JP5517344B2 - プローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置 - Google Patents

プローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置 Download PDF

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Description

本発明は、プローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置に関し、更に詳しくは、プローブ装置のテストヘッドの旋回駆動機構側の側面からプローブカードを簡単に交換することができるプローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置に関する。
プローブ装置は、通常、被検査体である半導体ウエハを搬送するローダ室と、半導体ウエハの電気的特性検査を行うプローバ室と、を備えている。ローダ室には半導体ウエハの搬送機構及びプリアライメント機構が配設され、ローダ室において搬送機構を介して半導体ウエハを搬送する間に半導体ウエハのプリアライメントを行い、プリアライメント後の半導体ウエハをプローバ室へ引き渡す。プローバ室には半導体ウエハの載置台、アライメント機構及びプローブカードが配設され、半導体ウエハを載置した載置台がX、Y、Z及びθ方向に移動し、この間にアライメント機構を介して半導体ウエハのアライメントを行い、アライメント後には載置台を介して半導体ウエハとプローブカードのプローブ針とを正確に電気的に接触させ、半導体ウエハの電気的特性検査を行う。
ところが、プローブカードは半導体ウエハの種類に応じて適宜交換する。そのため、プローブ装置には外部とインサートリング等のプローブカードの固定部との間でプローブカードを搬送する機構が設けられている。この種のプローブカードの搬送機構は、例えば特許文献1〜4において提案されている。
特許文献1にはプローブカード自動交換機構に用いられるカード搬送部が記載されている。このカード搬送部は検査装置の外部と内部のカード固定部との間でプローブカードを搬送するが、カード搬送部が検査装置内に設けられているため、カード搬送部に専用の設置空間が必要であり、プローブ装置が大型化する虞がある。
また、特許文献2にはプローブ装置内に設置されたストッカとカードチャックの間でプローブカードを移載する移載機構が記載されている。この場合にもプローブカードのストッカと移載機構がプローブ装置内に設けられているため、プローブ装置が大型化する虞がある。このプローブ装置で用いられるカードチャックは、プローブカードが固定される部分で、プローブカードの受け渡し位置とプローブカード取付台との間でプローブカードを搬送する機能も備えている。このようにプローブカードの固定部を兼ねた搬送機構が特許文献3にも記載されている。特許文献3に記載のプローブカード搬送機構は、プローブ装置の外部とプローブカードの固定部との間でプローブカードを搬送するため、プローブカードを搬送する時には側面にある開閉扉を開いた状態でプローブカードを搬送する。
また、特許文献4にはプローブカード搬送機構について記載されている。このプローブカード搬送機構は、プローブカードを搬送する搬送トレイと、搬送トレイを搬送方向へ移動案内するガイドレールと、搬送トレイとプローブカードの取付部との間でプローブカードを搬送する載置台と、を有している。ここで、搬送トレイ及びガイドレールがプローブ装置の一側面に折り畳み可能に設けられ、プローブカードを搬送する時には、搬送トレイ及びガイドレールを起こして水平に保持した後、搬送トレイ上に載置したプローブカードを載置台まで搬送する。この場合には、プローブカード搬送機構がプローブ装置の通路側正面に折り畳み可能に設けられているため、プローブ装置内に専用の設置空間を必要とせず、プローブ装置の小型化を実現することができ、しかも機構が簡単で低コストである。
特開2008-016676号公報 特開平6−045416号公報 特開2003−177158号公報 特開2001−024039号公報
しかしながら、特許文献4に記載のプローブカード搬送機構は、搬送トレイ及びガイドレールが折り畳むようになっているため、プローブカードが大型化、重量化した場合には搬送トレイ及びガイドレールを起こして水平にすると機械的強度が十分でなく、また、搬送トレイ及びガイドレールが通路側に張り出すため、狭い通路での作業性に課題があった。また、この場合にも開閉扉を開いてプローブカードを搬送するため、特に例えば−50℃程度の低温検査を行うプローブ装置の場合には、プローブカードの搬送時に扉を開けるため、大量の外気が装置内に進入し、低温に設定された載置台などにおいて結露、氷結を起こす問題もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、プローブカードが大型化しても機械的強度を十分に確保することができると共にプローブカードの搬送漏れや位置ずれを生じさせることなく正確に搬送してプローブカードのインサートリングに対する着脱ミスを生じさせることなく、プローブカードの交換作業を円滑に行うことができるプローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置を提供することを目的としている。