JP2003130210A - 車両のレンジ切り替え装置 - Google Patents

車両のレンジ切り替え装置

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JP2003130210A
JP2003130210A JP2001327048A JP2001327048A JP2003130210A JP 2003130210 A JP2003130210 A JP 2003130210A JP 2001327048 A JP2001327048 A JP 2001327048A JP 2001327048 A JP2001327048 A JP 2001327048A JP 2003130210 A JP2003130210 A JP 2003130210A
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Japan
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range
switching
shift
manual
position sensor
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JP2001327048A
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English (en)
Inventor
Shigeo Tsuzuki
繁男 都築
Jiro Maeda
治郎 前田
Naoki Ogoshi
直樹 大越
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】位置センサのフェールと手動解除機構の誤操作
を判別する。 【解決手段】自動変速機の変速レンジを切り換える切り
換えバルブ2、切り替えバルブをシフトレバー25によ
り指示されたシフト位置に位置決めする切り替えバルブ
制御手段、切り替えバルブがパーキングレンジにある時
に、切り替えバルブを、パーキングレンジから他の変速
レンジへ手動で操作することの出来る手動解除機構6
0、切り替えバルブの位置を検出する位置センサ21、
位置センサがフェールしているか、手動解除機構が操作
されているかを判定するフェール/誤操作判定手段及
び、フェール/誤操作判定手段により、前記手動解除機
構が操作されているものと判定された場合に、手動解除
機構の操作を禁止し得る操作禁止手段を有する。位置セ
ンサのフェールと手動解除機構の誤操作を的確に判別す
ることが出来、その後の制御を適切に行うことが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌に搭載され
る、シフトバイワイヤシステムによるレンジ切替え装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、シフトレバーからのレンジ選択を
電気的な信号により伝達し、駆動モータ(及び電磁クラ
ッチ)などから構成されるレンジ切替え装置を駆動し
て、自動変速機の油圧制御装置のレンジを切替える、い
わゆるシフトバイワイヤシステムによるレンジ切替え装
置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような電気的な信号により走行レンジを切替えるレンジ
切替え装置では、例えば断線、ショートなどの故障が発
生した場合(フェール時)に、走行レンジを切替えるこ
とができず、特にシフトレバーがパーキング位置(Pレ
ンジ)を選択した状態であると、ディテントレバーによ
り駆動されるパーキング機構を解除することができな
い。そのため、その故障した車輌を移動することができ
ないなどの問題があった。
【0004】そこで、フェール時に、切り替えバルブを
パーキングレンジから後退レンジを経由してニュートラ
ルレンジまで手動で移動させ、パーキングレンジに連動
するパーキング機構を解除することの出来る手動解除機
構を備えたものが提案されている。
【0005】しかし、手動解除機構が操作されると、切
り替えバルブがシフトレバーが指示する走行レンジ位置
とは相違する形で駆動されることとなるので、レンジ切
り替え装置がフェールしていない状態では、手動解除機
構が不用意に駆動されないようにする必要がある。
【0006】一方で、切り替えバルブの位置は、位置セ
ンサにより常時監視されており、切り替えバルブがシフ
トレバー等のシフト指示手段が指示する走行レンジ位置
とは相違する位置に位置決めされることを防止してい
る。
【0007】そこで、位置センサの出力を利用して、レ
ンジ切り替え装置がフェールしていない状態で、手動解
除機構が不用意に駆動されたことを検知し、直ちに手動
解除機構による切り替えバルブの駆動を禁止する制御を
行うことが望ましいが、万一、位置センサ自体がフェー
ルしてしまった場合には、手動解除機構の誤操作を検出
できなくなるばかりか、フェールした状態の位置センサ
の信号に基づいて手動解除機構による切り替えバルブの
駆動が禁止されてしまい、手動解除機構の機能が失われ
てしまう危険性がある。また、逆に、位置センサが正常
でも、手動解除機構が誤操作された場合、位置センサの
フェールと区別がつかなくなり、適切な制御が出来なく
なる不都合も生じる。
【0008】本発明は、上記した事情に鑑み、位置セン
サのフェールと手動解除機構の誤操作を判別することが
出来る、車両のレンジ切り替え装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の変速レンジを切り替え得る切り替え手段(3、5、
7、9、10など)と、前記切り替え手段を切り替え駆
動する駆動モータ(12)、前記複数の変速レンジより
所望の変速レンジを指示するシフト指示手段(25)、
該シフト指示手段によるシフト指示に応じて前記駆動モ
ータを制御して前記切り替え手段を前記シフト指示手段
により指示された変速レンジに切り替える切り替え制御
手段(19、20、21、22、23など)、前記切り
替え手段を他の変速レンジへ手動で操作することの出来
る手動切り替え機構(60)、前記切り替え機構の誤操
作を検出する誤操作検出手段(フェール/誤操作防止プ
ログラムFMP1、FMP2、FMP3など)と、該誤
操作検出手段によって手動切り替え機構の誤操作を検出
したときに、前記手動切り替え機構の操作を禁止し得る
操作禁止手段(フェール/誤操作防止プログラムFMP
1、FMP2、FMP3のステップS14など)、を有
して構成される。
【0010】請求項2の発明は、前記切り替え制御手段
のフェールを検出するフェール検出手段(フェール/誤
操作防止プログラムFMP1、FMP2、FMP3な
ど)を有し、前記誤操作検出手段は、前記フェール検出
手段によって前記切り替え制御手段のフェールを検出し
ていない場合であって、前記シフト指示手段によりレン
