JP4522299B2 - 定電流回路 - Google Patents

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Description

本発明は、定電流の生成に関するものであり、特に、温度依存性の僅少な定電流特性を有する定電流回路に関するものである。
図6に従来技術による定電流回路を示す。所定電圧V0と接地電位との間に抵抗素子R1、R2が直列接続され、その分圧点がアンプの一方の入力端子に接続されている。アンプの他方の入力端子はNMOSトランジスタN1のソース端子に接続され、NMOSトランジスタN1のソース端子は抵抗素子R3を介して接地電位に接続されている。NMOSトランジスタN1のゲート端子がアンプの出力端子に接続されている。NMOSトランジスタN1のドレイン端子が定電流回路の出力端子である。
所定電圧V0が抵抗素子R1、R2により分圧され、分圧点の分圧電圧V1がアンプに入力される(V1=V0×R2/(R1+R2))。アンプの出力信号がNMOSトランジスタN1のゲート端子に印加され、そのソース端子の電圧がアンプの他方の入力端子にフィードバックされていることにより、アンプの入力端子間は略同電圧になる。すなわち、NMOSトランジスタN1のソース端子の電圧V2は分圧電圧V1に略等しくなるように制御される(V2=V1)。電圧V2が抵抗素子R3に印加されることにより、出力電流Iが確定する(I=V2/R3)。
ここで、電圧V2は、分圧電圧V1に略等しく所定電圧V0を抵抗素子R1、R2により分圧した電圧である(V2=V1=V0×R2/(R1+R2))。所定電圧V0を不図示の定電圧生成回路等で生成される温度依存性の僅少な電圧であるとすれば、抵抗素子R1、R2の抵抗値が温度依存性を有しているとしても、抵抗値の比により生成される分圧電圧V1は温度依存性が相殺された特性とすることができる。これにより、温度依存性が僅少な電圧V2を抵抗素子R3に印加して得られる出力電流Iを定電流回路の出力電流とすることができる。
特許文献1には、バイポーラトランジスタを備えて構成される定電流発生回路が開示されている。バイポーラトランジスタの温度依存性とは逆の温度依存性を有する抵抗素子を備えて、出力電流における温度依存性を相殺する技術が開示されている。所定の温度依存性を有するバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧に応じた電圧を、抵抗値が逆の温度依存性を有する抵抗素子に印加することにより、抵抗素子に流れる電流の温度依存性を相殺するものである。
実公平7−49537号公報
しかしながら、図6に示した定電流回路では、抵抗素子R3に印加される電圧V2については温度依存性を僅少とすることはできるものの、抵抗素子R3が温度依存性を有していれば、出力電流Iは温度依存性を有してしまうという問題がある。
特許文献1では、抵抗素子の温度依存性による抵抗値の変化を、抵抗素子に印加する電圧値の温度依存性により相殺して、出力電流の温度依存性を相殺するものである。これに対して図6の定電流回路では、抵抗素子R3に印加される電圧V2は温度依存性が僅少なところ、抵抗素子R3の温度依存性により出力電流Iが変化してしまう。温度依存性の僅少な電圧V2が供給される図6の定電流回路に特許文献1の手段を適用することはできない。
本発明は前記背景技術の課題に鑑みてなされたものであり、温度依存性の僅少な電圧を素子に印加して定電流を出力する際、素子の温度依存性を相殺することの可能な定電流回路を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る定電流回路は、径路電流の温度依存性が、第1の温度依存性を示す第1電流設定部と、第1電流設定部と並列接続され、第1の温度依存性とは逆の温度依存性である第2の温度依存性を示す第2電流設定部とを備え、温度依存性が僅少なバイアス電圧が印加され、第1電流設定部および第2電流設定部より生成される電流が加算されて出力されることを特徴とする。
ここで、第1および第2電流設定部のうち一方は、MOSトランジスタを備え、第1および第2電流設定部のうち他方は、直列接続された複数の抵抗素子を備え、MOSトランジスタのゲート電圧は、バイアス電圧の抵抗素子による分圧に基づき供給される。
また、第1電流設定部は、第1の温度依存性を示す、ゲート電圧‐ドレイン電流特性においてドレイン電流に温度依存性がない特異点を挟んで2つに分割された領域のうち一方の領域でゲート電圧が印加された、直列接続された複数の第1MOSトランジスタを備え、第2電流設定部は、第2の温度依存性を示す、ゲート電圧‐ドレイン電流特性における2つの領域のうち他方の領域でゲート電圧が印加された第2MOSトランジスタを備え、第2MOSトランジスタのゲート電圧は、バイアス電圧の第1MOSトランジスタによる分圧に基づき供給される。
