JP6992591B2 - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

車両用乗員保護装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6992591B2
JP6992591B2 JP2018031973A JP2018031973A JP6992591B2 JP 6992591 B2 JP6992591 B2 JP 6992591B2 JP 2018031973 A JP2018031973 A JP 2018031973A JP 2018031973 A JP2018031973 A JP 2018031973A JP 6992591 B2 JP6992591 B2 JP 6992591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
occupant
protection device
seat airbag
airbag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018031973A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019147426A (ja
Inventor
治敏 本島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018031973A priority Critical patent/JP6992591B2/ja
Publication of JP2019147426A publication Critical patent/JP2019147426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6992591B2 publication Critical patent/JP6992591B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両用乗員保護装置に関する。
特許文献1には、車両用シートのシートバック上部に収納された車両用乗員保護装置が開示されている。この特許文献1に開示された車両用乗員保護装置によれば、車両衝突時又はロールオーバー時にエアバッグ及びネットが展開される。その後、エアバッグ及びネット等に連結されたウェビングがプリテンショナによって引き込まれることで、乗員の頭部と胴体の上部とが拘束される構造となっている。
特開2010-126141号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている車両用シートでは、乗員の体格、着座姿勢及び衝突形態によっては、相対的に耐性値が低い乗員腹部に荷重が集中する傾向にあり、改善の余地がある。
そこで、本発明は上記事実を考慮し、様々な条件下で乗員を適切に拘束することができる車両用乗員保護装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の乗員保護装置は、シートバックの上部に収納され、膨張展開状態で着座状態の乗員の肩部から腰部までをシート前方側から覆うシートエアバッグと、前記シートエアバッグの下端側に一端を連結されたテザーと、前記シートエアバッグの膨張展開後に前記テザーをシート後方かつ下方へと引き込む引き込み手段と、を備え、前記引き込み手段は、前記シートバックにおける下端側に設置され、乗員の着座状態で膨張展開が完了した状態の前記シートエアバッグの下端よりもシート下方側に前記引き込み手段の全体が位置するように配置されている。
請求項に記載の乗員保護装置は、シートバックの上部に収納され、膨張展開状態で着座状態の乗員の肩部から腰部までをシート前方側から覆うシートエアバッグと、前記シートエアバッグの下端側に一端を連結されたテザーと、前記シートエアバッグの膨張展開後に前記テザーをシート後方かつ下方へと引き込む引き込み手段と、を備え、前記引き込み手段は、シートクッションにおける前記シートバックの前端よりも後方側に設置されている。
請求項1及び請求項2にそれぞれ記載の乗員保護装置によれば、乗員の肩部から腰部までを覆うシートエアバッグが、シートバックの上部から膨張展開される。その後、シートエアバッグの下端側に一端を連結されたテザーが、引き込み手段によってシート後方かつ下方へと引き込む。これにより乗員は、車両の前面衝突等により前方又は斜め前方へと上半身が投げ出されたときに、乗員の肩部から腰部までの広い範囲で上半身が拘束される。このように、シートエアバッグと乗員の上半身との接触面積が大きくなることによって、乗員の上半身に作用する荷重が分散される。なお、ここで、シートエアバッグが前方側から覆う「腰部」とは、必ずしも腰全体でなくてもよく、腰の前方側の一部(例えば、下腹部)のみであってもよい。
また、シートエアバッグによって上半身のシート前方側への移動が抑制されるため、乗員の骨盤の後方への回転が抑制される。なお、ここでいう「後方への回転」とは、シートに着座した乗員を左側面からの視点で見た際に、時計回りに回転することをいう。そのため、乗員の上半身が、前方から乗員に向けて膨張展開されるエアバッグの下側へ潜り込んでしまう「サブマリン現象」の発生が抑制される。
さらに、乗員の上半身が、シートエアバッグによってシートバック側へ拘束されるため、シートの位置、乗員の着座姿勢及びシートの向き等の影響を受けることなく、乗員が拘束される。
また、請求項に記載の乗員保護装置によればシートエアバッグの膨張展開時に、テザーがシート後方かつ下側に引き込まれる。これにより、シートエアバッグは、膨張展開後に乗員の上半身に沿って配置されることとなる。そのため、シートエアバッグと乗員の上半身との接触面積が大きくなる。したがって、乗員の上半身を効果的にシートバックに拘束することができる。併せて、乗員の上半身への負荷(反力)が分散される。
