JP5336287B2 - 潤滑オイル収集案内具 - Google Patents

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Description

本発明は、ミッションケース内で潤滑オイルを収集し、その収集した潤滑オイルをミッションケース内の被潤滑部に導く潤滑オイル収集案内具に関する。
ミッションケース内においては、潤滑オイル収集案内具としてオイルパスが広く用いられている。オイルパスは、一般に、特許文献1に示すように、比較的長尺な樋形状からなり、そのオイルパスは、その開口側を上方に向けつつ、ミッションケース内における一連の変速ギヤの上方側に配置される。これにより、オイルパスは、その一端側が、ミッションケース内のギヤが跳ね上げた潤滑オイルを収集することになり、その潤滑オイルは、オイルパスの樋形状(通路)を利用して所定の被潤滑部に供給される。
ところで、オイルパスは、上記のように比較的長尺なものであることから、ミッションケース内に配置するに際しては、複数の被保持部をもってミッションケースに保持される。具体的には、特許文献1においては、オイルパスの一端側に挿入用突部(特許文献1中の符号44)が設けられ、その挿入用突部が、ミッションケースの開口側端面に形成された挿入孔に挿入される一方、オイルパスの他端側には、押し込み式の係止片(特許文献1中の符号46)が設けられて、その押し込み式の係止片(圧入用突部)が、ミッションケース底部に設けられた取付け孔に押し込まれることになっている。
特開2002−54729号公報
しかし、上記のような取付け構造の場合、オイルパス他端側における押し込み式の係止片をミッションケース底部側の取付け孔内に押し込むに際して、そのオイルパスにおける係止片付近部分に押圧力を付与しなければならず、作業者は、その押圧作業のために手を、一連の変速ギヤが収納された狭いミッションケース内に入れなければならない。このため、オイルパスの取付け作業は煩雑なものとなっている。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その技術的課題は、ミッションケースに対する取付け作業性を向上させることができる潤滑オイル収集案内具を提供することになる。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項1に係る発明)にあっては、
長尺な樋形状の本体と該本体に設けられる複数の被保持部とが備えられ、該複数の被保持部を有底筒状のミッションケースに保持することにより該ミッションケース内における一連のギヤ群上方に該本体が配置される潤滑オイル収集案内具において、
前記複数の被保持部のうちの一部が、前記ミッションケースの開口側端面に形成された保持部に加圧作業をもって圧入する第1被保持部とされ、
前記複数の被保持部のうちの残部が、前記ミッションケースの底部側に位置決め用として形成された保持部に非圧入作業をもって位置させる第2被保持部とされ、
前記ミッションケースの開口側端面に形成された保持部が圧入孔とされ、
前記第1被保持部が、前記圧入孔に圧入される圧入用突部とされ、
前記ミッションケースの底部側に位置決め用として形成された保持部が挿入孔とされ、
前記第2被保持部が、前記挿入孔に挿入自在な挿入用突部とされ、
前記挿入用突部の突出長さが前記圧入用突部の突出長さよりも長く設定されて、前記挿入孔に対する挿入用突部の進入長さが、取付け状態において、前記圧入孔に対する前記圧入用突部の進入長さよりも長くなるようにされている、
ようにしてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
請求項1に係る発明によれば、当該潤滑オイル収集案内具をミッションケース内に取付けるに際し、第2被保持部に関しては、当該潤滑オイル収集案内具を持って位置調整し、ミッションケースの底部側に位置決め用として形成された保持部に非圧入作業をもって位置させるだけでよくなり、作業者は、手をミッションケース内の奥まで入れて加圧作業(押し込み作業)をする必要がなくなる。その一方、第1被保持部に関しては、ミッションケースの開口側端面が臨む自由空間が作業空間となり、その自由空間の下で、第1被保持部の加圧作業を的確且つ容易に行うことができる。このため、ミッションケースに対する取付け作業性を向上させることができる潤滑オイル収集案内具を提供できる。
