JP4370249B2 - 流体力学的結合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体力学的結合装置、例えば自動車用流体力学的結合装置に関する。
従来、例えばフランス国特許出願第FR-A-2,765,939号および米国特許第5,975,561号により、
駆動シャフトおよびインペラーホイールに回転自在に接続する第1シェルから形成されたケーシングと、
被動シャフトに回転自在に接続できるタービンハブに、遊びなく接続して、回転自在に固定されたタービンホイールと、
前記ケーシングの第2シェルと前記被動シャフトとを切り離し自在に接続するように軸方向に移動でき、最初に、第1接続部品により前記第2ケーシングシェルに回転自在に固定され、第2に、第2接続部品によりダンピング装置の入力要素に回転自在に固定される少なくとも1つの摩擦ディスクをクランプするピストンを備えた、駆動シャフトと被動シャフトとの結合をロックするクラッチとを備え、
前記ダンピング装置が入力要素を形成する2つのガイドワッシャーと前記被動シャフトに回転自在に固定され、出力要素を形成するダンパープレートとの間に挟持された、円周方向に作用する弾性部材を備え、ストッパー手段によって回転角方向の移動能力が制限された状態で、前記入力要素と出力要素とが回転自在に接続されており、流体をケーシングに供給するチャンネルと流体を排出するチャンネルとを備えるタイプの、自動車用の流体力学的結合装置は、公知となっている。
この流体力学的結合装置は、3チャンネルタイプとなっている。すなわち、各装置の流体回路は、流体をコンバータに供給するための第1のチャンネルと、第2の排出チャンネルと、ピストンを軸方向に移動させるためにロッキングクラッチピストンの制御チャンバに流体を供給するべく、コンバータの第1のチャンネルと第2のチャンネルとから独立している第3のチャンネルとを備えている。
一般に、供給チャンネルは、インペラホイールとタービンホイールとの間において、コンバータ内に流体を流入させ、次に流体は、タービンホイールとケーシングの第2シェルとの間のラジアル空間を通過して、コンバータから外部へ排出される。
次に流体は、タービンと第2シェルとの間の軸方向空間において、径方向内側に循環し、排出チャンネルを通って排出される。排出チャンネルは、例えば駆動シャフトと中心反作用ホイールを支持する反作用スリーブとの間に配置されている。
流体が排出チャンネルに向かう場合、流体は、ラジアル開口部を備えたロックアップクラッチを径方向に通過し、ダンピング装置の内部において、径方向かつ軸方向に循環する。
クラッチがロックされ、スリップ状態となると、すなわち、摩擦ディスクに抗して、ピストンが係合方向に制御されると、クラッチを制御するのに最大可能な量の流体をクラッチに通過させなければならない。
しかし、クラッチとタービンホイールとの間の軸方向空間を多量の流体が通過し、クラッチを通過しないで、ダンピング装置を通過することが分かっている。このことは、クラッチを冷却する上で致命的である。
結合装置が機能する間、ケーシングは、流体の圧力により膨張することによって変形し、クラッチとタービンホイールとの間の軸方向空間の大きさが増加するときに、この現象は、いっそう生じ易い。
本発明は、特に、簡単で、かつ経済的な解決案を提供することにより、上記した欠点を解消しようとするものである。
この目的のために、本発明は
駆動シャフトおよびインペラーホイールを回転自在に接続する第1シェルから形成されたケーシングと、
被動シャフトに回転自在に接続しうるタービンハブに、遊びなく接続して、回転自在に固定されたタービンホイールと、
前記ケーシングの第2シェルと前記被動シャフトとを切り離し自在に接続するように、軸方向に移動でき、最初に第1接続部品により、前記第2ケーシングシェルに回転自在に固定され、第2に、第2接続部品によりダンピング装置の入力要素に回転自在に固定される少なくとも1つの摩擦ディスクをクランプするピストンを備えた、駆動シャフトと被動シャフトとの結合をロックするクラッチとを備え、
