JP5583185B2 - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性半導体メモリに関し、特に、フラッシュメモリのプログラムおよび消去に関する。
NAND型フラッシュメモリは、複数のNANDストリングを行列方向に配置したメモリアレイを含んで構成される。1つのストリングは、直列に接続された複数のメモリセルとその両端に接続された選択トランジスタとを有し、一方の端部は、選択トランジスタを介してビット線に接続され、他方の端部は、選択トランジスタを介してソース線に接続される。
典型的なメモリセルは、n型のソース/ドレインと、ソース/ドレイン間のチャンネル上に形成された酸化膜と、酸化膜上に形成された電荷を蓄積するフローティングゲート(電荷蓄積層)と、フローティングゲート上に誘電体膜を介して形成されたコントロールゲートとを含む。プログラム(書込み)を行う場合には、コントロールゲートに高電圧を印加し、チャンネルに0Vを供給し、これにより電子が酸化膜をFNトンネリングし、フローティングゲートに電子が蓄積される。フローティングゲートに電子が蓄積されたとき、つまりデータ「0」が記憶されているとき、しきい値は正にシフトし、メモリセルは、ノーマリオフである。他方、消去を行う場合には、pウエルに高電圧を印加し、コントロールゲートに0Vを印加し、これによりフローティングゲートに蓄積されていた電子が酸化膜を介してFNトンネルリングし、基板に引き抜かれる。フローティングゲートに電荷が蓄積されていないとき、つまりデータ「1」が記憶されるとき、しきい値は負状態にあり、メモリセルは、ノーマリオンである。
上記したように、プログラムでは、フローティングゲートに電子を蓄積させ、メモリセルのしきい値電圧を正方向にシフトさせ、消去では、フローティングゲートから電子を放出させ、メモリセルのしきい値電圧を負方向にシフトさせるが、このようなプログラムおよび消去は、メモリセルのしきい値が「0」、「1」の分布幅内に入るように制御されなければならない。また、メモリセルに多ビットを記憶させる場合には、さらに「00」、「01」、「10」、「11」の分布幅に入るように制御しなければならない。
しかし、各メモリセルのサイズや形状には、製造工程のパラメータの変動によってバラツキがあり、さらにプログラムや消去の回数等によりトンネル酸化膜が劣化するなどの要因があり、その結果、メモリセル間でデータが消去しやすいものと、そうでないものが生じる。つまり、あるメモリセルでは電子が放出され易く、「1」のしきい値分布幅内に容易に到達するが、あるメモリセルでは電子が放出がされ難く、「1」のしきい値分布幅内に到達しない事態が生じる。このため、消去ベリファイにおいて、電子の放出が不十分なメモリセルが検証された場合には、再度、選択されたブロックに消去電圧を印加し、「1」のしきい値分布幅内に到達させなければならない。
メモリセルからの電子の放出をより正確にまたは効果的に行うために、ISPE(Incremental Step Pulse Erase)方式が用いられる。この方式は、図1(A)に示すように、選択されたブロックのメモリセルに初期の消去パルスVers0を印加し、消去ベリファイにより消去が不合格と判定された場合には、消去パルスVers0よりも1ステップ電圧だけ高い消去パルスVers1を印加し、ブロック内のすべてのメモリセルの消去が合格と判定されるまで消去パルスの電圧が順次増加されていく。
プログラムの場合も同様に、ページ内のすべてのメモリセルのフローティングゲートに均一に電子が蓄積されるとは限らない。あるメモリセルでは電子が注入され易く、あるメモリセルでは電子の注入がされ難ければ、両者に同一のプログラム電圧を印加しても、両者のしきい値のシフト量は相対的に異なる。例えば、あるメモリセルには十分に電子が蓄積され、「0」のしきい値分布幅内に到達するが、あるメモリセルには十分な電子が蓄積されず、「0」のしきい値分布幅内に到達しない事態が生じる。このため、プログラムベリファイにより、電子の注入が不十分なメモリセルが識別され、そのようなメモリセルには、再度、プログラム電圧を印加し、「0」のしきい値分布幅内に到達させている。
メモリセルへの電子の注入を正確にまたは効果的に行うために、ISPP(Incremental Step Pulse Program)方式が用いられる。この方式は、図1(B)に示すように、選択されたページに初期の書込みパルスVpgm0を印加し、プログラムベリファイにより不合格と判定された場合には、初期の書込みパルスVpgm0よりも1ステップ電圧だけ高い書込みパルスVpgm1を印加し、ページ内のすべてのメモリセルのプログラムが合格と判定されるまで書込みパルスの電圧が順次増加されていく。
また、フラッシュメモリの高集積化のためにメモリセルの小型化が進むと、ワード線やビット線は、微細化により高抵抗化され、ワード線やビット線の電圧降下が大きくなり、ワード線やビット線を充電するための時間が長くなるという問題がある。特許文献1は、データの書込み時間を短縮できるようにするため、しきい値電圧レベルよりも低い暫定レベルの予備データを書込み、読みデータについての書込みベリファイを行い、その際のワード線の待ち時間を、最終データの書込みベリファイ読出し時の待ち時間よりも短くしている。
特開2010−302960号公報
フラッシュメモリには、一定のエンデュランス(データ書換え回数)やデータ保持特性が求められる。FNトンネル電流が酸化膜を流れるとき、酸化膜に一部の電子がトラップされ、それが蓄積されると、コントロールゲートに電圧を印加してもFNトンネル電流が流れ難くなり、これがデータ書換え回数に制限を与える。また、フローティングゲートに蓄積された電荷が時間経過に伴い漏洩すると、記憶されたデータが失われる。このため、フローティングゲートを取り囲む絶縁膜は、特性が劣化しないように工夫されることが望ましい。
