JP5469163B2 - ゴムクローラ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム等の弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に、その周方向に一定の間隔をおいて幅方向に延在して埋設される芯金を備えたゴムクローラに関する。
近年、ゴムクローラが建築作業機械、土木作業機械、農業機械等の作業車の走行部に広く使用される。このゴムクローラは、ゴム等の弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体に、その周方向に一定の間隔をおいて芯金を埋設し、幅方向中央部の隣接する芯金間にスプロケットによって形成された駆動輪が噛み合う係止孔を設けると共に、接地面側となる外周面側に複数のラグが突設して形成される。そして、ゴムクローラは作業車に装備されるクローラフレームの一端側及び他端側に設けられる駆動輪と遊転輪、及びこれら駆動輪と遊転輪との間に設けられた転輪に巻き掛けられる。
一般にゴムクローラ本体の外周面に形成されるラグは、クローラ本体の周方向に一定間隔で幅方向に延在して配列されることから牽引性に優れる一方、軟弱地や傾斜地等の走行にあっては隣接するラグ間に保持する泥土等がゴムクローラの幅方向外側に排出されて直進性を損なうことがある。
この対策として、例えば特許文献1に、ラグの踏面となる接地面に周方向に延在する溝を形成して直進性を確保するゴムクローラが開示されている。
この特許文献1に開示されるゴムクローラ101の概要を図5及び図6を参照して説明する。図5はゴムクローラ101を外周面側から見た要部平面図、図6は図5のVI−VI線断面図である。なお、矢印Fはゴムクローラ101の周方向を示し、矢印Wは幅方向を示す。
このゴムクローラ101は、ゴム等の弾性部材からなる無端帯状のクローラ本体102の周方向に一定の間隔をおいて転輪の通過面108aが突設された芯金108が埋設され、クローラ本体102の幅方向中央部において隣接する芯金108間に駆動輪と噛み合う係止孔103が開口する。クローラ本体102の外周面側に芯金108と同じ周方向位置に幅方向に延在する一対のラグ104が対向して突設し、各ラグ104間に周方向に延在する溝105を形成する。また、対向するラグ104間に幅方向に連続する凹溝106が形成される。
このように構成されたゴムクローラ101は、軟弱地や傾斜地等を走行する際、凹溝106及び溝105内に入った泥土等がラグ104によって加圧されて保持され、この保持された泥土等と地面との間の剪断力乃至摩擦力が付与され、かつ凹溝106及び溝105等に入った泥土等がゴムクローラ101の幅方向外側に排出されるのを抑制、いわゆる土掴性が確保されて直進性の向上が得られる。
特開昭55−145072号公報
前記特許文献1によると、クローラ本体102の外周面側に芯金108と同じ周方向位置に配設される各一対のラグ104に周方向に延在する溝105を形成することで直進性の向上が得られる。
しかし、ラグ104に形成される周方向の溝105が比較的深く形成されることから、溝105に進入して加圧された泥土等の排土性が損なわれ、溝105内に泥土等が溜まり凹溝106の機能が損なわれて直進性が損なわれることが懸念される。
また、クローラ本体102の周方向において芯金108及び一対のラグ104を備えた部分と芯金108及びラグ104が存在しない部分における上下方向のバネ特性が大きく異なり、芯金108の支持が不安定で芯金108の振動が大きく、芯金108の通過面108aを通過する転輪の落ち込み等による走行振動が発生する要因となる。更に芯金108の振動と相俟って芯金108に対してクローラ本体102の剥離やクローラ本体102に亀裂が発生してラグ104の破損や摩耗を誘発し、ゴムクローラ101の牽引力や直進性等の性能に影響を及ぼすと共に耐久性の低下が懸念される。
かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、クローラ本体における良好な土掴み性及び排土性を確保して牽引力及び直進性が得られ、しかも耐久性に優れるゴムクローラを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載のゴムクローラの発明は、弾性材からなる無端帯状のクローラ本体に、該クローラ本体の周方向に所定の間隔で幅方向に延在する複数の芯金が埋設されると共に、クローラ本体の幅方向中央部分に周方向に所定間隔で駆動輪用係合孔が設けられ、外周面側に前記中央部分から左右両側に振り分けられて周方向にラグが所定間隔で設けられ、かつ左右に振り分けられたラグが周方向に位相がずれた千鳥状に配置されたゴムクローラにおいて、前記ラグは前記中央部分から幅方向に対して周方向に傾斜して延在すると共に、各ラグの接地面の幅方向中央を周方向に延在して該ラグを中央側接地面を有する中央側ラグ部と外側接地面を有する外側ラグ部に区分する溝を備え、走行時に前記中央側接地面及び外側接地面が連続して接地し、前記中央側ラグ部及び外側ラグ部は、平面視でそれぞれ共通の芯金の一部を覆うことを特徴とする。
これによると、走行時には中央側ラグ部の中央側接地面及び外側ラグ部の外側接地面が連続して順次接地し、外側ラグ部の外側接地面及び隣接する次のラグの中央側接地面が順次接地するので、地面に対して常に切れ目なく連続的に各ラグの中央側接地面及び外側接地面が接地することから、クローラ本体の周方向において上下方向のバネ特性の変化が極めて少なくなり、芯金の支持力が確保されて芯金の振動が抑制される。更に、芯金の振動減少により芯金に対するクローラ本体の剥離や亀裂の発生が防止され、かつラグの損傷及び摩耗等が抑制されてクローラ本体の耐久性が向上する。一方、走行に伴う振動が抑制され、かつ損傷及び摩耗が抑制されたクローラ本体に形成されたラグに形成された周方向に延在する溝により泥土等が保持されて直進性が向上し、軟弱地や傾斜地等でも横滑り等の発生が抑制できる。
更に、中央側ラグ部及び外側ラグ部が平面視でそれぞれ共通の芯金の一部を覆うことで、ラグの中央側ラグ部及び外側ラグ部により芯金の支持力が確保されてより芯金の振動が抑制され走行振動が低減し、かつ中央側ラグ及び外側ラグが芯金に支持されて負荷が軽減されることと相俟って芯金に対するクローラ本体の剥離や亀裂の発生が防止される。更に、芯金により中央側ラグ部及び外側ラグ部の圧縮強度が高められ、周方向の溝による優れた土掴み性及び排土性が維持されて直進性が向上する。
請求項に記載の発明は、請求項1のゴムクローラにおいて、前記中央側ラグ部及び外側ラグ部は、平面視でそれぞれ周方向に隣接した2つ芯金に跨り、該芯金のうち1つは共通の芯金であることを特徴とする。
これによると、ラグの中央側ラグ部及び外側ラグ部により各芯金の支持力が確保されて各芯金の振動が抑制されて、かつ中央側ラグ部及び外側ラグ部が芯金に支持されて負荷が軽減されることと相俟って各芯金に対するクローラ本体の剥離や亀裂の発生が防止される。更に、複数の芯金により中央側ラグ部及び外側ラグ部の圧縮強度が高められ、より周方向に延在する溝による優れた土掴み性及び排土性が維持されて直進性が向上する。
請求項に記載のゴムクローラにおいて、前記外側ラグは、平面視で芯金の先端の少なくとも一部を覆うことを特徴とする。
これによると、芯金の先端におけるクローラ本体の剥離や亀裂の発生が防止され、各ラグを含むクローラ本体の耐久性が向上する。
請求項に記載の発明は、前記溝の深さは、ラグの高さより小さいことを特徴とする。
これによると、溝が比較的浅く形成されて排土性が確保されて、溝内に泥土等が残留することがなく優れた土掴み性及び排土性が維持されて直進性が確保できると共に、中央側ラグ部と外側ラグ部が分断することなく一体形成されてラグの剛性強度が確保され、耐久性の向上が得られる。
この発明によると、地面に対して常に切れ目なく連続的に各ラグの中央側ラグ部の中央側接地面及び外側ラグ部の外側接地面が接地することから、ラグによる芯金の支持力が確保されて芯金の振動が抑制され、芯金に対するクローラ本体の剥離や亀裂の発生が抑制されてクローラ本体の耐久性が向上する。一方、中央側ラグ部と外側ラグ部の間の周方向に延在する溝に捉えた泥土等も破壊することなく優れた土掴み性及び排土性が維持されて直進性が向上して、軟弱地や傾斜地等でも横滑り等の発生が抑制できる。
