JP2019026075A - シフトロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シフトレバー装置の幅方向の寸法を低減することのできるシフトロック装置を提供する。
【解決手段】シフトレバー装置10は、シフトレバー14と、シフトレバー14をPレンジにおいて保持しかつシフトボタン30の操作によりその保持を解除するディテントロッド32を有するディテント機構36と、を備える。シフトロック装置40は、ソレノイド42を備える。シフトレバー14のPレンジにおいて進出されたプランジャ46によって、ディテントロッド32の解除動作が規制される。ソレノイド42は、シフトレバー14のシフト方向から見てシフトレバー14と重複する位置に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、シフトロック装置、詳しくは、自動車等の車両における自動変速機用シフトレバー装置に設けられるシフトロック装置に関する。
従来例にかかるシフトロック装置を説明する。図9はシフトレバー装置を示す側面図である。図9に示すように、シフトレバー装置100は、ベースブラケット102とディテントプレート104とシフトレバー108とを備えている。ベースブラケット102にディテントプレート104が設けられており、ディテントプレート104にシフトレバー108が支軸106により回動可能に支持されている。ディテントプレート104には、ディテント孔105が形成されている。ディテント孔105は、自動変速機(図示略)の各レンジに対応する溝を備えている。シフトレバー108は、中空状をなしており、軸方向に延在する長孔112を有している。シフトレバー108の上端部には、ノブボタン116を備えるノブ114が設けられている。シフトレバー108内には、ノブボタン116の操作により動作するディテントロッド118が挿入されている。ディテントロッド118は、ロッドスプリング(図示略)によりノブ114側に付勢されている。ディテントロッド118には、グルーブドピン120が取り付けられている。グルーブドピン120は、シフトレバー108の長孔112を通してディテントプレート104のディテント孔105内に挿入されている。
ベースブラケット102には、ソレノイド122が取り付けられている。ソレノイド122は、ソレノイド本体123にプランジャ124が進退移動可能に設けられている。プランジャ124は、通電のオンにより吸引(退避)される。また、プランジャ124は、プランジャスプリング125の弾性により進出方向に付勢されている。なお、ディテントプレート104、ノブボタン116、ディテントロッド118、グルーブドピン120等によりディテント機構128が構成されている。また、ソレノイド122を主体としてシフトロック装置130が構成されている。
シフトレバー108がPレンジにある状態(図9参照)では、グルーブドピン120がディテント孔105のPレンジに対応する溝に係合されている。また、ソレノイド122の通電がオフされた状態では、プランジャ124がプランジャスプリング125の弾性力により進出されている。この状態で、ブレーキ操作をしないで、ノブボタン116を操作すると、グルーブドピン120がプランジャ124に当接する。これにより、ディテントロッド118の支軸106側への移動(解除動作)が規制される。よって、シフトレバー108をPレンジから他のレンジへシフト操作できない。また、ブレーキ操作がなされると、ソレノイド122の通電がオンされ、プランジャ124が吸引(退避)される。これにより、プランジャ124によるグルーブドピン120の移動規制が解除される。したがって、ノブボタン116を操作すれば、ディテントロッド118が支軸106側へ移動され、ディテント孔105に対するグルーブドピン120の係合が解除される。よって、シフトレバー108をPレンジ以外の他のレンジにシフト操作することができる。なお、従来例にかかるシフトレバー装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平10−110663号公報
従来例によると、シフトレバー108のシフト方向(図9において左方又は右方)から見て、ソレノイド122が一側方(図9において紙面表側)にずれた位置に配置されている。このことは、シフトレバー装置100の幅方向(図9において紙面表裏方向)の寸法が増大する要因となる。
本発明が解決しようとする課題は、シフトレバー装置の幅方向の寸法を低減することのできるシフトロック装置を提供することにある。
前記した課題は、本発明のシフトロック装置により解決することができる。
