JP5435501B2 - ガラス光ファイバの処理装置および処理方法ならびに光ファイバの製造方法および線引き方法 - Google Patents

ガラス光ファイバの処理装置および処理方法ならびに光ファイバの製造方法および線引き方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながら光ファイバを線引きする際に、光ファイバ母材から線引きしたガラス光ファイバを処理するガラス光ファイバの処理装置および処理方法ならびに光ファイバの製造方法および線引き方法に関するものである。
光ファイバは、ガラスからなる光ファイバ母材の一端を線引き加熱炉にて加熱溶融し、その一端からガラス光ファイバを線引きし、線引きしたガラス光ファイバの外周に、ダイス等を用いて樹脂などからなる被覆を形成することによって製造される。製造された光ファイバは、キャプスタンローラを介して、巻き取り機によって巻き取られる。
しかしながら、光ファイバ母材の先端部は、コア部の外径とクラッド部の外径との比が規格から外れている場合がある。このような先端部から線引きしたガラス光ファイバは、コア径やクラッド径が規格から外れたものとなるので、製品として用いることができない。したがって、光ファイバ母材の先端部は、光ファイバの製造工程の立ち上げ時において、線引きの諸条件を調整するための線引きに用いられ、線引きしたガラス光ファイバは廃棄されていた。
ここで、製品として用いることができない廃棄すべき光ファイバ母材の先端部の処理方法として、特許文献1には、製品とすべき光ファイバよりも太い外径でガラス光ファイバを引き取る引き取り機構と、引取った外径の太いガラス光ファイバを切断する切断機構と、切断したガラス光ファイバ片を収容する収容機構を備えた処理装置を用いて、光ファイバ母材の先端部を処理する方法が開示されている。
特開平10−330133号公報
しかしながら、上記の処理装置は、光ファイバ製造時の引き取り機構とは異なる独自の引き取り機構を備えるため、装置が大型化する。また、外径が太い状態でガラス光ファイバの処理を行なうために、ガラス光ファイバの線引き加熱炉のなるべく直下に処理装置を配置して処理を行う必要がある。その結果、通常の光ファイバの製造装置において線引き加熱炉の下方に配置されている被覆装置をいったん移動し、その代わりに処理装置を配置して、ガラス光ファイバを線引きし、これを処理する。そして、処理後にガラス光ファイバの線引きを中断し、再び被覆装置の配置を元に戻し、光ファイバの製造を行なうという煩雑な工程が必要であった。また、線引きの線速の高速化に伴い、十分に冷却されていない高温のガラス光ファイバが処理装置に進入し、処理装置が損傷を受けるおそれもあった。
一方、上記のような処理装置を用いず、処理すべき光ファイバ母材の先端部についても、通常の光ファイバと同様に線引きして被覆を形成し、巻き取り機構によって巻き取る方法も考えられるが、廃棄する光ファイバのために被覆材料を余計に消費することとなるという問題がある。また、被覆を形成せずにガラス光ファイバの状態で線引きした場合、ガラス光ファイバは非常に脆く折れやすいため、巻き取り機構によって巻き取ることができず、その処理が困難であるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、省スペース性に優れ、簡易かつ安全にガラス光ファイバを処理できるガラス光ファイバの処理装置および処理方法ならびにこれを用いた光ファイバの製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、製品となる光ファイバの製造を迅速かつ簡易に開始することができる光ファイバの線引き方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガラス光ファイバの処理装置は、光ファイバ母材から光ファイバを線引きする際に、前記光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながら線引きしたガラス光ファイバを処理するガラス光ファイバの処理装置であって、前記引き取り機構を通過したガラス光ファイバを導く導入部と、前記導入部に接続する筐体と、前記筐体内において前記導入部が導いた前記ガラス光ファイバをガラス光ファイバ片に細断する細断機構とを有する細断手段と、前記細断手段の筐体に接続し、前記ガラス光ファイバ片を搬送する搬送管と、前記搬送管に接続し、前記搬送管を介して前記ガラス光ファイバ片を吸引する吸引手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るガラス光ファイバの処理装置は、上記の発明において、前記搬送管と前記吸引手段とに接続し、前記搬送管が搬送した前記ガラス光ファイバ片を回収する回収手段をさらに備え、前記回収手段は、前記ガラス光ファイバ片と、前記ガラス光ファイバ片とともに搬送した気体および粉塵とを分離する分離手段と、前記分離したガラス光ファイバ片を収容する回収容器と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るガラス光ファイバの処理装置は、上記の発明において、前記細断機構は、回転手段と、前記回転手段によって回転し、該回転によって前記ガラス光ファイバを細断する回転体と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るガラス光ファイバの処理装置は、上記の発明において、前記導入部は、前記引き取り機構が備えるキャプスタンローラが嵌合するように設けた切り欠き部を有する可動部と、前記可動部を前記導入部の本体に対してスライドするように取り付けるスライド機構と、前記可動部がスライドした場合に初期位置に復元させる復元機構と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