また、請求項に記載の乗員保護装置によれば、シートエアバッグの展開時に、テザーがシートクッションの後端側へと引き込まれる。これにより、テザーが連結されたシートエアバッグがシートバック側へ引っ張られる。そのため、乗員の上半身が、シートエアバッグによって、シートバック方向へと押さえつけられる。このように、乗員の上半身が拘束されることで、乗員の骨盤の後方への回転が抑制される。これにより、サブマリン現象の発生が抑制される。
請求項に記載の乗員保護装置は、請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置において、車両の前面衝突を予知又は検知するセンサーと、左右片側の肩部から延出されたショルダベルトを含むシートベルトを備え、前記センサーにより前面衝突を予知又は検知後に、前記ショルダベルトに張力を付与する張力付与手段と、前記張力付与手段の作動開始後に前記シートエアバッグを膨張展開させるインフレータと、前記インフレータの作動開始後に作動する前記引き込み手段と、を備えている。
請求項に記載の乗員保護装置によれば、車両の前面衝突時に、張力付与手段、シートエアバッグ及び引き込み手段が順番に作動を開始される。例えば、センサーが車両の前面衝突を予知又は検知すると、まず、張力付与手段の作動が開始される。すると、張力付与手段に張力を加えられたショルダベルトによって、乗員の上半身がシートバックに対して適切な位置に拘束される。さらに、張力付与手段の作動開始後に、シートエアバッグが膨張展開される。そして、シートエアバッグの作動開始後に、引き込み手段の作動が開始され、シートバックに連結されたテザーに張力が加えられる。このように、各要素の作動開始タイミングが制御されることによって、乗員の拘束が完了される。
なお、ここでは各要素の作動開始タイミングについて説明したが、作動完了タイミングについても、同様の順序となるようにしてもよい。例えば、センサーが車両の前面衝突を予知又は検知(又は予測)した後、張力付与手段の作動が開始及び完了される。その後、シートエアバッグの膨張展開が作動開始及び完了される。さらにその後、引き込み手段によって、シートエアバックに連結されたテザーの引き込みが開始及び完了される、といった手順としてもよい。この場合、各要素の作動完了後に次の要素の作動が開始するため、各要素の作動が確実に完了されることとなる。例えば、引き込まれたたテザーによる張力の影響によって、シートエアバッグの膨張展開が阻害されるような事態の発生を抑制することができる。これにより、シートエアバッグが乗員を拘束するまでに要する時間がより短縮される。
請求項に記載の乗員保護装置は、請求項に記載の乗員保護装置において、前記シートエアバッグは、前記ショルダベルトが引き出される側の肩部と反対側の肩部に収納されている。
請求項に記載の乗員保護装置によれば、シートエアバッグがショルダベルトとシートバックにおけるシート幅方向の反対側の肩部(シートバック上部)に収納されている。そのため、シートエアバッグが膨張展開時に、ショルダベルトと干渉することが防止される。これにより、シートエアバッグが乗員を拘束するまでに要する時間が短縮される。
請求項に記載の乗員保護装置は、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の乗員保護装置において、前記シートエアバッグの下端側に、シート幅方向に沿ってベルト部が配設されている。
請求項に記載の乗員保護装置によれば、シート幅方向に沿ってシートエアバッグの下端側に配設されたベルト部は、引き込み手段によって引き込まれたテザーによって、後方下側へと引っ張られる。また、このベルト部は、乗員の骨盤の重心付近に展開されるため、乗員の骨盤を安定して拘束することができる。そのため、例えば、乗員がシートベルトを着用していないような場合においても、乗員のシート前方への移動を抑制することができる。また、ベルト部が乗員の腰部を拘束することによって、骨盤の後方への回転を抑制することができる。これにより、サブマリン現象の発生が抑制される。
請求項に記載の乗員保護装置は、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の乗員保護装置において、前記シートエアバッグは、乗員の頭部を保護する頭部保護部を一体に備え、前記頭部保護部は、袋状に形成されて着座状態の乗員の頭部を前方及び側方から覆うように膨張展開可能に構成されている。
請求項に記載の乗員保護装置によれば、シートエアバッグの膨張展開時に、頭部保護部が着座状態の乗員の頭部を前方及び側方から覆うように膨張展開される。これにより、乗員の頭部の前方及び側方への移動が抑制される。そのため、乗員の頭部の車両内の内装部品やサイドウィンド等への接触を抑制することができる。
請求項に記載の乗員保護装置は、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の乗員保護装置において、前記シートエアバッグは、前記シートバックのシート幅方向の端部よりも内側の前記シートバックの上部に配置された収納部に収納され、前記引き込み手段は、前記収納部よりも前記シートバックの幅方向外側に配置されている。
請求項に記載の乗員保護装置によれば、引き込み手段が、シートバックのシート幅方向外側に位置している。そのため、エアバッグ展開時に、シートエアバッグに連結されたテザーの連結部と引き込み手段との距離が短くなる。これにより、テザーが引き込み手段によって引き込まれるための所要時間が短縮される。したがって、シートエアバッグが乗員の上半身に対して適切な位置に配置されるまでの所要時間が短縮される。
また、引き込み手段がシートバックのシート幅方向外側に位置しているため、テザーを引き込む際に、乗員の上腕部がシート幅方向外側からシートエアバッグによってシートバック側へ拘束される。これにより、乗員の上腕部もシートエアバッグによって保護することができる。
さらに、引き込み手段がシートエアバッグの収納位置よりもシート幅方向外側に配置されている。そのため、シートエアバッグの展開状態において、引き込み手段がテザーを引き込むことによって、シートエアバッグの下端側が、より大きく広げられる方向(シート幅方向外側)に引っ張られる。これにより、シートエアバッグが張力を受け、より適切な膨張展開状態で乗員の上半身に沿って配置される。