第1の発明は、Pレンジを含む複数のシフトレンジのうちの1つのシフトレンジを選択するシフトレバーと、前記シフトレバーをPレンジにおいて保持しかつディテント解除ボタンの操作によりその保持を解除するディテントロッドを有するディテント機構と、を備える自動変速機用シフトレバー装置において、アクチュエータ本体にプランジャが進退移動可能に設けられたアクチュエータを備えており、前記アクチュエータ本体は、前記シフトレバーを支持する支持部材に設けられており、前記ディテントロッドには、前記プランジャに対応する係合部が設けられており、前記シフトレバーのPレンジにおいて進出された前記プランジャに対する前記係合部の当接によって前記ディテントロッドの解除動作が規制され、かつ、前記プランジャの退避によって前記ディテントロッドの解除動作の規制が解除されるシフトロック装置であって、前記アクチュエータは、前記シフトレバーのシフト方向から見て該シフトレバーと重複する位置に配置されている、シフトロック装置である。
第1の発明によると、アクチュエータは、シフトレバーのシフト方向から見てシフトレバーと重複する位置に配置されている。したがって、シフトレバー装置の幅方向の寸法を低減することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記係合部は、前記ディテントロッドに形成された係合凹部である、シフトロック装置である。
第2の発明によると、ディテントロッドに別部材を設けることなく、係合部としての係合凹部を形成することができる。
本発明のシフトロック装置によると、シフトレバー装置の幅方向の寸法を低減することのできるシフトロック装置を提供することができる。
一実施形態にかかるシフトレバー装置の基本的構成を示す側面図である。 グルーブドピンが省略されたシフトレバー装置を示す側面図である。 シフトロック装置のソレノイドとシフトレバーとの関係を部分的に示す側面図である。 シフトロック装置のソレノイドとシフトレバーとの関係を部分的に示す平断面図である。 シフトロック装置のソレノイドとシフトレバーとの関係を部分的に示す後面図である。 シフトロック装置のロック状態を示す側断面図である。 シフトロック装置のアンロック状態を示す側断面図である。 シフトロック装置のロック状態でプランジャにディテントロッドの移動が規制された状態を示す側断面図である。 従来例にかかるシフトレバー装置を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。まず、自動変速機用シフトレバー装置(以下、「シフトレバー装置」という)の基本的構成から説明する。図1はシフトレバー装置の基本的構成を示す側面図である。図中、矢印UPは車両上方、RHは車両右方向、FRは車両前方をそれぞれ示している。
図1に示すように、シフトレバー装置10は、ベースブラケット12とシフトレバー14とを備えている。ベースブラケット12には、貫通孔状のレバー収容空間部16が形成されている。レバー収容空間部16の上端側は、ベースブラケット12の上面部に開口されている。レバー収容空間部16の下端側は、ベースブラケット12の下面部に開口されている。ベースブラケット12は、レバー収容空間部16を間にして左右一対(図1では左側のみを示す)の側壁部17を有している。ベースブラケット12は、樹脂製である。ベースブラケット12は、車両の固定側部材(図示略)に固定されている。なお、ベースブラケット12は本明細書でいう「支持部材」に相当する。また、シフトレバー装置10は、例えば、インパネシフト式シフトレバー装置であり、車両のインストルメントパネルに配置されている。
両側壁部17の後上部(図1において右上部)には、ディテント孔20が形成されている。ディテント孔20は、自動変速機(図示略)のP(パーキング)レンジ、R(後進段)レンジ、N(ニュートラル)レンジ、D(ドライブ)レンジ、2(前進段の第2速)レンジ、L(前進段の第1速)レンジに対応する階段状のディテント溝を有している。ディテント孔20を含む周辺部をディテント部19という。
シフトレバー14は、レバー本体22と、レバー本体22の下端部に設けられたコントロールレバー24とを備えている。レバー本体22は、金属製で、中空管状に形成されている。コントロールレバー24は、樹脂製で、レバー本体22の下端部に一体成形によって形成されている。レバー本体22とコントロールレバー24との結合部分を含む周辺部は、ベースブラケット12のレバー収容空間部16内に配置されている。コントロールレバー24は、ベースブラケット12の両側壁部17に架かるシフト軸26を介して回動可能に支持されている。なお、シフトレバー14の操作方式は、ストレート式である。
レバー本体22の先端部(上端部)には、シフトノブ28が取り付けられている。シフトノブ28には、シフトボタン30がボタンスプリング(図示略)の付勢に抗して押し込み操作可能に設けられている。なお、シフトボタン30は本明細書でいう「ディテント解除ボタン」に相当する。
コントロールレバー24の先端部(下端部)には、自動変速機に連係されたシフトケーブル(図示略)が連結されている。シフトレバー14の回動操作いわゆるシフト操作は、シフトケーブルを介して自動変速機に伝達されることで、自動変速機のシフトレンジのうちの1つのシフトレンジを選択する。コントロールレバー24の上部には、レバー本体22及びコントロールレバー24を左右方向に貫通するガイド孔22a,24aが形成されている。両ガイド孔22a,24aは、レバー本体22の軸方向(図1において上下方向)に延在する長孔状に形成されている。
レバー本体22の中空部内には、ディテントロッド32が軸方向に移動可能に挿入されている。ディテントロッド32の下端部には、左右方向(図1において紙面表裏方向)に延在するグルーブドピン34が設けられている。グルーブドピン34の両端部は、シフトレバー14の両ガイド孔22a,24aを通してベースブラケット12の両ディテント孔20内に挿入されている。
ディテントロッド32は、ロッドスプリング(図示略)によりシフトノブ28側(図1において上方)へ付勢されている。シフトノブ28内において、ディテントロッド32とシフトボタン30との間には、運動方向を変換するカム機構(図示略)が介在されている。すなわち、シフトボタン30の押し込み操作により、カム機構(図示略)を介して、ディテントロッド32がシフト軸26側(図1において下方)へ移動されるようになっている。
ディテント部19、シフトボタン30、ディテントロッド32、グルーブドピン34等により、ディテント機構36が構成されている。ディテント機構36は、シフトレバー14をPレンジにおいて保持しかつシフトボタン30の操作によりその保持を解除する。すなわち、シフトレバー14のPレンジ(図1参照)において、ディテントロッド32のグルーブドピン34がPレンジに対応したディテント溝に係合することにより、シフトレバー14がPレンジに保持すなわちロックされる。
また、シフトボタン30の押し込み操作により、ディテントロッド32がシフト軸26側(図1において下方)へ移動されたときには、Pレンジに対応したディテント溝に対するグルーブドピン34の係合が解除すなわちアンロックされる。これにより、シフトレバー14をPレンジ以外の他のレンジにシフト操作(図1中、矢印Y1参照)することができる。また、逆にPレンジ以外の他のレンジからPレンジへシフト操作するときには、シフトボタン30を押し込み操作した状態で、シフトレバー14をPレンジへシフト操作した後、シフトボタン30の押し込み操作を解除する。すると、ディテントロッド32がロッドスプリング(図示略)の付勢によりシフトノブ28側へ移動されることで、グルーブドピン34がPレンジに対応したディテント溝に係合される。これにより、シフトレバー14がPレンジに保持すなわちロックされる。
前記したシフトレバー装置10には、シフトレバー14をPレンジにおいて保持したディテント機構36の解除動作を規制しかつ車両のブレーキ操作に連動してディテント機構36の解除動作の規制を解除するシフトロック装置40が設けられている。シフトロック装置40には、グルーブドピン34が関与しない。このため、以降は、グルーブドピンが省略されたシフトレバー装置10(図2参照)に基づいて説明を行う。
図2に示すように、シフトロック装置40は、ベースブラケット12の上部に形成されたソレノイド取り付け部50に設置されている。ソレノイド取り付け部50は、シフトレバー14の前方側(図2において左側)すなわちPレンジから他のレンジへのシフト方向とは反対側)で、左側面(図2において紙面表側)を開口する横長四角形箱状に形成されている。ソレノイド取り付け部50は、前壁部51と後壁部52と上壁部53と下壁部54とを有している。ソレノイド取り付け部50の右側面は、ベースブラケット12の右側の側壁部17によって閉鎖されている。前壁部51と後壁部52と上壁部53と下壁部54は、ベースブラケット12の左側の側壁部17に適宜接続されている。後壁部52には、左方(図2において紙面表方向)に開口する横向きU字状の切り欠き溝56が形成されている。また、左側の側壁部17には、後壁部52の後側でシフトレバー14の後側部を部分的に露出する四角形状の窓孔58が形成されている。なお、ソレノイド取り付け部50は本明細書でいう「アクチュエータ取り付け部」に相当する。また、レバー収容空間部16の前側部(図2において左側部)において、ソレノイド取り付け部50を含む両側壁部17は相互に接続されている。
シフトロック装置40は、ソレノイド42を主体として構成されている。ソレノイド42は、ベースブラケット12のソレノイド取り付け部50内に設置されている。ソレノイド42には、プル型の電磁式ソレノイドが用いられている。図3はシフトロック装置のソレノイドとシフトレバーとの関係を部分的に示す側面図、図4は同じく平断面図、図5は同じく後面図、図6はシフトロック装置のロック状態を示す側断面図、図7は同じくアンロック状態を示す側断面図である。
