JP2009065742A - 電動モータ - Google Patents

電動モータ Download PDF

Info

Publication number
JP2009065742A
JP2009065742A JP2007229365A JP2007229365A JP2009065742A JP 2009065742 A JP2009065742 A JP 2009065742A JP 2007229365 A JP2007229365 A JP 2007229365A JP 2007229365 A JP2007229365 A JP 2007229365A JP 2009065742 A JP2009065742 A JP 2009065742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor shaft
electric motor
rotor
bearing
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007229365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4433022B2 (ja
Inventor
Jun Kimura
純 木村
Shigeru Yoshiyama
茂 吉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007229365A priority Critical patent/JP4433022B2/ja
Priority to US12/203,359 priority patent/US7911101B2/en
Publication of JP2009065742A publication Critical patent/JP2009065742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4433022B2 publication Critical patent/JP4433022B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/173Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
    • H02K5/1732Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings radially supporting the rotary shaft at both ends of the rotor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/16Centering rotors within the stator; Balancing rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/24Casings; Enclosures; Supports specially adapted for suppression or reduction of noise or vibrations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

【課題】 シンプルな構造によってロータ軸に過大な回転トルクが発生するのを防ぐことができる電動モータを提供する。
【解決手段】 電動モータ5のロータ軸13を支持する第1軸受15とリヤハウジング20との間に、径方向へ弾性変形可能なゴムまたは金属バネよりなる弾性部材80を配置する。「低温時×高電圧時」に「突当制御」が実施されてロータ軸13に過負荷が加わると、ロータ軸13に加わる捩れ力が大きくなり、ロータ軸13に加わる偏心力が大きくなってロータ軸13が弾性部材80を弾性変形させて傾斜し、ロータコア14の外周端がステータコア21の内周端に接触する。電動モータ5の発生トルクの一部が、剛性の高いロータコア14を介して剛性の高いステータコア21が受けることになり、ロータ軸13に発生する回転トルクが抑えられ、駆動対象物に対して機械的なダメージを与えない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通電によってロータ軸に回転出力が発生する電動モータに関する。
駆動対象物を回転駆動する電動モータが知られている。
しかるに、駆動対象物がロックした場合など、電動モータに過大な制動トルクが発生した場合には、電動モータが発生する過大な回転トルクが駆動対象物の構成部品に機械的なダメージを与える可能性がある。
具体的な一例として、シフトレンジ切替装置(シフト・バイ・ワイヤ:SBW)を例に上記の不具合を説明する。
車両用の自動変速機は、シフトレンジ切替機構(パーキング切替機構を含む)を搭載しており、従来では運転者が手動にて切り替えを実施していたが、近年、シフトレンジ切替機構を、電動モータを搭載したSBWアクチュエータによって切り替えるシフトレンジ切替装置が市場に広がりつつある(例えば、特許文献1)。
電動モータは、高温時に電気抵抗が大きくなることで駆動電流が下がって出力トルクが小さくなる。一方、低バッテリ電圧時においても駆動電流が下がって出力トルクが小さくなる。このため、高温時で且つ低バッテリ電圧時は、電動モータの駆動電流が最小になる(高温時×低電圧時=駆動電流最小)。
シフトレンジ切替装置に搭載される電動モータには、「高温時×低電圧時=駆動電流最小」の最悪条件下であっても必要トルクを発生することが要求される。
しかし、「高温時×低電圧時=駆動電流最小」の最悪条件下に必要トルクを確保した場合、逆条件時である「低温時×高電圧時=駆動電流最大」に大きな回転トルクが発生することになる。
ここで、シフトレンジの切替作動時は、駆動対象物(シフトレンジ切替機構側)から電動モータには切り替えに必要なトルク分の反力しか返ってこない。このため、シフトレンジの切替作動時には、温度や電圧条件に依存することなく、電動モータのロータ軸に過大な回転トルク(過負荷)は生じない。
しかし、「低温時×高電圧時」に駆動対象物がロック状態になると、ロック状態の駆動対象物を電動モータが駆動しようとして、駆動対象物に過大な回転トルク(過負荷)を与えてしまう。この結果、電動モータから駆動対象物に至る回転伝達系(減速機を含む)や、駆動対象物の構成部品に機械的なダメージを与える可能性がある。
具体的に、シフトレンジ切替装置では、駆動対象物を回動範囲の一端にロックさせて電動モータの基準位置(電動モータの可動範囲の一方の回転位置)の学習を行う「突当制御」を行うものが知られている。
この「突当制御」が「低温時×高電圧時」に実施されると、電動モータの発生する過大な回転トルクが駆動対象物に加わり、電動モータから駆動対象物に至る回転伝達系や、駆動対象物の構成部品に機械的なダメージを与える可能性がある。