以上説明したように、請求項1及び請求項2にそれぞれ記載の乗員保護装置は、乗員を適切に拘束することができるという優れた効果を有する。
また、請求項及び請求項それぞれ記載の乗員保護装置は、乗員の上半身をより安定した姿勢で、適切に拘束することができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の乗員保護装置は、より短い時間で乗員を拘束することができるという優れた効果を有する。
請求項に記載の乗員保護装置は、短い時間で乗員を拘束することができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の乗員保護装置は、乗員の腰部をより適切に拘束することができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の乗員保護装置は、乗員の頭部をさらに適切に拘束することができるという優れた効果を有する。
また、請求項に記載の乗員保護装置は、さらに短い時間で乗員を拘束することができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る乗員保護装置の作動状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る乗員保護装置における、膨張状態のシートエアバッグの形状を示す図である。 第1実施形態に係る乗員保護装置の作動状態における乗員の上半身とシートエアバッグとを上面からの視点で模式的に示す図である。 第1実施形態に係る乗員保護装置の収納時の様子をシート後方からの視点で示す斜視図である。 第1実施形態に係る乗員保護装置の、シートエアバッグの膨張展開の様子をシート側方からの視点で示す模式図である。 第2実施形態に係る乗員保護装置の作動状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る乗員保護装置の作動状態を示す斜視図である。 第4実施形態に係る乗員保護装置の作動状態を示す斜視図である。 第5実施形態に係る乗員保護装置の作動状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る乗員保護装置の各実施形態について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方を、矢印UPは車両上方を、矢印RHは車両右方向を、それぞれ示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、進行方向を向いた場合の左右を示すものとする。また、以下の説明においては、特に言及のない場合は、図示されたシートは着座した乗員が車両進行方向を向くように設置されている。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る乗員保護装置10について、図1~図5を用いて説明する。図1には、乗員保護装置10が、シート50に着座した乗員90を拘束している様子が示されている。図1に示されるように、乗員保護装置10におけるシートエアバッグ12は、膨張展開状態で乗員90の頭部を除いた上半身を上方、前方及び側方から覆う形状に形成されている。
乗員保護装置10は、シートバック52の背面上部に設けられた収納部56(図4参照)から膨張展開されるシートエアバッグ12と、シートエアバッグ12の幅方向外側かつ下端14側に連結された左右一対のテザー16と、テザー16を引き込む一対のリトラクタ18(引き込み手段に相当)とを含んで構成されている。なお、リトラクタ18は、シートバック52の左右のシートサイド部54の下方に設けられている。より詳細には、リトラクタ18は、シートサイド部54におけるシートエアバッグ12の膨張展開時における下端14よりも下側に設置されている。また、リトラクタ18の位置は、収納部56よりもシート幅方向外側となっている。
乗員保護装置10におけるシートエアバッグ12は、左右一対の肩部20と、肩部20の下側に設けられた胴部22と、胴部22及び肩部20のシート幅方向外側に設けられたサイド部24とを含んで構成されている。
シートエアバッグ12における左右一対の肩部20は、シートバック52の背面上部に設けられた収納部56(図4参照)から、シートバック52の上方かつ前方へと膨張展開される。これにより、シートバック52の上部の背面側及び上側を覆うように膨張展開される。さらに、この肩部20は、シートバック52に寄りかかった乗員90の肩部を、上側及び前側から覆うように膨張展開される。このように膨張展開されることにより、シートエアバッグ12の肩部20によって、乗員90の肩部が、シートバック52側へ押さえつけられる構造となっている。
シートエアバッグ12の肩部20の下側に設けられた胴部22は、乗員90の胴体を前方からシートバック52側(シート後方)へと押さえつけるように膨張展開される。シートエアバッグ12の胴部22の幅方向の長さは、シートバック52の幅方向の長さとほぼ同等の長さとなっている。また、シートエアバッグ12の下側は、シートエアバッグ12の胴部22が乗員90の腹部下端までを覆うことができるように形成されている。
また、左右一対の肩部20のシート幅方向内側の端部と胴部22の上端部とは、一体となって頭部挿通部30を形成している。この頭部挿通部30のシート幅方向の長さは、ヘッドレスト32のシート幅方向の長さよりも長い寸法となるように設定されている。これにより、シートエアバッグ12の膨張展開時には、乗員90の頭部92及びヘッドレスト32が、頭部挿通部30を通過できるようになっている。
図1に示されるように、シートエアバッグ12の肩部20及び胴部22のシート幅方向外側には、左右一対のサイド部24が設けられている。シートエアバッグ12におけるサイド部24は、シートバック52のシートサイド部54の上部から下部までのシート幅方向外側の前方部を覆うように膨張展開されている。また、乗員拘束時においては、乗員90の腕は、シートエアバッグ12の胴部22及びサイド部24によって前側及びシート50の幅方向外側から拘束される。
ここで、乗員保護装置10が収納されるシート50の概要について説明する。図1に示されるように、シート50は、乗員90が着座するシートクッション58と、乗員90の上半身を後方から支えるシートバック52と、乗員90の頭部92を支えるヘッドレスト32とを有している。なお、シートクッション58のシート幅方向外寄りの下部には、サイドフレーム68(図4参照)が設けられている。このサイドフレーム68の下方には、レール固定部60を介してスライドレールアッパ62が連結されている。そして、スライドレールアッパ62の下部は、スライドレールロア64によって、前後へのスライドが可能となるように支持されている。さらに、スライドレールロア64の下部は、固定ブラケット66を介して車室のフロア上に固定されている。
また、図1に示されるように、本第1実施形態においては、シート50にはシート内蔵型のシートベルト70が設けられている。このシートベルト70は、シートバック52の幅方向における一方側の上部に設けられたシートベルトリトラクタ78(張力付与手段に相当)から、他方側のシートクッション58の側面に設けられたバックル(不図示)まで配設されるショルダベルト72を有している。また、シートベルト70は、バックル(不図示)からシートクッション58の他方側の側面に設けられたアンカプレート76まで配設されるラップトベルト74を有している。なお、シートベルトリトラクタ78は、プリテンショナを兼ね備えており、ショルダベルト72に張力を加えることが可能な構造となっている。
図2には、乗員保護装置10におけるシートエアバッグ12が膨張した様子が示されている。図2に示されるように、シートエアバッグ12の肩部20と、胴部22と、サイド部24とは、一体の袋状となるように形成されている。シートエアバッグ12の膨張展開時には、インフレータ26(図4参照)によって肩部20の端部側(図2における右側)からシートエアバッグ12の全体に膨張用ガスが供給される。より詳細には、肩部20の端部側から膨張用ガスが供給されることによって、一体の袋状に形成されたシートエアバッグ12の肩部20と、胴部22と、サイド部24とが、膨張される。
図3には、乗員保護装置10によって乗員90が拘束された状態が平面視で示されている。図3に示されるように、左右のサイド部24は、リトラクタ18によってテザー16が引き込まれることによって、シート後方側かつ幅方向内側へと曲げられる。これにより、乗員90の腕部のシート幅方向外側はシートエアバッグ12のサイド部24によって保護される。
次に、図4を用いて、乗員保護装置10の非作動状態について説明する。図4には乗員保護装置10の収納時の様子が、シート50の左後方下側から見て示されている。シートエアバッグ12は、シートバック52の背面上部に設けられた収納部56に折りたたまれた状態で収納されている。また、シートエアバッグ12に一端が固定されたテザー16は、シート50の表皮82の内側を通って、他端がリトラクタ18に接続されている。より詳細には、テザー16は、シート50の表皮82の内側を、収納部56からシートサイド部54へと配設され、さらにシートサイド部54に沿ってシートサイド部54の下側に設けられたリトラクタ18へと配設されている。また、テザー16が配設された部分のシート50の表皮82には、シートエアバッグ12の膨張展開時にテザー16がシート50の表皮82を破って外へ出るための破断部80が設けられている。
インフレータ26、シートベルトリトラクタ78(図1参照)のプリテンショナ及びリトラクタ18は、インフレータ26の作動開始タイミング及びリトラクタ18の作動開始タイミングを制御するための制御装置28と電気的に接続されている。この制御装置28は、シート50が設けられた車両内部に別途搭載されている(図4においては、説明のために簡易的に図示)。さらに、この制御装置28は、別途設けられた衝突の予知又は検知用のセンサー29と電気的に接続されている。
(作用及び効果)
以下、本第1実施形態の作用及び効果を説明する。
本第1実施形態に係る乗員保護装置10では、衝突予知又は検知用のセンサー29が車両の前面衝突を予知又は検知すると、制御装置28が電気信号を受信する。すると、制御装置28からシートベルトリトラクタ78のプリテンショナに対して電気信号が送信される。この電気信号を受信したシートベルトリトラクタ78のプリテンショナによって、ショルダベルト72に張力が加えられる。この加えられた張力によって、乗員90の上半身がシートバック52側へと押しつけられる。
次に、制御装置28によってインフレータ26が作動され、シートエアバッグ12に膨張用ガスが供給される。ここで、図5には、本第1実施形態に係る乗員保護装置10における、シートエアバッグ12の膨張展開の様子がシート50の左側方からの視点で模式的に示されている。なお、説明のため、乗員90、ヘッドレスト32及びシート50と車室フロアとの連結用の部品等は省略して図示している。
図5に示されるように、インフレータ26によって膨張用ガスを供給されたシートエアバッグ12は、シートバック52の背面に設けられた収納部56から膨出される。そして、膨張したシートエアバッグ12は、シート50の上方かつ前方へと膨張展開される。
シートエアバッグ12が膨張展開し、図5における一点鎖線で示すシートエアバッグ12aの状態となると、これに伴いシートエアバッグ12aに連結されたテザー16が引き伸ばされ、テザー16aの状態となる。このとき、テザー16(16a)はシート50の表皮82に設けられた破断部80に沿って表皮82を開裂させながらシート50の表皮82の外側へと引き出される。
さらに、制御装置28からリトラクタ18に対して電気信号が送信される。電気信号を受けたリトラクタ18によって、テザー16aの引き込み動作が開始される。ここで、図5の二点鎖線で示すシートエアバッグ12b及びテザー16bは、テザー16(16a)がリトラクタ18によって引き込まれている途中の様子を示している。リトラクタ18によるテザー16(16a)の巻取りが完了されると、シートエアバッグ12は乗員90の上半身を覆うように、シートバック52側へと引っ張られた状態で配置される。そしてさらに、テザー16がリトラクタ18によって後方かつ下方へと引っ張られることによって、シートエアバッグ12のサイド部24が、後方へと折り曲げられる(図3参照)。
