JP2003035354A - 自動車の流体連結装置 - Google Patents

自動車の流体連結装置

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JP2003035354A
JP2003035354A JP2002166279A JP2002166279A JP2003035354A JP 2003035354 A JP2003035354 A JP 2003035354A JP 2002166279 A JP2002166279 A JP 2002166279A JP 2002166279 A JP2002166279 A JP 2002166279A JP 2003035354 A JP2003035354 A JP 2003035354A
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fluid coupling
coupling device
radial
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Rabah Arhab
アラブ ラバ
Alexandre Depraete
デプラエトゥ アレクサンドル
Daniel Satonnet
サトンヌ ダニエル
Norbert Termenon
テルメノン ノルベール
Roel Verhoog
ヴェルホー ロエル
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    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
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    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ロックアップクラッチの製造を簡略化し、クラ
ッチのコスト及び部材数を低下させる。 【解決手段】自動車の流体連結装置10は、タービン翼
車18のブレード38を包囲するシュラウド28を有す
る少なくとも1つの半円状のタービン翼車18と、少な
くとも1つの弾性的な制動装置40とを備えている。制
動装置40は、少なくとも1つの入力部、出力部、及
び、入力部と出力部との間で、円周方向に作用するコイ
ルばね55とを備えている。ロックアップクラッチは、
駆動力を制御するために設けられている。制動装置の入
力部または出力部は、タービン翼車18のシュラウド2
8の少なくとも1つのラグ50と一体形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の流体連結
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の流体連結装置は、例えば、フラ
ンス国特許第2,676,106号公報で公知である。この流体
連結装置は、シュラウドにより包囲されたブレードを備
える、少なくとも1つの半円状、すなわち半円環体の翼
車と、少なくとも1つの入力部、出力部、及び入力部と
出力部との間に作動的に挿入され、円周方向に作用する
少なくとも1つの弾性手段とを備えている。
【0003】このような流体連結装置では、おおむね径
方向の壁を有するケーシングに、流体連結装置の入力部
が設けられている。出力部は、タービン翼車と、ケーシ
ング内に取り付けられたハブとの組合せからなってい
る。
【0004】出力部とケーシングの壁との間には、この
壁に対して軸方向移動するようにピストンが設けられ、
用いられる摩擦部材の種類、すなわち「二面板型」また
は「一面板型」に基づいて、ピストンと壁との回転連結
が設定される。
【0005】タービン翼車は、インパルス翼車により、
ケーシング内に含まれる油のような流体を介して駆動さ
れる。
【0006】自動車の流体連結装置では、駆動シャフト
がエンジンの出力シャフトとなっており、従動シャフト
は、ギヤボックスのような変速手段に連結されている。
【0007】自動車が始動し始めると、タービン翼車に
連結された従動シャフトにより、ケーシングに連結され
た駆動シャフトの駆動力を制御することにより、ロック
アップクラッチによるタービン翼車とインパルス翼車と
の間の滑り運動を制御することができる。
【0008】シャフトの駆動力は、ケーシングのロック
壁に対して、ピストンにより保持された少なくとも1つ
の摩擦部材または摩擦ライナーを押し当てて制御され
る。この方式は、「一面板型」である。
【0009】一方、ピストンとケーシングのロック壁と
の間に設けられた環状の摩擦ディスクにより保持され
た、少なくとも2つの摩擦部材によりシャフトの駆動力
を得ることもある。この方式は、「二面板型」またはマ
ルチディスク型である。
【0010】フランス国特許第2,676,106号公報の図1
3に示されているように、ロックアップクラッチは、少