るガラス光ファイバの処理装置は、上記の発明において、前記可動部は、前記キャプスタンローラに対向する側に、弾性材料からなる衝撃緩和部材を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るガラス光ファイバの処理方法は、光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながら光ファイバを線引きする際に、前記光ファイバ母材から線引きしたガラス光ファイバを処理するガラス光ファイバの処理方法であって、前記引き取り機構を通過したガラス光ファイバを該引き取り機構の近傍においてガラス光ファイバ片に細断する細断工程と、前記細断したガラス光ファイバ片を吸引して搬送管内を搬送する吸引工程と、前記搬送したガラス光ファイバ片を回収する回収工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るガラス光ファイバの処理方法は、上記の発明において、前記回収工程は、前記搬送したガラス光ファイバ片と、前記ガラス光ファイバ片とともに搬送した気体および粉塵とを分離する分離工程を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの製造方法は、上記のいずれかの発明に係るガラス光ファイバの処理方法を用いて前記ガラス光ファイバを処理した後に、前記光ファイバ母材から外周に被覆を形成した光ファイバを線引きすることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、ガラスからなる光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながらガラス光ファイバを線引きする方法であって、前記光ファイバ母材の一端から、線速を制御しながら、製品とすべきガラス光ファイバの外径よりも太い外径となるようにガラス光ファイバを線引きする線引き制御工程と、前記ガラス光ファイバの外径を、被覆を形成するためのダイスを通過可能な外径に調整する外径調整工程と、前記ダイスを通過可能な外径としたガラス光ファイバの外周に、前記ダイスを配置するダイス配置工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記線速の最大値を200〜500m/分とすることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記引き取り機構が備えるキャプスタンローラと接触する際の前記ガラス光ファイバの温度を100℃以下とすることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記ガラス光ファイバの温度を50℃以下とすることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記製品とすべきガラス光ファイバの外径は130μm以下であり、前記線引きするガラス光ファイバの外径を500μm以下とすることを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記線引きするガラス光ファイバの外径を400μm以下とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記線引き制御工程は、所定の目標線速よりも遅い線速で、前記ガラス光ファイバの外径を目標外径に増加させる第一制御工程と、前記ガラス光ファイバの外径が前記目標外径に到達後、前記ガラス光ファイバの外径を前記目標外径に維持しつつ線速を目標線速まで加速する第二制御工程と、前記目標外径と前記目標線速とを維持して前記ガラス光ファイバを所定量だけ線引きする第三制御工程と、を含み、前記外径調整工程においては、前記ガラス光ファイバの外径を調整すると同時に、前記ダイスの配置を行う線速まで減速することを特徴とする。
また、本発明に係る光ファイバの線引き方法は、上記の発明において、前記ダイス配置工程に続けて、前記光ファイバ母材から前記製品とすべきガラス光ファイバを線引きし、前記ダイスを用いて該製品とすべきガラス光ファイバの外周に被覆を形成することを特徴とする。
本発明によれば、省スペース性に優れ、簡易かつ安全に光ファイバを処理できるガラス光ファイバの処理装置および処理方法ならびにこれを用いた光ファイバの製造方法を実現できるという効果を奏する。
また、本発明によれば、光ファイバ母材の一端から製品とすべきガラス光ファイバの外径よりも太い外径のガラス光ファイバを線引きするので、光ファイバ母材の先端部の不良部分を迅速に消費でき、その後に線引きを継続したままガラス光ファイバの外周にダイスを配置するので、製品となる光ファイバの製造を迅速かつ簡易に開始することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1において用いる光ファイバの製造装置および光ファイバの処理装置の全体構成を模式的に示す概略図である。 図2は、図1に示す光ファイバ母材の模式的な断面図である。 図3は、図1に示すガラス光ファイバの処理装置の構成を模式的に示す概略図である。 図4は、図3に示す処理装置の導入部材を模式的に示す斜視概略図である。 図5は、図4に示す導入部材における可動部の上面部への取り付け部の模式的な断面図である。 図6は、図4に示す導入部材をキャプスタンローラに嵌合するように設置した状態を示す図である。 図7は、図3に示す細断機構を模式的に示す斜視概略図である。 図8は、新たに光ファイバを線引きする状態を示す図である。 図9は、実施の形態2において用いる光ファイバの製造装置の全体構成を示す模式図である。 図10は、実施の形態2におけるガラス光ファイバの線引速度(線速)、光ファイバの外径、光ファイバ母材の送り長(母材送り長)の制御の一例のタイミングチャートを示した図である。 図11は、製品となる光ファイバを製造する状態を示す模式図である。
符号の説明
1 光ファイバ母材
1a 不良部
1b 良品部
1aa、1ba コア部
1ab、1bb クラッド部
1ac ダミー棒
2、5、6 ガラス光ファイバ
2a ガラス光ファイバ片
3、7 光ファイバ
4 支持棒
11、32 線引き加熱炉
11a、32a ヒータ
12 第1樹脂塗布装置
12a、14a、43a、43b 樹脂
13 第1樹脂硬化装置
14 第2樹脂塗布装置
15 第2樹脂硬化装置
16、36 キャプスタンローラ
17、37 押さえ機構
17a ローラ
17b ゴムベルト
18、40 巻き取り機構
21 導入部材
21a 底面部
21b 側面部
21ba ガイド部
21c 上面部
21ca 溝
21d 可動部
21da、21db 衝撃緩和部材
21e 取り付け部
21ea ばね
22 細断機
22a 筐体
22b 細断機構
22ba 固定細断棒
22bb 可動細断棒
22bc モータ
22c、22d 脚
23 搬送管
24 吸引機
24a 吸引機本体
24aa タイヤ
24b 吸引管
25 回収機
25a サイクロン
25b 回収容器
31 昇降機構
33 外径測定器
34 冷却塔
35a、35b UVランプ室
38 光ファイバ回収器
39a、39b ガイドロール
41a、41b 樹脂塗布装置
42a プライマリダイス
42b セカンダリダイス
100、300 製造装置
200 処理装置
A1〜A4 矢印
C 制御器
F 床
N 切り欠き部
O1、O2 開口部
P 位置
S1〜S4 区間
X1 軸
以下に、図面を参照して本発明に係るガラス光ファイバの処理装置および処理方法ならびに光ファイバの製造方法および線引き方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1において用いる光ファイバの製造装置およびガラス光ファイバの処理装置の全体構成を模式的に示す概略図である。図1に示すように、光ファイバの製造装置100は、ヒータ11aを有し、光ファイバ母材1の一端を加熱溶融するための線引き加熱炉11と、光ファイバに紫外線硬化性の樹脂を塗布する第1樹脂塗布装置12、第2樹脂塗布装置14と、塗布した樹脂を硬化させ、被覆を形成する第1樹脂硬化装置13、第2樹脂硬化装置15と、引き取り機構としてのキャプスタンローラ16および押さえ機構17と、巻き取り機構18とを備える。第1樹脂硬化装置13、第2樹脂硬化装置15は、たとえば紫外線照射装置である。キャプスタンローラ16および押さえ機構17は、線引きした光ファイバを十分に冷却するために、線引き加熱炉11からできるだけ離隔し、床Fに近接する高さに配置されている。なお、処理装置200については後で詳述する。
光ファイバ母材1は、石英系ガラスからなり、その直径がたとえば100mm、長さがたとえば2000mmである。また、光ファイバ母材1は不良部1aと良品部1bとを有する。図2は、図1に示す光ファイバ母材1の模式的な断面図である。図2に示すように、光ファイバ母材1の良品部1bはコア部1baとクラッド部1bbとからなる。コア部1baとクラッド部1bbとの外径比は所望の規格を満たしているので、良品部1bから線引きした光ファイバはコア径やクラッド径が規格を満たすものとなる。一方、不良部1aは光ファイバ母材1の先端部に位置し、コア部1aaとクラッド部1abを有するが、最も先端においては、コア部1aaの代わりに、光ファイバ母材1の製造の際に用いたダミー棒1acが存在している。コア部1aaとクラッド部1abとの外径比は所望の規格からはずれており、不良部1aから線引きした光ファイバはコア径やクラッド径が規格からはずれたものとなるか、あるいはコアのない光ファイバとなるので、廃棄処理すべきものとなる。
以下、図1を用いて、不良部1aから線引きした光ファイバの処理方法について説明する。はじめに、光ファイバ母材1を線引き加熱炉11にセットし、ヒータ11aによって光ファイバ母材1の先端の不良部1aを加熱溶融し、ガラス光ファイバ2を線引きする。
線引きしたガラス光ファイバ2は、第1樹脂塗布装置12、第1樹脂硬化装置13、第2樹脂塗布装置14、第2樹脂硬化装置15を順次通過するが、このとき、第1樹脂塗布装置12および第2樹脂塗布装置14にはダイスを配置せず、ガラス光ファイバ2には被覆を形成しない。
つぎに、キャプスタンローラ16および押さえ機構17がガラス光ファイバ2を引き取る。引き取られたガラス光ファイバ2は、処理装置200に導入され、処理される。
なお、ガラス光ファイバ2の線引きの線速は速ければ速いほど効率がよいが、速すぎるとガラス光ファイバ2の温度が高くなる。同様にしてガラス光ファイバ2の外径についても、太ければ太いほど効率が良いが、太すぎるとガラス光ファイバの熱容量が大きくなり、ガラス光ファイバ2の温度が高くなる。ガラス光ファイバの温度が過度に高くなると、製造装置100内の例えばキャプスタンローラ16および押さえ機構17のゴム製の部分や処理装置200などを損傷する可能性がある。よってガラス光ファイバ2のキャプスタンローラ16と接触時の温度は100℃以下、できれば50℃以下であることが望ましい。また、ガラス光ファイバ2の外径に関しては、被覆していないファイバは非常に折れやすく、特に外径が太くなるほど、少し曲げただけで折れてしまうようになるため、キャプスタンローラ16に接する部分で頻繁に折れてしまうようになる。以上の理由により、線速は300〜500m/分、ガラス光ファイバ2の外径は100〜500μmとするのが好ましく、断線をより少なく抑えるためにはガラス光ファイバ2の外径は100〜300μmが好ましい。
つぎに、処理装置200と、処理装置200がガラス光ファイバ2を処理する方法について説明する。図3は、図1に示すガラス光ファイバの処理装置200の構成を模式的に示す概略図である。この処理装置200は、導入部材21と、細断機22と、搬送管23と、吸引機24と、回収機25とを備える。