本発明の定電流回路では、第1電流設定部に温度依存性が僅少なバイアス電圧が印加されて生成される、第1の温度依存性を示す電流と、第2電流設定部に温度依存性が僅少なバイアス電圧が印加されて生成される、第2の温度依存性を示す電流とが、加算されて温度依存性の僅少な定電流となって出力される。
本発明によれば、温度依存性が僅少なバイアス電圧を、抵抗成分を有する電流設定部に印加して電流生成する際、抵抗成分に温度依存性がある場合にも、互いに逆の温度依存性を有する第1および第2電流設定部を並列接続してバイアス電圧を印加し、生成される電流を加算してやれば、個々の電流設定部が有する温度依存性が相殺され、温度依存性の僅少な定電流を出力することができる。
以下、本発明の定電流回路および定電流生成方法について具体化した実施形態を図1乃至図5に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の定電流回路である。図6に示す定電流回路に加えて、抵抗素子R3に並列にNMOSトランジスタN2が接続されている。NMOSトランジスタN2のゲート端子にはバイアス電圧VB1が印加されている。
図6の場合と同様に、アンプA1により電圧V2は電圧V1に略等しい電圧に固定されており、抵抗素子R3には電流I1(=V2/R3)が流れる。また、NMOSトランジスタN2についても、各端子への印加電圧が固定されており、所定のドレイン電流I2が流れる。抵抗素子R3とNMOSトランジスタN2とが並列接続されており、NMOSトランジスタN1を介して出力電流Iが出力される。これにより、電流I1とドレイン電流I2とが加算されて出力電流Iが得られる構成である。
ここで、抵抗素子R3が半導体製造プロセスで形成される拡散抵抗である場合を考える。拡散抵抗は、その抵抗値が温度に対して正の依存性を有することが一般的である。すなわち、温度の上昇に伴い抵抗値が増大する特性を有している。
抵抗素子R3に拡散抵抗を使用する場合、抵抗値が正の温度依存性をするため、略一定の電圧である電圧V2が印加される際の電流I1は、負の温度依存性を有する。温度と共に電流値が減少することとなる。電流I1の負の温度依存性を相殺するために、NMOSトランジスタN2においては、ドレイン電流I2について正の温度依存性を持たせることが必要となる。
NMOSトランジスタのソース端子に対するゲート電圧VGSとドレイン電流IDの関係を図2に示す。図2では、ドレイン電流IDの平方根を縦軸としている。図2の特性図は、飽和領域での特性を示している。図から明らかなように、NMOSトランジスタのゲート電圧VGSに対するドレイン電流ID特性は、所定電流値を起点として、低電流域においては、温度Tに対してドレイン電流IDが増加する正の温度依存性を有し、高電流域においては、温度Tに対してドレイン電流IDが減少する負の温度依存性を有する。
図2に示す温度依存性を奏する特性は、下記に示すドレイン電流式により、キャリア移動度μ(T)における温度依存性と、閾値電圧VT(T)における温度依存性とに基づいて、デバイスの製造上または/および構造上の特性に応じて決定される。
MOSトランジスタの飽和領域におけるドレイン電流を示す式は、MOSトランジスタのチェネル長L、チャネル幅W、ゲート酸化膜による容量値Coxとすれば、
Figure 0004522299
・・・(1)
である。
式(1)の両辺に対して平方根を求め、式を整理すると、
Figure 0004522299
・・・(2)
図2は、ドレイン電圧VDSがゲート電圧VGSと同電圧であり(VDS=VGS)、バックゲートバイアスVSBは印加されていない(VSB=0)条件で、式(2)を図示したものである。
ここで、移動度μ(T)と閾値電圧VT(T)は、温度Tに対して負の依存性を有することが一般的に知られている。したがって、式(2)により以下の特性となる。
ドレイン電流IDが低電流域にある場合、ゲート電圧VGSも低電圧域にある。このため、(VGS−VT(T))の項において閾値電圧VT(T)の温度依存性がドレイン電流IDの温度依存性に反映されることとなる。閾値電圧VT(T)が負の温度依存性を有することから、(VGS−VT(T))の項は正の温度依存性を有する。これにより、低電流域では、ドレイン電流IDは正の温度依存性を奏することとなる。
