JP2008151210A - シフトバイワイヤ用レンジ切換装置 - Google Patents

シフトバイワイヤ用レンジ切換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】Pレンジから他のレンジに切り換えることを確実に実行できることと切換応答性を速くすることとの両立を図った、シフトバイワイヤ用レンジ切換装置を提供する。
【解決手段】電動モータ30、および電動モータ30の動力をコントロールロッド50を介してマニュアルバルブ60およびパーキングロック機構70に伝達する減速機40を有し、操作者の指示に応じてマニュアルバルブ60およびパーキングロック機構70を作動させるアクチュエータ20を備え、減速機40は、シフトレンジをPレンジからRレンジに切り換えるときの減速比が他の切り換えのときの減速比よりも大きくなるように、減速比を可変に構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作者の指示に応じて電動モータによりレンジ切換手段を作動させる、シフトバイワイヤ用レンジ切換装置に関する。
近年、車両搭乗者が選択した指示シフトレンジを検出し、検出した指示シフトレンジに応じて、自動変速機のシフトレンジを切り換えるレンジ切換手段を電動モータで作動させるシフトバイワイヤシステムが用いられるようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、自動変速機のシフトレンジを切り換えるにあたり、レンジ切換手段を作動させるために必要なトルクは、いずれのレンジに切り換えるかによって異なり、Pレンジから他のレンジ(例えばRレンジ)に切り換えるときに最も大きくなる。特に、坂道で車両を駐車させたPレンジの状態から他のレンジに切換えるときには、パーキングロック機構をロック解除状態にするために必要なトルクが大きくなるので、上述の「必要なトルク」はより一層大きくなる。
そのため、特許文献1記載のレンジ切換装置では、電動モータの動力をレンジ切換手段に伝達する減速機を選定するにあたり、Pレンジから他のレンジに切り換えるときに必要なトルクが得られるギヤ比の減速機を選定している。
因みに、上記パーキングロック機構は、レンジ切換手段のPレンジへの切換作動に連動して自動変速機の出力軸をロック状態にするとともに、他のレンジへの切換作動に連動して自動変速機の出力軸をロック解除状態にする機構である。
特表2004−52928号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の如く、Pレンジから他のレンジに切り換えるときに必要なトルクが得られるギヤ比の減速機を選定すると、Pレンジから他のレンジに切り換えることを確実に実行できるものの、大きいトルクが不要な他の切り換えの時にまで大きなギヤ比でレンジ切換手段を作動させることになる。すると、他の切り換え時におけるレンジ切換手段の作動が遅くなり、その切換応答性が悪化してしまう。
そこで、本発明の目的は、Pレンジから他のレンジに切り換えることを確実に実行できることと切換応答性を速くすることとの両立を図った、シフトバイワイヤ用レンジ切換装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、減速機は、シフトレンジをPレンジから切り換えるときの減速比が他のレンジから切り換えるときの減速比よりも大きくなるように、減速比を可変に構成されている。
これによれば、減速機は減速比を可変に構成されているので、大きいトルクが必要なときには減速比を大きくして切り換えを確実に実行するようにでき、大きいトルクが必要ないときには減速比を小さくして切換応答性を速くすることができる。
すなわち、レンジ切換手段を作動させるために必要なトルクが最も大きくなるPレンジから他のレンジに切り換えるにあたり、そのときの減速比が他のレンジから切り換えるときの減速比よりも大きくなるので、Pレンジから他のレンジに切り換えることを確実に実行できる。一方、Pレンジから他のレンジに切り換えるとき以外の切り換えのときには、減速比が小さくなるので、切換応答性を速くすることができる。
請求項2記載の発明では、減速機は、ピッチ円直径が徐々に変化するようにピッチ円が楕円形状に形成されたドライブギヤおよびドリブンギヤを備えて構成されている。これによれば、ドライブギヤおよびドリブンギヤが回転するにつれ両ギヤのギヤ比が変化することとなる。よって、減速機の減速比を可変に構成することを容易に実現できる。