フラッシュメモリでは、メモリセルの小型化が進むと、エンデュランスやデータ保持特性の劣化が顕著になることが知られている。図2は、プログラム/消去のサイクル特性を示すグラフであり、縦軸は、メモリセルのしきい値、横軸は、プログラム/消去のサイクル数である(出典:The new program/Erase Cycling Degradation Mechanism of NAND Flash Memory Devices, Albert Fayrushin, et al. Flash Core Technology Lab, Samsung Electronics Co, Ltd, IEDM09-823, P34.2.1-2.4”。同図からも明らかなように、10−20Kサイクル付近までは、プログラム/消去のメモリセルのしきい値Vtはほとんど変化しないが、数千回を越えるあたりから、徐々にしきい値Vtが正の方向にシフトしていることがわかる。これは、プログラム/消去のサイクル数が増加するにつれ、ゲート酸化膜に電子がトラップされたり、電子のトンネリングによりゲート酸化膜そのものが劣化することが原因の一つと推測されている。
フラッシュメモリの消去では、同じ消去条件にてサイクル後についても要求を満たすためには、1パルスで合格となるようのパルス期間を増やさなければならない。また、1Kサイクルを越えるあたりからしきい値Vtが高くなるため、消去時間を維持するには消去電圧を上げる必要がある。他方、パルスの回数を増やせば、消去自身の時間は長くなってしまう。プログラムの場合には、プログラム速度がサイクルにより加速してしまうため、パルス数を減らす方向で動作させているが、初期のプログラムパルス電位から変化されるものではない。
しかしながら、プログラム/消去サイクル数の増加に伴う、パルス回数の増加や高電圧の印加は、メモリセルへの過剰なストレスとなることがあり、これが原因で、ゲート酸化膜やフローティングゲートを取り巻く絶縁膜の劣化が加速されてしまうという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、メモリセルの急速な劣化を抑制した不揮発性半導体メモリを提供することを目的とする。
さらに本発明は、メモリセルの摩耗状態に応じて適切なプログラム電圧および消去電圧を与えることができる不揮発性半導体メモリを提供することを目的とする。
本発明に係る不揮発性半導体メモリは、複数のメモリセルが行列方向に形成されたメモリアレイと、メモリアレイの選択されたページに1つまたはそれ以上の書込みパルスを印加することで選択されたページにデータをプログラムするプログラム手段と、メモリアレイの選択されたブロックに1つまたはそれ以上の消去パルスを印加することで選択されたブロックのデータを消去する消去手段と、前記消去手段による消去前に消去前書込みを行う手段と、前記消去手段による消去後に消去後書込みを行う手段とを有し、前記消去後書込み手段は、選択されたブロック内の予め決められた領域に、当該ブロックの各ページの書込みパルスに関する電圧情報と当該ブロックの消去パルスに関する電圧情報を書込み、前記消去前書込み手段は、前記予め決められた領域に記憶された書込みパルスに関する電圧情報に基づき選択されたブロックの各ページに消去前書込みを行い、前記消去手段は、前記予め決められた領域に記憶された消去パルスに関する電圧情報に基づき選択されたブロックの消去を行う。
好ましくは前記消去後書込み手段は、前記書込みパルスに関する電圧情報に基づき書込みを行った時のベリファイの結果に基づき前記書込みパルスに関する電圧情報を更新し、当該更新された電圧情報を書込む。好ましくは前記消去後書込み手段は、選択されたページのいずれかのメモリセルのしきい値が基準値を超えた場合には、書込みパルスの初期値が下がるように前記書込みパルスに関する電圧情報を更新する。好ましくは前記書込みパルスに関する電圧情報は、ワード線毎に書込みパルスの初期値を2値データで表したnビットの正コードと、当該正コードを反転したnビットの反転コードとを含み、前記消去後書込み手段は、前記予め決められた領域に前記正コードおよび反転コードを書込む際に、前記正コードおよび前記反転コードの2値データで特定されたメモリセルを対象としたベリファイを行う。好ましくは前記消去後書込み手段は、前記消去手段による消去パルスの数に応じて前記消去パルスに関する電圧情報を更新し、当該更新された電圧情報を書込む。好ましくは前記消去後書込み手段は、前記消去手段による消去パルスの数が一定数を超えたか否かを判定し、一定数を超えた場合には、消去パルスの初期値が上昇するように消去パルスに関する電圧情報を更新する。好ましくは前記消去前書込み手段は、前記書込みパルスに関する電圧情報からブロック内の各ページの書込みパルスの初期値の最小値を抽出し、当該最小値に一定の電圧値を加えた書込みパルスによりブロックの消去前書込みを行う。好ましくは前記消去前書込み手段は、前記予め決められた領域に記憶された書込みパルスに関する電圧情報および消去パルスに関する電圧情報を読出し、少なくとも前記消去手段により消去が行われる期間、読み出された電圧情報をレジスタに保持する。
本発明に係る不揮発性半導体メモリは、複数のメモリセルが行列方向に形成されたメモリアレイと、メモリアレイの選択されたページに1つまたはそれ以上の書込みパルスを印加することで選択されたページにデータをプログラムするプログラム手段と、メモリアレイの選択されたブロックのデータを消去する消去手段と、前記消去手段によりブロックのデータが消去されたとき、当該ブロックの各ページの書込みパルスに関する電圧情報を予め決められた領域に格納する格納手段とを有し、前記プログラム手段は、前記予め決められた領域から選択されたページの書込みパルスに関する電圧情報を読出し、当該電圧情報に基づき1回目の書込みパルスを印加し、その後のベリファイを行った結果に基づき2回目の書込みパルスの電圧を決定する。
好ましくは選択されたページのいずれかのメモリセルのしきい値が基準値を超えた場合の2回目の書込みパルスの電圧をV1、選択されたページのいずれのメモリセルのしきい値が基準値を超えない場合の2回目以降の書込みパルスの電圧をV2としたとき、V1<V2の関係である。
