JP5627983B2 - シフトレバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シフトレバーが操作されることでシフト位置が変更されるシフトレバー装置に関する。
シフトレバー装置としては、電磁石保持部材と吸着板保持部材とが回動中心を同一にして回動可能にされ、かつ、電磁石保持部材に電磁石が保持されると共に、吸着板保持部材に吸着板が保持されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このシフトレバー装置では、電磁石保持部材及び吸着板保持部材がそれぞれ電磁石付勢部材及び吸着板付勢部材によって初期回動位置側へ付勢されており、吸着板保持部材は初期回動位置に係止されると共に、電磁石保持部材は電磁石の吸着板との接触により初期回動位置に係止されている。
シフトレバーが「P」シフト位置から操作される際には、シフトレバーから電磁石保持部材へ回動力が入力されて、電磁石保持部材が電磁石付勢部材の付勢力に抗して回動される。
電磁石が磁力を発生せずに吸着板を吸着しない状態では、電磁石保持部材が回動されても、吸着板保持部材は回動されない。これにより、吸着板保持部材がシフトレバーの操作を阻止することで、シフトレバーの「P」シフト位置からの操作が阻止される。
その後、シフトレバーが「P」シフト位置へ操作(復帰)される際には、電磁石保持部材が、電磁石付勢部材の付勢力によって回動されて、電磁石の吸着板との当接により初期回動位置に復帰(係止)される。
一方、電磁石が磁力を発生して吸着板を吸着する状態では、電磁石保持部材の回動と一体に吸着板保持部材が吸着板付勢部材の付勢力に抗して回動される。これにより、吸着板保持部材がシフトレバーの操作を許可することで、シフトレバーの「P」シフト位置からの操作が許可される。
また、シフトレバーの「P」シフト位置からの操作が許可された後には、電磁石保持部材及び吸着板保持部材が、それぞれ、電磁石付勢部材及び吸着板付勢部材の付勢力によって回動されて、初期回動位置に復帰(係止)される。
しかしながら、このシフトレバー装置では、上述の如く電磁石を保持する電磁石保持部材が回動可能にされている。このため、電磁石保持部材を初期回動位置に復帰させるための電磁石付勢部材の付勢力を大きくする必要があり、電磁石保持部材が初期回動位置に復帰される際の係止音(電磁石の吸着板との当接音)が大きくなる。
さらに、シフトレバーが「P」シフト位置から高速で操作されてシフトレバーから電磁石保持部材へ大きな回動力が入力される際には、上述の如く電磁石保持部材に電磁石が保持されているため、電磁石保持部材の慣性力が大きくなる。このため、電磁石保持部材の慣性力が大きい際でも、電磁石が吸着板を吸着して電磁石保持部材と一体に吸着板保持部材を回動させる(シフトレバーの「P」シフト位置からの操作を許可する)ためには、電磁石が発生する磁力を大きくする必要がある。これにより、電磁石が大型化して、電磁石のコスト及び質量が増大する。また、電磁石の質量が増大することで、電磁石保持部材を初期回動位置に復帰させるための電磁石付勢部材の付勢力を一層大きくする必要があり、電磁石保持部材が初期回動位置に復帰される際の係止音(電磁石の吸着板との当接音)が一層大きくなる。
しかも、上述の如く電磁石が発生する磁力を大きくすると、電磁石が吸着板を吸着する状態から吸着しない状態に切り替えられた直後に電磁石に残存する磁力が大きくなる。このため、電磁石に残存する磁力が大きい状態で、シフトレバーが「P」シフト位置から操作される際でも、吸着板保持部材が電磁石保持部材と一体に回動されない(シフトレバーの「P」シフト位置からの操作を阻止する)ためには、吸着板保持部材を付勢する吸着板付勢部材の付勢力を大きくする必要がある。これにより、吸着板保持部材が初期回動位置に復帰される際の係止音が大きくなる。
また、上述の如く吸着板保持部材を付勢する吸着板付勢部材の付勢力を大きくした際でも、電磁石が吸着板を吸着して電磁石保持部材と一体に吸着板保持部材を回動させる(シフトレバーの「P」シフト位置からの操作を許可する)ためには、電磁石が発生する磁力を一層大きくする必要がある。これにより、電磁石が一層大型化して、電磁石のコスト及び質量が一層増大する。また、電磁石の質量が一層増大することで、電磁石保持部材を初期回動位置に復帰させるための電磁石付勢部材の付勢力を更に一層大きくする必要があり、電磁石保持部材が初期回動位置に復帰される際の係止音(電磁石の吸着板との当接音)が更に一層大きくなる。
特開2007−22375公報
本発明は、上記事実を考慮し、吸着手段又は切替手段を移動不能に設置できるシフトレバー装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフトレバー装置は、操作されることでシフト位置が変更されるシフトレバーと、阻止位置と許可位置との間を移動可能にされ、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に阻止位置又は許可位置に配置される配置部材と、前記配置部材に対し許可方向へ移動可能にされ、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に前記配置部材が阻止位置に配置されることで前記シフトレバーによる前記配置部材に対する許可方向への移動を係止されて前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作を阻止すると共に、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に前記配置部材が許可位置に配置されることで前記配置部材に対し許可方向へ移動されて前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作を許可する移動部材と、前記配置部材を吸着可能にされると共に、前記配置部材が分離可能にされ、前記配置部材に対する吸着と非吸着とが切り替えられることで前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際における前記配置部材の阻止位置と許可位置とへの配置が切り替えられる吸着手段と、を備えている。
請求項2に記載のシフトレバー装置は、請求項1に記載のシフトレバー装置において、前記配置部材を初期位置側へ付勢する第1付勢手段を備えている。
請求項3に記載のシフトレバー装置は、操作されることでシフト位置が変更されるシフトレバーと、阻止方向と許可方向とへ移動可能にされ、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に阻止方向へ移動されることで前記シフトレバーによる許可方向への移動を係止されて前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作が阻止されると共に、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に許可方向へ移動されることで前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作が許可される移動部材と、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際における前記移動部材が移動される方向を阻止方向と許可方向とに切り替える切替手段と、を備えている。
請求項4に記載のシフトレバー装置は、請求項3に記載のシフトレバー装置において、前記移動部材を初期位置側へ付勢する第2付勢手段を備えている。
請求項5に記載のシフトレバー装置は、請求項3又は請求項4に記載のシフトレバー装置において、阻止方向及び許可方向の一方をスライド方向又は回動方向にすると共に阻止方向及び許可方向の他方を回動方向にしている。
請求項1に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーが操作されることで、シフト位置が変更される。また、配置部材が阻止位置と許可位置との間を移動可能にされると共に、配置部材に対し移動部材が移動可能にされており、吸着手段が配置部材を吸着可能にされると共に、配置部材が吸着手段から分離可能にされている。
さらに、吸着手段の配置部材に対する吸着と非吸着とが切り替えられることで、シフトレバーが所定シフト位置から操作される際における配置部材の阻止位置と許可位置とへの配置が切り替えられる。
シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に、配置部材が阻止位置に配置されることで、移動部材がシフトレバーの所定シフト位置からの操作を阻止する。一方、シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に、配置部材が許可位置に配置されることで、移動部材がシフトレバーの所定シフト位置からの操作を許可する。
ここで、吸着手段が移動不能に設置されても、上述の如く、配置部材が移動可能にされると共に、配置部材に対し移動部材が移動可能にされ、かつ、吸着手段が配置部材に対する吸着と非吸着とを切り替えることで、シフトレバーの所定シフト位置からの操作の阻止と許可とを切り替えることができる。このため、吸着手段を移動不能に設置できる。
