JP5431750B2 - ゴムクローラ用芯金 - Google Patents

ゴムクローラ用芯金 Download PDF

Info

Publication number
JP5431750B2
JP5431750B2 JP2009050779A JP2009050779A JP5431750B2 JP 5431750 B2 JP5431750 B2 JP 5431750B2 JP 2009050779 A JP2009050779 A JP 2009050779A JP 2009050779 A JP2009050779 A JP 2009050779A JP 5431750 B2 JP5431750 B2 JP 5431750B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber crawler
circumferential direction
top surface
guide
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009050779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010202070A (ja
Inventor
亮 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2009050779A priority Critical patent/JP5431750B2/ja
Publication of JP2010202070A publication Critical patent/JP2010202070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5431750B2 publication Critical patent/JP5431750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ゴムクローラ用芯金、特に内部に転輪通過のためのガイド突起が設けられたゴムクローラ用芯金に関する。
内部に芯金を有するゴムクローラは、ゴムクローラの周方向に複数の芯金が並べて配置されている。それらの芯金は通常全て同一形状である。芯金には、幅方向の略中央部に一対のガイド突起が形成されており、これらのガイド突起の間をスプロケット及びアイドラーが通過し、また一対のガイド突起の上部を転輪が通過するように構成されている。なお、スプロケット及びアイドラーは、ゴムクローラに駆動力を与えるものであり、転輪はゴムクローラを円滑に前進及び後退させるためのものである。
更に、芯金には、上記のガイド突起が幅方向にずれることのないように互いに係合し合う突起が設けられ、幅方向の大きなずれ、いわゆる脱臼の発生を防止している。これは、ゴムクローラの周方向に並べて埋設された芯金のガイド突起が、幅方向に不揃いな状態になると、スプロケット、アイドラー、又は転輪が通過する際に脱輪し易くなり、非常に危険な状態となるので、これを防止するためのものである。
図4(a)は、従来の、芯金に転輪通過のためのガイド突起と脱輪防止のための突起が設けられているゴムクローラ用芯金の概略平面図である。同図(b)は概略正面図である。
芯金52は前述のように幅方向の略中央部に一対のガイド突起56−1、56−2を有している。それらのガイド突起56−1、56−2の突起方向は接地面に垂直、すなわちゴムクローラ本体の内周面側であり、それぞれの突起から当該芯金のゴムクローラの幅方向に向かう翼部(羽根部)54が延在している。一対のガイド突起56−1、56−2の間は、スプロケット(図示していない)及びアイドラー(図示していない)が通過する駆動領域50を形成し、一対のガイド突起56−1、56−2の上部の頂面56a−1、56a−2は転輪通過面を構成している。
幅方向の大きなずれを防止するための突起42、43は、一対のガイド突起56−1、56−2の接地面側に形成されている。これらの突起42、43は、突起方向が周方向(接地面と平行)であり、突起42と突起43は、それぞれ相反する方向に突出して形成されている。それらの突起の先端形状は互いに係合し合う形状になっている。すなわち、突起42は山形突起として形成され、突起43はその山形突起を受け入れる凹部を中央に有する二股突起として形成されている。したがって、突起42、43は隣り合う芯金52の突起42、43と係合することが可能になっている。なお、芯金52がゴムクローラ本体に埋設された状態では、これら突起42、43はゴム部材で覆われており、突起42と突起43の間にはゴム部材が介入されている。
