JP5459558B2 - スタッカークレーン - Google Patents
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Description
すなわち、スタッカークレーンが物品収納棚の前面に沿って走行し、かつ、昇降台が昇降することにより、昇降台に装備した物品移載装置が、物品収納棚における収納部に対する物品移載位置、物品入庫部に対する物品移載位置、及び、物品出庫部に対する物品移載位置に移動されて、主として、物品入庫部に入庫される物品を収納部に収納する入庫作業や、収納部に収納された物品を物品出庫部に出庫する出庫作業を行うのに用いられることになる。
すなわち、上部枠体が、左右一対の枠部分を備えており、それら枠部分が、前後の支柱の夫々にボルト連結される前後一対の接続板と、車体前後方向に延びる長尺状に形成されて、その両端部が前後一対の接続板にボルト連結される上部フレームとから構成されている。
そして、左右の一対の枠部分が、それらの間に前後の支柱を位置させる状態で、前後の支柱に連結されている。
ちなみに、特許文献1においては、天井側のガイドレールの横側面に接当する前後のガイドローラの夫々を支持する前後一対の取付け板が、前方側の支柱を挟んで位置する左右の接続板や、後方側の支柱を挟んで位置する左右の接続板の上部に載置された状態で、接続板にボルト連結されている。
前記上部枠体が、車体前後方向に延びる前後延伸部、及び、その前後延伸部の車体前後方向両端の夫々から下方に延びるマスト連結部を備える状態に、上下方向に沿う板体にて形成された主体部分と、その主体部分から車体横幅方向に向けて張り出しかつ車体前後方向に延びる状態に、水平方向に沿う板体にて形成された補強部分とから構成され、
前記主体部分における前記前後のマスト連結部の夫々が、前記前後の支柱の側面部に当て付けた状態で、前記前後の支柱にボルト連結されている点を特徴とする。
前記上部枠体が、前記主体部分と前記補強部分とから構成される左右一対の枠部分を備えるように構成され、
前記左右一対の枠部分が、それの間に前記前後の支柱を位置させる状態で、前記前後の支柱に連結されている点を特徴とする。
前記左右一対の枠部分の夫々における前記補強部分が、他方側の枠部分に向けて延びる状態で前記主体部分から車体横幅方向に張り出すように設けられて、前記前後の支柱の上端に接当するように構成されている点を特徴とする。
したがって、前後の支柱に対する左右の枠部分の上下方向での位置を適正な位置に位置決めした状態で、前後の支柱に対して左右の枠部分を連結することができる。
前記補強部分が、車体横幅方向に向けて張出す張出し部分の端部から下方に延びる下方屈曲部分を備えるように構成され、
前記下方屈曲部分の車体前後方向の両端部が、前記張出し部分の車体前後方向の端部よりも車体前後方向において内方側に位置するように形成され、
前記下方屈曲部分における車体前後方向両端の端縁部が、前記前後の支柱の外周面に接当して、前記前後の支柱に対する前記左右一対の枠部分の車体前後方向での位置を規制するように構成されている点を特徴とする。
したがって、前後の支柱に対する左右の枠部分の車体前後方向での位置を適正な位置に位置決めした状態で、前後の支柱に対して左右の枠部分を適正状態に連結することができる。
前記下部枠体が、前記走行輪を支持する前後の車輪支持枠を連結枠にて接続して構成され、
前記前後の車輪支持枠のうちの前方側の車輪支持枠の下端部に、前記前後の支柱のうちの前方側の支柱の下端面を受け止め載置する載置部が形成され、かつ、前記前後の車輪支持枠のうちの後方側の車輪支持枠の下端部に、前記前後の支柱のうちの後方側の支柱の下端面を受け止め載置する載置部が形成され、
前記前方側の支柱が、その下端面が前記前方側の車輪支持枠の前記載置部にて受け止められた状態で、かつ、その側面部が前記前方側の車輪支持枠に連結支持された状態で設けられ、
前記後方側の支柱が、その下端面が前記後方側の車輪支持枠の前記載置部にて受け止められた状態で、且つ、その側面部が前記後方側の車輪支持枠に連結支持された状態で設けられている点を特徴とする。
天井側のガイドレールの横側面に接当する前後のガイドローラの夫々が、前記前後の支柱に取付けられている点を特徴とする。
図1及び図2に示すように、バケット状の容器等の物品Pを収納する複数の収納部1を縦横に並べて備える左右一対の物品収納棚Bが設けられ、それら一対の物品収納棚Bの間の作業通路Eを移動するスタッカークレーンAが設けられ、物品収納棚Bへ収納する物品Pを外部から搬入する物品入庫部Da、及び、物品収納棚Bから取り出された物品Pを外部に搬出するための物品出庫部Dbが、一対の物品収納棚Bの夫々の横側部に隣接する箇所に振り分け設置され、そして、スタッカークレーンAによって、収納部1に収納された物品Pを物品出庫部Dbに取り出す出庫作業及び物品入庫部Daに搬入された物品Pを収納部1に収納する入庫作業を行う自動倉庫が構成されている。
したがって、スタッカークレーンAは、走行レール2とガイドレール7にて案内される状態で作業通路E走行して、上述の入庫作業や出庫作業を行うように構成されている。
したがって、上述した前後一対の支柱5F、5Rは、前方側の支柱5Fが、駆動車輪9の存在側に配設され、後方側の支柱5Rが、遊転車輪11の存在側に配設されることになる。
尚、以下の記載においては、スタッカークレーンAの前後方向を、車体前後方向と簡略して記載し、また、スタッカークレーンAの横幅方向を、車体横幅方向と簡略して記載する。
この2台のフォーク装置Fの設置間隔は、図2に示すように、物品収納棚Bにおける収納部1が、車体前後方向に相当する棚横幅方向に並ぶ間隔と同じであり、2台のフォーク装置Fによって、棚横幅方向に並ぶ2つの収納部1に対して同時に移載作業を行えるようになっている。
また、昇降台4の車体後方側の端部には、後方側の支柱5Rの両横側面に接当する横位置規制用輪体21、及び、後方側の支柱5Rの車体前方側に相当する面に接当する前後位置規制用輪体22が設けられている。
したがって、昇降台4は、車体横幅方向や車体前後方向での位置が規制されるように、前後の支柱5F、5Rにて案内される状態で、前後の支柱5F、5Rに沿って昇降されるように構成されている。
つまり、ネジ孔が形成された連結用プレート(タッププレート)が、凹入溝Uに挿入され、この連結用プレートに螺合するボルトにより、支柱5F、5Rと他部材とを連結するように構成されている。
尚、駆動車輪支持枠23には、上述したガイド輪10が支持され、また、遊転車輪支持枠24には、上述したガイド輪12が支持されている。
ちなみに、本実施形態においては、駆動車輪支持枠23と遊転車輪支持枠24とが、前方側や後方側の車輪支持枠に相当することになる。
尚、駆動車輪9が、駆動車輪支持枠23の左右の枠部分の間に、その車体後方側部分が入り込む状態に装備されている。
ちなみに、駆動車輪支持枠23に前方側の支柱5Fをボルト連結する際には、上述した連結プレート(タッププレート)を支柱5Fの凹入溝Uを挿入して、ボルト挿通孔23bを挿通させたボルトを連結プレート(タッププレート)に螺合させることになる。
尚、遊転車輪11が、遊転車輪支持枠24の左右の枠部分の間に、その車体前方側部分を入り込む状態で装備されている。
ちなみに、遊転車輪支持枠24と後方側の支柱5Rとのボルト連結は、駆動車輪支持枠23と前方側の支柱5Fとのボルト連結と同様に行われることになる。
したがって、位置規制用ボルト30の正逆の回転調整によって、遊転車輪11の軸受ユニット27の遊転車輪支持枠24に対する上下位置を調整できることになり、この調整により、前後の支柱5F、5R、つまりスタッカークレーンAの車体前後方向での傾きを調節できるようになっている。
そして、連結枠25は、駆動車輪支持枠23の側面部への取付け部25a(図5参照)及び遊転車輪支持枠24の側面部への取付け部25b(図6参照)を、前後方向に延びる主体枠部分25Aの前後両端部に備えている。
主体枠部分25Aは、断面形状がC字状の型鋼を用いて構成され、その内部には、電線類を収納できるようになっている。尚、例示図においては、主体枠部分25Aの側部の開口を閉じるカバー体が装着されている。
つまり、スタッカークレーンAは、下部枠体3、前後の支柱5F、5R、上部枠体6、及び、昇降台4に分解された状態で、製造箇所から設置箇所に搬送さて、設置箇所にて組み付けられることになるが、下部枠体3を床面から浮上させた状態で支持する冶具が、下部枠体3に装着できるように構成されている。
