JP2018127104A - シフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】連絡部材の移動位置の精度を高くする。
【解決手段】シフト装置10では、レバーが「P」位置に配置された際に、キースライダ34が下側位置に配置されると共に、キーケーブル38を介してロックスライダ46が他端側位置に配置されて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが許可される。一方、レバーが「P」位置以外に配置された際に、キースライダ34が上側位置に配置されると共に、キーケーブル38を介してロックスライダ46が一端側位置に配置されて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが規制される。ここで、キースライダ34がスライド可能にされる。このため、キースライダ34の配置位置の精度を高くでき、キーケーブル38の移動位置の精度を高くできる。
【選択図】図3
【解決手段】シフト装置10では、レバーが「P」位置に配置された際に、キースライダ34が下側位置に配置されると共に、キーケーブル38を介してロックスライダ46が他端側位置に配置されて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが許可される。一方、レバーが「P」位置以外に配置された際に、キースライダ34が上側位置に配置されると共に、キーケーブル38を介してロックスライダ46が一端側位置に配置されて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが規制される。ここで、キースライダ34がスライド可能にされる。このため、キースライダ34の配置位置の精度を高くでき、キーケーブル38の移動位置の精度を高くできる。
【選択図】図3
Description
本発明は、シフト体が操作されてキー機構からのキーの抜取りが許可及び規制されるシフト装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフトレバー装置では、シフトロックレバーとキーシリンダとがケーブルによって連絡されており、ケーブルがシフトロックレバーと共に移動可能にされている。
シフトレバーがPレンジに配置される際には、シフトロックレバーが許可位置に配置されて、キーシリンダからのイグニッションキーの抜取りが許可される。一方、シフトレバーがPレンジ以外のレンジに配置される際には、シフトロックレバーが規制位置に配置されて、キーシリンダからのイグニッションキーの抜取りが規制される。
ここで、このシフトレバー装置では、シフトロックレバーが軸部を中心として揺動可能にされている。このため、シフトロックレバーが軸部に対してガタ付くことで、シフトロックレバーの配置位置の精度が低くなって、ケーブルの移動位置の精度が低くなる。
本発明は、上記事実を考慮し、連絡部材の移動位置の精度を高くできるシフト装置を得ることが目的である。
請求項1に記載のシフト装置は、操作されてシフト位置が変更されるシフト体と、前記シフト体が操作されてスライド可能にされ、前記シフト体が第1シフト位置に配置される際に許可位置に配置されると共に、前記シフト体が第2シフト位置に配置される際に規制位置に配置されるスライド部材と、車両のキーが挿込まれるキー機構と前記スライド部材とを連絡すると共に、前記スライド部材と共に移動可能にされ、前記スライド部材が許可位置に配置されて前記キー機構からのキーの抜取りが許可されると共に、前記スライド部材が規制位置に配置されて前記キー機構からのキーの抜取りが規制される連絡部材と、を備える。
請求項2に記載のシフト装置は、請求項1に記載のシフト装置において、前記連絡部材が前記スライド部材と共に同一方向にスライドされる。
請求項3に記載のシフト装置は、請求項1又は請求項2に記載のシフト装置において、前記スライド部材がスライド方向両側部においてスライドを案内される。
請求項1に記載のシフト装置では、シフト体が操作されてシフト位置が変更される。また、車両のキーがキー機構に挿込まれる。さらに、シフト体が操作されてスライド部材がスライド可能にされると共に、キー機構とスライド部材とを連絡部材が連絡しており、連絡部材がスライド部材と共に移動可能にされている。
また、シフト体が第1シフト位置に配置される際に、スライド部材が許可位置に配置されて、キー機構からのキーの抜取りが許可される。一方、シフト体が第2シフト位置に配置される際に、スライド部材が規制位置に配置されて、キー機構からのキーの抜取りが規制される。