上記一対のガイド突起56−1、56−2は、周方向にずれた位置に偏位して形成されているので、その上部に形成された頂面56a−1、56a−2は周方向に互いにずれた位置に存することとなる。その偏位は、芯金52の中央部及び翼部54の縁部から周方向に突出した態様でなされている。したがって、頂面56a−1、56b−2の周方向の長さは、芯金52の翼部54の周方向の幅と略同じ又は小さく形成されているが、頂面56a−1、56b−2は周方向に位置をずらして存在しているため、頂面56a−1は周方向に突出している突出側端部56b−1と、これと周方向反対側の周方向反対側端部56c−1とを有することとなる。同様に、頂面56a−2も、周方向に突出している突出側端部56b−2と、これと周方向反対側の周方向反対側端部56c−2を有する。突出側端部56b−1、56b−2と周方向反対側端部56c−1、56c−2の幅方向の長さは略同一である。また、頂面56a−1、56a−2は、転輪が通過し易いように平坦に形成され、頂面56a−1、56a−2の芯金52の底部56からの高さは全面が同一となっている。
図5(a)は、図4(a)のC−C概略断面図であり、図5(b)は、芯金を鋳造法で製作するときの鋳型の割り位置を示した説明図である。ガイド突起56−1の頂面56a−1は、図示したように平坦であり、芯金52の底部56から略垂直に立ち上がって形成されている。また、芯金52は鋳物であり、目的製品の形状に対応した型穴をもつ鋳型に溶融した材料(鉄)を注入し、そのまま凝固させるという方法(鋳造法)で製作される。凝固した製品を取り出す際に、鋳型をどの位置で割るのかを示したのが図5(b)であり、従来は鋳型を、符号100が付されたラインで芯金52の上下方向に割っていた。
図5(b)には、転輪62が一対のガイド突起56−1、56−2の頂面56a−1、56a−2を通過する様子も共に示している。転輪62には、頂面56a−1、56a−2を通過するための車輪部62a、62bと、転輪62が一対のガイド突起56−1、56−2間から脱輪しないように中央部に脱輪防止部62cが突出して設けられている。脱輪防止部62cは、ガイド突起56−1、56−2の内壁部56d−1、56d−2間を通過する。
近年、上記の頂面の芯金の底部からの高さが周方向に同一の場合には、転輪が頂面の周方向の端部を通過する際に、芯金が落ち込み、隣の芯金の頂面に乗り移る際に段差が生じて、転輪の上下動が多くなり、振動・騒音が大きくなることが解った。芯金が落ち込むのは、芯金の接地面側に形成されるラグ部がゴム部材で製作されており、転輪が通過する際に機体の重量が掛かるためである。そこで、例えば特許文献1に開示されているように、頂面を斜面にして周方向の端部を高くする方法が提案されている。この方法によれば、転輪がその上を通過する際に、芯金が落ち込んだとしても隣の芯金の頂面の端部と同じ高さになるので、転輪及び機体の上下動、振動、騒音等が少なくなるという効果を発揮する。
特開平4−81376号公報
特許文献1に開示されているように、ガイド突起の頂面を斜面にすることでゴムクローラの上下動は少なくなるものの、更に以下に示す問題点があった。まず、転輪62の脱輪防止部62cの一対のガイド突起56−1、56−2間の横方向の遊びが少ないために、芯金52に横方向の力が加わり脱輪しそうになった場合に、脱輪防止部62cがガイド突起の内壁部56d−1又は内壁部56d−2を直ぐに駆け上り、転輪62が脱輪し易いことである。更に、脱輪防止部62cがガイド突起の内壁部56d−1又は内壁部56d−2を駆け上がった場合に、ガイド突起の内壁部56d−1、56d−2が略垂直に立ち上がっているために、転輪62が戻り難いことも脱輪を助長している。
また、ガイド突起56−1、56−2を芯金52の底部56から略垂直に立ち上がって突出させた構成を取っていることは、芯金52の重量の増加をもたらしており、使用する材料の量も多くなり、コスト高にもなっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、(1)転輪が脱輪しそうな場合に転輪が戻り易く、脱輪し難い、(2)軽量である、(3)転輪及び機体の上下動が少ない、(4)芯金が鋳型から抜き易い、という特徴を全て満足するゴムクローラ用芯金を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のゴムクローラ用芯金は、
無端帯状のゴムクローラ本体に該ゴムクローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて埋設され、該埋設状態で前記ゴムクローラ本体の幅方向に延在する一対の翼部と、該翼部間に存する中央部と、該中央部の両脇に設けられ前記埋設状態における前記ゴムクローラ本体の内周面側に突出し頂面が転輪の通過面をなす一対のガイド突起と、これら各ガイド突起の基部に設けられ隣設される他の芯金とそれぞれ噛み合う一対の突起と、を有し、前記一対のガイド突起の頂面が、互いに前記周方向の反対側に突出して設けられたゴムクローラ用芯金において、前記各ガイド突起の頂面は、その高さが前記突出側端部から前記周方向の反対側に向かって漸次低くなるように形成された傾斜面とされ、かつ、幅方向の幅長が前記突出側端部から前記周方向の反対側に向かって漸次狭くなるように形成され、前記各ガイド突起の前記中央部側の内壁部には、該ガイド突起の幅方向の厚さが漸次前記頂面に向かって薄くなるように傾斜部が形成され、前記各ガイド突起の頂面の下部領域には、水平断面が前記頂面よりも小さくした絞り部が形成されていることを特徴とする。
