JP5242367B2 - 基準電圧回路 - Google Patents
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Description
Id=Id0・(W/L)・exp{(Vgs−Vth)・q/nkT}・・・(61)
によって算出される。nkT/qは熱電圧であるとしてUTとすると、
Id=Id0・(W/L)・exp{(Vgs−Vth)/UT}・・・(62)
が成立する。よって、ゲート・ソース間電圧Vgsは
Vgs=UT・ln[Id/{Id0・(W/L)}]+Vth・・・(63)
によって算出される。
Id45=Id42=(Vgs41−Vgs42)/R58・・・(64)
が成立する。よって、R59は抵抗59の抵抗値であるとすると、抵抗59に発生する出力電圧Vrefは
Vref
=R59・Id45
=(R59/R58)・(Vgs41−Vgs42)・・・(65)
によって算出される。W41はNMOSトランジスタ41のゲート幅、L41はNMOSトランジスタ41のゲート長、Vth41はNMOSトランジスタ41の閾値電圧、W42はNMOSトランジスタ42のゲート幅、L42はNMOSトランジスタ42のゲート長、Vth42はNMOSトランジスタ42の閾値電圧、ΔVthはNMOSトランジスタ41〜42の閾値電圧差(ΔVth=Vth41−Vth42)であるとすると、式(63)より、出力電圧Vrefは
Vref
=(R59/R58)・[UT・ln{(W42/L42)/(W41/L41)}+ΔVth]・・・(66)
によって算出される。
まず、基準電圧回路の構成について説明する。図1は、基準電圧回路を示す図である。
Id=Id0・(W/L)・exp{(Vgs−Vth)・q/nkT}・・・(11)
によって算出される。nkT/qは熱電圧であるとしてUTとすると、
Id=Id0・(W/L)・exp{(Vgs−Vth)/UT}・・・(12)
が成立する。よって、ゲート・ソース間電圧Vgsは
Vgs=UT・ln[Id/{Id0・(W/L)}]+Vth・・・(13)
によって算出される。
Id1=(Vgs1−Vgs2)/R50・・・(14)
によって算出される。また、Id2はNMOSトランジスタ2のドレイン電流、W1はNMOSトランジスタ1のゲート幅、L1はNMOSトランジスタ1のゲート長、Vth1はNMOSトランジスタ1の閾値電圧、W2はNMOSトランジスタ2のゲート幅、L2はNMOSトランジスタ2のゲート長、Vth2はNMOSトランジスタ2の閾値電圧であるとすると、式(14)より、ゲート・ソース間電圧Vgs1〜Vgs2は
Vgs1=UT・ln[Id1/{Id0・(W1/L1)}]+Vth1・・・(15)
Vgs2=UT・ln[Id2/{Id0・(W2/L2)}]+Vth2・・・(16)
によって算出される。ドレイン電流Id1〜Id2は同一であり、ΔVthはNMOSトランジスタ1〜2の閾値電圧差(ΔVth=Vth1−Vth2)であるとすると、式(14)〜(16)より、ドレイン電流Id1は
Id1=(1/R50)・[UT・ln{(Id1/Id2)・(W2/L2)/(W1/L1)}+ΔVth]・・・(17)
Id1=(1/R50)・[UT・ln{(W2/L2)/(W1/L1)}+ΔVth]・・・(18)
によって算出される。
Id5=Id1・・・(19)
が成立する。R51は抵抗51の抵抗値であるとすると、出力端子102と接地端子100との間に(抵抗51に)発生する出力電圧Vrefは
Vref=R51・Id5=(R51/R50)・[UT・ln{(W2/L2)/(W1/L1)}+ΔVth]・・・(20)
によって算出される。
まず、基準電圧回路の構成について説明する。図6は、基準電圧回路を示す図である。
Id8=(Vgs8−Vgs9)/R52・・・(34)
によって算出される。また、Id9はPMOSトランジスタ9のドレイン電流、W8はPMOSトランジスタ8のゲート幅、L8はPMOSトランジスタ8のゲート長、Vth8はPMOSトランジスタ8の閾値電圧、W9はPMOSトランジスタ9のゲート幅、L9はPMOSトランジスタ9のゲート長、Vth9はPMOSトランジスタ9の閾値電圧であるとすると、式(34)より、ゲート・ソース間電圧Vgs8〜Vgs9は
Vgs8=UT・ln[Id8/{Id0・(W8/L8)}]+Vth8・・・(35)
Vgs9=UT・ln[Id9/{Id0・(W9/L9)}]+Vth9・・・(36)
によって算出される。ドレイン電流Id8〜Id9は同一であり、ΔVthはPMOSトランジスタ8〜9の閾値電圧差(ΔVth=Vth8−Vth9)であるとすると、式(34)〜(36)より、ドレイン電流Id8は
Id8=(1/R52)・[UT・ln{(Id8/Id9)・(W9/L9)/(W8/L8)}+ΔVth]・・・(37)
Id8=(1/R52)・[UT・ln{(W9/L9)/(W8/L8)}+ΔVth]・・・(38)
によって算出される。
Id10=Id8・・・(39)
が成立する。R53は抵抗53の抵抗値であるとすると、出力端子102と接地端子100との間に発生する出力電圧Vrefは
Vref=R53・Id10=(R53/R52)・[UT・ln{(W9/L9)/(W8/L8)}+ΔVth]・・・(40)
によって算出される。
3〜5 PMOSトランジスタ
70 アンプ
80 起動回路
90 カスコード回路
101 電源端子
102 出力端子
Claims (14)
- 基準電圧を発生する基準電圧回路において、
第一電源端子と、
第二電源端子と、
電流を入力される入力端子と、前記入力端子の電流に基づいた電流を出力する第一〜第二出力端子と、を有する電流供給回路と、
第一抵抗と、
ゲートを前記第一出力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第一電源端子に接続され、ドレインを前記第一出力端子に前記第一抵抗を介して接続され、弱反転動作する第一導電型の第一MOSトランジスタと、