ここで、上述の如く、スライド部材がスライド可能にされる。このため、スライド部材の配置位置の精度を高くでき、連絡部材の移動位置の精度を高くできる。
請求項2に記載のシフト装置では、連絡部材がスライド部材と共に同一方向にスライドされる。このため、スライド部材のスライド位置に対する連絡部材の移動位置の精度を高くできる。
請求項3に記載のシフト装置では、スライド部材がスライド方向両側部においてスライドを案内される。このため、スライド部材の配置位置の精度を効果的に高くでき、連絡部材の移動位置の精度を効果的に高くできる。
図1には、本発明の実施形態に係るシフト装置10が後斜め右方から見た斜視図にて示されている。なお、図面では、シフト装置10の前方を矢印FRで示し、シフト装置10の右方を矢印RHで示し、シフト装置10の上方を矢印UPで示す。
本実施形態に係るシフト装置10は、所謂フロア式のものにされて、車両(自動車)の車室の床部(車体側)の車幅方向中央部に設置されており、シフト装置10の前方、左方及び上方は、それぞれ車両の前方、左方及び上方に向けられている。
図1に示す如く、シフト装置10には、収容体としての略直方体形箱状のプレート12が設けられており、プレート12内は、下側に開放されている。なお、図1には、プレート12の左側部分のみが示されている。
シフト装置10には、シフト体としての略円筒状のレバー14が設けられており、レバー14の上下方向(長手方向)中間部には、中心軸としての球軸14Aが一体に設けられている。レバー14の球軸14Aより下側部分は、プレート12内に収容されると共に、球軸14Aは、プレート12の上壁に回転可能に支持されており、レバー14は、球軸14A(球軸14Aの中心)を中心として前後方向に回転可能にされている。
レバー14の球軸14Aより上側部分は、プレート12の上側に延出されており、レバー14は、上端部において、車両の乗員(特に運転手)によって回動操作可能にされている。このため、レバー14は、前側から後側に向けて、シフト位置(第1シフト位置)としての「P」位置(パーキング位置)、シフト位置(第2シフト位置)としての「R」位置(リバース位置)、シフト位置(第2シフト位置)としての「N」位置(ニュートラル位置)、シフト位置(第2シフト位置)としての「D」位置(ドライブ位置)に回動操作可能にされている。
レバー14内には、制限手段としてのディテント機構(制限機構)を構成する略長尺棒状のディテントロッド16が挿入されており、ディテントロッド16は、レバー14と一体に前後方向に回動可能にされている。ディテントロッド16は、レバー14内を上下方向(レバー14の長手方向)に所定範囲で移動可能にされており、ディテントロッド16は、第1付勢手段としての第1スプリング(図示省略)によって下側に付勢されて、下端部がレバー14から下側に突出されている。ディテントロッド16の下端部近傍には、棒状のグルーブドピン16Aが一体に設けられており、グルーブドピン16Aは、ディテントロッド16から後側に突出されると共に、ディテントロッド16と一体に上下方向に移動可能にされている。グルーブドピン16Aは、レバー14の周壁を上下方向に移動可能に貫通しており、グルーブドピン16Aは、レバー14の後側に突出されている。
レバー14の上端部には、操作部としてのノブボタン(図示省略)が設けられており、ノブボタンは、乗員によって操作(押圧操作)可能にされている。ノブボタンは、ディテントロッド16に連絡されており、ノブボタンが操作されることで、ディテントロッド16(グルーブドピン16Aを含む)が第1スプリングの付勢力に抗して上側に移動される。
プレート12の下端内には、規制板18が固定されており、規制板18は、プレート12内を下側から閉鎖している。規制板18には、ディテント機構を構成するディテントブロック18Aが一体に設けられており、ディテントブロック18Aは、上側に突出されると共に、後側部分の突出寸法が前側部分の突出寸法に比し大きくされている。
ディテントブロック18Aは、レバー14の前後方向への回動によるディテントロッド16の下端部の前後方向への通過位置に配置されており、ディテントブロック18Aがディテントロッド16の下端部の前後方向への通過を制限することで、レバー14の前後方向への回動が規制される。また、レバー14のノブボタンが操作されてディテントロッド16が上側に移動された際には、ディテントロッド16がディテントブロック18Aの上側に移動されることで、レバー14の前後方向への回動が許可される。
例えば、レバー14が「P」位置に配置される際に、ノブボタンが操作されない場合には、ディテントロッド16の下端部がディテントブロック18Aの後側に配置される(図3の(A)〜(C)、図4の(A)及び(B)参照)。このため、レバー14の「P」位置から後側への回動操作によるディテントロッド16の下端部の前側への回動がディテントブロック18Aによって制限されて、レバー14の「P」位置から後側(「R」位置側)への回動操作が規制される。