請求項2に記載のシフトレバー装置では、第1付勢手段が配置部材を初期位置側へ付勢する。このため、簡単な構成で配置部材を初期位置に復帰させることができる。
請求項3に記載のシフトレバー装置では、シフトレバーが操作されることで、シフト位置が変更される。また、移動部材が阻止方向と許可方向とへ移動可能にされており、シフトレバーが所定シフト位置から操作される際における移動部材が移動される方向を切替手段が阻止方向と許可方向とに切り替える。
シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に、移動部材が阻止方向へ移動されることで、シフトレバーの所定シフト位置からの操作が阻止される。一方、シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に、移動部材が許可方向へ移動されることで、シフトレバーの所定シフト位置からの操作が許可される。
ここで、切替手段が移動不能に設置されても、上述の如く、移動部材が阻止方向と許可方向とへ移動可能にされ、かつ、移動部材が移動される方向を切替手段が切り替えることで、シフトレバーの所定シフト位置からの操作の阻止と許可とを切り替えることができる。このため、切替手段を移動不能に設置できる。
請求項4に記載のシフトレバー装置では、第2付勢手段が移動部材を初期位置側へ付勢する。このため、簡単な構成で移動部材を初期位置に復帰させることができる。
請求項5に記載のシフトレバー装置では、阻止方向及び許可方向の一方がスライド方向又は回動方向にされると共に、阻止方向及び許可方向の他方が回動方向にされている。このため、移動部材が阻止方向へ移動されるスペースと移動部材が許可方向へ移動されるスペースとを重複させて、移動部材が移動されるスペースを小さくでき、シフトレバー装置を小型化できる。
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す車両左斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック解除時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置を示す上方から見た平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す上方から見た平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトロック解除時を示す上方から見た平面図である。 本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトロック機構におけるシフトレバーの「P」シフト位置への操作時を示す上方から見た平面図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置10の主要部が車両左斜め後方から見た斜視図にて示されており、図2には、シフトレバー装置10の主要部が上方から見た平面図にて示されている。さらに、図5には、シフトレバー装置10が上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るシフトレバー装置10は、所謂フロア式かつゲート式のものにされている。
図5に示す如く、シフトレバー装置10には、設置部材としての略長方体形箱状のハウジング12が設けられており、ハウジング12は、車両の車室における床部(フロア)の車両前側部かつ車両左右方向(車幅方向)中央部に設置されている。ハウジング12の上壁は、板状のカバー14にされており、カバー14には、操作路としての所定の屈曲形状の操作溝16が貫通形成されている。
シフトレバー装置10には、押圧部材としての略長尺円棒状のシフトレバー18が設けられている。シフトレバー18は、下端において、ハウジング12内の下端に支持されており、シフトレバー18は、下端を中心として、車両前後方向及び車両左右方向へ操作(回動)可能にされている。
シフトレバー18の上側部分は、カバー14の操作溝16に貫通されており、シフトレバー18が操作溝16に沿って操作されることで、シフト位置が、所定シフト位置としての「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「3」シフト位置、「2」シフト位置、及び、「L」シフト位置に変更可能にされている。また、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ操作される際には、シフトレバー18が、車両右方(車幅方向一方)へ操作されて「PS」位置に到達された後に、車両後方及び車両左方(車幅方向他方)へこの順で操作される。
ハウジング12内には、シフトロック機構20(シフトロックユニット)が固定されており、シフトロック機構20は、カバー14の操作溝16の「PS」位置の下側かつ車両前側に配置されている。
図1及び図2に示す如く、シフトロック機構20には、配置部材を構成する直方体状の第1リンク22が設けられており、第1リンク22は、初期位置である許可位置(図1及び図2のロック解除位置)と阻止位置(図3のロック位置)との間で、車両左右方向へスライド可能にされている。
第1リンク22の車両右側には、係止部材としての係止壁24が固定されており、係止壁24の車両左側面は、車両左右方向に垂直に配置されている。なお、係止壁24は、ゲート溝が貫通形成された高強度の板状の強度ゲートの一部(ゲート溝の周縁を含む)によって構成されてもよく、ゲート溝は、上記操作溝16と略同一の形状にされると共に、シフトレバー18が貫通されている。
第1リンク22と係止壁24との間には、第2付勢手段を構成する第1付勢手段としての第1リターンスプリング26が架け渡されており、第1リターンスプリング26は、圧縮コイルスプリングにされて、第1リンク22を車両左方(係止壁24とは反対側)へ付勢している。
第1リンク22には、円軸状の支持軸28が固定されており、支持軸28は、第1リンク22の上面から上方へ突出されている。
支持軸28には、移動部材としてのU字形棒状の第2リンク30が支持されている。第2リンク30には、U字形棒状のリンク本体32が設けられており、第2リンク30は、リンク本体32の基端部32Aにおいて、支持軸28に回動可能に支持されている。リンク本体32の先端部32Bは、カバー14の操作溝16の「PS」位置の下側に配置されている。
リンク本体32の先端部32Bの車両左側面は、阻止部としての平面状のロック面32Cにされており、ロック面32Cは、車両左右方向に垂直に配置されている。リンク本体32の先端部32Bの車両右側面は、押圧部としての押圧面32Dにされており、押圧面32Dは、車両左右方向に垂直に配置されている。なお、ロック面32C及び押圧面32Dの少なくとも一方は、車両前方へ向かうに従い車両右方又は車両左方へ向かう方向に傾斜されてもよい。
シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧される。一方、シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18の車両左側部分によって第2リンク30の押圧面32Dが車両左側へ押圧される。
リンク本体32の基端部32Aには、移動部としてのL字形棒状の一対の移動棒34A、34Bが一体に設けられている。移動棒34Aの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両左方へ向かうに従い車両前方へ向かう方向へ延伸されると共に、移動棒34Bの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両左方へ向かうに従い車両後方へ向かう方向へ延伸されており、移動棒34A、34Bの先端部は、下方に延出されている。
第1リンク22の上面には、直方体形箱状の収容箱36が固定されており、収容箱36は、車両前後方向に長尺にされている。収容箱36の上面は、開放されており、収容箱36の車両前側壁及び車両後側壁には、それぞれ矩形状の開放孔36A、36Bが貫通形成されている。開放孔36A、36Bは、上方に開放されており、開放孔36A、36Bには、それぞれ第2リンク30の移動棒34A、34Bの先端部が挿入されている。また、移動棒34A、34Bの一方の先端部が収容箱36内に移動されると共に、移動棒34A、34Bの他方の先端部が収容箱36外に移動されることで、第2リンク30の回動が許容される。
収容箱36内には、第2付勢手段を構成する第2リターンスプリング38が収容されており、第2リターンスプリング38は、圧縮コイルスプリングにされて、収容箱36の車両前側壁と車両後側壁との間に架け渡されている。第2リターンスプリング38は、第2リンク30の移動棒34A、34Bの先端部間にも架け渡されており、これにより、第2リンク30の回動が係止(制限)されて、第2リンク30が初期位置に配置されている。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力に比し、大きくされている。
