JP7186647B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7186647B2
JP7186647B2 JP2019055431A JP2019055431A JP7186647B2 JP 7186647 B2 JP7186647 B2 JP 7186647B2 JP 2019055431 A JP2019055431 A JP 2019055431A JP 2019055431 A JP2019055431 A JP 2019055431A JP 7186647 B2 JP7186647 B2 JP 7186647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe card
elastic member
mounting portion
spring
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019055431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020155736A (ja
Inventor
一美 山県
竜雄 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2019055431A priority Critical patent/JP7186647B2/ja
Publication of JP2020155736A publication Critical patent/JP2020155736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7186647B2 publication Critical patent/JP7186647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

本開示は、搬送装置に関する。
特許文献1は、ウエハチャックの駆動機構を利用して搬送用のトレーに載せたプローブカードを搬送し、プローブカードを検査装置のカードクランプ機構に装着する技術を開示する。
特開2013-191741号公報
本開示は、衝撃を抑えてスムーズにプローブカードを着脱する技術を提供する。
本開示の一態様による搬送装置は、載置部と、支持部とを有する。載置部は、プローブカードを載置する載置面を有する。支持部は、載置部の重量を弾性的に支持可能な第1の弾性部材、および、載置部とプローブカードの合計重量を弾性的に支持可能な第2の弾性部材が設けられ、第1の弾性部材および第2の弾性部材を介して載置部を支持する。
本開示によれば、衝撃を抑えてスムーズにプローブカードを着脱できる。
図1は、実施形態に係る検査装置の概略構成の一例を示す垂直断面図である。 図2は、実施形態に係る検査装置のインサートリング付近の構成の一例を示す図である。 図3Aは、実施形態に係る搬送装置の構成の一例を示す斜視図である。 図3Bは、実施形態に係るプローブカードを載置した状態の搬送装置の一例を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る第1のバネ部および第2のバネ部の構成の一例を概略的に示す断面図である。 図5Aは、プローブカードを着脱する際の搬送装置の状態の一例を概略的に示す図である。 図5Bは、プローブカードを着脱する際の搬送装置の状態の一例を概略的に示す図である。 図5Cは、プローブカードを着脱する際の搬送装置の状態の一例を概略的に示す図である。 図5Dは、プローブカードを着脱する際の搬送装置の状態の一例を概略的に示す図である。 図6Aは、実施形態に係る搬送装置の具体的な構成の一例を示す図である。 図6Bは、実施形態に係る搬送装置の具体的な構成の一例を示す図である。 図6Cは、実施形態に係る搬送装置の具体的な構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本願の開示する搬送装置の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態により、開示する搬送装置が限定されるものではない。
半導体デバイスの製造工程では、半導体ウエハに形成された半導体デバイスの電気的な検査にプローバなどの検査装置が用いられている。検査装置は、検査対象の半導体ウエハを配置したウエハチャックを駆動させて、プローブカードのプローブに半導体ウエハ上の電極パッドを接触させて検査を行う。
検査装置には、ウエハチャックの駆動機構を利用して、プローブカードを交換可能なものもある。プローブカードは、高価かつ繊細である。そこで、衝撃を抑えてスムーズにプローブカードを着脱できることが好ましい。
[検査装置の構成]