実施の形態におけるゴムクローラを外周面側から見た要部平面図である。 ゴムクローラを内周面側から見た要部平面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 従来のゴムクローラを外周面側から見た要部平面図である。 図5のVI−VI線断面図である。
以下、ゴムクローラの一実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。
図1は外周面側から見たゴムクローラ1の要部平面図、図2は内周面側から見たゴムクローラ1の要部平面図、図3は図1のIII−III線断面図、図4は図1のIV−IV線断面図である。なお、各図において矢印Fはゴムクローラ1の周方向を示し、矢印Wは幅方向を示す。なお、以下の説明では「周方向」及び「前後方向」は同じ方向を指し、「幅方向」及び「左右方向」も同じ方向を指すものとする。
ゴムクローラ1は、ゴム等の弾性材からなる無端帯状のクローラ本体10に、その周方向に一定の間隔をおいて幅方向に延在する芯金30を埋設し、芯金30より外周面側にスチールコード等によって形成された周方向抗張体36が周方向に沿って複数埋設しており、クローラ本体10には幅方向の略中央部分11でかつ芯金30間にスプロケットホイールによって形成された駆動輪が係合する係合孔12が周方向に所定間隔で形成され、外周面側にラグ13と凹部25が周方向に交互に一体形成される。
クローラ本体10に埋設される各芯金30は、図1及び図3に示すように、クローラ本体10内に埋設されてクローラ本体10の幅方向に延在する芯金本体部31を備え、芯金本体部31は駆動輪と係合する中央部32及び中央部32の両端からそれぞれ幅方向に突出して先端に向かって次第に薄くなる左右の翼部33を有する。
芯金本体部31に中央部32を隔てて両側にクローラ本体10の内周面側に突出する一対のガイド突起34が突設され、各ガイド突起34の頂面34aが転輪の通過面となる。なお、図3において転輪40を仮想線で示す。
クローラ本体10の外周面側に設けられるラグ13は、係合孔12が並ぶ中央部分11を除いた左右両側に振り分けられ、左右に配置される各ラグ13は、クローラ本体10の周方向に対して1ピッチ分位相がずれた千鳥状に配置される。
個々のラグ13は、中央部分11に隣接する部位から幅方向側に対して周方向に傾斜して側部10aに向かって延在する断面略台形に形成される。
各ラグ13は、中央部分11に連続して周方向に延在する中央側傾斜面14、この中央側傾斜面14に対して周方向、具体的には接地状態で後方にずれると共にクローラ本体10の側部10aに連続して周方向に延在する側部側傾斜面15と、中央側傾斜面14の前端から幅方向に延在する前部内側傾斜面16a、この前部内側傾斜面16aの幅方向端から周方向に対して後方に傾斜して延在する前部中間傾斜面16b、前部中間傾斜面16bの幅方向端部からほぼ幅方向に延在して側部側傾斜面15の前端に連続する前部外側傾斜面16cを有する前側傾斜面16と、中央側傾斜面14の後端から周方向に対して傾斜して延在して側部側傾斜面15の後端に連続する後側傾斜面17と、踏面となる接地面を有する断面略台形に形成される。
この隣接するラグ13の後側傾斜面17と前側傾斜面16及びこれらの間の底部26によって隣接するラグ13間に中央部分11から側部10aに連続する凹部25が形成される。
ラグ13は、その幅方向中央部においてラグ13の接地面の幅方向中央に接地面側が開放された周方向に連続する溝18が形成される。この周方向に延在する溝18によってラグ13が中央側接地面21を有する中央側ラグ部20と外側接地面23を有する外側ラグ部22に区分される。なお、図1において中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23にはハッチングが付されている。
中央側ラグ部20の中央側接地面21の前端21a及び後端21bはそれぞれ前部内側傾斜面16a及び後側傾斜面17に連続し、外側ラグ部22の外側接地面23の前端23a及び後端23bはそれぞれ前部外側傾斜面16c及び後側傾斜面17に連続している。周方向において外側接地面22の前端22aは中央側接地面21の前端21aと後端21bとの間に位置し、外側接地面22の後端22bは中央側接地面21の後端21bより後方に位置している。