前記ダンピング装置が、入力要素を形成する2つのガイドワッシャーと前記被動シャフトに回転自在に固定され、出力要素を形成するダンパープレートとの間に挟持された、円周方向に作用する弾性部材を備え、ストッパー手段によって、回転角方向の移動能力が制限された状態で前記入力要素と出力要素とが回転自在に接続されており、流体をケーシングに供給するチャンネルと流体を排出するチャンネルとを備えるタイプの、自動車用の流体力学的結合装置において、
前記ダンピング装置が、前記前方ガイドワッシャーと前記ダンパープレートとの間に位置する少なくとも軸方向前方空間の内部において、ほぼ径方向の流体の循環を制限し、もって、前記供給チャンネルから前記ロックアップクラッチを介する前記排出チャンネルまでの流体の循環を促進するための手段を備えることを特徴とする流体力学的結合装置を提案するものである。
本発明の他の特徴は、次のとおりである。
流体の循環を制限するための前記手段は、少なくとも1つの軸方向に作用する前方弾性ワッシャーを備え、この弾性ワッシャーは、前記ダンピング装置の軸方向前方空間内の流体の径方向の循環に対するバリアを形成するよう、前記ダンパープレートと前記前方ガイドワッシャーとの間に軸方向に挟持されている。
流体の循環を制限するための前記手段は、少なくとも1つの軸方向に作用する後方弾性ワッシャーを備え、この弾性ワッシャーは、前記ダンパープレートと後方を向くラジアル表面との間に、軸方向に挟持されて、前記弾性部材に対して径方向内側に配置されており、前記ダンパープレートと前記後方ガイドワッシャーとの間に位置する前記軸方向後方空間の内部における流体の径方向の循環に対するバリアを形成するようになっている。
各弾性ワッシャーは、切頭円錐形ワッシャーである。
関連する前記ガイドワッシャーまたは前記ダンパープレート内に形成された相補的センタリングプロフィルにより、前記弾性ワッシャーは、軸線に対してセンタリングされている。
前記センタリングプロフィルは、関連する前記ガイドワッシャーまたは前記ダンパープレート上に回転角方向に分散されたセンタリングレリーフを形成するいくつかのストライクを備えている。
前記後方ガイドワッシャーは、前記タービンハブに回転自在に固定されている。
前記後方ガイドワッシャーの内周部および前記タービンハブの外周部によりそれぞれ支持された歯による噛み合いにより、前記ガイドワッシャーと前記タービンハブとが、回転自在に一体的となっている。
前記タービンハブは、前記軸方向後方空間内の流体の径方向の循環を防止するよう、前記ダンパープレートの背面に軸方向に当接する連続した環状ラジアル表面を含んでいる。
前記ダンパープレートと前記タービンハブの正面との間に、軸方向に前記後方弾性ワッシャーが挟持されている。
後方弾性ワッシャーまたは弾性ワッシャーと接触し易い前記タービンハブの表面を、硬度が増すように処理してある。
前記弾性部材に整合するように位置する前記前方ガイドワッシャーの中心部分または前記後方ガイドワッシャーの前記中心部分は、中実であり、そのため、流体は前記ガイドワッシャーの中心部分を通過することにより、関連する軸方向空間を流れることができない。
前記ダンピング装置は、前記円周方向に作用する弾性部材のための当接表面を形成するよう、前記ガイドワッシャーの前記中心部分内に配置されたカップのペアを含んでいる。
各ガイドワッシャーは、連続する外周エッジを備え、前記2つの外側エッジは、前記ダンピング装置の外周部を閉じるように隣接している。
前記ガイドワッシャーのうちの1つの外周エッジは、オイルの流れを前記クラッチに向けて転流させるデフレクタにより、軸方向後方に向いて延びている。
前記デフレクタは、前記ダンピング装置の外周部と前記タービンホイールとの間の軸方向空間を最小にする環状スカートを形成している。
前記デフレクタは、単一部品の後方ガイドワッシャーの径方向外側延長部により形成されている。
前記前方ガイドワッシャーおよび前記ダンパープレートは、軸方向ドリル孔を有し、これらの孔は、前記クラッチを介して、前記排出チャンネルまで通過したオイルの流れの循環を促進するために互いにほぼ軸方向に対向するように配置されている。
前記タービンハブは、前記クラッチを介して、前記排出チャンネルまで通過したオイルの流れの循環を容易にするために、内周部の近くに位置する軸方向通路を備えている。