斯かる構成を採用することにより、以下に示す効果を発揮する。
頂面は、その高さが突出側端部から周方向反対側に向かって漸次低くなるように、言い換えれば突出側端部の高さを周方向反対側端部の高さより高くしているので、転輪通過時に頂面の突出側端部が落ち込んでも、隣り合う芯金の周方向反対側端部と高さが同じになるので、転輪の上下動が少なくなる。それと共に、振動・騒音も少なくなる。
各ガイド突起の中央部側の内壁部には、ガイド突起の横方向の厚さが頂面に向かって薄くなっている傾斜部が形成され、かつ頂面は横幅(幅長)が突出側端部から周方向反対側端部に向かって漸次狭くなっているので、転輪の脱輪防止部の一対のガイド突起間での遊びが大きくなっている。したがって、転輪が脱輪しそうになっても脱輪防止部が内壁部を直ぐに駆け上らず、脱輪が生じ難くなっている。また、ガイド突起の内壁部には、上述の傾斜部が形成されているので、転輪の脱輪防止部がガイド突起の内壁部を駆け上った場合でも、この傾斜部があることにより転輪が元の位置に戻り易くなっており、脱輪の防止が図られることとなる。
頂面の幅方向の幅長が、突出側端部から周方向反対側端部に向かって漸次狭くなっているので、芯金の鋳型からの引き出し(取り出し)が容易となる。すなわち、芯金の割り位置を、従来のように芯金の上下方向にした場合には、ガイド突起の頂面の下部領域には水平断面が頂面よりも小さい絞り部が形成されているので、突出側端部及び周方向反対側端部が引っ掛かり鋳型から取り出せない。そこで、平面視で周方向の前後で割り、かつガイド突起の場所では周方向の前後にずらしている。ここで、上述のように頂面の幅方向の幅長が突出側端部から周方向反対側端部に向かって漸次狭くなっているので、鋳型からの芯金の引き出しが容易となる。
頂面の下部領域には水平断面が頂面よりも小さい絞り部を形成したので、芯金の重量を大幅に軽くすることが可能であり、同時に使用する材料の量が減りコスト低下に役立つ。
請求項2に記載のゴムクローラ用芯金は、請求項1に記載のゴムクローラ用芯金において、
前記各ガイド突起の前記中央部側の内壁部は、前記周方向の中央領域が端部領域よりも膨出した水平断面形状を有することを特徴とする。
したがって、転輪の脱輪防止部の一対のガイド突起間での遊びが更に大きくなっており、転輪が脱輪しそうになっても脱輪防止部が内壁部を直ぐに駆け上ることがなく、脱輪が生じ難くなっている。また、各ガイド突起の中央部側の内壁部は、周方向の中央領域が端部領域よりも膨出した水平断面形状を有するので、転輪の脱輪防止部がガイド突起の内壁部を駆け上った場合に、上記のような形状を有するので、転輪が元の位置により戻り易くなっており、脱輪の防止が図られることとなる。
本発明のゴムクローラ用芯金によれば、一対のガイド突起のそれぞれの頂面を傾斜させ、頂面の突出側端部と周方向反対側端部の横幅に差を設け、一対のガイド突起の中央部側の内壁部に傾斜部を形成し、頂面の下部領域に絞り部を形成したので、転輪が脱輪しそうな時に戻り易く、脱輪し難く、かつ転輪及び機体の上下動が少ない。更に、芯金は鋳型から抜き易く、軽量である。したがって、ゴムクローラの信頼性とコストパフォーマンスが向上する。
本発明のゴムクローラ用芯金の実施の形態に係り、同図(a)は芯金の概略平面図、同図(b)は芯金の概略正面図である。 本発明のゴムクローラ用芯金の実施の形態に係り、同図(a)は芯金の概略側面図、同図(b)は図1(a)のA−A概略断面図である。 本発明のゴムクローラ用芯金の実施の形態に係り、同図(a)は図1(a)のB−B概略断面図、同図(b)は図1(a)の鋳型の割り位置を示す説明図である。 従来のゴムクローラ用芯金に係り、同図(a)は芯金の概略平面図、同図(b)は芯金の概略正面図である。 従来のゴムクローラ芯金に係り、同図(a)は図4(a)のC−C概略断面図、同図(b)は鋳型の割り位置を示し、同時に転輪が通過する様子を示す説明図である。
本発明の実施の形態を、以下図面を参照しながら詳述する。図1(a)は、本発明のゴムクローラ用芯金の概略平面図である。同図(b)は、概略正面図である。以下、従来のゴムクローラ用芯金と異なる点を主に詳述する。
