JP7151496B2 - オイルレベルゲージ - Google Patents

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Description

本発明は、オイルレベルゲージに関する。
内燃機関(エンジン)において、オイル(潤滑油)が貯留されているオイルパンにオイルレベルを測定する測定部を挿入して、オイルのレベルを測定するオイルレベルゲージがある。
オイルレベルゲージは、例えば図17に示すように、先端に設けられた測定部134がオイルレベルゲージガイド122の挿入口(図示省略)へ挿入され、オイルレベルゲージガイド122に導かれて、内燃機関のオイルパン(図示省略)に貯留されているオイルへ浸漬されて、オイル104Aのレベルを測定する。
図17に示すように、オイル104Aの量が適正であればオイルのレベルは、二点鎖線で示された測定部134の上限レベル138U(上限表示部に相当)と下限レベル138L(下限表示部に相当)との間にある。オイルのレベルの測定は、作業者がオイルレベルゲージをオイルレベルゲージガイド122から引き抜き、測定部134に付着しているオイルの位置を確認することで行われる。
ここで、内燃機関の運転時の振動等により、オイルがオイルレベルゲージガイド122の内側壁面122Mに付着する場合がある。この状態で、オイルレベルゲージがオイルレベルゲージガイド122から引き抜かれ測定部134が挿入口の側へ移動させられると(図17において実線で示された位置)、図18で示すように測定部134が内側壁面122Mに接触し、内側壁面122Mに付着しているオイルが測定部134に流れる場合がある。
内側壁面122Mから測定部134に流れたオイルは測定部134に付着しているオイルと一緒になり、オイルパンにおけるオイル104Aのオイルのレベルを示す位置(測定部134におけるオイルが付着しているレベル)がずれ、オイルのレベルを正確に測定できない可能性がある。そこで従来、オイルのレベルを正確に測定するため、種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1において、オイルのレベルを測定する平坦状の測定部と、測定部の対向する平坦面の一方の側において、三角形の山形に突出して形成された先端凸部(上限表示部に相当)と、測定部を挟んで先端凸部と対向する側に三角形の山形に突出して形成された対向凸部(下限表示部に相当)と、を備えたオイルレベルゲージが記載されている。
特開2013-83167号公報
特許文献1に記載のオイルレベルゲージでは、測定部をオイルレベルゲージガイドに挿通する際に、先端凸部と対向凸部がオイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触するため、測定部の先端凸部と対向凸部を備えている側の一方の平坦面がオイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触することはない。
しかし、先端凸部と対向凸部の先端部は、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触する場合がある。このため、内側壁面に付着しているオイルが先端凸部と対向凸部の凸状の面に沿って測定部へ流れ込み、オイルのレベルを正確に測定できない可能性がある。また、他方の平坦面は、先端凸部と対向凸部を備えていないため、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触する場合がある。このため、内側壁面に付着しているオイルが測定部へ流れ込み、オイルのレベルを正確に測定できない可能性がある。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、シンプルな構造で、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に付着しているオイルが測定部に流れ込むことを抑制し、内燃機関のオイルのレベルをより正確に測定できるオイルレベルゲージを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、オイルレベルゲージガイド内に挿通され、貯留されたオイルのレベルを測定する測定部が先端に設けられた平板状のオイルレベルゲージにおいて、前記測定部は、オイルの上限レベルを示す上限表示部と、オイルの下限レベルを示す下限表示部と、を有し、前記測定部の幅が、前記測定部に連なる部分の幅より小さい、オイルレベルゲージである。
第2の発明は、上記第1の発明に係るオイルレベルゲージであって、前記測定部の上方である先端上部における幅方向の両側縁部には、下方の側に凸状である凸部が前記先端上部から下方に向けて伸びるようにそれぞれ設けられている、オイルレベルゲージである。