前記軸方向通路は、軸方向の溝として形成されている。
添付図面を参照しながら次の詳細な説明を読めば、本発明の上記以外の特徴および利点が明らかとなると思う。
以下の記載において、同様な、または類似する部材は、同じ符号を付してある。
次の説明および請求の範囲の理解を容易にするために、図1および同様の図における左および右を、それぞれ「前方」および「後方」とし、かつ流体力学的結合装置の回転軸線X−Xに対する「軸方向−径方向」および「外部−内部」の表現を、非限定的に使用するものとする。
現在の技術水準から分かるように、図1に示す流体力学的結合装置10は、トルクコンバータ1とロックアップクラッチ16とを備え、これらは、シールされた同じケーシング内に配置され、オイルのような流体が充填された、前方シェル2および後方シェル1の形態をした2つの部品となっている。
シェル1、2は、溶接して組み立てることが好ましい。
トルクコンバータ14は、後方インペラホイール11と、前方タービンホイール12と、中心反作用ホイール13とを備えている。
インペラホイール11は、前方ドライブシェル2にシールされた状態で固定された後方シェル1によって支持されたブレード11aを有し、シェル1は、駆動シャフトA1に回転自在に接続できるようになっている。
タービンホイール12は、インペラホイール11のブレード11aに向くブレード12aを備え、このタービンホイールは、タービンハブ18に回転自在に接続されている。タービンハブ18は、本例では、ダンピング装置22に、装置10の軸線X−Xに同軸状の被動シャフトA2に、回転自在に接続できるようになっている。
自動車に用いる場合、駆動シャフトA1は、自動車の内燃機関のクランクシャフトであり、被動シャフトA2は、ギア比変更手段に接続された自動車の変速機の入力シャフトである。
タービンホイール12は、タービンハブ18に対して遊びなく接続されて、回転自在に固定されている。タービンホイール12とタービンハブ18との間の接続は、本例では、タービンホイール12の内周部の前方ラジアル表面22と、軸方向を向くタービンハブ18の後方ラジアル表面24とを、摩擦溶接することにより達成される。
当然ながら、タービンホイール12とタービンハブ18との接続は、他の手段、例えばリベット締め、またはクリンプ留めによっても達成できる。
タービンハブ18は、入力要素26、28と出力要素29とを含むダンピング装置20、すなわちダンパーにより、被動シャフトA2に回転自在に接続されてるようになっている。
ダンパー20の入力要素は、本例では、ガイドワッシャー26、28から成り、そのうちの一方は、後方ガイドワッシャー26であり、タービンハブ18と係合することにより、遊びを生じることなく、回転自在に接続されている。
この目的のために、タービンハブ18の外周部のエッジは、歯30を備え、この歯は、径方向外側に向かって延びるとともに、後方ガイドワッシャー26の内周エッジによって支持された相補的歯32と協働するようになっている。
タービンハブ18の歯30の軸方向の厚さは、後方ガイドワッシャー26の歯32の軸方向の厚さよりも厚く、後方ガイドワッシャー26の歯32と、タービンハブ18上の歯30との噛合による接触を維持しながら、後方ガイドワッシャー26は、前方または後方に移動できる軸方向の自由度を有するようになっていることが理解できると思う。
ガイドワッシャー26、28は、図2から分かるように、軸線X−Xを中心として、一定間隔に分散された回転角方向の隣接セクター38を備える外周エッジ34、36によって、互いに回転自在に固定されている。
隣接する回転角方向セクター38は、本例では、リベット40により、対向するラジアル面を介して互いに押圧されている。
押圧されている回転角方向セクター38は、これらのセクターの間で、ガイドおよび停止ノッチ42の円周方向の境界を定めている。各ノッチ42は、ダンパー20の出力要素を形成するダンパープレート29の外周エッジ48と、径方向に整合するように形成された関連するラジアルラグ44の回転角方向の移動を可能にするようになっている。