特開2006−191709号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、シンプルな構造によってロータ軸に過大な回転トルクが発生するのを防ぐことのできる電動モータの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用する電動モータは、ロータ軸に加わる偏心力(偏心荷重)によりロータ軸を傾斜または偏心させる弾性部材を備え、ロータ軸が傾斜または偏心した際にロータ軸と一体に回転する回転部材が接触する被接触部材を備える。
ロータ軸にかかる回転負荷が大きくなると、ロータ軸に加わる捩れ力が大きくなり、ロータ軸に加わる偏心力が大きくなって、ロータ軸が弾性部材を弾性変形させて傾斜または偏心し、回転部材が被接触部材に接触する。回転部材が被接触部材に接触(回転部材が被接触部材に接触して回転することによる回転抵抗の増加、あるいは回転部材が被接触部材に係合してロック)することで、ロータ軸の発生トルクが抑えられる(ロータ軸の発生トルクの停止を含む)。
このように、請求項1の手段は、弾性部材を用い、ロータ軸に大きな負荷が加わることでロータ軸を傾斜または偏心させるというシンプルな構造を採用して、ロータ軸に過大な回転トルクが発生するのを防ぐことができる。そして、ロータ軸に過大な回転トルクが発生するのが防がれるため、ロータ軸により駆動される駆動対象物(回転トルクの伝達系を含む)に機械的なダメージが与えられる不具合を回避できる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用する電動モータにおけるロータ軸は、軸方向に異なった位置に設けられた第1軸受と第2軸受によって回転自在に支持されるものであり、弾性部材は、第1軸受を支持する固定部材と第1軸受の間、あるいはロータ軸と第1軸受の間に介在されて、少なくてもロータ軸の径方向へ弾性変形可能な部材である。
ロータ軸にかかる回転負荷が大きくなり、ロータ軸に加わる捩れ力が大きくなってロータ軸に加わる偏心力が大きくなることでロータ軸が弾性部材を弾性変形させて傾斜し、回転部材が被接触部材に接触(回転部材が被接触部材に接触して回転することによる回転抵抗の増加、あるいは回転部材が被接触部材に係合してロック)することで、ロータ軸の発生トルクが抑えられる(ロータ軸の発生トルクの停止を含む)。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用する電動モータにおける回転部材はロータコアで、被接触部材はステータコアである。そして、ロータ軸が傾斜または偏心した際に、ロータコアがステータコアに接触(ロータコアがステータコアに接触して回転することによる回転抵抗の増加、あるいはロータコアがステータコアに係合してロック)することで、ロータ軸の発生トルクが抑えられる(ロータ軸の発生トルクの停止を含む)。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用する電動モータにおける回転部材はロータコアとは別体に設けられた回転摩擦部材で、被接触部材はステータコアとは別体に設けられた固定摩擦部材である。そして、ロータ軸が傾斜または偏心した際に、回転摩擦部材が固定摩擦部材に接触(回転摩擦部材が固定摩擦部材に接触して回転することによる回転抵抗の増加、あるいは回転摩擦部材が固定摩擦部材に係合してロック)することで、ロータ軸の発生トルクが抑えられる(ロータ軸の発生トルクの停止を含む)。
[請求項5の手段]
請求項5の手段を採用する電動モータは、減速機と組み合わされて、車両用自動変速機に搭載されたシフトレンジ切替機構を駆動するものである。
電動モータは、何らかの要因(例えば、「低温時×高電圧時=駆動電流最大」の状態で「突当制御」が実施された場合など)でロータ軸に過大な回転負荷が生じると、ロータ軸が傾斜または偏心してロータ軸の発生トルクが抑えられる(ロータ軸の発生トルクの停止を含む)。このため、電動モータによって駆動される駆動対象物(減速機およびシフトレンジ切替機構)に機械的なダメージを与えない。即ち、過負荷を要因とする減速機およびシフトレンジ切替機構の故障を防ぐことができる。
最良の形態の電動モータは、電動モータの回転出力を減速する減速機と組み合わされて、車両用自動変速機に搭載されたシフトレンジ切替機構を駆動するものであり、通電によりロータ軸が回転駆動される。
この電動モータは、ロータ軸に加わる偏心力によりロータ軸を傾斜(または偏心)させる弾性部材を備える。具体的に例えば、ロータ軸は、軸方向に異なった位置に設けられた第1軸受と第2軸受によって回転自在に支持されるものであり、弾性部材は、第1軸受を支持する固定部材と第1軸受の間、あるいはロータ軸と第1軸受の間に介在されて、ロータ軸の径方向に弾性変形可能な部材(ゴム等の弾性樹脂、ウエーブワッシャ等の金属バネ等)である。
電動モータは、ロータ軸が傾斜(または偏心)した際に、ロータ軸と一体に回転する回転部材が接触する被接触部材を備えるものであり、ロータ軸にかかる回転負荷が大きくなり、ロータ軸に加わる捩れ力が大きくなることでロータ軸に加わる偏心力が大きくなると、ロータ軸が弾性部材を弾性変形させて傾斜(または偏心)する。そして、ロータ軸が傾斜(または偏心)して、回転部材が被接触部材に接触することで、ロータ軸の発生トルクが抑えられる(回転トルクの発生停止を含む)。
シフトレンジ切替装置のSBWアクチュエータに搭載される電動モータに本発明を適用した実施例を、図1〜図4を参照して説明する。
(シフトレンジ切替装置の説明)
シフトレンジ切替装置は、車両走行用のエンジン(内燃機関単独であっても良いし、内燃機関+電動機のハイブリッドであっても良い)出力を変速する自動変速機2(図2参照)に搭載されたシフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4(図3参照)を、SBWアクチュエータ1(図1参照)によって切り替えるものである。
SBWアクチュエータ1は、シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4を駆動するサーボ機構であり、図1(b)に示すように、同期型の電動モータ5と、この電動モータ5の回転出力を減速して出力する減速機6とを備える。そして、SBWアクチュエータ1(具体的には電動モータ5)は、図2に示すように、SBW・ECU7によって回転が制御される。
即ち、シフトレンジ切替装置は、SBW・ECU7によって電動モータ5の回転方向、回転数(回転する数)および回転角を制御することで、減速機6を介してシフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4を切替駆動するものである。
次に、シフトレンジ切替装置の具体的な構成例を説明する。なお、以下では、図1(b)の右側をフロント(あるいは前)、左側をリヤ(あるいは後)としてSBWアクチュエータ1を説明するが、実際の搭載方向に関わるものではない。
(電動モータ5の説明)
電動モータ5を、図1を参照して説明する。