このように、ショルダベルト72の巻取り動作(張力付与手段動作)、インフレータ26、リトラクタ18の順でそれぞれの動作が開始されることで、各要素が互いに干渉することなく、各動作がスムーズに行われる。この結果、衝突の予知又は検知から乗員保護装置10による乗員90の拘束完了までにかかる所要時間を短縮することができる。
また、本第1実施形態に係る乗員保護装置10によれば、乗員90の上半身がシートエアバッグ12によって覆われるように拘束されるため、例えば乗員90の腹部等に衝突時の荷重が局所的に作用することを避けることができる。さらに、本第1実施形態に係る乗員保護装置10によれば、乗員90を保護するシートエアバッグ12は、乗員90が着座したシート50から膨張展開されているため、シート50の位置や向きに影響されることなく、乗員90を保護することがでる。
なお、本第1実施形態に係る乗員保護装置10においては、ショルダベルト72の巻取り動作(張力付与動作)、インフレータ26、リトラクタ18に関して、各要素の作動開始タイミングのみを説明した。しかしながら、各要素の作動開始タイミングは、前要素の作動開始及び完了後とすることもできる。
また、本第1実施形態に係る乗員保護装置10においては、テザー16を引き込むリトラクタ18の位置が、膨張展開時のシートエアバッグ12の下端14よりも下側、かつ、収納部56よりもシート幅方向外側に配置されている。これにより、テザー16に連結されたシートエアバッグ12の下端14側をシート幅方向外側かつ下方へと引っ張ることができる。すなわち、シートエアバッグ12を乗員90の上半身に沿って適切に覆うように引っ張ることができる。
なお、本実施形態においては、リトラクタ18の位置は、シートサイド部54におけるシートエアバッグ12の膨張展開時における下端14よりも下側に設ける旨説明したが、シート50の形状のバリエーションに合わせて種々の変形が可能である。例えば、シート50の形状が、シートバック52の下側に、シートクッション58の後端側が配置されているような場合には、シートクッション58の後端部付近にリトラクタ18を設置することも可能である。この場合、膨張展開時のシートエアバッグ12の下端14よりも後方かつ下側にリトラクタ18が配置されることとなるため、テザー16及びシートエアバッグ12に適度な張力を加えることができる。
<第2実施形態>
次に、図6を用いて第2実施形態に係る乗員保護装置10について説明する。なお、第2実施形態は第1実施形態の変形例である。したがって、第1実施形態と共通の構成や動作については、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図6には、本第2実施形態に係る乗員保護装置10が、シート50に着座した乗員90を拘束している様子が示されている。ここで、本第2実施形態においては、シート50にシートベルト70が設けられていない点が、第1実施形態と異なる。また、本第2実施形態においては、シートエアバッグ12の下端14には、高い引張強度を有するベルト部84がシート幅方向にシートエアバッグ12と一体的に架け渡されている。このベルト部84は、シートエアバッグ12の下端14に配置されているため、乗員90の拘束時に、乗員90の骨盤における重心位置付近に配置される。
(作用及び効果)
以下、本第2実施形態の作用及び効果を説明する。
本第2実施形態に係る乗員保護装置10では、衝突予知又は検知用のセンサー29が車両の前面衝突を予知又は検知すると、制御装置28がこのセンサー29からの電気信号を受信する。すると、制御装置28からシートエアバッグ12のインフレータ26に対して電気信号が送信される。これにより、シートエアバッグ12の膨張展開動作が開始される。なお、その後のテザー16、リトラクタ18及びシートエアバッグ12のサイド部24の作動及び動作は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
ここで、図6に示すように、シート50に着座した乗員90が拘束された状態では、シートエアバッグ12は、左右下端側に設けられたテザー16が、後方下側に引き込まれることによって、下端をシート幅方向外側に張力が付与される。このとき、シートエアバッグ12の下端に架け渡されたベルト部84にも、シート幅方向に張力が付与される。ここで、ベルト部84は引張強度を有しているため、乗員90の腰部の前方への移動に対してこれを防止する方向に反力を生じる。シートエアバッグ12の胴部22が乗員90の上半身の前方への傾斜を抑制し、これと併せてベルト部84が乗員90の腰部の移動を防止することで、乗員90の骨盤の後方への回転が抑制される。このように、乗員90の腰部(骨盤)が安定して拘束されるため、乗員90の上半身は、シートベルトを装着していないにもかかわらず、ベルト部84を備えたシートエアバッグ12によって適切に拘束されることとなる。
また、本第2実施形態に係る乗員保護装置10では、乗員90の拘束時に、ベルト部84が乗員90の骨盤における重心位置付近を拘束するため、乗員90の骨盤の後方への回転を抑制することができる。なお、ここでいう「骨盤の後方への回転」とは、シート50に着座した状態の乗員90の骨盤が、時計回りに回転することをいう。これにより、乗員90の上半身が前方へ傾斜すること、又は、乗員90の上半身が車室前方下部のスペースへと潜り込むこと(例えば、サブマリン現象)等の発生を防ぐことができる。そのため、乗員90がシートベルト70の装着をしていない状態において、車両が衝突した場合であっても、乗員90が乗員保護装置10によって適切に拘束及び保護される。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る乗員保護装置10について説明する。なお、第3実施形態は第1及び第2実施形態の変形例である。したがって、第1及び第2実施形態と共通の構成や動作については、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図7には、シート50に着座した乗員90が、本第3実施形態に係る乗員保護装置10によって拘束されている様子が示されている。図7に示されるように、本第3実施形態に係る乗員保護装置10では、シートエアバッグ12に、乗員90の頭部92を前方及び側方から覆う頭部保護部86が設けられている。この頭部保護部86は、シートエアバッグ12と一体の袋状に形成されている。そのため、インフレータ26によってシートエアバッグ12に膨張用ガスが供給されると、頭部保護部86も胴部22及びサイド部24とともに膨張されるようになっている。
