JP5539149B2 - シフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シフト部材が操作されることでシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
シフトレバー装置としては、電磁石保持部材と吸着板保持部材とが回動中心を同一にして回動可能にされ、かつ、電磁石保持部材に電磁石が保持されると共に、吸着板保持部材に吸着板が保持されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このシフトレバー装置では、電磁石保持部材及び吸着板保持部材がそれぞれ電磁石付勢部材及び吸着板付勢部材によって初期回動位置側へ付勢されており、吸着板保持部材は初期回動位置に係止されると共に、電磁石保持部材は電磁石の吸着板との接触により初期回動位置に係止されている。
シフトレバーが「P」シフト位置から操作される際には、シフトレバーから電磁石保持部材へ回動力が入力されて、電磁石保持部材が電磁石付勢部材の付勢力に抗して回動される。
電磁石が磁力を発生せずに吸着板を吸着しない状態では、電磁石保持部材が回動されても、吸着板保持部材は回動されない。これにより、吸着板保持部材がシフトレバーの操作を阻止することで、シフトレバーの「P」シフト位置からの操作が阻止される(シフトロック状態)。
一方、電磁石が磁力を発生して吸着板を吸着する状態では、電磁石保持部材の回動と一体に吸着板保持部材が吸着板付勢部材の付勢力に抗して回動される。これにより、吸着板保持部材がシフトレバーの操作を許可することで、シフトレバーの「P」シフト位置からの操作が許可される(シフトロック解除状態)。
ところで、一般に、シフトレバー装置には、解除ボタンが設けられており、解除ボタンが操作された際には、解除ボタンに連動されて吸着板保持部材が強制的に吸着板付勢部材の付勢力に抗して回動される。これにより、電磁石が磁力を発生しない場合でも、シフトレバーの「P」シフト位置からの操作が許可される(強制シフトロック解除状態)。
しかしながら、上述の如く、解除ボタンの操作によって吸着板保持部材を吸着板付勢部材の付勢力に抗して回動させる必要がある。このため、解除ボタンの操作荷重及び操作ストロークが大きくならなくする対策が必要な場合がある。
特開2007−22375公報
本発明は、上記事実を考慮し、操作部材の操作荷重及び操作ストロークを小さくできるシフト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフト装置は、操作されることでシフト位置が変更されるシフト部材と、許可位置に配置され、前記シフト部材が所定シフト位置から操作される際に許可位置に保持されることで前記シフト部材の所定シフト位置からの操作が許可されると共に、前記シフト部材が所定シフト位置から操作される際に阻止位置に移動されることで前記シフト部材の所定シフト位置からの操作が阻止される配置部材と、操作されることで前記配置部材が移動されずに許可位置に保持される操作部材と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記配置部材を付勢して許可位置に配置する付勢手段を備えている。
請求項3に記載のシフト装置は、請求項1又は請求項2に記載のシフト装置において、前記シフト部材が所定シフト位置から操作される際に前記配置部材の配置が許可位置と阻止位置とに切り替えられることで移動方向が切り替えられて前記シフト部材の所定シフト位置からの操作の許可と阻止とが切り替えられる移動部材を備えている。
請求項1に記載のシフト装置では、シフト部材が操作されることで、シフト位置が変更される。
シフト部材が所定シフト位置から操作される際に、配置部材が許可位置に保持されることで、シフト部材の所定シフト位置からの操作が許可される。一方、シフト部材が所定シフト位置から操作される際に、配置部材が阻止位置に移動されることで、シフト部材の所定シフト位置からの操作が阻止される。
また、操作部材が操作されることで、配置部材が許可位置に保持される。このため、シフト部材の所定シフト位置からの操作が許可される。
ここで、配置部材が許可位置に配置されており、上述の如く、操作部材が操作されることで、配置部材が許可位置に保持される。
このため、操作部材の操作により配置部材を移動させる必要がない。これにより、配置部材を移動させるために荷重が必要な場合でも操作部材の操作荷重を小さくできると共に、操作部材の操作ストロークを小さくできる。
請求項2に記載のシフト装置では、付勢手段が配置部材を付勢して許可位置に配置する。このため、簡単な構成で配置部材を許可位置に配置できる。
請求項3に記載のシフト装置では、シフト部材が所定シフト位置から操作される際に、配置部材の配置が許可位置と阻止位置とに切り替えられることで、移動部材の移動方向が切り替えられて、シフト部材の所定シフト位置からの操作の許可と阻止とが切り替えられる。このため、簡単な構成でシフト部材の所定シフト位置からの操作の許可と阻止とを切り替えることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す車両左斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック解除時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置を示す上方から見た平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック解除時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトレバーの「P」シフト位置への操作時を示す上方から見た平面図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置10の主要部が車両左斜め後方から見た斜視図にて示されており、図2には、シフトレバー装置10の主要部が上方から見た平面図にて示されている。さらに、図5には、シフトレバー装置10が上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るシフトレバー装置10は、所謂フロア式かつゲート式のものにされている。
図5に示す如く、シフトレバー装置10には、設置部材としての略長方体形箱状のハウジング12が設けられており、ハウジング12は、車両の車室における床部(フロア)の車両前側部かつ車両左右方向(車幅方向)中央部に設置されている。ハウジング12の上壁は、板状のカバー14にされており、カバー14には、操作路としての所定の屈曲形状の操作溝16が貫通形成されている。
シフトレバー装置10には、シフト部材(押圧部材)としての略長尺円棒状のシフトレバー18が設けられている。シフトレバー18は、下端において、ハウジング12内の下端に支持されており、シフトレバー18は、下端を中心として、車両前後方向及び車両左右方向へ操作(回動)可能にされている。
シフトレバー18の上側部分は、カバー14の操作溝16に貫通されており、シフトレバー18が操作溝16に沿って操作されることで、シフト位置が、所定シフト位置としての「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「3」シフト位置、「2」シフト位置、及び、「L」シフト位置に変更可能にされている。また、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ操作される際には、シフトレバー18が、車両右方(車幅方向一方)へ操作されて「PS」位置に到達された後に、車両後方及び車両左方(車幅方向他方)へこの順で操作される。