請求項3記載の発明では、ディテントプレートのうち一方側の回動端部に形成され、ディテントプレートがPレンジ位置に回動したときに係合部材と係合して一方側への回動を規制するPレンジ係合溝と、ディテントプレートのうち他方側の回動端部に形成され、ディテントプレートが他のレンジ位置に回動したときに係合部材と係合して他方側への回動を規制する他レンジ係合溝と、を備える。
また、係合部材が他レンジ係合溝に係合した状態でさらに他方側にディテントプレートを回動させて、係合部材を他レンジ係合溝に押し付けることにより、電動モータを構成するロータの回転初期位置を算出する初期位置算出手段と、電動モータを構成するステータに対するロータの相対回転位置を検出する検出センサと、を備える。
そして、算出された相対回転初期位置および検出センサによる検出結果に基づき、ロータの回転位置を算出する回転位置算出手段を備える。
このように、ロータの回転位置を算出するにあたりロータの回転初期位置を算出する必要がある場合であり、係合部材を他レンジ係合溝に押し付けることにより回転初期位置を算出する場合であっても、本発明によれば、上述の如くPレンジから他のレンジに切り換えるとき以外の切り換えのときには減速比が小さくなるので、係合部材を他レンジ係合溝に押し付ける力が不必要に大きくなることを回避できる。
ここで、シフトレンジをRレンジからPレンジに切り換えるときにレンジ切換手段を作動させるために必要なトルクは、他のレンジ同士で切り換えるときに必要なトルクよりも大きくなる。
この点を鑑み請求項4記載の発明では、Pレンジの状態からレンジ切換手段を作動させると、Rレンジ、Nレンジおよび走行レンジの順に切り換わるように設定されており、シフトレンジをRレンジからPレンジに切り換えるときの減速比は、PレンジからRレンジに切り換えるときの減速比よりも小さく、かつ、他のレンジ同士で切り換えるときの減速比よりも大きく設定されている。
そのため、RレンジからPレンジに切り換えるときには、他のレンジ同士で切り換えるときよりも減速比が大きくなるので、RレンジからPレンジに切り換えることを確実に実行でき、しかも、PレンジからRレンジに切り換えるときに比べて切換応答性を速くすることができる。
請求項5記載の発明では、レンジ切換手段のPレンジへの切換作動に連動して自動変速機の出力軸をロック状態にするとともに、他のレンジへの切換作動に連動して出力軸をロック解除状態にするパーキングロック機構を備える。
そして、このような構成のパーキングロック機構を備える場合には、Pレンジから他のレンジに切り換えるときにレンジ切換手段を作動させるために必要なトルクはより一層大きくなる。よって、請求項1から4のいずれか一項記載の発明による効果が好適に発揮される。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るシフトバイワイヤ用レンジ切換装置としてのアクチュエータ20の内部構造を示す模式図、図2は、アクチュエータ20が搭載されるシフトバイワイヤシステム10の構成を示す斜視図、図3は図1のIII−III断面図、図4はアクチュエータ20が作動した状態を示す模式図である。
はじめに、図2を用いてシフトバイワイヤシステム10の概略を説明する。
シフトバイワイヤシステム10は、二輪駆動式または四輪駆動式の車両の走行を制御するシステムであり、アクチュエータ20、シフトバイワイヤ(SBW)用のECU80、パーキングロック機構70および自動変速機制御装置12等から構成されている。
SBW用のECU80は、マイクロコンピュータを主体に構成された電気回路であり、CPU、RAM、ROM、EEPROM等から構成されている。そして、ECU80は、車両搭乗者がシフトレンジ切換装置としての図示しないシフトレバーを操作して選択した指示シフトレンジを検出し、この指示シフトレンジに応じてアクチュエータ20を作動させて、コントロールロッド50の回転位置を制御する。
指示シフトレンジに応じてコントロールロッド50の回転によりマニュアルバルブ60が往復移動することにより、自動変速機制御装置12内の油路が切り換わり、図示しない自動変速機のシフトレンジが切り換わる。車両搭乗者がシフトレンジを選択する装置は、シフトレバーに代え、ボタン式のシフトスイッチでも、車両搭乗者が音声でシフトレンジを指示する音声認識装置のようなものであってもよい。また、シフトレバーのシフトレンジ位置は、シフトレバーの位置を検出するセンサ等により検出される。本実施形態のセンサには非接触式のセンサが採用されているが、シフトレバーと連動して接点位置が変化する接触式センサを採用してもよい。
