JP2008106919A - 自動変速機のシフト切換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトバイワイヤ方式のシフト切換装置においてアクチュエータであるモータの消費電力を低減させるとともに小型化を実現する。
【解決手段】SBW−ECUは、マニュアルバルブの位置を変更するマニュアルシャフトの回転角度を検出するステップ(S100)と、マニュアルシャフトの回転角度に対応する出力トルク指令値をモータに出力するステップ(S200)と、シフトポジションの変更指示があると(S300にてYES)、シフトポジションの変更に対応するトルクを出力トルク指令値に合成した合成出力トルク指令値を算出するステップ(S400)と、合成出力トルク指令値をモータに出力するステップ(S500)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、自動変速機のシフトポジション(シフトレンジ)をモータ等からなるアクチュエータを介して切換える自動変速機のシフト切換装置に関し、特にシフト切換装置の機構を簡素化できて小型化および省電力化が可能な、自動変速機のシフト切換装置に関する。
車両に搭載される自動変速機の中には、トルクコンバータなどの流体継手と歯車式変速機構とから構成される有段式の自動変速機や、油圧によって有効径を変化させる2つのプーリとそれらプーリに巻き掛けらた金属ベルトとから構成される無段式の自動変速機がある。
有段式の自動変速機は、エンジンと、トルクコンバータ等の流体継手を介して接続される。有段式の自動変速機は、複数の動力伝達経路を有してなる変速機構(歯車式変速機構)から構成され、たとえば、アクセル開度および車速に基づいて自動的に動力伝達経路の切換えを行なう、すなわち自動的に変速比(走行速度段)の切換えを行なうように構成される。有段式の自動変速機においては、摩擦要素である、クラッチ要素やブレーキ要素やワンウェイクラッチ要素が、所定の状態に係合および解放されることにより、ギヤ段が決定される。
無段式の自動変速機も、エンジンとトルクコンバータ等の流体継手を介して接続される。たとえばベルト式無段変速機は、金属ベルトと一対のプーリとを用いて、油圧によってプーリの有効径を変化させることで連続的に無段の変速を実現する。詳しくは、無端金属ベルトが、入力軸に取付けられた入力側プーリおよび出力軸に取付けられた出力側プーリに巻き掛けられて使用される。入力側プーリおよび出力側プーリは、溝幅を無段階に変えられる1対のシーブをそれぞれ備え、溝幅を変えることで、無端金属ベルトの入力側プーリおよび出力側プーリに対する巻付け半径が変わり、これにより入力軸と出力軸との間の回転数比、すなわち変速比を連続的に無段階に変化させることができる。なお、金属ベルトを用いない無段変速機も存在する。
このようないずれのタイプの自動変速機においても、一般的に、自動変速機を有した車両には運転者により操作されるスライド式のシフトレバーが設けられ、シフトレバーのスライド操作に基づいて変速ポジション(たとえば、後進走行ポジション、ニュートラルポジション、前進走行ポジション)が機械的に設定される。
最近では、こうしたスライド式のシフトレバーにより機械的に変速ポジションが切換えられるシフト操作装置のみならず、いわゆるシフトバイワイヤ方式のシフト操作装置も知られている。こうした方式のシフト操作装置では、運転者のシフト操作をセンサやスイッチ(センサ類)によって検出し、その検出信号に応じて複数のポジションの中の1つのポジションを電気的に選択する構成となっている。
シフトバイワイヤ方式のシフト操作装置に関して、特開2001−271917号公報(特許文献1)は、アクチュエータの通電電力の無駄を省く自動変速機のシフトポジション切換装置を開示する。この自動変速機のシフトポジション切換装置は、自動変速機のシフトポジションを、パーキングを含む各種走行ポジションに切換えるためのシフトポジション切換機構である。自動変速機のシフトポジション切換装置は、シフトポジション切換機構の動力源をなし、複数のトルク発生部を備えた1つのアクチュエータと、1つのアクチュエータを構成する複数のトルク発生部に対して各々独立して設けられ、各トルク発生部に電源電力を供給することによりアクチュエータを駆動する複数の駆動回路と、外部操作によって入力される切換指令に従い複数の駆動回路を介してアクチュエータを駆動することにより、自動変速機のシフトポジションを切換指令に対応したシフトポジションに制御する制御部とを備える。複数のトルク発生部はシフトポジションを全ての走行ポジションに切換可能なトルクを各々単独で発生できるように構成されている。電源から複数のトルク発生部への通電経路には、各通電経路毎にスイッチング素子と抵抗との並列回路が設けられ、制御部は、複数のトルク発生部が正常か否かを判定する異常判定部を備える。この異常判定部により、複数のトルク発生部が全て正常と判定されたときは、スイッチング素子をオフにして、抵抗を介してトルク発生部へ電力を供給し、複数のトルク発生部のいずれかが異常と判定されたときは、少なくとも、正常なトルク発生部への通電経路に設けられたスイッチング素子をオンにして、正常なトルク発生部への電力供給をスイッチング素子を介して行なう。