第1リンク22の車両左側面には、配置部材を構成する吸着部材としての矩形板状のヨークプレート40が保持されており、ヨークプレート40は、第1リンク22と一体にスライド可能にされると共に、金属製(例えば鉄製)にされている。
ヨークプレート40の車両左側には、吸着手段及び切替手段としてのマグネット42(電磁石)が固定されており、マグネット42の車両右側面には、吸着面42Aが設けられている。吸着面42Aには、第1リターンスプリング26の付勢力によってヨークプレート40が面接触されており、これにより、第1リンク22が初期位置である許可位置に係止されている。また、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22及びヨークプレート40が車両右方へスライドされることで、ヨークプレート40がマグネット42(吸着面42A)から分離可能にされている。
マグネット42は、車両の制御装置44に電気的に接続されている。制御装置44には、車両のブレーキ46が電気的に接続されており、ブレーキ46が操作されることで、車両が制動される。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されないことで、吸着面42Aに磁力が発生せずに、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。これにより、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右方(阻止方向)へのスライドが許可されることで、第1リンク22が、許可位置から阻止位置に向けてスライド可能にされて、阻止状態(ロック状態)にされる。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されることで、吸着面42Aに磁力が発生して、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着(保持)される。これにより、マグネット42によってヨークプレート40及び第1リンク22の車両右方へのスライドが阻止されることで、第1リンク22が、許可位置に保持されて、許可状態(ロック解除状態)にされる。
第2リターンスプリング38の付勢力は、マグネット42(吸着面42A)のヨークプレート40に対する吸着力と第1リターンスプリング26の付勢力との合計に比し、小さくされている。このため、上述の如くマグネット42によって第1リンク22が許可位置に保持された状態では、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動可能にされて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側(許可方向)へ回動可能にされる。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10では、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際に、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧される。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されず、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力に比し、大きくされている。
このため、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧された際には、図3に示す如く、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の回動が阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が車両右方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30が係止壁24に係止(面接触)される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の回動が係止壁24によって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されないことで、第2リンク30のロック面32Cによってシフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
その後、シフトレバー18が「P」シフト位置へ操作(復帰)される際には、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が、第1リターンスプリング26の付勢力によって車両左方へスライドされて、ヨークプレート40のマグネット42(吸着面42A)との当接により、初期位置に復帰(係止)される。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されて、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着される。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力とマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力との合計に比し、小さくされている。
このため、シフトレバー18によって第2リンク30のロック面32Cが車両右側へ押圧された際には、図4に示す如く、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の車両右方へのスライドが阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
また、シフトレバー18が「PS」位置を通過した直後には、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって回動されて、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両前側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34B先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18の車両左側部分によって第2リンク30の押圧面32Dが車両左側へ押圧されることで、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動される。これにより、第2リンク30の先端部32Bが車両左側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作が許可される。
また、シフトレバー18が「PS」位置を通過した直後には、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって回動されて、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両後側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34A先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
ここで、マグネット42がハウジング12内に移動不能に設置されても、上述の如く、第1リンク22及びヨークプレート40がスライド可能にされると共に、第1リンク22に対し第2リンク30が回動可能にされ、かつ、マグネット42がヨークプレート40に対する吸着と非吸着とを切り替えることで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作の阻止と許可とを切り替えることができる。
また、マグネット42がハウジング12内に移動不能に設置されても、上述の如く、第2リンク30が車両右方へのスライド方向と車両右側かつ車両前側への回動方向とへ移動可能にされ、かつ、マグネット42(吸着面42A)がヨークプレート40に対する吸着と非吸着とを切り替えて第2リンク30が移動される方向を切り替えることで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作の阻止と許可とを切り替えることができる。
以上により、本実施の形態の如く、マグネット42をハウジング12内に移動不能に設置することができる。