ここで、自動変速機には、走行レンジとして前進レンジであるDレンジおよび後進レンジであるRレンジと、非走行レンジとして駐車レンジであるPレンジおよび中立レンジであるNレンジなどのシフトレンジが設定されている。なお、Rレンジ、NレンジおよびDレンジは、特許請求の範囲に記載の「他のレンジ」に相当する。
また、自動変速機制御装置12は、自動変速機のシフトレンジおよび変速段を切り換える油圧回路を備えている。そして、レンジ位置を選択するマニュアルバルブ60が移動することにより、自動変速機制御装置12の油圧回路を切り換えて、自動変速機を上記のシフトレンジのいずれかに設定する。
ECU80は、車両搭乗者が選択したシフトレバーの指示シフトレンジ位置をセンサ等で検出し、検出した指示シフトレンジに応じた回転をアクチュエータ20の電動モータ30(図3参照)に指示し、指示シフトレンジに応じた回転角度量を回転するように電動モータ30を制御する。
コントロールロッド50は、電動モータ30の出力軸46(図3参照)と結合しており、電動モータ30の駆動力が減速機40(図3参照)を介してコントロールロッド50に伝達される。コントロールロッド50には、ディテントプレート52が一体となって回転するように固定されている。ディテントプレート52が図2の矢印A、B方向に回転することによりマニュアルバルブ60の往復移動位置が決定される。
本実施形態の電動モータ30は、永久磁石を用いないブラシレスのSRモータ(スイッチドリラクタンスモータ)である。そして、電動モータ30が有するU相、V相、W相のコイル322(図3参照)への通電は、ECU80がトランジスタをオン、オフすることにより制御される。ECU80がU相、V相、W相のコイル322への通電を順次スイッチングすることにより、電動モータ30は回転駆動する。
また、アクチュエータ20は検出センサとしてのエンコーダ25(図3参照)を有しており、ECU80は、エンコーダ25が出力する電動モータ30の回転角度量であるカウント数を参照しながら、目標のカウント数になるまで電動モータ30を回転制御することにより、指示シフトレンジに相当する回転位置にディテントプレート52を回転させる。ECU80は、目標カウント数を含む所定のカウント数の範囲内に電動モータ30が回転すると、指示シフトレンジに相当する回転位置にディテントプレート52が達したと判断し、電動モータ30の回転制御を終了する。
なお、エンコーダ25が出力するカウント数は、PレンジからRレンジ、Nレンジ、Dレンジの順にシフトレンジが切り換わるにしたがって増加または減少し、その逆の順にシフトレンジが切り換わるにしたがって減少または増加する。
因みに、エンコーダ25は、後述するロータ31に固定された磁石251と、磁石251からの磁気を検出するホールIC252と、ホールICが実装された基板253とから構成されている。そして、ロータ31の回転にともない磁石251がホールIC252に対向する位置を通過する毎に、ホールIC252は磁石251からの磁気を検出し、ECU80に出力する。
ディテントプレート52はほぼ扇形をなす板状の部材であって、その円弧状の外周部に複数の係合溝53が形成されている。ディテントスプリング62は板バネであり、自動変速機制御装置12に片持ち状に固定されている。なお、ディテントスプリング62は自動変速機内等、自動変速機制御装置12とは別の部位に取り付けるようにしてもよい。ディテントスプリング62の先端部にはディテントプレート52の係合溝53に係合するローラ63が取り付けられており、ローラ63はディテントスプリング62の弾性力によりディテントプレート52の係合溝53のいずれかに係合する。
ディテントプレート52にはマニュアルバルブ60に嵌合しているピン54が設けられている。ディテントプレート52がコントロールロッド50とともに回転すると、ピン54と嵌合しているマニュアルバルブ60がディテントプレート52の回転位置に応じて往復移動する。係合溝53とローラ63とはマニュアルバルブ60における各シフトレンジの設定位置に対応させて配置されており、ローラ63がいずれかの係合溝53に完全に係合することによりその係合溝53に対応するシフトレンジ位置にマニュアルバルブ60が設定される。
