JP5241775B2 - ゴム組成物および紙送りローラ - Google Patents

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Description

本発明は、特にインクジェットプリンタにおいて紙送りに用いられる紙送りローラのローラ本体を形成するためのゴム組成物と、前記ゴム組成物を用いて形成したローラ本体を備えた紙送りローラに関するものである。
例えばレーザービームプリンタ用の紙送りローラのローラ本体は、架橋効率を上げて十分な強度や耐久性等を確保するために、高分子量でかつジエン分の含有割合が多いエチレンプロピレンジエンゴム(以下「EPDM」と略記する場合がある)をゴム分として含むゴム組成物を、前記ローラ本体の形状に成形したのち架橋させて形成するのが一般的である。
また、ジエン分の含有割合が大きい前記EPDMの架橋物は一般に硬いため、前記ゴム組成物には、ローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めることを考慮して、EPDM100質量部あたり10質量部を超える多量のオイルを含有させるのが一般的である。
インクジェットプリンタ用の紙送りローラとしても、前記と同様のゴム組成物からなるローラ本体を備えたものが用いられる。
近年、インクジェットプリンタを用いて光沢紙、半光沢紙等の写真用紙に高画質の写真を印刷する機会が増加しつつある。
しかし前記従来の紙送りローラを前記用途に使用した場合には、形成画像に、紙送りローラが接触していた痕跡が残るいわゆるローラ跡残りの画像不良を生じやすいという問題がある。
この主な原因は、前記のように多量に含有させたオイルや、あるいはEPDMの架橋剤(加硫剤)として硫黄を含む系において、前記硫黄や、あるいは硫黄とともに併用する促進剤、ステアリン酸(促進助剤)等のうち液状成分が紙送りローラの外周面にブリードしたり、固形成分が前記外周面にブルームしたりしやすいことにある。
例えば紙送りローラが写真用紙の一部に接触した状態でインクジェットプリンタが停止した状態から印刷を開始もしくは一旦停止後に再開した際に、前記紙送りローラの外周面にブリード等したオイル等の成分が、写真用紙の印刷面の、停止している間、紙送りローラが接触し続けていた領域に部分的に転移して、水性であるインクジェットインクの、前記領域へのスムースな浸透、および定着を阻害する。
そのため前記領域において、画像の色濃度や解像度が低下する等して画質が選択的に低下してローラ跡残りが発生する。
特許文献1には、ゴム分として、EPDMではなくエチレンプロピレンゴム(以下「EPM」と略記する場合がある)を含有する系において、前記EPMとして、100℃でのムーニー粘度が35〜75である柔軟なものを用いるとともに、前記EPM100質量部あたり3〜20質量部の充填剤と、2.5〜4質量部の過酸化物架橋剤とを加えたゴム組成物を用いて紙送りローラのローラ本体を形成することが記載されている。
前記特許文献1に記載の発明によれば、ムーニー粘度が前記範囲内であってそれ自体が比較的柔軟なEPMを用いることでオイルの添加を省略するとともに、架橋剤として過酸化物架橋剤を用いることで硫黄やその促進剤、促進助剤等の添加を省略できる。そのため、これら成分のブリードやブルームによるローラ跡残りの画像不良の発生を抑制できる。
しかしEPMはEPDMに比べて架橋効率が低いため、前記EPMからなるローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与するためには、例えば特許文献1の実施例に記載されているように、ゴム組成物に、前記EPM100質量部あたり10質量部以上という多量の充填剤を含有させる必要がある。
そのため、EPMのムーニー粘度を前記範囲内とすることによる、オイルを添加せずにローラ本体に適度な柔軟性を付与する効果が、前記多量の充填剤の添加によって相殺されてしまい、前記適度な柔軟性を付与することによる、紙に対するローラ本体の摩擦係数を高める効果が不十分になるという問題がある。