(作用及び効果)
以下、本第3実施形態の作用及び効果を説明する。
本第3実施形態に係る乗員保護装置10では、衝突予知又は検知用のセンサー29が車両の前面衝突を予知又は検知すると、制御装置28がこのセンサー29からの電気信号を受信する。すると、制御装置28からシートベルトリトラクタ78に電気信号が送信される。これにより、シートベルトリトラクタ78のプリテンショナの作動が開始される。シートベルトリトラクタ78のプリテンショナの作動が開始されたのちに、制御装置28からシートエアバッグ12のインフレータ26に対して電気信号が送信される。これにより、シートエアバッグ12の膨張展開動作が開始される。このとき、シートエアバッグ12と一体の袋状に形成された頭部保護部86についても、膨張展開動作が開始される。なお、その後のテザー16、リトラクタ18及びシートエアバッグ12のサイド部24の作動及び動作は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本第3実施形態に係る乗員保護装置10では、乗員90の拘束状態において、乗員90の頭部92が、前方及び側方から頭部保護部86によって覆われる。これにより、乗員90の頭部92が適切に保護及び拘束される。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る乗員保護装置10について説明する。なお、第4実施形態は第1~第3実施形態の変形例である。したがって、第1~第3実施形態と共通の構成や動作については、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図8には、シート50に着座した乗員90が、本第4実施形態に係る乗員保護装置10によって拘束されている様子が示されている。図8に示されるように、本第4実施形態に係る乗員保護装置10では、シートベルト70が、乗員90の着座したシート50ではなく、車両におけるピラー(不図示)に取り付けられている。また、シートエアバッグ12は、第1~第3実施形態と比較して、シートベルト70のショルダベルト72の上端側に配置される肩部20が省略された形状となっている。
(作用及び効果)
以下、本第4実施形態の作用及び効果を説明する。
本第4実施形態に係る乗員保護装置10では、衝突予知又は検知用のセンサー29が車両の前面衝突を予知又は検知すると、制御装置28がこのセンサー29からの電気信号を受信する。すると、制御装置28からピラー(不図示)に設けられたシートベルトリトラクタのプリテンショナ(不図示)に電気信号が送信される。これにより、シートベルトリトラクタのプリテンショナ(不図示)の作動が開始される。そして、シートベルトリトラクタ78のプリテンショナの作動が開始されたのちに、制御装置28からシートエアバッグ12のインフレータ26に対して電気信号が送信される。これにより、シートエアバッグ12の膨張展開動作が開始される。なお、その後のテザー16、リトラクタ18及びシートエアバッグ12のサイド部24の作動及び動作は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本第4実施形態に係る乗員保護装置10では、第1及~第3実施形態と異なり、乗員拘束用のシートベルト70が、シート50ではなくピラー(不図示)から引き回されている。そのため、シートエアバッグ12がシートバック52の背面から前方へと膨張展開する際に、シートエアバッグ12とシートベルト70との干渉を防ぐようにシートエアバッグ12を形成する必要がある。この点について、本第4実施形態に係る乗員保護装置10では、シートベルト70が、乗員90の拘束状態において、シートエアバッグ12シートベルト70のショルダベルト72の上端側に配置される肩部20が省略された形状となっている。これにより、シートエアバッグ12は、膨張展開時に、ショルダベルト72とシート幅方向における反対側のシートバック52上方から前方へと膨張展開される。そのため、シートエアバッグ12は、ピラー(不図示)から引き回されたシートベルト70(特にショルダベルト72)と干渉することなく、膨張展開される。したがって、本第4実施形態に係る乗員保護装置10では、シートベルト70が、シート50ではなくピラー(不図示)から引き回されている場合においても、シートエアバッグ12が適切に乗員90を拘束することができる。なお、テザー16、リトラクタ18及びシートエアバッグ12のサイド部24の作動及び動作は、第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
<その他の態様>
以上、各実施形態に係る乗員保護装置10について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、第4実施形態においては、シートベルト70がピラー(不図示)から引き回された構造に対して、シートエアバッグ12は、左右一方の肩部20が省略された形状としたが、これに限らず、図9に示すように、左右両方の肩部20を備えた形状としてもよい。この場合、シートエアバッグ12は、左右の肩部20が収納部56から膨張展開する態様(第1実施形態における図1)とは異なり、ショルダベルト72とシート幅方向反対側からシート前方側へと膨張展開される。そのため、シートベルト70におけるショルダベルト72と干渉しないように、ショルダベルト側の肩部が乗員の肩を主に前方のみから覆う形状となっている。これにより、シートエアバッグ12は、ピラー(不図示)から引き回されたシートベルト70(特にショルダベルト72)と干渉することなく、膨張展開され、かつ、乗員90の左右両肩を適切に覆って保護することができる。