本発明に係る、複数のメモリセルが行列方向に形成されたメモリアレイを有する不揮発性半導体メモリのデータの消去方法は、消去コマンドおよびアドレス情報に基づきブロックを選択し、選択されたブロックの予め決められた領域から、各ページをプログラムするときの書込みパルスに関する電圧情報と当該ブロックを消去するときの消去パルスに関する電圧情報を読出し、読み出された書込みパルスに関する電圧情報に基づき前記選択されたブロックの各ページに対し消去前書込みを行い、前記消去パルスに関する情報に基づき前記選択されたブロックを消去し、一定の条件に基づき前記書込みパルスに関する電圧情報および前記消去パルスに関する電圧情報を更新し、前記更新された書込みパルスに関する電圧情報および消去パルスに関する電圧情報を前記予め決められた領域に消去後書込みを行う。
好ましくは前記一定の条件は、消去に用いられた消去パルスの数が一定数を超えたか否かであり、一定数を超えた場合には、消去パルスの初期値が上昇するように前記消去パルスに関する電圧情報を更新する。好ましくは前記一定の条件は、前記書込みパルスの電圧情報に基づく書込みパルスの初期値による書込みを行った後のベリファイにおいて、選択されたページのいずれかのメモリセルのしきい値が基準値を超えたか否かであり、しきい値が基準値を超えた場合には、書込みパルスの初期値が下がるように前記書込みパルスに関する電圧情報を更新する。好ましくは前記書込みパルスに関する電圧情報は、ワード線毎に書込みパルスの初期値を2値データで表したnビットの正コードと、当該正コードを反転したnビットの反転コードとを含み、前記消去後書込みは、前記予め決められた領域に前記正コードおよび反転コードを書込む際に、前記正コードおよび前記反転コードの2値データで特定されたメモリセルを対象としたベリファイを行う。好ましくは前記消去前書込みは、選択されたブロックの各ページの書込みパルスに関する電圧情報の中から最小値を抽出し、当該最小値に一定値を加えた書込みパルスにより消去前書込みを行う。
本発明に係る、複数のメモリセルが行列方向に形成されたメモリアレイを有する不揮発性半導体メモリのデータのプログラム方法は、ブロックのデータが消去されたとき、当該ブロックの各ページをプログラムするときの書込みパルスに関する情報を予め決められた領域に記憶しておき、プログラムコマンドおよびアドレス情報に基づきページを選択し、選択されたページの予め決められた領域から前記書込みパルスに関する情報を読み出し、読み出された書込みパルスに関する情報に従い選択されたページに1回目の書込みパルスを印加し、所定の電圧で選択されたページのベリファイを行い、ベリファイ結果に基づき2回目の書込みパルスの電圧値を決定する。
好ましくは選択されたページのいずれかのメモリセルのしきい値が基準値を超えた場合の2回目の書込みパルスの電圧をV1、選択されたページのいずれのメモリセルのしきい値が基準値を超えない場合の2回目以降の書込みパルスの電圧をV2としたとき、V1<V2の関係である。
本発明によれば、プログラム/消去のサイクル特性に応じた最適なプログラム電圧および消去電圧を提供することができる。これにより、データ書換え回数およびデータ保持特性の局所的な劣化を防止し、長寿命のフラッシュメモリを提供することができる。
NAND型フラッシュメモリのデータ書換え回数とメモリセルのしきい値との関係を示すグラフである。 図2(A)は、ISPEを説明する図、図2(B)は、ISPPを説明する図である。 本発明の実施例に係るフラッシュメモリの一構成例を示すブロック図である。 メモリブロック内に形成されるセルユニットの構成を示す図である。 本発明の実施例に係る消去モードの動作フローチャートである。 図5のPre-Programの詳細な動作を示すフローチャートである。 メモリブロックのスペア領域に記憶されるトリミングコードの一例を示す図である。 図5のErase-Latencyの詳細な動作を示すフローチャートである。 図5のPost-Eraseの詳細な動作を示すフローチャートである。 図10(A)は、ISPEの消去パルスの例、図10(B)は、ISPPのプログラムパルスの例である。 図5のPost-Eraseにおいて更新されたコード表の一例である。 本実施例のプログラムモードの動作フローである。 本実施例のプログラムモードにおける通常のISPPのパルス電圧と、プログラム速度減速時のISPPのパルス電圧の例を示す図である。 本発明の実施例における効果の一例を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明の好ましい形態では、NAND型のフラッシュメモリを例示する。なお、図面は、分かり易くするために各部を強調して示してあり、実際のデバイスのスケールとは異なることに留意すべきである。また、本明細書中で使用される「プログラム」と「書込み」の用語は同義である。
図3は、本発明の実施例に例示されるフラッシュメモリの構成を示すブロック図である。但し、ここに示すフラッシュメモリの構成は例示であって、本発明は、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
本実施例のフラッシュメモリ10は、行列状に配列された複数のメモリセルを有するメモリアレイ100と、外部入出力端子I/Oに接続された入出力バッファ110と、入出力バッファ110からアドレスデータを受け取るアドレスレジスタ120と、入出力されるデータを保持するデータレジスタ130、入出力バッファ110からのコマンドデータや外部制御信号に基づき各部を制御する制御信号C1、C2、C3等を供給するコントローラ140と、アドレスレジスタ120からの行アドレス情報Axをデコードしデコード結果に基づきブロックの選択およびワード線の選択等を行うワード線選択回路150と、ワード線選択回路150によって選択されたページから読み出されたデータを保持したり、選択されたページへの書込みデータを保持するページバッファ/センス回路160と、アドレスレジスタ120からの列アドレス情報Ayをデコードし当該デコード結果に基づきページバッファ内の列データを選択する列選択回路170と、データの読出し、プログラムおよび消去、ベリファイ等のために必要な電圧(ISPPのプログラム電圧Vpgm、パス電圧Vpass、読出しパス電圧Vread、ISPEの消去電圧Vers)などを生成する内部電圧発生回路180とを含んで構成される。