なおゴム分としてEPDMを含む系でも、架橋剤として過酸化物架橋剤を用いて硫黄やその促進剤、促進助剤等の添加を省略することは、例えば特許文献2等に記載されているように公知である。
しかし特許文献2に記載のものは主にレーザービームプリンタ等に用いる紙送りローラであって、EPDMとして、従来の高分子量でかつジエン分の含有割合が多いものを用いているため、ローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めるためには、例えば特許文献2の実施例に記載されているように、ゴム組成物に、前記EPDM100質量部あたり50質量部という多量のオイルを含有させる必要がある。そのため、かかる紙送りローラをインクジェットプリンタに転用した際には、多量のオイルのブリードによるローラ跡残りの問題を解消することはできない。
特開2003−261728号公報 特開2004−10322号公報
本発明の目的は、柔軟性に優れるため紙に対する摩擦係数が高い上、インクジェットプリンタに組み込んで写真用紙等への印刷に使用した際に、オイル等のブリード等によるローラ跡残りの画像不良を生じにくいローラ本体を備えた紙送りローラを形成しうるゴム組成物と、前記ゴム組成物を用いて形成した、前記特性に優れたローラ本体を備えた紙送りローラとを提供することにある。
本発明は、ゴム分、架橋剤、および充填剤を含む紙送りローラのローラ本体形成用のゴム組成物であって、前記ゴム分は、
(a) 100℃でのムーニー粘度が15以上、50以下の非油展エチレンプロピレンジエンゴム(以下「非油展EPDM」と略記する場合がある)と、前記非油展EPDM100質量部あたり10質量部以下のオイルとの混合物、および
(b) 前記非油展EPDMと、液状エチレンプロピレンジエンゴム(以下「液状EPDM」と略記する場合がある)との混合物
らなる群より選ばれた少なくとも1種であり、かつ前記非油展EPDM100質量部あたりの充填剤の量は10質量部未満であることを特徴とするゴム組成物である。
本発明によれば、ゴム分として前記(a)、(b)のうちの少なくとも1種を用いるとともに、前記(a)、(b)のゴム分中に含まれる非油展EPDM100質量部あたりの充填剤の量を10質量部未満に制限することによって、ローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めながら、前記ローラ本体を備えた紙送りローラをインクジェットプリンタに組み込んで写真用紙等への印刷に使用した際に、ローラ跡残りの画像不良が生じるのを抑制することができる。
すなわちゴム分として(a)に記載のように柔軟な非油展EPDMを用い、かつ前記非油展EPDM100質量部あたり10質量部以下の範囲でオイルを添加した場合は、前記非油展EPDMそれ自体の柔軟性と、軟化剤として前記少量のオイルを添加することと、充填剤の量を前記範囲未満に制限することとによってローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めながら、ブリードによるローラ跡残りの画像不良が生じるのを抑制できる
また(b)に記載のように軟化剤としては、オイルに代えて液状EPDMを添加してもよく、その場合、前記液状EPDMは軟化剤として良好に機能する上、非油展EPDMとの相溶性に優れており、しかも架橋時に非油展EPDMと架橋反応して架橋物中に取り込まれてブリードしないため、前記ブリードによるローラ跡残りの画像不良が生じるのを抑制しながら、前記非油展EPDMの柔軟性と、軟化剤として液状EPDMを添加することと、充填剤の量を10質量部未満に制限することとによってローラ本体の柔軟性をさらに向上して、前記ローラ本体の、紙に対する摩擦係数をさらに高めることができる。
なお架橋剤は過酸化物架橋剤であるのが好ましい。前記過酸化物架橋剤を用いることにより、硫黄やその促進剤、促進助剤等の添加を省略してこれらの成分がブリードしたりブルームしたりすることによるローラ跡残りの画像不良が生じるのを防止できる。
本発明は、前記本発明のゴム組成物の架橋物からなるローラ本体を備えることを特徴とする紙送りローラである。
