JP2012071761A - シフト装置 - Google Patents

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英昭 伊藤
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Abstract

【課題】駆動部の駆動量を短くする。
【解決手段】シフトレバー装置10では、ソレノイド32のプランジャ34にリンク24が連結されており、リンク24と連動してストッパ46が移動可能にされている。シフトレバー18がストッパ46のストッパ面52に当接される際には、ストッパ46がシフトレバー18の操作を阻止する。ここで、シフトレバー18がストッパ46の傾斜部54に当接される際には、ストッパ46が、シフトレバー18によってプランジャ34に対して移動されて、シフトレバー18の操作を許可する。このため、シフトレバー18の操作を許可する際には、シフトレバー18によってストッパ46が移動されるため、プランジャ34の移動によってストッパ46がシフトレバー18にストッパ面52において当接する位置からシフトレバー18に当接しない位置まで移動される必要がない。これにより、プランジャ34の移動量を短くできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作されることでシフト位置が変更されるシフト装置に関する。
下記特許文献1のシフトレバー装置では、シフトロックソレノイドのプランジャにストッパが連結されている。
ブレーキペダルが操作されない状態で、シフトレバーがP位置(パーキング位置)からR位置(リバース位置)へ旋回される際には、シフトロックソレノイドが通電されないため、プランジャがシフトロックソレノイド内へ移動されない。このため、シフトレバーがストッパに干渉することで、シフトレバーのP位置からR位置への旋回が阻止される(Pシフトロック状態)。
一方、ブレーキペダルが操作された状態で、シフトレバーがP位置からR位置へ旋回される際には、シフトロックソレノイドが通電されて、プランジャがシフトロックソレノイド内へ移動される。このため、プランジャの移動に連動してストッパが回動することで、シフトレバーが、P位置からR位置へ旋回できる(Pシフトロック解除状態)。
ここで、このシフトレバー装置では、Pシフトロック状態からPシフトロック解除状態にする際に、シフトロックソレノイドのプランジャの移動によって、ストッパがシフトレバーに干渉する位置からシフトレバーに干渉しない位置へ回動される必要がある。このため、プランジャの移動量が長く、シフトロックソレノイドを大型化する必要がある。
特開2001−294054号公報
本発明は、上記事実を考慮して、駆動部の移動量を短くできるシフト装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のシフト装置は、操作されることでシフト位置が変更されるシフト部材と、駆動されることで駆動部が移動する駆動手段と、前記駆動部に連結され、前記駆動部が移動することで移動される移動部材と、前記移動部材に連結されて前記移動部材と連動して移動可能にされると共に、前記シフト部材が当接可能にされた阻止部及び許可部が設けられ、前記シフト部材が前記阻止部に当接される際には前記シフト部材の操作を阻止し、前記シフト部材が前記許可部に当接される際には前記シフト部材によって前記駆動部に対して移動されて前記シフト部材の操作を許可する阻止部材と、を備えている。
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記移動部材と連動して前記阻止部材が回動される。
請求項3に記載のシフト装置は、請求項1又は請求項2に記載のシフト装置において、前記阻止部材の許可部は前記シフト部材の操作方向に対して傾斜して設けられている。
請求項4に記載のシフト装置は、請求項1〜請求項3何れか1項に記載のシフト装置において、前記駆動手段はソレノイドにされている。
請求項1に記載のシフト装置では、シフトレバーが操作されることで、シフト位置が変更される。また、駆動手段の駆動部には移動部材が連結されており、駆動手段が駆動されて、駆動部が移動することで、移動部材が移動される。
さらに、移動部材に阻止部材が連結されており、阻止部材は移動部材と連動して移動可能にされている。阻止部材には、阻止部が設けられており、シフト部材が阻止部に当接される際には、阻止部材がシフト部材の操作を阻止する。
ここで、阻止部材には、許可部が設けられており、シフト部材が許可部に当接される際には、阻止部材が、シフト部材によって駆動部に対して移動されて、シフト部材の操作を許可する。
このように、シフト部材の操作を許可する際には、シフト部材によって阻止部材が移動されるため、駆動手段の駆動部の移動によって阻止部材がシフト部材に阻止部において当接する位置からシフト部材に当接しない位置まで移動される必要がない。これにより、駆動手段の駆動部の移動量を短くできる。
請求項2に記載のシフト装置では、移動部材と連動して阻止部材が回動される。このため、駆動部の移動部材との連結位置より阻止部材の回動径方向外側に阻止部及び許可部を設けることで、駆動手段の駆動部の移動による阻止部及び許可部の移動量を長くできて、駆動手段の駆動部の移動量を一層短くできる。
請求項3に記載のシフト装置では、阻止部材の許可部がシフト部材の移動方向に対して傾斜して設けられている。このため、シフト部材が許可部に当接される際にシフト部材によって阻止部材を容易に移動させることができる。
請求項4に記載のシフト装置では、駆動手段がソレノイドにされている。このため、ソレノイドの駆動部の移動量を短くできるため、ソレノイドを小型化でき、シフト装置のコストアップを抑制できる。
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す車両右斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の要部を示す上方から見た平面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す車両右方から見た側面図である。(A)は、ストッパが阻止位置に位置している際を示す側面図であり、(B)はストッパが許可可能位置に位置している際を示す側面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す車両右方から見た側面図である。(A)は、ストッパが阻止位置に位置している際を示す側面図であり、(B)はストッパが許可可能位置に位置している際を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置の要部を示す上方から見た平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置の主要部を示す車両左方から見た側面図である。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の実施の形態に係るシフトレバー装置10の主要部が車両左斜め前方から見た斜視図にて示されており、図2には、シフトレバー装置10が上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るシフトレバー装置10は、所謂フロア式かつゲート式のものにされている。
図2に示す如く、シフトレバー装置10には、設置部材としての略長方体形箱状のハウジング12が設けられており、ハウジング12は、車両の車室における床部(フロア)の車両前側部かつ車幅方向中央部に設置されている。ハウジング12の上壁は、板状のカバー14にされており、カバー14には、操作路としての所定の屈曲形状の操作溝16が貫通形成されている。
図1にも示す如く、シフトレバー装置10には、略長尺棒状のシフトレバー18が設けられている。シフトレバー18は、下端において、ハウジング12内の下端に支持されており、シフトレバー18は、下端を中心として、車両前後方向及び車両左右方向(車幅方向)へ操作(回動)可能に支持されている。
シフトレバー18の上側部分は、円柱状(外形断面円状)の当接部18Aが設けられて、カバー14の操作溝16に貫通されており、シフトレバー18が操作溝16に沿って操作されることで、シフト位置が、所定シフト位置としての「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「S」シフト位置、「+」シフト位置、及び、「−」シフト位置に変更可能にされている。また、シフト位置が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ変更される際には、シフトレバー18が、車両右方(車幅方向一方)へ操作されて「PS」位置に到達された後に、車両後方及び車両左方(車幅方向他方)へこの順で操作される必要がある(図3参照)。
ハウジング12内には、シフトロック装置20が固定されており、シフトロック装置20は、カバー14の操作溝16の「P」シフト位置から「PS」位置までの部分の車両前側に配置されている。シフトロック装置20には、収容部材としての略長方体形箱状のケース22が設けられている。
ケース22内には、移動部材としての長尺板状のリンク24が設けられている。リンク24の長手方向中間部には、車幅方向に沿って丸棒状のシャフト26が貫通しており、シャフト26は、リンク24と一体回動可能にされて、ケース22に回動可能に支持されている。これにより、リンク24が車両前後方向へ回動可能にケース22に支持されている。
シャフト26には、屈曲板状のブラケット28の一端部が一体回動可能に固定されている。このため、ブラケット28はシャフト26を介してリンク24と一体回動可能にされている。ブラケット28の他端部には、連結溝としての長尺の溝30が貫通形成されており、溝30は上側に開口されている。
ケース22内には、駆動手段としての所謂吸引タイプのソレノイド32が設けられており、ソレノイド32は、車両前後方向に沿って配置されて、ケース22に固定されている。ソレノイド32の車両後側部には、駆動部としての円柱状のプランジャ34が設けられており、プランジャ34はソレノイド32に対して車両後側へ突設されている。
図4の(A)及び(B)に示す如く、プランジャ34の先端部には、円盤状のフランジ36が設けられており、フランジ36とソレノイド32との間には、圧縮コイルスプリング38が設けられている。圧縮コイルスプリング38は、プランジャ34に対して同軸上に配置されて、プランジャ34を車両後側へ付勢している。
ここで、ソレノイド32へ電流が供給されない際には、圧縮コイルスプリング38の付勢力によって、プランジャ34がソレノイド32から車両後側へ突出される(図4(A)に示す状態であり、以下、この位置を「初期位置」という)。一方、ソレノイド32に電流が供給される際には、プランジャ34がソレノイド32内(車両前側)へ移動(駆動)される(図4(B)に示す状態であり、以下、この位置を「吸引位置」という)。
さらに、ソレノイド32のフランジ36の車両後側の面には、矩形柱状の連絡軸40が固定されており、連絡軸40はフランジ36に対して車両後側へ突出されている。連絡軸40の先端部には、円柱状の連結軸42が固定されており、連結軸42は連絡軸40に対して車両左側へ突出されている。連結軸42はブラケット28の溝30内に回動可能に連結(挿入)されている。
図1と図4の(A)及び(B)とに示す如く、リンク24の車両左側の面には、リンク24の上端部において、略矩形状の段差部24Aが設けられており、段差部24Aには、円柱状の支持軸44が一体に設けられている。支持軸44は、リンク24に対して、車両右方及び車両左方に突出されている。
支持軸44には、阻止部材としての長尺略板状のストッパ46の下端部が支持されており、ストッパ46は支持軸44を中心として車両前後方向へ回動可能にされている。このため、ストッパ46は ソレノイド32のプランジャ34に対して相対移動可能にされている。ストッパ46の車両右側の面には、ストッパ46の下端部において、略矩形状の段差部46Aが設けられており、段差部46Aとリンク24の段差部24Aとが係合されて、ストッパ46のリンク24に対する車両後側への回動が規制されている。
支持軸44には、付勢部材としてのトーションスプリング48が設けられている。トーションスプリング48の一端はリンク24に係合されており、トーションスプリング48の他端はストッパ46に係合されている。トーションスプリング48はストッパ46をリンク24に対して車両後側へ付勢しており、通常では、ストッパ46はリンク24と一体に回動可能にされている。一方、ストッパ46にリンク24に対する車両前側への回動力が作用される際には、ストッパ46がトーションスプリング48の付勢力に抗してリンク24に対し車両前側へ相対回動されることで、ストッパ46がソレノイド32のプランジャ34に対して相対移動される。
ストッパ46の上端部には、略直方体状のカム部50が一体に設けられており、カム部50は、ストッパ46から車両後側へ突出されている。カム部50の車両左側の面は阻止部としてのストッパ面52とされており、ストッパ面52は車両左右方向に垂直にされている。また、カム部50の車両前側かつ車両左側の角部には、許可部としての傾斜面54が設けられており、傾斜面54は、車両右方へ向かうに従い車両後方へ向かう方向へ傾斜されて、「P」シフト位置から「PS」位置へ向かうシフトレバー18の操作方向に対して傾斜している。さらに、カム部50の車両後側の面は摺動面56にされており、摺動面56はストッパ面52に対して垂直に配置されている。
ここで、プランジャ34が初期位置に配置される際には、リンク24及びストッパ46が阻止位置(図4(A)に実線で示す位置)に配置されて、ストッパ46のストッパ面52が、カバー14の操作溝16における「PS」位置の下側に配置される(図3に実線で示される状態にされる)。このため、「P」シフト位置から車両右方へ操作されるシフトレバー18の当接部18Aがストッパ面52に当接する。この際には、操作溝16における「P」シフト位置から「PS」位置へ向かう方向に対して、ストッパ面52が垂直に配置されるため、ストッパ面52にはシフトレバー18の当接部18Aからストッパ46を車両前側へ回動させる力が作用されず、シフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、プランジャ34が吸引位置に移動される際には、フランジ36、連絡軸40、連結軸42を介してリンク24の上側部及びストッパ46が車両前方へ回動(移動)されることで、リンク24及びストッパ46が許可可能位置(図4(B)に実線で示す位置)に配置されて、ストッパ46の傾斜面54がカバー14の操作溝16における「PS」位置の下側に配置される(図3に2点鎖線で示される状態にされる)。このため、「P」シフト位置から車両右方へ操作されるシフトレバー18の当接部18Aは傾斜面54に当接する。
この状態で、シフトレバー18が車両右方へ更に操作されると、傾斜面54にはシフトレバー18の当接部18Aから車両前方への力が作用される。これにより、傾斜面54上をシフトレバー18の当接部18Aが摺動することで、トーションスプリング48の付勢力に抗して、ストッパ46が、リンク24に対して車両前方へ相対回動されて、ソレノイド32のプランジャ34に対して相対移動される。さらに、シフトレバー18の車両右方への操作が継続されると、シフトレバー18の当接部18Aが、傾斜面54と摺動面56との境界部を摺動して、摺動面56を摺動することで、ストッパ46が、リンク24に対して更に車両前方へ相対回動される(図4(B)に2点鎖線で示す状態であり、この位置を「許可位置(ロック解除位置)」という)。これにより、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可される。
また、ケース22の下側には、制御手段としての制御部60が設けられている。制御部60には、ソレノイド32及び車両のブレーキ(図示省略)が電気的に接続されており、ブレーキが操作されることで、車両が制動される。
ブレーキが操作されない状態で、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ向けて操作される際には、制御部60の制御により、ソレノイド32に電流が供給されず、ソレノイド32のプランジャ34は初期位置に配置される。
一方、ブレーキが操作された状態で、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ向けて操作される際には、制御部60の制御により、ソレノイド32に電流が供給されて、ソレノイド32のプランジャ34が吸引位置に移動される。
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のシフトレバー装置10において、ブレーキが操作されない状態で、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ向けて操作される際には、制御部60の制御により、ソレノイド32に電流が供給されず、ソレノイド32のプランジャ34は初期位置に配置される。このため、リンク24及びストッパ46は阻止位置に配置される。
この状態では、ストッパ46のストッパ面52が、カバー14の操作溝16における「PS」位置の下側に配置される(図3に実線で示す状態にされる)。このため、「P」シフト位置から車両右方へ操作されるシフトレバー18の当接部18Aは、ストッパ面52に当接するため、ストッパ46はリンク24に対して相対回動されない。これにより、シフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、ブレーキが操作された状態で、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ向けて操作される際には、制御部60の制御により、ソレノイド32に電流が供給されて、ソレノイド32のプランジャ34が初期位置から吸引位置へ移動される。プランジャ34が吸引位置に移動される際には、リンク24及びストッパ46が許可可能位置へ回動される。
ここで、ストッパ46には、傾斜面54が設けられており、ストッパ46が許可可能位置へ回動(移動)される際には、傾斜面54がカバー14の操作溝16における「PS」位置の下側に配置される(図3に2点鎖線で示す状態にされる)。このため、「P」シフト位置から車両右方へ操作されるシフトレバー18の当接部18Aは、傾斜面54に当接するため、トーションスプリング48の付勢力に抗して、ストッパ46が、リンク24に対して車両前側へ回動されて(ソレノイド32のプランジャ34に対して相対移動されて)、許可位置に回動される。これにより、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
このように、シフトレバー18の操作を許可する際には、ソレノイド32のプランジャ34の初期位置から吸引位置への移動によって、ストッパ46が阻止位置から許可可能位置まで回動されることで、シフトレバー18の当接部18Aによってストッパ46が許可可能位置から許可位置へ回動(移動)される。このため、ソレノイド32のプランジャ34の初期位置から吸引位置への移動によって、ストッパ46が阻止位置から許可位置まで移動される必要がない。これにより、ソレノイド32のプランジャ34の移動量を短くできる。
また、ソレノイド32のプランジャ34の移動量を短くできることで、ソレノイド32を小型化でき、シフトレバー装置10のコストアップを抑制できる。
さらに、ソレノイド32のプランジャ34が初期位置から吸引位置へ移動する際には、ストッパ46はリンク24に連動してシャフト26の軸線周りに回動する。このため、プランジャ34のリンク24との連結位置よりストッパ46の回動径方向外側にストッパ面52及び傾斜部54を設けることで、ソレノイド32のプランジャ34の移動によるストッパ面52及び傾斜部54の移動量を長くできて、ソレノイド32のプランジャ34の移動量を一層短くできる。
また、ストッパ46の傾斜面54は、「P」シフト位置から「PS」位置へ向かうシフトレバー18の操作方向に対して傾斜して設けられている。このため、傾斜面54にシフトレバー18が当接される際にシフトレバー18の当接部18Aによってストッパ46を容易に車両前側へ回動(移動)させることができる。
さらに、ソレノイド32は吸引タイプのものにされている。このため、保持タイプのソレノイド(マグネットに電流が供給されて、マグネットが磁力を発生することで、マグネットが磁力によって保持対象(ヨーク)を保持(吸着)するもの)に比べて作動音を小さくできる。
[第2の実施の形態]
図5の(A)及び(B)には、本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー装置100の主要部が車両右方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の構成であるが以下の点で異なる。
図5の(A)及び(B)に示す如く、第1の実施の形態では、ストッパ46がリンク24に支持されているが、第2の実施の形態では、ストッパ46とリンク24とが、一体にされて阻止部材としてのストッパ146にされている。
ストッパ146は阻止位置(図5(A)に実線で示す位置)に配置されており、ケース22に回動可能に支持されている。ストッパ146は、阻止位置と許可可能位置(図5(B)に実線で示す位置)との間、及び許可可能位置と許可位置(図5(B)に2点鎖線で示す位置)との間で回動可能(移動可能)されている。
ソレノイド32のフランジ36の車両後側の面には、円筒状のガイド部130が固定されており、ガイド部130はストッパ146側に開口されている。フランジ36のストッパ146側には、移動部材としての有底円筒状の移動軸132が設けられており、移動軸132は、ソレノイド32側に開口されると共に、連絡軸40に連結されている。移動軸132の内周面は、ガイド部130の先端部の外周面に摺動可能に嵌合されており、移動軸132は、ソレノイド32のプランジャ34に対して、車両前方へ相対移動(スライド)可能にされると共に、車両後方への相対移動を係止されている。移動軸132とフランジ36との間には、付勢部材としての圧縮コイルスプリング134が掛け渡されており、圧縮コイルスプリング134は移動軸132をストッパ146側へ付勢している。また、圧縮コイルスプリング134の付勢力は圧縮コイルスプリング38の付勢力に比して強くされている。したがって、通常では、プランジャ34が初期位置から吸引位置へ移動される際に、移動軸132はプランジャ34と一体に移動される。
次に、第2の実施の形態の作用を説明する。
シフトレバー装置100において、ブレーキが操作されない状態で、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ向けて操作される際には、制御部60の制御により、ソレノイド32に電流が供給されず、ソレノイド32のプランジャ34は初期位置に配置される。このため、ストッパ146が阻止位置に配置される。
この状態では、ストッパ146のストッパ面52が、カバー14の操作溝16における「PS」位置の下側に配置される(図3に実線で示す状態にされる)。このため、「P」シフト位置から車両右方へ操作されるシフトレバー18の当接部18Aは、ストッパ面52に当接する。この際には、操作溝16における「P」シフト位置から「PS」位置へ向かう方向に対して、ストッパ面52が垂直に配置されるため、ストッパ面52にはシフトレバー18の当接部18Aからストッパ46を車両前側へ回動させる力が作用されず、ストッパ146は車両前側へ回動されない。これにより、シフトレバー18の「PS」位置への操作が阻止されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、ブレーキが操作された状態で、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ向けて操作される際には、制御部60の制御により、ソレノイド32に電流が供給されて、ソレノイド32のプランジャ34が初期位置から吸引位置へ移動される。プランジャ34が吸引位置に移動される際には、ストッパ146が許可可能位置へ回動される。
ここで、ストッパ146には、傾斜面54が設けられており、ストッパ146が許可可能位置に回動される際には、傾斜面54がカバー14の操作溝16における「PS」位置の下側に配置される(図3に2点鎖線で示す状態にされる)。このため、「P」シフト位置から車両右方へ操作されるシフトレバー18の当接部18Aは、傾斜面54に当接する。
この状態で、シフトレバー18が更に車両右方へ操作されると、傾斜面54にはシフトレバー18の当接部18Aから車両前方への力が作用される。この際には、シフトレバー18の当接部18Aが傾斜面54上を摺動することで、圧縮コイルスプリング134の付勢力に抗して、ストッパ146が車両前側へ回動されて、移動軸132及びストッパ146がプランジャ34(ソレノイド32)に対して車両前側へ相対移動される。さらに、シフトレバー18の車両右方への操作が継続されると、シフトレバー18の当接部18Aが、傾斜面54と摺動面56との境界部を摺動して、摺動面56を摺動することで、ストッパ146が許可位置へ回動される。これにより、シフトレバー18の「PS」位置への操作が許可されて、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可(ロック解除)される。
以上により、第2の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
[第3の実施の形態]
図6には、本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置200の要部が上方から見た平面図で示されており、図7には、本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバー装置200の主要部が車両左方から見た側面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車両右方を矢印RHで示し、上方を矢印UPで示す。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の構成であるが以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施の形態に係るシフトレバー装置200は、所謂ストレート式のものにされており、カバー14の操作溝16が、「P」シフト位置から「D」シフト位置において、車両前後方向に平行に配置されている。
シフトレバー18が操作溝16に沿って操作されることで、シフト位置が、所定シフト位置としての「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置、「S」シフト位置、「+」シフト位置、及び、「−」シフト位置に変更可能にされている。
シフトレバー18の上端には、操作部としての操作ボタン150が設けられており、操作ボタン150は、操作(押圧)可能にされている。
図7に示す如く、シフトレバー18の下端近傍には、当接部材としてのグルーブドピン152が設けられており、グルーブドピン152は、シフトレバー18の車両前後方向への操作と一体に、車両前後方向へ移動(回動)可能にされている。
ここで、操作ボタン150が操作されることで、グルーブドピン152がシフトレバー18の下側(一側)へ移動(スライド)される。また、操作ボタン150の操作が解除されることで、付勢力によって、操作ボタン150が初期位置に復帰されると共に、グルーブドピン152がシフトレバー18の上側(他側)へ移動される。
ハウジング12内には、グルーブドピン152の近傍において、係合部材としてのディテントプレート154が固定されている。ディテントプレート154には、係合孔としてのディテント孔154Aが貫通形成されており、ディテント孔154A内には、グルーブドピン150が挿入(貫通)されている。ディテント孔154Aの上縁(他側縁)には、係合溝としての凹凸状のディテント溝160が形成されており、ディテント溝160は、シフトレバー18の「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置におけるグルーブドピン150の位置において凹状に形成されると共に、シフトレバー18の特定のシフト位置間におけるグルーブドピン152の位置において係合部としてのディテント山160A(凸部)が形成されている。
シフトレバー18が「P」シフト位置、「R」シフト位置、「N」シフト位置、「D」シフト位置に配置される際には、それぞれ、グルーブドピン150がディテント孔154Aの「P」位置、「R」位置、「N」位置、「D」位置に配置される。
操作ボタン150が操作されずにグルーブドピン152がシフトレバー18の下側へ移動されない状態で、シフトレバー18が操作される際には、グルーブドピン152がディテント溝160のディテント山160Aに係合する場合に、シフトレバー18の操作が阻止される。
一方、操作ボタン150が操作されてグルーブドピン152がシフトレバー18の下側へ移動された状態で、シフトレバー18が操作される際には、グルーブドピン152がディテント溝160のディテント山160Aに係合しないため、シフトレバー18の操作が許可される。
特に、シフトレバー18が「P」シフト位置から「R」シフト位置へ操作される際及びシフトレバー18が「R」シフト位置から「P」シフト位置へ操作される際において、操作ボタン150が操作されずにグルーブドピン152がシフトレバー18の下側へ移動されない場合には、グルーブドピン152がディテント孔154Aの「P」位置と「R」位置との間のディテント山160Aに係合することで、シフトレバー18の操作が阻止される。
シフトロック装置20では、リンク24及びストッパ46の回動方向が車両前後方向になる状態でケース22が配置される。また、リンク24及びストッパ46が阻止位置に配置される際には、ストッパ46のストッパ面52がディテント孔154Aの「P」位置の下方(図7に実線で示す位置)に配置され、リンク24及びストッパ46が許可可能位置に回動される際には、ストッパ46の傾斜面54がディテント孔154Aの「P」位置の下方(図7に2点鎖線で示す位置)に配置される。
ここで、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置されて、ブレーキ操作がされない状態で、シフトレバー18の操作ボタン150が操作される際には、リンク24及びストッパ46が阻止位置に配置されると共に、ストッパ46のストッパ面52がディテント孔154Aの「P」位置の下方に配置された状態で、グルーブドピン152がシフトレバー18の下側へ移動される。このため、グルーブドピン152がストッパ46のストッパ面52に当接する。この際には、グルーブドピン152の移動方向に対して、ストッパ面52が垂直に配置されるため、ストッパ面52にはグルーブドピン152からストッパ46を車両前側へ回動させる力が作用されず、ストッパ46は車両前側へ回動されない。これにより、グルーブドピン152がディテント孔154Aの「P」位置と「R」位置との間のディテント山160Aに係合することで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が阻止(ロック)される。
一方、シフトレバー18が「P」シフト位置に配置されて、ブレーキ操作がされた状態で、シフトレバー18の操作ボタン150が操作される際には、リンク24及びストッパ46が許可可能位置に回動されると共に、ストッパ46の傾斜面54がディテント孔154Aの「P」位置の下方に配置された状態で、グルーブドピン152がシフトレバー18の下側へ移動される。このため、グルーブドピン152が、ストッパ46の傾斜面54に当接する。
この状態で、グルーブドピン152が更に下側へ移動されると、傾斜面54にはグルーブドピン152から車両前方への力が作用される。この際には、グルーブドピン152が傾斜面54上を摺動することで、トーションスプリング48の付勢力に抗して、ストッパ46が、リンク24に対して車両前方へ相対回動されて、許可位置へ回動される。これにより、グルーブドピン152がディテント孔154Aの「P」位置と「R」位置との間のディテント山160Aに係合しないことで、シフトレバー18の「P」シフト位置から「R」シフト位置への操作が許可される。
以上により、第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
なお、第3の実施の形態では、第1の実施の形態のシフトロック装置20を適用したが、第2の実施の形態のシフトロック装置20を適用してもよい。
さらに、第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、ソレノイド32に電流が供給される際に、ソレノイド32のプランジャ34が吸引位置に移動され、ソレノイド32への電流が遮断される際に、プランジャ34が初期位置に移動されるとした。これに替えて、ソレノイド32に電流が供給される際に、プランジャ34が初期位置に移動され、ソレノイド32への電流が遮断される際に、プランジャ34が吸引位置に移動されてもよい。
また、第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、シフトレバー装置10、100、200をフロア式のものにして車室の床部に設置した構成としたが、シフトレバー装置10、100、200を車両のステアリングコラムに設置した構成や、シフトレバー装置10、100、200を車両のインストルメントパネルに設置した構成としてもよい。
10 シフトレバー装置(シフト装置)
18 シフトレバー(シフト部材)
24 リンク(移動部材)
32 ソレノイド(駆動手段)
34 プランジャ(駆動部)
46 ストッパ(阻止部材)
52 ストッパ面(阻止部)
54 傾斜面(許可部)
100 シフトレバー装置(シフト装置)
132 移動軸(移動部材)
146 ストッパ(阻止部材)
200 シフトレバー装置(シフト装置)

Claims (4)

  1. 操作されることでシフト位置が変更されるシフト部材と、
    駆動されることで駆動部が移動する駆動手段と、
    前記駆動部に連結され、前記駆動部が移動することで移動される移動部材と、
    前記移動部材に連結されて前記移動部材と連動して移動可能にされると共に、前記シフト部材が当接可能にされた阻止部及び許可部が設けられ、前記シフト部材が前記阻止部に当接される際には前記シフト部材の操作を阻止し、前記シフト部材が前記許可部に当接される際には前記シフト部材によって前記駆動部に対して移動されて前記シフト部材の操作を許可する阻止部材と、
    を備えたシフト装置。
  2. 前記移動部材と連動して前記阻止部材が回動される請求項1に記載のシフト装置。
  3. 前記阻止部材の許可部は前記シフト部材の移動方向に対して傾斜して設けられる請求項1又は請求項2に記載のシフト装置。
  4. 前記駆動手段はソレノイドにされる請求項1〜請求項3何れか1項に記載のシフト装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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