芯金12には、従来と同様に略中央部に一対のガイド突起16−1、16−2が設けられている。ガイド突起16−1、16−2の上部には頂面16a−1、16a−2が形成されている。ガイド突起16−1、16−2は、芯金12の中央部の周方向に互いにずれた位置に形成されており、それ故に頂面16a−1は、周方向に中央部及び翼部54の縁部から突出した突出側端部16b−1と、それと周方向反対側の周方向反対側端部16c−1とを有している。同様に、頂面16a−2は、周方向に突出した突出側端部16b−2と、周方向反対側端部16c−2とを有している。図1(a)から解るように、突出側端部16b−1と突出側端部16b−2とは、それぞれ周方向反対側に突出している。頂面16a−1、16a−2の突出側端部16b−1、16b−2と周方向反対側端部16c−1、16c−2との間隔(長さ)は、中央部及び翼部54の周方向の幅と略同一である。
頂面16a−1、16a−2は、その芯金12の底部56からの高さが、突出側端部16b−1、16b−2から周方向反対側端部16c−1、16c−2に向かって漸次低くなるように形成されている。したがって、頂面16a−1、16a−2は傾斜面となっている。また、頂面16a−1、16a−2の横幅は、突出側端部16b−1、16b−2から周方向反対側端部16c−1、16c−2に向かって漸次狭くなるように形成されている。図1(a)では、一点鎖線にてそのことを強調している。そして、ガイド突起16−1、16−2の中央部側の内壁部16d−1、16d−2には、頂面16a−1、16a−2に向かってガイド突起16−1、16−2の横方向の厚さが漸次薄くなるように斜めに削り落とした傾斜部24−1、24−2が形成されている。
また、各ガイド突起16−1、16−2の中央部側(転輪の脱輪防止部が通過する側)の内壁部16d−1、16d−2の水平断面形状は、周方向の中央領域が端部領域よりも膨出した形状となっている。
頂面16a−1、16a−2を傾斜面に、すなわち突出側端部16b−1、16b−2の高さを周方向反対側端部16c−1、16c−2の高さより高くしたことで、転輪が突出側端部16b−1を通過する際に、芯金12が落ち込んでも、隣り合う芯金の周方向反対側端部16c−1と高さが同一になり、転輪及び機体の上下動が抑えられる。同時に、振動や騒音等が少なくなる。
図2(a)は、本発明のゴムクローラに係る芯金の側面図であり、図2(b)は図1(a)のA−A概略断面図である。これらの図から解るように、頂面16a−1、16a−2は突出側端部16b−1、16b−2から周方向反対側端部16c−1、6c−2に向かってそれぞれ傾斜して角度2θを為している。
このように、一対のガイド突起16−1、16−2の脱輪防止部が通過する側の内壁部16d−1、16d−2に傾斜部24−1、24−2を形成し、かつ頂面16a−1、16a−2の周方向反対側端部16c−116c−2の横幅を突出側端部16b−116b−2の横幅よりも漸次小さくすることで、転輪の脱輪防止部の一対のガイド突起16−1、16−2間での遊びが大きくなり、脱輪が生じ難くなっている。すなわち、芯金12に横方向の力が加わり横に少しずれても、遊びがあるために転輪の転輪防止部がガイド突起16−1、16−2の内壁部16d−1、16d−2を直ぐに駆け上ることがない。

また、ガイド突起16−1、16−2の内壁部16d−1、16d−2には、傾斜部24−1、24−2が形成されているので、転輪の脱輪防止部が一対のガイド突起16−1、16−2の内壁部16d−1、16d−2を駆け上がったとしても、この傾斜部24−1、24−2があることにより転輪が元の位置に戻り易くなっており、脱輪が効果的に防止されることとなる。
図3(a)は、図1(a)のB−B概略断面図であり、図3(b)は、鋳型の割りの位置を示す説明図である。一対のガイド突起16−1、16−2の頂面16a−1、16a−2の下部領域には、水平断面が頂面16a−1、16a−2よりも小さな絞り部28が形成されている。この絞り部28を形成するために、鋳型の割りの位置を図3(b)の符号102を付した実線で示されるように、芯金12の周方向に、かつガイド突起16−1、16−2の位置では周方向の前後に設定した。従来のように、芯金12の上下方向に設定したのでは、ガイド突起16−1、16−2の頂面16a−1、16a−2の突出側端部16b−1、16b−2及び周方向反対側端部16c−1、16c−2が鋳型に引っ掛かり取り出すことができないためである。本実施の形態では、前述のように頂面16a−1、16a−2の突出側端部16b−1、16b−2の横幅を周方向反対側端部16c−1、16c−2の横幅より小さくしているので、芯金12の鋳型からの引き出しが容易となっている。