最初に、半導体デバイスの検査を行う検査装置の構成について説明する。図1は、実施形態に係る検査装置の概略構成の一例を示す垂直断面図である。本実施の形態に係る検査装置1は、半導体ウエハ、樹脂基板などの基板(以下、単に「ウエハ」とも称する)Wに形成された半導体デバイス等のデバイス(図示せず)の電気的特性の検査を行う装置である。検査装置1は、筺体2を有する。筺体2内には、検査対象のウエハWを載置するためのウエハチャック10が配設されている。ウエハチャック10は、駆動機構11を有しており、x、y、z、及びθ方向に移動可能とされている。
ウエハチャック10の上方に位置する筺体2には、円形の開口部が設けられており、円形の開口部の周縁部に沿ってインサートリング12が配設されている。インサートリング12には、プローブカード20の着脱が可能とされている。インサートリング12付近の詳細な構成は、後述する。
プローブカード20は、配線基板及び当該配線基板と電気的に接続された複数のプローブ(図示せず。)等から構成されている。プローブカード20のプローブは、ウエハWに形成された半導体デバイスの電極に対応して配設されている。
プローブカード20の上方には、図1中点線で示すように、検査用の信号を送るとともに、半導体デバイスからの信号を検出して半導体デバイスの状態を検査するためのテスタに接続されたテストヘッド40が配設される。
検査装置1を用いて、ウエハWに形成された半導体デバイスの電気的な検査を行う際、ウエハチャック10には、検査対象の半導体デバイスが形成されたウエハWが載置される。検査装置1は、駆動機構11により、ウエハWが載置されたウエハチャック10をプローブカード20に対応する位置まで上昇させる。そして、検査装置1は、ウエハWに形成された半導体デバイスの各電極を、プローブカード20の対応するプローブに接触させることによって、半導体デバイスとプローブカード20とを電気的に導通させる。検査装置1は、テスタがテストヘッド40およびプローブカード20を介して、半導体デバイスに検査用の信号を送るとともに、半導体デバイスからの信号を検出して半導体デバイスの状態を検査する。
筺体2の一方の側壁部、本実施形態ではフロント側(図1中右側)の側壁部には、筺体2の外部からプローブカード20を筺体2内に搬入及び搬出するための搬入搬出口2aが配設されている。また、搬入搬出口2aの下方には、プローブカード交換機構を構成するアーム16が配設されている。アーム16は、図中矢印で示すように、筺体2の壁面部分に配設された支軸の回りに上下方向に回動自在とされている。図1には、アーム16を上側に回動させて(跳ね上げて)固定した状態を示している。
アーム16の上には、図1中に矢印で示すように、水平方向に移動可能とされたスライド機構17が配設されている。スライド機構17は、先端側(図1中左側)が二股のフォーク状とされ、先端側のフォーク状の部分に、搬送装置30を支持できるようになっている。なお、搬送装置30は、上面にプローブカード20を載置可能とされており、プローブカード20を搬送および搬出する際には、搬送装置30上にプローブカード20を載置して搬送する。
スライド機構17は、プローブカード20が載置された搬送装置30を、搬入搬出口2aから筺体2内の受け渡し位置まで搬入する。また、搬送装置30は、アーム16の駆動機構によってインサートリング12の下面付近のプローブカード取り付け位置まで上昇し、搬送装置30上のプローブカード20がインサートリング12に固定される。
図2は、実施形態に係る検査装置のインサートリング付近の構成の一例を示す図である。インサートリング12の中心部には、プローブカード20より一回り小さな口径を有するポゴブロック装着穴42が形成されている。ポゴブロック装着穴42には、多数のポゴピン44を保持する略円柱状のポゴブロック46が着脱可能に挿嵌されている。
プローブカード20には、プローブが所定の配置パターンで多数取り付けられている。各プローブの先端は、プローブカード20の下面から突出し、ウエハチャック10上のウエハWに形成された半導体デバイスに設けられている各対応する電極パッドと対向するように配置されている。
テストヘッド40は、インサートリング12と対向する下面にマザーボード41が設けられている。マザーボード41には、各ポゴピン44に対応して電極が設けられている。インサートリング12とマザーボード41との間には、環状のスペーサ48を介して隙間50が形成される。隙間50は、ポゴブロック取付領域の周囲に配置される環状のシール部材52により半径方向で分断されている。また、インサートリング12とプローブカード20との間でも、ポゴブロック取付領域の周囲に配置される環状のシール部材54により両者間の隙間56が半径方向で分断されている。これによって、マザーボード41、プローブカード20およびシール部材52、54で囲まれる密閉可能な吸引空間58が形成される。