一方、レバー14が「P」位置に配置される際に、ノブボタンが操作された場合には、ディテントロッド16がディテントブロック18Aの上側に移動される(図3(D)、図4(C)参照)。このため、レバー14の「P」位置から後側への回動操作によるディテントロッド16の下端部の前側への回動が許可されて、レバー14の「P」位置から後側(「R」位置側)への回動操作が許可される(図3の(E)及び(F)、図4の(D)〜(F)参照)。
ディテントブロック18Aの後側かつ上側には、図2に詳細に示すロック機構20(規制機構)が設けられており、ロック機構20は、プレート12内に取付けられている。ロック機構20には、略直方体形箱状のケース22が設けられており、ケース22内は、前側に開放されている。ケース22の右壁の前端には、案内部としての長尺平板状の案内板22Aが一体に設けられており、案内板22Aは、ケース22の右側に突出されると共に、略上下方向に延伸されている。
ロック機構20には、第1規制手段としてのシフトロック機構24が設けられている。シフトロック機構24には、駆動手段としてのソレノイド26が設けられており、ソレノイド26は、ケース22内に固定されている。ソレノイド26には、駆動部材としての略円柱状のプランジャ26Aが所定範囲で略前後方向に移動可能に設けられており、プランジャ26Aは、前側に付勢されると共に、ソレノイド26から前側に突出されている。ソレノイド26は、車両の制御装置(図示省略)に電気的に接続されると共に、制御装置には、解除手段としての車両のブレーキ(図示省略)が電気的に接続されており、乗員によってブレーキが操作(押圧操作)されることで、車両が制動される。さらに、ブレーキが操作されることで、制御装置の制御により、ソレノイド26が作動されて、プランジャ26Aが付勢力に抗して後側に移動される。
シフトロック機構24には、第1規制部材としての断面略L字形板状のシフトスライダ28が設けられており、シフトスライダ28は、ケース22の上側及び前側に配置されている。シフトスライダ28は、ケース22に対する略上下方向及び左右方向への移動を規制されると共に、ケース22に対する所定範囲での略前後方向への移動を許可されている。シフトスライダ28の前側かつ下側の端部には、第1規制部としての略矩形筒状のロック部28Aが一体に設けられており、ロック部28Aは、前側に突出されている。ロック部28Aの後壁には、ソレノイド26の前端部(先端部)が係合されており、シフトスライダ28は、ソレノイド26と一体に略前後方向に移動可能にされている。
シフトスライダ28の上側かつ後側の部分には、略円柱状の解除部28Bが一体に設けられており、解除部28Bは、上側に突出されている。シフトスライダ28の上側には、解除部28Bの前側において、解除部材としての略矩形柱状の解除スライダ30(図4(A)参照)が配置されており、解除スライダ30は、プレート12内に略前後方向に所定範囲でスライド可能に支持されると共に、前側に付勢されている。解除スライダ30には、解除操作部としての解除ボタン(図示省略)が機械的に接続されており、解除ボタンは、乗員によって操作(押圧操作)可能にされている。解除ボタンが操作された際には、解除スライダ30が、付勢力に抗して後側にスライドされて、解除部28Bを後側に押圧することで、シフトスライダ28が後側にスライドされる。
レバー14が「P」位置に配置される際に、ブレーキ及び解除ボタンが操作されない場合には、シフトスライダ28のロック部28A前壁の下側にレバー14のディテントロッド16のグルーブドピン16Aが配置される(図3の(A)及び(B)、図4(A)参照)。このため、ノブボタンの操作によるディテントロッド16(グルーブドピン16A)の上側への移動がシフトスライダ28(ロック部28Aの前壁)によって規制される。
一方、レバー14が「P」位置に配置される際に、ブレーキが操作された場合には、ソレノイド26のプランジャ26Aが後側に移動されて、シフトスライダ28が後側にスライドされることで、ロック部28Aの前壁がグルーブドピン16Aの後側にスライドされる(図3の(C)及び(D)参照)。このため、ノブボタンの操作によるディテントロッド16(グルーブドピン16A)の上側への移動が許可される。
また、レバー14が「P」位置に配置される際に、解除ボタンが操作された場合には、解除スライダ30が後側にスライドされて、シフトスライダ28が後側にスライドされることで、ロック部28Aの前壁がグルーブドピン16Aの後側にスライドされる(図4の(B)及び(C)参照)。このため、ノブボタンの操作によるディテントロッド16(グルーブドピン16A)の上側への移動が許可される。