また、低温検査の場合にも結露、氷結を格段に抑制することができるプローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置を併せて提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のプローブカードの搬送機構は、プローブ装置のインサートリングにカードホルダ付きのプローブカードを着脱するために上記プローブカードを搬送する第1のカード搬送機構と、上記第1のカード搬送機構と上記インサートリングとの間で上記プローブカードを搬送する第2のカード搬送機構と、を備えたプローブカードの搬送機構であって、上記第1のカード搬送機構は、テストヘッドを上記インサートリングまで旋回させる旋回駆動機構の下側に上記プローブ装置の側面に隣接させて設けられ且つ上記第2のカード搬送機構との間で上記プローブカードの受け渡しを行う進退動可能なカード保持具を有し、上記カード保持具は、上記プローブカードを検出する第1センサと、上記カードホルダに形成された凹部に嵌入して上記プローブカードを位置決めする第1位置決めピンと、を有し、上記第2のカード搬送機構は、上記第1のカード搬送機構と上記インサートリングの間で上記プローブカードを搬送する際に水平方向及び上下方向に移動する載置台と、上記載置台の周囲に互いに所定間隔を空けて昇降可能に設けられ且つ上記第1のカード搬送機機構と上記載置台との間で上記プローブカードを受け渡す第1、第2、第3昇降機構と、を有し、また、上記第1、第2、第3昇降機構は、それぞれ上記カードホルダを受けて上記プローブカードを支持する支持面を有する支持体と、これらの支持面を上記載置台の載置面より低い位置と高い位置の間で昇降させるシリンダ機構とを有し、且つ、上記第1、第2昇降機構の上記支持体は、それぞれの支持面より低い位置に形成された低位面にそれぞれ設けられ且つ上記プローブカードを検出する第2センサと、上記低位面に上記支持面より上方に突出させてそれぞれ設けられ且つ上記支持面で受ける上記カードホルダに形成された凹部に嵌入して上記インサートリングに対して上記プローブカードを位置決めする第2位置決めピンと、をそれぞれ有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のプローブカードの搬送機構は、請求項1に記載の発明において、上記第1のカード搬送機構は、上記プローブ装置の上記旋回駆動機構側の側面に形成された開口部を開閉する開閉扉の外側に配置され、上記開閉扉は、上記第1のカード搬送機構のカード保持具が上記プローブ装置内に進出する時にのみ上記開口部を開くことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のプローブカード搬送機構は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記第1のカード搬送機構は、積層された複数の基板と、上記各基板を直進させる直進駆動機構と、を有し、上記カード保持具は、最上段の上記基板上に設けられ、上記直進駆動機構を介して直進することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のプローブカード搬送方法は、プローブ装置に用いられるテストヘッドを上記プローブ装置のインサートリングまで旋回させる旋回駆動機構の下側に上記プローブ装置の側面に隣接させて設けられた第1のカード搬送機構を構成するカード保持具カードホルダ付きプローブカードを設置する工程と、上記第1のカード搬送機構のカード保持具が直進して上記プローブ装置内に設けられた第2のカード搬送機構を構成する上下方向、水平方向へ移動可能な載置台及びその周囲に互いに所定間隔を空けて昇降可能に設けられた第1、第2、第3昇降機構の真上まで上記プローブカードを搬送する工程と、上記第2のカード搬送機構では上記第1、第2昇降機構の支持体の支持面より低い位置に形成された低位面それぞれに設けられたセンサを介して上記プローブカードを検出し、上記第1、第2、第3昇降機構の支持体がそれぞれ上記載置台の載置面より低い位置から高い位置まで上昇する工程と、上記載置台が上記第1、第2、第3昇降機構と同時に上昇して上記第1、第2昇降機構それぞれの支持体の低位面に設けられた位置決めピンが上記カードホルダに上記位置決めピンに対応して形成された凹部に嵌入して上記インサートリングに対する上記プローブカードの位置決めを行うと共に上記第1、第2、第3昇降機構それぞれの支持体の支持面で上記プローブカードを支持する工程と、上記第1、第2、第3昇降機構の内側に設けられた載置台が上記第1、第2、第3昇降機構と同時に上昇して上記プローブカードを上記カード保持具から受け取る共に上記カード保持具が上記載置台から後退する工程と、上記載置台及び上記第1、第2、第3昇降機構が同時に上昇して上記プローブカードを上記インサートリングまで搬送する工程と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のプローブカード搬送方法は、請求項4に記載の発明において、上記インサートリングに装着された上記プローブカードを取り外す時には、上記第1、第2のカード搬送機構が上記の工程と逆の工程を辿って上記プローブカードを上記インサートリングから上記旋回駆動機構の下側へ搬送することを特徴とすものである。
また、本発明の請求項6に記載のプローブカード搬送方法は、請求項4または請求項5に記載の発明において、上記プローブ装置の上記旋回駆動機構側の側面には開閉扉が設けられ、上記第1、第2のカード搬送機構を介して上記プローブカードを搬送する時に上記開閉扉が開くことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7に記載のプローブ装置は、インサートリングに装着されたプローブカードと、上記プローブカードの下方に移動可能に設けられた被検査体の載置台と、上記プローブカードと導通させるためにテストヘッドを上記インサートリングまで旋回させる旋回駆動機構と、上記プローブカードを着脱するために上記旋回駆動機構の下側と上記インサートリングとの間で上記プローブカードを搬送するプローブカードの搬送機構と、を備えたプローブ装置であって、上記プローブカードの搬送機構は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプローブカード搬送機構によって構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、プローブカードが大型化しても機械的強度を十分に確保することができると共にプローブカードの搬送漏れや位置ずれを生じさせることなく正確に搬送してプローブカードのインサートリングに対する着脱ミスを生じさせることなく、プローブカードの交換作業を円滑に行うことができるプローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置を提供することができる。また、低温検査の場合にも結露、氷結を格段に抑制することができるプローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置を併せて提供することができる。
(a)、(b)はそれぞれ本発明のプローブ装置の一実施形態を示す図で、(a)はプローブカードの搬送機構のカード保持具にプローブカードが載置された状態を示す平面図、(b)はその側面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に示すプローブカードの搬送機構に用いられる第1のカード搬送機構を示す図で、(a)はプローブカードを設置する時の状態を示す斜視図、(b)はプローブカードを搬送する時の平面図である。 (a)、(b)はそれぞれプローブカードの搬送機構に用いられる第2のカード搬送機構を示す図で、(a)はその平面図、(b)はプローブカードを載置台から持ち上げる動作を示す側面図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に示すプローブ装置の旋回駆動機構側の側面に取り付けられる開閉扉を示す図で、(a)は開閉扉が閉じた状態を示す内面からの正面図、(b)は開閉扉が開いた状態を示す内面からの正面図である。 (a)〜(d)はそれぞれ図2に示すプローブカードの搬送機構の第1のカード搬送機構と第2のカード搬送機構の間でプローブカードを受け渡す動作を示す工程図である。
以下、図1〜図5に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
本実施形態のプローブカード搬送機構(以下、単に「搬送機構」と称す。)10は、例えば図1の(a)、(b)に示すように本実施形態のプローブ装置50に設けられて、プローブカードを交換する際に用いられる。
本実施形態のプローブ装置50は、図1の(a)、(b)に示すように、半導体ウエハ(図示せず)を搬送するローダ室(図示せず)と、半導体ウエハの電気的特性検査を行うプローバ室51と、を備え、ローダ室内において制御装置(図示せず)の制御下で半導体ウエハをプリアライメントしてプローバ室51へ搬送し、プローバ室51において半導体ウエハの電気的特性検査を行うように構成されている。プローバ室51は、X、Y、Z及びθ方向に移動可能に配設され載置台52(図3参照)と、この載置台52の上方でヘッドプレート53の略中央に形成された孔53Aに固定されたインサートリング54と、このインサートリング54に対してカードホルダ55を介して着脱可能に保持されたプローブカード56と、プローバ室51の正面(図1の(a)の右側)を基準にして左側面(図1の(a)の下側)に設けられ且つテストヘッド(図示せず)を旋回させるヘッド旋回駆動機構57と、を備えている。ヘッド旋回駆動機構57は、テストヘッドに連結された駆動軸57Aと、この駆動軸57Aを回転駆動させる駆動モータ(図示せず)と、を備え、駆動モータ等の機器がハウジング57B内に収納されている。プローブ装置50の正面には通路が形成され、プローブ装置50の左側面にはヘッド旋回駆動機構57の旋回空間が形成されている。尚、図1の(a)において、56Aはプローブカード56を補強する補強部材である。
半導体ウエハの電気的特性検査を行う時には、プローバ室51内では載置台52がX、Y、Z及びθ方向に移動する間にアライメント機構(図示せず)を介して半導体ウエハの複数の電極パッドとプローブカード56のプローブ(図示せず)とのアライメントを行った後、半導体ウエハのインデックス送りを行いながら半導体ウエハの電気的特性検査を実行する。ある種の半導体ウエハの検査が終了し、異なる半導体ウエハの電気的特性検査を行う時にはプローブカード56を交換する。この時に搬送機構10が用いられる。そこで、搬送機構10について説明する。
本実施形の搬送機構10は、図1の(a)、(b)に示すように、ヘッド旋回駆動機構57の駆動軸57Aの下方に形成されたプローブ装置50の基台58上に設けられている。この搬送機構10は、同図に示すように、プローバ室51の外側へ張り出した基台58とプローバ室51内との間でプローブカード56を搬送する第1のカード搬送機構11(図2参照)と、第1のカード搬送機構11とインサートリング54との間でプローブカード56を搬送する第2のカード搬送機構12(図3参照)と、を備え、制御装置の制御下でプローブカード56を搬送する。プローブカード56をインサートリング54へ取り付ける時には、第1のカード搬送機構11がプローブカード56をプローバ室51の外側から内部へ搬送し、第2のカード搬送機構12が第1のカード搬送機構11からプローブカード56を受け取ってインサートリング54のプローブカード56の装着部位まで搬送する。インサートリング54は、第2のカード搬送機構12によって搬送されたプローブカード56をクランプ機構によって固定する。プローブカード56をインサートリング54から取り外す時には搬送機構10はプローブカード56を装着する時とは逆方向にプローブカード56を搬送する
而して、第1のカード搬送機構11は、図2の(a)、(b)に示すように、プローブカード56(図2の(a)ではカードホルダ55を示してある)を保持するカード保持具13と、カード保持具13を下側から支持するように複数(図2の(a)では4枚)積み重ねて設けられている第1、第2、第3、第4基板14A、14B、14C、14Dと、カード保持具13及び最下段以外の基板14A、14B、14Cをそれぞれ個別に直進させる第1、第2、第3、第4直進駆動機構15A、15B、15C、15Dと、を備えている。
カード保持具13は、図2の(b)に示すように細長形状の一対のカード保持部材13Aと、一対のカード保持部材13Aを基端で連結する連結部材13Bと、一対のカード保持部13Aにそれぞれ設けられ且つカードホルダ55の凹部(図示せず)に嵌入して位置決めする位置決めピン13Cと、各位置決めピン13Cの内側に配設され且つプローブカード56を検出するカードセンサ13Dと、を有し、カードセンサ13Dによってカード保持具13に設置されたプローブカード56を検出するようにしてある。
カード保持具13は、図2の(a)、(b)に示すように、第1基板14A上に配置された第1直進駆動機構15Aを介して第1基板14A上でプローブカード56の搬送方向に直進するようにしてある。この第1直進駆動機構15Aは、例えば第1基板14Aの搬送方向両側の前後に配置された2対のローラ15Aと、2対のローラ15Aにそれぞれ掛け回された無端ベルト15Aと、無端ベルト15Aの内側に無端ベルト15Aと平行に配設された一対のガイドレール15Aと、を有し、一対のガイドレール15Aが一対のカード保持部材13Aの下面に形成された溝と係合している。また、前後のローラ15A、15Aは、例えば、一方が駆動ローラとして構成され、他方が従動ローラとして構成されている。そして、無端ベルト15Aが連結具(図示せず)を介して一対のカード保持部材13Aの下面に連結されている。従って、第1直進駆動機構15Aが駆動して2対のローラ15Aを介して無端ベルト15Aが回転すると、カード保持具13が連結具を介して第1基板14A上で一対のガイドレール15Aに従って第1基板14Aからプローブカード56の搬送方向に直進するようになっている。
また、第1基板14Aには図2の(b)に示すようにカード保持具13の連結部材13Bを介してカード保持具13を検出する復帰センサ14Aが設けられ、復帰センサ14Aが第1基板13上に復帰するカード保持具13を検出するようにしてある。
第1基板14Aは、図2の(a)に示すように先端側が一対のカード保持部材13Aを支持するように二股に分かれて形成されている。この第1基板14Aは、図2の(a)、(b)に示すように、第2基板14B上に配置された第2直進駆動機構15Bを介して第2基板14B上でプローブカード56の搬送方向に直進するようにしてある。この第2直進駆動機構15Bは、例えば第2基板14Bの幅方向の中ほどに搬送方向に沿って配設されたエアシリンダ等のシリンダ機構15Bと、シリンダ機構15Bの両側にシリンダ機構15Bと平行に配設された一対のガイドレール15Bと、を有し、一対のガイドレール15Bが第1基板14Aの下面に形成された溝と係合している。ここで、シリンダ機構15Bのロッド先端が第1基板14Aの下面に連結されている。従って、第2直進駆動機構15Bのシリンダ機構15Bが駆動すると、第1基板14Aが第2基板14B上で一対のガイドレール15Bに従ってプローブカード56の搬送方向に直進するようになっている。
また、第2基板14Bには図2の(b)に示すように第1基板14Aを検出する進出センサ14Bが設けられ、進出センサ14Bが第1基板14Aを検出しないことによってカード保持具13が第1基板14Aを介して搬送方向への進出を検出するようにしてある。
第2基板14Bは、図2の(a)に示すように、第3基板14C上に配置された第3直進駆動機構15Cを介して第3基板14C上でプローブカード56の搬送方向に直進するようにしてある。この第3直進駆動機構15Cは、第3基板14Cの内側の前後に配置された一対のローラ15Cと、一対のローラ15Cにそれぞれ掛け回された無端ベルト15Cと、無端ベルト15Cの両側に無端ベルト15Aと平方に配設された一対のガイドレール15Cと、を有し、一対のガイドレール15Cが第2基板14Bの下面に形成された溝と係合している。一対のローラ15Cは、第1直進駆動機構15Aのものと同様に駆動ローラと従動ローラによって構成されている。従って、第3直進駆動機構15Cが駆動して一対のローラ15Cを介して無端ベルト15Cが回転すると、第2基板14Bが第3基板14上で一対のガイドレール15Cに従って第2基板14からプローブカード56の搬送方向に直進するようになっている。
また、第2基板14Bには図2の(b)に示すように第2基板14Bを介して第1基板14Aにカード保持具13を検出する復帰センサ14 が設けられ、復帰センサ14 がカード保持具13第2基板14B上への復帰を検出するようにしてある。
第3基板14Cは、図2の(a)に示すように、第4基板14D上に配置された第4直進駆動機構15Dを介して第4基板14D上でプローブカード56の搬送方向に直進するようにしてある。この第4直進駆動機構15Dは、第2の直進駆動機構15Bと同様にシリンダ機構15Dと、シリンダ機構15Dの両側にシリンダ機構15Dと平行に配設された一対のガイドレール15Dと、を有し、一対のガイドレール15Dが第3基板14Cの下面に形成された溝と係合している。従って、第4直進駆動機構15Dのシリンダ機構15Dが駆動すると、第3基板14Cが第4基板1D上で一対のガイドレール15Dに従ってプローブカード56の搬送方向に直進するようになっている。
また、第4基板14Dには第3基板14Cの直進を検出する一対のセンサ15が搬送方向の前後にそれぞれ設けられ、前後のセンサ15が第3基板14を検出し第3基板14が第4基板14Dから搬送方向の前後への直進を検出するようにしてある。この第4基板14Dは、プローバ室51からヘッド旋回駆動機構57側に張り出した基台58上に固定されている。
第1のカード搬送機構11は、プローバ室51内において第2のカード搬送機構12との間でプローブカード56の受け渡しを行う。この第2のカード搬送機構12は、図3の(a)(b)に示すように、水平方向及び上下方向に移動する載置台52と、載置台52の周囲に周方向に等間隔を空けて配設された、例えば3つの第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cと、を有し、第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cを介して載置台52上でプローブカード56の受け渡しを行うように構成されている。載置台52としては半導体ウエハを載置するものが利用される。
第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cは、例えば図3の(a)、(b)に示すようにいずれもシリンダ機構を主体に構成され、シリンダ機構のロッド先端にプローブカード56を支持する支持体16A、16B、16Cが設けられている。第1、第2昇降機構16A、16Bは、図3の(a)(b)に示すように第3昇降機構16Cとは異なる支持体を有している。
第1、第2昇降機構16A、16Bの支持体16A、16Bの上面には、図3の(a)、(b)に示すようにカードホルダ55を支持する支持面16A、16Bと、各支持面16A、16Bより低い低位面16A、16Bがそれぞれ形成されている。各低位面16A、16Bには図3の(b)に示すようにカードホルダ55の下面に形成された凹部55Aに嵌入する位置決めピン16A、16Bがぞれぞれの支持面16、16Bに隣接して設けられている。これらの位置決めピン16A、16Bはそれぞれの支持面6A、16Bから上方に突出する高さで、カード保持具13の位置決めピン13Cに対応して形成されていてカードホルダ55の凹部55Aに嵌入し、プローブカード56をインサートリング54に装着できる向きに位置決めするようにしてある。また、 第1、第2昇降機構16A、16Bの位置決めピン16A、16Bは、図3の(b)に示すように初期位置では載置台52の載置面の高さと同一かそれ以下の高さに設定されている。
また、各低位面16A、16Bには、図3の(a)に示すようにプローブカード56の存否を検出するカード検出センサ16A、16Bがそれぞれの支持面16A、16Bに隣接して設けられている。第3昇降機構16Cの支持体16Cには支持面16Cのみが形成されており、この支持面16Cには位置決めピンやセンサは設けられていない。第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cによって支持されたプローブカード56は、複数のプローブ56の先端が載置台52の載置面から離間し、損傷しないようになっている(図5参照)。尚、第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cそれぞれの支持面はいずれも同一高さに設定されている。
第2のカード搬送機構12が第1のカード搬送機構11またはインサートリング54との間でプローブカードを受け渡す時に、第1、第2昇降機構16A、16Bのカード検出センサ16A、16Bがプローブカード56を検出すると、第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cの支持体16A、16B、16Cがそれぞれ同期して上昇し、第1、第2昇降機構16A、16Bの位置決めピン16A、16Bがカードホルダ55の凹部55Aに嵌入、それぞれの支持面16A、16B、16Cで支持したプローブカード56を第1のカード搬送機構11のカード保持具13から持ち上げた後、この状態の第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cが載置台52と一体的にインサートリング54内まで上昇する。この位置でインサートリング54のクランプ機構が作動し、プローブカード56がカードホルダ55を介してインサートリング54に固定される。
ところで、第1のカード搬送機構11は、使用しない時には第1、第2、第3、第4基板が垂直に積み重なり、カード保持具13が最上段の第1基板14A上に積み重なってヘッド旋回駆動機構57の駆動軸57Aの真下に収納され、プローバ室51の側面(側壁)に対向する。第1のカード搬送機構11が対向するプローバ室51の側壁51Aの上部には図4の(a)、(b)に示すように開口部51Bが形成されている。また、この側壁51Aには開口部51Bを開閉する開閉扉51Cが設けられている。この開閉扉51Cは、その内面の左右両側に設けられた一対のエアシリンダ等からなる開閉駆動機構51Dによって上下して開口部51Bを開閉するようにしてある。また、側壁51Aの内面には開閉扉51Cの下部に設けられた被検出部51Eを検出することによって開閉扉51Cの開閉を確認する開閉センサ51Fが設けられている。この開閉扉51Cは、第1のカード搬送機構11を使用しない時には開口部51Bを閉鎖してプローバ室51を外部から遮断する。
開口部51Bは、プローブカード56を搬送する時に必要とされる最小限の開口面積、即ちカード保持具13及び第1基板14Aが通るだけの面積として形成され、プローブカード56を搬送する時に乾燥空気が供給されて正圧に設定されたプローバ室51内に外気が極力入り込まないようにしている。特に、半導体ウエハの低温検査を行う場合には、プローバ室51内の載置台が例えば−50℃程度の低温に設定されているため、外気が進入すると載置台52等で結露、氷結するため、その解氷操作が必要になり、スループットを低下させる。この点、本実施形態では開口部51Bが最小限の面積に形成され、且つ、プローブカードの搬送機構10が自動化されているため、プローブカード56を短時間で搬送することができ、プローブカード56の交換作業を短縮し、載置台52等での氷結を抑制し、防止することができる。
次に、図1〜図5を参照しながら本実施形態のプローブカードの搬送機構10を用いる本発明のプローブカードの搬送方法の一実施形態について説明する。プローブカード56をインサートリング54に装着する場合には、まず、制御装置の制御下で第1のカード搬送機構11の第3、第4直進駆動機構15C、15Dが同期して駆動し、第3基板14Cが第4基板14D上でプローバ室51の側壁51Aから離れる方向へ直進すると共に第2基板14Bが第3基板14C上で第3基板14Cと同一方向へ直進し、第4基板14D上のセンサ15が第3基板14Cの先端を検出すると、第3、第4直進駆動機構15C、15Dが停止し、第1のカード搬送機構11が図1の(a)、図2の(b)に示す状態になる。この時、第1、第2直進駆動機構15A、15Bは駆動しないため、カード保持具13及び第基板14Aが第基板14上に積み重なって収納された状態にある。この状態で図1の(a)に示すように位置決めピン13Cを基準にしてカード保持具13上にプローブカード56を載置する。このようにカード保持具13がプローバ室51の外側へ延びても、この場所がテストヘッドの旋回空間であるため、プローブ装置50の正面側の通路を阻害する虞がない。
プローブカード56をカード保持具13上に載置し、第3、第4直進駆動機構15C、15Dが逆方向に駆動してカード保持具13と第1、第2、第3基板14A、14B、14Cが元の位置に戻ると、センサ15が第3基板14Cを検出し一時的に上下に重なる。引き続きプローバ室51の側壁51Aの開閉扉51Cが開閉駆動機構51Dを介して開くと共に第1、第2直進駆動機構15A、15Bが駆動してカード保持具13及び第1基板14Aが開口部51Bを通ってプローバ室51内へ一定の距離だけ進出し、カード保持具13上のプローブカード56が第2のカード搬送機構12の載置台52の真上に達した時点で第1、第2直進駆動機構15A、15Bが停止する。
図5の(a)に示すようにプローブカード56が載置台52の真上に達すると、同図の(b)に示すように第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cが駆動し、それぞれの支持体16A、16B、16Cの支持面16A、16B 、16C が載置台52の載置面を越えて上昇する。各支持体16A、16B、16Cが上昇端に達してもそれぞれの位置決めピン16A、16Bはカードホルダ55に達しない。その後は、載置台52の昇降駆動機構が駆動し、載置台52が各昇降機構16A、16B、16Cと同時に上昇し、同図の(c)に示すように第1、第2昇降機構16A、16Bの位置決めピン16A、16Bがそれぞれカードホルダ55の凹部55Aに嵌入すると共に各支持体16A、16B、16Cの支持面16A、16B 、16C がカードホルダ55の下面と接触してプローブカード56を安定した状態で支持する。更に、載置台52が各昇降機構16A、16B、16Cと一体的に上昇すると、同図の(d)に示すように各昇降機構16A、16B、16Cで支持されたプローブカード56がカード保持具13から浮上し、カード保持具13から第2のカード搬送機構12へのプローブカード56の引渡しを終了する。この時、第1のカード搬送機構11が駆動しカード保持具13及び第1基板14Aが後退し、初期位置へ戻ると同時に開閉扉51Cが開口部51Bを閉じてプローバ室51内を外部から遮断する。
その後も載置台52が各昇降機構16A、16B、16Cと一体的に同時に上昇すると、プローブカード56がインサートリング54内に進入する。この状態でインサートリング54ではクランプ機構が作動してプローブカード56をインサートリング54に固定してプローブカード56の装着を終了すると共に載置台52及び各昇降機構16A、16B、16Cが下降し、それぞれ初期位置に戻る。この際、インサートリング54にプローブカード56が装着されずに第2のカード搬送機構12に残っていると、カードセンサ13Dによってそのことを確認することができる。
半導体ウエハの検査を終えてプローブカード56を交換する時には、第1のカード搬送機構11が駆動すると共に開閉扉51Cが開口部51Bを開き、上述したようにカード保持具13及び第1基板14Aが開口部51Bを通ってプローバ室51内に進出する。これと並行して第2のカード搬送機構12が駆動して載置台52がインサートリング54に向けて上昇すると共に第1、第2、第3昇降機構16A、16B、16Cの支持体16A、16B、16Cが上昇端まで上昇してプローブカード56を受け取る。引き続き、載置台52が各昇降機構16A、16B、16Cでプローブカード56を支持した状態で一体的に下降し、既に待機するカード保持具13に達し、プローブカード56がカード保持具13に保持される。更に各昇降機構16A、16B、16Cの各支持体16A、16B、16Cが下降して第2のカード保持機構12からカード保持具13へプローブカード56を引き渡した後、カード保持具13及び第1基板14Aが後退してプローブ室51の外側へ退出すると開閉扉51Cが開口部51Bを閉じてプローバ室51内を外部から遮断する。
第1のカード搬送機構11ではカード保持具13及び第1基板14Aが初期位置に戻った後、第3、第4直進駆動機構15C、15Dが駆動し、カード保持具13が図2の(a)に示す状態になり、プローブカード56をカード保持具13から除去すると、第3、第4直進駆動機構15C、15Dが逆方向に駆動してカード保持具13が初期位置に戻ってプローブカード56の取り外しを終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、プローブカードの搬送機構10を構成する第1のカード搬送機構11がヘッド旋回駆動機構57側に設けられているため、プローブカード56が大型化してもヘッド旋回駆動機構57の旋回空間内で第1のカード搬送機構11を介してプローブカード56を搬送し、インサートリング54に対してプローブカード56を円滑に交換することができ、また、第1のカード搬送機構11が基台58上に水平に設置されているため、プローブカード56の搬送作業が安定し、第1のカード搬送機構11の機械的強度を十分に確保することができる。
また、本実施形態によれば、第1のカード搬送機構11は、ヘッド旋回駆動機構57側の側壁51Aに形成された開口部51Bを開閉する開閉扉51Cの外側に配置され、開閉扉51Cは、第1のカード搬送機構11のカード保持具13がプローバ室51内に進出する時にのみ開口部51Bを開くため、プローバ室51内への外気の侵入を抑制することができ、延いては低温検査時に載置台52での結露、氷結を抑止、防止することができ、検査のスループットを高めることができる。
また、本実施形態によれば、第1のカード搬送機構11は、積層された第1、第2、第3、第4基板14A、14B、14C、14Dと、各基板を直進させる第1、第2、第3、第4直進駆動機構15A、15B、15C、15Dと、を有し、カード保持具13が第1基板14A上に設けられ、各直進駆動機構を介して直進するため、プローブカードの搬送機構10を小型化することができると共にプローブカード56の搬送作業を自動化することができる。
また、本実施形態によれば、第1のカード搬送機構11及び第1、第2昇降機構16A、16Bは、それぞれプローブカード56を検出するセンサ13、16A、16Bを有するため、第1、第2のカード搬送機構11、12においてプローブカード56を確実に検出することができ、プローブカード56の搬送漏れを確実に防止することができる。また、第1、第2昇降機構16A、16Bは、プローブカード56の位置決めピン16A、16Bを有するため、インサートリング54に対するプローブカード56の位置決めを確実に行うことができ、プローブカード56の着脱ミスを確実に防止することができる。
尚、本発明は、上記実施形態に何等制限されるものではなく、必要に応じて各構成要素を適宜設計変更することができる。
10 プローブカードの搬送機構
11 第1のカード搬送機構
12 第2のカード搬送機構
13 カード保持具
14A、14B、14C、14D 基板
15A、15B、15C、15D 直進駆動機構
16A、16B、16C 昇降機構
50 プローブ装置
52 載置台
51C 開閉扉

Claims (7)

  1. プローブ装置のインサートリングにカードホルダ付きのプローブカードを着脱するために上記プローブカードを搬送する第1のカード搬送機構と、上記第1のカード搬送機構と上記インサートリングとの間で上記プローブカードを搬送する第2のカード搬送機構と、を備えたプローブカードの搬送機構であって、
    上記第1のカード搬送機構は、テストヘッドを上記インサートリングまで旋回させる旋回駆動機構の下側に上記プローブ装置の側面に隣接させて設けられ且つ上記第2のカード搬送機構との間で上記プローブカードの受け渡しを行う進退動可能なカード保持具を有し、上記カード保持具は、上記プローブカードを検出する第1センサと、上記カードホルダに形成された凹部に嵌入して上記プローブカードを位置決めする第1位置決めピンと、を有し、
    上記第2のカード搬送機構は、上記第1のカード搬送機構と上記インサートリングの間で上記プローブカードを搬送する際に水平方向及び上下方向に移動する載置台と、上記載置台の周囲に互いに所定間隔を空けて昇降可能に設けられ且つ上記第1のカード搬送機機構と上記載置台との間で上記プローブカードを受け渡す第1、第2、第3昇降機構と、を有し、また、
    上記第1、第2、第3昇降機構は、それぞれ上記カードホルダを受けて上記プローブカードを支持する支持面を有する支持体と、これらの支持面を上記載置台の載置面より低い位置と高い位置の間で昇降させるシリンダ機構とを有し、且つ、
    上記第1、第2昇降機構の上記支持体は、それぞれの支持面より低い位置に形成された低位面にそれぞれ設けられ且つ上記プローブカードを検出する第2センサと、上記低位面に上記支持面より上方に突出させてそれぞれ設けられ且つ上記支持面で受ける上記カードホルダに形成された凹部に嵌入して上記インサートリングに対して上記プローブカードを位置決めする第2位置決めピンと、をそれぞれ有する
    ことを特徴とするプローブカードの搬送機構。
  2. 上記第1のカード搬送機構は、上記プローブ装置の上記旋回駆動機構側の側面に形成された開口部を開閉する開閉扉の外側に配置され、上記開閉扉は、上記第1のカード搬送機構のカード保持具が上記プローブ装置内に進出する時にのみ上記開口部を開くことを特徴とする請求項1に記載のプローブカードの搬送機構。
  3. 上記第1のカード搬送機構は、積層された複数の基板と、上記各基板を直進させる直進駆動機構と、を有し、上記カード保持具は、最上段の上記基板上に設けられ、上記直進駆動機構を介して直進することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプローブカードの搬送機構。
  4. プローブ装置に用いられるテストヘッドを上記プローブ装置のインサートリングまで旋回させる旋回駆動機構の下側に上記プローブ装置の側面に隣接させて設けられた第1のカード搬送機構を構成するカード保持具カードホルダ付きプローブカードを設置する工程と、
    上記第1のカード搬送機構のカード保持具が直進して上記プローブ装置内に設けられた第2のカード搬送機構を構成する上下方向、水平方向へ移動可能な載置台及びその周囲に互いに所定間隔を空けて昇降可能に設けられた第1、第2、第3昇降機構の真上まで上記プローブカードを搬送する工程と、
    上記第2のカード搬送機構では上記第1、第2昇降機構の支持体の支持面より低い位置に形成された低位面それぞれに設けられたセンサを介して上記プローブカードを検出し、上記第1、第2、第3昇降機構の支持体がそれぞれ上記載置台の載置面より低い位置から高い位置まで上昇する工程と、上記載置台が上記第1、第2、第3昇降機構と同時に上昇して上記第1、第2昇降機構それぞれの支持体の低位面に設けられた位置決めピンが上記カードホルダに上記位置決めピンに対応して形成された凹部に嵌入して上記インサートリングに対する上記プローブカードの位置決めを行うと共に上記第1、第2、第3昇降機構それぞれの支持体の支持面で上記プローブカードを支持する工程と、
    上記第1、第2、第3昇降機構の内側に設けられた載置台が上記第1、第2、第3昇降機構と同時に上昇して上記プローブカードを上記カード保持具から受け取る共に上記カード保持具が上記載置台から後退する工程と、
    上記載置台及び上記第1、第2、第3昇降機構が同時に上昇して上記プローブカードを上記インサートリングまで搬送する工程と、を備えた
    ことを特徴とするプローブカードの搬送方法。
  5. 上記インサートリングに装着された上記プローブカードを取り外す時には、上記第1、第2のカード搬送機構が上記の工程と逆の工程を辿って上記プローブカードを上記インサートリングから上記旋回駆動機構の下側へ搬送することを特徴とする請求項4に記載のプローブカードの搬送方法。
  6. 上記プローブ装置の上記旋回駆動機構側の側面には開閉扉が設けられ、上記第1、第2のカード搬送機構を介して上記プローブカードを搬送する時に上記開閉扉が開くことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプローブカードの搬送方法。
  7. インサートリングに装着されたプローブカードと、上記プローブカードの下方に移動可能に設けられた被検査体の載置台と、上記プローブカードと導通させるためにテストヘッドを上記インサートリングまで旋回させる旋回駆動機構と、上記プローブカードを着脱するために上記旋回駆動機構の下側と上記インサートリングとの間で上記プローブカードを搬送するプローブカードの搬送機構と、を備えたプローブ装置であって、
    上記プローブカードの搬送機構は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のプローブカード搬送機構によって構成されている
    ことを特徴とするプローブ装置。
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