各ノッチ42は、関連するラジアルラグ44のための停止表面を形成する円周方向に対向する2つのラジアルエッジ48、50を備えている。
従って、ラジアルラグ44が停止表面48、50に当接することによって、ガイドワッシャー26、28とダンパープレート29との間の回転角方向の相対的停止位置が決定される。
従って、タービンホイール12によってタービンハブ18へ伝えられるトルクは、ダンパー20の入力要素を形成するガイドワッシャー26、28へ伝えられ、次に、ダンパープレート29による回転角方向の停止位置まで、ガイドワッシャー26、28が回転角方向に移動した後は、円周方向に作用する弾性部材50により、ダンパー20の出力要素を形成するダンパープレート29へ伝えられる。
ガイドワッシャー26、28とダンパープレート29との間には、円周方向に作用する弾性部材50が挟持されている。このようにするために、ダンパープレート29は、ウィンドー52を有し、このウィンドー52内に、弾性部材50が取り付けられている。
ガイドワッシャー26、28は、中心ガイド部品54、56を有し、この中心ガイド部品には、ダンパープレート29内のウィンドー52と整合するように位置するウィンドー58、60が設けられている。
弾性部材50は、ガイドワッシャー26、28内のウィンドー58、60のラジアルエッジ62、64、およびダンパープレート29内のウィンドー52のラジアルエッジ66、68に、それぞれ当接している。弾性部材50は、ガイドワッシャー26、28内のウィンドー58、60の円周方向を向くエッジにより、軸方向に保持されている。
こうして、弾性部材50は、回転角方向の停止位置までのガイドワッシャー26、28内のノッチ42内のダンパープレート29のラジアルラグ44の円周方向の運動によって決定される相対的回転角方向の運動を行う程度まで、ダンパー20の入力要素26、28と出力要素29との間で、円周方向の作用を受ける。
ダンパープレート29は、出力ハブ70との係合により、遊びを生じることなく、回転角方向に固定されており、出力ハブ70は、本例では、フルート溝72により、被動シャフトA2に回転自在に接続されている。
当然ながら、変形実施例(図示せず)によれば、ダンパー20の出力要素を形成するダンパープレート29を、出力ハブ70と一体的な部品で製造できる。
装置10は、前方にシールされたチャンバ74を備え、このチャンバの軸方向の境界は、ケーシングの前方シェル2およびピストン76によって定められている。ピストン76は、チャンバ74内の油圧の作用により、本例では、マルチディスクタイプのクラッチ16を軸方向にクランプできるよう、軸方向に移動できる。
図1に示すように、クラッチ16は、複数のプレート78と、2つの連続するプレート78の間に軸方向に挟持された摩擦ディスク80とを備え、各摩擦ディスク80の正面および背面には、摩擦ライニングが設けられている。
プレート78は、それらの径方向外周部に歯または他の手段を備え、この歯は、協働により、プレート78を第1接続部品82に回転自在に接続するようになっている。この第1接続部品82は、シェル2に回転自在に固定されており、シェル2には、接続部品が、例えば溶接によって取り付けられている。
ディスク80は、プレート78と同様に径方向内周部に係合手段を備え、この係合手段は、ダンパー20の入力、例えば前方ガイドワッシャー28に回転自在に固定された第2接続部品84に、接続するようになっている。
第2接続部品84は、本例では、軸方向後端部にラジアル部分を備え、このラジアル部分は、リベット88により前方ガイドワッシャー28の正面に固定されている。
変形例では、他の手段、特に摩擦溶着によって、前方ガイドワッシャー28に第2接続部品84を固定してもよい。
ピストン76は、その径方向外周部に環状溝を備え、この溝には、第1ダイナミックシール手段、例えば第1接続部品82の対向する軸方向表面と協働するセグメント90が取り付けられている。またピストン76は、この径方向内周部に第2ダイナミックシール手段、例えばセグメント92と協働できる表面を有し、このシール手段は、ピストン76を囲むハブ、すなわちセンタリング装置94内の環状溝内に取り付けられており、このセンタリング装置には、セグメント92が噛合により回転自在に接続されている。