この処理装置200は、導入部材21が、キャプスタンローラ16と押さえ機構17とに近接するように配置される。細断機22は、導入部材21と搬送管23とに接続する筐体22aと、細断機構22bと、脚22c、22dとを備える。また、吸引機24は、移動用のタイヤ24aaを有する吸引機本体24aと、吸引管24bとを備える。回収機25は、搬送管23と吸引機24とに接続し、サイクロン25aと、回収容器25bとを備える。
ここで、図3を用いて、この処理装置200の動作を説明する。はじめに、キャプスタンローラ16と、ローラ17a、17aおよびゴムベルト17bとからなる押さえ機構17がガラス光ファイバ2を引き取っている状態において、導入部材21が、キャプスタンローラ16および押さえ機構17を通過したガラス光ファイバ2を細断機22の筐体22a内に導く。つぎに、細断機22の細断機構22bが、筐体22a内において導入部材21が導いたガラス光ファイバ2をガラス光ファイバ片2aに細断する。
つぎに、吸引機24が、搬送管23を介して細断されたガラス光ファイバ片2aを吸引する。この吸引によって、搬送管23が、ガラス光ファイバ片2aと、ガラス光ファイバ2を細断する際に発生した粉塵とを、空気とともに搬送する。なお、搬送管23においてガラス光ファイバ片2aのつまりを防止するため、ガラス光ファイバ片2aの長さは500mm以下とすることが好ましく、20mm以下とすることがさらに好ましい。また、このようにガラス光ファイバ2を小さなガラス光ファイバ片2aに細断することで、ガラス光ファイバ片2aの収容容積が細断前と比較して小さくなるので、ガラス光ファイバ片2aの廃棄や運搬の際の作業性が向上する。
搬送管23が搬送したガラス光ファイバ片2a、粉塵、および空気は、回収機25のサイクロン25aに導入される。サイクロン25aでは、吸引機24のフィルタやゴミパックの保護や、処理終了後のガラス光ファイバ片2aの取り出しを容易にするため、ガラス光ファイバ片2aと、空気および粉塵とを分離する。分離したガラス光ファイバ片2aは矢印A1に示すように落下し、回収容器25bに収容される。一方、空気及び粉塵は、吸引管24bを通って吸引機本体24aに到達し、粉塵は吸引機本体24a内のフィルタによって捕獲され、空気は適宜排気される。なお、線引装置はクリーンルーム内にあるので、フィルタは0.3μmの粒子まで捕獲できるヘパフィルタであることが望ましい。
この処理装置200は、細断機22が分離しているため、細断機22を小型化でき、キャプスタンローラ16と床Fとの間のスペースが狭くても配置可能であるため、第1樹脂塗布装置12などの各装置の配置を変更するなどの煩雑な工程を省略でき、簡易にガラス光ファイバ2の処理を行うことができる。また、引き取り機構として、光ファイバの製造装置100のキャプスタンローラ16をそのまま用いることができるため、装置全体を小型化できる。さらに、線引きしたガラス光ファイバ2を十分に冷却された状態で処理できるので、装置が損傷することなく安全にガラス光ファイバを処理できる。さらに、吸引機24、回収機25は、搬送管23を介して細断機22と接続しているので、細断機22と離隔して配置することができ、たとえば図1に示すように、巻き取り機構18と干渉しないように配置することができる。この処理装置200は、上記のように小型化され、配置の自由度も高いので、省スペース性に優れている。さらに、細断したガラス光ファイバ片2aを吸引により回収しているので、ガラス光ファイバ片2aや、細断の際に発生する粉塵が室内に飛散するのを防止できる。
以下、処理装置200の各構成についてさらに詳細に説明する。図4は、図3に示す処理装置200の導入部材21を模式的に示す斜視概略図である。図4に示すように、この導入部材21は、本体を構成する底面部21aと、側面部21b、21bと、上面部21cとを備え、さらに上面部21cに取り付けられた可動部21dとを備える。導入部材21は、キャプスタンローラ16に対向させる開口部O1と、細断機22に接続する開口部O2を有しており、全体として開口部O2から開口部O1に向かってその断面積が縮小する角管形状を有しており、キャプスタンローラ16および押さえ機構17を通過したガラス光ファイバ2を開口部O1から受け入れ、開口部O2から細断機22へと導くようになっている。なお、底面部21a〜可動部21dの材質はたとえばプラスチックやアルミなどの金属などとできるが、特に限定はされない。また、開口部O1、O2間の長さは、導入部材21内でのガラス光ファイバ2の切断を防止するため、短いほうが好ましく、たとえば200mm以下とすることが好ましい。
側面部21b、21bは、それぞれ開口部O1側に突出するガイド部21ba、21baを有している。可動部21dは切り欠き部Nを有し、この切り欠き部Nにキャプスタンローラ16が嵌合するようになっている。また、可動部21dは、キャプスタンローラ16に対向する側に、ゴムなどの弾性材料からなる衝撃緩和部材21da、21dbを備える。
また、可動部21dは、矢印A2の方向にスライドするとともに、スライドした場合は所定の初期位置に復元するように上面部21cに取り付けられている。図5は、図4に示す可動部21dの上面部21cへの取り付け部21eの模式的な断面図である。図5に示すように、上面部21cは、その幅方向にわたって所定の深さの溝21caが形成されている。可動部21dはその一部が溝21caに嵌合しており、スライドするような機構になっている。さらに、溝21caの内部には、一端が溝21caの底部に固定され、他の一端が可動部21dの端部に固定されたばね21eaが設けられており、可動部21dがスライドしても、初期位置に復元するような機構になっている。