本発明によれば、前記本発明のゴム組成物の架橋物からなり、柔軟性に優れるため紙に対する摩擦係数が高い上、インクジェットプリンタに組み込んで写真用紙等への印刷に使用した際に、オイル等のブリード等によるローラ跡残りの画像不良を生じにくいローラ本体を備えた紙送りローラを提供できる。
本発明によれば、柔軟性に優れるため紙に対する摩擦係数が高い上、インクジェットプリンタに組み込んで写真用紙等への印刷に使用した際に、オイル等のブリード等によるローラ跡残りの画像不良を生じにくいローラ本体を備えた紙送りローラを形成しうるゴム組成物と、前記ゴム組成物を用いて形成した、前記特性に優れたローラ本体を備えた紙送りローラとを提供することができる。
本発明の紙送りローラの、実施の形態の一例を示す斜視図である。
〈ゴム組成物〉
本発明のゴム組成物は、ゴム分、架橋剤、および充填剤を含み、前記ゴム分は、
(a) 100℃でのムーニー粘度が15以上、50以下の非油展EPDMと、前記非油展EPDM100質量部あたり10質量部以下のオイルとの混合物、および
(b) 前記非油展EPDMと、液状EPDMとの混合物
らなる群より選ばれた少なくとも1種であり、かつ前記非油展EPDM100質量部あたりの充填剤の量は10質量部未満であることを特徴とするものである。
前記のうち非油展EPDMとしては、エチレン、プロピレン、およびジエンを共重合させた共重合体であって、なおかつ伸展油によって油展していない非油展のEPDMのうち、100℃でのムーニー粘度が前記範囲内である種々のポリマが挙げられる。またジエンとしては、エチリデンノルボルネン(ENB)、ジシクロペンタジエン(DCPD)等が挙げられる。
前記非油展EPDMの100℃でのムーニー粘度〔ML(1+4)100℃〕が前記範囲に限定されるのは、下記の理由による。
すなわちムーニー粘度が15以下である非油展EPDMは合成することが容易でない上、合成できたとしても分子量が小さすぎて、架橋後のローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与することができない。
またムーニー粘度が50を超える非油展EPDMは柔軟性が不十分であり、前記(1)〜(4)のいずれかのゴム分を含むゴム組成物を用いて形成した架橋後のローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めることができない。
なお架橋後のローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与しつつ、その柔軟性をさらに向上して紙に対する摩擦係数をさらに高めることを考慮すると、前記非油展EPDMの100℃でのムーニー粘度は、前記範囲内でも20以上であるのが好ましく、30以下であるのが好ましい。
前記ムーニー粘度の範囲を満足する非油展EPDMとしては、例えば住友化学(株)製のエスプレン(登録商標)5754〔ML(1+4)100℃:30〕、514F〔ML(1+4)100℃:35〕、524〔ML(1+4)100℃:35〕、301A〔ML(1+4)100℃:44〕、501A〔ML(1+4)100℃:44〕、505A〔ML(1+4)100℃:47〕、三井化学(株)製の三井EPT4021〔ML(1+4)100℃:24〕、1045〔ML(1+4)100℃:38〕、3045〔ML(1+4)100℃:40〕、4045M〔ML(1+4)100℃:45〕等の1種または2種以上が挙げられる。
なお100℃でのムーニー粘度〔ML(1+4)100℃〕を、本発明では日本工業規格JIS K6300−1「未加硫ゴム−物理特性−第1部:ムーニー粘度計による粘度及びスコーチタイムの求め方」所載の測定方法に従って測定した値でもって表すこととする
発明のゴム組成物のもとになるゴム分としては、(a) 前記ムーニー粘度の範囲を満足する柔軟な非油展EPDMと、前記非油展EPDM100質量部あたり10質量部以下のオイルとの混合物が挙げられる
非油展EPDM100質量部あたりのオイルの量が10質量部以下に限定されるのは、前記範囲を超える場合、余剰のオイルがローラ本体の外周面にブリードしてローラ跡残りの画像不良を生じるためである。