こうして、ダイナミックシール手段90、92は、中空シャフト、本例では、被動シャフト82によってオイルが供給されるチャンバ74の境界を定め、センタリング装置94内には、適当なラジアル通路96が設けられている。
本例では、装置は、3チャンネルタイプのものである。すなわち、装置は、コンバータ14の流体回路に流体を供給する第1チャンネルV1と、第2出口チャンネルV2と、ピストン76を軸方向に移動させるよう、チャンバ74に流体を供給する第3チャンネルV3とを備え、この第3チャンネルV3は、コンバータ14の第1チャンネルV1および第2チャンネルV2から独立している。
次に、流体結合装置10の機能について説明する。
コンバータ位相と称される第1の作動位相では、駆動シャフトA1のトルクはインペラホイール11へ伝達され、インペラホイール11は、ブレード11aと12aとの間にオイルを循環させることにより、タービンホイール12を駆動する。
このコンバータ位相中、ダンパー20は、実際にはエンジンの規則的な回転から生じるねじり振動をダンピングする役割は果たさない。その理由は、ねじり振動は、主にコンバータ14によりオイル内で除去されるからである。その理由は、エンジンのトルクの伝達は、コンバータ14内のオイルの運動エネルギーによって行われ、ダンパー20は、単にタービンホイール12から出力シャフト70へトルクを伝達するにすぎないからである。
結合位相と称される第2の位相では、ケーシング1、2のシールされたチャンバ74にオイルが供給されるので、ピストン76は、チャンバ74内の油圧の作用によって、クラッチ16に抗して後方に向いた軸方向の圧力を発生させ、駆動シャフトA1と被動シャフトA2とを結合する。
クラッチ16は、一般に自動車がスタートし、駆動シャフトA1と被動シャフトA2とが流体結合した後に作動され、タービン12とインペラホイール11との間のスリップ現象によって生じる効率の損失を防止するようになっている。
係合状態、すなわち、ピストン76がマルチディスククラッチ16により、摩擦ディスク80をクランプすると、駆動シャフト81のトルクは、まずガイドワッシャー26、28へ伝達され、次に弾性部材50によって、ダンパープレート29へ伝達される。
弾性部材50は、ねじり振動をダンピングし、次にガイドワッシャー26、28とダンパー20のダンパープレート29との間の遊びの生じた接続部が、回転角方向に運動した後、ダンパープレート29へトルクが伝達される。ダンパープレート29は、ハブ70により被動シャフト82に回転自在に接続されている。
かかる流体力学的結合装置10の実施および機能に関するより詳細については、フランス国特許出願第FR-A-2,765,939号および米国特許第5,975,561号のいずれかまたは双方を参考とすることができる。
次に、互いの差異につき、主に本発明の種々の実施例について説明する。
本発明によれば、装置10は、少なくとも前方ガイドワッシャー28と、ダンパープレート29との間に位置する軸方向前方空間E1の内部における、ほぼ径方向のオイルの循環を制限し、供給チャンネルV1から、ロックアップクラッチ16を介する排出チャンネルV2までのオイルの循環を促進するための手段を備える。
ロックアップクラッチ16は、従来通り、この目的のために、ラジアルドリル孔98を備え、このドリル孔は、プレート78と摩擦ディスク80との間で、クラッチ16を介してのオイルの径方向の循環を可能にするよう、第1接続部品82および第2接続部品84に設けられている。
クラッチ16を通過するオイルの循環は、特にクラッチ16が係合しているとき、または半係合しているときに、クラッチ16を冷却し、プレート78と摩擦ディスク80との間にスリップを生じさせ、熱を発生させる。
図1に示す本発明の第1実施例によれば、ダンパー20は、軸方向に作用する前方弾性ワッシャー100を備え、このワッシャーは、前方ガイドワッシャー28とダンパープレート29との間に、軸方向に挟持されている。
この弾性ワッシャー100は、前方ガイドワッシャー28、およびダンパープレート29の各開口する面に、それぞれほぼ連続して軸方向に、かつ円周方向に当接する切頭円錐形ワッシャーとなっている。
