JP5224626B2 - 自動車用の流体結合装置 - Google Patents

自動車用の流体結合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5224626B2
JP5224626B2 JP2001538697A JP2001538697A JP5224626B2 JP 5224626 B2 JP5224626 B2 JP 5224626B2 JP 2001538697 A JP2001538697 A JP 2001538697A JP 2001538697 A JP2001538697 A JP 2001538697A JP 5224626 B2 JP5224626 B2 JP 5224626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
sleeve
seal
central
central sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001538697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003515069A (ja
Inventor
アラブ ラバ
ドゥプラウトゥ アレクサンドル
シャスグ ギュスタヴ
フォルジュロン ダヴィド
サトンヌ ダニエル
トゥルムノン ノルヴル
ヴェルホー ロエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo SE
Original Assignee
Valeo SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo SE filed Critical Valeo SE
Publication of JP2003515069A publication Critical patent/JP2003515069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5224626B2 publication Critical patent/JP5224626B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0205Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type two chamber system, i.e. without a separated, closed chamber specially adapted for actuating a lock-up clutch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H45/00Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0278Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch comprising only two co-acting friction surfaces

Description

本発明は、流体結合装置、特に自動車用流体結合装置に関する。
より詳細には、本発明は、例えばフランス国特許公開第2749633号公報に記載され、図示されているタイプの流体結合装置に関する。
上記明細書は、駆動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに結合されるようになっている、全体的に径方向を向く横方向ケーシング壁と、ピストンと横方向壁の内側面との間にグリップされるようになっている、少なくとも1つの摩擦ライナーによって、径方向外側の境界が定められた容積可変チャンバを、中心スリーブおよび横方向壁と共に構成するピストンと、被動シャフトと共に回転するように、駆動シャフトに結合されるようになっているハブと共に回転するように、ハブに結合されたタービンホイールと、被動シャフトと中心スリーブとの間に挟持されたダイナミックシール手段とを備えるタイプの装置について述べ、かつ図示している。
上記明細書では、横方向壁の軸方向を向く部分に、スリーブが圧嵌めされている。
国際公開第WO99/45294号に示されている別の変形例では、センタリング部材によって、金属製のスリーブが構成されており、このスリーブは、溶接によって横方向壁に接合されている。
上記明細書では、ケーシングの内部では軸方向に、かつ壁の内周部の位置では径方向に、前記壁の面に対向する状態に、スリーブの少なくとも一部が伸びている。従って、スリーブの前記部分は、シール手段が挟持された状態で、ピストンの内側ラジアルスリーブ要素の方を向く、軸方向に配置された円筒形環状表面の境界を外側に定めている。
これに関連し、壁およびピストンによって、軸方向の境界が定められた内側チャンバを形成するには、スリーブの軸方向を向く円筒形環状表面と、ピストンの内側ラジアルスリーブ要素との間が、ダイナミックにシールされていなければならない。
従って、このダイナミックシールを達成するには、係合表面を構成するスリーブの外周面は、シール手段、例えばセグメントまたはシールリングが嵌合されるようになっているラジアル溝を備えている。
かかる構造では、スリーブの係合表面が、スリーブとピストンのスリーブ要素との間のダイナミックシールを保証するには、正確で、かつコストのかかる機械加工作業を特に必要とする、厳しい製造条件を満たさなければならない。このことは、ラジアル溝の機械加工作業にも当てはまる。
かかる装置を組み立てる作業は困難であり、かつシールの破損を防止するための注意も払わなければならない。更にシールを支持するスリーブに対し、ピストンのスリーブ要素が軸方向に移動することにより、シールに力が加えられるので、時間経過に対して、ダイナミックシールにより妥協を図ることができる。
本発明の目的は、特に製造を簡略化し、コストを低減することによって、上記欠点を緩和できる上記タイプの流体結合装置を提供することにある。
上記に鑑み、本発明は、駆動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに結合されるようになっている、全体に径方向に向いた横方向ケーシング壁と、ピストンと横方向壁の内側面との間にグリップされるようになっている少なくとも1つの摩擦ライナーによって、径方向外側の境界が定められた容積可変チャンバを中心スリーブおよび横方向壁と共に構成するピストンと、被動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに結合されるようになっているハブと共に回転するようにハブに結合されたタービンホイールと、被動シャフトと中心スリーブとの間に挟持されたダイナミックシール手段とを軸方向に前方から後方に備えた、自動車用の流体結合装置において、ピストンの内周部に中心スリーブが取り付けられていることを特徴とする流体結合装置を提案するものである。
本発明に係わる構造により、ピストンのスリーブ要素と中心スリーブとの間にダイナミックシールを設けなくてもよくなるので、組み立て作業が簡略化され、チャンバのシールの信頼性がより高くなる。
製造公差に関する条件が緩和され、部品数が少なくなると同時に、ある場合には、ピストンも変形できる。
本発明の種々の実施例では、ダイナミックシールが省略されるか、またはスタティックシール手段に置き換えられる。
本発明の利点は、溶接または圧嵌めによる環状横方向壁へのスリーブの固定作業が省略でき、横方向壁および中心スリーブを、工業用生産に最も適した材料でそれぞれ製造できる。すなわち、板金をプレス加工することにより横方向壁を製造し、中心スリーブを、成形可能な材料、例えばプラスチック材料、またはスタンプ加工に適した金属ブランク材によって製造できる。
本発明に係わる実施例の別の特徴は、次のとおりである。
ピストンの径方向内周部に中心スリーブが、シールされた状態で取り付けられており、スリーブとピストンを接続し、これにより、シールが得られる。
ピストンの内周部に現場での成形を行うことにより、中心スリーブが形成されている。
中心スリーブは、ピストンの内周部に、接着剤により接着されている。
中心スリーブは、ピストンの内周部に、溶接されている。
中心スリーブは、ピストンの内周部に、圧嵌めされている。
スリーブとピストンとの間に、スタティックシール手段が挟持された状態で、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが取り付けられている。
係合手段により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが取り付けられている。
スナップ嵌合により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが係合している。
弾性嵌合係合により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが係合している。
シーム加工により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが係合している。
中心スリーブは、スリーブ要素と被動シャフトとの間に挟持されたダイナミックシール手段と協働する径方向内側スリーブ要素を有する。
中心スリーブは、ピストンの内周部と協働する径方向外側スリーブ要素を有する。
中心スリーブは、軸方向横断面においてその側面がほぼU字形となっており、U字形のうちの2つのブランチが、径方向外側スリーブ要素と径方向内側スリーブ要素とをそれぞれ構成している。