第3の発明は、上記第2の発明に係るオイルレベルゲージであって、請求項2に記載のオイルレベルゲージであって、一方の前記凸部は第1凸部であり他方の前記凸部は第2凸部であり、前記第1凸部の先端である第1先端と前記第2凸部の先端である第2先端のそれぞれの位置が、上下方向において互いにずれている、オイルレベルゲージである。
第4の発明は、上記第1の発明~第3の発明のいずれか1つに係るオイルレベルゲージであって、前記測定部が設けられた先端部は、前記測定部の下方である先端下部の最大幅である先端下部幅が、前記測定部の幅である測定部幅より大きくなるように設けられている、オイルレベルゲージである。
第5の発明は、上記第1の発明~第4の発明のいずれか1つに係るオイルレベルゲージであって、前記測定部の上方である先端上部と前記測定部の下方である先端下部の少なくとも一方において、前記測定部が設けられた先端部の厚み方向において少なくとも一方向に突出する厚み方向突出部が設けられている、オイルレベルゲージである。
第1の発明によれば、測定部が幅方向において測定部に連なる部分の幅より小さいため、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触することを防ぎ、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に付着しているオイルが測定部へ流れることを防止して、測定部に付着しているオイルはオイルパンのオイルのレベルを適切に示すことができる。これにより、シンプルな構造で内燃機関のオイルのレベルを正確に測定できる。
第2の発明によれば、オイルレベルゲージガイドの内側壁面から先端上部に付着したオイルが凸部の表面に沿って幅方向において先端上部から内側壁面へ向かう方向に流れ測定部へ向けて流れないため、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
第3の発明によれば、第1先端と第2先端の位置を上下方向において同じ位置になるように設けた場合と比較して、第1凸部と第2凸部のそれぞれが設けられている先端上部における幅を大きくできるため、測定部の強度をより高くすることができる。
第4の発明によれば、先端下部が幅方向においてオイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触して、測定部の下方の側が内側壁面に接触することを防ぎ、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に付着しているオイルが測定部へ流れることを防止して、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
第5の発明によれば、測定部が厚み方向においてオイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触することを防ぎ、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に付着しているオイルが測定部へ流れることがなく、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
実施形態におけるオイルレベルゲージのエンジンへの配置の状態の一例を示している図である。 第1の実施形態の第1先端と第2先端の位置が互いに同じである先端部の例を示す図である。 第1の実施形態の先端部を測定部にオイルが付着している様子を説明する図である。 図3におけるIV-IV方向から見た断面図である。 第1先端と第2先端の位置が互いにずれている先端部の実施例を示す図である。 先端部の一部を厚み方向に折り曲げて厚み方向突出部が設けられている先端部の実施例を示す図である。 図6におけるVII方向から見た方向から見た図である。 先端部の一部を厚み方向に複数回折り曲げて厚み方向突出部が設けられている先端部の実施例を示す図である。 図8におけるIX方向から見た図である。 先端上部に下方に向かって傾斜して案内溝が設けられている先端部の実施例を示す図である。 図10における平坦状の先端上部の両側の面において案内溝が設けられている実施例を示すXI-XI断面図である。 図10における平坦状の先端上部の片側の面において案内溝が設けられている実施例を示すXI-XI断面図である。 先端下部を上下方向に複数回折り曲げて厚み方向突出部が設けられている先端部の別の実施例を示す図である。 図13におけるXIV方向から見た図である。 先端下部の幅方向の端部を前後方向にそれぞれ折り曲げて厚み方向突出部が設けられている先端部の実施例を示す図である。 図15におけるXVI方向から見た図である。 従来のオイルレベルゲージの測定部にオイルレベルゲージガイドの内側壁面のオイルが流れる様子を説明する図である。 図17におけるXVIII-XVIII方向から見た断面図である。
●[本願の実施形態の例(図1~図16)]
以下、図1~図16を用いて、本願の実施形態の例について説明する。なお、X軸とY軸とZ軸が記載されている図では、X軸とY軸とZ軸は互いに直交しており、エンジン1の中心からファンへ向かう方向をX軸方向とし、オイルパン2からエンジン1の上部の側へ向かう方向をZ軸方向とする。また、エンジン1において、X軸方向を“前”、X軸方向に対して反対方向を“後”とし、Z軸方向を“上”、Z軸方向の反対方向を“下”とする。また、Y軸方向を“左”、Y軸方向の反対方向を“右”とする。
●[本願の第1の実施形態のオイルレベルゲージの例(図2~図4)]
図1は、本願の実施形態におけるオイルレベルゲージ20のエンジン1(内燃機関)への配置の状態の一例を示している図である。なお、説明の都合上、オイルパン2の断面とエンジン1の外形のみを実線で表し、その他の部品(例えばファン)は点線で表している。図1において、オイルレベルゲージガイド22はエンジン1の右側の上下方向に沿って配置され、下方側の端部の開口は、オイルパン2に貯留されたオイル4Aの液面に対向するように設けられている。
オイルレベルゲージ20は、作業者が引き抜き時及び挿入時に把持する把持部6と、オイルパン2内のオイルに浸漬される先端部30と、把持部6と先端部30を接続する本体部8と、を有している。
オイルレベルゲージ20は、オイルレベルゲージガイド22の上方側に開口である挿入口(図示省略)から挿入され、オイルレベルゲージガイド22を挿通されて、先端部30(30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G)がオイル4Aの液面へ到達するように設けられている。なお、オイルのレベルの測定は、エンジン1の停止時で、かつ、エンジン1が平坦な場所に置かれている状態で行われる。以下、図2~図4を用いて先ず第1の実施形態のオイルレベルゲージの先端部30A(30)を説明する。
オイルレベルゲージ20は、オイルレベルゲージガイド22内に挿通され、貯留されたオイルのレベルを測定する測定部34A(34)が設けられた平板状の先端部30A(30)を有する。先端部30Aは、測定部34Aの上方に先端上部32A(32)を有している。測定部34Aの上端は、オイルの上限レベルを示す上限表示部38Uであり、測定部34の下端は、オイルの下限レベルを示す下限表示部38Lである。なお、上限表示部38U及び、下限表示部38Lは、測定部34Aの平坦状の面に凹状部を設けて形成して設けても良いし、左右方向に沿って延びる浅い溝で形成して設けても良い。
測定部34Aの幅である測定部幅W2は、先端上部32Aの最大幅である先端上部幅W1より小さくなるように設けられている。つまり、測定部34Aの幅は、測定部34Aに連なる部分の幅より小さい。先端上部32Aにおける幅方向の両側縁部には、下方の側に凸状である第1凸部40A(40)と第2凸部42A(42)がそれぞれ先端上部32Aから下方に向けて伸びるようにそれぞれ設けられている。第1凸部40Aの先端である第1先端44A(44)と第2凸部42A(42)の先端である第2先端46A(46)のそれぞれの位置は、上下方向において互いに同じである。
先端部30Aは、測定部34Aの下方に先端下部36A(36)を有しており、先端下部36A(36)の最大幅である先端下部幅W3が、測定部幅W2より大きくなるように設けられている。
なお、オイルレベルゲージ20の先端部30A(30)は、例えば金属製の平板をプレス等の打ち抜き加工により製造される。
●[本願の第1の実施形態のオイルレベルゲージの効果(図3、図4)]
図3と図4を用いて、本願の第1の実施形態のオイルレベルゲージの効果について説明する。図3は、第1の実施形態の先端部30A(30)を測定部34A(34)にオイルが付着している様子を説明する図である。図4は、図3におけるIV-IV方向から見た断面図である。
図3に示すように、例えばオイル4Aの量が適正であればオイルのレベルは、二点鎖線で示された測定部34A(34)の上限表示部38Uと下限表示部38Lとの間にある。オイルのレベルの測定は、オイルレベルゲージ20をオイルレベルゲージガイド22から引き抜き、測定部34A(34)に付着しているオイルの位置を確認することで行われる。
ここで、オイルレベルゲージ20がオイルレベルゲージガイド22から引き抜かれ測定部34A(34)が挿入口(図示省略)の側へ移動させられると(実線で示された位置)、図4で示すように測定部34A(図3参照)が内側壁面22Mに接触し、内側壁面22Mに付着しているオイルが測定部34Aに流れる。
図3に示すように、オイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mから先端上部32A(32)に付着したオイルは、第1凸部40A(40)と第2凸部42A(42)のそれぞれの表面に沿って幅方向において先端上部32A(32)から内側壁面22Mへ向かう方向に流れる。
第1凸部40A(40)と第2凸部42A(42)のそれぞれに流れたオイルは、第1先端44A(44)と第2先端46A(46)のそれぞれから下方に向かって流れ落ちるか、内側壁面22Mに再度付着する。
内側壁面22Mと測定部34の両側縁部との隙間が小さい場合、オイルの粘性等の条件により、内側壁面22Mに再度付着したオイルと先端上部32A(32)に滞留しているオイルは、内側壁面22Mと先端上部32A(32)の両側縁部との間にオイル4Cのような状態を形成する場合がある。
したがって、オイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに付着しているオイルが測定部34に流れ込むことを抑制し、測定部34と先端下部36A(36)に付着し滞留しているオイルと一緒になることがない。これにより、オイルパン2におけるオイル4Aのオイルのレベルを示す位置(測定部34におけるオイルが付着しているレベル)はずれることがなく、シンプルな構造でエンジン1のオイル4Aのレベルを正確に測定できる(図1参照)。
また、先端下部36A(36)が幅方向においてオイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに接触して、測定部34の下方の側が内側壁面22Mに接触することを防ぎ、オイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに付着しているオイルが測定部34へ流れることを防止して、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
●[本願の第2の実施形態のオイルレベルゲージの例(図5)]
図5は、第1先端44B(44)と第2先端46B(46)の位置が互いにずれている先端部の実施例を示す図である。第2の実施形態のオイルレベルゲージは、第1の実施形態の先端部30A(30)の第1先端44A(44)と第2先端46A(46)の上下方向の位置が同じであるのに対し、先端部30B(30)の第1先端44B(44)と第2先端46B(46)の上下方向の位置が異なる点で相違する。以下、第1先端44Bと第2先端46Bについて詳細に説明する。
図5に示すように、先端部30Bは、第1凸部40B(40)の先端である第1先端44B(44)と第2凸部42B(42)の先端である第2先端46B(46)のそれぞれの位置が、上下方向において互いにずれるように設けられている。
第1凸部40Aと第2凸部42Aのそれぞれが設けられている先端上部32Aの幅LA1(図2参照)と比較して、第1凸部40Bと第2凸部42Bのそれぞれが設けられている先端上部32Bの幅LB1と幅LB2のそれぞれを大きくできるため、測定部34B(34)の強度をより高くすることができる。
●[本願の第3の実施形態のオイルレベルゲージの例(図6、図7)]
図6は、先端部の一部を厚み方向に折り曲げて厚み方向突出部48C1、48C2(48)が設けられている先端部30C(30)の実施例を示す図である。図7は、図6におけるVII方向から見た方向から見た図である。第3の実施形態のオイルレベルゲージは、第1の実施形態の先端部30A(30)に対し、先端部30C(30)に厚み方向突出部48C1、48C2(48)が設けられている点で相違する。以下、厚み方向突出部48C1、48C2(48)について詳細に説明する。
厚み方向突出部48C1、48C2(48)のそれぞれは、前後方向(先端部30Cの厚み方向)において、第1先端44C(44)が前方向に第2先端46C(46)が後方向にそれぞれ測定部34C(34)から離れるように、第1凸部40C(40)と第2凸部42C(42)のそれぞれを曲げて設けられている。
厚み方向突出部48C1、48C2(48)により、測定部34C(34)が厚み方向においてオイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに接触することを防ぎ(図2参照)、オイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに付着しているオイルが測定部34Cへ流れることがなく、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
●[本願の第4の実施形態のオイルレベルゲージの例(図8、図9)]
図8は、先端下部36D(36)の一部を厚み方向に複数回折り曲げて厚み方向突出部48D1、48D2、48D3、48D4(48)が設けられている先端部30D(30)の実施例を示す図である。図9は、図8におけるIX方向から見た図である。第4の実施形態のオイルレベルゲージは、第1の実施形態の先端部30A(30)に対し先端下部36D(36)の先端下部幅W3Dが測定部34D(34)の測定部幅W2Dと同じである点と、第3の実施形態の厚み方向突出部48C1、48C2(48)に対し厚み方向突出部48D1、48D2、48D3、48D4(48)が複数回折り曲げられて形成されている点で、相違する。以下、厚み方向突出部48D1、48D2、48D3、48D4(48)について詳細に説明する。
図9で示すように、厚み方向突出部48D1、48D2、48D3、48D4(48)のそれぞれは、前後方向(先端部30Dの厚み方向)において、厚み方向突出部48D1、48D2が前方向に厚み方向突出部48D3、48D4が後方向にそれぞれ測定部34C(34)から離れるように、第1凸部40D(40)と第2凸部42D(42)のそれぞれを曲げて突出させて設けられている。なお、先端下部幅W3Dと測定部幅W2Dは、同じであり、先端上部幅WD1より小さい。
測定部34D(34)が厚み方向においてオイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに接触することを防ぎ(図2参照)、オイルレベルゲージガイド22の内側壁面22Mに付着しているオイルが測定部へ流れることがなく、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
●[本願の第5の実施形態のオイルレベルゲージの例(図10~図12)]
図10は、先端上部32E(32)に下方に向かって傾斜して案内溝SLが設けられている先端部30E(30)の実施例を示す図である。図11は、図10における平坦状の先端上部の両側の面において案内溝が設けられている実施例を示すXI-XI断面図である。図12は、図10における平坦状の先端上部の片側の面において案内溝が設けられている別の実施例を示すXI-XI断面図である。第5の実施形態のオイルレベルゲージは、第1の実施形態の先端部30A(30)の第1凸部40A(40)と第2凸部42A(42)の代わりに、案内溝SLを有している点で相違する。以下、案内溝SLについて詳細に説明する。
図11に示すように、案内溝SLは、先端上部32E(32)の面上に下方の側の両側縁部において、先端上部32E(32)の幅方向における中心付近から外側に向けて設けられている。案内溝SLは、例えば図11に示すように、先端上部32E(32)の平坦状の両側の面において凹状の溝(案内溝SLa)により設けられている。また、案内溝SLは、図12に示すように、案内溝SLbを形成し先端上部32E(32)の平坦状の片側の面において凹状に設けても良い。
図10に示すように、オイルレベルゲージガイドの内側壁面から先端上部32E(32)に付着したオイルは、案内溝SLに沿って幅方向において先端上部32E(32)から内側壁面へ向かう方向に流れる。
案内溝SLに流れたオイルは、それぞれから下方に向かって流れ落ちるか、内側壁面に再度付着する。したがって、オイルは、先端上部32E(32)から測定部34E(34)に流れることがないため、オイルパン2におけるオイル4Aのオイルのレベルを示す位置はずれることがなく、オイルのレベルを正確に測定できる(図1参照)。
●[本願の第6の実施形態のオイルレベルゲージの例(図13~図16)]
図13は、先端下部36F(36)を上下方向に複数回折り曲げて厚み方向突出部48(48F1、48F2)が設けられている先端部30Fの実施例を示す図である。図14は、図13におけるXIV方向から見た図である。図15は、先端下部36G(36)の左右の両端部を前後方向にそれぞれ折り曲げて厚み方向突出部48G1、48G2が設けられている先端部30G(30)の実施例を示す図である。図16は、図15におけるXVI方向から見た図である。
図13に示すように、厚み方向突出部48F1、48F2、48F3は、先端下部36F(36)を複数回折り曲げて形成されている。図14に示すように、厚み方向突出部48F1、48F2は、前方向に突出してしており、厚み方向突出部48F3は、後方向に突出している。
図15に示すように、厚み方向突出部48G1、48G2は、先端下部36G(36)の左右の両端部において形成されている。図16に示すように、厚み方向突出部48G1、48G2は、先端下部36Gの左右の端部の一方の端部を前方向に、他方の端部を後方向にそれぞれ折り曲げて設けられている。
厚み方向突出部48(48F1、48F2、48F3、48G1、48G2)測定部が厚み方向においてオイルレベルゲージガイドの内側壁面に接触することを防ぎ、オイルレベルゲージガイドの内側壁面に付着しているオイルが測定部へ流れることがなく、より確実に正確なオイルのレベルを測定できる。
本発明のオイルレベルゲージは、本実施の形態で説明した構成、構造等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。特に、先端部の形状は、本願の実施形態の例の説明における形状に限定されない。また、図2、図5、図6、図10、図13における先端下部36A、36B、36C、36E、36Fの形状は、図8における先端下部36Dのような形状でも良い。また、図8における先端下部36Dは、図2における先端下部36Aのような形状でも良い。
本実施の形態の説明では、先端部と本体部が板状部材で一体化された例を示したが、先端部が板状部材であれば良く、本体部が線状部材にて別体とされていても良い。
本実施の形態の説明では、先端部の厚み方向において厚み方向突出部が前後方向に突出して設けられている例を示したが、先端部の厚み方向において少なくとも一方向に突出して設けられていても良い。
1 エンジン
2 オイルパン
4A、4B、4C オイル
20 オイルレベルゲージ
22 オイルレベルゲージガイド
22M 内側壁面
30、30A 先端部
30B、30C 先端部
30D、30E 先端部
30F、30G 先端部
32、32A 先端上部
34、34A 測定部
34B、34C 測定部
34D、34E 測定部
36、36A 先端下部
38U 上限表示部
38L 下限表示部
40、40A 第1凸部
40B、40C 第1凸部
40D、40E 第1凸部
42、42A 第2凸部
42B、42C 第2凸部
42D 第2凸部
44、44A 第1先端
44B、44C 第1先端
46、46A 第2先端
46B、46C 第2先端
W1、W1D 先端上部幅
W2、W2D 測定部幅
W3、W3D 先端下部幅
48 厚み方向突出部
48C1、48C2 厚み方向突出部
48D1、48D2 厚み方向突出部
48D3、48D4 厚み方向突出部
48F1、48F2 厚み方向突出部
48F3 厚み方向突出部
48G1、48G2 厚み方向突出部
LA1 幅
LB1、LB2 幅
SL 案内溝
SLa、SLb 案内溝
122 オイルレベルゲージガイド
134 測定部
138U 上限レベル
138L 下限レベル
122M 内側壁面

Claims (4)

  1. オイルレベルゲージガイド内に挿通され、貯留されたオイルのレベルを測定する測定部が先端に設けられた平板状のオイルレベルゲージにおいて、
    前記測定部は、
    オイルの上限レベルを示す上限表示部と、
    オイルの下限レベルを示す下限表示部と、を有し、
    前記測定部の幅が、前記測定部に連なる部分の幅より小さ
    前記測定部の上方である先端上部における幅方向の両側縁部には、
    下方の側に凸状である凸部が前記先端上部から下方に向けて伸びるようにそれぞれ設けられており、
    一方の前記凸部は第1凸部であり他方の前記凸部は第2凸部であり、
    前記第1凸部の先端である第1先端と前記第2凸部の先端である第2先端は、前記測定部における幅方向の両側縁部からそれぞれ前記幅方向に離れた位置に設けられている、
    オイルレベルゲージ。
  2. オイルレベルゲージガイド内に挿通され、貯留されたオイルのレベルを測定する測定部が先端に設けられた平板状のオイルレベルゲージにおいて、
    前記測定部は、
    オイルの上限レベルを示す上限表示部と、
    オイルの下限レベルを示す下限表示部と、を有し、
    前記測定部の幅が、前記測定部に連なる部分の幅より小さく、
    前記測定部の上方である先端上部における幅方向の両側縁部には、
    下方の側に凸状である凸部が前記先端上部から下方に向けて伸びるようにそれぞれ設けられており、
    一方の前記凸部は第1凸部であり他方の前記凸部は第2凸部であり、
    前記第1凸部の先端である第1先端と前記第2凸部の先端である第2先端のそれぞれの位置が、上下方向において互いにずれている、
    オイルレベルゲージ。
  3. 請求項1または2に記載のオイルレベルゲージであって、
    前記測定部が設けられた先端部は、
    前記測定部の下方である先端下部の最大幅である先端下部幅が、前記測定部の幅である測定部幅より大きくなるように設けられている、
    オイルレベルゲージ。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のオイルレベルゲージであって、
    前記測定部の上方である先端上部と前記測定部の下方である先端下部の少なくとも一方において、
    前記測定部が設けられた先端部の厚み方向において少なくとも一方向に突出する厚み方向突出部が設けられている、
    オイルレベルゲージ。
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