メモリアレイ100は、列方向に配置された複数のメモリブロックBLK(0)、BLK(1)、・・・、BLK(m)を有する。図4は、メモリブロック内に形成されるNANDストリングの構成を示す回路図である。1つのメモリブロックには、複数のメモリセルを直列に接続したNANDストリング(以下、セルユニットNUという)が複数形成され、そのようなセルユニットNUが行方向に配列される。図4では、1つのメモリブロック内にn+1個のセルユニットNUが行方向に配列されている。
セルユニットNUは、直列に接続された複数のメモリセルMCi(i=0、1、・・・、31)と、メモリセルMC31のドレイン側に接続された選択トランジスタBSTと、メモリセルMC0のソース側に接続された選択トランジスタSSTとを含んで構成される。選択トランジスタBSTのドレインは、対応する1つのビット線GBLに接続され、選択トランジスタSSTのソースは、共通ソース線SLに接続される。メモリセルMCiのコントロールゲートは、ワード線WLiに接続され、選択トランジスタBST、SSTのゲートは、ワード線WLと並行する選択ゲート線SGD、SGSに接続される。ワード線選択回路150は、行アドレスAxに基づきメモリブロックを選択するとき、当該メモリブロックの選択ゲート信号SGS、SGDを介して選択トランジスタBST、SSTを選択的に駆動する。
プログラム/消去のサイクル数が増加すると、図2に示したように、トンネル酸化膜の劣化やトンネル酸化膜への電子のトラップ等の原因により、プログラムまたは消去されるメモリセルのしきい値電圧Vtは正の方向へシフトする。つまり、プログラムおよび消去に要する電圧を高くしなければならない。
プログラムおよび消去では、メモリセルのしきい値が「0」、「1」の分布幅内に入るように制御されるが、その分布幅またはマージン、プログラム時のベリファイおよび消去時のベリファイによって担保される。例えば、データ「0」、「1」の分布幅を狭くするのであれば、しきい値電圧の正の方向のシフトに合わせて、ベリファイ電圧も正の方向にシフトされ、プログラム電圧および消去電圧も増加されることになる。他方、分布幅の許容範囲が広いのであれば、ベリファイ電圧を必ずしも高くする必要はなく、高いプログラム電圧および消去電圧を抑制することができる。この場合には、メモリセルへのストレスも緩和され、メモリセルの急速な劣化を防止することができる。
フラッシュメモリの用途の一つに、大容量のデータの記憶がある。例えば、DVDに記録されたデータのダビングやディジタルカメラ等で撮像されたデータの保存である。このような用途に用いられるフラッシュメモリは、大容量のデータを書き換える回数が比較的少ないため、必ずしも厳しいエンデュランスを求められない反面、優れたデータ保持特性が要求される。他方、電源の監視やセキュリティ向けに使用されるフラッシュメモリにとっては、厳しいエンデュランスが求められる。本実施例では、メモリセルにとって最適なプログラム電圧および消去電圧を提供し、フラッシュメモリの急激な劣化を抑制する。さらに本実施例では、用途に応じたエンデュランスおよびデータ保持特性を有するフラッシュメモリを提供することができる。
図5は、本実施例のフラッシュメモリの消去モードを表したフローチャートである。本実施例の消去モードは、同図に示すように、Pre-Program(S10)、Erase-Latency(S20)、およびPost-Erase(S30)の3つのステップを含んで構成される。
図6は、Pre-program(S10)の詳細を動作を説明するフローチャートである。まず、フラッシュメモリ10は、消去コマンドおよび消去すべきアドレス情報(例えば、行アドレスの上位ビット情報)を外部コントローラから受け取る(S100)。フラッシュメモリ10のコントローラ140は、消去コマンドを解読し、Pre-Programのシーケンスを起動する(S102)。コントローラ140は、アドレスレジスタ120から提供されたアドレス情報に基づき、ワード線選択回路150にメモリアレイ100内の所定のメモリブロックを選択させる(S104)。さらにコントローラ140は、選択されたメモリブロックのスペア領域に記憶されたデータの読み出しを行う(S106)。読み出されたデータは、当該ブロックの各ワード線をISPPによりプログラムしたときの書込みパルス電圧の最小値Vpgm-initと、当該ブロックをISPEにより消去するときの消去パルス電圧の初期値Vers-initとを含む。
図7に、スペア領域に記憶されるデータの一例としてトリミングコードを示す。トリミングコードは、ブロック内の各ページにデータをプログラムするときの書込みパルスの初期値Vpgm-initを表した2値データであり、00〜07の8ビットの正コードと、10〜17の8ビットの反転コードとを含む。ここには、一例として、プログラム電圧16.4V〜17.8Vとワード線31〜25との関係が示され、データ「0」の中で最も小さい電圧がISPPの初期値Vpgm-initである。例えば、ワード線25のプログラム電圧の初期値Vpgm-initは16.8V、ワード線26、27、29、31の初期値Vpgm-initは17V、ワード線30の初期値Vpgm-initは17.2V、ワード線28の初期値Vpgm-initは17.4Vである。Verifiedの「0」は、合格、「1」は不合格である。