スリーブとピストンとの間に、係合手段が挟持されており、かつ係合手段とピストンとの間に、スタティックシール手段が挟持されている。
スタティックシール手段は、スリーブおよびピストンの互いに対向する横方向面との間に軸方向に挟持された少なくとも1つのシール部材を備えている。
係合手段を含むプレート部分は、溶接によりピストンに固定されている。
スリーブの少なくとも一部は、ピストンの後方横方向面に向いており、中心スリーブは、スリーブをピストンに対して軸方向に係合させるためのピストンの他方の横方向面を向いた少なくとも1つのピストンを備えている。
添付図面を参照して、次の詳細な説明を読み、理解すれば、本発明の別の特徴および利点が明らかとなると思う。
例えば国際公開第WO99/45294号公報を、より公知となっている構造では、流体結合装置50は、トルクコンバータとをロックアップクラッチ54とを備え、これらはオイルで満たされ、ケーシング52を構成する共通シールハウジング内に配置されている。
別の変形例では、トルクコンバータを流体カプラーに置換できる。このカプラーは、反作用ホイールを含まないという点で、コンバータと異なっている。
次の比較説明では、互いに同一、類似、同様な部品については、同じ符号をつけることにする。
本例では金属製となっているケーシング52は駆動要素であり、駆動シャフトと共に回転するように、駆動シャフトに結合されている。自動車に適用した場合、この駆動シャフトは、内燃エンジンのクランクシャフト(図示せず)となっている。
全体の形状が環状であるケーシング52は、2つのハーフシェルからなり、これらハーフシェルは、互いに対向する関係にあり、それらの外周部は、溶接によってシールされた状態に固定されている。
図面に示された第1ハーフシェル、すなわち前方ハーフシェル56は、駆動シャフトと共に回転するように、このシャフトに結合されている。このハーフシェルは、基本的には環状壁58から成っている。この環状壁58は、全体が横方向、すなわち装置の軸線X−Xに直角な径方向の面にあり、その外周部は、ほぼ軸方向を向く環状スカート60状をした円筒形壁として延びている。
(コンバータの反作用ホイールのように、簡潔にするために図面から省略されている)第2ハーフシェル、すなわち後方ハーフシェルは、インパルスホイールを構成しており、この目的のために、その内側面に翼を有する。
インパルスホイールのこの翼は、タービンホイール64の翼62に対向しており、タービンホイール64は、リベット締め、または別の変形例では溶接により、ハブ70と一体的なラジアルハブプレート68に固定されている。被動シャフト72、すなわち自動車に適用されている場合には、ハブ70は、ギアボックスの入力シャフトと共に回転するように、この入力シャフトに結合できるよう、その内側に、スプライン溝が設けられている。
この被動シャフト72は、加圧されたオイルがシャフトを通過できるようにするチャンネル73を構成するように、中空となっている。
公知の構造によれば、ピストン74と、中心スリーブ76と、横方向壁58と、環状ディスク78とは、容積可変チャンバ82を構成し、このチャンバには、被動シャフト72を通してオイルが供給される。
環状ディスク72は、摩擦ライナー80を支持しており、これらライナーは、対向する横方向面の各々において、例えば接着剤による接着によって、環状ディスク72に固定されている。
ピストンの外周部には、ディスク78が設けられている。このディスク78は、ピストン74の径方向外側の外周部にラグを有する。これらのラグは、軸方向を向いた部分を有し、これらの部分は、ガイドリング84の外周部に形成されたスロット内に進入している。
従って、ディスク78は、ガイドリング74と共に回転するように、ガイドリングに結合されているが、軸方向には移動できない。このディスク78とリング84との間には、円周方向に作用するコイルスプリング86が挟持されている。
スプリング86のためのガイドリング84は、横方向を向く環状ラジアルプレート88として、径方向内側に延びており、ラジアルプレート88は、ピストン74とホイール64との間で、オイルを流すための孔90を有する。
従って、ロックアップクラッチ64は、トーションダンパーを備え、このトーションダンパーのほとんどは、第1シェルの外周部において、タービンホイール64と環状横方向壁58との間に位置している。
トーションダンパーは、ピストン74およびライナー80の径方向外側に配置され、ディスク78から突出する駆動ラグから成る入力部分と、ガイドリング84およびラジアルプレート88から成る出力部分と、これら入力部分と出力部分との間に配置されたコイルスプリング86とを備えている。
これら出力部分は、タービンホイール、より正確には、タービンホイールのスプラインの設けられたハブ70と共に回転するようにハブに結合されており、一方、入力部分は、ピストン74に対して径方向に突出するラジアルディスク78と共に回転するように、このディスクに結合されている。
従って、入力部分は、ディスク78およびライナー80を介して駆動シャフトに解放自在に結合されており、ピストン74とカウンターピストンを構成する横方向壁58の内側面92の対向する部分との間には、摩擦ライナー80を備えたディスク78が、解放自在にグリップされるようになっている。従って、ディスク78は、スプライン付きハブ70およびタービンホイール64に弾性的に結合されている。
より詳細には、タービンホイール64は、シールされたハウジング、すなわちケーシング内でオイルが連続的に循環することにより、インパルスホイールにより共に回転するように駆動されるようになっており、自動車がスタートした後に生じるタービンとインパルスホイールとの間のスライド効果を防止するために、ロックアップクラッチ54は被動シャフトと駆動シャフトとを直接結合(または架橋)している。この結合は、ピストン74とカウンターピストン58、92との間に摩擦ライナー80およびディスク78をグリップし、ケーシングシェルによって被動シャフトを直接駆動することによって達成される。
このロックアップクラッチ54の制御は、スライドを制御しながら行うことが好ましい。
クラッチを切るには、容積可変チャンバ82内へ圧力を伝える。クラッチが係合している位置では、すなわちライナー80がグリップされている位置では、容積可変チャンバ82は加圧されていない。次に、このチャンバ82の外周部の境界は、ディスク78およびライナー80、ピストン74、および壁58によって境界が定められており、ピストン74および壁58は、その外周部にライナー80のための平らな横方向摩擦面を有する。
円周方向に沿って一定の間隔で隔置された接線方向を向いた弾性タング94により、第1ハーフシェルの横方向壁58と共に回転するように、ピストン74がこの横方向壁に結合されている。タング94によって、ピストン74は軸方向の運動ができるようになっている。タングは、横方向壁58に固定され、挟持された金属製環状部材により、横方向壁58に取り付けることができる。タング94をピストン74に取り付けるために、公知の構造の締結手段が使用されている。
ピストン74の後部当接要素を構成する手段178が設けられている。この手段は、ピストン74とタービンホイールのアセンブリとの間に配置され、2つの対向する要素の間の直接接触、特に金属間の摩擦係合を防止することが好ましい。
摩擦ライナー80およびアセンブリの軸線X−Xにより、径方向に構成された空間、すなわち容積可変チャンバ82内にタング94が位置している。
本発明の特徴によれば、中心スリーブ76は、ケーシングの横方向壁58から独立した部品であり、この中心スリーブ76は、壁48の内側面92とハブ70の前方横方向面98との間に挟持されており、ハブ70は、ラジアルプレート68として径方向外側に延びている。
直径がスプライン付き後方部分の径よりも小さくなっている被動シャフト72の自由端部分100は、シールリング104が挟持された状態で、スリーブ76の内側ラジアルボア102内へ、少なくとも一部が軸方向に進入している。
図1に示された第1の例では、中心スリーブ76は、プラスチック材料を成形した部品であり、この部品は、シールされた状態で、ピストン74の内側ラジアル周辺部103に支持されている。
より詳細には、スリーブ76は、例えばプラスチック材料を成形することによって形成された環状部材となっており、この環状部材は、ケーシング壁58の内側面92に隣接する前方横方向面106、およびハブ70のラジアルプレート68の前方横方向面98に隣接する後方横方向面108によって、軸方向の境界が定められている。中心環状スリーブ76の内側径方向の境界が、ボア102によっても定められており、外側の境界が、外側円筒形面110によっても定められている。
ピストン74に対し、中心スリーブ76を固定し、もって、スタティックまたはダイナミックな増設シール部材を使用することなく、これら2つの要素の間の完全にシールされた接続を保証し、スリーブとピストンとを共に結合させて、シール効果が得られるよう、ピストン74の内側ラジアル周辺部103のまわりに、使用場所で中心スリーブを成形することによって、中心スリーブ76を形成することが望ましい。
別の変形例では、接着剤による接着により、ピストン74の内周部103に、好ましくはシールされた状態で、中心スリーブ76が取り付けられる。
側面に沿って、径方向外側に延びる前方部分112および後方部分114がピストン74の径方向周辺部103と対向する状態に、内側ラジアル周辺部103のまわりの所定位置にスリーブ76が成形されており、スリーブのその形状により、スリーブ76はピストン74に軸方向に取り付けられている。