ドレイン電流IDが高電流域にある場合、ゲート電圧VGSも高電圧域にある。このため、(VGS−VT(T))の項において閾値電圧VT(T)の温度依存性が見えにくくなり、ドレイン電流IDの温度依存性には反映されなくなる。これに対して、移動度μ(T)の温度依存性がドレイン電流IDに反映されることとなる。これにより、高電流域では、ドレイン電流IDは負の温度依存性を奏することとなる。
図1の定電流回路において、出力電流I、電流I1、電圧V2、および抵抗素子R3の抵抗値における温度依存性等の条件に応じて、ドレイン電流I2とその温度依存性が決定される。式(2)において、バイアス電圧VB1は図2のゲート電圧VGSに該当する。チャネル幅W、チャネル長L、およびバイアス電圧VB1を調整することにより、所望の電流値および温度依存性を有するドレイン電流I2を得ることができる。バイアス電圧VB1は、上記の条件に応じた固定電圧となる。不図示の定電圧生成回路において生成することが可能である他、所定電圧V0と接地電位との間に直列接続された抵抗素子R1、R2により、または/および必要に応じて更に抵抗素子を接続することにより、所定電圧V0を分圧して得ることができる。
抵抗素子R3が拡散抵抗であり、抵抗値について正の温度依存性を有する場合には、電流I1は負の温度依存性を有する。この場合、NMOSトランジスタN2は、ドレイン電流I2について正の温度依存性を有する低電流域を選択することにより、電流I1とドレイン電流I2との和である出力電流Iにおける温度依存性は僅少なものとなる。
負の温度依存性を示す電流I1を生成すると共に、正の温度依存性を示すドレイン電流I2を生成し、これらを加算することにより出力電流Iとしてやれば、出力される出力電流Iは温度依存性を僅少なものとすることができる。
図3は、第1実施形態の変形例である。図1の抵抗素子R3に代えて直列に接続された抵抗素子R3、R4を備えており、抵抗素子R3、R4の接続点がNMOSトランジスタN2のゲート端子に接続されている。抵抗素子R3、R4とに電圧V2が印加されることにより、電流I1が流れると共に、電圧V2が抵抗素子R3、R4との分圧されることにより、接続点からバイアス電圧VB1(=V2×R4/(R3+R4))が出力される。
この場合、抵抗素子R3と抵抗素子R4とは、同一材料で構成されることが好ましい。これにより、温度依存性が僅少な電圧V2を抵抗素子R3、R4の比によって分圧してバイアス電圧VB1が生成されるため、バイアス電圧VB1の温度依存性も僅少となる。
出力電流I、電流I1、電圧V2、および抵抗素子R3、R4の抵抗値における温度依存性等の条件に応じて、ドレイン電流I2とその温度依存性が決定される。また、電圧V2と抵抗素子R3、R4の抵抗比とに応じてバイアス電圧VB1が決定されるので、式(2)より、チャネル幅W、およびチャネル長Lを調整することにより、所望の電流値および温度依存性を有するドレイン電流I2を得ることができる。
抵抗素子R3、R4が拡散抵抗であり、抵抗値について正の温度依存性を有する場合に、NMOSトランジスタN2において、ドレイン電流I2について正の温度依存性を有する低電流域を選択することにより、電流I1とドレイン電流I2との和である出力電流Iにおける温度依存性は僅少なものとなる。
図3の変形例では、バイアス電流VB1が、NMOSトランジスタN2に並列接続される抵抗素子R3、R4により分圧して得られるため、バイアス電圧VB1をNMOSトランジスタN2の近傍にて生成することができ、ゲート端子へのバイアス電圧VB1の供給について長大な配線を引き回す必要もなく好都合である。
図4は、第2実施形態の定電流回路である。図1の抵抗素子R3に代えてNMOSトランジスタN3を備えている。NMOSトランジスタN3のゲート端子にはバイアス電圧VB2が印加されている。
第1実施形態(図1)の場合と同様に、アンプA1により電圧V2は電圧V1に略等しい電圧に固定されている。NMOSトランジスタN2およびNMOSトランジスタN3は、各端子への印加電圧が固定されており、所定のドレイン電流I2およびI1が流れる。NMOSトランジスタN2とNMOSトランジスタN3とは並列接続されており、NMOSトランジスタN1を介して出力電流Iが出力される。これにより、ドレイン電流I1とドレイン電流I2とが加算されて出力電流Iが得られる構成である。
NMOSトランジスタN2とNMOSトランジスタN3とを並列に接続し、各々を図2に示すドレイン電流IDの温度依存特性において、互いに逆の依存性を有する領域に設定してやれば、ドレイン電流I2とドレイン電流I1との和である出力電流Iとして、温度依存性の僅少な特性を得ることができる。
出力電流I、および電圧V2に応じて出力電流Iにおける温度依存性が僅少なものとなるように、NMOSトランジスタN2、N3の各々にドレイン電流I2、I1を割り振ると共に、ドレイン電流I2、I1の温度依存性を調整する必要がある。式(2)に基づき、バイアス電圧VB1、VB2を調整すると共に、NMOSトランジスタN2、N3のチャネル幅W、およびチャネル長Lを調整する。バイアス電圧VB1、VB2は、不図示の定電圧生成回路において生成することが可能である他、所定電圧V0と接地電位との間に直列接続された抵抗素子R1、R2により、または/および必要に応じて更に抵抗素子を接続することにより、所定電圧V0を分圧して得ることができる。
流れる電流に対して互いに逆の温度依存性を有するNMOSトランジスタ等の素子を、並列に接続して両電流を加算して出力電流Iとしてやれば、出力電流Iにおいて温度依存性を相殺することができる。温度依存性の僅少な出力電流Iを得ることができる。
図5は、第2実施形態の変形例である。図4のNMOSトランジスタN3に代えて直列に接続されたNMOSトランジスタN31、N32を備えており、NMOSトランジスタN31、N32の接続点がNMOSトランジスタN2のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタN31、N32のゲート端子は所定電圧V0に接続されている。また、NMOSトランジスタN31のドレイン端子には電圧V2が印加される。これにより、NMOSトランジスタN31、N32を介してドレイン電流I1が流れると共に、電圧V2が分圧されて、NMOSトランジスタN2のゲート端子にバイアス電圧VB1が印加される。
出力電流I、および電圧V2に応じて出力電流Iにおける温度依存性が僅少なものとなるように、NMOSトランジスタN2、およびN31、N32の各々にドレイン電流I2、I1を割り振ると共に、ドレイン電流I2、I1の温度依存性を調整する必要がある。ここで、NMOSトランジスタN31、N32へのバイアス電圧は所定電圧V0である。NMOSトランジスタN31、N32のトランジスタサイズを調整して、NMOSトランジスタN2へのバイアス電圧VB1を調整すると共に、NMOSトランジスタN2、N31、N32のチャネル幅W、およびチャネル長Lを調整する。
図5の変形例では、バイアス電流VB1が、NMOSトランジスタN2に並列接続されるNMOSトランジスタN31、N32により分圧して得られるため、バイアス電圧VB1をNMOSトランジスタN2の近傍にて生成することができ、ゲート端子へのバイアス電圧VB1の供給について長大な配線を引き回す必要もなく好都合である。
以上詳細に説明したとおり、本実施形態に係る定電流回路、および定電流生成方法によれば、温度依存性が僅少なバイアス電圧を、抵抗素子やMOSトランジスタ等の抵抗成分を有する電流設定部に印加して電流生成する際、抵抗成分に温度依存性がある場合にも、互いに逆の温度依存性を有する第1および第2電流設定部を並列接続してバイアス電圧を印加して電流を加算するので、個々の電流設定部が有する温度依存性が相殺され、温度依存性の僅少な定電流を出力することができる。
ここで、第1実施形態における抵抗素子R3または抵抗素子R3、R4と、NMOSトランジスタN2(図1、図3)、およびNMOSトランジスタN3またはNMOSトランジスタN31、N32と、NMOSトランジスタN2(図4、図5)が、第1電流設定部と第2電流設定部との一例である。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態においては、抵抗素子R3、R4について、拡散層により構成され抵抗値が正の温度依存性を有するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。拡散層または拡散層以外の材料で構成され、抵抗値が負の温度依存性を有し電流I1が正の温度依存性を有する抵抗素子に対しても、ドレイン電流I2が負の温度依存性を有するNMOSトランジスタを調整することができる。
また、式(1)、(2)および図2では、NMOSトランジスタにおける飽和領域での特性について、移動度μ(T)と閾値電圧VT(T)に基づいて、ドレイン電流IDの温度依存性があることを説明したが、非飽和領域においても同様な温度依存性を奏することは言うまでもない。即ち、NMOSトランジスタの非飽和領域でのドレイン電流は、ドレイン電圧VDSとして、
Figure 0004522299
・・・(3)
と表わされる。式(3)では、式(2)と同様に移動度μ(T)と閾値電圧VT(T)とがドレイン電流IDに寄与している。ドレイン電流IDにおける電流域に応じて、移動度μ(T)と閾値電圧VT(T)との何れかの寄与が支配的になり、ドレイン電流IDの温度依存性が変化することとなる。但し、式(3)より明らかなように、非飽和領域では、ドレイン電流IDは、ゲート電圧VGSに加えてドレイン電圧VDSに応じて電流値が変化することに注意を要する。本実施形態にあるように、MOSトランジスタのドレイン端子に、一定の電圧V2が印加される構成においては、非飽和領域での使用も可能である。
また、実施形態では、NMOSトランジスタを例にとり説明したが、PMOSトランジスタにより構成することも可能である。この場合、ゲート端子をバイアスするバイアス電圧が低電圧ほど高電流域となることを除いて、NMOSトランジスタについて、式(2)および図2に基づいてドレイン電流の温度依存性を調整した場合と同様に調整を行なうことができる。更に、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタを混在して構成することも可能である。
第1実施形態の回路図である。 MOSトランジスタの温度特性を示す図である。 第1実施形態の変形例を示す図である。 第2実施形態の回路図である。 第2実施形態の変形例を示す図である。 背景技術における定電流回路である。
A1 アンプ
N1、N2、N3、N31、N32 NMOSトランジスタ
R1、R2、R3、R4 抵抗素子
VB1、VB2 バイアス電圧

Claims (4)

  1. 径路電流の温度依存性が、第1の温度依存性を示す第1電流設定部と、
    前記第1電流設定部と並列接続され、前記第1の温度依存性とは逆の温度依存性である第2の温度依存性を示す第2電流設定部とを備え、
    温度依存性が僅少なバイアス電圧が印加され、前記第1電流設定部および前記第2電流設定部より生成される電流が加算されて出力され、
    前記第1および第2電流設定部のうち一方は、MOSトランジスタを備え、
    前記第1および第2電流設定部のうち他方は、直列接続された複数の抵抗素子を備え、
    前記MOSトランジスタの前記ゲート電圧は、前記バイアス電圧の前記抵抗素子による分圧に基づき供給されることを特徴とする定電流回路。
  2. 径路電流の温度依存性が、第1の温度依存性を示す第1電流設定部と、
    前記第1電流設定部と並列接続され、前記第1の温度依存性とは逆の温度依存性である第2の温度依存性を示す第2電流設定部とを備え、
    温度依存性が僅少なバイアス電圧が印加され、前記第1電流設定部および前記第2電流設定部より生成される電流が加算されて出力され、
    前記第1電流設定部は、前記第1の温度依存性を示す、ゲート電圧‐ドレイン電流特性においてドレイン電流に温度依存性がない特異点を挟んで2つに分割された領域のうち一方の領域で前記ゲート電圧が印加された、直列接続された複数の第1MOSトランジスタを備え、
    前記第2電流設定部は、前記第2の温度依存性を示す、前記ゲート電圧‐ドレイン電流特性における2つの領域のうち他方の領域で前記ゲート電圧が印加された第2MOSトランジスタを備え、
    前記第2MOSトランジスタの前記ゲート電圧は、前記バイアス電圧の前記第1MOSトランジスタによる分圧に基づき供給されることを特徴とする定電流回路。
  3. 温度依存性が調整されたバイアス電圧が印加される第1ノードと基準電圧が印加される第2ノードとの間に直列に接続され、経路電流の温度依存性が第1の温度依存性を示す第1抵抗部および第2抵抗部を有する第1電流設定部と、
    経路電流の温度依存性が前記第1の温度依存性とは逆の第2の温度依存性を有し、前記第1ノードと前記第2ノードとの間で前記第1抵抗部および前記第2抵抗部に対して並列にドレイン・ソース間が接続され、前記第1抵抗部と前記第2抵抗部との抵抗分圧による分圧をゲートで受けるMOSトランジスタを有する第2電流設定部とを有し、
    前記第1電流設定部により生成される電流と前記第2電流設定部により生成される電流とが加算されて出力されることを特徴とする定電流回路。
  4. 前記第1抵抗部および前記第2抵抗部の少なくともいずれか一方は、前記第1の温度依存性を示す、ゲート電圧‐ドレイン電流特性においてドレイン電流に温度依存性がない特異点を挟んで2つに分割された領域のうち一方の領域でゲート電圧が印加されたMOSトランジスタを含むことを特徴とする請求項に記載の定電流回路。
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