ジの切り替えが指示されていない時に、前記手動切り替
え機構の操作を検出した時、前記手動切り替え機構の誤
操作と判定するように構成される。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記切り替え手段の位置を検出する位置センサ(2
1)を有し、前記フェール検出手段は前記位置センサの
フェールを検出することを特徴として構成される。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記フェール検出手段(フェール/誤操作防止プロ
グラムFMP1)は、前記位置センサの信号が変化した
場合、前記位置センサの変化速度を検出し、該変化速度
が所定値以上の場合に、前記位置センサがフェールして
いるものと判定することを特徴として構成される。
【0013】請求項5の発明は、前記切り替え手段に設
けられたクラッチ手段(30)を有し、前記操作禁止手
段は、前記クラッチ手段を係合することにより、前記手
動切り替え機構の操作を禁止し得ることを特徴として構
成される。
【0014】請求項6の発明は、請求項5記載の発明に
おいて、前記切り替え手段は、前記駆動モータの回転を
減速して前記クラッチ手段に伝達する減速機構(12
b、13)を有することを特徴として構成される。
【0015】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、前記クラッチ手段と前記駆動モータとの間に、駆動
モータの回転のみを前記クラッチ手段側に伝達する逆転
防止機構(12b、13)が設けられて構成される。
【0016】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記逆転防止機構は、ウォーム(12b)とウォー
ムホイール(13)から構成される。
【0017】請求項9の発明は、自動変速機の変速レン
ジを、ニュートラル(N)レンジ、前進(D)レンジ、
後退(R)レンジ、パーキング(P)レンジの間で切り
換え得る切り換えバルブ(2)、前記切り替えバルブを
切り替え駆動する駆動モータ(12)、前記駆動モータ
と前記切り替えバルブとの間に設けられ、前記駆動モー
タの駆動力を前記切り替えバルブに伝達する動力伝達機
構(46)、前記自動変速機の変速レンジを指示するシ
フト指示手段(25)、該シフト指示手段によるシフト
指示に応じて前記駆動モータを制御して、前記切り替え
バルブを前記シフト指示手段により指示されたシフト位
置に位置決めする切り替えバルブ制御手段(19、2
0、21、22)前記切り替えバルブがパーキングレン
ジにある時に、前記切り替えバルブを、前記パーキング
レンジから他の変速レンジへ手動で操作することの出来
る、手動解除機構(60)、前記切り替えバルブの位置
を検出する位置センサ(21)、前記位置センサがフェ
ールしているか、前記手動解除機構が操作されているか
を判定するフェール/誤操作判定手段(フェール/誤操
作判定プログラムFMP1、FMP2、FMP3のステ
ップS10、ステップS11、ステップS12、ステッ
プS15、ステップS16)及び、前記フェール/誤操
作判定手段により、前記手動解除機構が操作されている
ものと判定された場合に、前記手動解除機構の操作を禁
止し得る操作禁止手段(フェール/誤操作判定プログラ
ムFMP1、FMP2、FMP3のステップS14)、
を有して構成される。
【0018】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、フェール/誤操作判定手段は、前記シフト指示手
段が操作されていない場合で、前記位置センサの信号が
変化した場合、前記位置センサの信号の変化速度を演算
し、該変化速度が所定値(N mV/sec)以下の場
合には、前記手動解除機構が操作されているものと判定
し、該変化速度が所定値以上の場合には、前記位置セン
サがフェールしているものと判定することを特徴として
構成される。
【0019】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、フェール/誤操作判定手段は、前記シフト指示手
段が操作されていない場合で、前記位置センサの信号が
変化している場合、手動解除機構の切り替えバルブ操作
素子(61、リリースケーブル、リリースレバーなど)
が操作されているか否かを判定し、前記切り替えバルブ
操作素子が操作されているものと判定された場合には、
前記手動解除機構が操作されているものと判定し、前記
切り替えバルブ操作素子が操作されていないものと判定
された場合には、前記位置センサがフェールしているも
のと判定することを特徴として構成される。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、手動切り替え
機構が誤って操作され、ある変速レンジから他の変速レ
ンジへ切り替えられた場合でも、誤操作検出手段により
当該誤操作が検出され、操作禁止手段が当該手動切り替
え機構の操作を禁止することが出来るので、不用意に他
の変速レンジに切り替えられることが未然に防止され
る。
【0021】請求項2の発明によれば、誤操作検出手段
は、前記フェール検出手段によって前記切り替え制御手
段のフェールを検出していない場合であって、前記シフ
ト指示手段によりレンジの切り替えが指示されていない
時に、前記手動切り替え機構の操作を検出した時、前記
手動切り替え機構の誤操作と判定するので、誤操作の検
出は、切り替え制御手段が正常な場合に限られるので、
的確に誤操作を判別することが出来、信頼性の高い車両
のレンジ切り替え装置の提供が可能となる。
【0022】請求項3の発明によれば、フェール検出手
段は、切り替え制御手段のフェールに直結する位置セン
サのフェールを検出するとが出来るので、信頼性が高
い。
【0023】請求項4の発明によれば、位置センサの信
号の変化速度が所定値(N mV/sec)以上の場合
には、位置センサがフェールしているものと判定するの
で、位置センサのフェール特性に着目した正確な判定が
可能となる。
【0024】請求項5の発明によれば、クラッチ手段が
係合することにより、切り替え手段と駆動モータが直結
され、駆動モータを非駆動状態とすることで、切り替え
手段の移動を禁止することが可能となり、手動切り替え
機構の操作を禁止することが容易となる。
【0025】請求項6の発明によれば、減速機構によ
り、クラッチ手段を係合させた状態で、切り替え手段の
駆動に際して大きなトルクが必要となり、手動切り替え
機構の操作を禁止することが容易となる。
【0026】請求項7の発明によれば、逆転防止機構に
より、クラッチ手段を係合させた状態での切り替え手段
の駆動が、逆転防止機構の下流側からは困難となり、手
動切り替え機構の操作を禁止することが容易となる。
【0027】請求項8の発明によれば、ウォーム(12
b)とウォームホイール(13)の簡単な構成で逆転防
止機構を構成することが出来る。