この自動変速機のシフトポジション切換装置によると、各トルク発生部に対する電源電力の無駄な供給(換言すれば過剰トルクの発生)を防ぐことができ、各トルク発生部の発熱も低減できる。また、トルク発生部のいずれかが異常の時には、正常なトルク発生部が単独でシフトポジション切換に必要なトルクを発生できるため、万一、正常なトルク発生部が1つだけになった場合でも、その残った1つのトルク発生部のみでシフトポジションを切換えることができる。
特開2001−271917号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたシフトポジション切換装置においては、パーキングポジション(Pポジション)を含む各種ポジション(後進走行(R)ポジション、ニュートラル(N)ポジション、前進走行(D)ポジション)に対応する、複数の谷部を有するディテントレバー(ディテントプレートとも呼ばれる)をアクチュエータであるモータ(このモータのステータに複数の励磁回路を設けている)で回転させる。
ディテントプレートは、ディテントプレート自体が回転することにより、マニュアルバルブの位置を要求されたシフトポジションに対応した位置に切換える。マニュアルバルブは、自動変速機内の摩擦係合要素(クラッチやブレーキ)を、要求されたシフトポジションを実現する状態(係合状態および解放状態)に切換えるように油圧回路を制御する。
このような機能を有するため、ディテントプレートは、要求されたシフトポジションに対応する回転位置で停止した状態を保持する必要がある。このため、ディテントプレートには、回転を制限するために、ディテントスプリングの先端に設けられたころが係合する複数の谷部を有する。このため、シフトポジションを、たとえばPポジションからDポジションに切換えるときには、ディテントスプリングの力に抗して、Pポジションに対応する谷部に係合したころを、Dポジションに対応する谷部まで、3つの山部(PポジションとRポジションとの間の山部、RポジションとNポジションとの間の山部、NポジションとDポジションとの間の山部)を乗り越えさせるように、モータを作動させる。このため、山部を乗り越えるときに、モータから大きなトルクを発生させる必要がある。さらに、このような、山部と谷部とを有するディテントプレートやディテントスプリングを設ける必要がある。さらに、エンジンの始動可否を判断するために、自動変速機のシフトポジションがニュートラルポジションにあることを検出するニュートラルスタートスイッチも備えなければならない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シフトバイワイヤ方式のシフト切換装置であって、アクチュエータの消費電力を低減させるとともに小型化を実現できる、自動変速機のシフト切換装置を提供することである。
第1の発明に係る自動変速機のシフト切換装置は、運転者による操作に従った電気信号に基づいて、供給された電力により作動するアクチュエータによりマニュアルバルブの位置を変更して、複数のシフトポジションの中から操作に対応する1つのシフトポジションに切換えるためのシフト切換手段と、マニュアルバルブの位置に対応する物理量を検出するための検出手段と、マニュアルバルブの位置に対応させて設定されたトルクであって、シフト切換要求がない場合においてマニュアルバルブの位置が保持されるように設定されたトルクを、アクチュエータから発生させるようにアクチュエータを制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、たとえば、マニュアルバルブの位置に対応する物理量としてアクチュエータで回転される回転軸の回転角度が検出される。回転軸の回転によりマニュアルバルブの位置が変更される。このマニュアルバルブの位置に対応させて設定されたトルクであって、かつ、シフト切換要求がない場合においてマニュアルバルブの位置が保持されるように設定されたトルクが、アクチュエータから発生される。このため、従来のように、機械的にマニュアルバルブの位置が保持するための機構(従来のシフト切換装置が有した、回転軸に連結されたプレートの回転を制限してシフトポジションを固定するスプリングおよびころならびにプレートに設けられたころが係合する谷部)を必要としない。このため、シフト切換装置の機構を簡略化できる。また、車種毎に谷部を有する、形状の異なるディテントプレートを設計する必要がなくなる。さらに、プレートに設けられたころが係合する谷部を必要としないのでシフトポジションの切換時にアクチュエータに供給する電力を低減させることができる。さらに、マニュアルバルブの位置に対応する物理量を検出するので、ニュートラルスタートスイッチを設ける必要をなくすことも可能になる。その結果、シフトバイワイヤ方式のシフト切換装置であって、アクチュエータの消費電力を低減させるとともに小型化を実現できる、自動変速機のシフト切換装置を提供することができる。