なくとも1つの弾性のダンパー、すなわち制動装置を備
えている。
【0011】このロックアップ装置(818)は、コン
バータを構成するタービン翼車(813)とインパルス
翼車(810)との間に挿入されている。タービン翼車
(813)及びインパルス翼車(810)は、入力部ま
たは出力部に、直接的または間接的に連結され、その間
には、円周方向に作用する弾性部材(819b)が設け
られている。
【0012】上述した明細書では、インパルス翼車(8
10b)のシェルまたはシュラウドの一部には、インパ
ルス翼車(810b)の外側シュラウドと一体形成され
た軸向き部(873)が設けられている。U形状の取り
付け部(874)は、入力部をなし、より詳しく言う
と、制動装置(817b)の円周方向に作用する弾性部
(819b)が嵌合されている。
【0013】取り付け部(874)は、軸向き部(87
3)の端部に、例えば溶接により固着されている。弾性
部材(819b)は、取り付け部(874)と、タービ
ン翼車(813)に回転連結される摩擦ディスクの径方
向アーム(875)からなる出力部との間に交互に挿入
されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ロッ
クアップクラッチを簡単に製造しうるようにし、かつク
ラッチの部材数を減らすことにより、コストを低減させ
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述し
た種類の流体連結装置は、制動装置の入力部または出力
部が、タービン翼車のシュラウドの少なくとも一部と一
体形成されていることを特徴としている。
【0016】本明細書では、シュラウドの前記一部は、
単に例示的に、タービン翼車のシュラウド(28)のラ
グの一部という意味であり、制動装置の出力部をなして
いる。また、従来技術で示されているように、シュラウ
ドの一部は、インパルス翼車のシュラウドまたはシェル
に形成されており、制動装置の入力部をなしている場合
もある。
【0017】本発明によれば、制動装置の製造が簡略化
され、コストが低下し、かつ、互いに結合するべき2つ
の異なる部材を形成する必要がなくなる。また、本発明
による構成では、流体連結装置の寸法が小さくなり、か
つ流体連結装置の回転軸に対して、径方向にさらに遠く
へ制動装置を位置させることにより、性能が向上する。
【0018】制動装置の入力部または出力部をなすシュ
ラウドの部分は、剛性及び耐摩耗性を高めるように、適
宜処理しておくのが望ましい。シュラウドは、1つの部
材または2つの部材で構成されており、その入力部また
は出力部は、作動中の流体の流れを妨害したり、作動特
性に悪影響を与えないように、シュラウドを十分に変形
することにより形成されている。
【0019】本発明の他の好ましい特徴として、次のい
ずれか、またはそれらを組み合わせたものがある。
【0020】−シュラウドは、少なくとも2つの部材か
らなり、これらの部材の少なくとも一方の一部は、制動
装置の入力部または出力部をなしている。−シュラウド
の2つの部材は、完全なシュラウドを形成するために、
相補的な形状となっている。−2つの部材を固定するた
めの固定手段が挿入されている。−固定手段は、ブレー
ドの一部であり、タービン翼車のシュラウドを引っかけ
係合するラグからなっている。−固定手段をなし、ブレ
ードの一部となっているラグは、タービン翼車のシュラ
ウドに形成された歯に保持されている。−固定手段は、
溶接連結または乾燥シーミング連結によるものである。
−制動装置の入力部または出力部は、シュラウドの一部
を加圧し、折り曲げて形成されている。−入力部または
出力部を加圧したことにより形成された、シュラウドの
アパーチャを閉塞するシール手段が設けられている。−
シール手段は、例えば合成材料で形成されたラグからな
っている。−一体型の入力部または出力部は、円周方向
に作用する弾性部材を案内する案内部を備えている。−
制動装置は、流体連結装置のケーシングの径方向外側に
設けられている。−制動装置の入力部または出力部は、
径方向最外周側に設けられ、タービン翼車の最上部をな
すシュラウドの2つの部材の一方からなっている。
【0021】本図面を参照して行う非限定的な実施例の
説明により、発明の他の特徴及び利点をよく理解しうる
と思う。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明による自動車の流体連結装
置は、一面板型、二面板型及び多面板型のいずれの流体
連結装置にも用いることができる。以下の説明におい
て、同一または類似する部材には、同一の符号を使用す
る。
【0023】また、明細書の詳細な説明及び特許請求の
範囲を容易に理解するために、限定的ではないが、図1
〜図5及び図6〜図9の左側を前部(前方)とし、右側
を後部(後方)とする。また、流体連結装置の回転軸
(X−X)に基づいて、軸方向及び径方向を定義する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施例である一面