可動部21dと、側面部21bのガイド部21baの作用について説明する。図6は、図4に示す導入部材21をキャプスタンローラ16に嵌合するように設置した状態を示す図である。図6に示すように、ガラス光ファイバ2が確実に処理装置200に導入されるように、導入部材21はキャプスタンローラ16にできるだけ近接させて配置する。ここで、キャプスタンローラ16が高速で回転している際に、その位置がぶれて導入部材21に接触してしまうと、処理装置20全体が移動して、ガラス光ファイバ2が処理装置200の外に引き出されてしまうおそれがある。そこで、この処理装置200においては、可動部21dが矢印A2の方向に復元可能にスライドするようにすることによって、キャプスタンローラ16が導入部材21に接触した場合でも可動部21dのスライドによって衝撃を吸収し、処理装置200が移動することを防止している。また、衝撃緩和部材21da、21dbによってさらに衝撃を緩和し、処理装置200の移動や導入部材21の破損などを防止している。
さらに、側面部21bのガイド部21baは、ガラス光ファイバ2がキャプスタンローラ16の表面から離れる位置Pを覆うように突出している。その結果、引き取り中にガラス光ファイバ2がキャプスタンローラ16の側面側へ離脱したとしても、ガイド部21baによって抑えられるので、ガラス光ファイバ2が処理装置200の外へ引き出されることが防止される。
つぎに、細断機構22bについて説明する。図7は、図3に示す細断機構22bを模式的に示す斜視概略図である。図7に示すように、この細断機構22bは、4本の固定細断棒22baと、回転体としての4本の可動細断棒22bbと、可動細断棒22bbを回転させる回転手段としてのモータ22bcとを備える。
固定細断棒22baは、筐体22aのうち導入部材21と接続している部分22aaに、ガラス光ファイバ2の軌道と交差するように設置されている。なお、矢印A3は、ガラス光ファイバ2の進行方向を示している。また、可動細断棒22bbは、ガラス光ファイバ2の軌道と交差するように配置されており、モータ22bcによって、ガラス光ファイバ2の進行方向と平行な方向の軸X1を回転軸として回転する。モータ22bcによって可動細断棒22bbが回転すると、固定細断棒22baと可動細断棒22bbとが、その隙間に進行するガラス光ファイバ2を挟み込み、ガラス光ファイバ2を細断し、ガラス光ファイバ片2aとする。ガラス光ファイバ片2aは、吸引機24により矢印A4の方向に吸引、搬送される。なお、可動細断棒22bbの回転速度は、たとえば線引きするガラス光ファイバ2の線速、搬送管23の内径、吸引機24の吸引力などに応じてガラス光ファイバ片2aが所望の長さになるように設定できるが、たとえば1000〜2000rpmとする。
また、固定切断棒22ba、および可動細断棒22bbの材質は、ガラス光ファイバ2と接触して細断できるものであれば特に限定されないが、細断により削れてくるので、靭性が高い材料が望ましい。例えば、ステンレス鋼、炭素鋼、アルミ等の、金属製が良い。
なお、搬送管23、吸引管24bについては、可とう性が高い材質からなり、蛇腹構造を有するものとすれば、回収機25や吸引機24の配置の自由度が高くなり、省スペース性も高くなるので好ましい。搬送管23、吸引管24bの内径については、吸引機24による吸引圧力に応じて、たとえば30mm以上とすることが好ましい。また、吸引機24は、たとえば市販の掃除機を用いることができる。なお、搬送管23、吸引管24bや回収機25の圧損を考慮すると、JIS C 9108に定義される吸込仕事率が500W以上の吸引機24であれば、導入部材21、細断機22、あるいは搬送管23、吸引管24bにおけるファイバ片2a、および粉塵の詰まりを確実に防止できるので望ましい。
上記のようにして光ファイバ母材1の不良部1aから線引きしたガラス光ファイバ2の処理を行なうが、この処理が終了したのち、導入部材21および細断機22をキャプスタンローラ16から離す。また、必要に応じて押さえ機構17も取り外す。そして、図8に示すように、通常の光ファイバの製造工程に従い、外径をたとえば約125μmに細くしたガラス光ファイバ2を線引きする。不良部1aからの線引きを終了した光ファイバ母材1は、その全体が良品部1bからなっているので、光ファイバ母材1から規格を満たすガラス光ファイバ2を線引きし、これを用いて製品として用いることができる光ファイバ3を製造できる。具体的には、線引きしたガラス光ファイバ2に、ダイスを配置した第1樹脂塗布装置12により樹脂12aを塗布し、第1樹脂硬化装置13が塗布した樹脂を硬化して第1被覆を形成し、ダイスを配置した第2樹脂塗布装置14がさらに樹脂14aを塗布し、第2樹脂硬化装置15が塗布した樹脂を硬化して第2被覆を形成することによって、外周に被覆を形成した光ファイバ3を製造する。光ファイバ3は、キャプスタンローラ16によって引き取られ、巻き取り機構18によって巻き取られる。
ここで、ガラス光ファイバ2の処理から光ファイバ3の製造に移行するには、導入部材21および細断機22を移動するだけよく、製造装置100の各装置、吸引機24、および回収機25を移動する必要がないので、従来の光ファイバ母材の先端部処理装置を用いる場合に比べて、作業工程の煩雑さの解消、および作業時間の短縮が可能となる。また、光ファイバ2に樹脂被覆を形成する場合に比べて、樹脂の使用量を節約できる。したがって、本実施の形態によれば、光ファイバの製造性が向上するとともに、より安価に光ファイバを製造できる。
なお、細断機22の細断機構としては、図7に示すものに限られない。たとえば、回転体として羽根体を用い、羽根体を回転してガラス光ファイバ2に接触させ、ガラス光ファイバ2を細断してもよい。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2に係る光ファイバの線引き方法について説明する。図9は、本実施の形態2において用いる光ファイバの製造装置の全体構成を示す模式図である。図9に示すように、この光ファイバの製造装置300は、光ファイバ母材1の上端に溶着したガラス製の支持棒4を把持し、光ファイバ母材1を昇降させる昇降機構31と、ヒータ32aを有し、光ファイバ母材1の一端を加熱溶融するための線引き加熱炉32と、光ファイバ母材1から線引きしたガラス光ファイバ5の外径を測定する外径測定器33と、ガラス光ファイバ5にHeガスを吹き付けて冷却することができる冷却塔34と、ガラス光ファイバ5の通路に配置された樹脂塗布装置41a、41bと、UVランプ照射室35a、35bと、引き取り機構としてのゴムからなるキャプスタンローラ36と、2つのローラの間にゴムベルトが掛け渡された構成を有する押さえ機構37と、光ファイバ回収器38と、ガイドロール39a、39bと、巻き取り機構40とを備える。また、製造装置300は、さらに、外径測定器33が測定したガラス光ファイバ5の外径のデータを取り込むとともに、この外径のデータ等に基づいて、昇降機構31、加熱炉32、冷却塔34、キャプスタンローラ36を制御する制御器Cを備える。
キャプスタンローラ36は、ガラス光ファイバ5を十分に冷却するために、線引き加熱炉32からできるだけ離隔し、床Fに近接する高さに配置されている。なお、キャプスタンローラ36の熱による損傷を防止するため、キャプスタンローラ36と接触する際のガラス光ファイバ5の温度は、100℃以下とすることが好ましく、50℃以下とすることがより好ましい。
本実施の形態2において用いる光ファイバ母材1は、図2に示すものであり、不良部1aと良品部1bとを有する。また、上述したように、光ファイバ母材1は、石英系ガラスからなり、その直径がたとえば100mm、長さがたとえば2000mmである。
以下、図9を用いて、不良部1aからの光ファイバの線引き方法について説明する。はじめに、支持棒4を上端に溶着した光ファイバ母材1を線引き加熱炉32にセットし、支持棒4を昇降機構31により把持する。つぎに、昇降機構31により光ファイバ母材1を下方に送りながら、ヒータ32aによって光ファイバ母材1の先端の不良部1aを加熱溶融し、ガラス光ファイバを線引きする。つぎに、外径測定器33は、線引きしたガラス光ファイバ5の外径を測定し、そのデータを制御器Cへ送信する。さらに、ガラス光ファイバ5は、冷却塔34内を通過し、ダイスを配置していない樹脂塗布装置41a、UVランプを消灯したUVランプ照射室35a、ダイスを配置していない樹脂塗布装置41b、UVランプを消灯したUVランプ照射室35bを順次通過するが、このとき、ガラス光ファイバ5の冷却をせず、被覆の形成もしない。つぎに、キャプスタンローラ36は、キャプスタンローラ36の表面に押さえ機構37のゴムベルトでガラス光ファイバ5を押え付けた状態で、ガラス光ファイバ5を引き取る。つぎに、光ファイバ回収器38がガラス光ファイバ5を内部に導入し、これを回収する。
なお、この光ファイバ回収器38とは、ガラス光ファイバ5を回収するためのものであり、たとえば金属やプラスチック等からなる内部が空洞の容器を用いることができる。また、回収をより円滑に行なうように、光ファイバ回収器38の内部にガラス光ファイバを細断する回転機構を設けてもよい。また、回収をさらに円滑に行なうように、光ファイバ回収器38として、実施の形態1において用いた処理装置200を用いることもできる。
ここで、本実施の形態2においては、この不良部1aから光ファイバを線引きする際には、線速を制御しながら、製品とすべきガラス光ファイバの外径よりも太い外径となるようにガラス光ファイバ5を線引きするようにする。その結果、不良部1aは迅速に消費されるため、良品部1bを用いて、製品となる光ファイバの製造を迅速に開始することができる。
また、本実施の形態2においては、さらに、所定量のガラス光ファイバ5を線引きして、不良部1aを消費した後に、線速を減速させる。そして、その後、ガラス光ファイバ5の線引きを継続したまま、ガラス光ファイバ5の外周に被覆を形成するためのダイスを配置する。このように、線速を減速させ、線引きを継続したままダイスを取り付けるので、被覆装置や処理装置の移動、および被覆装置を元に戻した際の位置調整等の煩雑な作業が不要であるため、製品となる光ファイバの製造を迅速かつ簡易に開始することができる。
以下、図10を用いて、本実施の形態2における線引き制御について説明する。図10は、本実施の形態2におけるガラス光ファイバの線引速度(線速)、ガラス光ファイバの外径、光ファイバ母材の送り長(母材送り長)の制御の一例のタイミングチャートを示した図である。なお、図10のタイミングチャートは一例であり、これに限定されるものではない。
なお、上記各制御は制御器Cにより行われる。具体的には、線速は、制御器Cがキャプスタンローラ36の回転速度を制御することにより制御され、母材送り長は、制御器Cが昇降機構31の昇降量を制御することにより制御され、ガラス光ファイバ5の外径は、制御器Cが、外径測定器5からのデータに基づいて、昇降機構31とキャプスタンローラ36とを制御することにより制御される。また、母材送り長とは、所定の高さ位置を基準として、そこから下方への光ファイバ母材の送り長を意味する。
はじめに、区間S1において、第一制御工程として、目標線速V2よりも遅い線速V1を維持したまま、母材送り長を増加させながら、ガラス光ファイバ5の外径を初期の外径D1から目標外径D2に増加させる。なお、好ましい値としては、線速V1は50〜100m/分、外径D1は100〜300μm、目標外径D2は200〜500μmであり、特には400μm以下である。例えば、線速V1は70m/分、外径D1は200μm、目標外径D2は300μmである。