第2の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、各シフトポジションを含む予め定められた範囲内においては略0になるように設定されたトルクをアクチュエータから発生させるようにアクチュエータを制御するための手段を含む。
第2の発明によると、アクチュエータから発生されるトルクは、各シフトポジションを含む予め定められた範囲内においては略0である。すなわち、各シフトポジションを含む不感帯域(ヒステリシス性を持たせている領域)が設定されている。このため、シフトポジションにおいてアクチュエータがハンチングすることを回避できる。
第3の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第2の発明の構成に加えて、予め定められた範囲内においては、各シフトポジションにおいて必要な油圧を自動変速機の摩擦係合要素を切換える油圧回路に供給することができるものである。
第3の発明によると、各シフトポジションを含む予め定められた範囲内においては、必要な油圧が自動変速機の摩擦係合要素を切換える油圧回路に供給できるので、要求されたシフトポジションを油圧回路で実現することができる。
第4の発明に係る自動変速機のシフト切換装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、シフト切換要求がある場合においては、シフト切換要求がない場合におけるトルクとは異なるトルクを、アクチュエータから発生させるようにアクチュエータを制御するためのシフト切換制御手段をさらに含む。
第4の発明によると、シフト切換要求がある場合においては、シフト切換要求がなくマニュアルバルブの位置を保持するトルクとは異なるトルクが、アクチュエータから発生される。このため、マニュアルバルブの位置をシフト切換要求に対応させて変更することができる。
第5の発明に係る自動変速機のシフト切換装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、シフト切換要求がある場合においては、シフト切換要求がない場合におけるトルクとシフト切換要求に対応したトルクとを合成することにより生成されたトルクを、アクチュエータから発生させるようにアクチュエータを制御するためのシフト切換制御手段をさらに含む。
第5の発明によると、シフト切換要求がある場合においてはそのシフト切換要求に対応したトルクが、シフト切換要求がなくマニュアルバルブの位置を保持するトルクと合成される。この合成されたトルクが、アクチュエータから発生される。このため、マニュアルバルブの位置をシフト切換要求に対応させて変更することができる。
第6の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第4または5の発明の構成に加えて、シフト切換制御手段は、シフトポジションの切換中においては、シフトポジションの切換後においてマニュアルバルブの位置が保持されるように設定されたトルクよりも小さいトルクを、アクチュエータから発生させるようにアクチュエータを制御するための手段を含む。
第6の発明によると、シフトポジションの切換中においては、シフトポジションの切換後においてマニュアルバルブの位置が保持されるように設定されたトルクをよりも小さいトルクがアクチュエータから出力される。このため、シフトポジションの切換中におけるアクチュエータの消費電力を低減させることができる。
第7の発明に係る自動変速機のシフト切換装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、アクチュエータへの電力の供給がされない場合であって、シフトポジションがパーキングポジションである場合には、機械的にマニュアルバルブの位置が変更されないようにロックするパーキングロック機構をさらに含む。
第7の発明によると、車両の電源がオフにされているときであっても、電力により作動するアクチュエータによりシフトポジションを保持するようにすると、シフトポジションを保持するためのトルクをアクチュエータで発生させ続けなければならない。これでは、補機バッテリの蓄電電力を無駄に消費してしまう。しかしながら、機械的にマニュアルバルブの位置が変更されないようにロックするため、補機バッテリの蓄電電力の無駄な消費を回避できる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に、本実施の形態に係る自動変速機のシフト切換装置を備えたシフト制御システム10の構成を示す。本実施の形態においては、谷部および山部を有さないディテントプレートを備え、アクチュエータであるモータの出力トルクを制御することによりディテントプレートの回転位置を保持する。さらに、電源オフ時には、アクチュエータであるモータから出力されたトルクによるディテントプレートの回転位置の保持が不可能であるので(モータへの給電が遮断される)、機械的にディテントプレートをP位置に保持するP位置固定用アクチュエータを有する。