トリミングコードは、後述するPost-erase(S30)においてスペア領域に書込まれるが、その書込みの際に、データ「0」は、メモリセルのプログラミング状態をチェックするための指標に利用される。すなわち、各ページについて、ベリファイ電圧=0Vの検証が行われ、データ「0」が表れたか否かが監視される。
正コードのみを利用した場合、各ページに含まれる「0」のビット数は異なる。例えば、ワード線31は、「0」の数は5ビットであるが、ワード線28は、「0」の数は3ビットである。各ページの異なる「0」のビット数を用いて、実際には数千ないし数万ビットを含む各ページのプログラム状態を推測することになる。このため、各ページのプログラム状態は、より多くのビット数を参照することが、その推測の精度を向上させる上で好ましい。さらに各ページのプログラム状態の推測において、判断にバラツキが生じないようにすることが望ましい。本実施例では、反転コードを用意することで、各ワード線には、8ビットの「0」が均等に含まれるので、各ワード線のプログラム状態をチェックするために参照されるビット数を増やし、推測の精度を向上させることができる。また、各ワード線の「0」の母数を均一にすることで、ワード線間の判断のバラつきを抑制することができる。なお、トリミングコードには、当該メモリブロックを消去するときのISPEの初期値Vers-initがいずれか1つのワード線に関連付けして記憶されている。
コントローラ140は、スペア領域からトリミングコードを読み出すと、このコードをレジスタに記憶させる(S108)。もし、スペア領域に正コードのみを記憶させている場合には、コントローラ140は、正コードの反転コードを作成し、正コードとともに反転コードを一緒にレジスタに記憶させるようにしてもよい。なお、レジスタは、フラッシュメモリ内のSRAMやDRAM等で構成される内部メモリであってもよいし、あるいはメモリブロック100内の所定の記憶領域を割り当てるものであってもよい。
コントローラ140は、図7に示すトリミングコードのNAND演算を行い、ブロック中のプログラム電圧の初期値の最小値Vpgm-minを抽出する(S110)。図7の例では、ブロック内の最小値Vpgm-minは、16.8Vである。さらにコントローラ140は、ブロックを消去するときのISPEの初期値Vers-initをトリミングコードから読み出す。
次に、コントローラ140は、消去対象として選択されたブロックの全ワード線に、ISPPの初期値の最小値Vpgm-min+αの1パルスを印加し、ブロック全体(スペア領域を含む)のPre-Programを実行する(S112)。αは、予め決定される値であり、ブロック内の全てのメモリセルにデータ「0」が書込まれるような期待値に設定される。例えば、αは、3ステップ電圧に相当する電圧、あるいは、トリミングコードのISPPの初期値の最大値Vpgm-max(Vpgm-min+α=Vpgm-max、図7の例では、17.4V)、または最小値Vpgm-minと最大値Vpgm-maxの中間値などにすることができる。こうして、選択されたブロックは、消去される前にPre-Programによってプログラムが経験される。
コントローラ140は、Pre-Programのシーケンスを終了すると、次に、Erase-Latencyのシーケンスへ移行する。図8は、Erase-Latency(S20)の詳細な動作フローを示す図である。コントローラ140は、Pre-Programを終了すると(S200)、レジスタから消去電圧の初期値Vers-initを読出し、これを消去パルスの初期値に設定する(S202)。次に、コントローラ140の制御により、選択されたブロックの全ワード線に0Vが印加され、基板のウエルに消去電圧Vers-initが印加され、ブロックのデータが消去される(S204)。
次に、Verify=0Vで消去ベリファイが行われる(S206)。つまり、消去されたブロックの全ワード線に0Vを印加し、ビット線の導通の有無が検証される。全てのページにおいて、しきい値Vt<0が確認されれば、合格と判定され(S208)、ブロック消去は終了となる(S212)。いずれかのページにおいて、消去が不十分であった場合には、ステップ電圧として0.2Vが増加され、すなわち消去電圧Vers=Vers+0.2Vが設定され(S210)、再び消去パルスが印加される。もし、これでも消去が不十分であれば、同様の処理が繰り返される。消去に要した消去パルス数は、カウンタによってカウントされ、そこに保持される。Verify=0Vで消去ベリファイを行うことで、消去ストレスが緩和される。
コントローラ140は、Erase-Latencyが終了すると、次に、Post-Eraseのシーケンスに移行する。図9は、Post-Erase(S30)の詳細な動作フローを示す図である。選択されたブロックの消去が終了すると(S300)、コントローラ140は、消去に要した消去パルスの数をチェックする(S302)。消去パルスの数は、上記したように、Erase-Latencyのときにカウンタ等に保持される。コントローラ140は、消去パルスが2パルスまたは3パルスかを判別し(S304)、2パルスであれば、選択されたブロックのスペア領域に、レジスタに記憶された消去電圧の初期値Vers-initをそのまま書込む(S306)。他方、消去パルスが3パルスでれば、スペア領域に書込む消去パルスの初期値vers-initを、次のテップ電圧だけ増加した電圧、例えば0.2Vに更新して書込む(S308)。
図10(A)は、消去パルスが3パルスであるときの消去パルスの初期値Vers-initの更新例を示している。すなわち、消去1では、Erase-Latencyのシーケンスにより、3度の消去パルス18.4Vが印加されたときにベリファイにおいて合格と判定されたことを示している。この場合、Post-Eraseモードにおいて、スペア領域には、消去電圧の初期値Vers-initが18.2Vに更新されて記憶される。将来、このブロックの消去2が行われるとき、消去パルスの初期値Vers-initは18.2Vから始まり、次に、18.4Vの消去パルスが印加される。1つの消去パルスの印加時間は、約300μsであるため、消去1で消去電圧が印加される時間の合計は、約900μsである。消去2では、初期値が18.2Vに高くなる反面、消去電圧が印加される全体の時間を約600μsに減らすことが可能であり、ブロックに与える消去ストレスを緩和することができる。なお、ここでは、パルス回数が2回または3回の例を示しているが、これ以外にもパルス回数が一定数を超えるか否かを判定し、その判定結果に基づき初期値Vers-initを変更するようにしてもよい。