本例では、後方部分114は、ピストン74の後方当接要素178を構成するので、互いに対向するように配置されたタービンホイールとハブとの組み合わせと、ピストンとの直接接触が防止される。
したがって、ピストンの後方当接要素178は、好ましくは中心スリーブ76と一体に製造されている。
スリーブ76がピストン74と共に回転できるように、ピストン74に正しく結合できるようにするために、ピストン74の内側ラジアル周辺部103は、軸線X−Xを中心として円周方向に離間した、一定の間隔で離間した歯またはラグを有するのがよい。図示していない別の変形例では、これらラグはピストン74の径方向内側部分103内に形成された軸方向の孔に置き換えることができ、との場合、これら孔を成形材料が貫通している。
別の変形例では、取り付け手段は、中心スリーブ76の一部となっている。
被動シャフト72内に形成されたチャンネル73を通して、制御チャンバ82にオイルを供給できるようにするために、スリーブ76の横方向面106は、1組の通路118を含み、これらの通路は、ケーシングの横方向壁58から、軸方向前方に延びた中心のプレス加工された要素122内に形成された中心チャンバ120に接続され、更にピストン74と壁58との間に構成された制御チャンバ82に接続されている。
各通路118は、例えば両端部が開口する溝によって構成されており、スリーブ76の前方横方向面106は、好ましくは軸線X−Xを中心として、一定の間隔で円周方向に離間した1組の溝118を有することが好ましい。
チャンバ82、120の後方におけるシールは、少なくとも1つのダイナミックシール手段、本ケースでは、シール104によって得られる。このシール104は、第1実施例では、被動シャフト72の自由前方端部部分100の径方向外周部126内に機械加工によって形成された溝124に取り付けられたシールリングである。
別の変形例では、シール104は、セグメント状となっている。このシール104は、スリーブ76のボア102によって構成された雌の面と協働する。
従って、スリーブ76と、このスリーブが取り付けられているピストン74とは、被動シャフト72に対してシールされた状態で、自由にスライドし、クラッチの係合または解除動作を行うことができる。
改善された潤滑によるこのようなスライド運動を補助するために、中心スリーブ76の後方横方向面108内には、1組の溝128が形成されている。
溝128は、例えば一定間隔で円周方向に隔置されている。この溝は、溝118と同じように、好ましくはスリーブ76の製造中に、成形によって形成することが望ましい。
スリーブ76をプラスチック材料の成形によって製造することにより、重量を低減できるだけでなく、組み立ても容易となる。その理由は、スリーブ76はピストン74に結合されており、単一ダイナミックシール104の存在によって、制御チャンバの完全なシールを保証できるからである。更に、横方向壁58は、現在の技術レベルよりもより簡単な構造となる。その理由は、横方向壁58の中心部分122は開口部を有しておらず、組立体のシールも改善される上に、更に特別な機械加工が不要となるからである。
図2に示された変形例では、中心スリーブ76と被動シャフト72との間に挟持されたダイナミックシール104は、溝124内に取り付けられたシールリングである。この溝は、例えばスリーブ76と一体成形され、スリーブ76の内側ボア102内に形成されている。
図3に示された別の実施例では、ダイナミックシール104は、溝124内に成形されたシールであるか、または同時成形または同時押し出しにより、スリーブ76と共に形成されたシールとなっている。
図4に示された次の実施例では、中心スリーブ76の内側ボア102に形成された溝124に、シールリング104のフィン部分が嵌合されている。このシールリング104は、本例では、非対称のリップ付きシールリングとなっている。
これに関連し、シール104は、かなりの軸方向長さを有し、可撓性となっている後方シールリップ134を有する。このシールリップ134は、被動シャフト72の自由前端部部分の外周部126の対向する部分と協働する。このシールリップ134は、軸方向により短くなっている前方リップ136、および2つのリップの間、すなわち、後方リップ134と前方リップ136との間に配置された第3リップ、すなわち中間リップ138をも有する。
図4と対照的に、図5に示された別の変形例は、2つの対称的なリップ、すなわち後方リップ134と前方リップ136とを有するシールリング104の構造に関するものであり、これら2つのリップは、いずれも軸方向の長さがかなりの長さとなっている。本例では、先の実施例と同じように、または図6に示されるように、フィン要素132が溝124に挿入されるか、または場合によっては、シール104とスリーブ76との同時成形作業の際に、溝124内に成形される。
図6に示された次の実施例では、ダイナミックシール104は、後部に単一リップ134を有し、この単一リップ134は、環状バンドスプリング140の作用により、被動シャフト72の自由前端部分の径方向外周部126とシールされた状態で協働する。
図7に示された変形実施例では、ダイナミックシール104は、横方向横断面がU字形断面となっており、このU字形断面は、フィン132を構成する垂直側方ブランチを有する。このフィン132により、シールリング104は中心スリーブ76に取り付けられており、スリーブ76の内側ボア102に形成された相補的内側ラジアル溝146内に進入している。
U字形シールの中心部分、または中心ブランチ148は、環状ブランチ144内に軸方向の孔または通路150が形成された状態で、被動シャフト752の自由前方端部部分の径方向外周部126とシールするように協働し、シールが良好に作動するのを可能にしている。
図8に示された変形例は、図7に示された変形例とダイナミックシールリング104の全体の構造の点で類似している。このダイナミックシールリング104は、U字形状に、中心スリーブ76の内側ボア102の壁に形成された径方向内側リブ152を囲むので、中心スリーブ76を1つ以上の傾斜した孔156が貫通した状態で、シールリング104のシールを良好にし、U字形シールリング104を、潤滑用溝128と内部連通させている。
図9に示された実施例では、中心スリーブ76は、プラスチック材料で成形された部品であり、この部品は、取り付け手段160、164により、ピストンの径方向内側部分103に、シールされた状態で取り付けられている。
より詳細には、取り付け手段160、164は、スタティックシール手段170が介在された状態で、スリーブ76とピストン74との間に挟持されており、本例におけるスリーブ76は、プラスチック嵌合係合状態で、ピストン74の径方向内周部103に取り付けられている。
この目的のために、中心スリーブ76の径方向内側部分は、図1に示された形状に全体が類似した形状となっており、その上方部分、すなわち径方向外側部分158は、ピストン64の径方向内側部分103の形状に従い、ピストン64を取り付け、固定できるような構造となっている。
この目的のために、径方向内側部分103の対向する後方側面に沿って、径方向側面後方部分114が延び、一方、径方向内側部分103の径方向内側エッジに対向しながら、中間環状スカート160が軸方向に延びている。この環状スカート160は、取り付け手段を含んでいる。
リセスの設けられた環状部分162により、環状部分160に径方向内側への弾性が与えられるので、この環状部分は、スカート160の軸方向自由ターミナルエッジに形成された係止リップ164の後方にピストン74の径方向内側部分103の弾性嵌合係合、すなわちスナップ嵌合するよう、弾性変形できる。
外側部分158は、ピストン74の横方向後方面に向き、スリーブは本例ではリップ164となっている部分を有する。リップ164は、他方の横方向面に向き、すなわちピストン74の正面に向き、ピストン74に対してスリーブ76を軸方向に締結する。
ピストン74と共に回転するように、このピストン74にスリーブ76を結合するために、ピストン74の径方向内側部分103に、プレス形成された相補的リブ166の間に部分114が延びている。
本例では、後方部分114は、ピストン74の後方当接要素178を構成するので、対向して位置するタービンホイールおよびハブから成るアセンブリとピストンとの間で生じる直接接触を防止し、当接要素178がスリーブ76と一体的に形成されている。
制御チャンバ82〜120のシールを保証するために、ピストン74の部分103の径方向内側エッジと、中心スリーブ76のスカート160の対向する部分との間に、スタティックなOリングシール170が挟持されている。本例では、スカート160の径方向外周部内にスリーブ76と共に成形することによって形成された相補的ラジアル溝172内に、スタティックシールリング170が嵌合されている。
中心スリーブ76も、プラスチック材料を成形して製造することが好ましい。
次に、図10に示す、別の実施例について説明する。この実施例では、中心スリーブ76は金属製であり、例えば金属プレス加工品である。このスリーブは、ピストン74の内周部103に溶接された部品として製造されている。
変形例では、シーム加工によりピストン74の径方向内側部分103に、中心スリーブ76が取り付けられている。
より詳細には、本例における中心部分76は、断面が実質的にL字形であり、この断面は、垂直ブランチ77と水平ブランチ79を有する。
ケーシング壁58と反対のピストン74の後方側面と、ハブ70のラジアルプレート部分60との間には、径方向を向く垂直ブランチ77が、軸方向に挟持されており、このブランチ77は、ピストン74の後方側面にシールされた状態で溶接されている。本例におけるスリーブ76とピストン74との間のシールはこのようなプロセスによって得られ、スタティックまたはダイナミックなシール手段を設ける必要がなくなる。
