JP4788514B2 - 自動変速機のシフト切換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機のシフトポジション(シフトレンジ)をモータ等からなるアクチュエータを介して切換える自動変速機のシフト切換装置に関し、特にシフト切換装置のアクチュエータが動作不能に陥った場合であっても、車両を安全な停止状態に保持できる自動変速機のシフト切換装置に関する。
車両に搭載される自動変速機の中には、トルクコンバータなどの流体継手と歯車式変速機構とから構成される有段式の自動変速機や、油圧によって有効径を変化させる2つのプーリとそれらプーリに巻き掛けらた金属ベルトとから構成される無段式の自動変速機がある。
有段式の自動変速機は、エンジンと、トルクコンバータ等の流体継手を介して接続される。有段式の自動変速機は、複数の動力伝達経路を有してなる変速機構(歯車式変速機構)から構成され、たとえば、アクセル開度および車速に基づいて自動的に動力伝達経路の切換えを行なう、すなわち自動的に変速比(走行速度段)の切換えを行なうように構成される。有段式の自動変速機においては、摩擦要素である、クラッチ要素やブレーキ要素やワンウェイクラッチ要素が、所定の状態に係合および解放されることにより、ギヤ段が決定される。
無段式の自動変速機も、エンジンとトルクコンバータ等の流体継手を介して接続される。たとえばベルト式無段変速機は、金属ベルトと一対のプーリとを用いて、油圧によってプーリの有効径を変化させることで連続的に無段の変速を実現する。詳しくは、無端金属ベルトが、入力軸に取付けられた入力側プーリおよび出力軸に取付けられた出力側プーリに巻き掛けられて使用される。入力側プーリおよび出力側プーリは、溝幅を無段階に変えられる1対のシーブをそれぞれ備え、溝幅を変えることで、無端金属ベルトの入力側プーリおよび出力側プーリに対する巻付け半径が変わり、これにより入力軸と出力軸との間の回転数比、すなわち変速比を連続的に無段階に変化させることができる。
このようないずれのタイプの自動変速機においても、一般的に、自動変速機を有した車両には運転者(以下、運転者をドライバと記載する場合がある)により操作されるスライド式のシフトレバーが設けられ、シフトレバーのスライド操作に基づいて変速ポジション(たとえば、後進走行ポジション、ニュートラルポジション、前進走行ポジション)が設定されている。
最近では、こうしたスライド式のシフトレバーによるシフト操作装置のみならず、いわゆるシフト・バイ・ワイア方式のシフト操作装置も知られている。こうした方式のシフト操作装置では、運転者のシフト操作をセンサやスイッチ(センサ類)によって検出し、その検出信号に応じて複数のポジションの中の1つのポジションを選択する構成となっている。さらに、このようなシフト・バイ・ワイア方式の場合には、シフトレバーはスライド式に限定されるものではなく、いわゆるジョイスティック方式の操作子やプッシュボタン方式の操作子の採用も提案されている。このジョイスティック方式の操作子では、運転者が前後左右にレバーを傾動させることでシフト操作が行なわれるようになっている。
シフト・バイ・ワイア方式のシフト操作装置に関して、特開2005−69295号公報(特許文献1)は、アクチュエータとしてフェールセーフ用に2個のアクチュエータを備え、いずれのアクチュエータにてもレンジ切換えが可能なシフト・バイ・ワイア式自動変速機のポジション切換装置を開示する。この切換装置は、車両走行中に、シフト・バイ・ワイア式自動変速機のアクチュエータが失陥し、メインモータが誤作動してポジション位置がパーキングポジション方向へ切換わる場合において、メインモータからサブモータへの切換え制御が間に合わないために、パーキングポジション位置に切換わることを防止する。この切換装置は、電気的な目標ポジション信号に応動するアクチュエータにより、目標ポジションへの切換えを実行するシフト・バイ・ワイア式自動変速機のポジション切換装置であって、アクチュエータとして、低トルク用に有利な低トルク型アクチュエータと、高トルク用に有利な高トルク型アクチュエータとを備え、パーキングポジション以外のポジションからパーキングポジションへの、もしくはパーキングポジションからパーキングポジション以外のポジションへの、パーキングポジションに係わるポジション切換えを実行する場合には、高トルク型アクチュエータを作動させてポジション切換えを行ない、パーキングポジション以外のポジション間での、パーキングポジションに無関係なポジション切換えを実行する場合には低トルク型アクチュエータを作動させてポジション切換を行なうように構成したことを特徴とする。
この切換装置によると、低トルク型アクチュエータが失陥した後、高トルク型アクチュエータへの切換えが完了する前に、低トルク型アクチュエータが失陥によりパーキングポジション方向へ作動し続けた場合であっても、低トルク型アクチュエータがその低トルク故に、パーキングポジション位置の手前でパークロック装置の動作に伴う負荷抵抗などを受けて速度低下され、低トルク型アクチュエータから高トルク型アクチュエータに切換わる前にパーキングポジションに切換わってしまうのを防止でき、パーキングギアから不快な騒音が発生したり、パークロック機構が破損する懸念を払拭することができる。