再び、図9を参照すると、コントローラ140は、消去されたブロックの各ワード線に、レジスタに記憶されたワード線毎の初期値Vpgm-initを印加し、ブロック内のスペア領域へのトリミングコードのプログラムを行う(S310)。この際、トリミングコードは、正コードおよび反転コードを含むものであるから、各ワード線につき、8ビット分の「0」のプログラム状態をベリファイにおいて監視することになる。各ワード線について書込みパルスの初期値Vpgm-initを用いてプログラムを行った後に、ワード線に0Vを印加してビット線の導通の有無を検証する、すなわち、Verify=0Vでのベリファイが行われる。もし、プログラムされたページのいずれか1つのメモリセルのしきい値がVt>0Vであれば、言い換えれば、8ビットのうちのいずれか1つのベリファイが合格となれば、コントローラ140は、そのページのプログラム電圧の初期値Vpgm-initが1ステップ下がるように、レジスタに記憶されているコードを更新し、更新されたコードをスペア領域に書込む(S316)。これは、ブロック消去により、トンネル酸化膜が劣化しメモリセルへのプログラムが高速になったと考えられ、これを抑制するために初期値を下げる。
他方、プログラムされたページの全てのメモリセルのしきい値がVt≦0Vであれば、つまり、8ビットのすべてのベリファイが不合格であれば、メモリセルのデータ保持特性が通常に戻っていると考えられるので、コントローラ140は、レジスタに記憶されているコードをスペア領域にそのまま書込む(S318)。なお、ここには示さないが、トリミングコードをスペア領域にプログラムするためのシーケンスは、その後も、継続される。すなわち、所定のベリファイ電圧によってプログラムが合格と判定されるまで、ISPPによる書込みパルスが順次印加され、スペア領域にトリミングコードが記憶される。その際、トリミングコードには、更新された正コードとその反転コードが含まれる。
図11は、更新されたコードの一例を表している。もし、ワード線28に対してプログラム電圧の初期値Vpgm-initでプログラムを行ったときに、そのベリファイにおいてVt>0Vであった場合には、ステップS316に記載のように、初期値Vpgm-initが1ステップだけ下げられ、ワード線28の17.2Vのデータは「1」から「0」に更新される。つまり、ワード線の初期値Vpgm-initは、17.0Vに更新される。
図10(B)は、ISPPによる書込みパルスの例を示している。仮に、Post-eraseにおいて、ワード線28に初期値Vpgm-init=17.2Vが印加され、ベリファイでVt>0となったならば、初期値Vpgm-initは、17.0Vに1ステップ下げられる。この初期値は、プログラムモードにおいてプログラムが行われるときに読出され、このページへのプログラムは、初期値Vpgm-initとして17.0Vの書込みパルスから印加が開始される。
次に、本実施例のプログラムモードについて説明する。図12は、プログラムモードの詳細を示すフローチャートである。プログラムモードでは、ブロックのスペア領域に記憶されたプログラム電圧の初期値Vpgm-initを読出し、この初期値を利用してISPPにより書込みを行う。
コントローラ140は、プログラム命令とアドレス情報を外部コントローラから受け取ると(S400)、プログラム命令を解読し、Program-Modeを起動する(S402)。コントローラ140は、アドレス情報に基づきブロックおよびページを選択し(S404)、選択されたページのスペア領域に記憶されたプログラム電圧の初期値Vpgm-init(データ「0」の中で最小となる電圧)を抽出する(S406)。次に、コントローラ140は、選択ページに初期値Vpgm-initを印加し、選択ページへのデータの書込みを行う(S408)。次に、コントローラ140は、Verify=0V、すなわち、選択ページに0Vを印加して、選択ページのベリファイを行い(S410)、選択ページのいずれかのメモリセルのしきい値がVt>0であるか否かを判定する(S412)。
選択ページのいずれかのメモリセルにおいて、しきい値Vt>0が発生している場合には、プログラム速度が速くなっていると判定し、Vpgm=Vpgm+0.8V(S414)とし、ステップ電圧が0.8Vとなる電圧が抑制されたISPPのプログラムが続けられる。他方、選択ページのいずれのメモリセルにおいて、しきい値Vt>0が生じていない場合、すなわち、データ「0」が現れない場合には、消去後の状態からの時間経過によりデータ保持特性が改善されたと考えられ、次のプログラム電圧は、Vpgm=Vpgm+0.2V(S414)、Vpgm=Vpgm+0.8V(S416)のシーケンスにより、ステップ電圧を1Vに上昇させて2回目以降のISPPが続けられる。なお、図12には示していないが、以後の選択ページのプログラムのベリファイは、0Vよりも高い所定の電圧で行われ、ベリファイで合格と判定されたとき、選択ページへのプログラムは完了する。
図13は、ISPPのパルス波形の例である。図13(A)は、初期値Vpgm-init=16.2Vであり、ステップ電圧が0.8Vずつ増加する通常のISPPを示している。図13(B)では、上記したようにプログラム速度が減速したと考えられた場合に、ステップ電圧が1V上昇され、2回目のプログラム電圧が17.2VとなったISPPを示している。
フラッシュメモリでは、データをプログラムするとき、未だデータのプログラムが行われていない領域、あるいはデータを消去した領域が用意される。好ましくは、特定の領域の摩耗が急速に進行しないように、プログラム/消去の回数が均等になるようなアルゴリズムによって記憶領域が選択される。図14は、あるブロックに対してプログラムと消去が繰り返された例を示している。すなわち、ブロックの消去1が行われ、その後、ブロック内のページにプログラム(書込み)が行われ、その後、ブロックの消去2が行われる。
本実施例では、ブロックの消去1を行う場合、消去前書込み(Pre-Program)が行われる。ブロック内には、過去に一度もプログラムされたことがないメモリセル、あるいは比較的少ない回数でしたプログラムされたことがないメモリセルが含まれることがある。消去前書込みは、各ページの書込みパルスの初期値Vpgm-initを参照し、これより2ないし3ステップ大きな書込みパルスを印加することで、ブロック内のすべてのメモリセル、あるいは大部分のメモリセルは、データ「0」にプログラムされる。メモリセルのしきい値のシフトは、図2に示すように消去/プログラムのサイクル回数に比例するものであり、サイクル回数を均一化することで、ブロック内のメモリセルのしきい値が均一化され、あるいは差が大きくならないようにされる。
ブロックの消去1が終了すると、消去後書込み(Post-Erase)が行われる。消去後書込みでは、消去前の書込みパルスおよび消去パルスが更新される。上記したように、ブロックを消去するときの消去パルスの回数が増加(例えば、上記の例では、2回から3回に増加)した場合、消去パルスの初期値は、例えば、図10(A)に示すように、1ステップ電圧だけ増加される。従って、このブロックの次回の消去パルスの初期値は、1ステップ電圧高くなるが、その反面、消去パルスの回数は2回に減少されるであろう。2回の消去パルスの印加時間は、3回の消去パルスを印加するときよりも短くなるため、メモリセルへの実質的なストレスを緩和することができ、メモリセルの劣化を抑制し得る。
さらに、消去後書込み(Post-Erase)では、レジスタに記憶されたトリミングコードの初期値Vpgm-initを用いて、ブロック内のスペア領域の各ページにトリミングコードのプログラムが行われ、Vt=0Vのベリファイ電圧を基準に、メモリセルがプログラムがされ易くなったか否かがチェックされる。データ保持特性が良好な通常のメモリセルであれば、初期値Vpgm-initのパルスの印加ではプログラムされず、データ「0」は現れない。正コードおよび反転コードの8ビットのデータ「0」に対応するビット線のいずれかに「0」が現れた場合には、プログラムがされ易い状態にあると判定され、1ステップ電圧だけ下げられた初期値に更新される。その後、更新されたトリミングコードは、通常のISPPのシーケンスによりスペア領域にプログラムされる。
ブロックの消去1が完了すると、当該ブロックの領域は、プログラムに使用可能となる。プログラムが行われるとき、アドレス情報に基づきページが選択され、選択されたページのスペア領域に記憶された書込みパルスの初期値Vpgm-initが読み出される。この書込みパルスの初期値は、消去1の直後にPost-Eraseにおいてスペア領域に成された消去後書込みのプログラム状態を反映して更新されたものである。読み出された書込みパルスの初期値Vpgm-initに基づき選択されたページへのプログラムが実行され、Verify=0Vで検証が行われる。消去直後にはプログラム速度が速くなる傾向があるが、消去1から書込みまでの時間が経過すると、メモリセルのデータ保持特性が回復する。消去後と同じ書込みパルスの初期値Vpgm-initを用いて、Verify=0Vでの検証を行った結果、選択ページのいずれかにデータ「0」が現れた場合には、メモリセルがプログラムされ易い状態にあり、2回目以降に大きな書込みパルス電圧を印加すると、メモリセルの劣化が急速に進行すると考えられるため、2回目の書込みパルス電圧が抑制される(例えば、図13(A)に示すように、0.8V)。他方、データ「0」が現れなければ、メモリセルのデータ保持特性は改善されていると考えられるので、2回目の書込みパルス電圧は、相対的に大きくされる(例えば、図13(B)に示すように、1V)。
書込みが行われた後、当該ブロックは、再び消去されることになる。ブロック内のすべてのページがプログラムされているとは限らないし、1ページがすべてデータ「0」であるとは限らない。つまり、ブロック内には、データ「1」とデータ「0」とが混在している。上記したように、ブロックの消去2が行われる前に、消去前書込みによって、ブロック内がすべてあるいは大部分がデータ「0」にされる。
このように本実施例によれば、プログラム/消去のサイクル特性の均一化を図ることができ、メモリセル間のストレスを均一化させ、データ書換え回数およびデータ保持特性の局所的な劣化を防止し、長寿命のフラッシュメモリを提供することができる。また、消去の前後のプログラム状態を監視することで、サイクル数の進行度に応じた最適なプログラム電圧および/または消去電圧を提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
上記実施例では、1つのメモリセルに1つのしきい値(単データ)を設定する例を示したが、2値、4値などの多ビットデータを記憶する半導体メモリにも適用することができる。さらに、当業者であれば、消去パルスの生成は、公知の回路技術を用いて容易に成し得るものであり、上記の消去パルスの数、消去電圧、パルス幅は、単なる例示であり、半導体メモリの設計仕様等に応じて適宜変更することが可能である。さらに上記実施例では、電荷蓄積層としてフローティングゲートを用いたメモリセルを例示したが、フローティングゲート以外の電荷蓄積層を用いた、例えばONO(酸化膜−窒化膜−酸化膜)のような界面トラップ型の不揮発性メモリセルであってもよい。
10:フラッシュメモリ
100:メモリアレイ
110:入出力バッファ
120:アドレスレジスタ
130:データレジスタ
140:コントローラ
150:ワード線選択回路