また、上述の如くマグネット42がハウジング12内に移動不能に設置されて、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30にはマグネット42が保持されていない。このため、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30を初期位置に復帰させるための第1リターンスプリング26の付勢力及び第2リンク30を初期位置に復帰させるための第2リターンスプリング38の付勢力を小さくでき、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が初期位置に復帰される際の係止音(ヨークプレート40のマグネット42との当接音)及び第2リンク30が初期位置に復帰される際の係止音(第2リターンスプリング38の収容箱36との当接音及び第2リンク30(移動棒34A又は移動棒34B)の第2リターンスプリング38との当接音)を小さくできる。
さらに、シフトレバー18が「P」シフト位置から「PS」位置へ向けて高速で操作されてシフトレバー18から第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30へ大きなスライド力(移動力)が入力される際でも、上述の如く第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30にはマグネット42が保持されないため、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の慣性力が小さくなる。このため、マグネット42が発生する磁力を小さくしても、マグネット42がヨークプレート40を吸着することで第2リンク30を第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動させる(シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を許可する)ことができる。これにより、マグネット42が発生する磁力を小さくでき、マグネット42を小型化できて、マグネット42のコスト及び質量を低減できる。
しかも、上述の如くマグネット42が発生する磁力を小さくできるため、マグネット42がヨークプレート40を吸着する状態から吸着しない状態に切り替えられた直後にマグネット42に残存する磁力を小さくできる。このため、第2リンク30を付勢する第2リターンスプリング38の付勢力を小さくしても、マグネット42がヨークプレート40を吸着する状態から吸着しない状態に切り替えられた直後にシフトレバー18が「P」シフト位置から「PS」位置へ向けて操作される際に、第2リンク30を回動させずに第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30を車両右方へスライドさせる(シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を阻止する)ことができる。これにより、第2リターンスプリング38の付勢力を小さくでき、第2リンク30が初期位置に復帰される際の係止音(第2リターンスプリング38の収容箱36との当接音及び第2リンク30(移動棒34A又は移動棒34B)の第2リターンスプリング38との当接音)を一層小さくできる。
また、上述の如く第2リンク30を付勢する第2リターンスプリング38の付勢力を小さくできるため、マグネット42が発生する磁力を一層小さくしても、マグネット42がヨークプレート40を吸着して第2リンク30を第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動させる(シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を許可する)ことができる。これにより、マグネット42が発生する磁力を一層小さくでき、マグネット42を一層小型化できて、マグネット42のコスト及び質量を一層低減できる。
さらに、上述の如くマグネット42がハウジング12内に移動不能に設置されるため、マグネット42を回路基板に直接設置する等して制御装置44に接続でき、マグネット42に接続されるコードを不要にできる。このため、シフトロック機構20の組み付けに組付機械による自動組み付けを容易に適用できる。
また、第1リターンスプリング26が第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30を初期位置側に付勢すると共に、第2リターンスプリング38が第2リンク30を初期位置側へ付勢している。このため、簡単な構成で第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30を初期位置に復帰させることができる。
さらに、第2リンク30がスライド方向と回動方向とへ移動可能にされている。このため、第2リンク30がスライドされるスペースと第2リンク30が回動されるスペースとを重複させて、第2リンク30が移動されるスペースを小さくでき、シフトロック機構20ひいてはシフトレバー装置10を小型化できる。
[第2の実施の形態]
図6には、本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置50の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置50は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置50では、第1リンク22に、平面視長尺状のリンク孔52が形成されており、リンク孔52は、第1リンク22の上面から開放されると共に、車両前後方向に平行に配置されている。リンク孔52の車両後側の端部内には、支持軸28の下側部が挿入されており、支持軸28は、回転不能にされると共に、リンク孔52の長手方向へスライド可能にされている。
第2リンク30は、支持軸28に回動不能に支持されており、第2リンク30のロック面32Cは、車両前方へ向かうに従い車両左方へ向かう方向に傾斜されている。第2リンク30の押圧面32Dは、先端部32Bの車両後側面にされており、押圧面32Dは、車両前後方向に垂直に配置されている。なお、押圧面32Dは、車両前方へ向かうに従い車両右方又は車両左方へ向かう方向に傾斜されてもよい。
係止壁24の車両左側面には、係止部としての直方体状の係止突起24Aが一体に形成されており、係止突起24Aは、係止壁24から車両左側へ突出すると共に、第2リンク30のリンク本体32の車両前側に配置されている。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生せずにマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない場合には、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の車両前側へのスライドが阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が車両右方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30のリンク本体32が係止壁24及び係止突起24Aに係止(面接触)される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の車両右側及び車両前側へのスライドが係止壁24及び係止突起24Aによって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側及び車両前側へスライドされないことで、第2リンク30のロック面32Cによってシフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生してマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着された場合には、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の車両右方へのスライドが阻止された状態で、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、第2リンク30のロック面32Cが車両前側へスライドされることで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可される。
また、シフトレバー18が「PS」位置を通過した直後には、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力によってリンク孔52に沿って車両後側へスライドされると共に、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって車両後側へスライドされる。このため、支持軸28がリンク孔52の車両後側の端部に当接され、かつ、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両後側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34A先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