中心スリーブ76の垂直ブランチ77は、ピストン74の後方側面とハブ70のラジアルプレート部分68との間に挟持されたピストン74の後方当接要素178をセンタリングし、これら要素の間の接触、特に金属間接触の発生を防止することが好ましい。この当接要素178は、合成材料から製造することが好ましく、この合成材料は、補強してもよいし、補強しなくてもよい。この材料は、必要とされる摩擦係数の大きさに従って選択される。
当接要素178は、潤滑用溝128を有する。この当接要素178は、クラウンから構成できる。このクラウンは、連続状であるが、不連続、すなわち一連のセクターでもよい。
スリーブ76、すなわち本例では軸方向を向く水平ブランチ79の径方向内周部によって構成される径方向内側雌要素と、被動シャフト72との間のダイナミックシールは、これら2つの要素の間に、ダイナミックシール104を挟持することによって得られる。
先の実施例と同じように、本例におけるダイナミックシール104は、被動シャフト72の自由前端部部分の径方向外周部126内に、機械加工された溝124に取り付けられたセグメントを有する。
スリーブ76と壁48との間には、軸方向に少なくとも1つの通路118が設けられている。この通路は、ケーシングの横方向壁58を軸方向前方に貫通するプレス加工された中心要素122内に形成された中心チャンバ120を、ピストン74と壁58との間に構成された制御チャンバ82と連通させ、よって、被動シャフト72に形成されたチャンネル73からチャンバ82にオイルを供給できるようになっている。
図10に示された実施例における中心スリーブ76は、製造が簡単であり、組み立て作業を容易にしている。その理由は、ピストン74の内周部103にスリーブを取り付けるのに、1回の溶接作業で済むからである。更に、この溶接作業は、これら2つの要素の間にシール手段を設けなくても、溶接により、ピストン74との間のシールを保証できる。
本例では、スリーブ76はL字形にプレス加工できる簡単な板金ブランク材から製造されているので、このスリーブ76は、従来技術と比較してかなり軽量化できる。
次に図11を参照し、別の実施例について説明する。この実施例では、ピストン74の径方向内周部103に圧嵌めされることにより、中心スリーブ76がシールされた状態で取り付けられており、スリーブ76とピストン74とを一体に結合するこのような方法により、シールが得られている。
より詳細には、このケースにおける中心スリーブ76は、軸方向横断面が側面に載ったほぼU字形となっている部品状であり、このスリーブは、このケースでは前方に開口し、2つのスリーブ要素を有する。これらスリーブ要素は、U字形の軸方向に向いた平行なブランチから成り、このスリーブ要素は、内側スリーブ要素179と外側スリーブ要素177である。このスリーブの軸方向後方の境界は、軸方向に向いた内側ブランチと外側ブランチを共に接合するU字形の径方向を向く中心ブランチによって定められている。
本例におけるスリーブ76は、外側スリーブ要素177により、ピストン74の径方向内周部103内に圧嵌めされている。
スリーブ要素179と被動シャフト72との間に扶持されたダイナミックシール手段104と、径方向内側のスリーブ要素179とは、協働するようになっている。
従って、従来技術のように、ピストン74の径方向内周部103に雌型要素を形成する必要はなく、この要素の内側表面は、スリーブ76のダイナミックシール手段と協働する表面として働く。スリーブ76とピストン74との間に挟持されるこれらダイナミックシール手段は、本発明に従って省略される。
本例におけるスリーブ76は、製造が簡単でありかつ安価である、金属プレス加工品であることが好ましい。このスリーブ76も、軽量化を可能にするが、圧嵌めによりシールが保証される。
この例におけるピストンの後方当接要素178は、ハブ70のラジアルプレート68の前方側面98と、ピストン74の後方側面の径方向内側端部との間に配置された増設部材であり、一方、ピンにより、まず当接要素178が共に回転するように、ラジアルプレート68に結合され、次に中心スリーブ76にて、径方向にセンタリングされる。
このような構造により、ダイナミックシールが挟持された状態で、中心の要素が貫通するピストン74が得られる。このピストン74は、まず径方向外側に位置し、横方向に延びるほぼディスク状をした従来の本体と、第2に前記本体に取り付けられた径方向内側ピストンとを備えている。径方向内側部分は、中心スリーブ76から成り、このスリーブ76は、ここでは金属製プレス加工品から成るスリーブとなっている。
従って、ピストンの中心を貫通する要素によって支持された、ダイナミックシール手段と協働するピストン74のスリーブ要素は、ピストン74の本体、従って、本ケースでは、中心スリーブに当接する径方向内側部分によって構成されている。
ピストンとこのピストンを貫通する要素との間に挟持された、シール手段と協働する表面は、本体に取り付けられた径方向内側部分に形成されている。
ピストンの中心を貫通する要素は、ケーシングの壁58に接続されたセンタリング要素の軸方向後方延長部から構成できるが、別の変形例では、この要素はハブ70から構成される。
図12〜図14は、図11の変形例を示す。この変形例では、ピストン74の内周部103内に、圧嵌めにより中心スリーブ76がシールされた状態で取り付けられており、平らな環状リング状となっているピストンの後方当接要素178が、中心スリーブ76内に一体化されている。
より詳細には、図12では、当接要素178と一体的に形成された中心スリーブ76は、垂直ブランチ77および水平ブランチ79をそれぞれ有する、ほぼL字状の軸方向断面を有する。
垂直ブランチ79は、ケーシング58に対向するピストン74の後方側面と、この面に対向するハブ70のラジアルプレート68の前方側面98との間に挟持されており、ピストン74の軸方向後方へのスライド運動を制限する後方当接要素178を構成している。
当接要素178は、潤滑溝128を有することが好ましい。当接要素178は、連続したクラウンから構成してもよいし、または別の変形例として、不連続のクラウン、すなわち一連のセクターから構成してもよい。当接要素178は、好ましくは合成材料から製造され、この材料は、補強してもよいし、補強しなくてもよい。この材料は、必要とされる摩擦係数に従って選択される。
ピストンの内側ラジアル周辺部103には、スリーブ76、178、より詳細には水平ブランチ79が圧嵌めされている。
スリーブ76、本ケースでは水平ブランチ79の内側ラジアル周辺部と被動シャフト72との間のシールは、これら2つの要素の間にダイナミックシール104を挟持することによって得られる。本例におけるダイナミックシール104は、被動シャフト72の自由前端部部分100の外側ラジアル周辺部126内に機械加工された溝124に取り付けられたセグメント104から成っている。
上記のようなプロセスの結果、スリーブ76とピストン74との間のシールが得られるので、スタティックなシール手段またはダイナミックなシール手段を設ける必要はない。
制御チャンバ82には、前の実施例と同じようにオイルが供給される。
スリーブ76は、例えばプラスチック材料を成形することによって製造することが好ましい。
スリーブ76の水平ブランチ79は、他方の垂直ブランチ77と一体的に形成されており、その外側ラジアル周辺部に補強フェルール176を有する。このフェルールは、本例では金属製インサートから成り、このインサートにより、スリーブ76はピストン74の径方向内周部103に圧嵌めされている。
好ましくは、このフェルール176は、径方向に向いた内側エッジを有し、このエッジは、スリーブ76の水平ブランチ79内に挿入されており、これら2つの部品の軸方向の接続を保証している。
補強フェルール176は、ピストン74の径方向内周部103内において、この内周部とシール状態となるように協働する。
従って、スリーブ76は、2つの部品、すなわちL字形要素となっている第1部品と、補強フェルール176から成る第2部品から構成され、L字要素の垂直ブランチ77は、当接要素178を構成している。
好ましくはL字形第1部品が合成材料から製造され、第2部品176が金属から製造される場合、こうして構成された二複合スリーブ76、178は、成形部材のインサートを構成する部材176を、1回の作業で成形することによって形成できる。
図13においてスリーブ76は、図11の構造とほぼ同様な構造となっており、スリーブ76は後方に向かって開口し、側面に、ほぼU字形の軸方向横断面を有し、2つのスリーブ要素、すなわちU字形の軸方向を向く平行なブランチによって構成される外側スリーブ要素177、および内側スリーブ要素179を備えている。このスリーブの軸方向前方の境界が、軸方向を向く内側ブランチ、および軸方向を向く外側ブランチを接合する径方向を向くブランチによって定められ、ピストン74の当接要素178は、スリーブ76と一体的となっている。
ピストンの後方当接要素178は、図12に示されるように、他方の垂直ブランチ77と一体的に形成された水平ブランチを備えるL字形部品として製造されている。この当接要素は、スリーブ76内に挿入されており、ブランチ79の径方向の境界は、2つのスリーブ要素177および179によって定められ、軸方向前方の境界は、軸方向に向いた内側ブランチと軸方向を向く外側ブランチとを接合する径方向を向くブランチによって定められている。
垂直ブランチ77の内周部の径方向後方内側に向かって軸方向に、内側スリーブ要素179が延びている。