つまり、本実施形態においては、前方側の副枠部分25Fが、前方側の支柱5Fの側面部のうちの前方側の駆動車輪支持枠23に連結支持される前側面部分とは異なる右側面部分に連結される前方支柱用支持体として機能するようになっている。
つまり、本実施形態においては、後方側の副枠部分25Rが、後方側の支柱5Rの側面部のうちの後方側の遊転車輪支持枠24に連結支持される後側面部分とは異なる右側面部分に連結される後方支柱用支持体として機能するようになっている。
また、図10に示すように、遊転車輪支持枠24の左端部には、後方側の支柱5Rの左側面部にボルト連結するL字状の連結片24Aが、ボルト連結されている。
そして、昇降駆動装置Gが、前方側の駆動車輪支持枠23の上方箇所に、取付け枠32にボルト連結される状態で取付けられている。
そして、下枠部分33aの下端部が、前方側の駆動車輪支持枠23の上端部にボルト連結され、かつ、下枠部分33aの上下中間部や上端部が、前方側の支柱5Fにボルト連結されている。さらに、下枠部分33aの車体横幅方向の右側の端縁部が、前方側の副枠部分25Fにボルト連結されている。
尚、主体部分の6aの両端部のマスト連結部Fj、Rjを前方側の支柱5Fや後方側の支柱5Rにボルト連結する際には、上述した連結プレートを支柱5F、5Rの凹入溝Uに挿入して、その連結プレートにボルトを螺合させることになる。
つまり、本実施形態においては、補強部分6bは、車体前後方向視にて、主体部分6aの内面に当て付けられた状態で溶接される上下方向に沿う縦板部分N1、その縦板部分N1の下端から内方側に向けて水平方向に沿って張り出す張出し部分N2、及び、その張出し部分N2の端部から下方に向けて延びる下方屈曲部分N3を備える2段屈曲状に形成されており、張出し部分N2が、主体部分6aから車体横幅方向に向けて張り出しかつ車体前後方向に延びる状態に、水平方向に沿う板体にて構成される部分に相当する。
また、主体部分の6aの両端部のマスト連結部Fj、Rjを前方側の支柱5Fや後方側の支柱5Rにボルト連結する際に、補強部分6bにおける下方屈曲部分N3の前後両端の端縁部Kが、前方側の支柱5Fや後方側の支柱5Rの外周面に接当することにより、左右の枠部分6L、6Rの前方側の支柱5Fや後方側の支柱5Rに対する車体前後方向での位置を規制するようになっている。
また、天井側のガイドレール7に接当する前後のガイドローラ8f、8rのうちの、後方側の左右のガイドローラ8rは、後方側の支柱5Rにボルト連結される第4支持体37に支持されている。
そして、第2支持体35の主体部分から車体後方側に延びる板部分が、上部枠体6の左側の枠部分6Lにおける主体部分6aを後方側の支柱5Rとの間に挟む状態で、後方側の支柱5Rに対してボルト38Aにて連結され、かつ、第2支持体35の主体部分から車体前方側に延びる板部分が、上部枠体6の左側の枠部分6Lにおける主体部分6a及び補強部分6bの縦板部分N1を貫通するボルト38Bにて、上部枠体6の左側の枠部分6Lに連結されている。
そして、第2支持体35と軸受39との間にスペーサ41が介在され、支持軸17Aの先端部に螺合されるボルト42が、環状の押圧体43を介して、軸受39を第2支持体35に接近する側に向けて押圧するように構成されている。
尚、詳述はしないが、第1案内体14は、第3案内体17と同様な構成にて支持されている。
そして、このようなカバー体44は、図13及び図14に示すように、第1〜第4案内体14〜18の全てに対応して設けられている。
図18に基づいて、第3案内体17における支持棒45の装着部を代表にして説明すると、支持棒45の車体横幅方向内方側部分が、第2支持体35を貫通するボルト46Aにて第2支持体35に対して連結された状態、第2支体35に支持され、そして、支持棒45の車体横幅方向外方側部分に、カバー体44を貫通するボルト46Bが螺合されて、カバー体44の周縁部が支持棒45にて支持されるように構成されている。
つまり、外れ止め具47は、支持棒45の長手方向に沿って摺動することにより、図18、図19(b)、及び、図20(b)に示すように、第3案内体17に対向する状態に位置して、第3案内体17からの外れを規制するように昇降用ワイヤ13Bを受け止める受け止め位置と、図19(a)、及び、図20(a)に示すように、第3案内体17から離れる状態に位置して、昇降用ワイヤ13Bの受け止める解除する解除位置とに切換えられるように構成されている。