また、シートエアバッグ12は、各実施形態において、一部をネット状に形成することもできる。例えば、第3実施形態における頭部保護部86の一部をネット状に形成することによって、乗員90の拘束時に、より呼吸しやすくするための通気口を確保することができる。
さらに、各実施形態において、衝突条件、乗員90の体形、姿勢及び年齢等に応じてシートエアバッグ12に供給される膨張用ガスの圧力を調整する機構を設けることもできる。このような機構を採用することによって、シートエアバッグ12による乗員拘束時の、乗員90へかかる荷重を分散させることができる。
10 乗員保護装置
12 シートエアバッグ
12a シートエアバッグ
12b シートエアバッグ
14 下端
16 テザー
16a テザー
16b テザー
18 リトラクタ(引き込み手段)
20 肩部
22 胴部
24 サイド部
26 インフレータ
29 センサー
52 シートバック
54 シートサイド部
56 収納部
58 シートクッション
70 シートベルト
72 ショルダベルト
78 シートベルトリトラクタ(張力付与手段)
84 ベルト部
86 頭部保護部

Claims (7)

  1. シートバックの上部に収納され、膨張展開状態で着座状態の乗員の肩部から腰部までをシート前方側から覆うシートエアバッグと、
    前記シートエアバッグの下端側に一端を連結されたテザーと、
    前記シートエアバッグの膨張展開後に前記テザーをシート後方かつ下方へと引き込む引き込み手段と、
    を備え
    前記引き込み手段は、前記シートバックにおける下端側に設置され、乗員の着座状態で膨張展開が完了した状態の前記シートエアバッグの下端よりもシート下方側に前記引き込み手段の全体が位置するように配置されている、乗員保護装置。
  2. シートバックの上部に収納され、膨張展開状態で着座状態の乗員の肩部から腰部までをシート前方側から覆うシートエアバッグと、
    前記シートエアバッグの下端側に一端を連結されたテザーと、
    前記シートエアバッグの膨張展開後に前記テザーをシート後方かつ下方へと引き込む引き込み手段と、
    を備え
    前記引き込み手段は、シートクッションにおける前記シートバックの前端よりも後方側に設置されている、乗員保護装置。
  3. 車両の前面衝突を予知又は検知するセンサーと、
    左右片側の肩部から延出されたショルダベルトを含むシートベルトを備え、
    前記センサーにより前面衝突を予知又は検知後に、前記ショルダベルトに張力を付与する張力付与手段と、
    前記張力付与手段の作動開始後に前記シートエアバッグを膨張展開させるインフレータと、
    前記インフレータの作動開始後に作動する前記引き込み手段と、
    を備えた請求項1又は請求項2に記載の乗員保護装置。
  4. 前記シートエアバッグは、前記ショルダベルトが引き出される側の肩部と反対側の肩部に収納された請求項に記載の乗員保護装置。
  5. 前記シートエアバッグの下端側に、シート幅方向に沿ってベルト部が配設されている請求項1~請求項のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
  6. 前記シートエアバッグは、乗員の頭部を保護する頭部保護部を一体に備え
    前記頭部保護部は、袋状に形成されて着座状態の乗員の頭部を前方及び側方から覆うように膨張展開可能に構成されている、請求項1~請求項のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
  7. 前記シートエアバッグは、前記シートバックのシート幅方向の端部よりも内側の前記シートバックの上部に配置された収納部に収納され、
    前記引き込み手段は、前記収納部よりも前記シートバックの幅方向外側に配置された請求項1~請求項のいずれか1項に記載された乗員保護装置。
JP2018031973A 2018-02-26 2018-02-26 車両用乗員保護装置 Active JP6992591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031973A JP6992591B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 車両用乗員保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018031973A JP6992591B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 車両用乗員保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019147426A JP2019147426A (ja) 2019-09-05
JP6992591B2 true JP6992591B2 (ja) 2022-01-13

Family

ID=67849052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018031973A Active JP6992591B2 (ja) 2018-02-26 2018-02-26 車両用乗員保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6992591B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7283943B2 (ja) 2019-03-29 2023-05-30 株式会社Subaru 乗員保護装置
JP7165095B2 (ja) * 2019-03-29 2022-11-02 株式会社Subaru 乗員保護装置
EP3792119B1 (en) * 2019-09-16 2022-09-14 Autoliv Development AB Vehicle airbag system
DE102020101051A1 (de) 2020-01-17 2021-07-22 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrzeugsitz mit einer Sitzanlage und mit einer Airbagvorrichtung