図14では、スリーブ76は、図13に示された構造と同様な構造となっているが、当接要素178が、スリーブ76の内側スリーブ要素179の後端部において、径方向かつ軸方向にセンタリングされた垂直ブランチ77しか有しないという点のみでしか、図13の構造と異なっていない。
当接要素178は、本例ではチャンファーとなっており、内側スリーブ要素179の後端部と協働する部分を、その径方向内周部に備えていることが好ましい。
これまで説明した利点のすべては、当然ながら、図12〜図14に示された変形例に対しても当てはまる。
図15〜図18は、中心スリーブ76が係合手段200によってピストン74の径方向内周部103に当接、より正確には、本ケースでは取り付けられている、別の変形例を示す。
これら実施例では、中心スリーブ76は、前記スリーブ要素と被動シャフト72との間に挟持されたダイナミックシール手段104と協働する径方向内側スリーブ要素79、179を有する。
スリーブ76とピストン76との間には、係合手段200が挟持されており、この係合手段200とピストン74との間には、スタティックなシール手段170が挟持されている。
これらスタティックなシール手段は、スリーブ76とピストン74の相互に向き合った横方向面との間で軸方向に挟持された、少なくとも1つのシール部材を備えることが好ましい。
これらの実施例では、ピストン74の後方当接要素178は、スリーブ76と異なっている。本ケースでは、この当接要素では先の実施例と同じように、特に図11を参照して説明したようにして製造されている。
図15では、中心スリーブ76は、図12に全体がる辞した構造、すなわち他方の垂直ブランチ77と一体的に形成された水平ブランチ79を有するL字形部品状となっている。
スリーブ76、本ケースでは、内側スリーブ要素179を構成する水平ブランチ79の径方向内周部と被動シャフト72との間のダイナミックシールは、これら2つの要素の間にダイナミックシール部材104を挟持することによって得られる。先の実施例とおなじようなこのダイナミックシール部材104は、被動シャフト72の自由前端部部分100の径方向外周部126に機械加工された溝124内に取り付けられたセグメント104となっている。
スリーブ76の水平ブランチ79によって構成された内側スリーブ要素179は、垂直ブランチ77によって径方向外側に延びており、この垂直ブランチ77は、挟持された横方向プレート部分230を介して、ピストン74に軸方向に係合している。ピストン74に溶接された横方向プレート部分230は、ラグ状となっている係合手段200を備え、スリーブ76の垂直ブランチ77とピストン74の径方向内周部103の後方側面との間に、軸方向にスタティックなシール手段170が挟持されている。
別の変形例では、プレート部分230と垂直ブランチ77との間に、スタティックなシール手段170が挟持される。
係合手段を構成するラグ200は、スリーブ76の垂直ブランチ77内に形成されたノッチ215内に進入しているので、スリーブ76は、相補的な形状の協働によりピストン74に結合されている。
従って、ノッチ215とピストン74に固定されたプレート部分230のラグ200との協働により、スリーブ76とピストン74の回転結合が得られる。この場合、横断プレート部分230が、溶接によってピストン74に固定される。
図16は、中心スリーブ76が図15に全体が類似する構造となっており、水平ブランチ79および垂直ブランチ77を備えたL字形横断面を有する別の変形例を示している。
垂直ブランチ77は、ピストン74の後方側面と対向して径方向外側に延び、金属スリーブ76をプレス加工することによって製造された環状溝を備え、かつピストン74内に形成されたノッチ216と協働するラグ200とを備え、スリーブ76とピストン74との間の嵌合協働を保証するようになっている。
スリーブ76の垂直ブランチ77とピストン74の径方向内周部103の後方側面との間には、軸方向にスタティックシール手段170が狭持されている。より詳細には、ブランチ77の環状溝内にOリングのような手段170が挿入されている。
本例における中心スリーブ76は、少なくとも1つのラグ220となっている少なくとも1つの部分を有し、このラグ220は、スリーブ76に対する軸方向の取り付け部となるように、ピストン74の他方の前方側面に対向している。
部分220は、連続的でよく、環状リングまたはクラウン部分によって構成できるが、不連続でもよく、一連のラグからも構成できる。
ラグ220は、水平ブランチ79によって構成された径方向内側スリーブ部分179をスタンプ加工し、曲げ加工することによって形成される。これらラグは、ピストン74の径方向内周部103に対してスリーブ76を軸方向に保持する。
別の変形例では、図17に示されるように、ラグ240による弾性入れ子動作またはクリップ動作によって、軸方向に係止できる。
先の実施例と同じように、部分220は連続的でよく、環状リングまたはクラウン部分によって構成できるが、不連続でもよく、よって一連のラグからも構成できる。
図18はこれまで説明した実施例と同じように、スリーブ76がL字形となっている別の実施例を示す。
垂直ブランチ77は、ピストンの後方側面に対向して径方向に延びており、ブランチ77とピストン74との間に、スタティックシール手段が挟持されている。
本例におけるスタティックシール手段170は、ブランチ77上に、または別の変形例では、ピストン74上にシールを配置することによって形成されている。
図16に示されるように、ラグ220により、ピストン74へ取り付けるために当接要素が軸方向に保持されている。
このケースにおけるラグ220は、水平ブランチ79から突出している。
各変形例において、またはこれら変形例のいくつかの組み合わせにおいて、シール部材104および使用可能な場合には、スタティックシール170の各々は異なった構造でもよく、これらの配置も異なってもよいし、一方、シール部材104は、シャフト72または中心スリーブ76の本体と同じように連動できる。
種々の実施例において、ピストン74の後方当接要素178は、中心スリーブ76と別個でもよいが、当接要素178は、スリーブ76と一体的に製造することが好ましい。
後で理解できるように、本発明によれば、流体結合装置のロックアップクラッチの構造が簡略され、そのため、部品数が少なくて済むという利点が得られる。ピストンの組み立ても簡略化され、ピストンとスリーブとの間に挿入されるダイナミックシール手段が不要となる。
本発明によれば、スリーブ76を軽量化でき、組み立て作業を容易にすると共に、完全なシールを保証できる。
本発明の原理を具現化した第1実施例における流体結合装置の一部を示す軸方向半横断面図である。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。 弾性嵌合状態となるように、ピストンの径方向内周部に中心スリーブが取り付けられた別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。 中心スリーブが金属タイプであり、ピストンの径方向内周部に溶接によって取り付けられた別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。 中心スリーブがピストンの径方向内周部に圧嵌めされた、別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが圧嵌めされた、図11の実施例の変形例を示し、この変形例ではピストンの後方当接要素が中心スリーブと一体化される。 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが圧嵌めされた、図11の実施例の変形例を示し、この変形例ではピストンの後方当接要素が中心スリーブと一体化される。 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが圧嵌めされた、図11の実施例の変形例を示し、この変形例ではピストンの後方当接要素が中心スリーブと一体化される。 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられている別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられている別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられている別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられている別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
50 流体結合装置
52 ケーシング
54 ロックアップクラッチ
56 前方ハーフシェル
58 横方向壁
60 環状スカート
62 翼
64 タービンホイール
68 ハブプレート
70 ハブ
72 被動シャフト
73 チャンネル
74 ピストン
76 中心スリーブ
78 環状ディスク
80 摩擦ライナー
82 容積可変チャンバ
84 ガイドリング
86 コイルスプリング
88 ラジアルプレート
92 内側面
94 タング
98 横方向面
100 自由端部分
102 ラジアルボア
103 径方向内周部
104 シールリング
106 前方横断面
108 後方横断面
110 円筒面
112 前方部分
114 後方部分
116 結合手段
118、128 溝
132 ピン要素
134 後方リップ
136 前方リップ
140 スプリング
146 ラジアル溝
148 中心ブランチ
152 リブ
156 孔
160、164 取り付け手段
170 スタティックシール手段
172 ラジアル溝
178 当接要素