160:ページバッファ/センス回路
170:列選択回路

Claims (13)

  1. 複数のメモリセルが行列方向に形成されたメモリアレイと、
    メモリアレイの選択されたページに1つまたはそれ以上の書込みパルスを印加することで選択されたページにデータをプログラムするプログラム手段と、
    メモリアレイの選択されたブロックに1つまたはそれ以上の消去パルスを印加することで選択されたブロックのデータを消去する消去手段と、
    前記消去手段による消去前に消去前書込みを行う手段と、
    前記消去手段による消去後に消去後書込みを行う手段とを有し、
    前記消去後書込み手段は、選択されたブロック内の予め決められた領域に、当該ブロックの各ページの書込みパルスに関する電圧情報と当該ブロックの消去パルスに関する電圧情報を書込み、
    前記消去前書込み手段は、前記予め決められた領域に記憶された書込みパルスに関する電圧情報に基づき選択されたブロックの各ページに消去前書込みを行い、
    前記消去手段は、前記予め決められた領域に記憶された消去パルスに関する電圧情報に基づき選択されたブロックの消去を行う、不揮発性半導体メモリ。
  2. 前記消去後書込み手段は、前記書込みパルスに関する電圧情報に基づき書込みを行った時のベリファイの結果に基づき前記書込みパルスに関する電圧情報を更新し、当該更新された電圧情報を書込む、請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。
  3. 前記消去後書込み手段は、選択されたページのいずれかのメモリセルのしきい値が基準値を超えた場合には、書込みパルスの初期値が下がるように前記書込みパルスに関する電圧情報を更新する、請求項2に記載の不揮発性半導体メモリ。
  4. 前記書込みパルスに関する電圧情報は、ワード線毎に書込みパルスの初期値を2値データで表したnビットの正コードと、当該正コードを反転したnビットの反転コードとを含み、
    前記消去後書込み手段は、前記予め決められた領域に前記正コードおよび反転コードを書込む際に、前記正コードおよび前記反転コードの2値データで特定されたメモリセルを対象としたベリファイを行う、請求項2または3に記載の不揮発性半導体メモリ。
  5. 前記消去後書込み手段は、前記消去手段による消去パルスの数に応じて前記消去パルスに関する電圧情報を更新し、当該更新された電圧情報を書込む、請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。
  6. 前記消去後書込み手段は、前記消去手段による消去パルスの数が一定数を超えたか否かを判定し、一定数を超えた場合には、消去パルスの初期値が上昇するように消去パルスに関する電圧情報を更新する、請求項5に記載の不揮発性半導体メモリ。
  7. 前記消去前書込み手段は、前記書込みパルスに関する電圧情報からブロック内の各ページの書込みパルスの初期値の最小値を抽出し、当該最小値に一定の電圧値を加えた書込みパルスによりブロックの消去前書込みを行う、請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。
  8. 前記消去前書込み手段は、前記予め決められた領域に記憶された書込みパルスに関する電圧情報および消去パルスに関する電圧情報を読出し、少なくとも前記消去手段により消去が行われる期間、読み出された電圧情報をレジスタに保持する、請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。
  9. 複数のメモリセルが行列方向に形成されたメモリアレイを有する不揮発性半導体メモリのデータの消去方法であって、
    消去コマンドおよびアドレス情報に基づきブロックを選択し、
    選択されたブロックの予め決められた領域から、各ページをプログラムするときの書込みパルスに関する電圧情報と当該ブロックを消去するときの消去パルスに関する電圧情報を読出し、
    読み出された書込みパルスに関する電圧情報に基づき前記選択されたブロックの各ページに対し消去前書込みを行い、
    前記消去パルスに関する情報に基づき前記選択されたブロックを消去し、
    一定の条件に基づき前記書込みパルスに関する電圧情報および前記消去パルスに関する電圧情報を更新し、
    前記更新された書込みパルスに関する電圧情報および消去パルスに関する電圧情報を前記予め決められた領域に消去後書込みを行う、ステップを備えた消去方法。
  10. 前記一定の条件は、消去に用いられた消去パルスの数が一定数を超えたか否かであり、一定数を超えた場合には、消去パルスの初期値が上昇するように前記消去パルスに関する電圧情報を更新する、請求項に記載の消去方法。
  11. 前記一定の条件は、前記書込みパルスの電圧情報に基づく書込みパルスの初期値による書込みを行った後のベリファイにおいて、選択されたページのいずれかのメモリセルのしきい値が基準値を超えたか否かであり、しきい値が基準値を超えた場合には、書込みパルスの初期値が下がるように前記書込みパルスに関する電圧情報を更新する、請求項に記載の消去方法。
  12. 前記書込みパルスに関する電圧情報は、ワード線毎に書込みパルスの初期値を2値データで表したnビットの正コードと、当該正コードを反転したnビットの反転コードとを含み、
    前記消去後書込みは、前記予め決められた領域に前記正コードおよび反転コードを書込む際に、前記正コードおよび前記反転コードの2値データで特定されたメモリセルを対象としたベリファイを行う、請求項11に記載の消去方法。
  13. 前記消去前書込みは、選択されたブロックの各ページの書込みパルスに関する電圧情報の中から最小値を抽出し、当該最小値に一定値を加えた書込みパルスにより消去前書込みを行う、請求項に記載の消去方法。
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