図3に示すように、ソレノイド42は、ソレノイド本体43とプランジャ46とを有している。ソレノイド本体43は、ヨーク44とコイル45とを備えている。ヨーク44は、ベースブラケット12のソレノイド取り付け部50内にプランジャ46を後方(図3において右方)に向けた状態で配置されている。ヨーク44は、左右両側面(図3において紙面表裏方向)を開口しかつ前後方向(図3において左右方向)を長くする横長四角枠状に形成されている。コイル45は、ヨーク44内に軸方向を前後方向に向けた状態で収容されている。なお、コイル45は、円筒状のボビン、ボビンに巻回された導線、ボビン内に挿入されたスリーブ等を備えている。
プランジャ46は、丸軸状のシャフト部47と、シャフト部47の先端部(後端部)に同心状に形成された円板状のフランジ部48と、フランジ部48から後方(図3において右方)へ突出する長四角形板状のシフトロック部49とを有している。シャフト部47は、コイル45内にその後方から軸方向に進退移動可能(往復移動可能)に挿入されている。また、シャフト部47は、ソレノイド取り付け部50の切り欠き溝56に所定の隙間を介して嵌合されている(図2参照)。また、フランジ部48(図3参照)は、ベースブラケット12の窓孔58(図2参照)内に所定の隙間を介して嵌合されている。
ソレノイド本体43とプランジャ46との間には、プランジャ46を突出方向(進出方向)へ付勢するプランジャスプリング(図示略)が介装されている。なお、プランジャ46は、回り止め手段(図示略)によって軸回り方向の回動が規制されているものとする。
シフトロック部49の板厚方向は、左右方向(図3において紙面表裏方向)に向けられている(図4〜図6参照)。なお、シフトロック部49の先端面は、プランジャ46の軸線46Lに直交する平面で形成されている(図6参照)。また、上面及び下面は、先端面と直角をなす平面で形成されている。
図5に示すように、ソレノイド42は、シフトレバー14のシフト方向(前方又は後方)から見てシフトレバー14と重複する位置に配置されている。シフトレバー14の軸線(詳しくは、レバー本体22の軸線)14Lとプランジャ46の軸線46Lとは、同一平面内で交差している(図6参照)。また、シフトレバー14のPレンジにおいて、シフトレバー14の軸線14Lとプランジャ46の軸線46Lとは、直交又は略直交している。
ソレノイド42は、シフトレバー14がPレンジに位置している状態で車両のブレーキ操作すなわちブレーキペダルの踏み込み操作に基づいて、図示しない制御装置(ECU)により通電がオンされることにより、プランジャ46が退避位置(吸引位置)に引き込まれるようになっている(図6中、二点鎖線46参照)。
また、ソレノイド42は、車両のブレーキ操作の解除に基づいて制御装置(ECU)により通電がオフされることにより、プランジャ46がプランジャスプリング(図示略)の付勢により進出位置へ突出されるようになっている(図6中、実線46参照)。
図6に示すように、シフトレバー14のレバー本体22及びコントロールレバー24の前側部(図6において左側部)には、開口孔22b,24bが形成されている。開口孔22b,24bは、レバー本体22の軸方向に延びる長孔状に形成されている。ディテントロッド32の前側部には、前方(図6において左方)に開口する角溝状の係合凹部35が形成されている。
ソレノイド42のプランジャ46のシフトロック部49は、シフトレバー14の開口孔22b,24b内に挿入されている。プランジャ46の進出位置において、シフトロック部49はディテントロッド32の係合凹部35内に係合されている(図4参照)。また、プランジャ46の退避位置(吸引位置)において、シフトロック部49は、ディテントロッド32の移動に伴うディテントロッド32の移動軌跡よりも前方に位置されるようになっている(図7参照)。なお、ソレノイド42は本明細書でいう「アクチュエータ」に相当する。また、ソレノイド本体43は本明細書でいう「アクチュエータ本体」に相当する。また、係合凹部35は本明細書でいう「係合部」に相当する。
次に、シフトロック装置40を備えたシフトレバー装置10の動作について説明する。いま、シフトレバー14がPレンジにあり、ディテント機構36によりシフトレバー14がPレンジに保持されているものとする(図2参照)。また、ソレノイド42は通電のオフ状態にあり、プランジャ46が進出位置にある。この状態(「ロック状態」という)では、ディテントロッド32の係合凹部35にプランジャ46のシフトロック部49が係合されている(図6中、実線46参照)。
ロック状態において、車両の運転に際し、ブレーキ操作しないで、運転者がシフトボタン30(図2参照)を押し込み操作したときには、ディテントロッド32のシフト軸26側への移動にともない、係合凹部35の上側の溝壁面(符号、35aを付す)がプランジャ46のシフトロック部49の上面に当接する(図8参照)。これにより、それ以上のディテントロッド32の移動が規制される。すなわち、ディテント機構36の解除動作が規制される。このため、シフトレバー14をPレンジから他のレンジへのシフト操作(図2中、矢印Y1参照)することができない。