そして、電動モータ30が回転しシフトレバーで選択された指示シフトレンジに対応するシフトレンジ位置にマニュアルバルブ60が移動することにより、自動変速機のシフトレンジは、マニュアルバルブ60の往復移動位置で特定された実シフトレンジに対応するシフトレンジとなるように自動変速機制御装置12により制御される。
パーキングロック機構70は、パーキングギヤ71の外周部に形成されている凹部71aにパーキングロックポール72の爪73を係合させて自動変速機の出力軸(図示せず)の回転を止めるように構成されている。パークロッド74の一端はディテントプレート52に固定されており、他端にはテーパーコーン状のカム76が嵌合している。カム76はスプリング78により他端側に押圧された状態でパークロッド74に嵌合しており、パークロッド74に沿って往復移動自在である。
そして、ディテントプレート52の回転に伴いパークロッド74が往復移動することにより、カム76がパーキングロックポール72を上下動させ、パーキングロックポール72の爪73がパーキングギヤ71の凹部71aに係合、または凹部71aから外れる。パーキングロックポール72の爪73がパーキングギヤ71に係合すると、自動変速機は出力軸の回転が機械的に禁止されたロック状態となり、パーキングギヤ71から爪73が外れると、自動変速機は出力軸の回転が許可されたロック解除状態となる。
以上により、シフトバイワイヤシステム10の通常作動により電動モータ30を作動させると、電動モータ30の駆動力は、出力軸46、コントロールロッド50、ディテントプレート52を介して、パーキングロック機構70のパークロッド74およびマニュアルバルブ60に伝達される。その結果、パーキングロック機構70およびマニュアルバルブ60は連動して駆動する。すなわち、マニュアルバルブ60がPレンジ位置に移動するとパーキングロック機構70は連動してロック状態となり、マニュアルバルブ60が他のレンジ位置に移動するとパーキングロック機構70は連動してロック解除状態となる。
次に、図1および図3を用いて、本実施形態の要部であるアクチュエータ20(シフトバイワイヤ用レンジ切換装置)の構造について説明する。
アクチュエータ20は、リヤハウジング21aおよびフロントハウジング21b内に電動モータ30および減速機40を収容して構成されている。両ハウジング21a、21bはボルト21cにより締結されており、両ハウジング21a、21b間の接合面にはパッキン21dが配置されている。なお、図3の右側をフロント(あるいは前)、左側をリヤ(あるいは後)として以下説明する。
先ず、電動モータ30の構成について説明する。
電動モータ30は、回転自在に支持されるロータ31と、このロータ31の回転中心φ1と同軸上に配置されたステータ32とで構成されている。ロータ31は、ロータ軸311およびロータコア312から構成されるものであり、ロータ軸311は前端と後端に配置されたベアリング(第1ベアリング22a、第2ベアリング22b)によって回転自在に支持される。
第1ベアリング22aは、減速機40を構成するドライブギヤ41の内周に配置されたものであり、ドライブギヤ41はフロントハウジング21bの内周に配置された第3ベアリング23によって回転自在に支持されている。つまり、ロータ軸311の前端は、フロントハウジング21bに設けられた第3ベアリング23→ドライブギヤ41→第1ベアリング22aを介して回転自在に支持される。
一方、第2ベアリング22bは、リヤハウジング21aによって支持されるものである。
ステータ32は、ステータコア321およびコイル322から構成される。ステータコア321には、ロータ31に向けて30度毎に突設されたステータティース(図示せず)が設けられ、各ステータティースのそれぞれにU相、V相、W相を構成するコイル322が巻回されている。
一方、ロータコア312には、ステータ32に向けて45度毎に突設された突極(図示せず)が設けられている。そして、W相→V相→U相の順番にコイル322への通電を切り換えるとロータ31が回転し、逆にV相→W相→U相の順番にコイル322への通電を切り換えるとロータ31が逆回転するものであり、U、V、W相の通電が一巡する毎にロータ31が45度回転する構成になっている。なお、U、V、W相のコイル322への通電はECU80によりオンオフ制御される。
次に、減速機40の構成について説明する。