吸引空間58は、インサートリング12の周辺部に形成されている気体流路60および外部配管62を介してプローブカード保持用のバキューム機構64に接続されている。バキューム機構64は、真空ポンプ等の真空源を有しており、吸引空間58を所定の負の圧力に減圧し、減圧状態を定常的に維持する。これにより、各ポゴピン44は、プローブカード20およびインサートリング12に作用する真空吸引力により、先端(下端)がプローブカード20の上面の各対応する電極に弾性的に加圧接触する。また、各ポゴピン44は、頂部(上端)がマザーボード41の各対応する電極に押し付けられる。また、プローブカード取り付け位置に位置するプローブカード20は、吸引空間58の圧力(負圧)と周囲の圧力との差圧による上向きの力を受けて、インサートリング12に吸着されて固定される。検査装置1は、バキューム機構64により減圧する圧力を調整することで、インサートリング12やポゴブロック46に対して、テストヘッド40やプローブカード20を適切な圧力で加圧接触させることができる。
[搬送装置の構成]
次に、プローブカード20の搬送に用いる搬送装置30の構成について説明する。図3Aは、実施形態に係る搬送装置の構成の一例を示す斜視図である。
搬送装置30は、第1支持部71と、第2支持部72と、載置部73とを有する。
載置部73は、プローブカード20の直径よりも大きい平板な円環状の形状とされ、中央にプローブカード20の直径よりも小さい円形の開口が形成されている。載置部73は、図3Aに示す上面がプローブカード20を載置する載置面とされている。図3Bは、実施形態に係るプローブカードを載置した状態の搬送装置の一例を示す斜視図である。載置部73は、載置されたプローブカード20の外周部分を支持する。なお、載置部73およびプローブカード20には、プローブカード20を載置部73の所定の位置に位置決めするための位置決めピン、ホールなどの位置決め機構を設けてもよい。
第1支持部71は、先端側が二股のフォーク状とされ、先端側のフォーク状の部分に、第2支持部72を設けている。第2支持部72は、第1支持部71のフォーク状の二股の内側にそれぞれ設けられ、第1支持部71に不図示のネジなどで固定されている。第2支持部72は、載置部73を対向する2方向から支持する。本実施形態では、部品を汎用的に利用するため、汎用的に利用されるフォーク状の第1支持部71に、第2支持部72を固定した構成としたが、第1支持部71と第2支持部72とを一体とした形状の支持部を用いてもよい。
載置部73は、載置面部分に、プローブカード20を支持する支持ピン75と、プローブカード20の有無を検出可能なセンサ76とが設けられている。支持ピン75、センサ76は、プローブカード20を安定して支持可能なように載置面部分に周方向に沿って複数配置されている。本実施形態では、載置部73の第2支持部72により支持される2方向のうちの一方側に、1つの支持ピン75と1つのセンサ76とを周方向に沿って配置し、2方向のうちの他方側に、3つの支持ピン75と1つのセンサ76とを周方向に沿って配置している。載置部73は、載置されたプローブカード20を支持ピン75、センサ76により支持する。なお、載置部73は、支持ピン75、センサ76を設けずに、上面でプローブカード20を支持してもよい。
第2支持部72は、載置部73の重量を弾性的に支持可能な第1の弾性部材と、載置部73とプローブカード20の合計重量を弾性的に支持可能な第2の弾性部材が設けられている。本実施形態では、第1の弾性部材として、第2支持部72に間隔をあけてそれぞれ2つずつ計4個の第1のバネ部80が設けられている。また、第2の弾性部材として、第2支持部72に間隔をあけてそれぞれ2つずつ計4個の第2のバネ部81が設けられている。
図4は、実施形態に係る第1のバネ部および第2のバネ部の構成の一例を概略的に示す断面図である。第1のバネ部80には、バネ83aが設けられている。第2のバネ部81には、バネ83bが設けられている。第2支持部72には、バネ83aの位置に凹部84aが形成され、バネ83bの位置に凹部84bが形成されている。また、載置部73には、バネ83aの位置に貫通孔85aが形成され、バネ83bの位置に貫通孔85bが形成されている。
貫通孔85aは、バネ83aの直径よりも小さい直径で形成されている。バネ83aには、軸に沿ってピン86aが配置されている。ピン86aは、貫通孔85aを貫通し、貫通孔85aの直径よりも大きい直径の平坦なヘッド部87aが上部に形成されている。バネ83aは、上部が貫通孔85aの下面の周囲に接触し、載置部73を下側から付勢する。