板型の流体連結装置(10)の半断面図である。自動車
が自動変速機を有している場合、流体連結装置(10)
は、2本のシャフト、すなわち駆動シャフトと従動シャ
フトとを結合するようになっている。この場合、駆動シ
ャフト(図示しない)は、エンジンの出力シャフトであ
り、従動シャフトは、変速機の速度比を切り換えるため
の適宜の手段に連結されている。
【0025】公知のように、流体連結装置(10)は、
駆動シャフトに回転連結されているケーシング(12)
と、インパルス翼車(図示しない)と、従動シャフト
(16)をタービン翼車(18)と回転連結させるハブ
(14)とを備えている。
【0026】ケーシング(12)は、外周部が90°に
折り曲げられて、軸方向を向くスカートとなっている径
方向壁(20)を備えている。スカートの自由端は、対
称的なケーシング(12)の部分(図示しない)に、例
えばレーザー溶接しうるような形状とされている。
【0027】ケーシング(12)の径方向壁(20)の
形状は、軸方向の寸法と車両のエンジン室に流体連結装
置を取り付けるための必要性に応じて変化する。この場
合、径方向壁(20)の断面は、蛇行屈曲して、おおむ
ねV状に傾斜しており、そのため、径方向壁(20)は
剛性の高いものとなっている。
【0028】ケーシング(12)の後部外面には、駆動
シャフトを、例えば溶接により、駆動シャフトをケーシ
ング(12)に連結する手段が取り付けられている。こ
の連結手段は、ナットと一体型のセンタリング部材(2
2)とされている。エンジン(図示しない)への連結の
ために、ナットには、流体連結装置(10)を面板(図
示しない)に固定するねじが嵌合されるようになってい
る。
【0029】ハブ(14)の断面は、おおむねL字状と
なっており、径方向を向く第1アーム及び軸方向を向く
第2アームを備えている。第1アームは、径方向を向く
面板(24)である。
【0030】タービン翼車(18)のシュラウドまたは
シェルの径方向内周端は、本実施例ではリベット締めに
より、または変形例としては溶接により、面板(24)
の外周部に固定されている。そのため、面板(24)の
外周部には、前方凹入部(25)及び後方凹入部(2
6)が設けられている。
【0031】回転軸(X−X)と直交しているタービン
翼車(18)のシュラウド(28)の径方向内端部(2
8B)は、前方凹入部(25)の中心に位置している。
後方凹入部(26)の軸方向の深さは、一連のリベット
の後端における頭が、後方凹入部(26)の深さの範囲
内で軸方向に収まり、面板(24)の後面からはみ出さ
ないように定められている。
【0032】流体連結装置(10)の他の部材であるピ
ストン(30)は、ハブ(14)にできるだけ近接させ
て、軸方向に設けられている。
【0033】ハブ(14)と従動シャフト(16)にそ
れぞれ形成された軸方向の溝とスプラインとを一致させ
ることにより、これら2つの部材を回転連結させること
ができる。
【0034】ハブ(14)及び従動シャフト(16)
は、後方、すなわち図1の右側において、回転駆動手段
を備えている。ハブ(14)の内周面、及び従動シャフ
ト(16)の外周面に設けられた回転駆動手段は、ハブ
(14)と従動シャフト(16)とを連結した際、シー
ルリング(17)の取り付け部を形成する溝からなって
いる。従動シャフト(16)の後端外面は、面取りされ
ており、シールリング(17)を容易に挿入することが
できるようになっている。
【0035】また、この流体連結装置(10)は、ロッ
クアップクラッチを備えている。ロックアップクラッチ
は、自動車が始動し、駆動シャフトと従動シャフトとが
流体連結されると作動し、かつ損失出力を補償するため
に、所定のトルク値を越えると、タービン翼車(18)
とインパルス翼車とを滑り運動させ、出力を損失させな
いようになっている。
【0036】ロックアップクラッチは、ハブ(14)の
軸方向を向くアームに対して、軸方向に運動するように
取り付けられ、かつ、駆動シャフトと従動シャフトの連
結をロックするように、ケーシング(12)の径方向壁
(20)の前面に押し当てられるピストン(30)を備
えている。
【0037】ピストン(30)の内周端には、ハブ(1
4)と同様にL形状であり、かつ後方へ向かって軸方向
に延びるスリーブ(32)が設けられている。スリーブ
(32)は、断片またはリングからなるシール(31)
と協働するようになっている。シール(31)は、スリ
ーブ(32)により形成されたピストン(30)の内周
滑り面と、ハブ(14)の対向面との間に挿入され、制
御チャンバ(58)とタービンチャンバ(59)との間
をシールしている。
【0038】シール(31)は、ハブ(14)に保持さ
れているが、ピストン(30)に保持されるようにして
もよい。シール(31)は、ハブ(14)に形成された
環状溝(15)に取り付けられ、ハブ(14)の外周後
端には、シール(31)を容易に挿入できるようにする