減速機40は、電動モータ30のロータ軸と共通のロータ軸311と、このロータ軸311に設けられた偏心部43を介してロータ軸311に対して偏心回転可能な状態で取り付けられた外歯歯車44と、この外歯歯車44が内接噛合する内歯歯車45と、外歯歯車44の自転成分のみを伝達する伝達手段としてのピン44aを介して連結されたドライブギヤ41と、ドライブギヤ41と噛合するドリブンギヤ42とを備える。
偏心部43は、ロータ軸311の回転中心に対して偏心回転して外歯歯車44を揺動回転させる軸であり、偏心部43の外周に配置された2つの第4ベアリング24を介して外歯歯車44を回転自在に支持するものである。
外歯歯車44は、上述したように、第4ベアリング24を介してロータ軸311の偏心部43に対して回転自在に支持されるものであり、偏心部43の回転によって内歯歯車45に押しつけられた状態で回転するように構成されている。
内歯歯車45は、フロントハウジング21bに固定されるものである。
このような構成により、ロータ軸311が回転して外歯歯車44が偏心回転することにより、外歯歯車44がロータ軸311に対して減速回転し、その減速回転がドライブギヤ41に伝えられる。さらに、ドライブギヤ41からドリブンギヤ42に動力伝達される際にも減速される。ドリブンギヤ42に固定された出力軸46は、シフトバイワイヤシステム10のコントロールロッド50に連結される。従って、電動モータ30の回転トルクは、外歯歯車44、内歯歯車45、ドライブギヤ41およびドリブンギヤ42により減速され、コントロールロッド50に伝達される。
次に、ドライブギヤ41およびドリブンギヤ42の構成について説明する。
ドライブギヤ41およびドリブンギヤ42は、回転するにつれ両ギヤ41、42のギヤ比が変化するように構成されている。つまり、減速機40の減速比は可変である。
具体的には、図1に示すように、ドライブギヤ41およびドリブンギヤ42は、それぞれ噛み合う歯部411、421を有しており、これらの歯部411、421は両ギヤ41、42の円周の一部分にのみ円弧状に形成されている。そして、ドライブギヤ41は180°以内の範囲で回動する。
両歯部411、421は、ピッチ円P1、P2が楕円形状となるように形成されている。換言すれば、ドライブギヤ41の回転中心φ1から歯部411のピッチ点(または歯先)までのピッチ半径r1が徐々に変化するように形成されている。同様にして、ドリブンギヤ42の回転中心φ2から歯部421のピッチ点(または歯先)までのピッチ半径r2が徐々に変化するように形成されている。
また、コントロールロッド50がPレンジ側に回動する向き(図1の時計方向)にドリブンギヤ42が回転すると、ドリブンギヤ42のピッチ半径r2は徐々に大きくなり、ドライブギヤ41のピッチ半径r1は徐々に小さくなる。よって、減速比が徐々に大きくなり、その結果、出力軸46は大トルクかつ低速で回転する。
なお、図4(A)は、ドリブンギヤ42がPレンジ側に回転してPレンジ側の回動端に位置している状態を示しており、この状態では減速比が最大となる。
一方、コントロールロッド50がDレンジ側に回動する向き(図1の反時計方向)にドリブンギヤ42が回転すると、ドリブンギヤ42のピッチ半径r2は徐々に小さくなり、ドライブギヤ41のピッチ半径r1は徐々に大きくなる。よって、減速比が徐々に小さくなり、その結果、出力軸46は小トルクかつ高速で回転する。
なお、図4(B)は、ドリブンギヤ42がDレンジ側に回転してDレンジ側の回動端に位置している状態を示しており、この状態では減速比が最小となる。
因みに、本実施形態では、ドライブギヤ41およびドリブンギヤ42による減速比は、1〜1.7の範囲で可変となるように設定されている。
図4中の符号W1、W2、W3、W4は、ドライブギヤ41の歯部411の範囲を示しており、歯部411のW1に示す範囲がドリブンギヤ42の歯部421と噛み合っている状態では、マニュアルバルブ60はPレンジの位置に移動している。同様にして、歯部411のW2、W3、W4に示す範囲がドリブンギヤ42と噛み合っている状態では、マニュアルバルブ60はそれぞれRレンジ、Nレンジ、Dレンジの位置に移動している。
ここで、マニュアルバルブ60の移動位置が、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジの順に配列されているとき、シフトレンジの切り換えには次の(1)〜(6)パターンがある。
(1)Pレンジ→Rレンジ、(2)Rレンジ→Pレンジ、(3)Rレンジ→Nレンジ、(4)Nレンジ→Rレンジ、(5)Nレンジ→Dレンジ、(6)Dレンジ→Nレンジ。