次に、別実施形態を列記する。
(1)上記実施形態では、上部枠体が左右一対の枠部分を備える場合を例示したが、上部枠体が、片側の枠部分のみを備える形態で実施してもよい。
また、上部枠体に左右一対の枠部分を備えさせる場合において、上記実施形態においては、左右の枠部分を連結しない場合を例示したが、左右の枠部分を接続する連結枠を、その両端部の夫々を左右の枠部分にてボルト連結する状態で、車体前後方向に複数設けるようにして、上部枠体を梯子状に形成してもよい。
このように下方屈曲部分を備えさせない場合には、本体部分を形成する上下方向に沿う板体の上端側部分を、車体横幅方向に折曲げ形成して、この折曲げ部分を補強部分とする形態で実施してもよい。
3 下部枠体
4 昇降台
5F、5R 支柱
6 上部枠体
6a 主体部分
6b 補強部分
6L、6R 枠部分
9、11 走行輪
23、24 車輪支持枠
23a 載置部
24a 載置部
25 連結枠
Fj、Rj マスト連結部
K 端縁部
L 前後延伸部
N2 張出し部分
N3 下方屈曲部分
Claims (6)
- 走行レールに沿って走行自在な走行輪を前後両端部に備えた下部枠体と、その下部枠体の前後両端部の夫々から立設される前後の支柱と、その前後の支柱の上端部同士を接続する上部枠体と、前記前後の支柱にて昇降自在に案内される昇降台とを備えたスタッカークレーンであって、
前記上部枠体が、車体前後方向に延びる前後延伸部、及び、その前後延伸部の車体前後方向両端の夫々から下方に延びるマスト連結部を備える状態に、上下方向に沿う板体にて形成された主体部分と、その主体部分から車体横幅方向に向けて張り出しかつ車体前後方向に延びる状態に、水平方向に沿う板体にて形成された補強部分とから構成され、
前記主体部分における前記前後のマスト連結部の夫々が、前記前後の支柱の側面部に当て付けた状態で、前記前後の支柱にボルト連結されているスタッカークレーン。 - 前記上部枠体が、前記主体部分と前記補強部分とから構成される左右一対の枠部分を備えるように構成され、
前記左右一対の枠部分が、それの間に前記前後の支柱を位置させる状態で、前記前後の支柱に連結されている請求項1記載のスタッカークレーン。 - 前記左右一対の枠部分の夫々における前記補強部分が、他方側の枠部分に向けて延びる状態で前記主体部分から車体横幅方向に張り出すように設けられて、前記前後の支柱の上端に接当するように構成されている請求項2記載のスタッカークレーン。
- 前記補強部分が、車体横幅方向に向けて張出す張出し部分の端部から下方に延びる下方屈曲部分を備えるように構成され、
前記下方屈曲部分の車体前後方向の両端部が、前記張出し部分の車体前後方向の端部よりも車体前後方向において内方側に位置するように形成され、
前記下方屈曲部分における車体前後方向両端の端縁部が、前記前後の支柱の外周面に接当して、前記前後の支柱に対する前記左右一対の枠部分の車体前後方向での位置を規制するように構成されている請求項3記載のスタッカークレーン。 - 前記下部枠体が、前記走行輪を支持する前後の車輪支持枠を連結枠にて接続して構成され、
前記前後の車輪支持枠のうちの前方側の車輪支持枠の下端部に、前記前後の支柱のうちの前方側の支柱の下端面を受け止め載置する載置部が形成され、かつ、前記前後の車輪支持枠のうちの後方側の車輪支持枠の下端部に、前記前後の支柱のうちの後方側の支柱の下端面を受け止め載置する載置部が形成され、
前記前方側の支柱が、その下端面が前記前方側の車輪支持枠の前記載置部にて受け止められた状態で、かつ、その側面部が前記前方側の車輪支持枠に連結支持された状態で設けられ、
前記後方側の支柱が、その下端面が前記後方側の車輪支持枠の前記載置部にて受け止められた状態で、且つ、その側面部が前記後方側の車輪支持枠に連結支持された状態で設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載のスタッカークレーン。 - 天井側のガイドレールの横側面に接当する前後のガイドローラの夫々が、前記前後の支柱に取付けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のスタッカークレーン。
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