また、ロック状態において、車両のブレーキ操作に連動してソレノイド42の通電がオンされると、プランジャ46が引き込まれる(図6中、二点鎖線46参照)。これにより、プランジャ46のシフトロック部49がディテントロッド32の係合凹部35から前方へ移動する。続いて、運転者がシフトボタン30(図2参照)を押し込み操作すると、ディテントロッド32のシフト軸26側への移動にともない、ディテントロッド32は、プランジャ46のシフトロック部49に当接することなく下方へ移動する(図7参照)。すなわち、ディテント機構36によるシフトレバー14の保持が解除される。よって、シフトレバー14をPレンジから他のレンジへのシフト操作(図2中、矢印Y1参照)することができる。また、シフトレバー14がPレンジ以外の他のレンジへシフト操作された後、ソレノイド42の通電はオフされる。
また、シフトレバー14がPレンジ以外の他のレンジにある状態において、シフトボタン30(図2参照)の押し込み操作によりディテントロッド32がシフト軸26側へ移動される。この状態で、シフトレバー14がPレンジにシフト操作された後、シフトボタン30の押し込み操作を解除する。すると、ディテントロッド32がロッドスプリング(図示略)によりシフトノブ28側へ移動されるにともない、係合凹部35がPレンジに対応したディテント溝(図示略)に係合される。
また、シフトレバー14の他のレンジからPレンジへのシフト操作にともない、シフト軸26側へ移動されたディテントロッド32の前側面がソレノイド42のプランジャ46のシフトロック部49の先端面に当接する。すると、プランジャ46がプランジャスプリングの付勢に抗して前方へ押しやられる。そして、シフトボタン30の押し込み操作の解除にともない、ディテントロッド32がシフトノブ28側へ移動する。これにともない、ディテントロッド32がプランジャ46のシフトロック部49の先端面を摺動しつつ上方へ移動し、シフトロック部49に係合凹部35が対応すると同時に、プランジャ46がプランジャスプリングの付勢により進出位置へ押し戻される(図6、実線46参照)。
前記したシフトロック装置40によると、ソレノイド42は、シフトレバー14のシフト方向から見てシフトレバー14と重複する位置に配置されている。したがって、シフトレバー装置10の幅方向の寸法を低減することができる。
また、プランジャ46に対応する係合部がディテントロッド32に形成された係合凹部35である。したがって、ディテントロッド32に別部材を設けることなく、係合部としての係合凹部35を形成することができる。
[他の実施形態]本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、インパネシフト式に限らず、フロアシフト式、コラムシフト式等のシフトレバー装置に適用してもよい。また、アクチュエータとしては、ソレノイド42に限らず、ロータリー式ソレノイド、電動式シリンダ等を用いることができる。また、実施形態では、ソレノイド42のプランジャ46の先端部に板状のシフトロック部49を形成したが、プランジャ46の軸状の先端部をそのままシフトロック部として用いてもよい。また、シフトロック部は、プランジャ46に一体的に設けられた部材によって形成してもよい。
10 シフトレバー装置
12 ベースブラケット(支持部材)
14 シフトレバー
30 シフトボタン(ディテント解除ボタン)
32 ディテントロッド
35 係合凹部(係合部)
36 ディテント機構
40 シフトロック装置
42 ソレノイド(アクチュエータ)
43 ソレノイド本体(アクチュエータ本体)
46 プランジャ
50 ソレノイド取り付け部(アクチュエータ取り付け部)

Claims (2)

  1. Pレンジを含む複数のシフトレンジのうちの1つのシフトレンジを選択するシフトレバーと、前記シフトレバーをPレンジにおいて保持しかつディテント解除ボタンの操作によりその保持を解除するディテントロッドを有するディテント機構と、を備える自動変速機用シフトレバー装置において、
    アクチュエータ本体にプランジャが進退移動可能に設けられたアクチュエータを備えており、
    前記アクチュエータ本体は、前記シフトレバーを支持する支持部材に設けられており、
    前記ディテントロッドには、前記プランジャに対応する係合部が設けられており、
    前記シフトレバーのPレンジにおいて進出された前記プランジャに対する前記係合部の当接によって前記ディテントロッドの解除動作が規制され、かつ、前記プランジャの退避によって前記ディテントロッドの解除動作の規制が解除されるシフトロック装置であって、
    前記アクチュエータは、前記シフトレバーのシフト方向から見て該シフトレバーと重複する位置に配置されている、シフトロック装置。
  2. 請求項1に記載のシフト装置であって、
    前記係合部は、前記ディテントロッドに形成された係合凹部である、シフトロック装置。
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