特開2005−69295号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたシフト・バイ・ワイア式自動変速機のポジション切換装置では、2つアクチュエータをシフトポジションの切換えの種類に応じて使い分けてている。このため、アクチュエータが2つ(しかも種類が異なる)になるためのコストアップおよびそれらのアクチュエータの制御が複雑になるためのコストアップを招く。さらに、このように特性の異なる2つのアクチュエータを使い分け、パーキングポジションに係わるポジション切換えを実行する場合には高トルク型アクチュエータを作動させてポジション切換えを行なう。この高トルク型アクチュエータが故障すると、シフトポジションをパーキングポジションに切換えることができない可能性がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、シフト切換装置のアクチュエータが作動不能な状態に陥っても、車両を安全な停止状態に保持できる、自動変速機のシフト切換装置を提供することである。
第1の発明に係る自動変速機のシフト切換装置は、運転者による操作に従った電気信号に基づいて、アクチュエータにより機械要素を動かして複数のシフトポジションの中から操作に対応する1つのシフトポジションに切換えるためのシフト切換手段と、運転者がシフトポジションをパーキングポジションに切換えるように操作した場合には、機械要素を介してパーキングギアをロックするための手段と、アクチュエータの作動状態に関わらず、パーキングギアをロックするロック機構とを含む。
第1の発明によると、シフト切換手段は、上述したシフト・バイ・ワイア方式のように、機械要素を組合わせてシフトポジションを切換えるのではなく、電気信号でアクチュエータを制御して自動変速機の機械要素であるマニュアルシャフトを回転させて、複数のシフトポジションの中から運転者の操作に対応する1つのシフトポジションに切換える。このアクチュエータの作動状態に関わらず(たとえば、アクチュエータが作動不可能な場合が想定されるが作動可能な場合であってもよい)、パーキングギアをロックすることができるロック機構を有する。たとえば、車両が停止している時であって、アクチュエータによりシフトポジションの切換えができない場合に、ロック機構により強制的にパーキングギアをロックして、パーキング状態を維持することができる。その結果、シフト切換装置のアクチュエータが作動不能な状態に陥っても、車両を安全な停止状態に保持できる、自動変速機のシフト切換装置を提供することができる。
第2の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第1の発明の構成に加えて、ロック機構は、運転者の操作により作動されて、作動時にパーキングギアをロックするパーキングロックポールをパーキング側に移動させる機構を含む。
第2の発明によると、運転者がロック機構を作動させると、パーキングロックポールをパーキング側に移動させてパーキングギヤをロックする。このため、アクチュエータによりシフトポジションの切換えができない場合に、ロック機構により強制的にパーキングギアをロックして、パーキング状態を維持することができる。
第3の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第1の発明の構成に加えて、ロック機構は、運転者の操作により作動される、パーキングギアの歯部の間の谷部に向けて進退可能な部材を含む。
第3の発明によると、運転者がロック機構を作動させると、パーキングギアの歯部の間の谷部(凹部)に部材を進行させてパーキングギヤをロックする。このため、アクチュエータによりシフトポジションの切換えができない場合に、ロック機構により強制的にパーキングギアをロックして、パーキング状態を維持することができる。
第4の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第3の発明の構成に加えて、部材が作動して谷部に向けて進行すると、部材が歯部に噛合うものである。
第4の発明によると、運転者がロック機構を作動させると、パーキングギアの歯部の間の谷部(凹部)に部材を進行させて部材が歯部に噛合わせてパーキングギヤをロックする。このため、アクチュエータによりシフトポジションの切換えができない場合に、ロック機構により強制的にパーキングギアをロックして、パーキング状態を維持することができる。
第5の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第3または4の発明の構成に加えて、ロック機構は、谷部に向けて部材を進行させる弾性部材と、運転者の操作により作動される、部材の進行を阻止するストッパーとをさらに含む。
第5の発明によると、運転者がロック機構を作動させるとストッパーが解除されて、パーキングギアの歯部の間の谷部(凹部)に、弾性力により部材が進行して、部材がパーキングギヤをロックする。このため、アクチュエータによりシフトポジションの切換えができない場合に、ロック機構により強制的にパーキングギアをロックして、パーキング状態を維持することができる。