そして、減速機40の減速比はW1、W2、W3、W4の順に小さくなるので、上記パターンによる切り換えにおいて、(1)〜(6)の順に減速比が小さくなることとなる。
以上により、本実施形態に係るアクチュエータ20(シフトバイワイヤ用レンジ切換装置)によれば、マニュアルバルブ60を作動させるために必要なトルクが最も大きくなるPレンジからRレンジに切り換える(パターン(1))にあたり、そのときの減速比が、他のパターン(2)〜(6)にて切り換えるときの減速比よりも大きくなる。よって、出力軸46を最大トルクで回転させることができるので、PレンジからRレンジに切り換えることを確実に実行できる。
一方、他のパターン(2)〜(6)にて切り換えるときには減速比が小さくなる。よって、出力軸46を最高速で回転させることができるので、マニュアルバルブ60の切換応答性を速くすることができる。
ここで、シフトレンジをRレンジからPレンジに切り換える(パターン(2))ときにマニュアルバルブ60を作動させるために必要なトルクは、他のレンジ同士で切り換える(パターン(3)〜(6))ときに必要なトルクよりも大きくなる。これに対し、本実施形態によれば、シフトレンジをRレンジからPレンジに切り換える(パターン(2))ときの減速比は、PレンジからRレンジに切り換える(パターン(1))ときの減速比よりも小さく、かつ、他のレンジ同士で切り換える(パターン(3)〜(6))ときの減速比よりも大きくなる。
そのため、RレンジからPレンジに切り換える(パターン(2))ときには、他のレンジ同士で切り換える(パターン(3)〜(6))ときよりも減速比が大きくなる。よって、出力軸46をパターン(3)〜(6)のときに比べて大トルクで回転させることができるので、RレンジからPレンジに切り換えることを確実に実行でき、しかも、パターン(1)ときに比べて高速で回転させることができるので、マニュアルバルブ60の切換応答性を速くすることができる。
因みに、各種切り換えパターン(1)〜(6)のうちパターン(1)のときに上記必要トルクが最も大きくなることは、パーキングロック機構70を備えることに起因する。すなわち、PレンジからRレンジに切り換えるとき(パターン(1))には、パーキングロックポール72とカム76との摩擦力に抗してパーキングロックポール72からカム76を抜き出さなければならない。特に、坂道で車両を駐車させたPレンジの状態からRレンジに切換えるときには、車両の自重によりパーキングギヤ71に回転力が付勢されているため、パーキングギヤ71の凹部71aから前記回転力がパーキングロックポール72の爪73に伝達され、その結果、パーキングロックポール72がカム76に強く押し付けられることとなる。よって、前述の摩擦力が大きくなる。以上により、パターン(1)のときに必要トルクが最も大きくなる。
また、パターン(2)の必要トルクがパターン(3)〜(6)の必要トルクよりも大きくなることは、次の理由による。すなわち、RレンジからPレンジに切り換えるとき(パターン(2))には、爪73と凹部71aの同期が取られておらず爪73が凹部71aと完全に係合していない場合、スプリング78の弾性変形力に抗してパークロッド74をカム76側に移動させなければない。よって、スプリング78を弾性変形させる力の分、パターン(2)の必要トルクはパターン(3)〜(6)の必要トルクよりも大きくなる。また、爪73と凹部71aの同期が取れている場合でも、スプリング78を弾性変形させる力よりは小さいものの、パーキングロックポール72とカム76の摩擦力の分、パターン(2)の必要トルクはパターン(3)〜(6)の必要トルクよりも大きくなる。
(変形例)
本実施形態の変形例として、SRモータ30(電動モータ)の作動をECU80が制御するにあたり、SRモータ30のロータ31の絶対回転位置を算出するための次の制御を実行することが挙げられる。すなわち、上述したエンコーダ25からの検出信号だけでは、ECU80は、ロータ31のステータ32に対する相対回転位置は算出できるものの、ディテントプレート52の回転位置およびマニュアルバルブ60の作動位置に対するロータ31の絶対回転位置までは算出できないため、マニュアルバルブ60の作動位置を所望の位置に制御することができない。そこで、ECU80は以下の制御を実行することにより、ロータ31の前記絶対回転位置を算出する。