ロック機構20には、第2規制手段としてのキーインタロック機構32が設けられている。キーインタロック機構32には、第2規制部材(スライド部材)としての断面略L字形板状のキースライダ34が設けられており、キースライダ34は、ケース22の右側及び前側に配置されている。キースライダ34の右側部分と前側部分との間の上端部及び下端部には、被案内部としての矩形状の案内孔34Aが形成されており、案内孔34Aには、ケース22の案内板22Aが嵌合されている。このため、キースライダ34は、ケース22に対する略前後方向及び左右方向への移動を規制されると共に、案内孔34Aが案内板22Aによって案内されてケース22に対する所定範囲での略上下方向への移動(スライド)を許可されている。キースライダ34の下側には、第2付勢手段としての第2スプリング36(圧縮コイルスプリング)が設けられており、第2スプリング36は、キースライダ34を上側に付勢している。
レバー14が「P」位置に配置される際には、キースライダ34の前側部分がレバー14のディテントロッド16のグルーブドピン16Aの下側に配置される(図3の(A)〜(E)、図4の(A)〜(C)参照)。
キースライダ34の右側部分には、連絡部としての略円柱状の連絡柱34Bが一体に設けられており、連絡柱34Bは、右側に突出されている。
連絡柱34Bには、連絡部材としてのキーケーブル38の一端が連絡(連結)されており、キーケーブル38は、キースライダ34のスライドと一体に一端側及び他端側に移動可能にされている。キーケーブル38の一端近傍は、案内部材としての案内プレート40(図3(A)、図4(A)参照)に貫通されており、案内プレート40は、シフト装置10の近傍において、車両に固定されている。キーケーブル38の案内プレート40より一端側部分は、キースライダ34のスライド方向と平行に配置されており、キーケーブル38が案内プレート40に案内されることで、キーケーブル38の案内プレート40より一端側部分の移動方向がキースライダ34のスライド方向と平行にされる。
キーケーブル38の他端側は、車両のキー機構としてのキーシリンダ42(図3(A)、図4(A)参照)に連絡されている。キーシリンダ42には、車両のキーとしてのイグニッションキー44が挿込み可能にされており、イグニッションキー44は、キーシリンダ42に挿込まれた状態で、キー位置(第1キー位置)としての「LOCK」位置、キー位置(第2キー位置)としての「ACC」位置、キー位置(第2キー位置)としての「ON」位置、キー位置(第2キー位置)としての「START」位置に回転可能にされている。イグニッションキー44が「LOCK」位置に配置された際には、イグニッションキー44のキーシリンダ42に対する挿込み及び抜取りが許可されると共に、イグニッションキー44が「LOCK」位置以外のキー位置(「ACC」位置、「ON」位置、「START」位置)に配置された際には、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが規制される。
キーシリンダ42には、第3規制部材としての略矩形柱状のロックスライダ46が設けられている。ロックスライダ46の一端には、キーケーブル38の他端が連絡(連結)されており、ロックスライダ46は、キーケーブル38の移動と一体に一端側及び他端側にスライド可能されている。ロックスライダ46は、第3付勢手段としての第3スプリング48(圧縮コイルスプリング)によって他端側に付勢されており、第3スプリング48の付勢力は、上記第2スプリング36の付勢力に比し小さくされると共に、上記第1スプリングの付勢力と第3スプリング48の付勢力との合計は、第2スプリング36の付勢力に比し大きくされている。また、ロックスライダ46の長手方向中間部には、断面台形状のロック孔46Aが貫通形成されている。
キーシリンダ42には、第4規制部材としての略矩形柱状のロックピン50が設けられており、ロックピン50は、イグニッションキー44の回転に連動されて、ロックスライダ46側の位置とロックスライダ46とは反対側の位置との間をスライド可能にされている。ロックスライダ46が他端側の位置に配置された状態で、イグニッションキー44が「LOCK」位置に配置された際には、ロックピン50が、ロックスライダ46のロック孔46Aに挿入されて、ロックスライダ46の一端側へのスライドを規制する(図3(A)、図4(A)〜(E)参照)。ロックスライダ46が他端側の位置に配置された状態で、イグニッションキー44が「LOCK」位置以外のキー位置に回転された際には、ロックピン50が、ロックスライダ46のロック孔46Aから離脱されて、ロックスライダ46の一端側へのスライドを許可する(図3の(B)及び(C)参照)。ロックスライダ46が一端側の位置に配置された状態で、イグニッションキー44が「LOCK」位置以外のキー位置から「LOCK」位置に回転される際には、ロックピン50のロックスライダ46側へのスライドがロックスライダ46によって規制されて、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転が規制される(図3の(D)〜(F)、図4(F)参照)。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシフト装置10において、レバー14が「P」位置に配置された際に、イグニッションキー44が「LOCK」位置に配置された場合(図3(A)、図4(A)参照)には、キーシリンダ42において、ロックスライダ46が他端側の位置に配置されると共に、ロックピン50がロックスライダ46のロック孔46Aに挿入されることで、キーケーブル38を介して、キーインタロック機構32のキースライダ34が下側の位置(許可位置)に配置されて、キースライダ34の前側部分がレバー14のディテントロッド16のグルーブドピン16Aの下側に配置される。また、イグニッションキー44が「LOCK」位置に配置されることで、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが許可される。
さらに、レバー14が「P」位置に配置された際に、ブレーキが操作されないと共に、解除ボタンが操作されない場合(図3(A)、図4(A)参照)には、ディテントロッド16の下端部が規制板18のディテントブロック18Aの後側に配置されると共に、シフトロック機構24のシフトスライダ28のロック部28A前壁がグルーブドピン16Aの上側に配置される。このため、レバー14のノブボタンの操作によるディテントロッド16(グルーブドピン16A)の上側への移動がシフトスライダ28(ロック部28Aの前壁)によって規制されることで、レバー14の「P」位置から後側への回動操作によるディテントロッド16の下端部の前側への回動がディテントブロック18Aによって制限されて、レバー14の「P」位置から後側(「R」位置側)への回動操作が規制される。
また、レバー14が「P」位置に配置された際に、イグニッションキー44が「LOCK」位置から「LOCK」位置以外のキー位置(例えば「ACC」位置又は「ON」位置)に回転された場合(図3の(B)及び(C)参照)には、ロックピン50がロックスライダ46のロック孔46Aから離脱されて、ロックスライダ46の一端側への移動が許可される。ここで、第2スプリング36の付勢力(キースライダ34を上側に付勢する付勢力)が第3スプリング48の付勢力(ロックスライダ46を他端側に付勢する付勢力)に比し大きくされて、キースライダ34の前側部分がグルーブドピン16Aに下側から当接されるものの、第1スプリングの付勢力(ディテントロッド16を下側に付勢する付勢力)と第3スプリング48の付勢力との合計が第2スプリング36の付勢力に比し大きくされて、ディテントロッド16の下端部がディテントブロック18Aの後側に配置された状態が維持される。しかも、キースライダ34が下側の位置に配置されると共にロックスライダ46が他端側の位置に配置された状態が維持されて、ロックスライダ46のロック孔46Aへのロックピン50の挿入が許可されることで、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転が許可されて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが許可される。
さらに、レバー14が「P」位置に配置された際に、ブレーキが操作された場合(図3(C)参照)には、シフトロック機構24のソレノイド26のプランジャ26Aが後側に移動されて、シフトスライダ28が後側にスライドされることで、ロック部28Aの前壁がグルーブドピン16Aの後側にスライドされて、ノブボタンの操作によるディテントロッド16(グルーブドピン16A)の上側への移動が許可される。このため、ノブボタンが操作されて、ディテントロッド16がディテントブロック18Aの上側に移動されることで(図3(D)参照)、レバー14の「P」位置から後側への回動操作によるディテントロッド16の下端部の前側への回動が許可されて、レバー14の「P」位置から後側(「R」位置側)への回動操作が許可される(図3(E)参照)。しかも、レバー14が「P」位置以外のシフト位置(例えば「R」位置)に回動操作された際に、ブレーキの操作が解除された場合(図3(F)参照)には、制御装置の制御により、ソレノイド26の作動が解除されることで、プランジャ26Aが付勢力により前側に移動されて、シフトスライダ28が前側にスライドされる。
一方、レバー14が「P」位置に配置された際に、解除ボタンが操作された場合(図4(B)参照)には、シフトロック機構24の解除スライダ30が後側にスライドされて、シフトスライダ28が後側にスライドされることで、ロック部28Aの前壁がグルーブドピン16Aの後側にスライドされて、ノブボタンの操作によるディテントロッド16(グルーブドピン16A)の上側への移動が許可される。このため、ノブボタンが操作されて、ディテントロッド16がディテントブロック18Aの上側に移動されることで(図4(C)参照)、レバー14の「P」位置から後側への回動操作によるディテントロッド16の下端部の前側への回動が許可されて、レバー14の「P」位置から後側(「R」位置側)への回動操作が許可される(図4の(D)及び(E)参照)。しかも、レバー14が「P」位置以外のシフト位置(例えば「R」位置)に回動操作された際に、解除ボタンの操作が解除された場合(図4(F)参照)には、解除スライダ30が付勢力により前側に移動されることで、プランジャ26Aが付勢力により前側に移動されて、シフトスライダ28が前側にスライドされる。
また、第2スプリング36の付勢力が第3スプリング48の付勢力に比し大きくされるため、上述の如くディテントロッド16がディテントブロック18Aの上側に移動されることで、キースライダ34が上側にスライドされて上側の位置(規制位置)に配置されると共に、キーケーブル38を介してロックスライダ46が一端側の位置にスライドされる(図3(D)参照)。さらに、レバー14が「P」位置以外のシフト位置(例えば「R」位置)に回動操作された際にも、キースライダ34が上側の位置に配置されると共にロックスライダ46が一端側の位置に配置された状態が維持される(図3の(E)及び(F)、図4(F)参照)。このため、イグニッションキー44が「LOCK」位置以外のキー位置から「LOCK」位置に回転される際には、ロックピン50のロックスライダ46側への移動がロックスライダ46によって規制されて、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転が規制されることで、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りが規制される。
ここで、上述の如く、キースライダ34がスライド可能にされる。このため、キースライダ34のケース22に対する配置位置(スライド位置)の精度を高くでき、キースライダ34のスライドと一体に移動するキーケーブル38の移動位置の精度を高くできて、キーケーブル38の移動と一体にスライドするロックスライダ46のスライド位置の精度を高くできる。これにより、レバー14が「P」位置に配置される際に、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転によりロックピン50をロックスライダ46のロック孔46Aに適切に挿入できて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りを適切に許可できる。しかも、レバー14が「P」位置以外に配置される際に、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転によるロックピン50のロックスライダ46側への移動(ロック孔46Aへの挿入)をロックスライダ46が適切に規制できて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りを適切に規制できる。
さらに、キーケーブル38の案内プレート40より一端側部分(キースライダ34側部分)の移動方向がキースライダ34のスライド方向と平行にされる。このため、キースライダ34のスライド位置に対するキーケーブル38の移動位置の精度を高くでき、キースライダ34のスライド位置に対するロックスライダ46のスライド位置の精度を高くできる。これにより、レバー14が「P」位置に配置される際に、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転によりロックピン50をロックスライダ46のロック孔46Aに一層適切に挿入できて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りを一層適切に許可できる。しかも、レバー14が「P」位置以外に配置される際に、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転によるロックピン50のロックスライダ46側への移動(ロック孔46Aへの挿入)をロックスライダ46が一層適切に規制できて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りを一層適切に規制できる。