第6の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、ロック機構は、アクチュエータの電力供給線とは別系統の電力供給線を介して供給された電力により発生する力および電力を必要としない機械的な力の少なくとも一方の力により作動されるものである。
第6の発明によると、アクチュエータの電力供給線とは別系統の電力供給線により供給された電力により発生する力により、パーキングギアをロックして、車両を安全な停止状態に保持できるパーキング状態を維持することができる。また、電力を必要としない機械的な力(たとえば、運転者による特定のノブの引き上げ)により、パーキングギアをロックして、車両を安全な停止状態に保持できるパーキング状態を維持することができる。
第7の発明に係る自動変速機のシフト切換装置は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、車両が走行可能な状態の場合には、ロック機構の作動を禁止するための禁止手段をさらに含む。
第7の発明によると、車両の走行中等に運転者がロック機構を誤操作しても、ロック機構の作動が禁止されているので、車両走行中(前進走行ポジションや後進走行ポジション)にはロック機構が動作しないで、アクチュエータによるシフト切換えを優先することができる。
第8の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第7の発明の構成に加えて、禁止手段は、車両に搭載され、車両の走行源により作動される発電機構の状態に基づいて、ロック機構の作動を禁止するための手段を含む。
第8の発明によると、車両の走行源(通常はエンジン)により回転される発電機構(オルタネータやモータジェネレータ)の状態(作動状態であるか否か)に基づいて、発電機構が作動状態であるとロック機構の作動を禁止する。これにより、運転者がロック機構を誤操作しても、車両走行が可能な走行源の作動中(であって、さらに前進走行ポジションや後進走行ポジションのときでああってもよい)にはロック機構が動作しないで、アクチュエータによるシフト切換えを優先させることができる。
第9の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第8の発明の構成に加えて、禁止手段は、車両に搭載され、発電機構から供給される電力に基づいて、ロック機構の作動を禁止するための手段を含む。
第9の発明によると、発電機構により発電された電力を用いて(たとえば、コイルに発電機構から電力を供給して電磁力を発生させて)ロック機構の作動を禁止することができる。
第10の発明に係る自動変速機のシフト切換装置においては、第7〜9のいずれかの発明の構成に加えて、禁止手段は、弾性力によりパーキングギアの歯部の間の谷部に向けて進行させる部材の進行を阻止するストッパーを用いて、部材の進行を阻止するための手段を含む。
第10の発明によると、発電機構により発電された電力や発電中であることを示す信号(たとえば、発電機構から電力の供給を受けるとセットされるフラグ)を用いて、ロック機構の作動を禁止することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1に、本実施の形態に係る自動変速機のシフト切換装置を備えたシフト制御システム10の構成を示す。本実施の形態においては、異常発生時には、運転者の操作により、シフトポジションを、非PポジションからPポジションに移動させる。
このシフト制御システム10は、車両のシフトポジションを切換えるために用いられる。シフト制御システム10は、Pスイッチ20、シフトスイッチ26、車両電源スイッチ28、車両制御装置(以下、「EFI−ECU」と表記する)30、パーキング制御装置(以下、「SBW(Shift By Wire)−ECU」と表記する)40、アクチュエータ(モータ)42、エンコーダ46、シフト制御機構48、表示部50、メータ52および駆動機構60を含む。シフト制御システム10は、電気制御によりシフトポジションを切換えるシフト・バイ・ワイヤシステムとして機能する。具体的にはシフト制御機構48がアクチュエータ42により駆動されてシフトポジションの切換えを行なう。
車両電源スイッチ28は、車両電源のオン・オフを切換えるためのスイッチである。車両電源スイッチ28は、特に限定されるものではないが、たとえば、イグニッションスイッチである。車両電源スイッチ28がドライバなどのユーザから受付けた指示はEFI−ECU30に伝達される。たとえば、車両電源スイッチ28がオンされることにより、図示しない補機バッテリから電力が供給されて、シフト制御システム10が起動される。
Pスイッチ20は、シフトポジションをパーキングポジション(以下、「Pポジション」と呼ぶ)とパーキング以外のポジション(以下、「非Pポジション」と呼ぶ)との間で切換えるためのスイッチであり、スイッチの状態をドライバに示すためのインジケータ22、およびドライバからの指示を受付ける入力部24を含む。ドライバは、入力部24を通じて、シフトポジションをPポジションに入れる指示を入力する。入力部24はモーメンタリスイッチであってもよい。入力部24が受付けたドライバからの指示は、EFI−ECU30、およびEFI−ECU30を通じSBW−ECU40に伝達される。なお、このようなPスイッチ20以外により、非PポジションからPポジションにシフトポジションを切換えるものであってもよい。