さらに、シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが車両前側へ押圧されることで、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作が許可される。
また、シフトレバー18が「PS」位置を通過した直後には、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力によってリンク孔52に沿って車両後側へスライドされると共に、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって車両後側へスライドされる。このため、支持軸28がリンク孔52の車両後側の端部に当接され、かつ、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両後側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34A先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
これにより、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、第1リンク22のリンク孔52を車両前後方向に平行に配置した構成としたが、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い車両右方又は車両左方へ向かう方向に傾斜させた構成としてもよい。また、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い車両右方へ向かう方向に傾斜させた構成とした場合には、第2リンク30のロック面32Cを、車両左右方向に垂直に配置し、又は、車両前方へ向かうに従い車両右方へ向かう方向に傾斜させてもよい。
[第3の実施の形態]
図7には、本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置60の主要部が車両左方から見た側面図にて示されており、図8には、シフトレバー装置60が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置60は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図8に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置60は、所謂ストレート式のものにされており、カバー14の操作溝16は、車両前後方向に平行に配置されている。このため、シフトレバー18が操作溝16に沿って車両前後方向へ操作されることで、シフト位置が、「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「3」シフト位置、「2」シフト位置、及び、「L」シフト位置に変更可能にされている。
シフトレバー18の上端には、操作部としての操作ボタン62が設けられており、操作ボタン62は、操作(押圧)可能にされている。
図7に示す如く、シフトレバー18の下端近傍には、押圧部材としてのグルーブドピン64が設けられており、グルーブドピン64は、シフトレバー18の車両前後方向への操作と一体に、車両前後方向へ移動(回動)可能にされている。
ここで、操作ボタン62が操作(押圧)されることで、グルーブドピン64がシフトレバー18の下側(一側)へ移動(スライド)される。また、操作ボタン62の操作が解除されることで、付勢力によって、操作ボタン62が初期位置に復帰されると共に、グルーブドピン64がシフトレバー18の上側(他側)へ移動される。
ハウジング12内には、グルーブドピン64の近傍において、係合部材としてのディテントプレート66が固定されている。ディテントプレート66には、係合孔としてのディテント孔68が貫通形成されており、ディテント孔68内には、グルーブドピン64が挿入(貫通)されている。ディテント孔68の上縁(他側縁)には、係合溝としての凹凸状のディテント溝70が形成されており、ディテント溝70は、シフトレバー18の各シフト位置におけるグルーブドピン64の位置において凹状に形成されると共に、シフトレバー18の特定のシフト位置間におけるグルーブドピン64の位置において係合部としてのディテント山70A(凸部)が形成されている。
シフトレバー18が「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「3」シフト位置、「2」シフト位置、及び、「L」シフト位置に配置される際には、それぞれ、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置、「R」位置、「N」位置、「D」位置、「3」位置、「2」位置、及び、「L」位置に配置される。
操作ボタン62が操作されずにグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されない状態で、シフトレバー18が操作される際には、グルーブドピン64がディテント溝70のディテント山70Aに係合する場合に、シフトレバー18の操作が阻止される。
一方、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が操作される際には、グルーブドピン64がディテント溝70のディテント山70Aに係合しないため、シフトレバー18の操作が許可される。
特に、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ操作される際及びシフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置へ操作される際において、操作ボタン62が操作されずにグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されない場合には、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合することで、シフトレバー18の操作が阻止される。
シフトロック機構20は、ディテント孔68の車両前側に配置されており、シフトロック機構20の係止壁24及びマグネット42は、それぞれ下側及び上側に配置されている。
第2リンク30のリンク本体32は、L字形棒状にされて、支持軸28から車両後側へ延出されており、リンク本体32の先端部32Bは、ディテント孔68の側方において、ディテント孔68の「P」位置の下側に配置されている。
リンク本体32のロック面32Cは、先端部32Bの上側面にされており、ロック面32Cは、上下方向に垂直に配置されている。リンク本体32の押圧面32Dは、先端部32Bの下側面にされており、押圧面32Dは、車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜されている。なお、ロック面32Cは、車両前方へ向かうに従い上方又は下方へ向かう方向に傾斜されてもよい。また、押圧面32Dは、上下方向に垂直に配置され、又は、車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されてもよい。
シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動される際には、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧される。
一方、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作された後に、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、グルーブドピン64によって第2リンク30の押圧面32Dが上側へ押圧される。
第2リンク30の移動棒34Aの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向へ延伸されると共に、第2リンク30の移動棒34Bの基端部は、リンク本体32の基端部32Aから車両後方へ向かうに従い下方へ向かう方向へ延伸されており、リンク本体32の基端部32Aの下側に収容箱36が配置されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置60では、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動される際に、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧される。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されず、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力に比し、大きくされている。