なおオイルの量は、前記範囲内でも1質量部以上であるのが好ましい。オイルの量が前記範囲未満では、前記オイルを添加することによる、ローラ本体の柔軟性をさらに向上して紙に対する摩擦係数をさらに高める効果が十分に得られないおそれがある。
前記オイルの量は、2種以上のオイルを併用する場合はその総量である。
ゴム分として前記(2)の混合物を用いる場合は、オイルの量を前記範囲内に制限することによってブリードによるローラ跡残りの画像不良が生じるのを抑制しながら、前記非油展EPDMの柔軟性と、軟化剤として前記少量のオイルを添加することと、充填剤の量を前記範囲質量部未満に制限することとによってローラ本体の柔軟性をさらに向上して、前記ローラ本体の、紙に対する摩擦係数をさらに高めることができる。
オイルとしては、通常の意味でのオイルが使用される他、前記狭義のオイルと同等の機能を有する可塑剤を単独で、あるいは狭義のオイルと併せて、オイルとして用いることもできる。
このうち狭義のオイルとしては、例えばパラフィン系、ナフテン系、芳香族系等の鉱物油や、炭化水素系オリゴマからなる合成油、あるいはプロセスオイル等の1種または2種以上が挙げられる。また合成油としては、例えばα−オレフィンのオリゴマ、ブテンのオリゴマ、エチレンとαオレフィンとの非晶質オリゴマ等の1種または2種以上が挙げられる。さらに可塑剤としては、例えばジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジオクチルセバケート(DOS)、ジオクチルアジペート(DOA)等の1種または2種以上が挙げられる。
本発明のゴム組成物を構成するゴム分は、(b) 前記ムーニー粘度の範囲を満足する非油展EPDMと、液状EPDMとの混合物であってもよい。
液状EPDMとは、エチレンとプロピレンとジエンを含む共重合体からなり、室温で液状を呈するとともに、架橋時に非油展EPDMと架橋反応して架橋物中に取り込まれる中分子量のポリマである。
ゴム分として前記(b)の混合物を用いる場合、液状EPDMは軟化剤として良好に機能する上、非油展EPDMとの相溶性に優れており、しかも架橋時に非油展EPDMと架橋反応して架橋物中に取り込まれてブリードしないため、前記ブリードによるローラ跡残りの画像不良が生じるのを抑制しながら、前記非油展EPDMの柔軟性と、軟化剤として液状EPDMを添加することと、充填剤の量を10質量部未満に制限することとによってローラ本体の柔軟性をさらに向上して、前記ローラ本体の、紙に対する摩擦係数をさらに高めることができる。
液状EPDMの量は特に限定されないが、非油展EPDM100質量部あたり5質量部以上、特に10質量部以上であるのが好ましく、40質量部以下、特に20質量部以下であるのが好ましい。
液状EPDMの量が前記範囲未満では、前記液状EPDMを添加することによる、ローラ本体の柔軟性をさらに向上して紙に対する摩擦係数をさらに高める効果が十分に得られないおそれがある。また前記範囲を超える場合には、架橋後のローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与できないおそれがある。
前記液状EPDMの量は、2種以上の液状EPDMを併用する場合はその総量である。
液状EPDMとしては、例えばユニロイヤルケミカル社製のトライレン(TRILENE)54〔DCPDタイプ、ジエン含量9.5質量%、エチレン/プロピレン=48/52(質量比)、分子量Mw=30000〕、65〔DCPDタイプ、ジエン含量9.5質量%、エチレン/プロピレン=48/52(質量比)、分子量Mw=40000〕、66〔ENBタイプ、ジエン含量4.5、エチレン/プロピレン=45/55(質量比)、分子量Mw=40000〕、67〔ENBタイプ、ジエン含量9.5、エチレン/プロピレン=45/55(質量比)、分子量Mw=40000〕等の1種または2種以上が挙げられる。
前記(a)および(b)のうちの少なくとも1種のゴム分とともに本発明のゴム組成物を構成する架橋剤としては、特に過酸化物架橋剤が好ましい。前記過酸化物架橋剤を用いることにより、硫黄やその促進剤、促進助剤等の添加を省略してこれらの成分がブリードしたりブルームしたりすることによるローラ跡残りの画像不良が生じるのを防止できる。
過酸化物架橋剤の量は、非油展EPDM100質量部あたり1質量部以上であるのが好ましく、4質量部以下であるのが好ましい。過酸化物架橋剤の量が前記範囲未満では、ローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与できないおそれがある。また前記範囲を超える場合には、ローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めることができないおそれがある。なお過酸化物架橋剤の量は、前記範囲内で、形成するローラ本体に求められる硬さ等に応じて任意に設定すればよい。
前記過酸化物架橋剤の量は、2種以上の過酸化物架橋剤を併用する場合はその総量である。
前記過酸化物架橋剤としては、例えばベンゾイルパーオキサイド、1,1−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ジ(tert−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、1,4−ビス[(tert−ブチル)パーオキシイソプロピル]ベンゼン、ジ(tert−ブチルパーオキシ)ベンゾエート、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、ジクミルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジtert−ブチルパーオキサイド、および2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)−3−ヘキセン等の1種または2種以上が挙げられる。
充填剤としては、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機充填剤、金属粉、セラミック粉、ガラス粉、木粉、カーボンブラック等の1種または2種以上が挙げられ、特に補強材としても機能しうるカーボンブラックが好ましい。
またカーボンブラックとしては、例えばHAF、MAF、FEF、GPF、SRF、SAF、MT、FT等の各種カーボンブラックの1種または2種以上が挙げられ、特にHAFが好ましい。
充填剤の量は、非油展EPDM100質量部あたり10質量部未満に限定される。充填剤の量が前記範囲以上では、ローラ本体に適度な柔軟性を付与して紙に対する摩擦係数を高めることができない。また充填剤の量が多くなりすぎると、相対的にゴム分の量が少なくなるため、ローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与できないおそれもある。
なお非油展EPDM100質量部あたりの充填剤の量は、ローラ本体に適度な強度や耐久性等を付与することを考慮すると、前記範囲内でも1質量部以上であるのが好ましい。またローラ本体の柔軟性をさらに向上して紙に対する摩擦係数をさらに高めることを考慮すると、前記範囲内でも7質量部以下であるのが好ましい。
前記充填剤の量は、2種以上の充填剤を併用する場合はその総量である。
本発明のゴム組成物は、以上で説明した成分のみで形成し、その他の、ローラ本体の外周面にブリードしたりブルームしたりするおそれのある成分は含有させないのが好ましい。
〈紙送りローラ〉
図1は、本発明の紙送りローラ1の実施の形態の一例を示す斜視図である。
図1を参照して、この例の紙送りローラ1は、前記ゴム組成物からなる円筒状のローラ本体2と、前記ローラ本体2の中心の通孔3に挿通されたシャフト4とを含んでいる。シャフト4は、例えば金属、セラミック、硬質樹脂等によって形成される。
前記ローラ本体2は、先に説明したゴム組成物を射出成形法、押出成形法等の任意の成形法によって円筒状に成形したのち架橋させて形成される。
ローラ本体2とシャフト4とは、例えば前記シャフト4の外径をローラ本体2の通孔3の内径よりも大きめに形成して前記通孔3内にシャフト4を圧入したり、前記両者を接着剤によって接着したり、ローラ本体2の架橋時に加硫接着剤によって加硫接着したりすることで一体化される。
また前記一体化の前後の任意の時点で、必要に応じてさらにローラ本体2の外周面5を所定の表面粗さになるように研磨したり、前記外周面5をローレット加工、シボ加工等したり、あるいはローラ本体2の軸方向の長さ、すなわち紙送りローラ1の幅が所定値となるようにローラ本体2の両端をカットしたりする。これにより図1に示す紙送りローラ1が製造される。
なおローラ本体2は、外周面5側の外層とシャフト4側の内層の2層構造に形成してもよい。その場合、少なくとも外層を前記ゴム組成物によって形成すればよい。
また紙送りローラ1の用途によっては、通孔3はローラ本体2の中心から偏心した位置に設けてもよい。またローラ本体2は円筒状でなく異形形状、例えば外周面5の一部が平面状に切り欠かれた形状等であってもよい。かかる異形形状を有するローラ本体2を形成するには、射出成形法、押出成形法等によって、ローラ本体2を前記異形形状に直接に成形してもよいし、円筒状に形成したローラ本体2の外周面5を後加工して前記異形形状としてもよい。
また円筒状に形成したローラ本体2の通孔3に、断面形状が前記異形形状に対応する変形形状とされたシャフト4を圧入することでローラ本体2を変形させて前記異形形状とすることもできる。この場合、外周面5の研磨やローレット加工、シボ加工等は変形前の円筒状のローラ本体2に対して実施できるため加工性を向上できる。
ローラ本体2は、図ではシャフト4上の1箇所にのみ設けているが、前記シャフト4上の複数箇所にローラ本体2を設けてもよい。
本発明の紙送りローラ1は、特にインクジェットプリンタの紙送り機構に組み込まれる給紙ローラ、搬送ローラ、プラテンローラ、排紙ローラ等の種々の紙送りローラとして好適に用いることができる。
以下の実施例、比較例におけるゴム組成物の調製、紙送りローラの製造、および試験を、特記した以外は温度23±1℃、相対湿度55±1%の常温常湿環境下で実施した。
《ゴム分(a)系》
〈実施例1〉
ゴム分(a)として、非油展EPDM〔住友化学(株)製のエスプレン(登録商標)505A、ムーニー粘度ML(1+4)100℃は47〕100質量部と、パラフィンオイル〔出光興産(株)製のダイアナ(登録商標)プロセスオイルPW−380〕10質量部とを用いた。
前記非油展EPDM100質量部、およびパラフィンオイル10質量部に、さらに過酸化物架橋剤としてのジクミルパーオキサイド〔日油(株)製のパークミルD〕3質量部、および充填剤としてのカーボンブラック〔HAF、東海カーボン(株)製の商品名シースト3〕5質量部を加え、混練してゴム組成物を調製した。
次いで、前記ゴム組成物を筒状に押出成形したのち160℃×30分間加硫して内径φ24.6、外径φ31.5の筒状体を形成し、前記筒状体を、円筒研削盤を用いて外径φ30に研磨したのち長さ15mmにカットして円筒状のローラ本体を形成した。
そして前記ローラ本体の通孔にφ26のシャフトを圧入して外径φ30の紙送りローラを製造した。
〈比較例
ゴム分として、非油展EPDM〔住友化学(株)製のエスプレン532、ムーニー粘度ML(1+4)125℃は81、ムーニー粘度ML(1+4)100℃の推測値は115〕100質量部と、パラフィンオイル〔出光興産(株)製のダイアナプロセスオイルPW−380〕10質量部とを用いたこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
〈比較例
ゴム分として、非油展EPDM〔住友化学(株)製のエスプレン505A、ムーニー粘度ML(1+4)100℃:47〕90質量部と、油展EPDM〔住友化学(株)製のエスプレン670F、ゴム分/伸展油=100/100(質量比)、ムーニー粘度ML(1+4)100℃の推測値は106〕20質量部とを用いてパラフィンオイルを省略したこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
〈比較例
パラフィンオイルの量を12質量部としたこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
〈比較例
パラフィンオイルの量を20質量部としたこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
〈比較例
充填剤として、さらに炭酸カルシウム〔白石カルシウム(株)製の白艶華(登録商標)CC〕10質量部を加えたこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
《ゴム分(b)系》
〈実施例
ゴム分(3)として、非油展EPDM〔三井化学(株)製の三井EPT4021、ムーニー粘度ML(1+4)100℃:24〕100質量部と、液状EPDM〔ユニロイヤルケミカル社製のトライレン(TRILENE)65〕5質量部とを用いた。
前記非油展EPDM100質量部、および液状EPDM5質量部に、さらに過酸化物架橋剤としてのジクミルパーオキサイド〔日油(株)製のパークミルD〕2質量部、および充填剤としてのカーボンブラック〔HAF、東海カーボン(株)製の商品名シースト3〕5質量部を加え、混練してゴム組成物を調製した。
そして前記ゴム組成物を用いたこと以外は実施例1と同様にして紙送りローラを製造した。
〈実施例
液状EPDMの量を20質量部としたこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
〈実施例
液状EPDMの量を40質量部としたこと以外は実施例と同様にしてゴム組成物を調製し、紙送りローラを製造した。
〈比較例
ゴム分として、非油展EPDM〔住友化学(株)製のエスプレン505A、ムーニー粘度ML(1+4)100℃:47〕100質量部と、液状ポリイソプレンゴム〔(株)クラレ製のクラプレン(登録商標)LIR−200〕20質量部とを用いた。
前記非油展EPDM100質量部、および液状ポリイソプレンゴム20質量部に、さらにさらに過酸化物架橋剤としてのジクミルパーオキサイド〔日油(株)製のパークミルD〕2質量部、および充填剤としてのカーボンブラック〔HAF、東海カーボン(株)製の商品名シースト3〕5質量部を加え、混練してゴム組成物を調製した。
そして前記ゴム組成物を用いたこと以外は実施例1と同様にして紙送りローラを製造した。
〈ゴム硬さ測定〉
前記各実施例、比較例で製造した紙送りローラのローラ本体のJIS A硬さを測定した。
〈摩擦係数測定〉
製造直後の各実施例、比較例の紙送りローラのローラ本体を、片面が水平となるように固定したポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の板の上に載置した幅60mm×長さ210mmの紙〔富士ゼロックス(株)製のP紙20〕の一端部上にW=250gfの鉛直荷重をかけながら圧接させた状態で、周速300mm/秒で回転させた際に、前記紙に加わる搬送力F(gf)を、前記紙の他端に接続したロードセルを用いて測定した。
そして式(a):
μ=F/250 (a)
により初期の摩擦係数μを求めた。前記初期の摩擦係数μは、紙送りローラが所望の機能を果たすために、少なくとも1.5以上である必要がある。
〈引張試験〉
実施例、比較例で調製したゴム組成物をシート状に成形し、実施例1と同条件で加硫させたのち打ち抜いて、日本工業規格JIS K6251−1993「加硫ゴムの引張試験方法」において規定されたダンベル状1号形の試験片を作製した。
そして前記試験片を用いて、前記試験方法に則って引張試験を実施して100%伸び時における引張応力M100(MPa)を求めた。
前記引張応力M100が小さいほど、ローラ本体は柔軟で、紙に対する摩擦係数μが高いことが判る。ただし引張応力M100が小さ過ぎると、ローラ本体の耐摩耗性が低下する。
〈耐摩耗性評価〉
実施例、比較例で製造した紙送りローラのローラ本体を、研磨面が水平となるように固定したサンドペーパ(#100番手)の上に30gの鉛直荷重をかけながら圧接させた状態で、200rpmで3分間回転させて摩耗させたのち、前記摩耗前後の質量の差を摩耗量(mg)として求めて耐摩耗性を評価した。
インクジェットプリンタの場合、前記摩耗量が15mg以下であれば、ローラ本体は実用上問題ない耐摩耗性を有していると判定できる。
〈ローラ跡残り評価〉
実施例、比較例で製造した紙送りローラのローラ本体を、印刷面が水平となるように固定したインクジェットプリンタ用の写真用紙〔セイコーエプソン(株)製の写真用紙〈光沢〉〕の上に30gの鉛直荷重をかけながら圧接させた状態で、温度30±1℃、相対湿度80±1%の高温高湿環境下で3日間静置したのち、前記写真用紙の印刷面を観察してオイル等の転移が観察されたものを不良(×)、全く転移が見られなかったものを良好(◎)、僅かに転移が観察されたものの、実際に写真を印刷した際にローラ跡残りが実用上問題ないレベルであったものを普通(○)として評価した。
〈通紙試験〉
実施例、比較例で製造した紙送りローラを、インクジェットプリンタ〔キヤノン(株)製のPIXUS(登録商標)MP470〕の純正の紙送りローラと交換して、温度10±1℃、相対湿度20±1%の低温低湿環境下ではがき用紙を100枚連続して通紙した。そして通紙不良が全く発生しなかったものを良好(OK)、1枚でも通紙不良が発生したものを不良(NG)として評価した。
以上の結果を表1、表2に示す。
Figure 0005241775
Figure 0005241775
表1、表2の各実施例、比較例のうち実施例と比較例の結果より、EPDMとして非油展でかつ100℃でのムーニー粘度〔ML(1+4)100℃〕が15以上、50以下であるものを用いる必要があり、それによってローラ本体の摩擦係数を高めて通紙性を向上できることが判った。
実施例1と比較例の結果より、充填剤の総量を前記非油展EPDM100質量部あたり10質量部未満とする必要があり、それによってローラ本体の摩擦係数を高めて通紙性を向上するとともに、前記ローラ本体の強度や耐久性等を向上できることが判った。
施例と比較例の結果より、ゴム分として非油展EPDMとオイルとを用いる(a)の系では、前記オイルの量を非油展EPDM100質量部あたり10質量部以下とする必要があり、それによってローラ跡残りの発生を抑制できることが判った。
実施例と比較例の結果より、ゴム分として非油展EPDMと併用するポリマ系の軟化剤は液状EPDMである必要があり、それによってローラ跡残りの発生を抑制できることが判った。すなわち比較例で使用した液状IRは、前記液状EPDMに比べて非油展EPDMに対する相溶性が低いためローラ本体の外周面にブリードして、ローラ跡残りが発生することが確認された。
実施例の結果より、ゴム分として非油展EPDMと液状EPDMとを用いる(b)の系では、前記液状EPDMの量を非油展EPDM100質量部あたり5質量部以上、40質量部以下とするのが好ましく、前記範囲内で液状EPDMの量を調節することにより、ローラ本体の固さや摩擦係数、あるいは強度や耐久性を調整できることが判った
1 紙送りローラ
2 ローラ本体
3 通孔
4 シャフト
5 外周面

Claims (3)

  1. ゴム分、架橋剤、および充填剤を含む紙送りローラのローラ本体形成用のゴム組成物であって、前記ゴム分は、
    (a) 100℃でのムーニー粘度が15以上、50以下の非油展エチレンプロピレンジエンゴムと、前記非油展エチレンプロピレンゴム100質量部あたり10質量部以下のオイルとの混合物、および
    (b) 前記非油展エチレンプロピレンジエンゴムと、液状エチレンプロピレンジエンゴムとの混合物、
    からなる群より選ばれた少なくとも1種であり、かつ前記非油展エチレンプロピレンジエンゴム100質量部あたりの充填剤の量は10質量部未満であることを特徴とするゴム組成物。
  2. 前記架橋剤は過酸化物架橋剤である請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 前記請求項1または2に記載のゴム組成物の架橋物からなるローラ本体を備えることを特徴とする紙送りローラ。
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