SBW−ECU40は、シフトポジションをPポジションと非Pポジションとの間で切換えるために、シフト制御機構48を駆動するアクチュエータ42の動作を制御し、現在のシフトポジションの状態をインジケータ22に提示する。シフトポジションが非Pポジションであるときにドライバは入力部24を押下すると、SBW−ECU40はシフトポジションをPポジションに切換えて、インジケータ22に現在のシフトポジションがPポジションである旨を提示する。
アクチュエータ42は、スイッチドリラクタンスモータ(以下、「SRモータ」と表記する)により構成され、SBW−ECU40からの指示を受けてシフト制御機構48を駆動する。エンコーダ46は、アクチュエータ42と一体的に回転し、SRモータの回転状況を検知する。本実施の形態のエンコーダ46は、A相、B相およびZ相の信号を出力するロータリーエンコーダである。SBW−ECU40は、エンコーダ46から出力される信号を取得してSRモータの回転状況を把握し、SRモータを駆動するための通電の制御を行なう。
シフトスイッチ26は、シフトポジションをドライブポジション(D)、リバースポジション(R)、ニュートラルポジション(N)、ブレーキポジション(B)などのポジションに切換えたり、またPポジションに入れられているときには、Pポジションを解除したりするためのスイッチである。シフトスイッチ26が受付けたドライバからの指示はEFI−ECU30に伝達される。EFI−ECU30は、ドライバからの指示に基づき、駆動機構60におけるシフトポジションを切換える制御を行なうとともに、現在のシフトポジションの状態をメータ52に提示する。駆動機構60は、無段変速機構から構成されているが、有段変速機構から構成されてもよい。
EFI−ECU30は、シフト制御システム10の動作を統括的に管理する。表示部50は、EFI−ECU30またはSBW−ECU40が発したドライバに対する指示や警告などを表示する。メータ52は、車両の機器の状態やシフトポジションの状態などを提示する。
図2に、シフト制御機構48の構成を示す。シフトポジションは、Pポジション、非Pポジション(R、N、Dの各ポジションを含み、さらにDポジションに加えて1速固定のD1ポジションや1、2速固定(2速固定)のD2ポジションを含んでも良い)である。シフト制御機構48は、アクチュエータ42により回転されるマニュアルシャフト102、マニュアルシャフト102の回転に伴って回転するディテントプレート100、ディテントプレート100の回転に伴って動作するロッド104、図示しない変速機の出力軸に固定されたパーキングギア108、パーキングギア108をロックするためのパーキングロックポール106、ディテントプレート100の回転を制限してシフトポジションを固定するディテントスプリング110およびころ112を含む。ディテントプレート100は、アクチュエータ42により駆動されてシフトポジションを切換えるシフト手段として機能する。マニュアルシャフト102、ディテントプレート100、ロッド104、ディテントスプリング110およびころ112は、シフト切換機構の役割を果たす。また、エンコーダ46は、アクチュエータ42の回転量に応じた計数値を取得する。
なお、図2の斜視図においては、ディテントプレート100の谷(Pポジション位置)しか示していないが、実際には図2の拡大平面図に示すように、ディテントプレート100には、D、N、R、Pの4つのポジションに対応する4つの谷が存在する。なお、以下においては、D、N、Rの各ポジションを(まとめて)非Pポジションとして、Pポジションと非Pポジションとの切換えについて説明する。しかしながら、本発明は、Pポジションと非Pポジションとの間における切換えに限定されるものではない。
図2は、シフトポジションが非Pポジションであるときの状態を示している。この状態では、パーキングロックポール106がパーキングギア108をロックしていないので、車両の駆動軸の回転は妨げられない。この状態からアクチュエータ42によりマニュアルシャフト102を時計回り方向に回転させると、ディテントプレート100を介してロッド104が図2に示す矢印Aの方向に押され、ロッド104の先端に設けられたテーパ部によりパーキングロックポール106が図2に示す矢印Bの方向に押し上げられる。ディテントプレート100の回転に伴ってディテントプレート100の頂部に設けられた4つの谷のうちの一方、すなわち非Pポジション位置120にあったディテントスプリング110のころ112は、山122を乗り越えて他方の谷、すなわちPポジション位置124へ移る。ころ112は、その軸方向に回転可能にディテントスプリング110に設けられている。ころ112がPポジション位置124に来るまでディテントプレート100が回転したとき、パーキングロックポール106は、パーキングギア108と嵌合する位置まで押し上げられる。これにより、車両の駆動軸が機械的に固定され、シフトポジションがPポジションに切換わる。
シフト制御システム10においては、シフトポジション切換時にディテントプレート100、ディテントスプリング110およびマニュアルシャフト102などのシフト切換機構に係る負荷を低減するために、SBW−ECU40が、ディテントスプリング110のころ112が山122を乗り越えて落ちるときの衝撃を少なくするように、アクチュエータ42の回転量を制御する。