前方弾性ワッシャー100は、弾性部材50に対して径方向内側に配置することが好ましい。
こうして、前方弾性ワッシャー100は、軸方向前方空間E1における径方向内側へのオイルの循環を防止する、実質的にシールされたバリアを形成している。
その理由は、前方シェル2とダンパー20との間で循環する、供給チャンネルV1からのオイルの流れがウィンドー60、またはノッチ42を通過して前方軸方向空間U1に流入するからである。このオイルの流れは、前方弾性ワッシャー100によりブロックされ、このワッシャーは、流れが排出チャンネルV1に向かうことを防止している。従って、オイルの流れの大部分は、クラッチ16を通過するより容易な流路をとる。
従って、軸方向前方空間E1内のオイルのブロックは、クラッチ16を通過するオイルの流量を増加させ、これによって、クラッチ16の冷却が改善される。
ここに示した実施例によれば、前方ガイドワッシャー28は、ほぼ出力ハブ70まで内側に向かって径方向に伸びている。
クラッチ16を通過し、排出チャンネルV2まで流れるオイルの流れを促進するために、前方ガイドワッシャー28内、ダンパープレート29内、およびタービンハブ18内に、それぞれ一連の軸方向ドリル孔102、104、106を設けることが好ましい。
各シリーズにおける軸方向のドリル孔102、104、106は、例えば一定に回転角方向に分散されている。
前方弾性ワッシャー100に対し、径方向内側に、前方ガイドワッシャー28内の軸方向ドリル孔102が配置されている。
タービンハブ18は、正面において径方向に延びる溝を備え、この溝は、ダンパープレート29内の軸方向のドリル孔104と、軸方向のドリル孔106との間の接続を可能にしている。軸方向ドリル106は、軸方向ドリル104に対して、径方向内側にオフセットしている。
図9〜図11に示す変形実施例においては、軸方向通路106は、タービンハブ18の内周部に位置する軸方向溝として製造することができる。この軸方向の溝は、例えば回転角方向に一定に分散されている。
この溝は、機械により容易に形成することができ、これによって、タービンハブ18を製造するコストを下げることができる。
前方ガイドワッシャー28は、後方に向いて凸状となっている環状突起108を有することが好ましい。この突起108は、プレス加工によって製造でき、前方弾性ワッシャー100のセンタリングを可能にしている。
当然ながら、変形実施例として、回転角方向に分散したセンタリングセクタを形成するように、円周方向にセンタリング突起108を中断することができる。
第1実施例によれば、ダンピング装置20は、前方弾性ワッシャー100と同じタイプの後方弾性ワッシャー110を備えることが好ましく、このワッシャーは、ダンパープレート29と後方ガイドワッシャー26との間の軸方向後方空間E2内に、軸方向に挟持されている。
後方弾性ワッシャー110は、弾性部材50と後方ガイドワッシャー26上の歯32との間で、径方向に配置されている。
この後方弾性ワッシャー110は、ダンパープレート29内に形成された軸方向リセス112により、ダンパープレート29上でセンタリングされるようになっている。
前方弾性ワッシャー100と同じように、後方弾性ワッシャー110は、供給チャンネルV1から生じ、ダンパー20とタービンホイール12との間を循環するオイルの流れに対するバリアを形成している。
2つの弾性ワッシャー100、110により、供給チャンネルV1と排出チャンネルV2との間で、オイルに対して可能な流路だけが、クラッチ16を通過し、これによって、クラッチ16を通過するかなりの量のオイルの循環、従ってクラッチ16の良好な冷却が保証される。
図1には、矢印により、装置10内のオイルの循環が示されている。
本発明は、オイルの循環方向が図示されている方向に対して反転している装置10にも、適用することができることは理解できると思う。
弾性ワッシャー100、110は、ガイドワッシャー26、28とダンパープレート29との間の摩擦要素を形成するので、装置10内のねじり振動をダンピングすることに寄与している。
更に、弾性ワッシャー100、110は、軸方向の遊びを補償するよう、装置10内のダンパー20の要素の軸方向の位置決めにも関与している。