ハウジング12内には、シフトロック機構20(シフトロックユニット)が固定されており、シフトロック機構20は、カバー14の操作溝16の「PS」位置の下側かつ車両前側に配置されている。
図1及び図2に示す如く、シフトロック機構20には、配置部材を構成する直方体状の第1リンク22が設けられており、第1リンク22は、初期位置である許可位置(図1及び図2のロック解除位置)と阻止位置(図3のロック位置)との間で、車両左右方向へスライド可能にされている。
第1リンク22の車両右側には、係止部材としての係止壁24が固定されており、係止壁24の車両左側面は、車両左右方向に垂直に配置されている。なお、係止壁24は、ゲート溝が貫通形成された高強度の板状の強度ゲートの一部(ゲート溝の周縁を含む)によって構成されてもよく、ゲート溝は、上記操作溝16と略同一の形状にされると共に、シフトレバー18が貫通されている。
第1リンク22と係止壁24との間には、付勢手段としての第1リターンスプリング26が架け渡されており、第1リターンスプリング26は、圧縮コイルスプリングにされて、第1リンク22を車両左方(係止壁24とは反対側)へ付勢している。
第1リンク22には、円軸状の支持軸28が固定されており、支持軸28は、第1リンク22の上面から上方へ突出されている。
支持軸28には、移動部材としてのU字形棒状の第2リンク30が支持されている。第2リンク30には、U字形棒状のリンク本体32が設けられており、第2リンク30は、リンク本体32の基端部32Aにおいて、支持軸28に回動可能に支持されている。リンク本体32の先端部32Bは、カバー14の操作溝16の「PS」位置の下側に配置されている。
リンク本体32の先端部32Bの車両左側面は、阻止部としての平面状のロック面32Cにされており、ロック面32Cは、車両左右方向に垂直に配置されている。リンク本体32の先端部32Bの車両右側面は、押圧部としての押圧面32Dにされており、押圧面32Dは、車両左右方向に垂直に配置されている。なお、ロック面32C及び押圧面32Dの少なくとも一方は、車両前方へ向かうに従い車両右方又は車両左方へ向かう方向に傾斜されてもよい。
シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧される。一方、シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18の車両左側部分によって第2リンク30の押圧面32Dが車両左側へ押圧される。
リンク本体32の基端部32Aには、移動部としてのL字形棒状の一対の移動棒34A、34Bが一体に設けられている。移動棒34Aの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両左方へ向かうに従い車両前方へ向かう方向へ延伸されると共に、移動棒34Bの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両左方へ向かうに従い車両後方へ向かう方向へ延伸されており、移動棒34A、34Bの先端部は、下方に延出されている。
第1リンク22の上面には、直方体形箱状の収容箱36が固定されており、収容箱36は、車両前後方向に長尺にされている。収容箱36の上面は、開放されており、収容箱36の車両前側壁及び車両後側壁には、それぞれ矩形状の開放孔36A、36Bが貫通形成されている。開放孔36A、36Bは、上方に開放されており、開放孔36A、36Bには、それぞれ第2リンク30の移動棒34A、34Bの先端部が挿入されている。また、移動棒34A、34Bの一方の先端部が収容箱36内に移動されると共に、移動棒34A、34Bの他方の先端部が収容箱36外に移動されることで、第2リンク30の回動が許容される。
収容箱36内には、移動付勢手段としての第2リターンスプリング38が収容されており、第2リターンスプリング38は、圧縮コイルスプリングにされて、収容箱36の車両前側壁と車両後側壁との間に架け渡されている。第2リターンスプリング38は、第2リンク30の移動棒34A、34Bの先端部間にも架け渡されており、これにより、第2リンク30の回動が係止(制限)されて、第2リンク30が初期位置に配置されている。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力に比し、大きくされている。
第1リンク22の車両左側面には、配置部材を構成する吸着部材としての矩形板状のヨークプレート40が保持されており、ヨークプレート40は、第1リンク22と一体にスライド可能にされると共に、金属製(例えば鉄製)にされている。
ヨークプレート40の車両左側には、保持手段(吸着手段)及び切替手段としてのマグネット42(電磁石)が固定されており、マグネット42の車両右側面には、吸着面42Aが設けられている。吸着面42Aには、第1リターンスプリング26の付勢力によってヨークプレート40が面接触されており、これにより、第1リンク22が初期位置である許可位置に係止(配置)されている。また、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22及びヨークプレート40が車両右方へスライドされることで、ヨークプレート40がマグネット42(吸着面42A)から分離可能にされている。
マグネット42は、車両の制御装置44に電気的に接続されている。制御装置44には、車両のブレーキ46が電気的に接続されており、ブレーキ46が操作されることで、車両が制動される。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されないことで、吸着面42Aに磁力が発生せずに、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。これにより、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右方(阻止方向)へのスライドが許可されることで、第1リンク22が、許可位置から阻止位置に向けてスライド可能にされて、阻止状態(ロック状態)にされる。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されることで、吸着面42Aに磁力が発生して、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着(保持)される。これにより、マグネット42によってヨークプレート40及び第1リンク22の車両右方へのスライドが阻止されることで、第1リンク22が、許可位置に保持されて、許可状態(ロック解除状態)にされる。
第2リターンスプリング38の付勢力は、マグネット42(吸着面42A)のヨークプレート40に対する吸着力と第1リターンスプリング26の付勢力との合計に比し、小さくされている。このため、上述の如くマグネット42によって第1リンク22が許可位置に保持された状態では、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動可能にされて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側(許可方向)へ回動可能にされる。