以下の説明では、ディテントプレート52に形成された複数の係合溝53のうち、Pレンジ側(図2の矢印B側)の回動端部の係合溝をPレンジ係合溝531と呼び、Dレンジ側(図2の矢印A側)の回動端部の係合溝をDレンジ係合溝532と呼ぶ。よって、Pレンジに切り換わったときにローラ63はPレンジ係合溝531と係合し、Dレンジに切り換わったときにローラ63はDレンジ係合溝532と係合する。
なお、Dレンジ係合溝532は特許請求の範囲に記載の「他レンジ係合溝」に相当し、ローラ63は特許請求の範囲に記載の「係合部材」に相当する。
ECU80は、イグニッションスイッチを投入した直後等に、Pレンジ係合溝531にローラ63が係合した状態でさらにPレンジ側にディテントプレート52を回動させる。すると、ローラ63はPレンジ係合溝531のうちPレンジ側の壁面531aに押し付けられる。このときに検出されるロータ31の回転位置を回転初期位置と呼ぶ。そして、壁面531aにローラ63が押し付けられる位置に回転初期位置が対応する旨、ECU80には予め記憶されているため、ECU80は、ディテントプレート52の回転位置およびマニュアルバルブ60の作動位置に対するロータ31の絶対回転位置を算出することができる。
なお、絶対回転位置の算出を実行しているときのECU80は特許請求の範囲に記載の「初期位置算出手段」に相当する。
また、ECU80は、上記絶対回転位置を算出するその精度を向上させるために、上述の如くローラ63をPレンジ側の壁面531aに押し付けた後、ディテントプレート52をDレンジ側に回動させ、Dレンジ係合溝532にローラ63が係合した状態でさらにDレンジ側にディテントプレート52を回動させる。すると、ローラ63はDレンジ係合溝532のうちDレンジ側の壁面532aに押し付けられる。このときに検出されるロータ31の回転位置を回転初期位置として、ECU80は、ディテントプレート52の回転位置およびマニュアルバルブ60の作動位置に対するロータ31の絶対回転位置を算出する。
このように、Pレンジ側の壁面531aおよびDレンジ側の壁面532aの両位置においてロータ31の回転位置を回転初期位置を検出するため、上記絶対回転位置を算出するその精度を向上できる。
そして、ECU80は、上述の如く算出されたロータ31の絶対回転位置とエンコーダ25からの検出信号に基づき、ロータ31の回転位置を常時算出する。
なお、当該回転位置の算出を実行しているときのECU80は特許請求の範囲に記載の「回転位置算出手段」に相当し、エンコーダ25は特許請求の範囲に記載の「検出センサ」に相当する。
本変形例のように、ロータ31の回転位置を算出するにあたりロータ31の回転初期位置を算出する必要がある場合であり、ローラ63をDレンジ側の壁面532aに押し付けることにより回転初期位置を算出する場合であっても、上述の実施形態によれば、NレンジからDレンジに切り換えるとき(パターン(6))には減速比が最も小さくなるので、ローラ63をDレンジ側の壁面532aに押し付ける力が不必要に大きくなることを回避できる。よって、ディテントプレート52のうちDレンジ側の壁面532a部分の必要強度を低減できる。また、本変形例のシフトバイワイヤでは、イグニッションスイッチをオンさせる毎にPレンジ側の壁面531aに押し当て、バッテリークリア毎、あるいは、イグニッションスイッチのオン回数が所定回数(例えば1000〜5000回)になる毎に、Dレンジ側の壁面532aに押し当てる。特にこのような場合に、Dレンジ側壁面532aへの押し当て時にアクチュエータ20、パーキングロック機構70、自動変速機制御装置12等にかかる負荷が軽減される。
また、コントロールロッド50とディテントプレート52の接合部、コントロールロッド50の軸受部、アクチュエータ20の減速機40、各ベアリング22a、22b、23、24等の必要強度も低減できる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、減速比が可変となるように減速機40を構成するにあたり、ドライブギヤ41およびドリブンギヤ42の両歯部411、421を、ピッチ円P1、P2が楕円形状となるように形成することで実現しているが、本発明に係る減速機40の構成は、このように両歯部411、421のピッチ円P1、P2を楕円形状に形成することに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、電動モータ30としてSRモータを採用しているが、本発明に係る電動モータ30はSRモータに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、イグニッションスイッチのオンをトリガとして、Pレンジ側の壁面531aに押し当てる作動を実行しているが、アクセサリスイッチのオンをトリガとして実行してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