【0028】請求項9の発明によれば、フェール/誤操
作判定手段(フェール/誤操作判定プログラムFMP
1、FMP2、FMP3のステップS10、ステップS
11、ステップS12、ステップS15、ステップS1
6)が、位置センサがフェールしているか、前記手動解
除機構が操作されているかを判定するので、位置センサ
のフェールと手動解除機構の誤操作を的確に判別するこ
とが出来、その後の制御を適切に行うことが出来る。
【0029】請求項10の発明によれば、位置センサの
信号の変化速度が所定値(N mV/sec)以下の場
合には、手動解除機構が操作されているものと判定し、
変化速度が所定値以上の場合には、位置センサがフェー
ルしているものと判定するので、判定のための特別な装
置が不要で、簡単な構成で正確な判定が可能となる。
【0030】請求項11の発明によれば、手動解除機構
の切り替えバルブ操作素子(61、リリースケーブル、
リリースレバーなど)が操作されているか否かで手動解
除機構が操作されているか否かを判定するので、確実な
判定が可能となる。
【0031】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、車輌のレンジ切り替え装
置の一例を示す図、図2は、バルブ駆動装置の出力歯車
を示す一部省略断面図、図3は、手動操作装置の一例を
示す斜視図、図4は、図3の手動操作装置を示す平面
図、図5は、レンジ切り替え装置の駆動部分の一例を示
す正面図、図6は、ディテントレバーの一例を示す図、
図7は、ディテントレバーとディテントスプリングの係
合状態の詳細を示す拡大図、図8は、レンジ切り替え装
置の動作説明用のフローチャート、図9は、フェール判
定/誤操作防止プログラムの一例を示すフローチャー
ト、図10は、位置センサの出力信号状態を示すタイム
チャート、図11は、フェール判定/誤操作防止プログ
ラムの別の例を示すフローチャート、図12は、フェー
ル判定/誤操作防止プログラムの更に別の例を示すフロ
ーチャートである。
【0033】レンジ切り替え装置1は、図1に示すよう
に、切り替えバルブとしてのマニュアルバルブ2を有し
ている。マニュアルバルブ2は、自動変速機のカバー8
の一部を構成するバルブボディ3に収納されている。マ
ニュアルバルブ2はバルブボディ3内をバルブのスプー
ル2aの軸心方向である矢印A、B方向に移動自在に設
けられている。マニュアルバルブ2を矢印A、B方向に
移動させて、所定位置に位置決めすることにより、自動
変速機は図中矢印A側から矢印B側に向けて、順次P、
R、N、D、Dsレンジに切り替えられるようになって
いる。
【0034】マニュアルバルブ2の矢印A側先端には、
2枚の円板2b、2bからなる係合溝2cが形成されて
いる。係合溝2cにはディテントレバー5が、該ディテ
ントレバー5のアーム部5bに植設されたピン5aを介
して係合している。ディテントレバー5は、図6に示す
ように、板状の本体5cを有している。本体5cの図中
上部には、5個のレンジ係合溝5d、5e、5f、5
g、5hが所定の間隔で形成されている。各レンジ係合
溝5d、5e、5f、5g、5hは、自動変速機のレン
ジ「P(パーキングレンジ)」、「R(後退レン
ジ)」、「N(ニュートラルレンジ)」、「D(前進レ
ンジ)」、「Ds(前進ローレンジ)」に対応する形
で、図中右から左に順に配列されている。また、本体5
cの図中右方には、前述のピン5aが植設されたアーム
部5bが突出形成されている。本体5cの図中左方に
は、図示しないPレンジにおけるパーキング機構駆動用
のパーキングロッド係合穴5iが貫通穿設されている。
また、本体5cの略中央部には、後述するレンジ制御軸
7が挿着される長方形状の係合穴5jが貫通形成されて
いる。
【0035】本体5cの5個のレンジ係合溝5d、5
e、5f、5g、5hの上部には、図1に示すように、
バルブボディ3または自動変速機のケーシング等に一端
を固着された板ばねからなるディテントスプリング9
が、先端に回転自在に支持されたローラ9aを、5個の
レンジ係合溝5d、5e、5f、5g、5hのうちのい
ずれかの溝に嵌入係合させた形で、自らの弾性により図
中下方に付勢された形で有している。さらに、本体5c
の係合穴5jには、棒状に形成されたレンジ制御軸7
が、ディテントレバー5と一体的に係合している。
【0036】レンジ制御軸7の、図1左方の先端部に
は、断面が長方形の係合部7aが形成されている。係合
部7aには、バルブ駆動装置10が接続している。バル
ブ駆動装置10は、図5に示すように、自動変速機のカ
バー8上などにボルト28などを介して装着されてい
る。バルブ駆動装置10は、図1および図5に示すよう
に、箱状に形成されたケーシング11を有している。ケ
ーシング11には、駆動モータ12が装着されている。
駆動モータ12の出力軸12aには、ウォーム12bが
装着されている。
【0037】ウォーム12bには、ケーシング11の図
5左側に装着された電磁クラッチ30の入力軸37に装
着されたウォームホイール13が噛合している。入力軸
37は円筒状に形成されている。入力軸37の、図5中
左端には、電磁クラッチ30を構成する吸着ロータ32
がスプライン結合された形で設けられている。吸着ロー
タ32の外周部には励磁コイル33が設けられている。
【0038】また、入力軸37の内周には、後述する減
速歯車機構46の動力入力軸38が入力軸37に対して
入れ子状に、かつ同心状に配置された形で回転自在に支
持されている。動力入力軸38は、連結軸39と、連結
軸39の一端に設けられた小歯車35とで形成されてい
る。連結軸39の一端は、ベアリング41によってケー
シング11に支持されている。連結軸39の他端は、ベ
アリング42,43によって、入力軸27に支持されて
いる。連結軸39の複数のベアリング41,42,43
の内、1つのベアリング42は、ウォームホイール13
と軸方向にオーバーラップする位置に配設されている。
【0039】減速歯車機構46の動力入力軸38の左端
には、被吸着ディスク31が接続されている。吸着ロー
タ32と被吸着ディスク31は、互いに対向している。
励磁コイル33を励磁・励磁解除することにより互いに
吸着・解放自在に設けられている。なお、電磁クラッチ
30を含むバルブ駆動装置10は、自動変速機のカバー
8に対して、図5に示すように、間隙GPを介して配置
され、カバー8から伝達される自動変速機が発生する熱
の影響を排除している。
【0040】動力入力軸38の連結軸39に形成された
小歯車35には、ケーシング11に回転自在に支持され
た中間軸36の大歯車36aが噛合している。中間軸3
6には小歯車36bが形成されている。小歯車36bに
は全体が扇形に形成された出力歯車17が噛合してい
る。出力歯車17はケーシング11に回転自在に支持さ
れている。さらに、出力歯車17の中心部には、長方形
の係合穴17aが穿設され(図1参照)ている。この係
合穴17aには、前述のレンジ制御軸7の係合部7aが