また、第1被保持部として圧入用突部、第2被保持部として挿入用突部が具体的に用いられる場合においても、前述の場合と同様の作用効果を得ることができる。
以上に加えて、挿入用突部の突出長さが圧入用突部の突出長さよりも長く設定されて、挿入孔に対する挿入用突部の進入長さが、取付け状態において、圧入孔に対する圧入用突部の進入長さよりも長くなるようにされていることから、取付け作業時に、圧入孔に圧入用突部が圧入される前に、挿入孔に挿入用突部が挿入され、その挿入孔に対する挿入用突部の挿入に基づく位置決め作用により、圧入孔に対する圧入用突部の圧入作業を的確且つ容易に行わせることができる。
請求項に係る発明によれば、本体の長手方向一端側に支持部が本体の側方外方に張り出すように設けられ、支持部に第1取付け部が設けられていることから、支持部を通じて押圧力を第1被保持部に的確に伝達でき、第1被保持部の加圧作業(押し込み作業)を的確且つ容易に行うことができる。
請求項に係る発明によれば、支持部の背面及び本体の一端が面一に形成されていることから、クラッチケースの接合面の加工を容易に行わせて、ミッションケースの開口端面とクラッチケースの接合端面とが接合される際に、支持部等の背面側にクラッチケースを配置させ、クラッチケースを支持部等の移動規制手段として利用できる。
請求項に係る発明によれば、圧入用突部がブラッシュクリップ形状をもって構成されていることから、請求項1〜請求項と同様の作用効果を的確に得ることができる。
第1実施形態に係るオイルパスが用いられる変速機等を示す説明図。 第1実施形態に係るオイルパスを示す斜視図。 第1実施形態に係るオイルパスを示す正面図。 第1実施形態に係るオイルパスを示す平面図。 第1実施形態に係るオイルパスを示す左側面図 第1実施形態に係るオイルパスの取付け状態を平面的に説明する説明図。 第1実施形態に係るオイルパスが挿入ピン部及び圧入ピン部により取付けられた状態を説明する説明図。 第1実施形態に係るオイルパスにおける挿入ピン部及び圧入ピン部の取付け作業時の状態を説明する説明図。 第2実施形態に係るオイルパスを示す斜視図。 第2実施形態に係るオイルパスを示す平面図。 第2実施形態に係るオイルパスを示す左側面図
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図8は第1実施形態を示す。図1において、符号1はエンジン、符号2はクラッチ、符号3は変速機である。変速機3は、有底筒状のミッションケース4を備えており、その開口側端面4aはクラッチ2のクラッチケース5の接合端面5aに接合されている。このミッションケース4内には一連のギヤ群6が収納されており、その一連のギヤ群6によりエンジン側出力が調整され、その調整された出力がディファレンシャルギア7を経て左右のドライブシャフト8a,8bに伝達される。
前記ミッションケース4内には、図1に示すように、潤滑オイル収集案内具として、長尺な樋形状の樹脂(例えば6−6ナイロン)製オイルパス9が配設されている。オイルパス9は、ミッションケース4内において、そのミッションケース4内の一連のギヤ群6の上方に位置されており、その一端側はミッションケース4の開口側に位置され、その他端側はミッションケース4の底部側(図1中、左側)に位置されている。
具体的には、オイルパス9は、樋形状とすべく、図2〜図6に示すように、本体9Aを備えている。本体9Aは、底壁部10と、その幅方向両側から起立する一対の側壁部11a,11bと、を有しており、それらにより上方側が開口されている。基本的には、本体9Aの長手方向一端側における底壁部10と一対の側壁部11a,11bとが、ミッションケース4内に掻き上げられた潤滑オイルを収集する潤滑オイル収集部12を構成し、本体9Aの長手方向他端側における底壁部10と一対の側壁部11a,11bとが、収集した潤滑オイルを下方に流下させる流出部13を構成し、その本体9Aの一端側から他端側までの間が、収集した潤滑オイルを流す通路部14を構成している。
本実施形態においては、前記潤滑オイル収集部12が効果的に機能を発揮できるようにするため、一対の側壁部11a,11bが形成する上端側開口が、上方に向かうに従って底壁部10の幅方向(図3中、左右方向)外方に拡げられていると共に、その一方の側壁部11aに比較的大きな開口15が形成されて、その開口15から、ディファレンシャルギア7のリングギヤ7aにより掻き上げられた潤滑オイルが取り込まれることになっている(図6の矢印参照)。また、このオイルパス9は、収集した潤滑オイルを重力を使用して流すため、オイルパス9の他端側が下方に向けて屈曲ないしは湾曲されており、その他端側は一端側よりも低くなっている。勿論、このオイルパス9は、潤滑オイルを供給する目的の被潤滑部(ギヤ、軸受け等)に応じて、全長、全体の湾曲、屈曲形状、流出部13の向き、通路傾斜等が適宜、決められることになる。
尚、本実施形態においては、オイルパス9の一端側における底部10の一部10aがそのオイルパスの一端に向うに従って低くなるように傾斜されており、それに基づき、収集された潤滑オイルの一部が、開口15に連なる切り欠き孔16を介して外部に流出することにもなっている(図6の矢印参照)。
前記オイルパス9の長手方向一端部には、図2〜図6に示すように、第1支持部(支持部)17が一体的に設けられている。第1支持部17は、前記一対の側壁部11a,11bのうちの他方の側壁部11bから側方外方に一定幅(親指の幅長さ程度)をもって張り出されており、その第1支持部17は、前面が平坦面とされた帯状の平板状部18と、その平板状部18の背面側に一体的に設けられた格子状のリブ部19(横一列、縦4列が交差した状態)とにより構成されている。平板状部18は、平坦な前面18aをオイルパス9の長手方向他端側に向けつつ前記他方の側壁部11bに略垂直に起立しており、格子状のリブ部19は、第1支持部17の剛性を高めるべく、平板状部18からオイルパス9の長手方向一端まで延びる高さとされている。
本実施形態においては、片持ち状の第1支持部17の曲げ剛性を高めるため、オイルパスの一端開口が遮蔽板20により遮蔽されていると共に(底壁部10及び一対の側壁部11a,11bの各端面が遮蔽板20に接合)、その遮蔽板20が延長されて、その延長部分が格子状のリブ部19に連結されている。このとき、遮蔽板20の外面及び格子状リブ部19の起立端面は面一となっている。
前記第1支持部17における平板状部18の前面18aには、図2〜図6に示すように、圧入ピン部(第1被保持部、圧入用突部)21が一体的に設けられている。この圧入ピン部21は、平板状部18の前面18aから前方(オイルパス9の長手方向他端側)に向けて突出されており、本実施形態においては、この圧入ピン部21として、ブラッシュクリップ形状のものが用いられており、その構成は、既知の如く、軸部の外周面に可撓性の羽根部が該軸部の軸心延び方向に複数設けられるものとなっている(図7,図8参照)。この圧入ピン部21は、図6,図7に示すように、それに対応したミッションケース4の開口側端面(フランジ部面或いはボス面)4aにおける圧入孔(保持部)22に圧入されており、その圧入は、第1支持部17の前面18aがミッションケース4の開口側端面4aに当接するまで行われることになっている。この圧入孔22は、オイルパス9の配置位置、形状等を考慮して適宜決められる。
前記オイルパス9の長手方向他端側には、図2〜図6に示すように、第2支持部23が一体的に設けられている。この第2支持部23は、一方の側壁部11aから側方外方に所定幅をもって張り出されており、その第2支持部23は、その平坦な前面23aがオイルパス9の長手方向他端側を向くように形成されている。この第2支持部23の前面23aには、挿入ピン部(第2被保持部、挿入用突部)24が一体的に設けられている。この挿入ピン部24は、第2支持部23の前面23aからオイルパス9の長手方向他端側に向けて突出されており、本実施形態においては、この挿入ピン部24として、その挿入ピン部24の先端から見て十字形状のものが用いられている。この挿入ピン部24は、図6,図7に示すように、それに対応したミッションケース4の底部側の内壁(底部が盛り上がっている部分等)に開口された挿入孔(保持部)25内に挿入(非圧入作業又は配置作業)されており、この挿入孔25に対する挿入ピンの挿入に際しては、圧入孔22への圧入ピン部21の圧入に比べて格段に小さい挿入力(軽い力)をもって挿入できることになっている。この挿入孔25は、前述の圧入ピン部21同様、オイルパス9の配置位置、形状等を考慮して適宜決められる。また、本実施形態においては、挿入ピン部24の挿入が、第2支持部23の前面23aがミッションケース4における挿入孔25の端面に当接するまで行われているが、これに限られるものではない。
また、挿入ピン部24の突出長さ(第2支持部23の前面23aから突出長さ)は、図2,図4,図5〜図7に示すように、圧入ピン部21の突出長さ(第1支持部17の前面18aから突出長さ)よりも長く設定されており、オイルパス9の正規の取付け状態においては、挿入孔25への挿入ピン部24の進入長さは、圧入孔22への圧入ピン部21の進入長さよりも長くなっている(図7参照)。このため、取付け作業時においては、図8に示すように、圧入孔22に圧入ピン部21が圧入される前に、挿入孔25に挿入ピン部24が先に挿入を開始することになり、この挿入孔25への挿入ピン部24の挿入に基づき位置決めがなされ、圧入孔22に対する圧入ピン部21の圧入が簡単化されることになっている。
前記クラッチケース5の接合端面5aには、図6に示すように、ミッションケース4に取付けられた第1支持部17が位置することになる部分において、凹所26が形成されている。このため、ミッションケース4の開口側端面4aとクラッチケース5の接合端面5aとの接合に伴い、クラッチケース5の凹所26内に第1支持部17が収納され、その第1支持部17の背面側(図6中、左側)に凹所26底面が位置されることになり、第1支持部17がその背面側に移動することがクラッチケース5の凹所26底面により規制されることになっている。これにより、圧入ピン部21等が圧入孔22等から抜けることが確実に防止されることになる。
次に、前記オイルパス9の取付け作業について説明する。
先ず、作業者はオイルパス9を手に持ち、その先端側(オイルパス9の長手方向他端側)をミッションケース4の開口から底部側に向けて差し込む。そして、そのオイルパス9の挿入ピン部24をミッションケース4の底部側における挿入孔25に挿入する。このとき、挿入孔25に対して軽い挿入力をもって挿入ピン部24を挿入するだけの作業だけであり、圧入等の場合のように取付け付近部分をミッションケース4の底部側に向けて押圧する必要はなく、作業者は手をミッションケース4内に差しれる必要はない。
続いて、挿入孔25に対する挿入ピン部24の挿入に伴い、ミッションケース4の開口側端面4aにおける圧入孔22に対して圧入ピン部21を圧入する。この際、図8に示すように、圧入孔22に圧入ピン部21が圧入される前に、挿入孔25に挿入ピン部24が挿入されて、それに基づき位置決めがなされることから、圧入ピン部21を圧入すべき圧入孔22を簡単に見出すことができ、その圧入孔22へ圧入ピン部21を容易に圧入することができる。
また、この圧入ピン部21の圧入作業においては、第1支持部17の剛性がリブ部19により高められると共に、その第1支持部17に親指の幅程度の押圧面が確保されていることから、親指等による押圧力を圧入ピン部21に的確に伝達して、圧入孔22に対する圧入ピン部21の圧入を的確に行うことができる。
しかもこの場合、圧入孔22がミッションケース4の開口側端面4aに形成されて、その向かい側の圧入作業空間が自由空間とされていることから、この観点からも、圧入作業を容易に行うことができる。
挿入孔25に対する挿入ピンの挿入及び圧入孔22に対する圧入ピン部21の圧入を終えると、クラッチケース5の接合端面5aとミッションケース4の開口端面とが接合される。このとき、クラッチケース5の凹所26に第1支持部17が収納されることになり、クラッチケース5とミッションケース4との接合により、第1支持部17は、圧入ピン部21等の抜け方向に移動することが規制される。この結果、オイルパス9は、ミッションケース4内の所定位置に的確に保持されることになる。
したがって、第1実施形態においては、オイルパス9をミッションケース4内に取付けるに際し、作業者が手をミッションケース4内の奥まで入れなくても、オイルパス9を的確にミッションケース4に取付けることができ、ミッションケース4に対するオイルパス9の取付け作業性を向上させることができる。
図9〜図11は第2実施形態を示す。この第2実施形態において、前記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図9〜図11に示す第2実施形態は、オイルパス9の変形例を示す。このオイルパス9は、収集した潤滑オイルを案内すべき被潤滑部に対応して変更したものであり、基本的には、前記第1実施形態に係るオイルパス9とは異ならない。
尚、本実施形態においては、オイルパス9における通路の長手方向両端が開口されていると共に、そのオイルパス9の通路途中に堰部27が設けられている。このため、オイルパス9において収集された潤滑オイルは、堰部27により、図10の矢印で示すように、2方向に分流され、その各分流はオイルパスの長手方向両端から外部に流下することになる。
以上実施形態について説明したが本発明にあっては、次の態様を包含する。
(1)第1被保持部を圧入孔、ミッションケース4開口側端面に形成された保持部を、第1被保持部である圧入孔に圧入するための圧入ピン部(圧入用突部)とすること。
(2)ミッションケース開口側端面に凹所を形成すると共にその凹所内に圧入ピン部(圧入用突部)を起立させて、保持部(ミッションケース開口側端面に形成された保持部)とし、第1支持部17に、前記凹所内に入り込むと共に前記圧入ピン部を圧入させる一対の保持板を形成して、第1被保持部とすること、又は、そのような構成を、保持部と第1被保持部とで逆の関係にすること。
(3)第2被保持部を挿入孔、ミッションケース4の底部側に位置決め用として形成された保持部を挿入ピン部(挿入用突部)とすること。
(4)ミッションケース4の底部側に位置決め用として形成された保持部を、ミッションケース4の内壁に段差等をもって形成された凹所とし、第2被保持部を、その凹所に位置(配置)される挿入ピン部24とすること、又は、そのような構成を、保持部と第2被保持部とで逆の関係にすること。
(5)第1実施形態において、挿入ピン部24が挿入孔25に対して遊嵌状態をもって挿入されること。
2 クラッチ
3 変速機
4 ミッションケース
5 クラッチケース
6 一連のギヤ群
9 オイルパス(潤滑オイル収集案内具)
9A 本体
17 第1支持部(支持部)
21 圧入ピン部(第1被保持部、圧入用突部)
22 圧入孔(ミッションケースの開口側端面に形成された保持部)
24 挿入ピン部(第2被保持部、挿入用突部)
25 挿入孔(ミッションケースの底部側に位置決め用として形成された保持部)

Claims (4)

  1. 長尺な樋形状の本体と該本体に設けられる複数の被保持部とが備えられ、該複数の被保持部を有底筒状のミッションケースに保持することにより該ミッションケース内における一連のギヤ群上方に該本体が配置される潤滑オイル収集案内具において、
    前記複数の被保持部のうちの一部が、前記ミッションケースの開口側端面に形成された保持部に加圧作業をもって圧入する第1被保持部とされ、
    前記複数の被保持部のうちの残部が、前記ミッションケースの底部側に位置決め用として形成された保持部に非圧入作業をもって位置させる第2被保持部とされ、
    前記ミッションケースの開口側端面に形成された保持部が圧入孔とされ、
    前記第1被保持部が、前記圧入孔に圧入される圧入用突部とされ、
    前記ミッションケースの底部側に位置決め用として形成された保持部が挿入孔とされ、
    前記第2被保持部が、前記挿入孔に挿入自在な挿入用突部とされ、
    前記挿入用突部の突出長さが前記圧入用突部の突出長さよりも長く設定されて、前記挿入孔に対する挿入用突部の進入長さが、取付け状態において、前記圧入孔に対する前記圧入用突部の進入長さよりも長くなるようにされている、
    ことを特徴とする潤滑オイル収集案内具。
  2. 請求項1において、
    前記本体の長手方向一端側に支持部が該本体の側方外方に張り出すように設けられ、
    前記支持部に前記第1被保持部が設けられている、
    ことを特徴とする潤滑オイル収集案内具。
  3. 請求項項において、
    前記支持部の背面及び前記本体の一端が面一に形成されている、ことを特徴とする潤滑オイル収集案内具。
  4. 請求項1〜のいずれか1項において、
    前記圧入用突部が、ブラッシュクリップ形状をもって構成されている、ことを特徴とする潤滑オイル収集案内具。
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