図1、図2及び図5に示す如く、ハウジング12のカバー14には、操作部材としての棒状の解除ボタン48が保持されており、解除ボタン48は、長手方向に沿って上下方向へ移動(スライド)可能にされている。カバー14(ハウジング12)と解除ボタン48との間には、復帰手段としての復帰スプリング(図示省略)が架け渡されており、復帰スプリングが解除ボタン48を上側(ハウジング12外)へ付勢することで、解除ボタン48が上端部(一端部)をカバー14から上側へ突出された状態に係止されている。
解除ボタン48の下端部(他端部)は、第1リンク22の車両前側端の車両右側に対する上側に配置されている。このため、解除ボタン48が復帰スプリングの付勢力に抗して上端を下側(ハウジング12内)へ押圧操作されることで、解除ボタン48の下端部が第1リンク22の車両前側端の車両右側に配置される。これにより、解除ボタン48の下端部に第1リンク22が係止されて、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右方へのスライドが阻止されることで、第1リンク22が、許可位置に保持されて、強制許可状態(強制ロック解除状態)にされる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10では、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際に、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧される。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されず、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力に比し、大きくされている。
このため、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧された際には、図3に示す如く、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の回動が阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が車両右方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30が係止壁24に係止(面接触)される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の回動が係止壁24によって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されないことで、第2リンク30のロック面32Cによってシフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されて、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着される。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力とマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力との合計に比し、小さくされている。
このため、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧された際には、図4に示す如く、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の車両右方へのスライドが阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
このように、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際に、マグネット42(吸着面42A)がヨークプレート40に対する吸着と非吸着とを切り替えて、第1リンク22の配置が許可位置と阻止位置とに切り替えられることで、第2リンク30の移動方向が車両右方へのスライド方向と車両右側かつ車両前側への回動方向とに切り替えられて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作の阻止と許可とが切り替えられる。このため、簡単な構成でシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作の阻止と許可とを切り替えることができる。
また、シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18の車両左側部分によって第2リンク30の押圧面32Dが車両左側へ押圧されることで、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動される。これにより、第2リンク30の先端部32Bが車両左側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作が許可される。
ところで、解除ボタン48が復帰スプリングの付勢力に抗して上端を下側へ押圧操作されることで、解除ボタン48の下端部が第1リンク22の車両前側端の車両右側に配置される。これにより、解除ボタン48の下端部に第1リンク22が係止されることで、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右方へのスライドが阻止されて、第1リンク22が許可位置に保持される。
このため、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際に、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧されると、マグネット42が通電されなくても(マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されなくても)、図4に示す如く、第1リンク22及びヨークプレート40の車両右方へのスライドが阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が強制的に許可(強制ロック解除)される。
ここで、第1リンク22が初期位置である許可位置に配置されており、上述の如く、解除ボタン48が押圧操作されることで、第1リンク22が許可位置に保持される。
このため、解除ボタン48の押圧操作により第1リンク22及びヨークプレート40を移動させる必要がない。これにより、解除ボタン48の押圧操作により第1リンク22及びヨークプレート40を付勢する付勢力に抗して第1リンク22及びヨークプレート40を移動させる必要がなく、解除ボタン48の押圧操作荷重を小さくできる。しかも、解除ボタン48の押圧操作ストロークを小さくでき、解除ボタン48の上端部のカバー14から上側への突出量を小さくできる。
さらに、第1リターンスプリング26が第1リンク22及びヨークプレート40を付勢して、第1リンク22を許可位置に配置している。このため、簡単な構成で第1リンク22を許可位置に配置できる。
[第2の実施の形態]
図6には、本発明の第2の実施の形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置1050の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置50は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置50では、第1リンク22に、平面視長尺状のリンク孔52が形成されており、リンク孔52は、第1リンク22の上面から開放されると共に、車両前後方向に平行に配置されている。リンク孔52の車両後側の端部内には、支持軸28の下側部が挿入されており、支持軸28は、回転不能にされると共に、リンク孔52の長手方向へスライド可能にされている。
第2リンク30は、支持軸28に回動不能に支持されており、第2リンク30のロック面32Cは、車両前方へ向かうに従い車両左方へ向かう方向に傾斜されている。第2リンク30の押圧面32Dは、先端部32Bの車両後側面にされており、押圧面32Dは、車両前後方向に垂直に配置されている。なお、押圧面32Dは、車両前方へ向かうに従い車両右方又は車両左方へ向かう方向に傾斜されてもよい。
係止壁24の車両左側面には、係止部としての直方体状の係止突起24Aが一体に形成されており、係止突起24Aは、係止壁24から車両左側へ突出すると共に、第2リンク30のリンク本体32の車両前側に配置されている。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生せずにマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない場合には、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の車両前側へのスライドが阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が車両右方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30のリンク本体32が係止壁24及び係止突起24Aに係止(面接触)される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の車両右側及び車両前側へのスライドが係止壁24及び係止突起24Aによって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側及び車両前側へスライドされないことで、第2リンク30のロック面32Cによってシフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生してマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着された場合には、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の車両右方へのスライドが阻止された状態で、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、第2リンク30のロック面32Cが車両前側へスライドされることで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可される。
さらに、シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが車両前側へ押圧されることで、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作が許可される。
ここで、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、第1リンク22のリンク孔52を車両前後方向に平行に配置した構成としたが、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い車両右方又は車両左方へ向かう方向に傾斜させた構成としてもよい。また、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い車両右方へ向かう方向に傾斜させた構成とした場合には、第2リンク30のロック面32Cを、車両左右方向に垂直に配置し、又は、車両前方へ向かうに従い車両右方へ向かう方向に傾斜させてもよい。
[第3の実施の形態]
図7には、本発明の第3の実施の形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置1060の主要部が車両左方から見た側面図にて示されており、図8には、シフトレバー装置60が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置60は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図8に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置60は、所謂ストレート式のものにされており、カバー14の操作溝16は、車両前後方向に平行に配置されている。このため、シフトレバー18が操作溝16に沿って車両前後方向へ操作されることで、シフト位置が、「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「3」シフト位置、「2」シフト位置、及び、「L」シフト位置に変更可能にされている。
シフトレバー18の上端には、操作部としての操作ボタン62が設けられており、操作ボタン62は、操作(押圧)可能にされている。
図7に示す如く、シフトレバー18の下端近傍には、押圧部材としてのグルーブドピン64が設けられており、グルーブドピン64は、シフトレバー18の車両前後方向への操作と一体に、車両前後方向へ移動(回動)可能にされている。
ここで、操作ボタン62が操作(押圧)されることで、グルーブドピン64がシフトレバー18の下側(一側)へ移動(スライド)される。また、操作ボタン62の操作が解除されることで、付勢力によって、操作ボタン62が初期位置に復帰されると共に、グルーブドピン64がシフトレバー18の上側(他側)へ移動される。
ハウジング12内には、グルーブドピン64の近傍において、係合部材としてのディテントプレート66が固定されている。ディテントプレート66には、係合孔としてのディテント孔68が貫通形成されており、ディテント孔68内には、グルーブドピン64が挿入(貫通)されている。ディテント孔68の上縁(他側縁)には、係合溝としての凹凸状のディテント溝70が形成されており、ディテント溝70は、シフトレバー18の各シフト位置におけるグルーブドピン64の位置において凹状に形成されると共に、シフトレバー18の特定のシフト位置間におけるグルーブドピン64の位置において係合部としてのディテント山70A(凸部)が形成されている。
シフトレバー18が「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「3」シフト位置、「2」シフト位置、及び、「L」シフト位置に配置される際には、それぞれ、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置、「R」位置、「N」位置、「D」位置、「3」位置、「2」位置、及び、「L」位置に配置される。
操作ボタン62が操作されずにグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されない状態で、シフトレバー18が操作される際には、グルーブドピン64がディテント溝70のディテント山70Aに係合する場合に、シフトレバー18の操作が阻止される。
一方、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が操作される際には、グルーブドピン64がディテント溝70のディテント山70Aに係合しないため、シフトレバー18の操作が許可される。
特に、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ操作される際及びシフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置へ操作される際において、操作ボタン62が操作されずにグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されない場合には、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合することで、シフトレバー18の操作が阻止される。
シフトロック機構20は、ディテント孔68の車両前側に配置されており、シフトロック機構20の係止壁24及びマグネット42は、それぞれ下側及び上側に配置されている。
第2リンク30のリンク本体32は、L字形棒状にされて、支持軸28から車両後側へ延出されており、リンク本体32の先端部32Bは、ディテント孔68の側方において、ディテント孔68の「P」位置の下側に配置されている。
リンク本体32のロック面32Cは、先端部32Bの上側面にされており、ロック面32Cは、上下方向に垂直に配置されている。リンク本体32の押圧面32Dは、先端部32Bの下側面にされており、押圧面32Dは、車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。なお、ロック面32Cは、車両前方へ向かうに従い上方又は下方へ向かう方向に傾斜されてもよい。また、押圧面32Dは、上下方向に垂直に配置され、又は、車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されてもよい。
シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動される際には、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧される。
一方、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作された後に、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、グルーブドピン64によって第2リンク30の押圧面32Dが上側へ押圧される。
第2リンク30の移動棒34Aの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向へ延伸されると共に、第2リンク30の移動棒34Bの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両後方へ向かうに従い下方へ向かう方向へ延伸されており、リンク本体32の基端部32Aの下側に収容箱36が配置されている。
図7及び図8に示す如く、解除ボタン48は、ハウジング12の車両右側壁に保持されており、解除ボタン48は、長手方向に沿って車両左右方向へ移動(スライド)可能にされている。ハウジング12と解除ボタン48との間の復帰スプリングは解除ボタン48を車両右側(ハウジング12外)へ付勢しており、解除ボタン48は、車両右側端部(一端部)をハウジング12から車両右側へ突出された状態に係止されている。また、解除ボタン48の車両左側端部(他端部)は、第1リンク22の車両前側端の下側に対する車両右側に配置されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置60では、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動される際に、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧される。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されず、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力に比し、大きくされている。
このため、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際には、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の回動が阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が下方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30の先端部32B下端が係止壁24に係止される。これにより、グルーブドピン64の押圧力による第2リンク30の回動が係止壁24によって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが下側かつ車両前側へ回動されないことで、第2リンク30のロック面32Cによってグルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が阻止される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合することで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されて、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着される。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力とマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力との合計に比し、小さくされている。
このため、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際には、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の下方へのスライドが阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが下側かつ車両前側へ回動されることで、グルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が許可される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合しないことで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
さらに、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作された後に、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、グルーブドピン64によって第2リンク30の押圧面32Dが上側へ押圧されることで、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動される。このため、第2リンク30の先端部32Bが上側かつ車両前側へ回動されることで、グルーブドピン64のシフトレバー18上側への移動が許可されて、ディテント孔68の「P」位置へのグルーブドピン64の移動が許可される。
また、解除ボタン48が復帰スプリングの付勢力に抗して車両右側端を車両左側へ押圧操作されることで、解除ボタン48の車両左側端部が第1リンク22の車両前側端の下側に配置される。これにより、解除ボタン48の車両左側端部に第1リンク22が係止されることで、ヨークプレート40及び第1リンク22の下方へのスライドが阻止されて、第1リンク22が許可位置に保持される。
このため、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動される際に、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧されると、マグネット42が通電されなくても(マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されなくても)、第1リンク22及びヨークプレート40の下方へのスライドが阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが下側かつ車両前側へ回動されることで、グルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が許可される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合しないことで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が強制的に許可(強制ロック解除)される。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
[第4の実施の形態]
図9には、本発明の第4の実施の形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置1080の主要部が車両左方から見た側面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置80は、上記第3の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図9に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置80では、シフトロック機構20の第1リンク22に上記第2の実施の形態と同様にリンク孔52が適用されている。
第2リンク30は、支持軸28に回動不能に支持されており、第2リンク30のロック面32Cは、車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されている。
係止壁24の上面には、上記第2の実施の形態と同様に、係止突起24Aが一体に形成されており、係止突起24Aは、係止壁24から上側へ突出すると共に、第2リンク30の先端部32Bの車両前側に配置されている。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されることで、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際において、マグネット42が磁力を発生せずにマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない場合には、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の車両前側へのスライドが阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が下方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30の先端部32Bが係止壁24及び係止突起24Aに係止(面接触)される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の下側及び車両前側へのスライドが係止壁24及び係止突起24Aによって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが下側及び車両前側へスライドされないことで、第2リンク30のロック面32Cによってグルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が阻止される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合することで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されることで、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際において、マグネット42が磁力を発生してマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着された場合には、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の下方へのスライドが阻止された状態で、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、第2リンク30のロック面32Cが車両前側へスライドされることで、グルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が許可される。これにより、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合しないことで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
さらに、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作された後に、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが上側へ押圧されることで、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、第2リンク30の先端部32Bが車両前側へスライドされることで、グルーブドピン64のシフトレバー18上側への移動が許可されて、ディテント孔68の「P」位置へのグルーブドピン64の移動が許可される。
ここで、本実施の形態でも、上記第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、第1リンク22のリンク孔52を車両前後方向に平行に配置した構成としたが、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い上方又は下方へ向かう方向に傾斜させた構成としてもよい。また、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜させた構成とした場合には、第2リンク30のロック面32Cを、車両左右方向に垂直に配置し、又は、車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜させてもよい。さらに、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜させた構成とした場合には、第2リンク30の押圧面32Dを、上下方向に垂直に配置し、又は、車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜させてもよい。
また、上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、シフトロック機構20がグルーブドピン64の移動を阻止又は許可することでそれぞれシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を阻止又は許可する構成としたが、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、シフトロック機構20がシフトレバー18の移動を阻止又は許可することでそれぞれシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を阻止又は許可する構成としてもよい。
[第5の実施の形態]
図10には、本発明の第5の実施の形態に係るシフト装置としてのシフトレバー装置1090が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置90は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図10に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置90では、シフトロック機構20において、第1リンク22が、車両前側かつ車両右側の端部において、回動可能に支持されており、第1リンク22は、初期位置である許可位置(図10に実線で示すロック解除位置)と阻止位置(図10に2点鎖線で示すロック位置)との間で、車両左右方向へ回動可能にされている。
第1リンク22の回動軸には、第1リターンスプリング26が設けられており、第1リターンスプリング26は、捩りコイルスプリングにされて、第1リンク22を車両左側へ付勢している。
第1リンク22の車両前側面には、ヨークプレート40が保持されており、ヨークプレート40は、第1リンク22と一体に回動可能にされている。
ヨークプレート40の車両前側には、マグネット42が固定されており、マグネット42の車両後側面には、吸着面42Aが設けられている。吸着面42Aには、第1リターンスプリング26の付勢力によってヨークプレート40が面接触されており、これにより、第1リンク22が初期位置である許可位置に係止(配置)されている。また、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22及びヨークプレート40が車両右側へ回動されることで、ヨークプレート40がマグネット42(吸着面42A)から分離可能にされている。
第1リンク22の支持軸28は、第1リンク22から下方へ突出されている。また、第1リンク22には、収容箱36が設けられておらず、第2リンク30には、移動棒34A、34Bが設けられていない。
第1リンク22の支持軸28には、第2リターンスプリング38が設けられており、第2リターンスプリング38は、捩りコイルスプリングにされて、第1リンク22と第2リンク30との間に架け渡されている。第2リターンスプリング38は、第2リンク30を車両左側へ付勢しており、第2リンク30の回動が第1リンク22に係止(制限)されて、第2リンク30が初期位置に配置されている。
第2リンク30(リンク本体32)の先端部32Bの車両後側面は、押圧面32Dにされており、押圧面32Dは、車両前後方向に略垂直に配置されている。シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが車両前側へ押圧される。
第2リンク30の車両後側端部の車両右側には、係止壁24(プレート)が固定されており、係止壁24の車両左側面は、車両左右方向に垂直に配置されている。また、第2リンク30の車両後側端部以外の部分の車両右側には、係止壁24が配置されていない。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されないことで、吸着面42Aに磁力が発生せずに、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。これにより、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右側(阻止方向)への回動が許可されることで、第1リンク22が、許可位置から阻止位置に向けて回動可能にされて、阻止状態(ロック状態)にされる。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されることで、吸着面42Aに磁力が発生して、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着(保持)される。これにより、マグネット42によってヨークプレート40及び第1リンク22の車両右側への回動が阻止されることで、第1リンク22が、許可位置に保持されて、許可状態(ロック解除状態)にされる。
解除ボタン48の下端部(他端部)は、第1リンク22の車両後側端の車両右側に対する上側に配置されている。このため、解除ボタン48が復帰スプリングの付勢力に抗して上端を下側(ハウジング12内)へ押圧操作されることで、解除ボタン48の下端部が第1リンク22の車両後側端の車両右側に配置される。これにより、解除ボタン48の下端部に第1リンク22が係止されて、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右側への回動が阻止されることで、第1リンク22が、許可位置に保持されて、強制許可状態(強制ロック解除状態)にされる。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生せずにマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない場合には、図10に2点鎖線で示す如く、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第1リンク22に対する第2リンク30の回動が阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が車両右側へ回動されて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30が係止壁24に係止される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の回動が係止壁24によって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されないことで、第2リンク30のロック面32Cによってシフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生してマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着された場合には、図11に2点鎖線で示す如く、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の車両右側への回動が阻止された状態(第1リンク22が許可位置に配置された状態)で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動されて、第2リンク30が係止壁24に係止されない。これにより、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可される。
