JP2008037281A - シート取付乗員拘束装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張時において乗員の略周縁部へ展開する複数のエアバッグに優先度毎に圧力流体が供給されるように設定できると共に、上記圧力流体を共通に供給するガス供給手段を簡素化することができるシート取付乗員拘束装置を提供する。
【解決手段】背もたれ部1Bと、膨張時において乗員2の側部へ展開するように背もたれ部1B内にそれぞれ設けた2個のサイドエアバッグ11a,11bと、2個のサイドエアバッグ11a,11bにガスを共通に供給するインフレータ13と、このインフレータ13を介した2個のサイドエアバッグ11a,11bへのガスの供給優先度を設定するガス供給孔15a,15bとを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動車などの車両に装備されてエアバッグを備えたシート取付乗員拘束装置に関する。
従来、例えば運転席においてハンドルの回転中心から運転者側に膨張展開する運転席用エアバッグ装置や、インストルメントパネルから助手席側に膨張展開する助手席用エアバッグ等、自動車の衝突時等に乗員の身体を拘束するための各種エアバッグ装置が使用されている。
近年、衝突などによる車体横転等で、自動車に大きな外力が加わる大事故が発生した場合、その際の衝撃により乗員の腰部や、胸部の側部に衝撃が加わる可能性があることから、このような場合に対応するためのサイドエアバッグが既に提唱されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開平7−267037号公報 特開平7−267038号公報
上記従来技術におけるサイドエアバッグは、乗員の腰部、頭部及び胸部に対応して膨出するように運転席並びに助手席の両側、すなわち上記運転席並びに助手席の外側(ドア側)及び隣座席側(内側)に配置されており、これら両サイドエアバッグは、座席両側に個別に設けたエアバッグ装置のインフレ−タにより所定の大きさ形状にそれぞれ膨らませるように構成されている。
更に上記サイドエアバッグは、自動車の側面衝突時には、一方側(外側)のサイドエアバッグが乗員に加わる慣性力を効果的に吸収しつつ、車体側壁側に対する乗員の二次衝突を防止すると共に他側(内側)のサイドエアバッグでは、乗員が車室内内装物に三次衝突するのを確実に防止するために、内側のサイドエアバッグが外側のサイドエアバッグよりタイミングを遅らせて膨出させることで上記三次衝突による衝撃を効果的に吸収するようにした構成が開示されている。
ところで、上記のエアバッグ装置は、座席両側に独立して設けられている内側のサイドエアバッグと外側のサイドエアバッグが、個別に対応して設けたエアバッグ装置のインフレ−タにより所定の大きさ形状にそれぞれ膨らませるように構成されると共に、タイミングを遅らせて上記各サイドエアバッグに膨出信号を出力するセンサも個別に配置されているので、電気的且つ機械的構成が複雑になる問題を有していた。
本発明の目的は、膨張時において乗員の略周縁部へ展開する複数のエアバッグに優先度毎に圧力流体が供給されるように設定できると共に、上記圧力流体を共通に供給するガス供給手段を簡素化することができるシート取付乗員拘束装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、背もたれ部と、膨張時において少なくとも乗員の側部を含む乗員の略周縁部へ展開するように前記背もたれ部内にそれぞれ設けた複数のエアバッグと、前記複数のエアバッグに圧力流体を共通に供給するガス供給手段と、このガス供給手段を介した前記複数のエアバッグへの前記圧力流体の供給優先度を設定する供給優先度設定手段とを有することを特徴とする。
膨張時において少なくとも乗員の側部を含む乗員の略周縁部へ展開する複数のエアバッグの内、供給優先度が設定された最初のエアバッグにガス供給手段を介して圧力流体が供給されて背もたれ部の内部で膨張を開始し、その膨張途中で背もたれ部の開裂部を押圧して開裂する。そして、優先順位毎にガス供給手段を介して圧力流体が順次エアバッグに供給されて開口した開裂部を通じてエアバッグが背もたれ部の外部へ膨出し、乗員の側部または上方等の略周縁部へ展開する。
本発明は、膨張時において乗員の略周縁部へ展開する複数のエアバッグが、圧力流体を共通に供給するガス供給手段を介して供給優先度が設定された供給優先度設定手段により優先順位毎に供給されるようになっているので、上記ガス供給手段を簡素化することができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記ガス供給手段は、1つのインフレ−タと、このインフレ−タからの前記圧力流体を前記複数のエアバッグへ導く導入管路とを備えることを特徴とする。
1つのインフレ−タが作動すると、複数のエアバッグが導入管路により優先順位毎に導かれた圧力流体により所望の態様で順次膨張展開する。これにより、複数のエアバッグを1つのインフレ−タにより優先順位毎に順次乗員の略周縁部へ膨張展開させることができる。
第3の発明は、上記第2発明において、前記導入管路は、略U字形状であることを特徴とする。
これにより、導入管路を複数のエアバッグと共に座席シートの背もたれ部内に収容することで上記背もたれ部の強度支持部材を兼ねることができる。
第4の発明は、上記第2又は第3の発明において、前記供給優先度設定手段は、前記導入管路に設けた逆止弁であることを特徴とする。
これにより、導入管路に設けた逆止弁の下流側に位置するエアバッグを上流側に位置するエアバッグよりも高圧にすることが可能となり、1つのインフレ−タから供給される圧力流体を複数のエアバッグへ内圧差を設けて導入することができる。
第5の発明は、上記第2又は第3発明において、前記供給優先度設定手段は、前記導入管路に設けた絞り手段であることを特徴とする。
これにより、複数のエアバッグ間の導入管路に設けた絞り手段を、管路径を異ならせるだけの簡素な構成により優先度毎に圧力流体の流量を調整することができる。
第6の発明は、上記第2又は第3発明において、前記供給優先度設定手段は、前記複数のエアバッグそれぞれに対応して前記導入管路に設けられ、各エアバッグごとに前記圧力流体の供給量を調整するように個数又は径の大きさを異ならせた開口部であることを特徴とする。
これにより、複数のエアバッグのそれぞれに対応して導入管路に設けられる開口部が、優先度毎に個数または口径の大きさを異ならせる簡素な構成で流量を調整することができる。
本発明によれば、膨張時において乗員の略周縁部へ展開する複数のエアバッグに優先度毎に圧力流体が供給されるように設定できると共に、上記圧力流体を共通に供給するガス供給手段を簡素化することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態によるシート取付乗員拘束装置の斜視図であり、図2はエアバッグ装置を背もたれ部に収容した座席シートの正面図、図3は乗員が座席シートに着座した状態を示す側面図、図4は導入管路に逆止弁を備えたエアバッグ装置を示す正面図、図5は図4のA−A断面図、図6はオリフィスを設けた導入管路左側の取付部に対するサイドエアバッグの取付け構造を示す分解斜視図である。
図1においては、図示の煩雑を避けるためエアバッグを省略して示している。なお、以下において、前方とは座席シートに着座した乗員2が正面を向いている方向(例えば自動車の前方)を示し、後方とはその逆の方向を示す。
図1において、本実施形態のシート取付乗員拘束装置は、図3に示す乗員2が着座する座席シート1の背もたれ部1Bと、上記背もたれ部1B内にそれぞれ設けた複数(本実施例では2つ)のエアバッグ11a,11bと、これら2つのエアバッグ11a,11bにガス(圧力流体)を共通に供給するインフレータ13と、このインフレータ13を介して上記2つのエアバッグ11a,11bへガスの供給優先度を設定するガス供給孔15a,15b(供給優先度設定手段)が形成された導入管路12等とから構成されている。
上記座席シート1は座部1Aを有し、この座部1Aから背もたれ部1Bが上方に突出している。この背もたれ部1Bの頂部には、導入管路12(後述する)の上部に支持部(図示せず)を介してヘッドレスト1C(図2参照)が取り付けられている。
上記背もたれ部1B内には、事故による車体横転時等に乗員2の胸部2A及び腰部2B(図4参照)の側部または頭部の側部を拘束するためのエアバッグ装置10(図2参照)を装備している。
このエアバッグ装置10は、2枚の基布35を平坦状に重ねて縫製結合した袋体(図5参照)から構成され、膨張時において乗員2の胸部2Aないし腰部2Bの側部から前方ないし上方へ展開するように座席シート1の背もたれ部両側の内部に設けた一対のサイドエアバッグ11a,11bから成るエアバッグ11と、後述する導入管路のエアバッグ取付部Mに図示しない上方ガイド部材及び下方ガイド部材が一体に形成されて上記エアバッグ11が折り畳まれた状態で収納されるリテーナ(不図示)と、上記エアバッグ11を膨張展開させるためのガスを供給する1つのインフレータ13(図1、図2参照)と、このインフレータ13を一端に設けてインフレータ13からのガスを各サイドエアバッグ11a,11bに導入する導入管路12とを備え、上記1つのインフレータ13と、上記導入管路12とによりガス供給手段が構成されている。
また、座席シート1は、サイドプレート14A,14B及びクロスメンバー14C(図1参照)等から座席シート1の骨格を形成するフレーム状に構成されており、上記導入管路12は略U字型に折曲されて上記フレーム内部に保持されている。
上記座席シート1の座部1A及び背もたれ部1Bには、それぞれ全体が表皮布材で被覆されており、そのうち背もたれ部1Bを被覆している表皮布材の両側表面(不図示)には、ミシン目などで他の箇所より破断しやすいティアライン(開裂部)が形成されている。
なお、図示はしないが、エアバッグ装置10が搭載される自動車には、当該自動車が衝突(側突を含む)した際や横転した際に、それらの発生(もしくは発生の予測)を検知する各種センサが設けられている。そして、インフレータ制御回路(図示せず)が、センサからの検知信号に基づいてインフレータ13のイニシエータ(図示せず)を起動させる。
両サイドエアバッグ11a,11bは、平常時にはリテーナ(図示せず)内に折り畳まれた状態で収納されている。一方、例えば自動車が上記衝突・横転した場合等には、前記センサがこれを検知し、インフレータ制御回路からインフレータ13のイニシエータに起動信号が入力されて上記イニシエータが起動し、図2〜図4に示すように、エアバッグ11の展開部が膨張して自動車の内部側面と乗員2の側面の間、ないしこの乗員2の側面に隣接して搭乗する乗員2の側面間に展開する。このとき、エアバッグ11は背もたれ部1B両側の表皮布材に形成されているティアライン(不図示)を開裂してから外部に膨出し、乗員2の両側に展開する。
なお、インフレータ13のイニシエータ(図示せず)と前述したインフレータ制御回路(図示せず)とは図示しないケーブルにより接続されており、このケーブルを介してインフレータ13の点火制御が行われる。
そして、エアバッグ11の前方展開部(不図示)の働きにより乗員2の両側部を挟むように膨張し、乗員2の身体両側部を拘束して胸部2Aないし腰部2Bへの負担を軽減できる。
これら図1及び図2において、上記導入管路12は、逆U字型に折曲された例えば金属製のパイプである。この導入管路12の両下端は、座席シート1の背もたれ部1B内における車幅方向両側に設けられた一対のサイドプレート14A,14Bに対し、上記両サイドプレート14A,14Bの内側に設けられた例えば金属製のクランプバンド18aによって上下2箇所が取付けられている。また、上記導入管路12の一方側(本実施形態では車幅方向左側。図1、図2、図4中右側)の下端に設けられたインフレ−タ13も一方のサイドプレート14Bの内側に金属製のクランプバンド18bによって上下2箇所が取付けられている。
そして、これらサイドプレート14A,14B間は、略車幅方向に沿うように延設されたクロスメンバー14C,14Cが接続されており、これらは、ともに座席シート1の背もたれ部1B内に設けられている。
図5、図6に示すように、U字型構造とされる上記導入管路12の両側には、所定高さ位置にサイドエアバッグ11a,11bを取付けるためのエアバッグ取付部Mが設けられており、これらのエアバッグ取付部Mには、後述する複数の開口部(オリフィス)OFとなるガス供給孔15a,15bがそれぞれ穿孔されている。
これらガス供給孔15a,15bには、サイドエアバッグ11a,11bのガス導入口20(後述する)を対応させた状態で後述する取付部材31によりこれらサイドエアバッグ11a,11bが取り付けられ、これらのガス供給孔15a,15bから上記ガス導入口20を介してインフレータ13からの圧力ガスがサイドエアバッグ11a,11bにそれぞれ導入されるようになっている。
この取付部材31は、図5、図6に示すように、上記導入管路12に上記サイドエアバッグ11a,11bを取付ける一対の取付プレート31A,31Bから成り、これら両取付プレート31A,31Bは、中央に上記導入管路12を挟み込むための半円形状の嵌合凹部が形成され、その両側には4個の取付け孔22を設けたフランジFが設けられており、一方の取付プレート31Aには、上記嵌合凹部の中央にガスを供給するためのガス供給用長孔16が上記ガス供給孔15a,15bに対応して形成されている。
そこで、導入管路12の他側端に一方のサイドエアバッグ11bを取付ける際は、先ず、一方の取付プレート31Aをサイドエアバッグ11aの内部に挿入し、この状態で取付プレート31Aのガス供給用長孔16を上記サイドエアバッグ11bのガス導入口20に対応させると共に、このガス導入口20を上記導入管路12のガス供給孔15aに対応させた状態で、上記取付プレート31Aと取付プレート31Bの嵌合凹部を上記導入管路12に挿嵌し、両フランジFの取付け孔22及び片側の基布35の取付け孔34(図6参照)に4本の取付ボルトBを挿通して両取付プレート31A,31Bを締結する。
同様にして導入管路12の一側端にも他方のサイドエアバッグ11aが取付けられる。このようにして、両サイドエアバッグ11a,11bは、導入管路12のエアバッグ取付部Mのリテーナ(図示せず)に折り畳まれた状態で収容される。
次に本発明の要部である供給優先度設定手段に付き説明する。図7は、両側端部に供給優先度設定手段となるガス供給孔を設けた導入管路の斜視図である。
図7において、逆U字型に折曲形成された導入管路12の両側端には、供給優先度設定手段となる複数のオリフィスOFを構成する同一口径となる複数のガス供給孔15a,15bが開口しており、図4、図6にも示されるように導入管路12の一側端に形成された2個のガス供給孔15bには一方のサイドエアバッグ11aが対応し、インフレータ13が取付けられた導入管路12他側端の3個のガス供給孔15aには他方のサイドエアバッグ11bがそれぞれ対応して装着されており、膨張時におけるガスがガス供給孔の個数の多い優先順位毎に対応する各サイドエアバッグに供給されるようになっている。
以上説明した構成である本実施形態のシート取付乗員拘束装置においては、イニシエータの起動によりインフレータ13からガスが導入管路12に供給された際は、少ない個数のガス供給孔15bよりも多いガス供給孔15aから優先的に導入されるガスにより、一方のサイドエアバッグ11aが他方のサイドエアバッグ11bより優先して膨出する。これにより、優先して膨出する一方のサイドエアバッグ11aにより乗員2に加わる慣性力を効果的に吸収しつつ、車体側壁側に対する乗員2の二次衝突を防止できると共に、遅れて膨出する他方のサイドエアバッグ11bにより乗員2が車室内内装物に三次衝突するのを防止することができる。
このように、本実施形態によれば、導入管路12に異なる個数のガス供給孔15a,15bを設けることで、複数のサイドエアバッグ11a,11bが乗員2の側部へ優先順位にしたがって膨出する構成を実現できる。したがって、ガス供給手段を簡素化することができる。
また、本実施形態では特に、1つのインフレ−タ13からのガスを導入管路12により複数のサイドエアバッグ11a,11bへ導く構成とする。これにより、複数のエアバッグに対し複数のインフレータによりガスを供給して膨出させる構成に比べ、構成を簡素化することができると共に、装置の小型化、重量の低減、及びコストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では特に、導入管路12を略U字形状とする。これにより、導入管路12を座席シート1の背もたれ部1B内に収容することで、上記背もたれ部1Bの強度支持部材を兼ねることができる。
なお、以上においては、上述した供給優先度設定手段としてのガス供給孔15a,15bは、同一口径となるガス供給孔の数によりガスの流量を調整するように構成したが、ガス供給孔の口径の大きさによりガスの流量を調整することも可能である。
また、供給優先度設定手段は、上記一実施形態のガス供給孔15a,15bに限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
例えば図1及び図2には、供給優先度設定手段の第1の変形例として絞り手段が二点鎖線で示されている。この絞り手段としての絞り弁MVは、逆U字型に折曲された導入管路12上部の中間部位に設けられている。この絞り弁MVは、導入管路12の外径を絞り形成して管路内径を所定の管径に縮径することでガスの流量を制限する。これによりインフレータ13に対し、絞り弁MVの手前の導入管路12に装着したサイドエアバッグ11bが、絞り弁MVの先に装着したサイドエアバッグ11aよりも優先的に膨出するよう設定することができる。
また、図4には供給優先度設定手段の第2の変形例として逆止弁CVが二点鎖線で示されている。この逆止弁CVは、逆U字型に折曲された導入管路12上部の中間部位に設けられている。そして、インフレータ13からガスが導入管路12に供給された際は、逆止弁CVを通過したガスは逆止弁CVからの逆流が阻止されるため、導入管路12一側端に装着された一方のサイドエアバッグ11aの内圧を保持させる。これにより、インフレータ13に対し、逆止弁CVの先の導入管路12に装着したサイドエアバッグ11aが、上記逆止弁CVの手前に装着したサイドエアバッグ11bよりも内圧が高くなるように、内圧差を設けて展開することができる。
図8は、本発明の他の実施形態によるシート取付乗員拘束装置であって、(a)は導入管路に3個のエアバッグを取付けたエアバッグ装置を示す正面図、(b)は3個のエアバッグに対応して優先度毎に異なる個数のガス供給孔を形成した導入管路の正面図である。
図8において、導入管路12のインフレータ13側から順に先端に向けて同一口径となるガス供給孔15a,15b,15cが供給優先度設定手段として形成されており、最初のガス供給孔15cは4個の開口部から構成されると共に、次のガス供給孔15bは3個の開口部から構成され、最後のガス供給孔15aは2個の開口部から構成されている。
このように、導入管路12のインフレータ13側から最大個数として設けられた開口部から順に個数を減少させつつガス供給孔15a,15b,15cを設けることにより、これらガス供給孔15a,15b,15cに対応して装着される3つのサイドエアバッグ11a,11b,11cをインフレータ13側から順に上記導入管路12の先端側よりタイミングを早めて優先度毎に膨出させることができる。
以上説明した他の実施形態においても、前述した一実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、以上説明した各実施形態では、乗員の頭部及び胸部の側方へ展開するサイドエアバッグに本発明を適用した例を示したが、これに限られず、例えば乗員の頭部上方へ展開するルーフエアバッグ等、本発明は他の拘束デバイスに対しても適用可能である。
また、上述した各実施形態の具体的な構成は、本発明の内容を厳密に限定するものではなく、上記供給優先度設定手段は、開口部(オリフィス)OFとなるガス供給孔15a,15bや、絞り手段としての絞り弁MV、または逆止弁CVを1つの導入管路12に適宜組合わせて構成することも可能であり、細部に関しては本発明の趣旨に沿って多様に変更できることはもちろんである。
本発明の一実施の形態によるシート取付乗員拘束装置の斜視図である。 エアバッグ装置を背もたれ部に収容した座席シートの正面図である。 乗員が座席シートに着座した状態を示す側面図である。 導入管路に逆止弁を備えたエアバッグ装置を示す正面図である。 図4のA−A断面図である。 オリフィスを設けた導入管路左側の取付部に対するサイドエアバッグの取付け構造を示す分解斜視図である。 両側端部に供給優先度設定手段となるガス供給孔を設けた導入管路の斜視図である。 本発明の他の実施形態によるシート取付乗員拘束装置であって、(a)は導入管路に3個のエアバッグを取付けたエアバッグ装置を示す正面図、(b)は3個のエアバッグに対応して優先度毎に異なる個数のガス供給孔を形成した導入管路の正面図である。
符号の説明
1 座席シート
1B 背もたれ部
1C ヘッドレスト
2 乗員
10 エアバッグ装置
11 エアバッグ
11a,11b,11c サイドエアバッグ
12 導入管路(ガス供給手段)
13 インフレータ(ガス供給手段)
15a,15b,15c ガス供給孔(供給優先度設定手段)
CV 逆止弁(供給優先度設定手段)
MV 絞り弁(絞り手段、供給優先度設定手段)
OF 開口部

Claims (6)

  1. 背もたれ部と、
    膨張時において少なくとも乗員の側部を含む乗員の略周縁部へ展開するように前記背もたれ部内にそれぞれ設けた複数のエアバッグと、
    前記複数のエアバッグに圧力流体を共通に供給するガス供給手段と、
    このガス供給手段を介した前記複数のエアバッグへの前記圧力流体の供給優先度を設定する供給優先度設定手段と
    を有することを特徴とするシート取付乗員拘束装置。
  2. 請求項1記載のシート取付乗員拘束装置において、
    前記ガス供給手段は、
    1つのインフレ−タと、
    このインフレ−タからの前記圧力流体を前記複数のエアバッグへ導く導入管路とを備えることを特徴とするシート取付乗員拘束装置。
  3. 請求項2記載のシート取付乗員拘束装置において、
    前記導入管路は、略U字形状であることを特徴とするシート取付乗員拘束装置。
  4. 請求項2又は3記載のシート取付乗員拘束装置において、
    前記供給優先度設定手段は、
    前記導入管路に設けた逆止弁であることを特徴とするシート取付乗員拘束装置。
  5. 請求項2又は3記載のシート取付乗員拘束装置において、
    前記供給優先度設定手段は、
    前記導入管路に設けた絞り手段であることを特徴とするシート取付乗員拘束装置。
  6. 請求項2又は3記載のシート取付乗員拘束装置において、
    前記供給優先度設定手段は、
    前記複数のエアバッグそれぞれに対応して前記導入管路に設けられ、各エアバッグごとに前記圧力流体の供給量を調整するように個数又は径の大きさを異ならせた開口部であることを特徴とするシート取付乗員拘束装置。
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