ゲートを前記第一抵抗と前記第一MOSトランジスタとの接続点に接続され、ソース及びバックゲートを前記第一電源端子に接続され、ドレインを前記入力端子に接続され、前記第一MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値よりも低い閾値電圧の絶対値を持ち、弱反転動作する第一導電型の第二MOSトランジスタと、
前記第二出力端子と前記第一電源端子との間に設けられ、前記基準電圧を発生する第二抵抗と、
を備えることを特徴とする基準電圧回路。 - 前記電流供給回路は、
ゲート及びドレインを前記入力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続される第二導電型の第三MOSトランジスタと、
ゲートを前記入力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記第一出力端子に接続される第二導電型の第四MOSトランジスタと、
ゲートを前記入力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記第二出力端子に接続される第二導電型の第五MOSトランジスタと、
を有することを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。 - 前記電流供給回路は、
前記第三〜第五MOSトランジスタのドレインとそれらの接続先との間にそれぞれ設けられる複数個のカスコード回路、
をさらに有することを特徴とする請求項2記載の基準電圧回路。 - 前記電流供給回路は、
ゲートをアンプの出力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記入力端子に接続される第二導電型の第三MOSトランジスタと、
ゲートを前記アンプの出力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記第一出力端子に接続される第二導電型の第四MOSトランジスタと、
ゲートを前記アンプの出力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記第二出力端子に接続される第二導電型の第五MOSトランジスタと、
非反転入力端子を前記入力端子に接続され、反転入力端子を前記第一出力端子に接続される前記アンプと、
を有することを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。 - 前記第一〜第二MOSトランジスタは同一濃度の基板上に形成され、前記第一MOSトランジスタまたは前記第二MOSトランジスタのみがチャネルドープをされることを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
- 前記第一〜第二MOSトランジスタは同一濃度の基板上に形成され、前記第一〜第二MOSトランジスタは1回目のチャネルドープをされ、その後、前記第一MOSトランジスタまたは前記第二MOSトランジスタのみが2回目のチャネルドープをされることを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
- 前記第一〜第二抵抗は、同一種類の材料で形成されることを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
- 前記材料は、ポリシリコンであることを特徴とする請求項7記載の基準電圧回路。
- 前記第一〜第二抵抗は、線形領域で動作するMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
- 前記第一〜第二抵抗は、複数個の抵抗によって形成され、配線工程で各前記抵抗間の接続関係が変更することにより、抵抗値を可変することを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
- 前記第一〜第二抵抗は、複数個の抵抗及びヒューズによって形成され、前記ヒューズが切断されて各前記抵抗間の接続関係が変更することにより、抵抗値を可変することを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。
- 前記第二MOSトランジスタのドレイン電流が所定電流未満であると、前記第二MOSトランジスタのゲートに起動電流を流し込む起動回路、
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。 - 前記第一電源端子または前記第二電源端子と、前記電流供給回路、前記第一抵抗、前記第一〜第二MOSトランジスタ及び前記第二抵抗を有する回路と、の間に設けられるカスコード回路、
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の基準電圧回路。 - 基準電圧を発生する基準電圧回路において、
第一電源端子と、
第二電源端子と、
電流を入力される入力端子及び前記入力端子の電流に基づいた電流を出力する出力端子を有する電流供給回路と、
第一抵抗と、
ゲートを前記出力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記出力端子に前記第一抵抗を介して接続され、弱反転動作する第二導電型の第一MOSトランジスタと、
ゲートを前記第一抵抗と前記第一MOSトランジスタとの接続点に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続され、ドレインを前記入力端子に接続され、前記第一MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値よりも低い閾値電圧の絶対値を持ち、弱反転動作する第二導電型の第二MOSトランジスタと、
ゲートを前記出力端子に接続され、ソース及びバックゲートを前記第二電源端子に接続される第二導電型の第三MOSトランジスタと、
前記第三MOSトランジスタのドレインと前記第一電源端子との間に設けられ、前記基準電圧を発生する第二抵抗と、
を備えることを特徴とする基準電圧回路。
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