この実施例1の電動モータ5は、永久磁石を用いないブラシレスのSRモータ(スイッチド・リラクタンス・モータ)であり、回転自在に支持されるロータ11と、このロータ11の回転中心と同軸上に配置されたステータ12とで構成される。
ロータ11は、ロータ軸13とロータコア14で構成されるものであり、ロータ軸13の後端に配置された第1軸受15と、ロータ軸13の前端に配置された第2軸受16によって回転自在に支持される。
前側の第2軸受16は、ロータ軸13の前端を回転自在に支持する転がり軸受であり、減速機6の出力軸17の内周に嵌合固定されたものである。第2軸受16を支持する出力軸17は、フロントハウジング18の内周に配置されたメタルベアリング19によって回転自在に支持されている。つまり、ロータ軸13の前端は、フロントハウジング18に設けられたメタルベアリング19→出力軸17→第2軸受16を介して回転自在に支持される。
なお、メタルベアリング19の軸方向の支持区間は、第2軸受16の軸方向の支持区間にオーバーラップするように設けられ、ロータ軸13における第2軸受16に支持される部分(前端部)の軸芯ズレが防がれるように設けられている。
後側の第1軸受15は、ロータ軸13の後端を回転自在に支持する転がり軸受である。なお、リヤハウジング20による第1軸受15の支持構造については後述する。
ステータ12は、ハウジング(フロントハウジング18+リヤハウジング20)内に固定されたステータコア21および通電により磁力を発生する複数相の励磁コイル22から構成される。
ステータコア21は、薄板を多数積層して形成されたものであり、リヤハウジング20に固定されている。具体的に、ステータコア21には、内側のロータコア14に向けて所定角度毎(例えば、30度毎)に突設されたステータティース(内向突極)が設けられており、各ステータティースのそれぞれには各ステータティース毎に磁力を発生させるための励磁コイル22が設けられている。そして、各励磁コイル22は、SBW・ECU7により通電制御される。
ロータコア14は、薄板を多数積層して形成されたものであり、ロータ軸13に圧入固定されている。このロータコア14には、外周のステータコア21に向けて所定角度毎(例えば、45度毎)に突設されたロータティース(外向突極)が設けられている。
そして、SBW・ECU7により各励磁コイル22の通電位置および通電方向を順次切り替えることで、ロータティースを磁気吸引するステータティースを順次切り替えて、ロータ11を一方または他方へ回転させる構成になっている。
(減速機6の説明)
減速機6を、図1、図4を参照して説明する。
この実施例1に示す減速機6は、遊星歯車減速機の1種である内接噛合遊星歯車減速機(サイクロイド減速機)であり、ロータ軸13に設けられた偏心部25を介してロータ軸13に対して偏心回転可能な状態で取り付けられたサンギヤ26(インナーギヤ:外歯歯車)と、このサンギヤ26が内接噛合するリングギヤ27(アウターギヤ:内歯歯車)と、サンギヤ26の自転成分のみを出力軸17に伝達する伝達手段28とを備える。
偏心部25は、ロータ軸13の回転中心に対して偏心回転してサンギヤ26を揺動回転させる軸であり、偏心部25の外周に配置されたサンギヤ軸受31を介してサンギヤ26を回転自在に支持するものである。
サンギヤ26は、上述したように、サンギヤ軸受31を介してロータ軸13の偏心部25に対して回転自在に支持されるものであり、偏心部25の回転によってリングギヤ27に押しつけられた状態で回転するように構成されている。
リングギヤ27は、フロントハウジング18に固定されるものである。
伝達手段28は、出力軸17とともに回転するフランジ33において同一円周上に形成された複数の内ピン穴34と、サンギヤ26に形成され、内ピン穴34にそれぞれ遊嵌する複数の内ピン35とによって構成される。
複数の内ピン35は、サンギヤ26のフロント面に突出する形で設けられている。
複数の内ピン穴34は、出力軸17の後端に設けられたフランジ33に設けられており、内ピン35と内ピン穴34の嵌まり合いによって、サンギヤ26の自転運動が出力軸17に伝えられるように構成されている。
このように設けられることにより、ロータ軸13が回転してサンギヤ26が偏心回転することによって、サンギヤ26がロータ軸13に対して減速回転し、その減速回転が出力軸17に伝えられる。なお、出力軸17は、シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4を駆動操作するコントロールロッド45(後述する)に連結される。
なお、この実施例1とは異なり、複数の内ピン穴34をサンギヤ26に形成し、複数の内ピン35をフランジ33に設けて構成しても良い。
(シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4の説明)
シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4は、SBWアクチュエータ1の出力軸(具体的には、上述した減速機6の出力軸17)によって切り替え駆動されるものである。
シフトレンジ切替機構3は、油圧バルブボディ41に設けられたマニュアルスプール弁42をシフトレンジに応じた適切な位置にスライド変位させ、自動変速機2の図示しない油圧クラッチへの油路の切り替えを行って油圧クラッチの係合状態をコントロールするものである。
パーキング切替機構4は、車両の駆動軸(ドライブシャフト等)と連動して回転するパーキングギヤ43と、固定部材(自動変速機2のハウジング等)に支持されるパークポール44との噛合および噛合解除を実行させて、パークギヤ43のロック(パーキング状態)とアンロック(パーキング解除状態)の切り替えを実行するものである。具体的に、パークギヤ43の凹部43aとパークポール44の凸部44aの係脱によってパーキング切替機構4のロックとアンロックの切り替えが行われるものであり、パークギヤ43の回転を規制することで、ドライブシャフトやディファレンシャルギヤ等を介して車両の駆動輪がロックされて、車両のパーキング状態が達成される。
SBWアクチュエータ1によって駆動されるコントロールロッド45には、略扇形状を呈したディテントプレート46が取り付けられ、コントロールロッド45とディテントプレート46が一体に回転するように設けられている。
ディテントプレート46は、半径方向の先端(略扇形状の円弧部)に複数の凹部46aが設けられており、油圧バルブボディ41(または自動変速機2内部の任意部位)に固定されたディテントスプリング47の先端の係合部47aが凹部46aに嵌まり合うことで、切り替えられたシフトレンジが保持されるようになっている。なお、この実施例では、板バネを用いたディテント機構を示すが、コイルスプリング等を用いた他のディテント機構であっても良い。
ディテントプレート46には、マニュアルスプール弁42を駆動するためのピン48が取り付けられている。
ピン48は、マニュアルスプール弁42の端部に設けられた溝49に噛合しており、ディテントプレート46がコントロールロッド45によって回動操作されると、ピン48が円弧駆動されて、ピン48に噛合するマニュアルスプール弁42が油圧バルブボディ41の内部で直線運動を行う。