このため、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際には、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の回動が阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が下方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30の先端部32B下端が係止壁24に係止される。これにより、グルーブドピン64の押圧力による第2リンク30の回動が係止壁24によって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが下側かつ車両前側へ回動されないことで、第2リンク30のロック面32Cによってグルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が阻止される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合することで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
その後、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が、第1リターンスプリング26の付勢力によって上方へスライドされて、ヨークプレート40のマグネット42(吸着面42A)との当接により、初期位置に復帰(係止)される。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御によりマグネット42が通電されて、マグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着される。また、第2リターンスプリング38の付勢力は、第1リターンスプリング26の付勢力とマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力との合計に比し、小さくされている。
このため、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際には、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の下方へのスライドが阻止された状態で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動される。これにより、第2リンク30のロック面32Cが下側かつ車両前側へ回動されることで、グルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が許可される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合しないことで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
また、グルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されて第2リンク30のロック面32Cを乗り越えた直後には、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって回動されて、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両後側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34A先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
さらに、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作された後に、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、グルーブドピン64によって第2リンク30の押圧面32Dが上側へ押圧されることで、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動される。このため、第2リンク30の先端部32Bが上側かつ車両前側へ回動されることで、グルーブドピン64のシフトレバー18上側への移動が許可されて、ディテント孔68の「P」位置へのグルーブドピン64の移動が許可される。
また、グルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動されて第2リンク30の先端部32Bを乗り越えた直後には、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって回動されて、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両前側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34B先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
[第4の実施の形態]
図9には、本発明の第4の実施の形態に係るシフトレバー装置80の主要部が車両左方から見た側面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置80は、上記第3の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図9に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置80では、シフトロック機構20の第1リンク22に上記第2の実施の形態と同様にリンク孔52が適用されている。
第2リンク30は、支持軸28に回動不能に支持されており、第2リンク30のロック面32Cは、車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜されている。
係止壁24の上面には、上記第2の実施の形態と同様に、係止突起24Aが一体に形成されており、係止突起24Aは、係止壁24から上側へ突出すると共に、第2リンク30の先端部32Bの車両前側に配置されている。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されることで、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際において、マグネット42が磁力を発生せずにマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない場合には、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第2リンク30の車両前側へのスライドが阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が下方へスライドされて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30の先端部32Bが係止壁24及び係止突起24Aに係止(面接触)される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の下側及び車両前側へのスライドが係止壁24及び係止突起24Aによって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが下側及び車両前側へスライドされないことで、第2リンク30のロック面32Cによってグルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が阻止される。このため、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合することで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置された状態で、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されることで、グルーブドピン64によって第2リンク30のロック面32Cが下側へ押圧された際において、マグネット42が磁力を発生してマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着された場合には、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の下方へのスライドが阻止された状態で、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、第2リンク30のロック面32Cが車両前側へスライドされることで、グルーブドピン64のシフトレバー18下側への移動(操作ボタン62の操作)が許可される。これにより、グルーブドピン64がディテント孔68の「P」位置と「R」位置との間のディテント山70Aに係合しないことで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
また、グルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動されて第2リンク30のロック面32Cを乗り越えた直後には、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力によってリンク孔52に沿って車両後側へスライドされると共に、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって車両後側へスライドされる。このため、支持軸28がリンク孔52の車両後側の端部に当接され、かつ、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両後側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34A先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
さらに、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作された後に、操作ボタン62の操作が解除されてグルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動される際には、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが上側へ押圧されることで、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力に抗してリンク孔52に沿って車両前側へスライドされて、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して車両前側へスライドされる。このため、第2リンク30の先端部32Bが車両前側へスライドされることで、グルーブドピン64のシフトレバー18上側への移動が許可されて、ディテント孔68の「P」位置へのグルーブドピン64の移動が許可される。
また、グルーブドピン64がシフトレバー18の上側へ移動されて第2リンク30の先端部32Bを乗り越えた直後には、支持軸28が第2リターンスプリング38の付勢力によってリンク孔52に沿って車両後側へスライドされると共に、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって車両後側へスライドされる。このため、支持軸28がリンク孔52の車両後側の端部に当接され、かつ、第2リターンスプリング38が収容箱36の車両後側壁に当接されると共に、第2リンク30の移動棒34A先端部が第2リターンスプリング38に当接されることで、第2リンク30が初期位置に復帰(係止)される。
これにより、本実施の形態でも、上記第3の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、第1リンク22のリンク孔52を車両前後方向に平行に配置した構成としたが、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い上方又は下方へ向かう方向に傾斜させた構成としてもよい。また、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜させた構成とした場合には、第2リンク30のロック面32Cを、車両左右方向に垂直に配置し、又は、車両前方へ向かうに従い下方へ向かう方向に傾斜させてもよい。さらに、第1リンク22のリンク孔52を車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜させた構成とした場合には、第2リンク30の押圧面32Dを、上下方向に垂直に配置し、又は、車両前方へ向かうに従い上方へ向かう方向に傾斜させてもよい。
また、上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、シフトロック機構20がグルーブドピン64の移動を阻止又は許可することでそれぞれシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を阻止又は許可する構成としたが、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に、シフトロック機構20がシフトレバー18の移動を阻止又は許可することでそれぞれシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作を阻止又は許可する構成としてもよい。
[第5の実施の形態]
図10には、本発明の第5の実施の形態に係るシフトレバー装置90が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るシフトレバー装置90は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図10に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置90では、シフトロック機構20において、第1リンク22が、車両前側かつ車両右側の端部において、回動可能に支持されており、第1リンク22は、初期位置である許可位置(図10に実線で示すロック解除位置)と阻止位置(図10に2点鎖線で示すロック位置)との間で、車両左右方向へ回動可能にされている。
第1リンク22の回動軸には、第1リターンスプリング26が設けられており、第1リターンスプリング26は、捩りコイルスプリングにされて、第1リンク22を車両左側へ付勢している。
第1リンク22の車両前側面には、ヨークプレート40が保持されており、ヨークプレート40は、第1リンク22と一体に回動可能にされている。
ヨークプレート40の車両前側には、マグネット42が固定されており、マグネット42の車両後側面には、吸着面42Aが設けられている。吸着面42Aには、第1リターンスプリング26の付勢力によってヨークプレート40が面接触されており、これにより、第1リンク22が初期位置である許可位置に係止されている。また、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22及びヨークプレート40が車両右側へ回動されることで、ヨークプレート40がマグネット42(吸着面42A)から分離可能にされている。
第1リンク22の支持軸28は、第1リンク22から下方へ突出されている。また、第1リンク22には、収容箱36が設けられておらず、第2リンク30には、移動棒34A、34Bが設けられていない。
第1リンク22の支持軸28には、第2リターンスプリング38が設けられており、第2リターンスプリング38は、捩りコイルスプリングにされて、第1リンク22と第2リンク30との間に架け渡されている。第2リターンスプリング38は、第2リンク30を車両左側へ付勢しており、第2リンク30の回動が第1リンク22に係止(制限)されて、第2リンク30が初期位置に配置されている。
第2リンク30(リンク本体32)の先端部32Bの車両後側面は、押圧面32Dにされており、押圧面32Dは、車両前後方向に略垂直に配置されている。シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが車両前側へ押圧される。
第2リンク30の車両後側端部の車両右側には、係止壁24(プレート)が固定されており、係止壁24の車両左側面は、車両左右方向に垂直に配置されている。また、第2リンク30の車両後側端部以外の部分の車両右側には、係止壁24が配置されていない。
ブレーキ46が操作されない状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されないことで、吸着面42Aに磁力が発生せずに、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない。これにより、ヨークプレート40及び第1リンク22の車両右側(阻止方向)への回動が許可されることで、第1リンク22が、許可位置から阻止位置に向けて回動可能にされて、阻止状態(ロック状態)にされる。
一方、ブレーキ46が操作された状態では、制御装置44の制御により、マグネット42が通電されることで、吸着面42Aに磁力が発生して、吸着面42Aにヨークプレート40が吸着(保持)される。これにより、マグネット42によってヨークプレート40及び第1リンク22の車両右側への回動が阻止されることで、第1リンク22が、許可位置に保持されて、許可状態(ロック解除状態)にされる。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生せずにマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着されない場合には、図10に2点鎖線で示す如く、第2リターンスプリング38の付勢力に抗する第1リンク22に対する第2リンク30の回動が阻止された状態で、第1リターンスプリング26の付勢力に抗して第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が車両右側へ回動されて、第1リンク22が阻止位置に配置されると共に、第2リンク30が係止壁24に係止される。これにより、シフトレバー18の押圧力による第2リンク30の回動が係止壁24によって係止されて、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されないことで、第2リンク30のロック面32Cによってシフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止される。