嵌入係合している。
【0041】なお、減速歯車機構46を構成する、電磁
クラッチ30の小歯車35、中間軸36の大歯車36
a、小歯車36b、および出力歯車17などの歯車列
と、駆動モータ12は、電磁クラッチ30の入力軸37
内に減速歯車機構46の動力入力軸38が入れ子状でか
つ同心状に配置されて、入力軸37および減速歯車機構
46の動力入力軸38が図5右方などの同方向に取り出
されていることから、図5に示すように、図中上下方向
に整列した形で配置されている。
【0042】駆動モータ12には、図1に示すように、
モータ駆動制御部19が接続している。モータ駆動制御
部19には、シフト動作制御部20が接続している。シ
フト動作制御部20には、ケーシング11に設けられ
て、レンジ制御軸7、したがって、ディテントレバー5
の位置を検出する位置センサ21と、クラッチ駆動制御
部22と、シフトレバー位置検出部23とが接続されて
いる。シフトレバー位置検出部23には、シフト指示手
段としてのシフトレバー25(または、シフトスイッチ
など)が接続されている。
【0043】位置検知センサ21は、ディテントレバー
5と減速歯車機構46との間で、ディテントレバー5の
切り替え位置を検知するようになっている。なお、位置
センサ21は、レンジ制御軸7の回転角、あるいはディ
テントレバー5の現在位置を検出することができれば、
レンジ制御軸7以外、どこに設けてもよい。
【0044】ケーシング11は、支持板45によって、
吸着ロータ32とウォームホイール13との間を支持さ
れて自動変速機のカバー8に取り付けられている。
【0045】ついで、上記バルブ駆動装置10の出力歯
車17とマニュアルバルブ2との位置関係について図2
に沿って説明する。図2は、バルブ駆動装置10の出力
歯車17を示す一部省略断面図である。上述のように、
出力歯車17は、図2中上方の中間軸36に配設された
小歯車36bに係合されており、駆動モータ12により
電磁クラッチ30を介して小歯車36bが駆動され、該
出力歯車17が矢印C、D方向に駆動される。また、該
出力歯車17の係合部17aは、上述したようにレンジ
制御軸7に係合されており、出力軸17と制御軸7とは
一体的に回転するので、出力歯車17の角度によりマニ
ュアルバルブ2のレンジ位置が決められる。
【0046】出力ギヤ歯車17が、矢印D方向に最も回
転した位置より順に矢印C方向に回転すると、マニュア
ルバルブ2が矢印A方向より順に矢印B方向に駆動され
る。即ち、出力歯車17が矢印D方向の終端側(図中実
線Pに示す角度の位置)にある場合は、ディテントスプ
リング9のローラ9aはレンジ係合溝5dの位置で係合
して、マニュアルバルブ2はパーキング(P)レンジの
位置となり、また、出力歯車17が矢印C方向に所定角
度回転した位置(図中実線Nに示す角度の位置)にある
場合は、ディテントスプリング9のローラ9aはレンジ
係合溝5fの位置で係合して、マニュアルバルブ2はニ
ュートラルレンジの位置となる。
【0047】上述ようにディテントレバー5には、不図
示のパーキング機構を駆動するためのパーキングロッド
がパーキングロッド係合穴5iに連結されており、出力
ギヤ17がパーキングレンジの位置(図中実線Pに示す
角度の位置)にある場合は、レンジ制御軸7及びディテ
ントレバー5を介して該パーキングロッドにより出力軸
に形成されたパーキングギヤが固定され、自動変速機の
出力軸を介して車輌の車輪が固定される。また、出力歯
車17がニュートラルレンジの位置(図中実線Nに示す
角度の位置)にある場合は、レンジ制御軸7及びディテ
ントレバー5を介してパーキングロッドによりパーキン
グギヤの固定が解除され、車輌の車輪は回転自在とな
る。
【0048】また、図4に示すように、バルブ駆動装置
10において、駆動モータ12の回転は、ウォーム12
b、ウォームホイール13、電磁クラッチ30の入力軸
37、吸着ロータ32及び被吸着ディスク31、連結軸
39、小歯車35、中間軸36の大歯車36a、小歯車
36bを経て出力歯車17へ伝達され、係合穴17aに
係合されるレンジ制御軸7を所定回転角度にわたり、図
1矢印C、D方向に回転駆動させる。なお、図4中の符
号14は、モータ制御部19及びクラッチ駆動制御部2
2からの信号を伝達するための配線である。
【0049】図3及び図4に示すように、出力歯車17
は、上方視略々扇状からなり、該扇状の一端側面には突
起部17bを有している。一方、ケーシング11の駆動
モータ12の反対側(図3中上方、図4中下方)には、
孔11aが穿設形成されており、手動操作装置(手動解
除機構)60は、ケーシング11内の一端側壁の略々全
体に沿って、かつ該孔11aを貫通する形でケーシング
11の外部に突出して、図中矢印E、F方向に沿って配
置されている。
【0050】手動操作装置60は、ロッド61と、その
先端に配置された取手63(不図示の手動操作機構など
が連結される場合は連結部63)とからなり、ロッド6
1には溝部61aが形成されて、該溝部61aと出力歯
車17とが重なり合うように配置されている。該溝部6
1aは、出力歯車17が駆動モータ12により駆動され
る際には、干渉することのないように形成されている
(融通機構)。また、該溝部61aの一端側の段差部分
が、上記出力歯車17の突起部17bとの当接部61b
となっている。
【0051】次に、レンジ切り替え装置1の動作につい
て説明する。車両の運転中において、レンジ切り替え装
置1のシフト動作制御部20は、シフトレバー位置検出
部23を介して、ドライバが操作することによるシフト
レバー25の位置に変動が有ったか否かを判定する(図
8のフローチャート参照、(S−1))。シフトレバー
25からは、シフト位置に応じてシフト信号S1が電気
信号としてシフトレバー位置検出部23に出力される。
シフトレバー位置検出部23は当該信号S1によって、
現在シフトレバー25で選択されているシフト位置を演
算し、シフト動作制御部20にシフト位置信号S2とし
て出力している。したがって、シフト動作制御部20
は、当該シフト位置信号S2を監視することにより、シ
フトレバー位置に変動が有ったか否かは、容易に判定す
ることができる(S−2)。
【0052】シフト動作制御部20によりシフトレバー
位置に変動があったものと判定された場合には、それま
でシフトレバー25により選択されていたシフトポジシ
ョン(「現在のシフトポジション」と称する)に対し
て、シフトレバーの位置変動の結果、選択されたシフト
ポジション(「目標のシフトポジション」と称する)を
比較し、現在のシフトポジションから目標のシフトポジ
ションへシフトポジションを移動させるには、駆動モー
タ12を正回転させるべきか否かを判定する。
【0053】すなわち、マニュアルバルブ2のレンジ位
置は、図1に示すように、矢印A、B方向に亙って直線
的に設定されているので、現在のシフトポジションと目
標のシフトポジションとのレンジ位置関係により、駆動