つぎに、ガラス光ファイバ5の外径が目標外径D2に到達後、区間S2において、第二制御工程として、ガラス光ファイバ5の外径を目標外径D2に維持しつつ、線速を目標線速V2まで加速する。なお、目標線速V2の好ましい値は200〜500m/分であり、例えば、325m/分である。また、母材送り長は、ガラス光ファイバ5の外径が目標外径D2に維持されるように制御する。本実施の形態2では送り長L1を150mmまで増加させる。このように、ガラス光ファイバ5の外径を目標外径D2に維持したまま線速を増加させることにより、不良部1aを迅速に消費する。
つぎに、ガラス光ファイバ5の線速が目標線速V2に到達後、区間S3において、第三制御工程として、目標外径D2と目標線速V2とを維持する。これによって、不良部1aの迅速な消費を維持する。なお、区間S3において、光ファイバ母材1の母材送り長は、目標外径D2と目標線速V2とが維持されるように制御し、たとえば、光ファイバ母材1の先端のテーパ形状となっている部分の長さを超えたら、母材送り長を一旦減少させ、その後、母材送り長を増加させる。これによって、線引き開始時に短時間での光ファイバ母材1の先端を溶融落下させることができるとともに、光ファイバ母材1の供給量が適正化される。なお、本実施の形態2では区間S3における最小送り長L2を35mmとする。
つぎに、光ファイバ母材1の母材送り長が、送り長L3に到達し、あらかじめ測定した所定位置に到達したら、不良部1aは全てガラス光ファイバ5の線引きに消費されたことになる。その後、区間S4において、母材送り長を減少させながら、ガラス光ファイバ5の外径を減少させるとともに、線速を減速する。なお、送り長L3はたとえば約90mmである。
ここで、区間S4においては、ガラス光ファイバ5の外径を外径D3、線速を線速V3になるようにする。この外径D3は、被覆を形成するためのダイスを通過可能となるような外径であるが、例えば100〜250μmであり、特には200μmである。また、線速V3は例えば50〜100m/分であり、特には70m/分である。
区間S4の終了後は、ガラス光ファイバ5の線速を線速V1に維持し、外径を外径D3に維持し、線引きを継続したまま、ダイスを樹脂塗布装置41a、41bに取り付ける。なお、本実施の形態2では、被覆をプライマリ層とセカンダリ層との2層構造とするため、プライマリダイスとセカンダリダイスとを取り付ける。また、ダイスの取り付けとともに、光ファイバ回収器38を移動し、押さえ機構37を取り外す。
その後に、図11に示すように、通常の光ファイバの製造工程に従い、製品とすべきガラス光ファイバ6を線引きする。このとき、ガラス光ファイバ6の線速をたとえば1500m/分に上昇させ、外径をたとえば80〜130μmの範囲内の所定値とする。不良部1aからの線引きを終了した光ファイバ母材1は、その全体が良品部1bからなっているので、光ファイバ母材1から製品規格等の規格を満たすガラス光ファイバ6を線引きできる。なお、このガラス光ファイバ6の線引きにおいては、制御器Cが制御する冷却塔34がガラス光ファイバ6を冷却するので、上記のように線速をきわめて高速にできる。また、冷却塔34がガラス光ファイバ6を冷却した後は、プライマリ被覆用の樹脂43aを供給されたプライマリダイス42aがガラス光ファイバ6に樹脂43aを塗布し、UVランプ室35aにて樹脂43aを硬化してプライマリ被覆を形成する。さらに、セカンダリ被覆用の樹脂43bを供給されたセカンダリダイス42bがプライマリ被覆の外周に樹脂43bを塗布し、UVランプ室35bにて樹脂43bを硬化してセカンダリ被覆を形成する。その結果、被覆が形成された光ファイバ7が製造される。光ファイバ7は、ガラス光ファイバ5の線引きの際に用いたものと同じキャプスタンローラ36によって引き取られ、ガイドロール39a、39bによってガイドされ、巻き取り機構40によって巻き取られる。
ここで、ガラス光ファイバ5の線引きから製品とすべきガラス光ファイバ6の線引き、さらには光ファイバ7の製造に移行するには、作業としてはプライマリダイス42a、セカンダリダイス42bを支持機構に取り付けて配置するだけよく、UVランプ室45a、45bや、プライマリダイス42a、セカンダリダイス42bの支持機構を移動したり、さらにこれらを元の位置に復帰させて位置調整等を行ったりする必要がないので、製品となる光ファイバの製造を迅速かつ簡易に開始することができる。
また、不良部1aから線引きするガラス光ファイバ5には、樹脂被覆を形成しないので、樹脂の使用量を節約できる。したがって、本実施の形態2によれば、光ファイバの製造性が向上するとともに、より安価に光ファイバを製造できる。
なお、上記実施の形態1において、処理装置200によってガラス光ファイバ2を処理する際に、たとえば実施の形態2における図10に示すようなガラス光ファイバ2の線速等の制御を行なえば、製品となる光ファイバの製造を迅速かつ簡易に開始することができる。
また、上記実施の形態1、2では、光ファイバ母材の先端部に不良部がある場合を示したが、先端部以外の位置に不良部などの処理すべき部分がある場合にも、本発明を適用できる。
本発明は、たとえば光ファイバ通信システムにおいて光伝送路として用いられる光ファイバを製造する際に好適に利用できる。

Claims (16)

  1. 光ファイバ母材から光ファイバを線引きする際に、前記光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながら線引きしたガラス光ファイバのうち、光ファイバ母材の母材先端不良部から線引きしたガラス光ファイバ、前記光ファイバ母材から製品とすべきガラス光ファイバを線引きする際に使用する引き取り機構を用いて処理するガラス光ファイバの処理装置であって、
    前記引き取り機構を通過し、前記引き取り機構によって前記光ファイバ母材の直下方向から曲げられたガラス光ファイバを導く導入部と、
    前記導入部に接続する筐体と、前記筐体内において前記導入部が導いた前記ガラス光ファイバをガラス光ファイバ片に細断する細断機構とを有する細断手段と、