貫通孔85bは、直径が変化しており、上側の直径よりも下側の直径が大きく、途中で段が形成されている。バネ83bには、軸に沿ってピン86bが配置されている。ピン86bは、貫通孔85b上側の直径よりも小さい直径の平坦なヘッド部87bが上部に形成されている。また、ピン86bには、リング部材88が設けられている。リング部材88は、段付きリングとされ、上側の直径が貫通孔85bの上側より若干小さく形成され、下側の直径が貫通孔85bの上側の直径よりも大きくかつ貫通孔85bの下側の直径よりも若干小さく形成されている。リング部材88は、ピン86bに沿って移動可能とされているが、ヘッド部87bに接触することで上部への移動が制限される。バネ83bは、上部がリング部材88に接触しており、リング部材88を下側から付勢する。リング部材88は、バネ83bが伸びる長さをリング部材88の厚さ分だけ制限している。リング部材88は、貫通孔85bの段と係合していない状態では載置部73を付勢せず、貫通孔85bの段と係合した状態ではバネ83bにより載置部73を下側から付勢する。
本実施形態では、4個の第1のバネ部80で載置部73の重量を弾性的に支持可能とし、4個の第2のバネ部81で載置部73とプローブカード20の合計重量を弾性的に支持可能としている。例えば、バネ83aは、4つのバネ83aが、リング部材88と貫通孔85bの段とが係合する高さまでの収縮範囲で、載置部73の重量を支持可能なバネ定数のバネとされている。バネ83bは、4つのバネ83bが最も収縮するまでの収縮範囲で、バネ83aと協働して、載置部73とプローブカード20の合計重量を支持可能なバネ定数のバネとされている。本実施形態では、バネ83aとバネ83bのバネ定数は異なっており、バネ83aのバネ定数がバネ83bのバネ定数よりも大きい値となっている。
第2支持部72は、載置部73からの負荷によりバネ83aが弾性収縮を開始する高さが、バネ83bが弾性収縮を開始する高さよりも高い位置とされている。本実施形態では、バネ83aが載置部73を下側から付勢して釣り合う高さを、リング部材88と貫通孔85bの段とが係合する際の高さよりも高い位置としている。これにより、載置部73からの負荷によって、バネ83aが弾性収縮を開始する高さは、バネ83bが弾性収縮を開始する高さよりも高い位置となる。
第2支持部72は、載置部73のみを支持する場合、バネ83aにより載置部73を支持する。図4の例では、バネ83aは、載置部73を下側から付勢している。しかし、リング部材88が貫通孔85bの段と係合しておらず、バネ83bは、載置部73を付勢していない。よって、載置部73は、バネ83aにより支持されている。
次に、プローブカード20を着脱する際の流れに沿って搬送装置30の状態を説明する。搬送装置30は、指定位置においてプローブカード20を載置面に受け取り、載置したプローブカード20を検査装置1のプローブカード取り付け位置に搬送する。また、搬送装置30は、検査装置1のプローブカード取り付け位置からプローブカード20を載置面に受け取り、指定位置までプローブカード20を搬送する。
図5A~5Dは、プローブカードを着脱する際の搬送装置の状態の一例を概略的に示す図である。図5Aは、プローブカード20が未載置の場合の搬送装置30の状態を示している。プローブカード20が未載置の場合、載置部73は、バネ83aにより支持される。
検査装置1は、プローブカード交換機構により、プローブカード20を装着する場合、アーム16を上側に回動させて固定した状態とする。アーム16上には搬送装置30が載置される。搬送装置30上には検査装置1に装着するプローブカード20が載置される。
図5Bは、プローブカード20を載置した場合の搬送装置30の状態を示している。プローブカード20を載置したことで、バネ83aは、リング部材88と貫通孔85bの段とが係合する高さに収縮して釣り合う。図5Bでは、載置部73はバネ83a、83bにより支持されている。
プローブカード20が載置された搬送装置30は、スライド機構17およびアーム16を駆動することによって、インサートリング12の下面付近のプローブカード取り付け位置まで搬送される。
図5Cは、プローブカード取り付け位置での搬送装置30の状態を示している。プローブカード取り付け位置では、インサートリング12に設けられたシール部材54がプローブカード20に接触してシール部材54がプローブカード20を押圧する。これにより、プローブカード20からの負荷が増してバネ83a、83bがより収縮し、バネ83a、83bが載置部73を付勢する。これにより、プローブカード20をシール部材54に強くかつ均一に押し付けることができる。
検査装置1は、バキューム機構64により吸引を行い、吸引空間58を所定の負の圧力に減圧する。これにより、プローブカード20は、吸引空間58の圧力と周囲の圧力との差圧による上向きの力を受けて、インサートリング12に吸着されて固定される。
ここで、本実施形態に係る搬送装置30は、第2支持部72に第1のバネ部80および第2のバネ部81を複数設けて、プローブカード20を支持している。これにより、インサートリング12に対してプローブカード20に傾きがある場合でもシール部材54に隙間なくプローブカード20を押し当てることができる。これにより、本実施形態に係る搬送装置30は、プローブカード20を安定してインサートリング12に吸着させることができる。