モータ12を正転させるか、逆転させるか判定させる必
要がある。ここでは、シフト動作制御部20は、レンジ
をP→R→N→D方向に切り替える場合、例えばRレン
ジからNレンジを経由してDレンジに切り替える場合な
どは、駆動モータ12を正転させるものと判定し、逆に
レンジをD→N→R→P方向に切り替える場合、例えば
DからN、Rレンジを経由してPレンジに切り替える場
合などは、駆動モータ12を逆転させるものと判定す
る。
【0054】こうして、駆動モータ12の回転方向がシ
フト動作制御部20により判定されたところで、シフト
動作制御部20はクラッチ駆動制御部22に対して電磁
クラッチ30の接続を指令するともに、モータ駆動制御
部19に対して駆動モータ12を、判定された回転方向
に回転させるように指令する。
【0055】これを受けて、クラッチ駆動制御部22は
電磁クラッチ30の励磁コイル33を励磁して被吸着デ
ィスク31と吸着ロータ32を接続させるとともに(S
−3)、モータ駆動制御部19は駆動モータ12を、先
ほど判定された方向に回転駆動させる(S−4)。これ
により、駆動モータ12の回転は、ウォーム12b、ウ
ォームホイール13、電磁クラッチ30の入力軸37、
吸着ロータ32、被吸着ディスク31、減速歯車機構4
6の動力入力軸38、小歯車35、中間軸36の大歯車
36a、小歯車36bを経て出力歯車17へ伝達され、
レンジ制御軸7を所定回転角度にわたり、図1矢印C、
D方向に回転駆動させる。
【0056】すると、ディテントレバー5もアーム部5
bとともに、矢印C、D方向に所定角度回転し、ピン5
aはアーム部5bとともに矢印C、D方向に所定角度回
転する。ピン5aが矢印C、D方向に所定角度回転する
と、ピン5aの図6矢印A、B方向における位置は矢印
C、D方向の回転角度量に応じて変動する。それによ
り、ピン5aと係合溝2cを介して係合しているマニュ
アルバルブ2のスプールも、ピン5aの矢印A、B方向
における移動量と同じ量だけ、矢印A、B方向に移動駆
動されて、マニュアルバルブ2のレンジが、図1矢印A
側から順次P−R−N−D−Dsレンジへと切り替えら
れる。
【0057】例えば、レンジPからレンジRへレンジを
切り替える場合には、駆動モータ12によりレンジ制御
軸7を介して矢印C方向に回転駆動されるディテントレ
バー5の、レンジ係合溝5dに嵌入係合していたディテ
ントスプリング9のローラ9aは、図6に示すように、
レンジ係合溝5dからレンジ係合溝5e方向に向けて突
起5k上を、ディテントスプリング9の弾性に抗する形
で図中上方に移動を開始する。こうして、駆動モータ1
2が回転駆動されていくうちに、ディテントスプリング
9のローラ9aは、図7に示すように、突起5kの頂部
5lよりもややレンジ係合溝5e側に移動を完了した状
態となる。シフト動作制御部20は、位置センサ21か
らの信号S3により、マニュアルバルブ2の位置、従っ
て、ディテントレバー5の位置を、レンジ制御軸7を介
して常に検出している(図8のS−5)。ディテントス
プリング9のローラ9aの図7矢印C、D方向における
位置は一定であることから、シフト動作制御部20は、
ディテントスプリング9のローラ9aが、突起5kの頂
部5lよりもややレンジ係合溝5e側に移動を完了した
状態を位置センサ21の出力から容易に検出することが
できる。
【0058】ディテントスプリング9のローラ9aが、
突起5kの頂部5lよりもややレンジ係合溝5e側に移
動を完了した状態が検出されたところで、シフト動作制
御部20は、クラッチ駆動制御部22に対して電磁クラ
ッチ30の解放を指令するとともに(図8のS−6)、
モータ駆動制御部19に対して駆動モータ12の停止を
指令する。
【0059】これを受けて、クラッチ駆動制御部22
は、直ちに電磁クラッチ30の励磁コイル33の励磁を
解除し(図8のS−7)、吸着ロータ32と被吸着ディ
スク31の吸着接続状態を解除して駆動モータ12から
の駆動力が減速歯車機構46の動力入力軸38に伝達さ
れないようにするとともに、モータ駆動制御部19は駆
動モータ12の回転駆動を停止する(図8のS−8)。
すると駆動モータ12からの回転力は、以後出力歯車1
7側に伝達されることはなくなり、電磁クラッチ30の
被吸着ディスク31から下流の、減速歯車機構46の動
力入力軸38から中間軸36、出力歯車17およびディ
テントレバー5までの駆動機構は、何らかの位置決め動
作が行われない限り、自由回転状態となる。
【0060】この状態では、自らの弾性に抗する形で図
7上方に移動していたディテントスプリング9のローラ
9aから、ディテントレバー5に対してディテントレバ
ー5を矢印C方向に回転させようとする回転モーメント
が作用し、ディテントレバー5は、ディテントスプリン
グ9のローラ9aを係合溝5e中に嵌入させる形で所定
角度矢印C方向に回転する。ローラ9aが係合溝5e中
に嵌入すると、ディテントレバー5は、ディテントスプ
リング9により、当該所定位置、すなわち、Rレンジ位
置に位置決め保持されることとなる。ここで、最終的に
目標レンジに達しているか否かを位置センサ21で確認
し(図8のS−9)、目標レンジであれば、そのまま終
了し、目標レンジと異なっていれば、再度、目標レンジ
になるようにレンジ切り替え装置を制御する。
【0061】このとき、被吸着ディスク31に比して比
較的質量の大きな電磁クラッチ30の吸着ロータ32に
は、駆動モータ12の駆動停止後においても慣性力が作
用して回転を継続しようとするが、吸着ロータ32は入
力軸37を介して駆動モータ12側に接続されているの
で、該慣性力がディテントレバー5を回転させる方向に
作用することはなく、ディテントスプリング9によるデ
ィテントレバー5の位置決めは、吸着ロータ32の慣性
力によるオーバーランが生じることなく、適正な状態で
行われる。また、吸着ロータ32と駆動モータ12はウ
ォームホイール13とウォーム12bによる逆転防止機
構を介して接続されているので、吸着ロータ32の慣性
力による回転は該逆転防止機構により適正に防止され
る。
【0062】目標のシフトポジションがRレンジではな
く、さらに、次のN、Dレンジなどであった場合でも同
様に、位置センサ21により、ディテントスプリング9
のローラ9aが、目標シフトポジションに対応したレン
ジ係合溝の直前の突起5kの頂部5lよりもややレンジ
係合溝5f、5g側に移動を完了した状態を、シフト動
作制御部20が検出するまで、駆動モータ12は引き続
き回転駆動される。これにより、出力歯車17は図1矢
印C方向にさらに、回転し、レンジ制御軸7もディテン
トレバー5とともに矢印C方向に回転し、ディテントス
プリング9のローラ9aはレンジ係合溝5eから5f方
向に向けて突起5k上を移動し、さらに、目標シフトポ
ジションに対応したレンジ係合溝に向けて駆動モータ1
2により移動駆動される。
【0063】こうして、ディテントスプリング9のロー
ラ9aが、目標シフトポジションに対応したレンジ係合