また、キースライダ34が上端部及び下端部(スライド方向両端部)においてケース22の案内板22Aによってスライドを案内される。このため、キースライダ34のケース22に対する配置位置(スライド位置)の精度を効果的に高くでき、キーケーブル38の移動位置の精度を効果的に高くできて、ロックスライダ46のスライド位置の精度を効果的に高くできる。これにより、レバー14が「P」位置に配置される際に、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転によりロックピン50をロックスライダ46のロック孔46Aに更に一層適切に挿入できて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りを更に一層適切に許可できる。しかも、レバー14が「P」位置以外に配置される際に、イグニッションキー44の「LOCK」位置への回転によるロックピン50のロックスライダ46側への移動(ロック孔46Aへの挿入)をロックスライダ46が更に一層適切に規制できて、イグニッションキー44のキーシリンダ42からの抜取りを更に一層適切に規制できる。
さらに、上述の如く、キースライダ34がスライド可能にされる。このため、キースライダ34の移動範囲を小さくでき、シフト装置10を小型化できる。
なお、本実施形態では、シフト装置10をフロア式のものにして車室の床部に設置した。しかしながら、シフト装置10を車室のインストルメントパネルやステアリングコラムに設置してもよい。
10 シフト装置
14 レバー(シフト体)
34 キースライダ(スライド部材)
38 キーケーブル(連絡部材)
42 キーシリンダ(キー機構)
44 イグニッションキー(キー)
14 レバー(シフト体)
34 キースライダ(スライド部材)
38 キーケーブル(連絡部材)
42 キーシリンダ(キー機構)
44 イグニッションキー(キー)
Claims (3)
- 操作されてシフト位置が変更されるシフト体と、
前記シフト体が操作されてスライド可能にされ、前記シフト体が第1シフト位置に配置される際に許可位置に配置されると共に、前記シフト体が第2シフト位置に配置される際に規制位置に配置されるスライド部材と、
車両のキーが挿込まれるキー機構と前記スライド部材とを連絡すると共に、前記スライド部材と共に移動可能にされ、前記スライド部材が許可位置に配置されて前記キー機構からのキーの抜取りが許可されると共に、前記スライド部材が規制位置に配置されて前記キー機構からのキーの抜取りが規制される連絡部材と、
を備えるシフト装置。 - 前記連絡部材が前記スライド部材と共に同一方向にスライドされる請求項1記載のシフト装置。
- 前記スライド部材がスライド方向両側部においてスライドを案内される請求項1又は請求項2記載のシフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017021546A JP2018127104A (ja) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | シフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017021546A JP2018127104A (ja) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | シフト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018127104A true JP2018127104A (ja) | 2018-08-16 |
Family
ID=63172046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017021546A Pending JP2018127104A (ja) | 2017-02-08 | 2017-02-08 | シフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018127104A (ja) |
-
2017
- 2017-02-08 JP JP2017021546A patent/JP2018127104A/ja active Pending
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