したがって、本実施の形態のゴムクローラ用芯金によれば、一対のガイド突起のそれぞれの頂面を傾斜面とし、頂面の突出側端部と周方向反対側端部の横幅に差を設け、一対のガイド突起の中央部側の内壁部にそれぞれ傾斜部を形成し、頂面の下部領域に絞り部を形成したので、転輪は脱輪し難く、転輪及び機体の上下動が少ない。また、使用している芯金は鋳型から抜き易く、軽量である。したがって、ゴムクローラのコストパフォーマンスは良好であり、使い勝手が良い。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、脱輪防止のための突起は、山形突起と二股突起のものを示したが、この他の形状であっても良い。
12 芯金
16−1、16−2 ガイド突起
16a−1、16a−2 頂面
16b−1、16b−2 突出側端部
16c−1、16c−2 周方向反対側端部
16d−1、16d−2 内壁部
24−1、24−2 傾斜部
28 絞り部
42、43 脱輪防止のための突起
50 駆動領域
54 翼部
56 底部
102 鋳型の割り位置

Claims (2)

  1. 無端帯状のゴムクローラ本体に該ゴムクローラ本体の周方向に一定の間隔をおいて埋設され、該埋設状態で前記ゴムクローラ本体の幅方向に延在する一対の翼部と、該翼部間に存する中央部と、該中央部の両脇に設けられ前記埋設状態における前記ゴムクローラ本体の内周面側に突出し頂面が転輪の通過面をなす一対のガイド突起と、これら各ガイド突起の基部に設けられ隣設される他の芯金とそれぞれ噛み合う一対の突起と、を有し、
    前記一対のガイド突起の頂面が、互いに前記周方向の反対側に突出して設けられたゴムクローラ用芯金において、
    前記各ガイド突起の頂面は、その高さが突出側端部から前記周方向の反対側に向かって漸次低くなるように形成された傾斜面とされ、かつ
    幅方向の幅長が前記突出側端部から前記周方向の反対側に向かって漸次狭くなるように形成され、
    前記各ガイド突起の中央部側の内壁部には、該ガイド突起の幅方向の厚さが漸次前記頂面に向かって薄くなるように傾斜部が形成され、
    前記各ガイド突起の頂面の下部領域には、水平断面が前記頂面よりも小さくした絞り部が形成されていることを特徴とするゴムクローラ用芯金。
  2. 前記各ガイド突起の前記中央部側の内壁部は、
    前記周方向の中央領域が端部領域よりも膨出した水平断面形状を有することを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ用芯金。
JP2009050779A 2009-03-04 2009-03-04 ゴムクローラ用芯金 Active JP5431750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050779A JP5431750B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 ゴムクローラ用芯金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050779A JP5431750B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 ゴムクローラ用芯金

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010202070A JP2010202070A (ja) 2010-09-16
JP5431750B2 true JP5431750B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=42963990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009050779A Active JP5431750B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 ゴムクローラ用芯金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5431750B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5940327B2 (ja) * 2012-03-13 2016-06-29 株式会社ブリヂストン クローラ用芯金、弾性クローラ、及びクローラ用芯金の鋳型
CN108974164A (zh) * 2018-09-14 2018-12-11 浙江元创橡胶履带有限公司 防脱橡胶履带芯金及防脱橡胶履带
JP7367403B2 (ja) * 2019-09-03 2023-10-24 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ及び芯材

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5587874U (ja) * 1978-12-14 1980-06-17
JPS55135677U (ja) * 1979-03-20 1980-09-26
JPS55135679U (ja) * 1979-03-20 1980-09-26
JP2975202B2 (ja) * 1991-12-15 1999-11-10 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラ用芯金
JPH05310156A (ja) * 1992-05-08 1993-11-22 Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd :The 弾性クローラ
JP3348747B2 (ja) * 1994-04-26 2002-11-20 株式会社小松製作所 ゴム履帯用芯金並びにゴム履帯及びその巻装方法
JPH0999875A (ja) * 1995-10-03 1997-04-15 Fukuyama Gomme Kogyo Kk ゴムクローラ用芯金
JP3904652B2 (ja) * 1997-02-02 2007-04-11 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラ用芯金
JP4160170B2 (ja) * 1998-08-31 2008-10-01 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ用芯金、この芯金を用いた弾性クローラ及びこの弾性クローラ用芯金の製造方法
JP2001334971A (ja) * 2000-05-29 2001-12-04 Bridgestone Corp ゴムクローラ用芯金及びその製法
US7413268B2 (en) * 2003-07-02 2008-08-19 Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha Rubber crawler track and method of producing metal core for rubber track
JP4522104B2 (ja) * 2004-02-02 2010-08-11 福山ゴム工業株式会社 ゴムクローラ用芯金
JP4584704B2 (ja) * 2004-11-28 2010-11-24 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ用芯金、及びゴムクローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010202070A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9216784B2 (en) Rubber crawler track
JP4871294B2 (ja) 芯金レスゴムクローラ
JP2009061829A (ja) ゴムクローラおよびそのゴムクローラ用芯金
JP5431750B2 (ja) ゴムクローラ用芯金
JP5469163B2 (ja) ゴムクローラ
JP4262991B2 (ja) ゴムクロ−ラ
KR101631758B1 (ko) 커프 구조 및 그를 포함하는 공기입 타이어
JP2000072056A (ja) 弾性クローラおよび弾性クローラ用幅方向補強体
JP2508801Y2 (ja) ゴムクロ―ラ用芯金
JP5657258B2 (ja) ゴムクローラ及びゴムクローラ組込体
JP5596401B2 (ja) ゴムクローラ用芯金の製造方法及びそれに用いる鋳型
JP4160170B2 (ja) 弾性クローラ用芯金、この芯金を用いた弾性クローラ及びこの弾性クローラ用芯金の製造方法
JP2009255863A (ja) ゴムクローラ
JP3698280B2 (ja) ゴムクロ−ラ
JP5602384B2 (ja) ゴムクローラ用芯金
JP5164498B2 (ja) ゴムクローラ用芯金およびそれを用いたゴムクローラ
JP5485566B2 (ja) ゴムクローラ用芯金及び該芯金を使用したゴムクローラ
JPH09150759A (ja) ゴムクロ−ラ芯金
JP2011051543A (ja) ゴムクローラ
JP2020093643A (ja) ゴムクローラ
JP2008230350A (ja) 弾性クローラ
JP3636763B2 (ja) 脱輪性能を改善したゴムクロ−ラの構造
CA2429213C (en) Nestable guide lug for a traction band
JP2004001666A (ja) ゴムクローラ及びその芯金
JP2007038776A (ja) 芯金レスゴムクローラの構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5431750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250