Claims (5)

  1. 略径方向に延在し、共に回転するように駆動シャフトに結合されている、横方向ケーシング壁(58、92)と、
    中心スリーブ(76)と横方向壁(58)と共に可変容量チャンバ(82)を画成するピストン(74)と、
    共に回転するように被動シャフト(72)に結合されるハブ(70)に対して、共に回転するように結合されるタービンホイール(64)と、
    前記被動シャフト(72)と前記中心スリーブ(76)との間に挟持されたダイナミックシール手段(104)と
    を軸方向に前方から後方に向かって備え、
    前記可変容量チャンバの径方向外側の境界は、前記ピストンと前記横方向壁(58)の内側面(92)との間に把持されるようになっている少なくとも1つの摩擦ライナー(78)(80)によって定められている、自動車用の流体結合装置において、
    前記ピストン(74)の内周部(103)に、前記中心スリーブ(76)が取り付けられており、
    前記ピストン(74)の径方向内周部(103)への中心スリーブ(76)の取り付けは、係合手段(160)(200)により行われ、
    前記係合手段(160)(200)は、前記スリーブ(76)と前記ピストン(74)との間に挟持されており、係合手段(200)とピストン(74)との間に、スタティックシール手段(170)が挟持されていることを特徴とする流体結合装置。
  2. 前記ピストン(74)の前記径方向内周部(103)に、前記中心スリーブ(76)をシールされた状態で取り付けることにより、前記スリーブ(76)と前記ピストン(74)を接続し、もってシールが実現されることを特徴とする、請求項1記載の流体結合装置。
  3. 前記中心スリーブ(76)は、前記ピストン(74)の前記内周部(103)に、接着剤により接着されていることを特徴とする、請求項2記載の流体結合装置。
  4. 前記スリーブ(76)と前記ピストン(74)との間に、前記スタティックシール手段(170)が挟持された状態で、前記ピストン(74)の前記径方向内周部(103)に前記中心スリーブ(76)が取り付けられていることを特徴とする、請求項1記載の流体結合装置。
  5. 前記スタティックシール手段(170)は、前記スリーブ(76)および前記ピストン(74)の互いに対向する横方向面との間に軸方向に挟持された少なくとも1つのシール部材を備えていることを特徴とする、請求項1記載の流体結合装置。
JP2001538697A 1999-11-17 2000-11-17 自動車用の流体結合装置 Expired - Fee Related JP5224626B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR99/14467 1999-11-17
FR9914467A FR2801084B1 (fr) 1999-11-17 1999-11-17 Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicule automobile
PCT/FR2000/003211 WO2001036844A1 (fr) 1999-11-17 2000-11-17 Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicule automobile

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003515069A JP2003515069A (ja) 2003-04-22
JP5224626B2 true JP5224626B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=9552225

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001538697A Expired - Fee Related JP5224626B2 (ja) 1999-11-17 2000-11-17 自動車用の流体結合装置
JP2001538698A Expired - Fee Related JP4954410B2 (ja) 1999-11-17 2000-11-17 自動車用の流体結合装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001538698A Expired - Fee Related JP4954410B2 (ja) 1999-11-17 2000-11-17 自動車用の流体結合装置

Country Status (5)

Country Link
JP (2) JP5224626B2 (ja)
KR (2) KR100767331B1 (ja)
DE (2) DE10085208B4 (ja)
FR (2) FR2801084B1 (ja)
WO (2) WO2001036844A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2827025B1 (fr) 2001-07-06 2003-09-05 Valeo Disque de friction, appareil d'accouplement hydrocinetique muni de ce disque de friction et procede de reglage de la capacite de transmission de couple d'un embrayage muni de ce disque de friction
FR2837551B1 (fr) * 2002-03-22 2004-05-14 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique et procede de montage de cet appareil
US6938744B2 (en) * 2002-09-25 2005-09-06 Exedy Corporation Piston coupling mechanism, lockup device for a fluid-type torque transmission device, elastic coupling mechanism, and spring installation method for an elastic coupling mechanism
JP2005273709A (ja) * 2004-03-23 2005-10-06 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置のロックアップ装置
JP2006029357A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Exedy Corp トルクコンバータ
JP2006162054A (ja) * 2004-11-10 2006-06-22 Exedy Corp ダンパーディスク組立体
JP2006161894A (ja) * 2004-12-03 2006-06-22 Exedy Corp 流体式トルク伝達装置
US9133936B2 (en) * 2006-12-27 2015-09-15 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Seal retainer device and power transmission unit with seal retainer device
DE102007014311A1 (de) 2007-03-26 2008-10-02 Zf Friedrichshafen Ag Hydrodynamische Kopplungsvorrichtung
DE102011111965B4 (de) 2010-09-23 2023-12-21 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Drehmomentwandler mit einer Kolbendichtung mit Zentrierscheibe
CN103118819B (zh) * 2010-09-23 2016-03-30 舍弗勒技术股份两合公司 用铆钉连接变矩器中的板的方法及用于变矩器的组件
DE102012203586B4 (de) 2012-03-07 2022-10-20 Zf Friedrichshafen Ag Sicherungselement zum Fixieren einer Nabe eines Turbinenrads eines hydrodynamischen Anfahrwandlers

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1258842A (fr) 1960-02-04 1961-04-21 Borg Warner Groupe à convertisseur de couple
US3777863A (en) * 1971-11-19 1973-12-11 Gen Motors Corp Hydrodynamic unit with friction clutch
US3972397A (en) * 1975-08-11 1976-08-03 General Motors Corporation Torque converter and slipping clutch assembly
JPS5332264A (en) * 1976-09-06 1978-03-27 Toyota Motor Corp Direct coupled clutch-loaded fluid transmission mechanism
JPS6054546B2 (ja) * 1978-04-28 1985-11-30 アイシン・ワ−ナ−株式会社 吸振ダンパ装置付直結クラッチを備えた流体継手
FR2453335A1 (fr) * 1979-04-02 1980-10-31 Ferodo Sa Transmission a organe d'accouplement hydraulique et embrayage de verrouillage, notamment pour vehicule automobile
US4289220A (en) * 1979-10-12 1981-09-15 Toyota Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic coupling with a lock-up clutch
JPS597866B2 (ja) * 1980-09-08 1984-02-21 日産自動車株式会社 ロツクアツプトルクコンバ−タ
US4413711A (en) * 1981-03-30 1983-11-08 Borg-Warner Corporation Extended travel damper in a lock-up clutch for a torque converter
JPS57167559A (en) * 1981-04-03 1982-10-15 Aisin Warner Ltd Fluid coupling with direct coupled clutch
GB2147666B (en) * 1983-10-06 1987-02-11 Angus & Company Limited George Fluid sealing structure
US5085617A (en) * 1989-06-22 1992-02-04 Eaton Corporation Vane damper assembly for a torque converter
JPH04113336U (ja) * 1991-03-20 1992-10-02 武蔵精密工業株式会社 クラツチピストン
JP2542727Y2 (ja) * 1992-09-07 1997-07-30 株式会社エクセディ トルクコンバータ用ロックアップ装置
WO1994007058A1 (fr) * 1992-09-24 1994-03-31 Valeo Amortisseur de torsion pour embrayage de verrouillage et embrayage de verrouillage comportant un tel amortisseur de torsion
DE59302516D1 (de) * 1993-03-12 1996-06-13 Bruss Dichtungstechnik Verfahren zum Herstellen einer Wellenabdichtung
FR2709165B1 (fr) * 1993-08-16 1995-10-13 Valeo Transmission à accouplement hydrocinétique débrayable, notamment pour véhicules automobiles.
JP3623527B2 (ja) * 1993-12-24 2005-02-23 Nskワーナー株式会社 ロックアップ機構付きトルクコンバータ
US5667042A (en) * 1994-04-26 1997-09-16 Luk Lamellen Und Kupplungsbau Gmbh Torque transmitting apparatus with hydrokinetic torque converter
FR2725488B1 (fr) * 1994-10-11 1997-01-10 Fichtel & Sachs Ag Convertisseur hydrodynamique de couple de rotation comportant un accouplement de pontage
FR2738890B1 (fr) * 1995-09-19 1997-10-24 Valeo Amortisseur de torsion pour embrayage de verrouillage et embrayage de verrouillage comportant un tel amortisseur de torsion
FR2734037B1 (fr) * 1995-05-11 1998-08-07 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicule automobile
FR2735829B1 (fr) * 1995-06-22 1997-08-08 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour une transmission de vehicule automobile
DE19626685A1 (de) * 1995-07-19 1997-01-23 Luk Getriebe Systeme Gmbh Hydrodynamischer Drehmomentwandler
JPH09100894A (ja) * 1995-10-09 1997-04-15 Toyota Motor Corp ロックアップクラッチ付きトルクコンバータ
DE19603596A1 (de) * 1996-02-01 1997-08-07 Zahnradfabrik Friedrichshafen Naßkupplung für hohe Reibleistungen
FR2749633B1 (fr) * 1996-06-10 1998-08-28 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicule automobile
FR2749634B1 (fr) * 1996-06-10 1998-09-04 Valeo Amortisseur de torsion pour embrayage de verrouillage, notamment de vehicule automobile
DE19734678B4 (de) * 1996-08-23 2017-03-02 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Hydrodynamischer Drehmomentwandler
US6026941A (en) * 1997-06-04 2000-02-22 Luk Getriebe-Systeme Gmbh Hydrokinetic torque converter
FR2765296B1 (fr) * 1997-06-30 1999-12-03 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique a embrayage de verrouillage, pour vehicule automobile
FR2775747B1 (fr) * 1998-03-03 2000-07-13 Valeo Appareil d'accouplement hydrocinetique, notamment pour vehicule automobile
DE19909349A1 (de) * 1998-03-12 1999-09-16 Luk Getriebe Systeme Gmbh Hydrodynamischer Drehmomentwandler
DE19812865A1 (de) * 1998-03-24 1999-09-30 Zahnradfabrik Friedrichshafen Hydrodynamischer Drehmomentwandler mit Überbrückungskupplung
GB2339272B (en) * 1998-03-26 2003-01-22 Mannesmann Sachs Ag Hydrodynamic torque converter
DE19824265B4 (de) * 1998-05-29 2006-11-30 Zf Sachs Ag Hydrodynamischer Drehmomentwandler mit einem im Innentorus angeordneten Torsionsschwingungsdämpfer

Also Published As

Publication number Publication date
FR2801085A1 (fr) 2001-05-18
JP4954410B2 (ja) 2012-06-13
WO2001036845A1 (fr) 2001-05-25
FR2801084B1 (fr) 2001-12-07
WO2001036845A8 (fr) 2003-08-28
JP2003515070A (ja) 2003-04-22
DE10085206B4 (de) 2011-07-14
DE10085206T1 (de) 2002-12-19
KR20020059743A (ko) 2002-07-13
DE10085208T1 (de) 2002-11-07
KR100781418B1 (ko) 2007-12-03
FR2801085B1 (fr) 2002-05-17
JP2003515069A (ja) 2003-04-22
WO2001036844A1 (fr) 2001-05-25
FR2801084A1 (fr) 2001-05-18
KR100767331B1 (ko) 2007-10-17
DE10085208B4 (de) 2011-05-05
KR20020059742A (ko) 2002-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8276723B2 (en) Lock-up clutch for hydrokinetic coupling device including improved connection means
JP4359393B2 (ja) 自動車用液圧結合装置
KR100661990B1 (ko) 유체동역학적 커플링 장치
US5462145A (en) Hydrokinetic lockup torque converter with lockup clutch
JP5224626B2 (ja) 自動車用の流体結合装置
JP2005521004A (ja) 油圧式連結装置及びその組み立て方法
US6926131B1 (en) Hydrokinetic coupling appliance, in particular for motor vehicle
US6640945B2 (en) Hydrokinetic coupling apparatus, in particular for motor vehicle, comprising improved means linking the piston with the cover
US6390263B1 (en) Locking clutch for coupling apparatus with hydrokinetic coupling
JP3978231B2 (ja) 流体力学的結合装置
KR100542902B1 (ko) 자동차용블레이드구동부재를갖는유체동력학적커플링장치
US6280333B1 (en) Hydrokinetic coupling apparatus with locking clutch for motor vehicle
JP4026853B2 (ja) 流体力学的結合装置
JP4913969B2 (ja) 特に自動車用の流体力学的結合装置
US5904231A (en) Fluid coupling apparatus, especially for a motor vehicle transmission
JP5192626B2 (ja) フルードカップリング装置
US6948602B2 (en) Hydrokinetic coupling apparatus, in particular for motor vehicle
JPH0141864B2 (ja)
GB2339272A (en) Bearing for piston of bridging clutch in hydrodynamic torque converter
JP2003035354A (ja) 自動車の流体連結装置
US6830136B2 (en) Hydrokinetic coupling apparatus, in particular for motor vehicle, comprising a needle thrust bearing between the piston and the turbine hub
KR20020093597A (ko) 유체동역학적 연결 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101116

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111005

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120307

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20120307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20120827

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121113

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121206

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121220

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees