で配置されており(図示省略)、該シートバック24内に配置されたインフレータ66からのガス供給を受けることで、図4(A)に示される如く膨張、展開される構成とされている。インナサイドエアバッグ64は、シートバック24内の車幅方向内端部分(センタコンソール48側)に折り畳み状態で配置されており(図示省略)、該シートバック24内に配置されたインフレータ68からのガス供給を受けることで、図4(A)及び図4(B)に示される如く膨張、展開される構成とされている。
アウタサイドエアバッグ62は、例えば側面衝突の際に、乗員Pとサイドドア46との間で膨張、展開され、該側面衝突に対し乗員Pを保護するように構成されている。インナサイドエアバッグ64は、例えば側面衝突の際に、乗員Pと車幅方向に隣り合う車両用シート11(の乗員P)との間で膨張、展開され、該側面衝突に対し乗員Pを保護するように構成されている。
そして、車両用乗員拘束装置60では、図4(A)に示される如く、アウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64は、それぞれ膨張、展開される左右同じ側のショルダエアベルト30に対し、膨張してシート幅方向外側から接触するように、その展開形状が設定されている。すなわち、この実施形態に係る車両用乗員拘束装置60では、ショルダエアベルト30が前突に対する乗員保護機能を発揮するために膨張、展開される際に、アウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64が対応するショルダエアベルト30をシート幅方向外側から支持する構成とされている。
また、車両用乗員拘束装置60では、図4(A)に示される如く、アウタサイドエアバッグ62の反力は、サイドドア46にて支持され、インナサイドエアバッグ64の反力はセンタコンソール48にて支持されるようになっている。なお、インナサイドエアバッグ64として、単独で(車体や車室内部材に頼ることなく)ショルダエアベルト30を支持可能なエアバッグを採用しても良い。
さらに、車両用乗員拘束装置60では、ショルダエアベルト30はインフレータ32からフレキシブルチューブ34等を通じてガス供給を受ける一方、アウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64は上記の通り対応するインフレータ66、68からガス供給を受ける構成とされている。
そして、車両用乗員拘束装置60では、アウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64がショルダエアベルト30に対し先行して膨張、展開されるように、ECU40がインフレータ32、インフレータ66、68の作動タイミングを制御するようになっている。すなわち、ECU40は、バックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ前突センサ42からの信号に基づき前突が生じた又は不可避であると判断した場合に、先ずインフレータ66、68を作動し、該作動から所定時間経過後にインフレータ32を作動させる構成とされている。
また、車両用乗員拘束装置60を構成するECU40は、バックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ図示しない側突センサからの信号に基づき側突が生じた又は不可避であると判断した場合に、インフレータ66、68を作動してアウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64を膨張、展開させるようになっている。車両用乗員拘束装置60の他の構成は、車両用乗員拘束装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係る車両用乗員拘束装置60によっても、乗員Pの保護について、第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10と基本的に同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
また、車両用乗員拘束装置60では、側面衝突に対し乗員Pを保護するためのアウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64によって、前面衝突の際にショルダエアベルト30をシート幅方向に支持することができる。このため、ショルダエアベルト30の乗員に対する位置ずれを抑制するための専用の部品を用いる(追加する)ことなく、ショルダエアベルト30の乗員Pに対する位置ずれを抑制することができる。
なお、図4(B)には、ショルダエアベルト30の下部が車両前後方向に大きく膨張、展開され、ステアリングホイールSHに対し乗員Pを保護する例が図示されているが、ショルダエアベルト30は適用される車両用シート11に応じて各種形態をとり得る。
参考例
図5(A)には、参考例に係る車両用乗員拘束装置70の非作動状態における要部が正面図にて示されており、図5(B)には、車両用乗員拘束装置70の作動状態における要部が正面図にて示されている。これらの図に示される如く、車両用乗員拘束装置70は、インナサイドエアバッグ64に代えて、ショルダエアベルト30(ショルダウエビング14)をガイドするためのベルトガイド72を備える点で、第3の実施形態に係る車両用乗員拘束装置60とは異なる。
ベルトガイド72は、シートバック24の上端面における車幅方向内側の肩部を構成する上端面24Aに設けられ、該シートバック24の上端面24Aとの間にショルダエアベルト30の通過可能な空間を形成している。具体的には、ベルトガイド72は、シートバック24の上端面24A側に凹となる弓形(逆U字状)に形成されたガイド本体74と、ガイド本体74のシート幅方向外端部を車両前後方向に沿った軸線廻りに回動可能に支持する軸支持部76と、ガイド本体74のシート幅方向内端がシートバック24の上端面24Aに当接する状態を維持するための図示しないガイド保持手段とを有する。このガイド保持手段による保持状態でガイド本体74は、シートバック24の上端面24Aとの間に形成された隙間にショルダエアベルト30を挿通させ、該ショルダエアベルト30(ショルダウエビング14)の乗員Pに対する装着位置がずれることを防止するようになっている。
ガイド保持手段は、例えば、ガイド本体74を図5(A)の矢印R1方向に付勢するスプリングとして構成されても良く、所定値以上の荷重が作用した場合に係合が解除(破壊を含む)されるファスナやクリップとして構成されても良い。これにより、ベルトガイド72では、ショルダエアベルト30の膨張された場合にガイド本体74が軸支持部76周りに回転され、該ショルダエアベルト30の適正な膨張を阻害しない構成とされている。
また、ガイド本体74における軸支持部76側の端部には、ストッパ78が形成されている。ストッパ78は、ガイド本体74が軸支持部76廻りの矢印R2方向に所定角度だけ回転されるとシートバック24の上端面24Aに当接し、図5(B)に示される如く、それ以上のガイド本体74の矢印R2方向への回転を規制する構成とされている。そして、このように矢印R2方向への回転が規制された展開姿勢をとるガイド本体74は、シートバック24の上端面24A上で起立され、膨張されたショルダエアベルト30をシート幅方向の外側から支持するようになっている。このガイド本体74の展開姿勢をエアベルト支持姿勢ということとする。車両用乗員拘束装置70の他の構成は、車両用乗員拘束装置60(車両用乗員拘束装置10)の対応する構成と同じである。
上記構成の車両用乗員拘束装置70では、ECU40がバックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ前突センサ42からの信号に基づき前突が生じた又は不可避であると判断した場合に、インフレータ66、インフレータ32をこの順で作動させる。すると、アウタサイドエアバッグ62はショルダエアベルト30に先行して膨張、展開され、該ショルダエアベルト30をシート幅方向の外側から支持する。
一方、ベルトガイド72は、膨張するショルダエアベルト30によってガイド本体74が展開され、エアベルト支持姿勢に移行する。これにより、車幅方向内側のショルダエアベルト30は、ベルトガイド72によってシート幅方向への移動が抑制される。
以上説明したように、参考例に係る車両用乗員拘束装置70によっても、乗員Pの保護について、第3の実施形態に係る車両用乗員拘束装置60(車両用乗員拘束装置10)と基本的に同様の作用によって同様の効果を得ることができる。すなわち、本発明における第2膨張部は、左右一対の第1膨張部(ショルダエアベルト30)に対応して左右一対設けられる構成に限定されず、左右何れか一方の第1膨張部を車幅方向外側から支持するように設けられれば足りる。
(第の実施形態)
図6には、本発明の第の実施形態に係る車両用乗員拘束装置80が図1に対応する正面図にて示されている。これらの図に示される如く、車両用乗員拘束装置80は、4点式シートベルト装置12を構成するラップウエビング16に設けられたラップエアベルト35に代えて、それぞれ第2膨張部としてのクッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84を備える点で、第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10とは異なる。
クッションアウタエアバッグ82は、車両用シート11を構成するシートクッション28内の車幅方向外端部分(サイドドア46側)に折り畳み状態で配置されており(図示省略)、該シートクッション28の内側又は下側に配置された図示しないインフレータからのガス供給を受けることで、図6に示される如く膨張、展開される構成とされている。クッションインナエアバッグ84は、シートクッション28内の車幅方向内端部分(センタコンソール48側)に折り畳み状態で配置されており(図示省略)、該シートクッション28の内側又は下側に配置された図示しないインフレータからのガス供給を受けることで、図6に示される如く膨張、展開される構成とされている。これらのクッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84は、膨張、展開状態で乗員Pの腰部を拘束するように構成されている。
そして、車両用乗員拘束装置80では、図6に示される如く、クッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84は、それぞれ膨張、展開される左右同じ側のショルダエアベルト30に対し、膨張してシート幅方向外側から接触するように、その展開形状が設定されている。すなわち、この実施形態に係る車両用乗員拘束装置80では、ショルダエアベルト30が前突に対する乗員保護機能を発揮するために膨張、展開される際に、クッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84が対応するショルダエアベルト30をシート幅方向外側から支持する構成とされている。
また、車両用乗員拘束装置80では、図6に示される如く、クッションアウタエアバッグ82の反力は、サイドドア46にて支持され、クッションインナエアバッグ84の反力はセンタコンソール48にて支持されるようになっている。
さらに、車両用乗員拘束装置80では、ショルダエアベルト30はインフレータ32からフレキシブルチューブ34等を通じてガス供給を受ける一方、クッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84は上記の通り対応するインフレータからガス供給を受ける構成とされている。
そして、車両用乗員拘束装置80では、クッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84がショルダエアベルト30に対し先行して膨張、展開されるように、ECU40がインフレータ32を含む各インフレータの作動タイミングを制御するようになっている。すなわち、ECU40は、バックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ前突センサ42からの信号に基づき前突が生じた又は不可避であると判断した場合に、先ずクッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84用のインフレータを作動し、該作動から所定時間経過後にインフレータ32を作動させる構成とされている。
また、車両用乗員拘束装置80を構成するECU40は、バックルセンサ44からの信号に基づきバックル18とタングプレート20とが結合さており、かつ図示しない側突センサからの信号に基づき側突が生じた又は不可避であると判断した場合に、クッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84用のインフレータを作動してクッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84を膨張、展開させるようになっている。車両用乗員拘束装置80の他の構成は、車両用乗員拘束装置10の対応する構成と同じである。
したがって、第の実施形態に係る車両用乗員拘束装置80によっても、乗員Pの保護について、第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置10と基本的に同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
また、車両用乗員拘束装置80では、側面衝突に対し乗員Pを保護するためのクッションアウタエアバッグ82、クッションインナエアバッグ84によって、前面衝突の際にショルダエアベルト30をシート幅方向に支持することができる。このため、ショルダエアベルト30の乗員に対する位置ずれを抑制するための専用の部品を用いる(追加する)ことなく、ショルダエアベルト30の乗員Pに対する位置ずれを抑制することができる。
なお、クッションアウタエアバッグ82に代えて、例えば側面衝突の際に、乗員Pとサイドドア46との間で膨張、展開され、該側面衝突に対し乗員Pを保護するサイドエアバッグをシートクッション28の外側部から膨張展開させる構成としても良い。同様に、クッションアウタエアバッグ82に代えて、例えば側面衝突の際に、乗員Pと車幅方向に隣り合う車両用シート11(の乗員P)との間で膨張、展開され、該側面衝突に対し乗員Pを保護するサイドエアバッグをシートクッション28の内側部から膨張展開させる構成としても良い。
なお、上記の説明では、第1〜第の実施形態を例示したが、本発明はこれらに限定されることはなく、各種変形が可能である。したがって例えば、第1の実施形態においてショルダエアベルト30とラップエアベルト35とが独立して(別個の)インフレータからガス供給を受ける構成としても良い。この場合、第2、第3の実施形態の如く、ラップエアベルト35用のインフレータを先に作動し、次いでショルダエアベルト30用のインフレータを作動させる構成を採用することができる。またこの場合、ショルダエアベルト30にガスを供給するインフレータをシートバックに設けることができる。また、左右のショルダエアベルト30でインフレータを共通化したり、左右のラップエアベルト35(ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54、アウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64)でインフレータを共通化したり、計4つのショルダエアベルト30、ラップエアベルト35(ドア付エアバッグ52、コンソール付エアバッグ54、アウタサイドエアバッグ62、インナサイドエアバッグ64)に対しインフレータを共通化したりすることも可能である。
また、上記した各実施形態では、4点式シートベルト装置12が上側リトラクタ22、下側リトラクタ26を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ショルダウエビング14とラップウエビング16とを単一のウエビングで連続的に構成すると共に、バックル18、タングプレート20を上記単一のウエビングにスライド可能に設けることで、上側リトラクタ22又は下側リトラクタ26に代えてアンカを設ける構成としても良い。また、上側リトラクタ22、下側リトラクタ26はプリテンショナ機能を有する構成には限定されず、例えば、ショルダエアベルト30の膨張によってショルダウエビング14を長手方向に短縮させることでプリテンショナ機能を果たすようにしても良い。
さらに、上記した各実施形態では、車室の車幅方向中央部からオフセットして配置されセンタコンソール48にて隣席から離間された車両用シート11に本発明が適用された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベンチシートや車幅方向の中央に配置されたシート等に本発明を適用しても良い。すなわち、本発明は、1列目シートに適用されるのに限られず、2列目以降のシートに適用されても良い。また、上記した第2、第3、第5の実施形態では、第2膨張部としてのコンソール付エアバッグ54、インナサイドエアバッグ64、クッションインナエアバッグ84の反力をセンタコンソール48にて取るように構成したが、本発明はこれに限定されず、他の方法(構造)によって上記第2膨張部の反力を取るようにしても良い。
本発明の第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置の作動状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施形態に係る車両用乗員拘束装置の概略全体構成を示す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用乗員拘束装置の作動状態を示す正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用乗員拘束装置の作動状態を示す図であって、(A)は正面図、(B)は側面図である。 参考例に係る車両用乗員拘束装置を示す図であって、(A)は非作動状態の要部を示す正面図、(B)は作動状態の要部を示す正面図である。 本発明の第の実施形態に係る車両用乗員拘束装置の作動状態を示す正面図である。
符号の説明
10 車両用乗員拘束装置
12 4点式シートベルト装置
14 ショルダウエビング(ウエビングにおける上体拘束部)
16 ラップウエビング(ウエビングにおける腰拘束部)
24 シートバック(車室内に設けられた部材)
30 ショルダエアベルト(第1膨張部)
32 インフレータ(ガス供給手段)
34 フレキシブルチューブ(ガス供給手段)
35 ラップエアベルト(第2膨張部)
36 フレキシブルチューブ(ガス供給手段)
46 サイドドア(車室の内壁を構成する部分)
48 センタコンソール(車室内に設けられた部材)
50・60・70・80 車両用乗員拘束装置
52 ドア付エアバッグ(第2膨張部)
54 コンソール付エアバッグ(第2膨張部)
56 インフレータ(ガス供給手段)
58 インフレータ(ガス供給手段)
62 アウタサイドエアバッグ(第2膨張部)
64 インナサイドエアバッグ(第2膨張部)
66 インフレータ(ガス供給手段)
68 インフレータ(ガス供給手段)
82 クッションアウタエアバッグ(第2膨張部)
84 クッションインナエアバッグ(第2膨張部)

Claims (8)

  1. 左右一対の乗員拘束用のウエビングを有する4点式シートベルト装置と、
    前記左右一対のウエビングにおける乗員の上体を拘束する上体拘束部のそれぞれに設けられ、ガス供給手段からのガス供給により膨張して乗員上体の前側で互いにシート幅方向に押し合うように展開される左右一対の第1膨張部と、
    前記第1膨張部が膨張する際にガス供給手段からのガス供給により膨張して、前記左右一対の第1膨張部に対しシート幅方向外側から接触することで、該左右一対の第1膨張部のそれぞれをシート幅方向外側から支持するように展開される左右一対の第2膨張部と、
    を備えた車両用乗員拘束装置。
  2. 前記第2膨張部は、前記第1膨張部よりも前に展開が完了するように設定されている請求項1記載の車両用乗員拘束装置。
  3. 前記第2膨張部は、膨張して乗員の腰部を拘束する機能を有する請求項1又は請求項2記載の車両用乗員拘束装置。
  4. 前記第2膨張部は、前記ウエビングにおける乗員の腰部を拘束する腰拘束部に設けられている請求項記載の車両用乗員拘束装置。
  5. 前記第2膨張部は、車室内に設けられた部材又は車室の内壁を構成する部分に設けられている請求項1〜請求項3の何れか1項記載の車両用乗員拘束装置。
  6. 前記第2膨張部は、サイドドア及びセンタコンソールのそれぞれに設けられている請求項記載の車両用乗員拘束装置。
  7. 前記第2膨張部は、シートバックの側部に設けられている請求項記載の車両用乗員拘束装置。
  8. 前記第2膨張部は、シートクッションの側部に設けられている請求項記載の車両用乗員拘束装置。
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