コントロールロッド45を図3中矢印A方向から見て時計回り方向に回転させると、ディテントプレート46を介してピン48がマニュアルスプール弁42を油圧バルブボディ41の内部に押し込み、油圧バルブボディ41内の油路がD→N→R→Pの順に切り替えられる。つまり、自動変速機2のシフトレンジがD→N→R→Pの順に切り替えられる。 逆方向にコントロールロッド45を回転させると、ピン48がマニュアルスプール弁42を油圧バルブボディ41から引き出し、油圧バルブボディ41内の油路がP→R→N→Dの順に切り替えられる。つまり、自動変速機2のシフトレンジがP→R→N→Dの順に切り替えられる。
ディテントプレート46には、パークポール44を駆動するためのパークロッド51が取り付けられている。このパークロッド51の先端には円錐部52が設けられている。
この円錐部52は、自動変速機2のハウジングの突出部53とパークポール44の間に介在されるものであり、コントロールロッド45を図3中矢印A方向から見て時計回り方向に回転させると(具体的には、R→Pレンジ)、ディテントプレート46を介してパークロッド51が図3中矢印B方向へ変位して円錐部52がパークポール44を押し上げる。すると、パークポール44が軸44bを中心に図3中矢印C方向に回転し、パークポール44の凸部44aがパークギヤ43の凹部43aに噛合し、パーキング切替機構4によるロック状態(パーキング状態)が達成される。
逆方向へコントロールロッド45を回転させると(具体的には、P→Rレンジ)、パークロッド51が図3中矢印B方向とは反対方向に引き戻され、パークポール44を押し上げる力が無くなる。パークポール44は、図示しないねじりコイルバネにより、図3中矢印C方向とは反対方向に常に付勢されているため、パークポール44の凸部44aがパークギヤ43の凹部43aから外れ、パークギヤ43がフリーになり、パーキング切替機構4のアンロック状態(パーキング解除状態)が達成される。
(エンコーダ60の説明)
上述したSBWアクチュエータ1には、図1に示すように、ハウジング(フロントハウジング18+リヤハウジング20)の内部に、ロータ11の回転角度を検出するエンコーダ60が搭載されている。このエンコーダ60によってロータ11の回転角度を検出することにより、電動モータ5を脱調させることなく高速運転することができる。
エンコーダ60は、インクリメンタル型であり、ロータ11と一体に回転する磁石61と、リヤハウジング20内において磁石61と対向配置されて磁石61における磁束発生部の通過を検出する磁気検出用のホールIC62(例えば、磁石61の多極着磁の磁束を検出する回転角度検出用ホールIC、および励磁コイル22の各相の通電が一巡する毎に発生する磁束を検出するインデックス信号用ホールIC等)とで構成され、ホールIC62はリヤハウジング20内に固定される基板63によって支持される。
(SBW・ECU7の説明)
SBW・ECU7を図2を参照して説明する。
SBW・ECU7は、制御処理、演算処理を行うCPU、各種プログラムおよびデータを保存する記憶装置(ROM、SRAMまたはEEPROM、RAM等のメモリ)、入力回路、出力回路、電源回路等で構成された周知構造のマイクロコンピュータを搭載するものであり、SBW・ECU7を内蔵するケース内に電動モータ5のコイル駆動回路が搭載されたものであっても良いし、SBW・ECU7のケースの外部にコイル駆動回路を搭載するものであっても良い。
ここで、図2中における符号71は起動スイッチ(イグニッションスイッチ、アクセサリースイッチ等)、符号72は車載バッテリ、符号73はシフトレンジ切替装置の状態(シフトレンジの切替状態)などを乗員に表示する表示装置類、符号74は車速センサ、符号75は乗員が設定したシフトレンジ位置の検出センサ(シフトレンジ操作手段)、ブレーキスイッチなど、車両状態を検出する他のセンサ類である。
SBW・ECU7には、エンコーダ60の出力からロータ11の回転速度、回転数、回転角度を把握するロータ読取手段や、乗員によって操作されるシフトレンジ操作手段とSBW・ECU7が認識するシフトレンジ位置とが一致するように電動モータ5を制御する通常制御手段や、電動モータ5の基準位置をSBW・ECU7に識別させる突当制御手段など、種々の制御プログラムが搭載されている。
通常制御手段は、乗員によって操作されるシフトレンジ操作手段の操作位置(シフトレンジ)に基づいて、電動モータ5の回転方向、回転数(回転する数)および回転角の決定を行い、その決定に基づいて複数相よりなる各励磁コイル22を通電制御して、電動モータ5の回転方向、回転数および回転角の制御を行うシフトレンジ切替設定のための制御プログラムである。具体的にSBW・ECU7は、電動モータ5を回転させる際、エンコーダ60によって検出されるロータ11の回転角度等に基づいて複数相の励磁コイル22の通電状態を切り替える同期運転を実施して、電動モータ5の回転方向、回転数および回転角の制御を行い、減速機6を介してシフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4の切替制御を実施する。
突当制御手段は、運転開始毎(起動スイッチ71のON毎)、あるいは運転開始回数が所定回数に達した毎、あるいは運転開始時のシフトの設定位置が不明な場合、あるいは所定の学習条件が成立した場合に、電動モータ5を通電して、シフトレンジ切替機構3の可動部材を可動範囲の一方の限界位置(例えば、パーキング側の移動限界位置)に突き当てて、電動モータ5の基準位置(電動モータ5の可動範囲の一方の回転位置)をSBW・ECU7に識別させる学習プログラムであり、突当制御を所定時間実施したら、あるいはエンコーダ60から読み込まれるロータ11の回転角度の変化が所定時間停止したら、あるいはSBW・ECU7が電動モータ5の「基準位置」を認識したら、突当制御を終了するように設けられている。
(実施例1の背景技術)
一般に、金属は温度が高くなるほど電気抵抗率が高くなる特性を有する。電動モータ5も同様に、高温時に電気抵抗が大きくなり、逆に低温時に電気抵抗が小さくなる。一方、電動モータ5に印加されるバッテリ電圧は、車載バッテリ72の状態や、車両の運転状態に応じて、高い場合や低い場合がある。
このため、高温時で且つ低バッテリ電圧時に、電動モータ5の駆動電流は最小になってしまう(高温時×低電圧時=駆動電流最小)。
ここで、SBWアクチュエータ1に搭載される電動モータ5には、「高温時×低電圧時=駆動電流最小」の最悪条件下であっても必要トルクを発生することが要求される。
しかし、「高温時×低電圧時=駆動電流最小」の最悪条件下に必要トルクを確保した場合、逆条件時である「低温時×高電圧時=駆動電流最大」に大きな回転トルクが発生することになる。