溝の直前の突起5kの頂部5lよりもレンジ係合溝5f
または5gまたは5h側に移動を完了した状態が検出さ
れたところで、シフト動作制御部20は、前述と同様
に、クラッチ駆動制御部22に対して電磁クラッチ30
の解放を指令するとともに、モータ駆動制御部19に対
して駆動モータ12の停止を指令する。
【0064】これを受けて、クラッチ駆動制御部22は
直ちに電磁クラッチ30の励磁コイル33の励磁を解除
し、吸着ロータ32と被吸着ディスク31の吸着接続状
態を解除して、電磁クラッチ30の被吸着ディスク31
から下流の、減速歯車機構46の動力入力軸38から中
間軸36、出力歯車17およびディテントレバー5まで
の駆動機構を自由回転状態とする。
【0065】そして、自らの弾性に抗する形で図7上方
に移動していたディテントスプリング9のローラ9aに
より、ディテントレバー5を矢印C方向に回転させる形
で、ローラ9aを係合溝中に嵌入させる。これにより、
ディテントレバー5は、ディテントスプリング9によ
り、目標シフトポジションに対応するレンジ位置に位置
決め保持されることとなる。
【0066】なお、駆動モータ12を逆回転させて、レ
ンジをD→N→R→P方向に切り替える場合も、まった
く同様である。
【0067】また、駆動モータ12が何らかの理由で故
障し、回転駆動が不能となった場合でも、シフトポジシ
ョンが選択されている状態では、電磁クラッチ30は解
放状態にあり、駆動モータ12とディテントレバー5は
接続が解除されているので、マニュアルバルブ2は、レ
ンジ制御軸7やディテントレバー5を介して、駆動モー
タ12を切り離した形で、後述するように手動操作によ
り操作することができる。
【0068】この機構は、例えば断線、ショートなどが
発生して、駆動モータ12(又は電磁クラッチ30)が
駆動しないような場合に、シフトレンジ操作部である上
記バルブ駆動装置10の出力歯車17に、手動により矢
印D方向の端側より矢印C方向に所定角度回転させる操
作をし得る手動操作手段を一体的に備えることで、マニ
ュアルバルブ2をパーキングレンジよりニュートラルレ
ンジにするようなシフトレンジ切替え操作が可能とな
り、そうした故障が発生した車輌の移動を可能にするも
のである。
【0069】ロッド61が取手63などを介して矢印F
方向に操作されると、突起部17bと当接部61bとが
当接し、機械的に出力歯車17が矢印C方向に連動され
る。この際、出力歯車17が連動されると、小歯車36
b、大歯車36a及び小歯車35なども連動されるが、
上述のようにシフト操作時以外では電磁クラッチ30が
切断されているため、手動操作装置60の操作を妨げる
ことはない。なお、図4に示すように、ロッド61にロ
ーラ64を配設し、該ロッド61の移動をより滑らかに
するようにしてもよい。
【0070】例えばシフトレバー25がパーキングレン
ジに位置している場合には、出力歯車17は、図2に示
すように、矢印D方向に回転した終端側であるパーキン
グレンジの位置(図2中実線Pで示す角度の位置)にあ
り、突起部17bは図2中破線で示す位置にある。例え
ば駆動モータ12が機能しない状態である(かつ電磁ク
ラッチ30が解放状態である)場合(例えば断線、ショ
ートなどが発生したようなフェール時)には、ロッド6
1を矢印F方向に移動すると、突起部17bと当接部6
1bとが当接し、機械的に出力歯車17を矢印C方向に
所定量連動して、ニュートラルレンジの位置(図2中実
線Nで示す角度の位置)にすることができる。
【0071】以上のように、レンジ切り替え装置1の手
動操作装置60は、駆動モータ12によるマニュアルバ
ルブ2の操作時、つまりレンジ切り替え装置1の操作時
には、出力歯車17に干渉しないので駆動モータ12な
どに負担をかけることを防ぐことができる。また、駆動
モータ12が機能しない状態である(かつ電磁クラッチ
30が解放状態である)場合は、バルブ駆動装置10の
歯車列、上記レンジ制御軸7及びディテントレバー5の
操作を可能にして、マニュアルバルブ2をパーキングレ
ンジの位置よりニュートラルレンジの位置に手動により
操作することができる。それにより、例えば断線、ショ
ートなどの故障が発生した車輌の移動を可能にすること
ができる。
【0072】また、手動操作装置60は、バルブ駆動装
置10の外部に突出したロッド61の先端部分が、該バ
ルブ駆動装置10に沿って一体的に配置されているた
め、特に大きなスペースが不用であり、バルブ駆動装置
10、並びに車輌のレンジ切替え装置1の配置に対する
影響を少なくすることができる。
【0073】このように、電気モータ12が機能しない
などのレンジ切り替え装置1のフェール時には、上記し
たように手動操作装置60をドライバが手動操作するこ
とにより手動で、パーキングレンジの位置よりRレンジ
を経由してニュートラルレンジの位置に操作して、故障
が発生した車輌の移動を可能とするが、フェール時以外
に、手動操作装置60が誤操作された場合には、駐車中
の車両がパーキングレンジよりRレンジに入ってしま
い、急発進してしまう危険性がある。
【0074】そこで、シフト動作制御部20は、車両の
運転中は、図9に示すフェール判定/誤操作防止プログ
ラムFMP1を定期的に実行して、レンジ切り替え装置
1が正常状態で手動操作装置60が操作されて、Rレン
ジに入った場合に、車両が後方に急発進してしまうよう
な事態を防止する。また、その際、手動操作装置60の
移動を正しく検出するには、ディテントレバー5、従っ
て、マニュアルバルブ2の位置を検出する位置センサ2
1が、フェールせずに正しく動作していることを確認す
る必要がある。
【0075】即ち、フェール判定/誤操作防止プログラ
ムFMP1は、ステップS10で、シフト指示手段であ
るシフトレバー25などがドライバにより操作されて、
レンジセレクトスイッチが操作されているか否かをシフ
ト信号S1の有無で判定する。シフトレバー25などが
操作されて、レンジセレクトスイッチが操作されている
場合は、通常の変速動作であり、マニュアルバルブ2
(ディテントレバー5)の位置を検出する位置センサ2
1の信号S3が変化することは当然であることから、手
動操作装置60の誤操作は生じていないものと判定し、
フェール判定/誤操作防止プログラムFMP1の実行を
終了する。
【0076】ステップS10で、シフトレバー25、従
って、レンジセレクトスイッチが操作されていないと判
定された場合には、ステップS11に入り、位置センサ
21の信号S3の出力が変化しているか否かを判定し、
位置センサ21の信号S3の出力が変化していない場合
には、手動操作装置60の誤操作及び位置センサ21の
フェールがないものと判定して、フェール判定/誤操作
防止プログラムFMP1の実行を終了する。
【0077】ステップS11で、位置センサ21の信号
S3の出力が変化しているものと判定された場合には、
ステップS12に入り、当該信号S3の変化速度を演算
し、変化速度が所定の値、即ちN mV/sec以上で
あるか否かを判定する。即ち、位置センサ21がフェー
ルした場合には、通常その信号S3は、図10(a)に
示すように、フェールした時点T1から、急激に変化す
る傾向があり、また手動操作装置60が操作されてマニ
ュアルバルブ2(ディテントレバー5)の位置が変化
し、当該マニュアルバルブ2の位置の変化を位置センサ
21が捕捉した際の信号S3の変化は、図10(b)に
示すように、位置センサ21がフェールした際の変化よ
りも変化速度が小さい傾向がある。
【0078】そこで、所定の変化速度N mV/sec
を閾値として、当該変化速度NmV/secよりも変化
速度が大きな場合には、ステップS13に入り、位置セ
ンサ21がフェールしたものと判定し、当該変化速度N
mV/secよりも変化速度が小さな場合には、手動
操作装置60が誤操作されたものと判定する。なお、位
置センサ21がフェールしたものと判定された場合に
は、その旨をドライバに告知し、車両停止などの適宜な
処置を取るように促す。
【0079】ステップS12で、手動操作装置60が誤
操作されたものと判定された場合には、ステップS14
に入り、シフト動作制御部20は、クラッチ駆動制御部
22に対して電磁クラッチ30のONを指令する。これ
を受けて、クラッチ駆動制御部22は、電磁クラッチ3
0を駆動して、駆動モータ12と減速歯車機構46を機
械的に接続する。手動操作装置60は、既に述べたよう
に、減速歯車機構46の出力側、即ち、出力歯車17に
設けられているので、電磁クラッチ30が接続されるこ
とにより、手動操作装置60による出力歯車17の回転
操作は極めて多くのトルクを必要とするばかりか、駆動
モータ12と電磁クラッチ30の間に逆転防止機構であ
るウォーム12bとウォームホイール13が配置されて
いるので、手動操作装置60の操作は困難となり、マニ
ュアルバルブ2がそれまでのP(パーキング)レンジな
どから不用意にR(後退)レンジなどに入ることが未然
に防止される。
【0080】ステップS12で、手動操作装置60が操
作されているか否かを判定するのに位置センサ21の信
号S3の変化速度を演算することで判断したが、手動操
作装置60のロッド61などをリリースケーブルなどを
用いて駆動するタイプのものは、図11に示すフェール
判定/誤操作防止プログラムFMP2に示すように、当
該リリースケーブルが動いているか否かを判定して、動
いている場合には、ステップS15で、電磁クラッチ3
0をONとして、手動操作装置60の誤操作を禁止す
る。また、リリースケーブルが動いていないものと判定
された場合には、手動操作装置60が操作されていない
ことから、ステップS10及びステップS11の結果、
即ち、シフトレバー25が操作されていないにも係わら
ず、位置センサ21の信号S3が変化していることか
ら、ステップS13で位置センサ21がフェールしてい
るものと判断する。
【0081】なお、フェール判定/誤操作防止プログラ
ムFMP2は、図9に示すフェール判定/誤操作防止プ
ログラムFMP1と、ステップS15とステップS12
が相違するだけで後のステップは同一なので、他のステ
ップに関する説明は省略する。この点は、後で説明す
る、図12に示すフェール判定/誤操作防止プログラム
FMP3についても同様である。
【0082】更に、ロッド61やリリースケーブルなど
の手動操作装置60の切り替えバルブ操作素子が、操作
されているか否かを判断する手法としては、多様なもの
が考えられる。例えば、手動操作装置60を運転席に設
けられたリリースレバーなどで操作する構造のものは、
図12に示すフェール判定/誤操作防止プログラムFM
P3のステップS16のように当該リリースレバーが操
作されているか否かを判定することにより行うこともで
きる。即ち、ステップS16で、リリースレバーが操作
されている、従って、手動操作装置60が操作されてい
るものと判定された場合には、ステップS14に入り、
電磁クラッチ30をONとして、手動操作装置60の操
作を禁止する。また、リリースレバーが操作されていな
いものと判定された場合には、手動操作装置60が操作
されていないことから、ステップS10及びステップS
11の結果、即ち、シフトレバー25が操作されていな
いにも係わらず、位置センサ21の信号S3が変化して
いることから、ステップS13で位置センサ21がフェ
ールしているものと判断する。そのほかの、手動解除機
構の切り替えバルブ操作素子が操作されているか否かを
判定する方法としては、手動操作装置60のロッド61
を操作するリリースケーブルの張力を検出する方法など
も考えられる。
【0083】また、手動操作装置60の操作禁止手段と
しては、電磁クラッチ30をONするほかに、機械的に
手動操作装置60の動作を禁止する機械的係止手段など
も用いることが出来る。
【0084】更に、上述の実施例は、手動操作装置60
の手動操作によりパーキングレンジから他のレンジに切
り替える場合を説明したが、手動操作装置60が任意の
レンジを選択できる場合には、任意のレンジから他のレ
ンジへの誤操作を検出して手動操作装置60の操作を禁
止するようにしてもよい。また、手動操作装置60の操
作を禁止した後、ディテントレバー5などを元のレンジ
に戻すように駆動モータ12を制御するようにしてもよ
い。なお、本発明によるレンジ切り替え装置は、自動変
速機だけではなく、電気自動車やハイブリッド車にも適
用することが出来ることは言うまでもない。
【0085】なお、シフトレンジ操作手段としては、ド
ライバのレンジ切り替えの意志を電気信号として出力す
ることができる限り、図1に示すシフトレバー25のほ
かに、シフトボタン、シフトスイッチ、ロータリースイ
ッチ、音声入力装置など各種の態様を採用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、車輌のレンジ切り替え装置の一例を示
す図である。
【図2】図2は、バルブ駆動装置の出力歯車を示す一部
省略断面図である。
【図3】図3は、手動操作装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図4】図4は、図3の手動操作装置を示す平面図であ
る。
【図5】図5は、レンジ切り替え装置の駆動部分の一例
を示す正面図である。
【図6】図6は、ディテントレバーの一例を示す図であ
る。
【図7】図7は、ディテントレバーとディテントスプリ
ングの係合状態の詳細を示す拡大図である。
【図8】図8は、レンジ切り替え装置の動作説明用のフ
ローチャートである。
【図9】図9は、フェール判定/誤操作防止プログラム
の一例を示すフローチャートである。
【図10】図10は、位置センサの出力信号状態を示す
タイムチャートである。
【図11】図11は、フェール判定/誤操作防止プログ
ラムの別の例を示すフローチャートである。
【図12】図12は、フェール判定/誤操作防止プログ
ラムの更に別の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……レンジ切り替え装置 2……切り替えバルブ(マニュアルバルブ) 7……動力伝達機構(レンジ制御軸) 12……駆動モータ 12b……動力伝達機構、逆転防止機構(ウオーム) 13……動力伝達機構、逆転防止機構(ウオームホイー
ル) 17……動力伝達機構(出力歯車) 19……切り替えバルブ制御手段(モータ駆動制御部) 20……切り替えバルブ制御手段(シフト動作制御部) 21……切り替えバルブ制御手段(位置センサ) 22……切り替えバルブ制御手段(クラッチ駆動制御
部) 25……シフト指示手段(シフトレバー) 30……クラッチ手段(電磁クラッチ) 46……動力伝達機構、減速機構(減速歯車機構) 60……手動解除機構(手動操作装置) 61……バルブ操作素子(ロッド)
フロントページの続き (72)発明者 大越 直樹 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J067 AA01 AB22 AB23 AC12 BA58 DB32 DB33 FB73 FB76 GA01 3J552 MA01 MA26 NA01 NB01 NB08 PA19 PB01 PB03 QA10C QB07 RA19 RA20 RB02 UA04 VA62W VD00W

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変速レンジを切り替え得る切り替
    え手段と、 前記切り替え手段を切り替え駆動する駆動モータ、 前記複数の変速レンジより所望の変速レンジを指示する
    シフト指示手段、 該シフト指示手段によるシフト指示に応じて前記駆動モ
    ータを制御して前記切り替え手段を前記シフト指示手段
    により指示された変速レンジに切り替える切り替え制御
    手段、 前記切り替え手段を他の変速レンジへ手動で操作するこ
    との出来る手動切り替え機構、前記切り替え機構の誤操
    作を検出する誤操作検出手段と、 該誤操作検出手段によって手動切り替え機構の誤操作を
    検出したときに、前記手動切り替え機構の操作を禁止し
    得る操作禁止手段、 を有して構成される車両のレンジ切り替え装置。
  2. 【請求項2】 前記切り替え制御手段のフェールを検出
    するフェール検出手段を有し、 前記誤操作検出手段は、前記フェール検出手段によって
    前記切り替え制御手段のフェールを検出していない場合
    であって、前記シフト指示手段によりレンジの切り替え
    が指示されていない時に、前記手動切り替え機構の操作
    を検出した時、前記手動切り替え機構の誤操作と判定す
    る、請求項1記載の車両のレンジ切り替え装置。
  3. 【請求項3】 前記切り替え手段の位置を検出する位置
    センサを有し、前記フェール検出手段は前記位置センサ
    のフェールを検出する、請求項2記載の車両のレンジ切
    り替え装置。
  4. 【請求項4】 前記フェール検出手段は、前記位置セン
    サの信号が変化した場合、前記位置センサの変化速度を
    検出し、該変化速度が所定値以上の場合に、前記位置セ
    ンサがフェールしているものと判定することを特徴とす
    る、請求項3記載の車両のレンジ切り替え装置。
  5. 【請求項5】 前記切り替え手段に設けられたクラッチ
    手段を有し、 前記操作禁止手段は、前記クラッチ手段を係合すること
    により、前記手動切り替え機構の操作を禁止し得ること
    を特徴とする、請求項1記載の車両のレンジ切り替え装
    置。
  6. 【請求項6】 前記切り替え手段は、前記駆動モータの
    回転を減速して前記クラッチ手段に伝達する減速機構を
    有することを特徴とする、請求項5記載の車両のレンジ
    切り替え装置。
  7. 【請求項7】 前記クラッチ手段と前記駆動モータとの
    間に、駆動モータの回転のみを前記クラッチ手段側に伝
    達する逆転防止機構が設けられている、請求項5記載の
    車両のレンジ切り替え装置。
  8. 【請求項8】 前記逆転防止機構は、ウォームとウォー
    ムホイールからなる、請求項7記載の車両のレンジ切り
    替え装置。
  9. 【請求項9】 自動変速機の変速レンジを、ニュートラ
    ルレンジ、前進レンジ、後退レンジ、パーキングレンジ
    の間で切り換え得る切り換えバルブ、前記切り替えバル
    ブを切り替え駆動する駆動モータ、 前記駆動モータと前記切り替えバルブとの間に設けら
    れ、前記駆動モータの駆動力を前記切り替えバルブに伝
    達する動力伝達機構、 前記自動変速機の変速レンジを指示するシフト指示手
    段、 該シフト指示手段によるシフト指示に応じて前記駆動モ
    ータを制御して、前記切り替えバルブを前記シフト指示
    手段により指示されたシフト位置に位置決めする切り替
    えバルブ制御手段、 前記切り替えバルブがパーキングレンジにある時に、前
    記切り替えバルブを、前記パーキングレンジから他の変
    速レンジへ手動で操作することの出来る、手動解除機
    構、 前記切り替えバルブの位置を検出する位置センサ、 前記位置センサがフェールしているか、前記手動解除機
    構が操作されているかを判定するフェール/誤操作判定
    手段、及び、 前記フェール/誤操作判定手段により、前記手動解除機
    構が操作されているものと判定された場合に、前記手動
    解除機構の操作を禁止し得る操作禁止手段、を有して構
    成される車両のレンジ切り替え装置。
  10. 【請求項10】 フェール/誤操作判定手段は、前記シ
    フト指示手段が操作されていない場合で、前記位置セン
    サの信号が変化した場合、前記位置センサの信号の変化
    速度を演算し、該変化速度が所定値以下の場合には、前
    記手動解除機構が操作されているものと判定し、該変化
    速度が所定値以上の場合には、前記位置センサがフェー
    ルしているものと判定することを特徴とする、請求項9
    記載の車両のレンジ切り替え装置。
  11. 【請求項11】 フェール/誤操作判定手段は、前記シ
    フト指示手段が操作されていない場合で、前記位置セン
    サの信号が変化している場合、手動解除機構の切り替え
    バルブ操作素子が操作されているか否かを判定し、前記
    切り替えバルブ操作素子が操作されているものと判定さ
    れた場合には、前記手動解除機構が操作されているもの
    と判定し、前記切り替えバルブ操作素子が操作されてい
    ないものと判定された場合には、前記位置センサがフェ
    ールしているものと判定することを特徴とする、請求項
    9記載の車両のレンジ切り替え装置。
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