ための面取りが施されている。
【0039】図1の第1の実施例において、ピストン
(30)は、第1の部分であるL字状の径方向アームに
より、また、V字状であって、ケーシング(12)の径
方向壁(20)に近接している第2の部分である中間部
により、径方向外側へ延びている。中間部は、前方へ延
びる高剛性のスカートが続く軸向きの第3の部分となっ
ている。
【0040】ケーシング(12)の径方向壁(20)と
接触しうるようになっているピストン(30)の第3の
部分には、少なくとも1つの摩擦ライナー(G)が、例
えば接着して取り付けられている。摩擦ライナー(G)
をケーシング(12)側に取り付けてもよい。
【0041】第1の実施例では、1つの摩擦ライナー
(G)が、ピストン(30)と径方向壁(20)との間
に挿入された一面板型となっている。しかし、他の形状
とすることも可能である。例えば、摩擦部材を挿入する
ことなく、表面を適切に処理して、直接に接触させるこ
とにより、摩擦を発生させるようにしてもよい。
【0042】摩擦ライナー(G)には、適用例に応じて
適宜の形状とした溝を設けてあるのが好ましい。この溝
により、ケーシング(12)の径方向壁(20)周辺の
冷却は改善され、かつ調節された摩擦力をもって、流体
連結装置(10)を動作させることができるようにな
る。
【0043】従動シャフト(16)には、後方自由端が
開口している軸方向孔が設けられている。軸方向孔は、
ケーシング(12)の径方向壁(20)とピストン(3
0)との間に軸方向に形成され、かつ油圧回路からの油
圧が供給されるようになっている制御チャンバ(58)
と連通している。
【0044】動作中に、インパルス翼車とタービン翼車
(18)とが流体連結されると、駆動シャフト(ケーシ
ング(12)により、インパルス翼車に連結されてい
る)は、ハブ(14)を介したロックアップクラッチに
より、タービン翼車(18)に連結された従動シャフト
(16)に固定連結される。
【0045】ロックアップクラッチは、ピストン(3
0)の片側、すなわち、軸方向後方に設けられた制御チ
ャンバ(58)と、前方に設けられたタービンチャンバ
(59)とにおける圧力を変化させることにより動作す
る。制御チャンバ(58)の後方位置では、ピストン
(30)と径方向壁(20)とがクラッチ係合し、ター
ビンチャンバ(59)の前方位置では解除される。
【0046】圧力をかけると、ピストン(30)は後方
へ移動し、径方向壁(20)に摩擦ライナー(G)が押
し当てられ、トルクは、タービン翼車(18)及びトル
クコンバータのインパルス翼車によってではなく、流体
連結装置(10)の制動装置(40)によって、ケーシ
ング(12)の径方向壁(20)からタービン翼車(1
8)へ伝達される。
【0047】第1の実施例では、制動装置(40)は、
リベット締めによりピストン(30)に固定された入力
部である駆動及びガイド部(41)と、タービン翼車
(18)のシュラウド(28)の少なくとも一部と一体
となっている出力部であるラグ(50)とを備えてい
る。
【0048】周方向に作用する弾性体であるコイルばね
(55)が、制動装置(40)の駆動及びガイド部(4
1)とラグ(50)との間に挿入されている。
【0049】駆動及びガイド部(41)は、第1の部分
である径方向部(42)と第2の部分である湾曲部(4
3)とを備えている。径方向部(42)は、固定及び回
転連結のためにピストン(30)にリベット締めされた
平らなリング部材である。湾曲部(43)は、半円状、
すなわち、ピストン(30)の剛性のスカートにより径
方向外側が区切られた空間に大部分が位置する半円環体
となっている。
【0050】湾曲部(43)は、凹状であり、後方、す
なわち、ケーシング(12)の径方向壁(20)へ向か
って軸方向に開口する、軸方向を向く溝、またはリブと
なっている。
【0051】湾曲部(43)の軸方向断面を示す図1か
らわかるように、湾曲部(43)は、外周側軸方向部
(44)を備えている。外周側軸方向部(44)は、円
錐台形状の接合部(46)により径方向部(42)に連
結されたアパーチャ(48)を有する環状リング状の前
方部(47)から、後方へ向かって延びている。
【0052】このアパーチャ(48)に、タービン翼車
(18)のシュラウド(28)の少なくとも一部と一体
となったラグ(50)が貫通しうるようになっている。
【0053】湾曲部(43)の断面は、C字状で、周方
向に作用するコイルばねの形状に対応しており、弓状そ
の他の一連のコイルばね(55)が嵌入されている。コ
イルばね(55)は、共通のピッチ円上に設けられ、そ
の直径は、外周側軸方向部(44)及び接合部(46)
との間に設けられた湾曲部(43)の垂直方向の長さよ
りもやや小さくなっている。
【0054】公知の原理により、コイルばね(55)
は、周方向に案内され、前方部(47)により軸方向に
保持されている。外周側軸方向部(44)の軸方向の長
さは、接合部(46)の長さより長くなっており、かつ