このようなシフト制御システム10において、車両が停止している状態において、車両の電源系統に異常が発生して、シフトポジションの変更ができなくなった場合を想定して、以下のような運転者により操作される機構を有する異常時車両固定用アクチュエータ1000を備える。
図3に示すように、この異常時車両固定用アクチュエータ1000は、非P状態においてパーキングギア108と離隔するようにロッド1010が対向している。また、図4に示すように、図3の状態で異常時車両固定用アクチュエータ1000のロッド1010がパーキングギア108の方向に進行することにより、パーキングギア108が非P状態からP状態に移動され(回転され)、ロッド1010がパーキングギア108の歯の谷部(凹部)に当接する。これにより、パーキングギア108がP状態に維持される。
図5に図3に対応する異常時車両固定用アクチュエータ1000の内部構造を、図6に図4に対応する異常時車両固定用アクチュエータ1000の内部構造をそれぞれ示す。
図5および図6に示すように、異常時車両固定用アクチュエータ1000の内部にはロッド1010を支持するためのスライドユニット1020、1030と、ロッド1010の上部に設けられた第1ギヤ1040と、第1ギヤ1040に歯車1050を介して接続された第2ギヤ1060と、第2ギヤ1060を図5の右方向に移動させるためのワイヤハーネス1070と、必要に応じてワイヤハーネス1070の方向を転換する方向転換部1080と、ワイヤハーネス1070を運転者が引張るための操作レバー1100と、その操作レバー1100を支持するレバー把持部1090とを含む。
操作レバー1100およびレバー把持部1090は、運転者の手が届く範囲に設けられ、図6に示すように操作レバー1100を介してワイヤハーネス1070を引上げることにより、第2ギヤ1060が図の右方向に移動されて歯車1050が時計方向に回転して、第1ギヤ1040が図面の左方向に移動することにより第1ギヤ1040に固着されたロッド1010が図6に示す矢印の方向に進行する。このとき、ロッド1010はスライドユニット1020、1030により支持されている。
以上のような構造を有する異常時車両固定用アクチュエータ1000を備えたシフト制御システムの動作について説明する。
車両が停止中において、運転者が操作レバー1100を図5に示す矢印のように上方に引上げることにより、ワイヤハーネス1070が右方向に移動し第2ギヤ1060を介して歯車1050が時計方向に回転し、第1ギヤ1040に左方向に移動し第1ギヤ1040に固着されたロッド1010がスライドユニット1020、1030に沿ってパーキングギア108の方向に進行する。
これにより、図3の状態から図4の状態になる。図4の状態においては、パーキングギア108がロッド1010により固定されており、パーキングギア108が回転することを阻止している。この状態は、マニュアルシャフト102、ロッド104およびパーキングポール106を介してパーキングギア108を固定するものではなく、シフト・バイ・ワイヤシステムとは別個に設けられた異常時車両固定用アクチュエータ1000により、パーキングギア108をロック状態とするものである。
以上のようにして、本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ1000を備えたシフト制御システムによると、SBW−ECU40やアクチュエータ42が故障して非作動の状態となったとしても、操作レバー1100を引上げることにより、機械的に接続された異常時車両固定用アクチュエータ1000を動作させて、異常時車両固定用アクチュエータ1000のロッド1010によりパーキングギア108をロックすることができる。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ2000を備えたシフト制御システムについて説明する。なお、前述の第1の実施の形態の図1に示す制御ブロックは、本実施の形態においても同じであるため、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
本実施の形態においては、前述の第1の実施の形態における異常時車両固定用アクチュエータのロッド1010がばね等の弾性体によるロッドの押出される状態に構成され、ストッパーがばねの弾性力により押出(パーキングギア108への進行)を阻止している。このストッパーが解除されることにより、ばねの弾性力によりロッド1010がパーキングギア108の方向に進行する。
前述の図3に対応する異常時車両固定用アクチュエータ2000の構造を図7に、図4に対応する異常時車両固定用アクチュエータ2000の構図を図8にそれぞれ示す。
図7および図8に示すように、この異常時車両固定用アクチュエータ2000は、ストッパー2010がスライドユニット1020、1030により支持されている点を除きその構造が異なる。図7および図8に示すように、異常時車両固定用アクチュエータ2000は、ストッパー2010のパーキングギア108への進行を阻止するストッパー2010と、そのストッパー2010を作動させるストッパーアクチュエータ2020と、ストッパーアクチュエータ2020への指示信号を出力するためのリレー2050と、リレー2050を作動させる電池2062と、リレー2050を作動させるためのコイル2040と、操作スイッチ2030が閉じることにより電池2060の電力をコイル2040に供給するための回路とを含む。
図7に示すように運転者により操作される操作スイッチ2030が開いている状態では、コイル2040に電磁力が発生せず、リレー2050が閉じることはないので、ストッパーアクチュエータ2020に作動指令信号が出力されることはなくストッパー2010が下がった状態となる。この状態においては、ストッパー2010によりロッド1010がばね2080によるパーキングギア108への進行を阻止している。
図8に示すように、運転者により操作スイッチ2030が閉じられると、電池2060の電力がコイル2040に供給され、コイル2040により発生した電磁力によりリレー2050が閉じられ、電池2062からストッパーアクチュエータ2020へ作動信号が出力される。作動信号を受信したストッパーアクチュエータ2020は、ストッパー2010を電磁力等の力により図8の矢印に示すように上方に引上げる。このようにストッパー2010が上方に引上げられると、ばね2080の弾性力によりスライドユニット1020、1030に沿ってロッド1010がパーキングギア108の方向に進行する。
以上のような構造に基づく本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ2000を備えたシフト制御システムの動作について説明する。
前述の第1の実施の形態と同じように、車両停止時において、運転者が操作スイッチ2030を押すと操作スイッチ2030が閉じてコイル2040に電池2060の電力が流れ電磁力によりリレー2050が閉じて電池2062からの電力に基づくストッパーアクチュエータ2020への作動指令信号が出力される。ストッパーアクチュエータ2020は、たとえば電池2062の電力を用いて発生された電磁力によりストッパー2010を上方に引上げる。
ストッパー2010が上方に引上げられると、異常時車両固定用アクチュエータ2000のロッド1010の後端に設けられたばね2080の弾性力により、ロッド1010がスライドユニット1020、1030に沿ってパーキングギア108の方向に進行する。
以上のようにして、本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ2000を備えたシフト制御システムによると、前述の第1の実施の形態における機械的な処理に代えて電気的な処理により、ストッパー1010をパーキングギア108の方向に進行させることができる。
なお、図7および図8に示すように、電池2060、電池2062は、いずれもECUやアクチュエータへの供給電源とは異なる電池である。そのため、SBW−ECU40や、アクチュエータ42などへの電力を供給する電源が故障した場合であっても、これらの電源と図7および図8に示す電池2060および電池2062とは、別系統の電源であるため、これらの電源が故障してもストッパーアクチュエータ2020の作動を正常に行なうことができる。
なお、図7および図8に示すような電気回路を構成せず、図5や図6に示したワイヤハーネスをストッパ2010に接続し、ワイヤハーネス1070を引上げることによりストッパー2010を引上げるようにしてもよい。
<第3の実施の形態>
以下、図9を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ10000を備えたシフト制御システムについて説明する。
この異常時車両固定用アクチュエータ10000は、第1の実施の形態における異常時車両固定用アクチュエータ1000に対応するものであって、車両が走行可能状態である場合には異常時車両固定用アクチュエータのロッド1010のパーキングギア108への進行を禁止する。
図9に示すように、本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ10000は、第1ギヤ1040と第2ギヤ1060との間に設けられた歯車1050の回転を停止させる回転停止アクチュエータ10030と、回転停止アクチュエータ10030を作動させる作動用信号としての電力が供給される信号線10020と、信号線10020に接続されたオルタネータ10010とを含む。その他の構造は、図5または図6に示した構造と同じであるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ10000においては、オルタネータ10010が発電中であるとエンジンが作動中であると判断されオルタネータからの電力が信号線10020を介して回転停止アクチュエータ10030に供給される。オルタネータ10010が電力を発生していると信号線10020に電圧がかかり回転停止アクチュエータ10030を作動させて、歯車1050を回転させないように動作する。回転停止アクチュエータ10030は、たとえばオルタネータ10010からの電力により作動する電磁力により歯車1050の回転を停止させる。