図5Dは、プローブカード20が吸着される際の搬送装置30の状態を示している。載置部73は、バネ83aおよびバネ83bにより付勢されているため、プローブカード20の吸引による上昇に伴い、載置部73が上昇する。そして、載置部73が上昇してリング部材88が貫通孔85bの段に係合する高さまで上昇した後も、載置部73はバネ83aにより付勢される。これにより、吸着の途中でプローブカード20が落下した場合でも載置部73とバネ83aにより、落下の衝撃を抑えてスムーズにプローブカード20を受け止めることができる。
プローブカード20をインサートリング12から取り外す場合は、図5A~5Dに示したプローブカード20をインサートリング12に装着する手順と逆の手順を実施する。例えば、図5Dに示すように、検査装置1は、搬送装置30の載置部73をプローブカード20に接触させる。そして、検査装置1は、バキューム機構64により吸引を終了し、吸引空間58の圧力を周囲の圧力と同程度に上昇させる。これにより、インサートリング12に対するプローブカード20の吸着力が低下し、プローブカード20は、図5Cに示すように、下降する。この場合でも、載置部73は、バネ83aにより付勢されているため、落下の衝撃を抑えてスムーズにプローブカード20を受け止めることができる。
このように、本実施形態に係る搬送装置30は、衝撃を抑えてプローブカード20をスムーズに着脱できる。
ところで、検査装置1は、厚さの異なる複数種類のプローブカード20をそれぞれ個別に装着することで、複数の種類の検査を1台で行う場合がある。複数の種類のプローブカード20は、厚さ以外、同様の形状とされ、厚さに応じて重量が増加する。このため、搬送装置30は、バネ83a、83bのバネ定数を適切に定めることで、複数の種類のプローブカード20の装着に利用できる。
2種類のプローブカード20a、20bを用いて一例を説明する。2種類のプローブカード20a、20bは、厚さおよび重量が以下であるものとする。
・プローブカード20a
厚さ:4.0mm
重量:1.3kg
・プローブカード20b
厚さ:9.5mm
重量:3.5kg
搬送装置30は、図4に示したような構成とし、バネ83a、83bをそれぞれ4個で載置部73と、プローブカード20aまたはプローブカード20bとを支持するものとする。図6Aは、実施形態に係る搬送装置の具体的な一例を示す図である。例えば、載置部73は、重量が0.77kgとする。この場合、図6Aに示すように、バネ83aは、自然長が30mm、バネ定数が0.05kg/mmとする。バネ83bは、自然長が30mm、バネ定数が0.03kg/mmとする。また、バネ83bは、リング部材88により19.5mmまでしか伸びることができないように制限されている。この場合、図6Aに示すように、バネ83aの長さが25.9mmまで収縮して釣り合い、載置部73をバネ83aで支持している。リング部材88と貫通孔85bの段は、バネ83aの長さが24.5mmとなると係合するように構成されている。図6Aでは、リング部材88と貫通孔85bの段とが係合していない。図6Bは、実施形態に係る搬送装置の具体的な一例を示す図である。図6Bは、重量が1.3kgのプローブカード20aを載置部73に載置した場合を示している。図6Bでは、バネ83aの長さが24.5mmまで収縮してリング部材88と貫通孔85bの段とが係合し、載置部73をバネ83a、83bで支持している。図6Cは、実施形態に係る搬送装置の具体的な一例を示す図である。図6Cは、重量が3.5kgのプローブカード20bを載置部73に載置した場合を示している。図6Cでは、バネ83aの長さが18.5mmまで収縮し、載置部73をバネ83a、83bで支持している。バネ83aは、プローブカード20aを支持する場合、24.5mmであり、プローブカード20bを支持する場合、18.5mmであり、差が6mmとなっている。プローブカード20aとプローブカード20bは、厚さの差が5.5mmである。このため、図6A~6Cに示した搬送装置30は、プローブカード20aとプローブカード20bの上面を同程度の高さに調整できるため、プローブカード20aとプローブカード20bの両方の装着に利用できる。
以上のように、本実施形態に係る搬送装置30は、載置部73と、支持部(第1支持部71、第2支持部72)を有する。載置部73は、プローブカード20を載置する載置面を有する。支持部は、載置部73の重量を弾性的に支持可能な第1の弾性部材(バネ83a)、および、載置部73とプローブカード20の合計重量を弾性的に支持可能な第2の弾性部材(バネ83b)が設けられ、第1の弾性部材および第2の弾性部材を介して載置部73を支持する。これにより、搬送装置30は、衝撃を抑えてプローブカード20をスムーズに着脱できる。