このため、「低温時×高電圧時」に「突当制御」が実施されてシフトレンジ切替機構3の可動部材を可動範囲の一方の限界位置に突き当ててロックさせると、ロック状態のシフトレンジ切替機構3を電動モータ5が駆動しようとして、電動モータ5から駆動対象物(シフトレンジ切替機構3およびパーキング切替機構4)に至る回転伝達系に過大な出力トルク(過負荷)が加わる。この結果、減速機6や、ディテントスプリング47の係合部47aなど、回転伝達系の部品や、可動部材と固定部材の係合部等に機械的なダメージを与える可能性がある。
(実施例1の特徴)
上記の不具合を回避するために、この実施例1のシフトレンジ切替装置は、下記に示す技術を採用している。
電動モータ5は、ロータ軸13に加わる偏心力によりロータ軸13を傾斜させる環状の弾性部材80を備える。
電動モータ5は、ロータ軸13が傾斜した際に、ロータ軸13と一体に回転する回転部材が接触する被接触部材を備える。
上記特徴を図1(a)、(b)を参照して具体的に説明する。
ロータ軸13は、軸方向に異なった位置(後側と前側)に設けられた第1軸受15と第2軸受16によって回転自在に支持されるものであり、弾性部材80は、リヤハウジング20(第1軸受15を支持する固定部材に相当する)と第1軸受15との間に介在される。
ここで、第1軸受15は、インナーレース、アウターレース、転がり部材(ボール等)、および転がり部材の前後を閉塞して内部のグリスが外部へ漏れるのを防ぐ環状プレートよりなる周知な構造を採用しており、インナーレースの内周面がロータ軸13の後端外周に圧入固定されることで、第1軸受15がロータ軸13に装着される。
弾性部材80は、少なくてもロータ軸13の径方向に弾性変形可能なものであり、円筒形状を呈したゴム等の弾性変形可能な弾性樹脂であっても良いし、円筒形状を呈したウエーブワッシャ等の金属バネであっても良い。
この弾性部材80は、第1軸受15の外周面(具体的にはアウターレースの外周面)と、リヤハウジング20における軸受支持用のボス穴の内周面(具体的にはリヤハウジング20において樹脂20aにモールドされた金属製のベースフレーム20bの略中心部に形成された筒部ボス部の内周面)との間に圧縮された状態で配置される。
電動モータ5は、弾性部材80が径方向へ弾性変形して所定量傾斜した際に、ロータ軸13と一体に回転する回転部材と、被接触部材とが接触する。
この実施例における回転部材はロータコア14で、被接触部材はステータコア21であり、ロータ軸13が所定量傾斜した際に、ロータコア14におけるロータティースの外周端が、ステータコア21におけるステータティースの内周端に接触してロータ軸13に発生する回転トルクを抑制する。
なお、ロータコア14とステータコア21の接触量が少ない場合は、ロータコア14とステータコア21が掠る(擦れる)ことで回転トルクが抑制され、ロータ軸13の傾斜が大きくなるとロータコア14とステータコア21の接触量が多くなって回転トルクの抑制量が多くなり、さらにロータ軸13の傾斜が大きくなるとロータコア14がステータコア21に係止(ロック)してロータ軸13の回転が停止する。
弾性部材80における径方向の弾性力は、「低温時×高電圧時=駆動電流最大」に「突当制御」が実施されて、シフトレンジ切替機構3の可動部材が可動範囲の一方の限界位置にロックして電動モータ5のロータ軸13に過大な回転トルクが発生する時で、減速機6の反力(具体的に、サンギヤ26とリングギヤ27の噛合にかかる負荷の反力)に起因する捩れ力がロータ軸13に加わる時に、ロータコア14とステータコア21が接触を開始する弾性力に設定されている。
理解補助のために具体的な一例を示すと、SBWアクチュエータ1の使用温度の変動設定範囲が−40℃〜120℃で、バッテリ電圧の変動設定範囲が10V〜15Vである場合、100℃で14Vの時にロータコア14とステータコア21が接触を開始する弾性力となるように、弾性部材80における径方向の弾性力が設定されている。
(実施例1の効果)
SBWアクチュエータ1に搭載される電動モータ5は、「低温時×高電圧時=駆動電流最大」に「突当制御」が実施された場合や、SBWアクチュエータ1の出力軸17に予期せぬ過負荷が加わった場合など、ロータ軸13に過大な回転トルク(過負荷)が加わると、ロータ軸13に加わる捩れ力が大きくなり、ロータ軸13に加わる偏心力が大きくなってロータ軸13が弾性部材80を弾性変形させて傾斜し、ロータティースの外周端がステータティースの内周端に接触する。このように、ロータティースがステータティースに接触することで、電動モータ5の発生する回転トルクの一部が、剛性の高いロータコア14を介して剛性の高いステータコア21が受けることになり、ロータ軸13に発生する回転トルクが抑えられる。
即ち、「低温時×高電圧時=駆動電流最大」に「突当制御」が実施されて、シフトレンジ切替機構3の可動部材を可動範囲の一方の限界位置に突き当ててロックさせても、電動モータ5の発生トルクが抑えられる。このため、減速機6や、ディテントスプリング47の係合部47aなど、回転伝達系の部品や、可動部材と固定部材の係合部等に機械的なダメージを与える不具合を回避できる。
また、第1軸受15とリヤハウジング20との間に環状の弾性部材80を介在させるというシンプルな構造を採用するのみで、過負荷が生じた場合にロータコア14をステータコア21に接触させて電動モータ5の発生トルクを抑えることができる。即ち、シンプルな構造によって過負荷の発生を防ぎ、シフトレンジ切替装置の信頼性を高めることができる。
〔変形例〕
上記の実施例では、ロータ軸13が傾斜した際に、ロータコア14がステータコア21に接触することでロータ軸13に発生する回転トルクを抑える例を示したが、図5に示すように、ロータコア14とは別体に回転摩擦部材81を設けるとともに、ステータコア21とは別体に固定摩擦部材82を設け、ロータ軸13が傾斜した際に、回転摩擦部材81の外周縁が固定摩擦部材82の内周縁に接触することでロータ軸13に発生する回転トルクを抑えても良い。なお、固定摩擦部材82として、電動モータ5のハウジングの内周面を利用しても良い。
上記の実施例では、弾性部材80を第1軸受15とリヤハウジング20(具体的にはベースフレーム20bの円筒ボス部)との間に介在させる例を示したが、弾性部材80をロータ軸13と第1軸受15との間に介在させても良い。
上記の実施例では、シフトレンジ切替装置に用いられる電動モータ5に本発明を適用する例を示したが、電動モータ5の駆動対象物は限定されるものではなく、他の用途に用いられる電動モータ(例えば、車両走行用電動モータ、車両冷媒圧縮機駆動用電動モータ、ワイパー駆動用電動モータなど、種々の車両用電動モータはもちろん、製造装置等における電動モータ、ロボットアーム駆動用電動モータなど)に本発明を適用しても良い。また、交流モータ、直流モータなど、モータ形式に関わらず本発明を適用しても良い。もちろん、減速機を用いない電動モータに本発明を適用しても良い。
第1軸受の支持部を軸方向から見た説明図、およびSBWアクチュエータの軸方向に沿う断面図である(実施例1)。 シフトレンジ切替装置のシステム構成図である。 パーキング切替機構およびシフトレンジ切替機構の斜視図である。 減速機をフロント側から見た斜視図である。 電動モータの要部概略図である(変形例)。