回転軸(X−X)に向かってやや傾斜しており、コイル
ばね(55)を、湾曲部(43)により区切られた中空
部に容易に嵌入させることができるようになっている。
【0055】コイルばね(55)は、ラグ(50)と、
湾曲部(43)の一部である一連の駆動ラグ(144)
(146)との間で作用する。このように、湾曲部(4
3)は、駆動ラグ(144)(146)により形成され
た係合面である2重係合領域を備えている。この2重係
合領域は、互いに対向しており、外周側軸方向部(4
4)及び接合部(46)のそれぞれにおいて、湾曲部
(43)を径方向内側に、スタンピングまたは加圧形成
されている。
【0056】ラグ(50)は、タービン翼車(18)の
シュラウド(28)の一部と一体となっている。
【0057】図1からわかるように、シュラウド(2
8)は、第1の部分である径方向外端部(28A)、及
び第2の部分である径方向内端部(28B)を備えてい
る。
【0058】径方向外端部(28A)は、径方向外周部
に形成され、タービン翼車(18)の上部をなしてい
る。コイルばね(55)の係合部材、すなわち、制動装
置(40)の出力部をなすラグ(50)は、回転軸(X
−X)とおおむね平行に延びるラグ(50)を形成する
ように折り曲げられた、径方向内周側へ延びる部分によ
り区切られている。
【0059】ラグ(50)は、コイルばね(55)との
接触領域において、コイルばね(55)を中心に位置さ
せて保持するパッドを有しているのが好ましい。このパ
ッドを、ラグ(50)の各縁から延び、ラグ(50)と
隣接する各コイルばね(55)の開口端の内側へ貫通さ
せる。
【0060】径方向内端部(28B)は、シュラウド
(28)の主要な部材であり、かつ下方の部分をなして
いる。径方向端部(28A)(28B)により、シュラ
ウド(28)の形状は完全となり、流体特性が最適化さ
れる。
【0061】径方向端部(28A)(28B)は、ブレ
ード(38)により保持されている。そのため、ブレー
ド(38)は、シュラウド(28)に引掛け係合して固
定するための固定ラグ(138)を有している。固定ラ
グ(138)は、シュラウド(28)の後方へ突出して
いるのが好ましい。
【0062】ブレード(38)の固定ラグ(138)
は、シュラウド(28)の径方向端部(28A)(28
B)を結合する固定手段をなしている。ブレード(3
8)は、径方向を向く複数の固定ラグ(138)を有し
ているのが好ましい。
【0063】図1では、固定ラグ(138)は3つ設け
られているが、シュラウド(28)の各径方向端部(2
8A)(28B)に、少なくとも2つの固定ラグ(13
8)を設けてもよい。
【0064】図1に示すように、追加的な連結手段が設
けられている。特に、ラグ(50)の領域において、シ
ュラウド(28)の径方向外端部(28A)と、径方向
内端部(28B)とを溶接することができる。この場合
には、各ラグ(50)はスポット溶接される。
【0065】これに代わり、2つの径方向端部(28
A)(28B)の接合領域において、タービン翼車(1
8)の外周に溶接シームを形成してもよい。このように
溶接すると、作動中に、径方向端部(28A)(28
B)の接合領域において発生する漏れを防止するという
利点が得られる。
【0066】図2は、図1と同様の径方向外周の部分断
面図であり、第1の変形例を示している。図2におい
て、最外周側にあるブレード(38)の固定ラグ(13
8)は、シュラウド(28)の径方向端部(28A)
(28B)の接合領域において、径方向に位置してい
る。そのため、固定ラグ(138)は、上述したと同様
の溶接により、径方向端部(28A)(28B)ととも
に固定されている。
【0067】図3は、第2の変形例を示している。完全
なシェル形状となるように、シュラウド(28)の2つ
の径方向端部(28A)(28B)は、相補的な形状と
なっている。そのため、径方向端部(28A)(28
B)の対向する部分は、前記形状をなすために、交互配
置された鋸状となっている。
【0068】径方向端部(28A)(28B)は、重な
っておらず、タービン翼車(18)は、シュラウド(2
8)の厚さに対応する1枚の金属厚さだけを有してい
る。前述したと同じように、径方向端部(28A)(2
8B)は、溶接シームにより互いに溶接されている。
【0069】図4は、第3の変形例を示している。径方
向端部(28A)(28B)は、溶接ではなく、シーミ
ング接合されている。径方向外端部(28A)の下端
は、制動装置(40)のコイルばね(55)のラグ(5
0)が延長された折曲げ領域において、径方向内端部
(28B)の上端にシーミングされている。また、径方
向外端部(28A)の端を、径方向内端部(28B)に
シーミングしてもよい。
【0070】図5及び図5Aは、第4の変形例を示して
いる。図5において、径方向最外周側に位置し、シュラ
ウド(28)の径方向外端部(28A)に引っかけ固定
されているタービン翼車(18)のブレード(38)の
固定ラグ(138)は、径方向外端部(28A)に形成
された歯(538)を貫通している。
【0071】歯(538)は、固定ラグ(138)を定
位置に保持している。図5Aには、歯(538)及び固
定ラグ(138)を示してある。この場合、シュラウド
(28)の径方向端部(28A)(28B)は溶接され
ていない。
【0072】このように、ブレード(38)の固定ラグ
(138)は、シュラウド(28)の2つの径方向端部
(28A)(28B)を固定するだけの手段となってい
る。
【0073】図6は、第5の変形例を示している。図6
において、出力部材であるラグ(50)は、シュラウド
(28)の径方向内端部(28B)と一体形成されてい
る。
【0074】上述したいくつかの変形例を組み合わせて
もよい。すなわち、図1〜図5における制動装置(4
0)の出力部材(50)を、図6のように、シュラウド
(28)の径方向内端部(28B)と一体形成してもよ
い。
【0075】図7は、本発明の第2の実施例を示してい
る。タービン翼車(18)のシュラウド(28)は、一
体形成されている。制動装置(40)の出力部は、シュ
ラウド(28)の少なくとも一部と一体をなすラグ(5
0)からなっている。
【0076】ラグ(50)は加圧して、シュラウド(2
8)に形成され、加圧形成部の折り曲げ部と連通してい
る。そのため、ラグ(50)は、おおむね後方へ向かっ
て軸方向に延び、湾曲部(43)に形成されたアパーチ
ャ(48)を通過している。シュラウド(28)は、ラ
グが加圧された各領域の代わりに、タービン翼車(1
8)をタービンチャンバ(59)と連通させるアパーチ
ャ(718)を備えている。
【0077】タービン翼車(18)を良好に、かつ確実
に動作させるために、シール手段であるプラグ(72
8)が、ラグ(50)を加圧することにより形成された
アパーチャ(718)を閉塞している。図7に示すよう
に、プラグ(728)は、例えば、クリッピングによ
り、シュラウド(28)に取り付けられたプラスチック
材料で形成されている。
【0078】図8及び図9は、2面板型の流体連結装置
の主要部材を示す軸線方向断面図であり、それぞれ第3
及び第4の実施例を示している。
【0079】図8及び図9に示す流体連結装置(10)
は、ピストン(30)とケーシング(12)の径方向壁
(20)との間に把持された摩擦ディスク(52)を備
えている。摩擦ディスク(52)は、ピストン(30)
と径方向壁(20)との間に軸方向に挿入され、前面及
び後面において、公知のように摩擦ライナー(G)を有
している。
【0080】第1の実施例の変形例を、第3及び第4の
実施例に適用することも可能である。
【0081】ピストン(30)は、国際特許公開第96-1
4526号公報及び第99-45294号公報に示されているような
公知の手段により、ケーシング(12)の径方向壁(2
0)に回転連結されている。
【0082】連結手段は、円周方向に離れ、接線方向を
向く可撓性舌片(80)からなっている。1つ以上の一
連の可撓性舌片(80)が挟み込まれ、ピストン(3
0)とケーシング(12)の径方向壁(20)との間
に、可撓性舌片(80)の各端が固定されている。可撓
性舌片(80)は、弾性変形することにより、ピストン
(30)を軸方向、すなわち、直線運動させるように案
内している。
【0083】可撓性舌片(80)の数は、特定の用途に
基づくが、円周方向に所定の間隔だけ離れているのが好
ましい。可撓性舌片(80)を横方向に向け、三角形状
または四角形状としたり、接線方向に向けることもでき
る。
【0084】可撓性舌片(80)の第1の端は、径方向
壁(20)と一体形成されたリベット(84)により、
径方向壁(20)に固定されたクラウン状のリング(8
2)を介して、ケーシング(12)の径方向壁(20)
に連結されている。可撓性舌片(80)の第2の端は、
他のリベットによりピストン(30)に固定されてい
る。
【0085】ピストン(30)をケーシング(12)に
取り付けること自体は公知である。第1に、可撓性舌片
(80)を、リング(82)及びピストン(30)に引
っかけ係合し、第2に、リング(82)を、径方向壁
(20)に固定する。
【0086】第2の作業を行うために、リベット(8
4)とおおむね並列して、ピストン(30)にスルーホ
ール(30T)が形成されている。スルーホール(30
T)は、固定具または取り付け具により、リベット(8
4)へアクセス可能とするアパーチャをなしている。
【0087】制御チャンバ(58)とタービンチャンバ
(59)との間を閉塞するために、ピストン(30)を
ケーシング(12)に取り付けた後、例えば、プラグ
(85)により、ピストン(30)上で円周方向に離れ
たスルーホール(30T)を閉塞する。
【0088】図8の第3の実施例において、制動装置
(40)は、円周方向に作用するコイルばね(55)を
案内する2つの案内リングを備えている。径方向外周側
の第1案内リング(843)は、摩擦ディスク(52)
に合わせ係合して回転連結されている。この場合の連結
は、ほぞとほぞ穴型であり、第1案内リング(843)
の後端部が摩擦ディスク(52)の径方向外周部と噛合
するようになっている。
【0089】第2案内リング(850)は、シュラウド
(28)及びタービン翼車(18)の一部と一体形成さ
れている。シュラウド(28)は、図1のように、2つ
の径方向端部(28A)(28B)からなっている。
【0090】コイルばね(55)が、制動装置(40)
の出力部を構成する第2案内リング(850)と制動装
置(40)の入力部を構成する第1案内リング(84
3)との間に挿入されている。各案内リング(843)
(850)は、おおむね環状であり、コイルばね(5
5)を案内する溝を形成している。また、案内リング
(843)(850)と、加圧形成された湾曲部(4
3)及びラグ(50)のそれぞれは、制動装置(84
0)のコイルばね(55)上で係合している。
【0091】制動装置(840)を、図1に示す流体連
結装置(10)と一体形成、すなわち、第1案内リング
(843)をピストン(30)に固定し、摩擦ディスク
(52)を省き、一面板型の流体連結装置としてもよ
い。
【0092】第1案内リング(843)は、第2案内リ
ング(850)の後端に形成された溝と協働する第1案
内リング(843)の加圧形成された部材により、第2
案内リング(850)と軸方向に合わせ係合されてい
る。軸方向に連結することにより、案内リング(84
3)(850)を、互いに、及び、コイルばね(55)
に対して位置させることができる。
【0093】図9の第4の実施例においては、流体連結
装置(10)は、図8と同じく二面板型となっている
が、制動装置(940)の構造が異なっている。制動装
置(940)は、コイルばね(55)が係合している加
圧形成された第1係合部材(944)、及び第2係合部
材(946)により構成された出力部を備えている。両
係合部材(944)(946)は、コイルばね(55)
の係合部材である。
【0094】シュラウド(28)は、第1係合部材(9
44)が形成された径方向外端部(28A)と、第2係
合部材(946)が形成された径方向内端部(28B)
とからなっている。
【0095】加圧形成された係合部材(944)(94
6)は、おおむね径方向を向いて、対向しており、シュ
ラウド(28)の径方向端部(28A)(28B)の外
周側軸方向部(44)及び接合部(46)に形成されて
いる。接合部(46)は、径方向外側へ延び、コイルば
ね(55)を軸方向に保持している。
【0096】シュラウド(28)を構成する2つの径方
向端部(28A)(28B)は、径方向内端部(28
B)の接合部(46)にリベット締めされた径方向外端
部(28A)の外周側軸方向部(44)の端を備える連
結手段により、相互に連結されている。
【0097】制動装置(940)の入力部材は、逆L形
状の断面を有する径方向板部(950)である。径方向
板部(950)の第1の部分は、径方向内側へ延び、コ
イルばね(55)と接触しており、第2の部分は、後方
へ向かって軸方向に延び、摩擦ディスク(52)と回転
連結している。
【0098】適用される流体連結装置(10)の態様に
応じて、制動装置(940)の入力部と出力部とを逆に
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による流体連結装置の第1の実施例を示
す軸方向半断面図であり、主要な部材と少なくとも2つ
の部材からなるタービン翼車のシュラウドを示してい
る。
【図2】第1の変形例を示す流体連結装置の径方向の外
周部の部分断面図である。
【図3】第2の変形例を示す流体連結装置の径方向の外
周部の部分断面図である。
【図4】第3の変形例を示す流体連結装置の径方向の外
周部の部分断面図である。
【図5】第4の変形例を示す流体連結装置の径方向の外
周部の部分断面図であり、図5Aは図5の上部を示す部
分斜視図である。
【図6】第5の変形例を示す流体連結装置の径方向の外
周部の部分断面図である。
【図7】シュラウドが一体型である、本発明による流体
連結装置の第2の実施例を示す径方向の外周部の部分断
面図である。
【図8】本発明による二枚板型の流体連結装置の第3の
実施例を示す軸方向の半断面図であり、主要な部材を示
している。
【図9】本発明による流体連結装置の第4の実施例を示
す軸方向の半断面図である。
【符号の説明】
10 流体連結装置 12 ケーシング 14 ハブ 15 環状溝 16 従動シャフト 17 シールリング 18 タービン翼車 20 径方向壁 22 センタリング部材 24 面板 25 前方凹入部 26 後方凹入部 28 シュラウド 28A 径方向外端部 28B 径方向内端部 30 ピストン 30T スルーホール 31 シール 32 スリーブ 38 ブレード 40 制動装置 41 駆動及びガイド部 42 径方向部 43 湾曲部 44 外周側軸方向部 46 接合部 47 前方部 48 アパーチャ 50 ラグ 52 摩擦ディスク 55 コイルばね 58 制御チャンバ 59 タービンチャンバ 80 可撓性舌片 82 リング 84 リベット 138 固定ラグ 144、146 駆動ラグ 538 歯 718 アパーチャ 728 プラグ 840 制動装置 843 第1案内リング 850 第2案内リング 940 制動装置 944 第1係合部材 946 第2係合部材 950 径方向板部
フロントページの続き (72)発明者 アレクサンドル デプラエトゥ フランス国 80000 アミアン リュ レ オン ブルム 19 (72)発明者 ダニエル サトンヌ フランス国 80000 アミアン リュ デ マジョ 15 (72)発明者 ノルベール テルメノン フランス国 80000 アミアン リュ ト ゥルパン 2 (72)発明者 ロエル ヴェルホー フランス国 60190 グールネ シュル アロンドゥ リュ ブリュヌ 2

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半円環体をなし、シュラウド(28)に
    より包囲されたブレード(38)を備える少なくとも1
    つのタービン翼車(18)と、 少なくとも1つの入力部、出力部、及び入力部と出力部
    との間に作動的に挿入され、円周方向に作用する可撓性
    部材(55)を備える少なくとも1つの弾性的な制動装
    置(40)とを備える自動車の流体連結装置において、 制動装置(40)の入力部または出力部を、タービン翼
    車(18)のシュラウド(28)の少なくとも1つのラ
    グ(50)と一体形成してあることを特徴とする流体連
    結装置。
  2. 【請求項2】 シュラウド(28)は、少なくとも2つ
    の径方向端部(28A)(28B)を有し、前記径方向
    端部(28A)(28B)の少なくとも一方におけるラ
    グ(50)は、制動装置(40)の入力部または出力部
    をなしていることを特徴とする、請求項1に記載の流体
    連結装置。
  3. 【請求項3】 シュラウド(28)の2つの径方向端部
    (28A)(28B)は、完全なシュラウド(28)の
    形状とするために、相補的な形状となっていることを特
    徴とする、請求項2に記載の流体連結装置。
  4. 【請求項4】 2つの径方向端部(28A)(28B)
    を固定する固定手段を挿入してあることを特徴とする、
    請求項2または3のいずれかに記載の流体連結装置。
  5. 【請求項5】 固定手段は、ブレード(38)の一部で
    あり、タービン翼車(18)のシュラウド(28)に引
    っかけ係合するようになっている固定ラグ(138)か
    らなっていることを特徴とする、請求項4に記載の流体
    連結装置。
  6. 【請求項6】 固定手段をなし、ブレード(38)の一
    部である固定ラグ(138)を、タービン翼車(18)
    のシュラウド(28)に形成された歯(538)により
    保持したことを特徴とする、請求項5に記載の流体連結
    装置。
  7. 【請求項7】 固定手段は、溶接連結または乾燥シーム
    連結によるものである、請求項5または6に記載の流体
    連結装置。
  8. 【請求項8】 制動装置(40)の入力部または出力部
    を、シュラウド(28)の一部を加圧し、かつ折り曲げ
    て形成したことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか
    に記載の流体連結装置。
  9. 【請求項9】 入力部または出力部を加圧形成すること
    により形成された、シュラウド(28)のアパーチャ
    (718)を閉塞するシール手段(728)を設けた、
    請求項8に記載の流体連結装置。
  10. 【請求項10】 シール手段は、例えば合成材料で形成
    されたプラグ(728)からなっていることを特徴とす
    る、請求項9に記載の流体連結装置。
  11. 【請求項11】 一体型の入力部または出力部は、円周
    方向に作用する可撓性部材(55)を案内する湾曲部
    (43)を備えていることを特徴とする、請求項1〜1
    0のいずれかに記載の流体連結装置。
  12. 【請求項12】 制動装置(40)を、ケーシング(1
    2)の径方向の外端部に設けたことを特徴とする、請求
    項1〜11のいずれかに記載の流体連結装置。
  13. 【請求項13】 制動装置(40)の入力部または出力
    部は、径方向最外周側に位置し、タービン翼車(18)
    の最上部をなしているシュラウド(28)の2つの径方
    向端部(28A)(28B)の一方からなっている、請
    求項2に従属する請求項12に記載の流体連結装置。
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