ラグ13に凹設されて中央側ラグ部20と外側ラグ部22に区画する溝18は、底部18c及び対向する側面18aと18bを有し、各側面18a及び18bは底部18cから中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23側に移行するに従って次第に離間する断面U字状乃至C字状である。溝18の深さ、即ち中央側接地面21及び外側接地面23から底面18cまでの寸法hは、図3及び図4に図1のIV−IV線断面図を示すようにラグ13の高さ寸法Hの例えばほぼ3分の2から2分の1であって、中央側ラグ部20と外側ラグ部22はその基端側において連続形成される。このように溝18の深さをラグ13の高さより小さく設定することで中央側ラグ部20と外側ラグ部22を溝18によって分断することなく連続する一体形成することでラグ13の剛性強度を確保して耐久性の向上が得られる。
各ラグ13は、図1に示すように平面視状態において周方向において3つの芯金30に跨る大きさを有し、かつ中央側ラグ部20、本実施の形態では中央側接地面21の前端21a及び後端21bがそれぞれ前後に隣接した2つの芯金30に跨る大きさであって、外側ラグ部22、本実施の形態では外側接地面23の前端23a及び後端23bが前後に隣接した芯金30に跨りかつ側端23cが芯金30の翼部33の先端の少なくとも一部を覆う幅方向の大きさを有している。また、これらの芯金30のうち中間に配置される芯金30は中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23によってそれぞれ一部が覆われており、このように構成することが好ましい。
このように構成されたゴムクローラ1は、前進走行時おいてラグ13の中央側ラグ部20の中央側接地面21の前端21aから後端21bに亘って順次連続して接地し、この間に外側ラグ部22の外側接地面23の前端23aが接地することで中央側接地面21と外側接地面23が順次連続して接地すると共に、この間に外側接地面23が隣接している間に、次のラグ13の中央側ラグ部20の中央側接地面21の前端21aが接地する。
このように地面に対して常に切れ目なく連続的に各ラグ13の中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23が接地することになり、クローラ本体10の周方向において上下方向のバネ特性の変化が極めて少なくなり、クローラ本体10による芯金30の支持力が向上して芯金30の振動が抑制される。更にラグ13の中央側ラグ部20及び外側ラグ部22によって各芯金30の支持力が確保されて各芯金30の振動が抑制され、これら各芯金30の振動の低減により芯金30に対するクローラ本体10の剥離や亀裂の発生が防止される。更に、中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23がそれぞれ隣接する2本の芯金30によって支持され、更に芯金30の先端が外側接地面23の側端23cにまで達することから、3本の芯金30により広範囲に亘り支持されてラグ13の支持剛性が向上してラグ13の変形等が抑制され損傷及び摩耗が減少してクローラ本体10の耐久性が向上する。
更に、各ラグ13の中央側接地面21及び外側接地面23が3本の芯金30の翼部33に跨って配設されているので、各ラグ13による芯金30の支持力が更に確保されて芯金30の振動が抑制されてガイド突起34の頂面34を通過する転輪36の芯金30間への落ち込み量がごく僅かなものとなり、更に左右のラグ13を千鳥状に配置することで走行時の振動が激減する。この走行振動の低減に伴って芯金30に対するクローラ本体10の剥離や亀裂の発生が防止され、かつ中央側ラグ部20及び外側ラグ部22が芯金30に支持されて負荷が軽減されて中央側ラグ部20、外側ラグ部22及び溝18等の損傷及び摩耗等が抑制される。
更に、クローラ本体10の剛性が全周に亘り均一になり、ゴムクローラ1のねじれや外れの発生が防止されると共に、クローラ本体10の屈曲時の屈曲部の減衰力が大きくなるため、駆動輪や遊転輪に対するクローラ本体10の衝突が緩和され、ゴムクローラ1の叩き音が小さくなる。