符号の説明
1 SBWアクチュエータ
2 自動変速機
3 シフトレンジ切替機構
5 電動モータ
6 減速機
13 ロータ軸
14 ロータコア(実施例1における回転部材)
15 第1軸受
16 第2軸受
20 リヤハウジング(第1軸受を支持する固定部材)
21 ステータコア(実施例1における被接触部材)
80 弾性部材
81 回転摩擦部材(変形例における回転部材)
82 固定摩擦部材(変形例における被接触部材)

Claims (5)

  1. 通電によりロータ軸が回転駆動される電動モータにおいて、
    この電動モータは、前記ロータ軸に加わる偏心力により前記ロータ軸を傾斜または偏心させる弾性部材を備えるとともに、前記ロータ軸が傾斜または偏心した際に、当該ロータ軸と一体に回転する回転部材が接触する被接触部材を備えることを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1に記載の電動モータにおいて、
    前記ロータ軸は、軸方向に異なった位置に設けられた第1軸受と第2軸受によって回転自在に支持されるものであり、
    前記弾性部材は、前記第1軸受を支持する固定部材と前記第1軸受の間、あるいは前記ロータ軸と前記第1軸受の間に介在されて、前記ロータ軸の径方向に弾性変形可能な部材であることを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動モータにおいて、
    前記回転部材はロータコアで、前記被接触部材はステータコアであり、
    前記ロータ軸が傾斜または偏心した際に、前記ロータコアが前記ステータコアに接触して前記ロータ軸の回転トルクを抑制することを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項1または請求項2に記載の電動モータにおいて、
    前記回転部材はロータコアとは別体に設けられた回転摩擦部材で、前記被接触部材はステータコアとは別体に設けられた固定摩擦部材であり、
    前記ロータ軸が傾斜または偏心した際に、前記回転摩擦部材が前記固定摩擦部材に接触して前記ロータ軸の回転トルクを抑制することを特徴とする電動モータ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電動モータにおいて、
    この電動モータは、当該電動モータの回転出力を減速する減速機と組み合わされて、車両用自動変速機に搭載されたシフトレンジ切替機構を駆動することを特徴とする電動モータ。
JP2007229365A 2007-09-04 2007-09-04 電動モータ Expired - Fee Related JP4433022B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229365A JP4433022B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 電動モータ
US12/203,359 US7911101B2 (en) 2007-09-04 2008-09-03 Electric motor and an actuator having the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229365A JP4433022B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 電動モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009065742A true JP2009065742A (ja) 2009-03-26
JP4433022B2 JP4433022B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=40406323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007229365A Expired - Fee Related JP4433022B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 電動モータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7911101B2 (ja)
JP (1) JP4433022B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9732845B2 (en) 2015-05-29 2017-08-15 Nidec Tosok Corporation Shift range switching device for vehicle
JP2018029459A (ja) * 2016-08-19 2018-02-22 学校法人千葉工業大学 駆動装置およびロボット
JP2019122083A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ
JP2019122077A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ、およびアクチュエータ装置
US10483823B2 (en) 2017-03-30 2019-11-19 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
KR20190136331A (ko) * 2018-05-30 2019-12-10 주식회사 현대케피코 시프트 바이 와이어 장치 및 이를 이용한 변속 방법
US10686348B2 (en) 2017-12-06 2020-06-16 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
US10738885B2 (en) 2017-01-13 2020-08-11 Nidec Tosok Corporation Actuator apparatus
US10819184B2 (en) 2017-12-28 2020-10-27 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
US10879763B2 (en) 2017-12-28 2020-12-29 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
WO2023191178A1 (ko) * 2022-03-29 2023-10-05 중앙대학교 산학협력단 풀리 일체형 케이블 구동기 및 그 작동방법

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101682246B (zh) * 2007-05-25 2013-08-21 三菱电机株式会社 无刷电动机