    前記細断手段の筐体に接続し、前記ガラス光ファイバ片を搬送する搬送管と、
    前記搬送管に接続し、前記搬送管を介して前記ガラス光ファイバ片を吸引する吸引手段と、
    を備えたことを特徴とするガラス光ファイバの処理装置。
  2. 前記搬送管と前記吸引手段とに接続し、前記搬送管が搬送した前記ガラス光ファイバ片を回収する回収手段をさらに備え、前記回収手段は、
    前記ガラス光ファイバ片と、前記ガラス光ファイバ片とともに搬送した気体および粉塵とを分離する分離手段と、
    前記分離したガラス光ファイバ片を収容する回収容器と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガラス光ファイバの処理装置。
  3. 前記細断機構は、
    回転手段と、
    前記回転手段によって回転し、該回転によって前記ガラス光ファイバを細断する回転体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のガラス光ファイバの処理装置。
  4. 前記導入部は、
    前記引き取り機構が備えるキャプスタンローラが嵌合するように設けた切り欠き部を有する可動部と、
    前記可動部を前記導入部の本体に対してスライドするように取り付けるスライド機構と、
    前記可動部がスライドした場合に初期位置に復元させる復元機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のガラス光ファイバの処理装置。
  5. 前記可動部は、前記キャプスタンローラに対向する側に、弾性材料からなる衝撃緩和部材を備えることを特徴とする請求項4に記載のガラス光ファイバの処理装置。
  6. 光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながら光ファイバを線引きする際に、前記光ファイバ母材の母材先端不良部から線引きしたガラス光ファイバを、前記光ファイバ母材から製品とすべきガラス光ファイバを線引きする際に使用する引き取り機構を用いて処理するガラス光ファイバの処理方法であって、
    前記引き取り機構を通過し、前記引き取り機構によって前記光ファイバ母材の直下方向から曲げられたガラス光ファイバを該引き取り機構の近傍においてガラス光ファイバ片に細断する細断工程と、
    前記細断したガラス光ファイバ片を吸引して搬送管内を搬送する吸引工程と、
    前記搬送したガラス光ファイバ片を回収する回収工程と、
    を含むことを特徴とするガラス光ファイバの処理方法。
  7. 前記回収工程は、前記搬送したガラス光ファイバ片と、前記ガラス光ファイバ片とともに搬送した気体および粉塵とを分離する分離工程を含むことを特徴とする請求項6に記載のガラス光ファイバの処理方法。
  8. 請求項6または7に記載のガラス光ファイバの処理方法を用いて前記ガラス光ファイバを処理した後に、前記光ファイバ母材から外周に被覆を形成した光ファイバを線引きすることを特徴とする光ファイバの製造方法。
  9. ガラスからなる光ファイバ母材の一端を加熱溶融し、引き取り機構によって引き取りながらガラス光ファイバを線引きする方法であって、
    前記光ファイバ母材の一端の母材先端不良部から、線速を制御しながら、製品とすべきガラス光ファイバの外径よりも太い外径となるようにガラス光ファイバを線引きする線引き制御工程と、
    前記ガラス光ファイバの外径を、被覆を形成するためのダイスを通過可能な外径に調整する外径調整工程と、
    前記ダイスを通過可能な外径としたガラス光ファイバの外周に、前記ダイスを配置するダイス配置工程と、
    を含むことを特徴とする光ファイバの線引き方法。
  10. 前記線速の最大値を200〜500m/分とすることを特徴とする請求項9に記載の光ファイバの線引き方法。
  11. 前記引き取り機構が備えるキャプスタンローラと接触する際の前記ガラス光ファイバの温度を100℃以下とすることを特徴とする請求項9または10に記載の光ファイバの線引き方法。
  12. 前記ガラス光ファイバの温度を50℃以下とすることを特徴とする請求項11に記載の光ファイバの線引き方法。
  13. 前記製品とすべきガラス光ファイバの外径は130μm以下であり、前記線引きするガラス光ファイバの外径を500μm以下とすることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の光ファイバの線引き方法。
  14. 前記線引きするガラス光ファイバの外径を400μm以下とすることを特徴とする請求項13に記載の光ファイバの線引き方法。
  15. 前記線引き制御工程は、
    所定の目標線速よりも遅い線速で、前記ガラス光ファイバの外径を目標外径に増加させる第一制御工程と、
    前記ガラス光ファイバの外径が前記目標外径に到達後、前記ガラス光ファイバの外径を前記目標外径に維持しつつ線速を目標線速まで加速する第二制御工程と、
    前記目標外径と前記目標線速とを維持して前記ガラス光ファイバを所定量だけ線引きする第三制御工程と、
    を含み、
    前記外径調整工程においては、前記ガラス光ファイバの外径を調整すると同時に、前記ダイスの配置を行う線速まで減速することを特徴とする請求項9〜14のいずれか一つに記載の光ファイバの線引き方法。
  16. 前記ダイス配置工程に続けて、前記光ファイバ母材から前記製品とすべきガラス光ファイバを線引きし、前記ダイスを用いて該製品とすべきガラス光ファイバの外周に被覆を形成することを特徴とする請求項9〜15のいずれか一つに記載の光ファイバの線引き方法。
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