以上のようにして、本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ10000を備えたシフト制御システムによると、エンジンが作動している場合(車両走行時および車両走行可能時)において、運転者が操作レバー1100を誤って引上げても、オルタネータ10010から電圧が発生しており信号線10020を介して回転停止アクチュエータ10030を作動させ、歯車1050が回転しないような状態とされている。そのため、エンジンが作動中である場合に運転者が誤って操作レバー1100を引上げたとしても、回転停止アクチュエータ10030により歯車1050が回転しないため、ワイヤハーネス1070が引上げられても第2ギヤ1060および第1ギヤ1040が移動することなくロッド1010がパーキングギア108の方向に進行することはない。
なお、オルタネータ10010の代わりにジェネレータであってもよい。
<第4の実施の形態>
以下、図10を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ20000を備えたシフト制御システムについて説明する。
なお、本実施の形態にかかる異常時車両固定用アクチュエータ20000は、前述の第2の実施の形態における図7および図8に示す異常時車両固定用アクチュエータ2000に、前述の第3の実施の形態と同様にしてオルタネータからの信号によりストッパーの動作の禁止を行なうものである。
図10に示すように、本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ20000は、前述の第2の実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ2000の構成に加えて、ストッパーアクチュエータ2020を動作させるか否かを決定する電気回路部20010をさらに含む。その他の構成は、前述の第2の実施の形態または第3の実施の形態に示した構成と同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図10を参照して、電気回路部20010は、オルタネータ10010からの信号線10020に接続されたA/D変換器20020と、A/D変換器20020に接続された否定器20030と、否定器20030からの出力信号線およびリレー2050からの信号線に接続されストッパーアクチュエータ2020のソレノイドの作動指令信号を出力する論理積演算器20040とを含む。
オルタネータ10010に接続された信号線10020に電圧がかかっていると(電圧≠0)、A/D変換器20020では否定器20030に出力するデジタル信号を「1」とする。またオルタネータ10010からの信号線10020が電圧がかかっていない場合には(電圧=0)、A/D変換器20020は否定器20030に出力するデジタル信号を「0」とする。否定器20030は、デジタル信号の「0」を「1」と反転し、「1」を「0」と反転する。
その結果、論理積演算器20040に入力される否定器20030から出力されるデジタル信号は、オルタネータ10010が発電中(電圧≠0)のときには「0」が、オルタネータ10010が発電中でないときには(電圧=0)のときには「1」となる。
また、論理積演算器20040のもう一方の入力線には、リレー2050の開閉状態に対応する操作スイッチ2030が開いていると(スイッチがオフ)のときには「0」が、操作スイッチ2030が閉じているときには(スイッチがオン)のときには「1」が、それぞれ入力される。
論理積演算器20040においては、否定器20030からの入力信号およびリレー2050からの入力信号に基づいて論理積演算を行ない、オルタネータ10010からの信号線10020に電圧がかかっている場合(電圧≠0)には、操作スイッチ2030の作動状態にかかわらずソレノイド作動指令を出力しない(作動信号=0)。一方、オルタネータ10010からの信号線10020に電圧がかかっていないときに(電圧=0)、リレー2050が閉じられている(スイッチオン)場合においてのみ、ソレノイド作動指令に「1」をセットする。
論理積演算器20040から、「1」がセットされたソレノイド作動指令信号が出力されると、ストッパーアクチュエータ2020が作動して、ストッパー2010を上方に引き上げる。
以上のようにして、本実施の形態に係る異常時車両固定用アクチュエータ20000を備えたシフト制御システムによると、前述の第3の実施の形態と同様、車両の走行可能時(エンジンが作動している状態)において、操作スイッチ2030が運転者により誤って操作されても、ストッパー2010が上方に引上げられることなく、ロッド1010がパーキングギア108に進行することはない。
したがって、本実施の形態においても、前述の第3の実施の形態と同様、電気回路を用いて、異常時車両固定用アクチュエータの誤動作を回避することができる。
<その他の変形例>
以下、図11を参照して、本実施の形態のその他の変形例について説明する。
前述の第1の実施の形態〜第4の実施の形態においては、パーキングギア108を異常時車両固定用アクチュエータのロッドを進行させることによりパーキングギア108をパーキング状態とするとともにパーキング状態を維持する(パーキングギア108を回転しない状態)とした。
しかしながら、本発明はこのように限定されるものではない。たとえば、図11に示すように、パーキングロックポール106を矢印Cに示すように上方に移動させて、パーキングロックポール106をパーキングギア108に噛合わさせることにより、パーキング状態とするとともにパーキング状態を維持する(パーキングギア108を回転しない状態)としてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係るシフト制御システムの構成を示す図である。 図1のシフト制御機構の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの動作を示す図(動作前)である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの動作を示す図(動作時)である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの構造を示す図(動作前)である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの構造を示す図(動作時)である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの構造を示す図(動作前)である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの構造を示す図(動作時)である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの構造を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの構造を示す図である。 本発明のその他の変形例に係るシフト制御システムにおける異常時車両固定用アクチュエータの作用を示す図である。
符号の説明
10 シフト制御システム、20 Pスイッチ、22 インジケータ、24 入力部、26 シフトスイッチ、28 車両電源スイッチ、30 EFI−ECU、40 SBW−ECU、42 アクチュエータ、46 エンコーダ、48 シフト制御機構、50 表示部、52 メータ、60 駆動機構、70 シフト系統電源異常検出部、100 ディテントプレート、102 マニュアルシャフト、104 ロッド、106 パーキングロックポール、108 パーキングギア、110 ディテントスプリング、112 ころ、120 非Pポジション位置、122 山、124 Pポジション位置、1000、2000、10000、20000 異常時車両固定用アクチュエータ。

Claims (8)

  1. 車両に搭載された自動変速機のシフト切換装置であって、
    運転者による操作に従った電気信号に基づいて、アクチュエータにより機械要素を動かして複数のシフトポジションの中から前記操作に対応する1つのシフトポジションに切換えるためのシフト切換手段と、
    前記運転者がシフトポジションをパーキングポジションに切換えるように操作した場合には、前記機械要素を介してパーキングギアをロックするための手段と、
    前記アクチュエータの作動状態に関わらず、前記パーキングギアをロックするロック機構とを含み、
    前記ロック機構は、前記運転者の操作により作動される、前記パーキングギアの歯部の間の谷部に向けて進退可能な部材を含み、
    前記部材は、前記パーキングギアをロックするための手段と異なる位置に設けられる、自動変速機のシフト切換装置。
  2. 前記部材が作動して前記谷部に向けて進行すると、前記部材が前記歯部に噛合う、請求項に記載の自動変速機のシフト切換装置。
  3. 前記ロック機構は、
    前記谷部に向けて前記部材を進行させる弾性部材と、
    前記運転者の操作により作動される、前記部材の進行を阻止するストッパーとをさらに含む、請求項またはに記載の自動変速機のシフト切換装置。
  4. 前記ロック機構は、前記アクチュエータの電力供給線とは別系統の電力供給線を介して供給された電力により発生する力および電力を必要としない機械的な力の少なくとも一方の力により作動される、請求項1〜のいずれかに記載の自動変速機のシフト切換装置。
  5. 前記自動変速機のシフト切換装置は、前記車両が走行可能な状態の場合には、前記ロック機構の作動を禁止するための禁止手段をさらに含む、請求項1〜のいずれかに記載の自動変速機のシフト切換装置。
  6. 前記禁止手段は、前記車両に搭載され、前記車両の走行源により作動される発電機構の状態に基づいて、前記ロック機構の作動を禁止するための手段を含む、請求項に記載の自動変速機のシフト切換装置。
  7. 前記禁止手段は、前記車両に搭載され、前記発電機構から供給される電力に基づいて、前記ロック機構の作動を禁止するための手段を含む、請求項に記載の自動変速機のシフト切換装置。
  8. 前記禁止手段は、弾性力により前記パーキングギアの前記歯部の間の前記谷部に向けて進行させる前記部材の進行を阻止するストッパーを用いて、前記部材の進行を阻止するための手段を含む、請求項のいずれかに記載の自動変速機のシフト切換装置。
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