JP4433022B2 (ja) * 2007-09-04 2010-03-17 株式会社デンソー 電動モータ
JP4512803B2 (ja) * 2008-10-15 2010-07-28 シナノケンシ株式会社 ブラシレスモータ
JP5535992B2 (ja) * 2011-07-15 2014-07-02 三菱重工業株式会社 電動過給圧縮機、その組立方法及び内燃機関
CN106663991B (zh) * 2014-07-15 2019-09-06 株式会社美姿把 无刷雨刮电机
US9427872B1 (en) * 2014-12-21 2016-08-30 Google Inc. Devices and methods for encoder calibration
US10201901B2 (en) * 2015-01-29 2019-02-12 Canon Kabushiki Kaisha Robot apparatus, method for controlling robot, program, and recording medium
US10213923B2 (en) * 2015-09-09 2019-02-26 Carbon Robotics, Inc. Robotic arm system and object avoidance methods
CN105262397B (zh) * 2015-10-29 2018-06-29 四川长虹电器股份有限公司 一种变频电机定位电流控制方法
KR102382057B1 (ko) * 2017-08-09 2022-04-04 삼성전자주식회사 흡입 모터 및 이를 구비한 진공청소기
JP6965710B2 (ja) * 2017-12-06 2021-11-10 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ
CN108032328B (zh) * 2017-12-18 2023-08-04 深圳市优必选科技有限公司 一种舵机组件、机器人关节结构及机器人
JP7214961B2 (ja) * 2017-12-28 2023-01-31 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ
US11336147B2 (en) * 2018-11-07 2022-05-17 Delta Electronics, Inc. Speed reducing device having power source
US11578789B2 (en) 2018-11-07 2023-02-14 Delta Electronics, Inc. Cycloid speed reducer
KR102234524B1 (ko) 2019-07-31 2021-04-01 경창산업주식회사 Sbw 구동 액추에이터
KR102213825B1 (ko) * 2019-09-20 2021-02-08 주식회사 현대케피코 전자식 변속레버 장치
KR102185388B1 (ko) * 2019-09-20 2020-12-02 경창산업주식회사 인히비터 통합형 액추에이터 변속제어장치
KR102503988B1 (ko) * 2021-02-22 2023-02-27 주식회사 현대케피코 전동식 시프트 바이 와이어 시스템의 모터 제어 방법 및 장치

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3836040A (en) * 1972-10-24 1974-09-17 D Paine Basket protective cover
US4244099A (en) * 1979-01-11 1981-01-13 Tri-Tech, Inc. Method of making an electric rotating machine
US4501982A (en) * 1983-03-03 1985-02-26 Harrison Equipment Co., Inc. Electric generator with replaceable motor
FR2600838A1 (fr) * 1986-06-27 1987-12-31 Etri Sa Moteur electrique a palier perfectionne
IL82685A0 (en) * 1987-05-27 1987-11-30 Manuel M Werber Improvement in electric motors
WO1990004274A1 (fr) * 1988-10-13 1990-04-19 Fanuc Ltd Oscillateur pour lasers a gaz
JPH0328715A (ja) * 1989-06-27 1991-02-06 Okuma Mach Works Ltd アブソリュート位置検出器
US5306989A (en) * 1992-05-27 1994-04-26 Johnson Service Company Electric motor brake
DE69409998T2 (de) * 1993-02-24 1998-09-03 Shinko Electric Co Ltd Schwingungskontrollanlage für rotierende Maschinen
JP2001268875A (ja) * 2000-03-16 2001-09-28 Minebea Co Ltd スピンドルモータ
US6825588B2 (en) * 2000-06-23 2004-11-30 Christopher W Gabrys Uninterruptible power supply using a high speed cylinder flywheel
US6630761B1 (en) * 2000-08-10 2003-10-07 Christopher W. Gabrys Combination mechanical and magnetic support for a flywheel power supply
JP2002354747A (ja) * 2001-05-21 2002-12-06 Sony Corp スピンドルモータとディスク記憶装置
US6710489B1 (en) * 2001-08-30 2004-03-23 Indigo Energy, Inc. Axially free flywheel system
FR2835978B1 (fr) * 2001-12-12 2005-08-05 Valeo Equip Electr Moteur Alternateur, notamment pour vehicule automobile
US6642636B2 (en) * 2002-04-02 2003-11-04 Delphi Technologies, Inc. Stepper motor driving assembly with positive brake