その後、シフトレバー18が「P」シフト位置へ操作(復帰)される際には、第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30が、第1リターンスプリング26の付勢力によって車両左側へ回動されて、ヨークプレート40のマグネット42(吸着面42A)との当接により、初期位置に復帰(係止)される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際において、マグネット42が磁力を発生してマグネット42の吸着面42Aにヨークプレート40が吸着された場合には、図11に2点鎖線で示す如く、第1リターンスプリング26の付勢力及びマグネット42のヨークプレート40に対する吸着力に抗する第1リンク22、ヨークプレート40及び第2リンク30の車両右側への回動が阻止された状態(第1リンク22が許可位置に配置された状態)で、第2リターンスプリング38の付勢力に抗して第2リンク30が回動されて、第2リンク30が係止壁24に係止されない。これにより、第2リンク30のロック面32Cが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可される。
また、シフトレバー18が「PS」位置を通過した直後には、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって回動されて第1リンク22に係止されることで、第2リンク30が初期位置に復帰される。
シフトレバー18が「R」シフト位置から操作されて「PS」位置に到達する際には、図12に2点鎖線で示す如く、シフトレバー18によって第2リンク30の押圧面32Dが車両前側へ押圧されることで、第1リンク22が第2リンク30から車両左側への回動力を作用されて回動されない状態(第1リンク22が許可位置に配置された状態)で、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力に抗して回動されて、第2リンク30が係止壁24に係止されない。これにより、第2リンク30の先端部32Bが車両右側かつ車両前側へ回動されることで、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作が許可される。
また、シフトレバー18が「PS」位置を通過した直後には、第2リンク30が第2リターンスプリング38の付勢力によって回動されて第1リンク22に係止されることで、第2リンク30が初期位置に復帰される。
以上により、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、シフトロック機構20をゲート式のシフトレバー装置10に適用した構成としたが、シフトロック機構20を上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態におけるストレート式のシフトレバー装置60、80に適用した構成としてもよい。
この場合、ディテント孔68の「P」位置の下方に第2リンク30のロック面32Cを対向させた配置にすると共に、操作ボタン62が操作されてグルーブドピン64がシフトレバー18の下側へ移動された状態でシフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置に操作される際にグルーブドピン64が第2リンク30の押圧面32Dを車両前側へ押圧する配置にするのが好ましい。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態において、第2リンク30の先端部32Bが第2リンク30の基端部32A側に対し回動可能に連結された構成としてもよい。この場合、先端部32Bが基端部32A側に対し付勢されることで、先端部32Bの基端部32A側に対する操作溝16の「P」シフト位置側とは反対側又はディテント孔68の「P」位置側とは反対側への回動が係止されると共に、先端部32Bの基端部32A側に対する操作溝16の「P」シフト位置側又はディテント孔68の「P」位置側への付勢力に抗する回動が許可される。
これにより、先端部32Bの基端部32A側に対する操作溝16の「P」シフト位置側とは反対側又はディテント孔68の「P」位置側とは反対側への回動が係止された状態で、第2リンク30がシフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作又はディテント孔68の「P」位置からのグルーブドピン64の移動を阻止又は許可する。一方、先端部32Bが基端部32A側に対し付勢力に抗して操作溝16の「P」シフト位置側又はディテント孔68の「P」位置側へ回動されることで、第2リンク30がシフトレバー18の「R」シフト位置から「P」シフト位置への操作又はディテント孔68の「P」位置へのグルーブドピン64の移動を許可する。
さらに、上記第1の実施の形態〜第5の実施の形態では、シフトレバー装置10、50、60、80、90をフロア式のものにして車室の床部に設置した構成としたが、シフトレバー装置10、50、60、80、90を車両のステアリングコラムに設置した構成や、シフトレバー装置10、50、60、80、90を車両のインストルメントパネルに設置した構成としてもよい。
10 シフトレバー装置
18 シフトレバー
22 第1リンク(配置部材)
26 第1リターンスプリング(第1付勢手段、第2付勢手段)
30 第2リンク(移動部材)
38 第2リターンスプリング(第2付勢手段)
40 ヨークプレート(配置部材)
42 マグネット(吸着手段、切替手段)
50 シフトレバー装置
60 シフトレバー装置
80 シフトレバー装置
90 シフトレバー装置

Claims (5)

  1. 操作されることでシフト位置が変更されるシフトレバーと、
    阻止位置と許可位置との間を移動可能にされ、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に阻止位置又は許可位置に配置される配置部材と、
    前記配置部材に対し許可方向へ移動可能にされ、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に前記配置部材が阻止位置に配置されることで前記シフトレバーによる前記配置部材に対する許可方向への移動を係止されて前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作を阻止すると共に、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に前記配置部材が許可位置に配置されることで前記配置部材に対し許可方向へ移動されて前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作を許可する移動部材と、
    前記配置部材を吸着可能にされると共に、前記配置部材が分離可能にされ、前記配置部材に対する吸着と非吸着とが切り替えられることで前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際における前記配置部材の阻止位置と許可位置とへの配置が切り替えられる吸着手段と、
    を備えたシフトレバー装置。
  2. 前記配置部材を初期位置側へ付勢する第1付勢手段を備えた請求項1記載のシフトレバー装置。
  3. 操作されることでシフト位置が変更されるシフトレバーと、
    阻止方向と許可方向とへ移動可能にされ、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に阻止方向へ移動されることで前記シフトレバーによる許可方向への移動を係止されて前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作が阻止されると共に、前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際に許可方向へ移動されることで前記シフトレバーの所定シフト位置からの操作が許可される移動部材と、
    前記シフトレバーが所定シフト位置から操作される際における前記移動部材が移動される方向を阻止方向と許可方向とに切り替える切替手段と、
    を備えたシフトレバー装置。
  4. 前記移動部材を初期位置側へ付勢する第2付勢手段を備えた請求項3記載のシフトレバー装置。
  5. 阻止方向及び許可方向の一方をスライド方向又は回動方向にすると共に阻止方向及び許可方向の他方を回動方向にした請求項3又は請求項4記載のシフトレバー装置。
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