また、支持部は、載置部73からの負荷により第1の弾性部材が弾性収縮を開始する高さが、第2の弾性部材が弾性収縮を開始する高さよりも高い位置とされている。支持部は、載置部73のみを支持する場合、第1の弾性部材により載置部73を支持し、載置部73にプローブカード20が載置された場合、第1の弾性部材および第2の弾性部材により載置部73を支持する。これにより、搬送装置30は、プローブカード20が載置された場合、第1の弾性部材および第2の弾性部材により載置部73を支持できる。また、搬送装置30は、プローブカード20を載置部73に載置する場合、および、プローブカード20を載置部73から取り出す場合、載置部73を介して第1の弾性部材によりプローブカード20を補助できるため、プローブカード20に衝撃が加わることを抑制できる。
また、支持部は、載置部73を保持可能なように、載置部73と対応する面に第1の弾性部材および第2の弾性部材が複数設けられている。これにより、搬送装置30は、プローブカード20の取り付け面に対してプローブカード20に傾きがある場合でもプローブカード20を取り付け面に適切に対応させることができる。
以上、実施形態について説明してきたが、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。実に、上記した実施形態は、多様な形態で具現され得る。また、上記の実施形態は、請求の範囲およびその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、上記実施形態では、第1のバネ部80および第2のバネ部81をそれぞれ4つ配置した場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。第1のバネ部80および第2のバネ部81は、3つ以上であれば、いくつ配置してもよい。また、第1のバネ部80および第2のバネ部81を配置する個数は、同じであってもよく、異なってもよい。第1のバネ部80および第2のバネ部81は、プローブカード20の周方向に対して、それぞれ均等に配置されることがプローブカード20をバランス良く支持する面から好ましい。
また、上記実施形態では、第1の弾性部材としてバネ83aを使用し、第2の弾性部材としてバネ83bを使用した場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。第1の弾性部材および第2の弾性部材は、バネ以外の弾性部材を使用してもよい。
1 検査装置
12 インサートリング
20 プローブカード
30 搬送装置
54 シール部材
71 第1支持部
72 第2支持部
73 載置部
80 第1のバネ部
81 第2のバネ部
83a、83b バネ
86a、86b ピン
88 リング部材

Claims (5)

  1. プローブカードを載置する載置面を有する載置部と、
    前記載置部の重量を弾性的に支持可能な第1の弾性部材、および、前記載置部と前記プローブカードの合計重量を弾性的に支持可能な第2の弾性部材が設けられ、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材を介して載置部を支持する支持部と、
    を有する搬送装置。
  2. 前記支持部は、前記載置部からの負荷により前記第1の弾性部材が弾性収縮を開始する高さが、前記第2の弾性部材が弾性収縮を開始する高さよりも高い位置とされ、前記載置部のみを支持する場合、前記第1の弾性部材により前記載置部を支持し、前記載置部に前記プローブカードが載置された場合、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材により前記載置部を支持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材は、バネ定数の異なるバネである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記支持部は、前記載置部を保持可能なように、前記載置部と対応する面に前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材が複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の搬送装置。
  5. 前記載置部は、円環状に形成され、
    前記支持部は、前記載置部と対応する面に前記載置部の周方向に沿って前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材がそれぞれ3つ以上設けられている
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の搬送装置。