このシフト制御システム10は、車両のシフトポジションを切換えるために用いられる。シフト制御システム10は、Pスイッチ20、シフトスイッチ26、車両電源スイッチ28、車両制御装置(以下、「EFI−ECU」と表記する)30、パーキング制御装置(以下、「SBW(Shift By Wire)−ECU」と表記する)40、アクチュエータ(モータ)42、回転角度検出センサ46、シフト制御機構48、表示部50、メータ52および駆動機構60を含む。シフト制御システム10は、電気制御によりシフトポジションを切換えるシフトバイワイヤシステムとして機能する。具体的にはシフト制御機構48がアクチュエータ42により駆動されてシフトポジションの切換えを行なう。
車両電源スイッチ28は、車両電源のオン・オフを切換えるためのスイッチである。車両電源スイッチ28は、特に限定されるものではないが、たとえば、イグニッションスイッチである。車両電源スイッチ28がドライバなどのユーザから受付けた指示はEFI−ECU30に伝達される。たとえば、車両電源スイッチ28がオンされることにより、図示しない補機バッテリから電力が供給されて、シフト制御システム10が起動される。
Pスイッチ20は、シフトポジションをパーキングポジション(以下、「Pポジション」と呼ぶ)とパーキング以外のポジション(以下、「非Pポジション」と呼ぶ)との間で切換えるためのスイッチであり、スイッチの状態をドライバに示すためのインジケータ22、およびドライバからの指示を受付ける入力部24を含む。ドライバは、入力部24を通じて、シフトポジションをPポジションに入れる指示を入力する。入力部24はモーメンタリスイッチであってもよい。入力部24が受付けたドライバからの指示は、EFI−ECU30、およびEFI−ECU30を通じSBW−ECU40に伝達される。なお、このようなPスイッチ20以外により、非PポジションからPポジションにシフトポジションを切換えるものであってもよい。
SBW−ECU40は、シフトポジションをPポジションと非Pポジションとの間で切換えるために、シフト制御機構48を駆動するアクチュエータ42の動作を制御し、現在のシフトポジションの状態をインジケータ22に提示する。シフトポジションが非Pポジションであるときにドライバは入力部24を押下すると、SBW−ECU40はシフトポジションをPポジションに切換えて、インジケータ22に現在のシフトポジションがPポジションである旨を提示する。
アクチュエータ42は、スイッチドリラクタンスモータ(以下、「SRモータ」または「モータ」と記載する)により構成され、SBW−ECU40からの指示を受けてシフト制御機構48を駆動する。回転角度検出センサ46は、アクチュエータ42と一体的に回転したマニュアルシャフト102の回転角度(絶対角度)を検出する。
シフトスイッチ26は、シフトポジションをドライブポジション(D)、リバースポジション(R)、ニュートラルポジション(N)、ブレーキポジション(B)などのポジションに切換えたり、またPポジションに入れられているときには、Pポジションを解除したりするためのスイッチである。シフトスイッチ26が受付けたドライバからの指示はSBW−ECU40を経由してEFI−ECU30に伝達される。EFI−ECU30は、ドライバからの指示に基づき、駆動機構60におけるシフトポジションを切換える制御を行なうとともに、現在のシフトポジションの状態をメータ52に提示する。駆動機構60は、無段変速機構から構成されているが、有段変速機構から構成されてもよい。
EFI−ECU30は、シフト制御システム10の動作を統括的に管理する。表示部50は、EFI−ECU30またはSBW−ECU40が発したドライバに対する指示や警告などを表示する。メータ52は、車両の機器の状態やシフトポジションの状態などを提示する。
このシフト制御システム10においては、後述するように、従来のディテントプレートでは有していた谷部および山部を有さない。ディテントプレートの回転およびその保持は、アクチュエータ42であるモータの出力トルクを制御することにより行なわれる。エンジンが停止して電源オフ時には、アクチュエータ42であるモータから出力されたトルクによるディテントプレートの回転位置の保持が不可能であるので(モータへの給電が遮断される)、シフト制御システム10は、機械的にディテントプレートをP位置に保持するP位置固定用アクチュエータ70を有する。このP位置固定用アクチュエータ70は、電力の供給が停止するとバネ等の力により進行する機能を有する。