さらに、シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、図12に2点鎖線で示す如く、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが車両前側へ押圧されることで、第1リンク22が第2リンク30から車両左側への回動力を作用されて回動されない状態(第1リンク22が許可位置に配置された状態)で、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動されて、第2リンク30が係止壁24に係止されない。これにより、第2リンク30の先端部32Bが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作が許可される。
また、解除ボタン48が復帰スプリングの付勢力に抗して上端を下側へ押圧操作されることで、解除ボタン48の下端部が第1リンク22の車両後側端の車両右側に配置される。これにより、解除ボタン48の下端部に第1リンク22が係止されることで、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右側への回動が阻止されて、第1リンク22が許可位置に保持される。
このため、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際に、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧されると、マグネット42が通電されなくても(マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されなくても)、図11に2点鎖線で示す如く、第1リンク22及びヨークプレート40の車両右側への回動が阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が強制的に許可(強制ロック解除)される。
以上により、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、シフトロック機構20をゲート式のシフトレバー装置10に適用した構成としたが、シフトロック機構20を上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態におけるストレート式のシフトレバー装置60、80に適用した構成としてもよい。
この場合、ディテント孔68の「P」位置の下方に第2リンク30のロック面32Cを対向させた配置にすると共に、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態でシフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作される際にグルーブドピン64が第2リンク30の押圧面32Dを車両前側へ押圧する配置にするのが好ましい。
また、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、解除ボタン48を第1リンク22の周面に係合させて第1リンク22の移動を阻止する構成としたが、解除ボタン48を第1リンク22に設けられた係合穴に係合させて第1リンク22の移動を阻止する構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、解除ボタン48を1部品で構成したが、解除ボタン48を互いに連動される複数の連動部材で構成してもよい。この場合には、少なくとも1つの連動部材を初期位置側へ付勢すればよい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態において、第2リンク30の先端部32Bが第2リンク30の基端部32A側に対し回動可能に連結された構成としてもよい。この場合、先端部32Bが基端部32A側に対し付勢されることで、先端部32Bの基端部32A側に対する操作溝16の「P」シフト位置側とは反対側又はディテント孔68の「P」位置側とは反対側への回動が係止されると共に、先端部32Bの基端部32A側に対する操作溝16の「P」シフト位置側又はディテント孔68の「P」位置側への付勢力に抗する回動が許可される。
これにより、先端部32Bの基端部32A側に対する操作溝16の「P」シフト位置側とは反対側又はディテント孔68の「P」位置側とは反対側への回動が係止された状態で、第2リンク30がシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作又はディテント孔68の「P」位置からのグルーブドピン64の移動を阻止又は許可する。一方、先端部32Bが基端部32A側に対し付勢力に抗して操作溝16の「P」シフト位置側又はディテント孔68の「P」位置側へ回動されることで、第2リンク30がシフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作又はディテント孔68の「P」位置へのグルーブドピン64の移動を許可する。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、シフトレバー装置10、50、60、80、90をフロア式のものにして車室の床部に設置した構成としたが、シフトレバー装置10、50、60、80、90を車両のステアリングコラムに設置した構成や、シフトレバー装置10、50、60、80、90を車両のインストルメントパネルに設置した構成としてもよい。
10 シフトレバー装置(シフト装置)
18 シフトレバー(シフト部材)
22 第1リンク(配置部材)
26 第1リターンスプリング(付勢手段)
30 第2リンク(移動部材)
40 ヨークプレート(配置部材)
48 解除ボタン(操作部材)
50 シフトレバー装置(シフト装置)
60 シフトレバー装置(シフト装置)
80 シフトレバー装置(シフト装置)
90 シフトレバー装置(シフト装置)

Claims (3)

  1. 操作されることでシフト位置が変更されるシフト部材と、
    許可位置に配置され、前記シフト部材が所定シフト位置から操作される際に許可位置に保持されることで前記シフト部材の所定シフト位置からの操作が許可されると共に、前記シフト部材が所定シフト位置から操作される際に阻止位置に移動されることで前記シフト部材の所定シフト位置からの操作が阻止される配置部材と、
    操作されることで前記配置部材が移動されずに許可位置に保持される操作部材と、
    を備えたシフト装置。
  2. 前記配置部材を付勢して許可位置に配置する付勢手段を備えた請求項1記載のシフト装置。
  3. 前記シフト部材が所定シフト位置から操作される際に前記配置部材の配置が許可位置と阻止位置とに切り替えられることで移動方向が切り替えられて前記シフト部材の所定シフト位置からの操作の許可と阻止とが切り替えられる移動部材を備えた請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
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