本発明の一実施形態に係るアクチュエータ(シフトバイワイヤ用レンジ切換装置)の内部構造を示す模式図。 図1のアクチュエータが搭載されるシフトバイワイヤシステムの構成を示す斜視図。 図1のIII−III断面図。 (A)は、図1に示すドリブンギヤがPレンジ側の回動端に位置している状態を示す模式図、(B)は、Dレンジ側の回動端に位置している状態を示す模式図。
符号の説明
10:シフトバイワイヤシステム、12:自動変速機制御装置、20:アクチュエータ(シフトバイワイヤ用レンジ切換装置)、25:エンコーダ(検出センサ)、30:電動モータ、31:ロータ、32:ステータ、40:減速機、41:ドライブギヤ、42:ドリブンギヤ、60:マニュアルバルブ、63:ローラ(係合部材)、70:パーキングロック機構、71a:凹部、80:ECU(初期位置算出手段、回転位置算出手段)、531:Pレンジ係合溝、531a:Pレンジ係合溝のうちPレンジ側の壁面、532:Dレンジ係合溝(他レンジ係合溝)、532a:Dレンジ係合溝のうちDレンジ側の壁面。

Claims (5)

  1. 自動変速機のシフトレンジをPレンジと他のレンジとに切り換えるように作動するレンジ切換手段と、
    電動モータ、および前記電動モータの動力を前記レンジ切換手段に伝達する減速機を有し、操作者の指示に応じて前記レンジ切換手段を作動させるアクチュエータと、
    を備えるシフトバイワイヤ用レンジ切換装置において、
    前記減速機は、前記シフトレンジを前記Pレンジから切り換えるときの減速比が前記他のレンジから切り換えるときの減速比よりも大きくなるように、減速比を可変に構成されていることを特徴とするシフトバイワイヤ用レンジ切換装置。
  2. 前記減速機は、ピッチ円直径が徐々に変化するようにピッチ円が楕円形状に形成されたドライブギヤおよびドリブンギヤを備えて構成されている請求項1記載のシフトバイワイヤ用レンジ切換装置。
  3. 前記レンジ切換手段と連動し、前記操作者が指示するシフトレンジと対応する位置に回動するディテントプレートと、
    前記ディテントプレートと係合する係合部材と、
    前記ディテントプレートのうち一方側の回動端部に形成され、前記ディテントプレートが前記Pレンジ位置に回動したときに前記係合部材と係合して一方側への回動を規制するPレンジ係合溝と、
    前記ディテントプレートのうち他方側の回動端部に形成され、前記ディテントプレートが前記他のレンジ位置に回動したときに前記係合部材と係合して他方側への回動を規制する他レンジ係合溝と、
    前記係合部材が前記他レンジ係合溝に係合した状態でさらに他方側に前記ディテントプレートを回動させて、前記係合部材を前記他レンジ係合溝に押し付けることにより、前記電動モータを構成するロータの回転初期位置を算出する初期位置算出手段と、
    前記電動モータを構成するステータに対する前記ロータの相対回転位置を検出する検出センサと、
    算出された前記相対回転初期位置および前記検出センサの検出結果に基づき、前記ロータの回転位置を算出する回転位置算出手段と、
    を備える請求項1または2記載のシフトバイワイヤ用レンジ切換装置。
  4. 前記他のレンジにはRレンジ、Nレンジおよび走行レンジがあり、
    前記Pレンジの状態から前記レンジ切換手段を作動させると、前記Rレンジ、前記Nレンジおよび前記走行レンジの順に切り換わるように設定されており、
    前記シフトレンジを前記Rレンジから前記Pレンジに切り換えるときの減速比は、前記Pレンジから前記Rレンジに切り換えるときの減速比よりも小さく、かつ、前記他のレンジ同士で切り換えるときの減速比よりも大きく設定されている請求項1から3のいずれか一項記載のシフトバイワイヤ用レンジ切換装置。
  5. 前記レンジ切換手段の前記Pレンジへの切換作動に連動して前記自動変速機の出力軸をロック状態にするとともに、前記他のレンジへの切換作動に連動して前記出力軸をロック解除状態にするパーキングロック機構を備える請求項1から4のいずれか一項記載のシフトバイワイヤ用レンジ切換装置。
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