図2に、シフト制御機構48の構成を示す。シフトポジションは、Pポジション、非Pポジション(R、N、Dの各ポジションを含み、さらにDポジションに加えて1速固定のD1ポジションや1、2速固定(2速固定)のD2ポジションを含んでも良い)である。シフト制御機構48は、アクチュエータ42により回転されるマニュアルシャフト102、マニュアルシャフト102の回転に伴って回転するディテントプレート100、ディテントプレート100の回転に伴って動作するロッド104、図示しない変速機の出力軸に固定されたパーキングギア108およびパーキングギア108をロックするためのパーキングロックポール106を含む。従来のシフト制御機構が有した、ディテントプレート100の回転を制限してシフトポジションを固定するディテントスプリングおよびころは有さず、ディテントプレート100はこのころが係合する谷部も有さない。すなわち、図2の拡大平面図に示すように、ディテントプレート100には、D、N、R、Pの4つのポジションに対応する4つの谷部(点線で示す)が存在しない。
ディテントプレート100は、アクチュエータ42により駆動されてシフトポジションを切換えるシフト手段として機能する。マニュアルシャフト102、ディテントプレート100、ロッド104および(ディテントスプリングおよびころの代わりの)アクチュエータ42は、シフト切換機構の役割を果たす。SBW−ECU40からの出力トルク指令信号を受けたアクチュエータ42は、マニュアルシャフト42を所望の位置(従来の谷部の位置)まで回転させたり、その位置(谷部に対応する位置)でマニュアルシャフト42が回転しないように保持する。なお、回転角度検出センサ46は、マニュアルシャフト102の絶対的な回転角度を検出する。SBW−ECU40は、マニュアルシャフト102の絶対的な回転角度に基づいて、アクチュエータ42から出力すべきトルクを示す出力トルク指令信号を、アクチュエータ42に出力する。
ディテントプレート100は、ディテントプレート100自体が回転することにより、係合部220によりポジション切換弁210が作動されて、マニュアルバルブ200の位置を要求されたシフトポジションに対応した位置に切換える。マニュアルバルブ200の作動に基づいて、自動変速機内の摩擦係合要素(クラッチやブレーキ)を要求されたシフトポジションを実現する状態(係合状態および解放状態)に切換えるように、自動変速機の油圧回路が制御される。
すなわち、シフト制御機構48は、自動変速機の摩擦係合装置(クラッチやブレーキ)の係合および解放を、各シフトポジションの切換状態に応じて切換制御するためのポジション切換弁210およびマニュアルバルブ200を備える。このシフト制御機構48は、マニュアルシャフト102の回転により、ディテントプレート100をマニュアルシャフト102の軸周りに回転させて、係合部220を介してディテントプレート100に連結されたポジション切換弁210(ひいてはマニュアルバルブ200)およびロッド104を、各シフトポジションに対応した切換位置に制御する。
図2は、シフトポジションが非Pポジションであるときの状態を示している。この状態では、パーキングロックポール106がパーキングギア108をロックしていないので、車両の駆動軸の回転は妨げられない。この状態からアクチュエータ42によりマニュアルシャフト102を時計回り方向に回転させると、ディテントプレート100を介してロッド104が図2に示す矢印Aの方向に押され、ロッド104の先端に設けられたテーパ部によりパーキングロックポール106が図2に示す矢印Bの方向に押し上げられる。
Pポジションに対応する位置までディテントプレート100が回転したとき、パーキングロックポール106は、パーキングギア108と嵌合する位置まで押し上げられる。これにより、車両の駆動軸が機械的に固定され、シフトポジションがPポジションに切換わる。
本実施の形態に係るシフト制御システム10においては、シフトポジション切換時にディテントプレート100を回転させ、かつ、所定の位置(Pポジション、Rポジション、NポジションおよびDポジション)で保持させる機能を、ディテントプレートの谷部に係合するころやころに連結されたスプリングで行なわない。このシフト制御システム10においては、回転角度検出センサ46によりマニュアルシャフト102の絶対的な回転角度を検出して、この絶対的な回転角度に基づいてアクチュエータ42から出力するトルクを算出する。
図3を参照して、マニュアルシャフト102の(絶対的な)回転角度とアクチュエータ42への出力トルク指令値との関係について説明する。
図3の横軸は、マニュアルシャフト102の回転角度であって、縦軸はアクチュエータ42への出力トルク指令値である。縦軸のプラス側がDポジション側である。なお、ここでは、プラス側のトルク指令値の最大値もマイナス側のトルク指令値の最大値も同じT(1)としているが、これに限定されるものではない。
図3に示す太線がアクチュエータ42への出力トルク指令値である。マニュアルシャフト102の回転角度がPポジションに対応する位置近傍においては、Pポジションに対応する位置までマニュアルシャフト102を回転させて保持するために、アクチュエータ42への出力トルク指令値が設定されている。
より詳しくは、マニュアルシャフトの回転角度がPポジションよりも反Dポジション側にあると、プラスのトルクT(1)がアクチュエータ42から出力されマニュアルシャフト102がDポジション側に回転される(矢示X(P)参照)。一方、マニュアルシャフトの回転角度がPポジションよりもDポジション側にあると、マイナスのトルクT(1)がアクチュエータ42から出力されマニュアルシャフト102が反Dポジション側に回転される(矢示Y(P)参照)。このようにすると、マニュアルシャフトの回転角度がPポジション近傍である場合に、Pポジションに対応する回転角度まで回転され、反Dポジション側にずれるとプラスのトルクT(1)がアクチュエータ42から出力され、Dポジション側にずれるとマイナスのトルクT(1)がアクチュエータ42から出力され、Pポジションに対応する位置に保持される。他のシフトポジションにおいても同じである(Rポジションにおける矢示X(R)および矢示Y(R)、Nポジションにおける矢示X(N)および矢示Y(N)、Dポジションにおける矢示X(D)および矢示Y(D)参照)。
図3の各シフトポジション近傍には、出力トルク指令値が0の領域を有する。これは、ヒステリシス性を持たせてハンチングを防止するための不感帯域である。図3のDポジション近傍の拡大図である図4を参照してこの不感帯域について説明する。
図4に示すように、マニュアルシャフト102の絶対的な回転角度α(deg)〜β(deg)の間に不感帯域が設けられる。この不感帯域の幅Bは、幅Aよりも狭く設定される。幅Aは、マニュアルバルブ200が自動変速機の摩擦係合要素にDポジションを形成することができる油圧を供給可能なマニュアルシャフト102の回転角度の範囲(回転角度α(deg)〜β(deg))である。このような不感帯域を設けることにより、マニュアルシャフト102の位置がハンチングにより不安定になることを回避できる。
本実施の形態に係るシフト制御機構48は、従来のようにディテントプレート100の回転を制限してシフトポジションを固定するディテントスプリングおよびころを有さず、アクチュエータ42からの出力トルク(図3に示す出力トルク)によりディテントプレート100の回転を制限している。このため、アクチュエータ42からの出力トルクが加えられなくなるとディテントプレート100の回転を制限することができない。このため、本実施の形態に係るシフト制御機構48は、上述したように、機械的にディテントプレートをP位置に保持するP位置固定用アクチュエータ70を有する。
図5および図6を参照してこのP位置固定用アクチュエータ70について説明する。なお、図5が電力が供給されている状態(非P位置)であって、図6が電力の供給が停止されている状態(P位置)である。
図5および図6に示すように、P位置固定用アクチュエータ70は、電力の供給が停止するとバネ等の力により進行するピン70Dを有するソレノイドアクチュエータ70Cと、マニュアルシャフト102と同じ回転軸を有する回転体70Aと、回転体70Aに設けられピン70Dが嵌合する穴部70Bとを含む。
図5に示すように、車両の電源がオフにされないで(エンジンオフされないで)、ソレノイドアクチュエータ70Cに電力が供給されている非P位置(P位置であっても構わない)の状態では、ピン70Dは進行しないで、穴部70Bとも嵌合しないし、マニュアルシャフト102の回転の支障にもならない。
図6に示すように、車両の電源がオフにされて(エンジンオフされて)、ソレノイドアクチュエータ70Cへの電力の供給が停止されているP位置の状態では、ピン70Dが進行して、穴部70Bと嵌合する。ピン70Dと穴部70Bとが嵌合することにより、マニュアルシャフト102が回転できなくなる。
なお、このP位置固定用アクチュエータ70は、電源オフ時において作動されるので、ECU(電源オフでECUも作動停止)により制御されるものではなく、ソレノイドアクチュエータ70Cへ電力が供給されているとピン70Dが進行しないで、電力が供給されなくなるとピン70Dが進行するものである。
図7を参照して、図1のSBW−ECU40で実行されるプログラムの制御構造について説明する。なお、このプログラムは、予め定められたサイクルタイムで繰返し実行される。さらに、このフローチャートが開始されたときにはシフトポジションの変更指示がない状態(運転者がシフトレバーを操作していない状態)であると想定する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、SBW−ECU40は、マニュアルシャフト102の絶対的な回転角度を検出する。このとき、SBW−ECU40は、回転角度検出センサ46から入力された信号に基づいて、マニュアルシャフト102の絶対的な回転角度を検出する。
S200にて、SBW−ECU40は、マニュアルシャフト102の回転角度に対応する、アクチュエータ42の出力トルク指令値をアクチュエータ42であるモータに出力する。このときの出力トルク指令値は、図3に示すトルク指令値である。
S300にて、SBW−ECU40は、シフトポジションの変更指示があるか否かを判断する。このとき、SBW−ECU40は、シフトスイッチ26から入力された信号に基づいて、シフトポジションの変更指示があるか否か(運転者がシフトレバーを操作したか否か)を判断する。シフトポジションの変更指示があると(S300にてYES)、処理はS400へ移される。もしそうでないと(S300にてNO)、この処理は終了する。
S400にて、SBW−ECU40は、シフトポジションの変更に対応するトルクを、図3に示す出力トルク指令値に合成して、合成出力トルク指令値を算出する。
S500にて、SBW−ECU40は、シフトポジション変更指示に対応する、アクチュエータ42の出力トルク指令値として、合成出力トルク指令値をアクチュエータ42であるモータに出力する。
以上のような構造およびフローチャートを有するシフト制御システム10の動作について説明する。
シフト制御システム10において、運転者がシフトレバーを操作していないと(シフトポジションの変更指示がない)と、マニュアルシャフト102の回転角度が検出されて(S100)、現在のシフトポジションを保持するように(すなわち、ディテントプレート100に連結されたマニュアルシャフト102が回転しないように)、マニュアルシャフト102の回転角度に対応した出力トルク指令値がアクチュエータ42であるモータに出力される(S200)。
このとき、図3に示すような出力トルク指令値がアクチュエータ42に出力されるので、ディテントスプリングおよびころならびにこのころが係合する谷部も有さないディテントプレートであっても、各シフトポジションを保持できる。
運転者がシフトレバーを操作すると(シフトポジションの変更指示があると)(S300にてYES)、ポジション変更に対応するトルクが図3の出力トルク指令値に合成される(S400)。図8にポジション変更(ここでは、RポジションからDポジションとする)に対応するトルクを示す。RポジションからDポジションへシフトポジションを変更する場合には、Nポジションを経由するが、このときマニュアルシャフト102はトルクT(2)で回転できると想定する。
図8において実線で示すRポジションからDポジションへの変更に対応するトルクが、図8において点線で示す出力トルク指令値に合成されると、図9に示す合成出力トルクが算出される。この合成出力トルクが、アクチュエータ42の出力トルク指令値として、アクチュエータ42であるモータに出力される(S500)。アクチュエータ42であるモータは、マニュアルシャフト102の回転角度を回転角度検出センサ46で検出しながら図9に示す合成出力トルクをマニュアルシャフト102に付与して、Rポジションに対応する回転角度からDポジションに対応する回転角度まで、マニュアルシャフト102を回転させる。
さらに、電源がオフにされると(Pポジションでイグニッションスイッチがオフにされてエンジンも停止してオルタネータによる補機用バッテリの充電もできなくなると)、P位置固定用アクチュエータ70のソレノイドアクチュエータ70Cへの電力の供給が遮断されてソレノイドアクチュエータ70Cのピン70Dが進行する。進行したピン70Dは、マニュアルシャフト102と同じ回転軸を有する回転体70Aの穴部70Bに嵌合して、マニュアルシャフト102を機械的に固定する。
以上のようにして、本実施の形態に係るシフト制御システムによると、マニュアルシャフトの絶対的な回転角度を検出して、シフトポジションの変更指示がない限り、その回転角度を保持できる出力トルク指令値がアクチュエータに出力される。また、シフトポジションの変更指示があると、その変更指示に対応したトルクを出力トルク指令値と合成した合成出力トルク指令値がアクチュエータに出力される。このため、ディテントスプリングおよびころならびにこのころが係合する谷部も有さないディテントプレートであっても、各シフトポジションを保持でき、シフト制御システムの構成部品を簡素化できる。また、谷部も有さないディテントプレートであるので、シフトポジションの変更時において消費されるアクチュエータの電力を低減させつつ、シフトポジションの変更指示に対応できる。さらに、電源オフ時には、アクチュエータに電力が供給されなくても、機械的にマニュアルシャフトの固定するので、アクチュエータに電力を供給する補機バッテリのバッテリ上がりを回避できる。