JP2019055431A 2019-03-22 2019-03-22 搬送装置 Active JP7186647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019055431A JP7186647B2 (ja) 2019-03-22 2019-03-22 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019055431A JP7186647B2 (ja) 2019-03-22 2019-03-22 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020155736A JP2020155736A (ja) 2020-09-24
JP7186647B2 true JP7186647B2 (ja) 2022-12-09

Family

ID=72559769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019055431A Active JP7186647B2 (ja) 2019-03-22 2019-03-22 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7186647B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024039A (ja) 1999-07-09 2001-01-26 Tokyo Electron Ltd プローブカード搬送機構
JP2011165995A (ja) 2010-02-12 2011-08-25 Tokyo Electron Ltd プローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024039A (ja) 1999-07-09 2001-01-26 Tokyo Electron Ltd プローブカード搬送機構
JP2011165995A (ja) 2010-02-12 2011-08-25 Tokyo Electron Ltd プローブカードの搬送機構、プローブカードの搬送方法及びプローブ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020155736A (ja) 2020-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9581641B2 (en) Wafer inspection apparatus
TWI591354B (zh) Wafer mounting method and wafer inspection device
JP6031292B2 (ja) プローブカードへの基板当接方法
JP5664938B2 (ja) プローバ及びプローブ検査方法
TW201625969A (zh) 晶圓檢查裝置之檢查用壓力設定值決定方法
TWI647463B (zh) Substrate inspection device and probe card transport method
US10416228B2 (en) Prober
US20130195587A1 (en) Wafer transfer device
JP2015106626A (ja) プロービングユニット、及びプロービングユニットを用いたバーンインスクリーニングシステム及びバーンインスクリーニング方法
JP2013191741A (ja) プローブ装置及びプローブ装置のプローブカード装着方法
JP5747428B2 (ja) 位置決め固定装置
JP2016032110A (ja) プロービング装置及びプローブコンタクト方法
JP2020106454A (ja) 温度測定部材、検査装置及び温度測定方法
US8674712B2 (en) Apparatus for driving placing table
KR102355572B1 (ko) 검사 장치, 검사 시스템, 및 위치 맞춤 방법
JP7267058B2 (ja) 検査装置
JP7186647B2 (ja) 搬送装置
JP3105201B2 (ja) ウェーハの搬送保持機構
JP6266386B2 (ja) 半導体試験システム
JP2001113420A (ja) 位置決め方法及びその装置
JP2022000878A (ja) 検査装置における接触解除方法法及び検査装置
JP2016192484A (ja) プローバ
JP2014165451A (ja) コレットならびにチップ部品の搬送装置および搬送方法
JPH0843487A (ja) 搬送装置
JP2001337131A (ja) 集積回路ハンドラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211130

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7186647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150