EP3862231B1 (en) * 2020-02-07 2023-01-04 Autoliv Development AB Vehicle seat arrangement
JP7322854B2 (ja) * 2020-10-22 2023-08-08 トヨタ自動車株式会社 車両用乗員保護装置
CN117062735A (zh) * 2021-04-16 2023-11-14 奥托立夫开发公司 安全气囊装置
US11731578B2 (en) * 2021-10-26 2023-08-22 GM Global Technology Operations LLC Cocoon airbag to protect a sleeping occupant
US11904795B2 (en) * 2022-06-21 2024-02-20 Ford Global Technologies, Llc Seat assembly with deployable belt member

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070158933A1 (en) 2006-01-09 2007-07-12 Nissan Technical Center North America, Inc. Whiplash protection structure
JP2008081002A (ja) 2006-09-28 2008-04-10 Takata Corp エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2010083384A (ja) 2008-10-01 2010-04-15 Toyota Motor Corp 乗員拘束装置
JP2010126141A (ja) 2008-12-01 2010-06-10 Toyota Motor Corp 車両用乗員拘束装置
JP2017178152A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 株式会社Subaru 車両の乗員保護装置
JP2019018593A (ja) 2017-07-11 2019-02-07 本田技研工業株式会社 エアバッグ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20070158933A1 (en) 2006-01-09 2007-07-12 Nissan Technical Center North America, Inc. Whiplash protection structure
JP2008081002A (ja) 2006-09-28 2008-04-10 Takata Corp エアバッグ及びエアバッグ装置
JP2010083384A (ja) 2008-10-01 2010-04-15 Toyota Motor Corp 乗員拘束装置
JP2010126141A (ja) 2008-12-01 2010-06-10 Toyota Motor Corp 車両用乗員拘束装置
JP2017178152A (ja) 2016-03-31 2017-10-05 株式会社Subaru 車両の乗員保護装置
JP2019018593A (ja) 2017-07-11 2019-02-07 本田技研工業株式会社 エアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019147426A (ja) 2019-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6992591B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP6673392B2 (ja) 乗員保護装置
JP6631369B2 (ja) 乗員保護装置
JP5999061B2 (ja) 座席搭載エアバッグ装置及び車両用シート
US9919673B2 (en) Vehicle occupant protection device
JP6565771B2 (ja) 乗員保護装置
JP4569684B2 (ja) 車両用乗員拘束装置
JP4798137B2 (ja) 車両用乗員拘束装置
JP5382199B2 (ja) 車両用サイドエアバッグ装置
JP6426553B2 (ja) 乗員保護装置
WO2019193984A1 (ja) サイドエアバッグ装置及び、これを備えた車両用シート
JP6940627B2 (ja) 乗員保護装置
JP2023032981A (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2022188683A (ja) シート搭載型エアバッグ装置
US11242024B2 (en) Structure of seat equipped with far-side airbag device
JP2018135016A (ja) 乗員拘束装置及び座席
JP2007161203A (ja) 乗員拘束装置
JP6751581B2 (ja) 乗員保護装置
JP5024257B2 (ja) エアバッグ装置
JP6958454B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP7409286B2 (ja) 車両用側突エアバッグシステム
JP2017193283A (ja) 乗員保護装置
JP7322854B2 (ja) 車両用乗員保護装置
JP7294298B2 (ja) 乗員保護装置
JP2009166773A (ja) 車両用乗員拘束装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211122

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6992591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151