なお、回転角度検出センサ46によりマニュアルシャフト102の絶対的な回転角度を検出しているので、ニュートラルスタートスイッチ(NSW)をなくすことも可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るシフト制御システム10の構成を示す図である。 図1のシフト制御機構48の構成を示す図である。 図2のマニュアルシャフトの回転角度とモータへの出力トルク指令値との関係を示す図である。 図3の詳細図である。 P位置固定用アクチュエータの動作を示す図(通電)である。 P位置固定用アクチュエータの動作を示す図(非通電)である。 図1のSBW−ECU40で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 トルク合成により生成されるモータへの出力トルク指令値を示す図である。 図8のトルク合成より生成されたモータへの出力トルク指令値を示す図である。
符号の説明
10 シフト制御システム、20 Pスイッチ、22 インジケータ、24 入力部、26 シフトスイッチ、28 車両電源スイッチ、30 EFI−ECU、40 SBW−ECU、42 アクチュエータ、46 回転角度検出センサ、48 シフト制御機構、50 表示部、52 メータ、60 駆動機構、70 P位置固定用アクチュエータ、100 ディテントプレート、102 マニュアルシャフト、104 ロッド、106 パーキングロックポール、108 パーキングギア、200 マニュアルバルブ、210 ポジション切換弁、220 係合部。

Claims (7)

  1. 車両に搭載された自動変速機のシフト切換装置であって、
    運転者による操作に従った電気信号に基づいて、供給された電力により作動するアクチュエータによりマニュアルバルブの位置を変更して、複数のシフトポジションの中から前記操作に対応する1つのシフトポジションに切換えるためのシフト切換手段と、
    前記マニュアルバルブの位置に対応する物理量を検出するための検出手段と、
    前記マニュアルバルブの位置に対応させて設定されたトルクであって、シフト切換要求がない場合において前記マニュアルバルブの位置が保持されるように設定されたトルクを、前記アクチュエータから発生させるように前記アクチュエータを制御するための制御手段とを含む、自動変速機のシフト切換装置。
  2. 前記制御手段は、各前記シフトポジションを含む予め定められた範囲内においては略0になるように設定されたトルクを前記アクチュエータから発生させるように前記アクチュエータを制御するための手段を含む、請求項1に記載の自動変速機のシフト切換装置。
  3. 前記予め定められた範囲内においては、各前記シフトポジションにおいて必要な油圧を前記自動変速機の摩擦係合要素を切換える油圧回路に供給することができる、請求項2に記載の自動変速機のシフト切換装置。
  4. 前記シフト切換装置は、シフト切換要求がある場合においては、シフト切換要求がない場合におけるトルクとは異なるトルクを、前記アクチュエータから発生させるように前記アクチュエータを制御するためのシフト切換制御手段をさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の自動変速機のシフト切換装置。
  5. 前記シフト切換装置は、シフト切換要求がある場合においては、シフト切換要求がない場合におけるトルクと前記シフト切換要求に対応したトルクとを合成することにより生成されたトルクを、前記アクチュエータから発生させるように前記アクチュエータを制御するためのシフト切換制御手段をさらに含む、請求項1〜3のいずれかに記載の自動変速機のシフト切換装置。
  6. 前記シフト切換制御手段は、シフトポジションの切換中においては、シフトポジションの切換後においてマニュアルバルブの位置が保持されるように設定されたトルクをよりも小さいトルクを、前記アクチュエータから発生させるように前記アクチュエータを制御するための手段を含む、請求項4または5に記載の自動変速機のシフト切換装置。
  7. 前記シフト切換装置は、アクチュエータへの電力の供給がされない場合であって、シフトポジションがパーキングポジションである場合には、機械的に前記マニュアルバルブの位置が変更されないようにロックするパーキングロック機構をさらに含む、請求項1〜6のいずれかに記載の自動変速機のシフト切換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112503171A (zh) * 2020-11-27 2021-03-16 贵州凯星液力传动机械有限公司 一种自动液力变速器换档装置

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