クローラ本体10の外周に形成されたラグ13は、走行振動や芯金30の振動低減等に伴って負荷が軽減されて走行に伴う破損や摩耗が抑制され所期の形状が維持される。車両前進時に中央側接地面21の前端21aから外側接地面23の後端23bにかけて連続的に接地し、振動の低減によりラグ11間の凹部25に捉えた泥土等を破壊することなく、牽引力として有効に用いられて牽引力が確保できる。また、接地及び複数の芯金30からの荷重付与により圧縮強度が高められた中央側ラグ部20及び外側ラグ部22の間の周方向に延在する溝18に捉えた泥土等も破壊することなく加圧されて保持されて土掴み性が向上し、この保持された泥土と地面との間の剪断力乃至摩擦力が良好に確保され、直進性の向上がもたらされる。
更に、ラグ13間に形成される凹部25は、隣接するラグ13の後側傾斜面17と前部内側傾斜面16aが対向する範囲が、中央部分11側から側端10a側に移行するに従って断面積が漸次減少するテーパ状で中央部分11側から泥土等の進入が促進され、これに連続して対向する後側傾斜面17と前部中間傾斜面16bとの間が側端10a側に移行するに従って断面積が漸次増大するテーパ状で該部の泥土等が積極的に側端10a側に誘導される。更に、後側傾斜面17と前部外側傾斜面16cとの間が側端10a側に移行するに移行するに従って断面積が減少すると共に前部外側傾斜面16cがほぼ幅方向に延在して傾斜すると共に前部外側傾斜面16cと外側接地面23とのなす角を前部内側傾斜面16aと中央側接地面21とのなす角に対して比較的大きくすることから、凹部25の中央部部分11側から誘導された泥土等が前部外側傾斜面16cによって下方及び周方向に押す力として作用し、優れた排土性が得られる。
この排土性に優れた凹部25に連続して形成された底部18cから中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23側に移行するに従って側面18aと18bとが次第に離間する比較的浅い断面U字状乃至半円弧状の溝18の排土性が確保されて、溝18内に泥土等が残留することがなく、優れた土掴み性及び排土性が維持されて直進性が確保でき、軟弱地や傾斜地等でも横滑り等の発生が抑制できる。
なお、上記説明では、平面視状態において中央側ラグ部20の中央側接地面21及び外側ラグ部22の外側接地面23が隣接する芯金30に跨る例を説明したが、中央側接地面21及び外側接地面23の範囲に限定されることなく中央側ラグ部20及び外側ラグ部22を形成する斜面が隣接する芯金30に跨るように形成することもできる。
1 ゴムクローラ
10 クローラ本体
11 中央部分
12 係合孔
13 ラグ
18 溝
20 中央側ラグ部
21 中央側接地面
22 外側ラグ部
23 外側接地面
30 芯金

Claims (4)

  1. 弾性材からなる無端帯状のクローラ本体に、該クローラ本体の周方向に所定の間隔で幅方向に延在する複数の芯金が埋設されると共に、クローラ本体の幅方向中央部分に周方向に所定間隔で駆動輪用係合孔が設けられ、外周面側に前記中央部分から左右両側に振り分けられて周方向にラグが所定間隔で設けられ、かつ左右に振り分けられたラグが周方向に位相がずれた千鳥状に配置されたゴムクローラにおいて、
    前記ラグは前記中央部分から幅方向に対して周方向に傾斜して延在すると共に、各ラグの接地面の幅方向中央を周方向に延在して該ラグを中央側接地面を有する中央側ラグ部と外側接地面を有する外側ラグ部に区分する溝を備え、
    走行時に前記中央側接地面及び外側接地面が連続して接地し、
    前記中央側ラグ部及び外側ラグ部は、平面視でそれぞれ共通の芯金の一部を覆うことを特徴とするゴムクローラ。
  2. 前記中央側ラグ部及び外側ラグ部は、平面視でそれぞれ周方向に隣接した2つ芯金に跨り、該芯金のうち1つは共通の芯金であることを特徴とする請求項1に記載のゴムクローラ。
  3. 前記外側ラグは、平面視で芯金の先端の少なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項1または2に記載のゴムクローラ。
  4. 前記溝の深さは、ラグの高さより小さいことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のゴムクローラ。
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