JP3716837B2 (ja) * 2003-02-18 2005-11-16 日産自動車株式会社 シフトバイワイヤ式自動変速機のレンジ選択装置
WO2005028166A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 弾性体アクチュエータの制御装置及び制御方法
JP4468033B2 (ja) * 2004-03-22 2010-05-26 アスモ株式会社 車両用エンジンのバルブタイミング可変装置用電動機
JP4255889B2 (ja) * 2004-07-07 2009-04-15 日産自動車株式会社 車両用自動変速装置のアシスト制御方法
JP2006191709A (ja) * 2004-12-28 2006-07-20 Denso Corp 基準位置認識装置
JP4735197B2 (ja) * 2005-11-04 2011-07-27 株式会社デンソー モータアクチュエータ
JP2007170545A (ja) 2005-12-22 2007-07-05 Denso Corp シフトレンジ切換装置
JP4433022B2 (ja) * 2007-09-04 2010-03-17 株式会社デンソー 電動モータ

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9732845B2 (en) 2015-05-29 2017-08-15 Nidec Tosok Corporation Shift range switching device for vehicle
JP2018029459A (ja) * 2016-08-19 2018-02-22 学校法人千葉工業大学 駆動装置およびロボット
US10738885B2 (en) 2017-01-13 2020-08-11 Nidec Tosok Corporation Actuator apparatus
US10483823B2 (en) 2017-03-30 2019-11-19 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
US10686348B2 (en) 2017-12-06 2020-06-16 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
JP2019122077A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ、およびアクチュエータ装置
US10715003B2 (en) 2017-12-28 2020-07-14 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
JP2019122083A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ
US10819184B2 (en) 2017-12-28 2020-10-27 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
US10855140B2 (en) 2017-12-28 2020-12-01 Nidec Tosok Corporation Electric actuator and actuator device
US10879763B2 (en) 2017-12-28 2020-12-29 Nidec Tosok Corporation Electric actuator
JP7020114B2 (ja) 2017-12-28 2022-02-16 日本電産トーソク株式会社 電動アクチュエータ
KR102105190B1 (ko) 2018-05-30 2020-04-27 주식회사 현대케피코 시프트 바이 와이어 장치 및 이를 이용한 변속 방법
KR20190136331A (ko) * 2018-05-30 2019-12-10 주식회사 현대케피코 시프트 바이 와이어 장치 및 이를 이용한 변속 방법
WO2023191178A1 (ko) * 2022-03-29 2023-10-05 중앙대학교 산학협력단 풀리 일체형 케이블 구동기 및 그 작동방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20090058208A1 (en) 2009-03-05
US7911101B2 (en) 2011-03-22
JP4433022B2 (ja) 2010-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4433022B2 (ja) 電動モータ
JP4525738B2 (ja) シフトレンジ切替装置
JP4766955B2 (ja) シフトレンジ切替装置
JP4320648B2 (ja) シフトレンジ切替装置
JP2006191709A (ja) 基準位置認識装置
JP4433047B2 (ja) スイッチド・リラクタンス・モータ
JP2006204043A (ja) 切替制御装置
JP2009008153A (ja) シフトレンジ切替装置
US11391369B2 (en) Shift-by-wire device and transmission method using same
US20040072646A1 (en) Rotary actuator
JP4425175B2 (ja) 切替制御装置
JP2016075364A (ja) シフト装置
US20100170355A1 (en) Rotary actuator and manufacturing method of the same
US9429230B2 (en) Range change device
JP4980595B2 (ja) シフトレンジ切替装置
JP4003754B2 (ja) リラクタンス電動機のロータ角検出装置
US11686386B2 (en) Shift device
US11686385B2 (en) Shift device
JP2009141992A (ja) 回転機
JP2009162268A (ja) シフトレンジ切替装置
JP4363237B2 (ja) 同期モータ装置
CN110612410A (zh) 换档装置
JP5093156B2 (ja) 回転式アクチュエータ
JP5381882B2 (ja) 回転式アクチュエータ
JP2009225588A (ja) 回転機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091214

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4433022

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140108

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees