JP5355796B2 - スクータ型電動車両 - Google Patents

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Description

本発明は、スクータ型電動車両に関する。
本願は、2010年9月30日に、日本に出願された日本国特願2010−220725号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、スクータ型電動車両として、車両底部に配置されるアンダーフレームに沿ってバッテリを配置したものがある(例えば、特許文献1参照)。
同特許文献1の開示技術では、フロアボード85の下側に中央フレームF2に沿って複数のバッテリBaを配置している。幅方向中央に配置されるバッテリは大きく、左右に配置されるバッテリは小さくされている。これにより、バッテリの容量を確保しつつ、バンク角を確保することが可能になっている。これら複数のバッテリを直列に接続することにより、高電圧のモータを作動させている。
日本国特許第3079227号公報
しかし、バンク角に影響しない位置で車体幅方向に複数のバッテリを接続する場合には、バッテリを接続する作業者の作業姿勢の改善及び作業効率の向上が望まれる上に、バッテリとの接続を切り離すブレーカを設ける場合には、ブレーカの被水性や組み付け・メンテナンス性等を考慮した位置でバッテリに取り付けることが好ましい。
そこで、本発明は、作業者の良好な作業姿勢でのバッテリの接続作業を可能にしつつ、バッテリに取り付けられるブレーカの被水性、組み付け・メンテナンス性等を向上させることができるスクータ型電動車両を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の態様を採用した。すなわち、
(1)本発明の一態様は、ヘッドパイプから下後方に延びるダウンフレーム及びこのダウンフレームの下端部から後方に延びるロアフレームを有する車体フレームと;前記ヘッドパイプの後方に設けられて乗員が着座するシートと;前記ヘッドパイプ及びシートの間に設けられて前記乗員が足を置くステップフロアと;少なくとも三つのバッテリを車幅方向に並べると共にこれらを直列に接続して駆動モータに電力を供給するバッテリユニットと;を備え、
前記各バッテリの内の車両中心側に配置される中心側バッテリを、車両外側に配置される側方バッテリよりも高く配置し、前記中心側バッテリを繋ぐ接続経路上であって当該中心側バッテリにブレーカを取り付ける。
なお、スクータ型電動車両には、二輪のみならず三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
(2)上記(1)に記載の態様では、前記側方バッテリの下部内側面と、前記中心側バッテリの底面とによって、空間が形成されてもよい。
(3)上記(1)に記載の態様では、前記シートの下方で前記ステップフロアの後方を覆うシート下カバーを備え、前記シート下カバーには、前記ステップフロア上方の空間から前記ブレーカへの接続を可能とする開口が設けられ、前記開口には、これを開閉するリッドが設けられてもよい。
(4)上記(3)に記載の態様では、前記シート下カバー内で前記開口を臨む位置に、前記各バッテリへの充電を可能とする充電口が設けられてもよい。
(5)上記(3)に記載の態様では、前記リッドを施錠可能な施錠手段が設けられてもよい。
(6)上記(2)に記載の態様では、前記バッテリユニットの上方に設けられて前記駆動モータをコントロールするドライバと、前記車体フレームに揺動可能に支持されて前記駆動モータを内蔵するユニットスイング式パワーユニットと、をさらに備え;前記ドライバから前記駆動モータへ電力を供給する配線が、前記ドライバの車幅方向一側から延び、前記バッテリユニットの後方で車幅方向他側に向かって延びた後、前記ユニットスイング式パワーユニット内に導かれてもよい。
(7)上記(1)に記載の態様では、前記シートの後部に着座する乗員が足を置くことができるステップをさらに備え、前記ステップは、側面視で前記バッテリユニットの上部後方でかつ前記バッテリユニットと重ならない位置に配置されてもよい。
(8)上記(7)に記載の態様では、前記ロアフレームの後端から後傾して上方に延びるリヤフレームをさらに備え、前記リヤフレームの少なくとも一部が、車体カバーから車体外方に露出しており、このリヤフレームの露出部で前記ステップを支持されてもよい。
上記(1)の態様によれば、車体外側の側方バッテリの上面が低くなるので、車体中心側の中心側バッテリの接続作業等をする際に側方バッテリが障害となり難く、効率よく作業を行うことが可能になる上に、ブレーカの取り付けにより各バッテリの直列的な接続を容易に遮断可能とし、この状態でバッテリユニットの着脱等の作業を作業者がスムーズに行うことができる。
また、中心側バッテリの接続経路上にブレーカが設けられることで、比較的に高い位置にブレーカが配置されることとなり、ブレーカが低い位置に配置される場合と比べて、良好な姿勢での作業が可能になる。また、比較的高い位置にブレーカが配置されることで、水掛かり等の影響も抑えることが可能である。
上記(2)の態様によれば、左右方向外側の側方バッテリの底面が低くなることから、左右方向外側の側方バッテリの下部内側面と左右方向内側の中心側バッテリの底面によって空間を形成でき、この空間に配線やケーブル等の部材を配策することが可能になる。
上記(3)の態様によれば、ブレーカの切断作業を容易に行なうことができ、かつ非作業時にはブレーカを覆い隠すことができる。
上記(4)の態様によれば、各バッテリに対する充電作業を容易に行うことができ、かつ充電後には充電口を覆い隠すことができる。
上記(5)の態様によれば、リッドを施錠することでブレーカや充電口に対する外乱等を防止できる。
上記(6)の態様によれば、ドライバがバッテリユニットの近くに配置されることで、高圧配線を極力短くすることができる。また、ドライバと駆動モータとを繋ぐ配線は、バッテリユニットの後方で車幅方向に沿って延びる部分によって、ユニットスイング式パワーユニットのスイングに伴うねじれを吸収することができるため、屈曲方向に加わる力を緩和することができる。
上記(7)の態様によれば、車体側方から外力が加わった場合にステップを介してバッテリユニットに外力が及ぶことを防止できる。
上記(8)の態様によれば、ステップを取り付けるために車体カバーに孔等を設けることを不要にできる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体カバーを外した状態の左側面図である。 上記自動二輪車の車体フレームの上面図である。 上記自動二輪車の車体後部の前面図である。 上記車体後部の車体カバーを外した状態の前面図である。 上記車体後部のバッテリユニット周りの断面図である。 上記バッテリユニットの高圧バッテリ等の平面図である。 上記高圧バッテリ等の左側面図である。 図2の要部拡大図である。 図9の右側面図である。 上記車体後部の斜視図である。 上記車体後部の車体カバーを外した状態の斜視図である。 上記自動二輪車の要部の構成図である。 上記自動二輪車のスイングユニット等の斜視図である。 図12の要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1,2に示すスクータ型の自動二輪車1は、操向用のバーハンドル2と乗員着座用のシート3との間に設けられて乗員が足を置く低床部としてのステップフロア4と、概ね車体全体を覆う車体カバー5とを備える。なお、図中符号Mはステップフロア4上方の跨ぎ空間を示す。
ステップフロア4の後方位置にはバッテリユニット6が搭載される。このバッテリユニット6からの電力を、駆動輪である後輪7の左側にある駆動モータ8が受けて駆動し、その駆動力により後輪7が駆動して自動二輪車1を走行させる。すなわち、自動二輪車1はスクータ型電動車両として構成される。
自動二輪車1の車体フレーム11は、複数種の鋼材を溶接等により一体に接合してなる。車体フレーム11の前端部には、前輪懸架系を操向可能に支持するヘッドパイプ12が設けられる。車体フレーム11の下部後側には、後輪懸架系を上下揺動可能とするピボット13が支持される。
前記前輪懸架系は、前輪14を下端部において軸支する左右フロントフォーク15と、これら左右フロントフォーク15の上端部間を固定するブリッジ部材16と、このブリッジ部材16の左右方向中央部から上方に延びるステムパイプ17とを有する。ステムパイプ17は、ヘッドパイプ12内にその下方から相対回動可能に挿通される。ステムパイプ17の上端部はヘッドパイプ12の上方に突出し、この突出部分に前記バーハンドル2が固定される。
前記後輪懸架系は、後輪7を後端部において軸支するスイングアーム18を備える。スイングアーム18は、その左アームの後端部に前記駆動モータ8及びギヤ機構(減速機構)19を内蔵したスイングユニット18Uを構成する。スイングユニット18Uの前端部は、ピボット13を介して車体フレーム11の下部後側に上下揺動可能に支持される。スイングユニット18Uの後端部は、クッションユニット21を介して車体フレーム11の上部後側に弾性支持される。
図2,3に示すように、車体フレーム11は、前記ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12の後部に上端(前端)を接合すると共にこのヘッドパイプ12の後部から車体左右中心を斜め下後方に延びる単一のダウンフレーム22と、このダウンフレーム22の下部両側に前端を接合すると共にこのダウンフレーム22の下部から左右に分岐して後上がりに後方に延びる左右一対のロアフレーム23とを備える。ダウンフレーム22の下端部及びロアフレーム23の前端部は、車両側面視で互いに重なるように車両側面視でL字状に湾曲する。ロアフレーム23の前端部は、ダウンフレーム22の下方部に接合される。なお、図3他の線CLは車体左右中心線を示す。
図3を参照し、左右ロアフレーム23は、これらの前半部では後側ほど左右方向外側に位置するように傾斜して後方に延び、後半部では車体中心面(中心線CLで示す)と略平行をなして後方に延びる。左右ロアフレーム23の前後中間部間は、左右方向と平行なセンタクロスパイプ24により連結される。左右ロアフレーム23の前部間は、左右方向と平行なフロントクロスパイプ24aにより連結される。左右ロアフレーム23の後部間は、両端が斜め下後方に延び中央部が左右に延びるリヤロアパイプ27により連結される。
図1,2を併せて参照し、フロントクロスパイプ24aの左右方向中央には、ダウンフレーム22の下端(後端)が前方から突き当たり接合される。左ロアフレーム23の前後中間部には、サイドスタンド29aを回動可能に支持するサイドスタンドブラケット24bが固設される。左右ロアフレーム23の後部は、車体フレーム11における最大幅を形成し、この左右ロアフレーム23の後部間であってセンタクロスパイプ24とリヤロアパイプ27との間に、前記バッテリユニット6が搭載される。
左右ロアフレーム23の後端部は上方に湾曲し、この後端部には、やや後傾して上方に延びる左右リヤフレーム25の下端部が一体に連なる。左右リヤフレーム25の上端部は後方に湾曲し、この上端部には、やや後上がりに傾斜して後方に延びる左右シートフレーム25aの前端部が一体に連なる。左右リヤフレーム25は上側ほど左右方向内側に位置するように傾斜し(図5参照)、左右シートフレーム25aは後側ほど左右方向内側に位置するように傾斜する。
なお、図中符号26は左右リヤフレーム25の上下中間部間を連結するリヤロアクロスパイプを、符号26aは左右リヤフレーム25の上端部間を連結するリヤアッパクロスパイプをそれぞれ示す。左右シートフレーム25aの下側には、左右クッションユニット21の上端部を支持する左右クッションブラケット25bがそれぞれ固設される。左クッションブラケット25bには、ドレスガード29の上端部が支持される。
図2,6に示すように、リヤロアパイプ27は、左右方向と平行な本体部の両側を上方に湾曲させることで、正面視で上方に開放するU字形状に形成される。リヤロアパイプ27の両側部は、やや前傾姿勢で上方に延び、その先端が左右ロアフレーム23の後端部に下方から突き当たり接合される。リヤロアパイプ27の両側部の後方には、左右ピボットブラケット13aの前端部がそれぞれ接合される。左右ピボットブラケット13aの上端部は、左右ロアフレーム23の下端部にそれぞれ接合される。これら左右ピボットブラケット13aには、前記ピボット13が支持される。リヤロアパイプ27には、メインスタンド29bが回動可能に支持される。
図2,3に示すように、リヤロアパイプ27の左右両側には、前後に延びる左右アンダーパイプ28の後端が前方から突き当たり接合される。左右アンダーパイプ28の前端部は上方に湾曲し、その先端がセンタクロスパイプ24の左右両側に下方から突き当たり接合される。左右アンダーパイプ28間には、後述のバッテリケース56の底壁57aの如く左右方向外側に対して左右方向内側を上方に変位させた段差状をなす支持プレート28aが渡設される。これら左右アンダーパイプ28及び支持プレート28a上に、前記バッテリユニット6が搭載される。なお、各フレーム22,23,25,25a及びパイプ24,24a,26,26a,27,28は、例えば円形鋼管で構成される。
図1,2に示すように、ヘッドパイプ12の後方には、跨ぎ空間Mを介してシート3が配設される。シート3は、例えば運転者用及び後部同乗者用の着座面を前後に一体に有して車体後端近傍まで延びる。シート3は、その前部下方に位置する物品収納ボックス39の上部開口を開閉するリッド(蓋)としても機能する。なお、図中符号3aはシート3の前端部下側を物品収納ボックス39の前端部に対して回動可能に連結する回動軸を示す。
車体カバー5は、ヘッドパイプ12及びダウンフレーム22周りをその前方から覆うフロントカバー31と、ヘッドパイプ12及びダウンフレーム22周りをその後方から覆うフロントインナーカバー32と、左右ロアフレーム23周りをその下方から左右方向外側にかけて覆うアンダーカバー33と、左右ロアフレーム23周りをその上方から覆って前記ステップフロア4を形成するステップフロアカバー34とを有する。
また、車体カバー5は、ステップフロアカバー34の後部からシート3の前部下端に向かって立ち上がって前記バッテリユニット6及びその上方の制御ユニット44及び物品収納ボックス39をその前方から覆うリヤセンターカバー35と、このリヤセンターカバー35の左右側部から斜め上後方に連続するように延びてシート3の後部両側の下方にて左右リヤフレーム25及びシートフレーム25a周りをその左右方向外側から覆う左右リヤサイドカバー36とを有する。各カバー31〜36は例えば合成樹脂で構成される。
ステップフロアカバー34は、フロントインナーカバー32とリヤセンターカバー35との間で水平方向に対してやや前傾したステップフロア4を形成する。左右ロアフレーム23の後端部、左右リヤフレーム25の下部、左右ピボットブラケット13a及びリヤロアフレームは、車体カバー5で覆われずその外方(車体外方)に露出する。左右リヤフレーム25の露出部分であってリヤロアクロスパイプ26の端部近傍には、後部同乗者が利用可能な折り畳み式の左右ステップ29cが支持される。左ステップ29cの近傍には、前記ドレスガード29の前端部が支持される。
左右ステップ29cは、車両側面視でバッテリユニット6の上部後方でかつバッテリユニット6と重ならない位置に配置される。したがって、左右リヤフレーム25の車幅方向外側に張り出す左右ステップ29cに車幅方向外側からの外力が加わり、左右リヤフレーム25が車幅方向内側に変形したとしても、その外力がバッテリユニット6に集中的に加わることが防止される。また、左右リヤフレーム25は上側ほど左右方向内側に位置するように(左右方向において左右リヤフレーム25同士の距離が短くなるように)傾斜しているので、左右ステップ29cが上側に位置するほど左右ステップ29c周りの車体幅が抑えられる。
図5,6,7に示すように、バッテリユニット6は、例えば12Vの鉛バッテリ41を車体幅方向(左右方向)に沿って四つ並べ、かつこれらを直列に結線することで48Vの高圧バッテリ6Aを構成し、さらにこの高圧バッテリ6Aを単一のバッテリケース56内に収容してなる。このバッテリユニット6から制御ユニット(ドライバ)44を介して駆動モータ8に電力を供給することで、駆動モータ8が駆動して自動二輪車1を走行させる。
図7を参照し、各鉛バッテリ41は、平面視で長方形をなす直方体形状を有し、前記長方形の一長辺の両端部位置に正極端子41a及び負極端子41bを有する。各鉛バッテリ41は、それぞれの正極端子41a及び負極端子41bを上方に向けると共にこれらを前後に配置し、かつ前記長方形の長辺同士を互いに隣接させて車体幅方向に沿って並ぶ。各鉛バッテリ41は、その正極端子41a及び負極端子41bを隣接する鉛バッテリ41同士間で前後互い違いにして配置される。すなわち、鉛バッテリ41の正極端子41a及び負極端子41bが配置される長辺同士が向き合うように配置される。以下、各鉛バッテリ41を左側から順に符号411,412,413,414で示すことがある。
高圧バッテリ6Aにおける左右方向内側に位置する一対の鉛バッテリ412,413は、平面視で各端子41a,41bが位置する長辺と反対側の長辺同士を互いに隣接させて並ぶ。これら鉛バッテリ412,413における各長辺の前側に位置する正極端子41a及び負極端子41bは、中間ケーブル42を介して互いに接続される。
中間ケーブル42はサーキットブレーカ43を有し、このサーキットブレーカ43がバッテリケース56の上部前方の左右方向中間位置に配置される(図5参照)。サーキットブレーカ43は、その上部から上方に突出するレバー43aの左右への揺動操作(サーキットブレーカ43の断続操作)により、高圧バッテリ6Aの中間部分での結線を断続する。
図6を参照し、バッテリケース56は例えば合成樹脂製であり、上方に開放するケース本体57と、その上部開口を閉塞するケースカバー58とを有する。ケース本体57は、高圧バッテリ6Aの外形に対応する横長の直方体形状の箱型をなし(図7参照)、その底壁57aは、後述の如く各鉛バッテリ41を上下にずらして配置したことに伴い、左右方向外側に対して左右方向内側を上方に変位させた段差状に形成される。
図9,10を併せて参照し、ケースカバー58の前後中間部には、前記各鉛バッテリ41の配置に対応して左右方向内側を上方に変位させた段差状をなす保持部58aが形成される。保持部58aは、各鉛バッテリ41の上面に当接してこれらを押圧保持する。
ケースカバー58の前部及び後部には、保持部58aよりも上方に張り出す端子収容部58bが設けられる。端子収容部58bは、正面視で略水平な上辺及びその両側に連なる傾斜辺を有する台形状をなし、その内側に各鉛バッテリ41の正極端子41a及び負極端子41b周辺を収容する。
ケースカバー58は、複数の係止爪58c等によってケース本体57の上部に固定される(図5参照)。ケースカバー58の保持部58aには、その段差形状に沿うように形成された帯状の保持金具59が上方から装着される。バッテリユニット6は、左右アンダーパイプ28及び支持プレート28a上に載置された状態で、保持金具59の両側部が左右ロアフレーム23上のブラケット59aに締結されることで、車体フレーム11に固定的に保持される。
図1,2に示すように、バッテリユニット6は、シート3の下方であってその前端よりも後方に配置される。バッテリユニット6は、所定の高さを有することから、その上面がステップフロア4の上面よりも上方に配置され、下面がステップフロア4の上面よりも下方に配置される。
図4に示すように、バッテリユニット6は、その左右幅がシート3の左右幅よりも大きいものの、図3,5に示すように、左右ロアフレーム23後部の左右方向内側の幅内に収まる。また、図4,5に示すように、バッテリユニット6(端子収容部58b)の上部外側の角部は、正面視で鈍角に形成されており、これら両角部を収容するように、リヤセンターカバー35からリヤサイドカバー36に渡って張り出し部38が形成される(図11参照)。
図9,10,12に示すように、バッテリユニット6上方の制御ユニット44及び物品収納ボックス39等は、バッテリユニット6の前面及び上面に沿うように側面視L字状をなす支持フレーム61に支持される。
支持フレーム61は、前記L字状をなす左右一対のフレームパイプ62を有する。左右フレームパイプ62は円形鋼管からなり、バッテリユニット6の前方を略垂直に延びる前垂直部62aと、バッテリユニット6の上方を略水平に延びる上水平部62bとを一体に有する。
図15を併せて参照し、左右の前垂直部62aの下端は、略水平な横長のプレート62dの両側に上方から突き当たり溶接結合される。プレート62dは、センタクロスパイプ24上のブラケット62eの上面に上方から当接し、このプレート62dの中間部が上方から挿通したボルト62fにより着脱可能に締結される。また、上水平部62bの後端部62gは上下に圧潰されて略水平な平坦状をなし、この後端部62gがリヤロアクロスパイプ26上に上方から当接し、かつ上方から挿通したボルト62hにより着脱可能に締結される。支持フレーム61は、各ボルト62f,62hの着脱により車体フレーム11に対して着脱可能である。
図3,5を併せて参照し、上水平部62bの前半部及び前垂直部62aは、バッテリユニット6における左右方向内側の一対の鉛バッテリ412,413の左右幅内で車体中心面に沿うように設けられる。一方、上水平部62bの後半部は、後側ほど左右方向外側に位置するように平面視で傾斜して設けられる。
図12を参照し、上水平部62bの前半部上には、物品収納ボックス39の前部が支持される。また、図5を参照し、上水平部62bの後半部上には、例えば正面視L字状のステー62cを介して制御ユニット44が支持される。制御ユニット44は駆動モータ8用のドライバであり、後述のPDU(パワードライブユニット)47及びECU49を一体に有する。なお、物品収納ボックス39の後部はリヤアッパクロスパイプ26a上に支持される。
図5,7に示すように、バッテリユニット6における最外側に位置する鉛バッテリ411,414において、その前側に位置する正極端子41a及び負極端子41bには、それぞれ出力ケーブル46が接続される。これら各出力ケーブル46は、バッテリケース56のケースカバー58の前面両側に形成された縦長の外スリット58dを通じて、バッテリケース56の外部に導出される。
各出力ケーブル46は、例えば一旦車体下部を経由した後に適宜車体上部右側に取り回されて、バッテリユニット6上方の制御ユニット44に接続される。ケースカバー58の前面両側で外スリット58dよりも左右方向内側には、外スリット58dよりも長い縦長形状の内スリット58eが形成され、この内スリット58eから中間ケーブル42がバッテリケース56の外部に導出される。
図7を参照し、高圧バッテリ6A左側の一対の鉛バッテリ411,412及び右側の一対の鉛バッテリ413,414は、これらを平面視した場合に、各端子41a,41bのある長辺同士を隣接させるようにして並ぶ。これら各一対の鉛バッテリ41の後側に位置する正極端子41a及び負極端子41bの間は、それぞれ連結ケーブル45を介して互いに結線される。
図13に示すように、高圧バッテリ6Aからの48Vの直流電流は、制御ユニット44内のPDU47を介して3相交流電流に変換された後、3相交流モータである前記駆動モータ8に供給される。また、前記48Vの直流電流は、制御ユニット44とは別体のDC−DCコンバータ(以下、単にコンバータという)48を介して12Vに降圧された後、制御ユニット44内のECU49や他の一般電装部品51に供給される。なお、図中符号Cは自動二輪車1と一体又は別体に設けられた充電器を示す。
高圧バッテリ6Aの負極側とPDU47及びコンバータ48の負極側との間には、コンタクタ52が介設される。
コンタクタ52はリレー回路を備え、このリレー回路のスイッチ52aの一方の端子に、高圧バッテリ6Aの負極側から延びる出力ケーブル46が接続される。スイッチ52aの他方の端子は、PDU47及びコンバータ48の負極側に接続される。
また、前記リレー回路のコイル52bの一方の端子には、メインスイッチ53を介して高圧バッテリ6Aの内の一つの鉛バッテリ41の正極側が接続される。なお、コイル52bの他方の端子はアースされる。そして、メインスイッチ53がONになりコイル52bに前記一つの鉛バッテリ41からの電流が流れると、リレー回路のスイッチ52aが閉成して高圧バッテリ6Aからの電流がPDU47及びコンバータ48へ流れる。
なお、図中符号8aは制御ユニット44(PDU47)から駆動モータ8に延びる3相のモータケーブルを示す。各モータケーブル8aは、例えば制御ユニット44の右側から車体を左右に横断するように延びた後、スイングアーム18の左アームに沿って延びて駆動モータ8に至る(図10,14参照)。
メインスイッチ53は、例えばヘッドパイプ12近傍に設けられる(図1,2参照)。
また、図3,9を参照し、メインスイッチ53周辺と制御ユニット44等とに渡るメインハーネス63は、車体前部から例えば左ロアフレーム23及び左アンダーパイプ28に沿うように後方に延び、リヤロアパイプ27の左側及び左リヤフレーム25に沿うように上方に延びた後、制御ユニット44やコンバータ48等に至る。
図9,10を参照し、コンバータ48は、制御ユニット44の後方かつ左右リヤフレーム25間にて車両側面視で左右リヤフレーム25と重なるように設けられ、その上下端部がそれぞれリヤアッパクロスパイプ及びリヤロアクロスパイプに締結支持される。
ここで、図6,7,8に示すように、バッテリユニット6は、その左右方向中央側に配置された二つの鉛バッテリ41(中心側バッテリ412,413)を、左右方向外側に配置された二つの鉛バッテリ41(側方バッテリ411,414)よりも上方に変位させるように設けられる。これにより、左右方向内側の鉛バッテリ41の各端子41a,41bに対する各ケーブル42,45,46のターミナルの結線作業を行う際にも、左右方向外側の鉛バッテリ41が前記作業の邪魔になり難く、かつ左右方向外側の鉛バッテリ41の上部外側の角部の位置が低くなることで、シート下カバー(リヤセンターカバー35及び左右リヤサイドカバー36)の張り出し部38も目立ち難くなる。
図6を参照し、バッテリユニット6の下方(ケース本体57の底壁57aの下方)には、左右方向外側の鉛バッテリ41の下部内側面、左右方向内側の鉛バッテリ41の底面、及び支持プレート28aの上面によって囲まれた横長の空間57bが形成される。この空間57bには、例えばバーハンドル2周辺から後輪7に向けて延びるブレーキケーブル64等が配索される。なお、前記空間57bにメインハーネス63や出力ケーブル46等を配索してももちろんよい。
図7,8を参照し、中間ケーブル42は、比較的上側に位置する左右方向内側の鉛バッテリ41間を繋ぐことから、この中間ケーブル42に設けられるサーキットブレーカ43は、バッテリユニット6の上部前方に配置される。
図5,15を併せて参照し、サーキットブレーカ43は、左右フレームパイプ62間に渡設された下支持プレート43bに支持される。下支持プレート43bは、前後方向と略直交する平板状をなして横長に形成され、その両端が左右フレームパイプ62にそれぞれ溶接固定される。下支持プレート43bの上部には後方に延びる左右一対の支持片43cが屈曲形成され、この左右支持片43cの下方にサーキットブレーカ43の上部両側が配置され、これらが上方から挿通した左右ボルト43dによりそれぞれ着脱可能に締結される。サーキットブレーカ43は、各ボルト43dの着脱により下支持プレート43bに対して着脱可能である。
このように、比較的高い位置にある左右方向内側の鉛バッテリ41同士を繋ぐ接続経路上であって当該鉛バッテリ41にサーキットブレーカ43を取り付けることで(すなわち、左右方向内側に設けられる鉛バッテリ412と鉛バッテリ413の接続経路上にサーキットブレーカ43を取り付けることで)、サーキットブレーカ43に対する作業がし易くなると共に、路面からの水はね等の影響も抑えられる。
また、図7を参照し、出力ケーブル46がバッテリユニット6の前側の端子に接続されると共に、サーキットブレーカ43もバッテリユニット6の前側に配置されることで、高圧バッテリ6Aを取り外す際には、サーキットブレーカ43を切断して電圧を半分にした後に両側の各出力ケーブル46を外すことができ、かつこの作業をバッテリユニット6の前側から集中して行うことができる。
図5,12,15に示すように、バッテリユニット6の前方には、車両外部の電源からの電力によりバッテリユニット6を充電可能とする電力入力部54が設けられる。電力入力部54は、例えば商用電源(AC100V)等のプラグ(差し込み接続器)に対応する接地極付きのコンセント(プラグ受け)で構成される。電力入力部54は、サーキットブレーカ43の上方にて左右フレームパイプ62間に渡設された上支持プレート54aに支持される。なお、前記電源は前記充電器Cも含む。
上支持プレート54aは、前後方向と略直交する前面を形成して正面視逆V字状をなす横長に形成され、その両端が左右フレームパイプ62にそれぞれ溶接固定される。上支持プレート54aの左右方向中間部の後方には電力入力部54が配置され、この電力入力部54の前端フランジ部54bが上支持プレート54aの左右方向中間部に前方から当接し、これらが前方から挿通した左右ビス54cによりそれぞれ着脱可能に締結される。電力入力部54は、左右ビス54cの着脱により上支持プレート54aに対して着脱可能である。
図4,11を併せて参照し、サーキットブレーカ43及び電力入力部54は、リヤセンターカバー35に前方から覆われるが、このリヤセンターカバー35の左右方向中央部には、その内側に位置するサーキットブレーカ43及び電力入力部54に対してカバー外方からのアクセス(接続)を可能とする開口65が形成される。開口65には、これを開閉するリッド66が設けられると共に、リヤセンターカバー35(又はリッド66)には、リッド66を閉状態でロック可能な施錠機構67が設けられる。
これにより、サーキットブレーカ43の断続作業や電力入力部54へのプラグの着脱(充電作業)が容易になり、かつ施錠機構67により電力入力部54及びサーキットブレーカ43への悪戯等を抑止でき、かつリッド66を閉じることで降雨時や洗車時等における水掛かりや各種外乱も抑止できる。なお、図4ではリッド66の図示を略す。また、リッド66がリヤセンターカバー35に対して着脱可能であってもよい。
図5,10に示すように、制御ユニット44の右側部には、駆動モータ8への電力供給用の三本の前記モータケーブル8aが接続される。各モータケーブル8aは、制御ユニット44の右側部から下方に延出した後に後方に湾曲し、右リヤフレーム25の近傍で再度下方に湾曲した後に、ピボット13の上方にて車体左側に向けて左下がりに延びる。
図14を併せて参照し、左右リヤフレーム25間には、これらと車両側面視で重なる板状のインナリヤフェンダ68が設けられる。このインナリヤフェンダ68の下部左側には、その前方から後方へ各モータケーブル8aを導出可能とする切り欠き68aが形成される。この切り欠き68aから車体後側に導出された各モータケーブル8aは、スイングアーム18の左アームに沿うように後方に延びて駆動モータ8に至る。駆動モータ8からは、回転速度検出用(車速検出用)の検出ケーブル8bが各モータケーブル8aに沿うように延出する。各ケーブル8a,8bは、左アームの外側に取り付けられたアームカバー18a内に配置される。
以上説明したように、上記実施形態におけるスクータ型電動車両は、ヘッドパイプ12から下後方に延びるダウンフレーム22及びその下端部から後方に延びるロアフレーム23を備える車体フレーム11と、前記ヘッドパイプ12の後方に設けられて乗員が着座するシート3と、前記ヘッドパイプ12及びシート3の間に設けられて乗員が足を置くステップフロア4と、四つの鉛バッテリ41を車幅方向に並べると共にこれらを直列に接続して駆動モータ8に電力を供給するバッテリユニット6と、を備える自動二輪車1であって、前記各鉛バッテリ41の内の車両中心側に配置される中心側バッテリ412,413を、車両外側に配置される側方バッテリ411,414より高く配置し、前記中心側バッテリ412,413を繋ぐ接続経路上にサーキットブレーカ43を設けたものである。
この構成によれば、各鉛バッテリ41の直列的な接続を容易に遮断可能とし、この状態でバッテリユニット6の着脱等の作業をスムーズに行うことができる。
また、中心側バッテリ412,413の接続経路上にサーキットブレーカ43が設けられることで、比較的高い位置にサーキットブレーカ43が配置されることとなり、サーキットブレーカ43が低い位置に配置される場合と比べて、良好な姿勢での作業が可能になる。また、比較的高い位置にサーキットブレーカ43が配置されることで、水掛かり等の影響も抑えることが可能である。
さらに、車体外側の鉛バッテリ41の上面が低くなるので、車体中心側の鉛バッテリ41の接続作業等をする際に車体外側の鉛バッテリ41が障害となり難く、効率よく作業を行うことが可能になる。
また、上記スクータ型電動車両は、前記側方バッテリ411,414の下部内側面と、前記中心側バッテリ412,413の底面とによって、空間57bが形成されるものである。
この構成によれば、左右方向外側の鉛バッテリ41の底面が低くなることから、左右方向外側の鉛バッテリ41の下部内側面と左右方向内側の鉛バッテリ41の底面とによって空間57bを形成でき、この空間57bに配線やケーブル等の部材を配策することが可能になる。
また、上記スクータ型電動車両は、前記シート3の下方で前記ステップフロア4の後方を覆うリヤセンターカバー35を備え、前記リヤセンターカバー35には、前記ステップフロア4上方の跨ぎ空間Mから前記サーキットブレーカ43へのアクセス(接続)を可能とする開口65が設けられ、前記開口65には、これを開閉するリッド66が設けられるものである。
この構成によれば、サーキットブレーカ43の切断作業を容易に行なうことができ、かつ非作業時にはサーキットブレーカ43を覆い隠すことができる。
また、上記スクータ型電動車両は、前記リヤセンターカバー35内で前記開口65に臨む位置に、前記各鉛バッテリ41への充電を可能とする電力入力部54が設けられるものである。
この構成によれば、各鉛バッテリ41に対する充電作業を容易に行うことができ、かつ充電後には電力入力部54を覆い隠すことができる。
また、上記スクータ型電動車両は、前記リッド66を施錠可能な施錠機構67が設けられるものである。
この構成によれば、リッド66を施錠することでサーキットブレーカ43や電力入力部54に対する外乱等を防止できる。
また、上記スクータ型電動車両は、前記バッテリユニット6の上方に設けられて前記駆動モータ8をコントロールする制御ユニット44と、前記車体フレーム11に揺動可能に支持されて前記駆動モータ8を内蔵するスイングユニット18Uと、を備え、前記制御ユニット44から前記駆動モータ8へ電力を供給するモータケーブル8aは、前記制御ユニット44の車幅方向一側から延び、前記バッテリユニット6の後方で車幅方向他側に向かって延びた後、前記スイングユニット18U内に導かれるものである。
この構成によれば、制御ユニット44がバッテリユニット6の近くに配置されることで、高圧配線たるモータケーブル8aを極力短くすることができる。また、制御ユニット44と駆動モータ8とを繋ぐモータケーブル8aは、バッテリユニット6の後方で車幅方向に沿って延びる部分によって、スイングユニット18Uのスイングに伴うねじれを吸収することができるため、屈曲方向に加わる力を緩和することができる。
なお、本発明は上記実施形態のみに限られるものではなく、例えば、鉛バッテリに代わりニッケル水素バッテリやリチウムイオンバッテリを用いてもよい。また三つ又は五つ以上のバッテリを組み合わせてバッテリユニットを構成してもよい。例えば、三つのバッテリを組み合わせた場合、左右方向内側にバッテリが二つ配置され、左右方向外側のいずれか一方にバッテリが一つ配置されるようバッテリユニットが構成される。
さらに、スクータ型電動車両として、二輪のみならず三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両に適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(スクータ型電動車両)
3 シート
4 ステップフロア
M 跨ぎ空間(空間)
5 車体カバー
6 バッテリユニット
8 駆動モータ
8a モータケーブル(配線)
11 車体フレーム
12 ヘッドパイプ
18U スイングユニット(ユニットスイング式パワーユニット)
22 ダウンフレーム
23 ロアフレーム
25 リヤフレーム
29c ステップ
35 リヤセンターカバー(シート下カバー)
41 鉛バッテリ(バッテリ)
43 サーキットブレーカ(ブレーカ)
44 制御ユニット(ドライバ)
54 電力入力部(充電口)
57b 空間
65 開口
66 リッド
67 施錠機構(施錠手段)
411,414 側方バッテリ
412,413 中心側バッテリ

Claims (8)

  1. ヘッドパイプから下後方に延びるダウンフレーム及びこのダウンフレームの下端部から後方に延びるロアフレームを有する車体フレームと;
    前記ヘッドパイプの後方に設けられて乗員が着座するシートと;
    前記ヘッドパイプ及びシートの間に設けられて前記乗員が足を置くステップフロアと;
    少なくとも三つのバッテリを車幅方向に並べると共にこれらを直列に接続して駆動モータに電力を供給するバッテリユニットと;
    を備え、
    前記各バッテリの内の車両中心側に配置される中心側バッテリが、車両外側に配置される側方バッテリよりも高く配置され、前記中心側バッテリを繋ぐ接続経路上であって当該中心側バッテリにブレーカを取り付けたことを特徴とするスクータ型電動車両。
  2. 前記側方バッテリの下部内側面と、前記中心側バッテリの底面とによって、空間が形成されていることを特徴とする請求項1記載のスクータ型電動車両。
  3. 前記シートの下方で前記ステップフロアの後方を覆うシート下カバーを備え、前記シート下カバーには、前記ステップフロア上方の空間から前記ブレーカへの接続を可能とする開口が設けられ、前記開口には、これを開閉するリッドが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスクータ型電動車両。
  4. 前記シート下カバー内で前記開口を臨む位置に、前記各バッテリへの充電を可能とする充電口が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のスクータ型電動車両。
  5. 前記リッドを施錠可能な施錠手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のスクータ型電動車両。
  6. 前記バッテリユニットの上方に設けられて前記駆動モータをコントロールするドライバと、前記車体フレームに揺動可能に支持されて前記駆動モータを内蔵するユニットスイング式パワーユニットと、をさらに備え;
    前記ドライバから前記駆動モータへ電力を供給する配線が、前記ドライバの車幅方向一側から延び、前記バッテリユニットの後方で車幅方向他側に向かって延びた後、前記ユニットスイング式パワーユニット内に導かれている;
    ことを特徴とする請求項2に記載のスクータ型電動車両。
  7. 前記シートの後部に着座する前記乗員が足を置くことができるステップをさらに備え、
    前記ステップは、側面視で前記バッテリユニットの上部後方でかつ前記バッテリユニットと重ならない位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のスクータ型電動車両。
  8. 前記ロアフレームの後端から後傾して上方に延びるリヤフレームをさらに備え、
    前記リヤフレームの少なくとも一部が、車体カバーから車体外方に露出しており、このリヤフレームの露出部で前記ステップを支持する
    ことを特徴とする請求項7に記載のスクータ型電動車両。
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