ワッシャー100、110は、弾性的であるので、ガイドワッシャー26、28に対して、ダンパープレート29が軸方向に移動する場合でも、シールが維持される。
ワッシャーの硬度を改善するために、弾性ワッシャー100、110を、例えば浸炭窒化処理してもよい。
ダンパープレート29に関連するガイドワッシャー26、28に接触する弾性ワッシャー100、110のエッジは、接触する表面への損傷を防止するように、丸くなっていることが好ましい。
第1実施例では、オイルの流れは、タービンハブ18上の歯30と、後方ガイドワッシャー26上の歯32との間を通過しながら、軸方向後方空間E2内を循環できる。後方ガイドワッシャー26は、遊びを生じることなく、タービンハブ18と係合すること、およびオイルの流れは、歯30と32との間の径方向の遊びにしか依存しないことから、このようなオイルの流れは、わずかである。その理由は、タービンハブ18に対する後方ガイドワッシャー26の軸方向の運動は、タービンハブ18上の歯が、フランス国特許出願第FR-A-2,765,939号および米国特許第5,975,561号に記載されている装置のように、タービンハブ18の前方ラジアル表面から軸方向前方に延びるブロックを形成している装置10とは異なり、2つの要素18と26との間のオイルの流れの断面を変更しないからである。
これらの文献では、前方への後方ガイドワッシャー26の軸方向の移動量が大きくなればなるほど、後方ワッシャー26の後方ラジアル表面と、タービンハブ18の前方ラジアル表面との間に形成される軸方向の空間が大きくなる。従って、後方ガイドワッシャー26とタービンハブ18との間のオイルの流れの断面は、これら2つの要素の間の軸方向の遊びによって決まる。
タービンハブ18の内周部および外周部を通して、このハブに後方ガイドワッシャー26を取り付ける別の利点として、軸方向の嵩がより小さくなることを挙げることができる。
このような取り付けは、特に上記引用文献のように、軸方向前方に延びる歯を製造するよりも、タービンハブ18および後方ガイドワッシャー26のそれぞれの外周部および内周部を機械加工することより、ラジアル歯30および32を製造するほうが、より容易であるので、製造コストを低減することもできる。
これまで述べたタービンハブ18への後方ガイドワッシャー26の噛合の有利な実施例を流体力学的結合装置10の別の構造、特にダンパー20内のオイルの流れを制限するための手段を有しない装置10でも使用できる。
軸方向後方空間E2におけるダンパー20上のシールを改善するために、図3に示された第2実施例では、ダンパープレート29とタービンハブ18の前方ラジアル表面114との間に、後方弾性ワッシャー110を軸方向に挟持するための手段を設けてある。
タービンハブ18は、本例ではカウンターシンクを備え、このカウンターシンク内では、そのラジアル内周部により、後方弾性ワッシャー110がセンタリングされるようになっている。
後方弾性ワッシャー110が当接するタービンハブ18の正面は、その硬度を増すように、例えば浸炭窒化炭素処理することが好ましい。この処理は、例えば歯30の処理と同時に実行できる。
図4は、第3実施例を示す。この実施例では、ダンパー20は軸方向前方空間E1内に、単一の弾性ワッシャー100を備え、タービンハブ18は、ダンパープレート29の背面に対して前方に軸方向に当接するようになっている連続した環状ラジアル表面116を備えている。
タービンハブ18の環状ラジアル表面116は、ダンパープレート19に連続して軸方向に当接しているので、軸方向後方空間E2内において、内側に向かうオイルの径方向の循環が防止される。
ここに示されている実施例には、前方弾性ワッシャー100のセンタリング手段の変形実施例が設けられている。
この変形例によれば、前方ガイドワッシャー28は、ワッシャー28の背面にセンタリングするレリーフ118を形成するいくつかのストライクを備え、レリーフ118は、好ましくは一定の角度で回転角方向に分散することが好ましい。
センタリングレリーフ118は、例えば第2接続部品84のための2つの固定リベット88の間に、円周方向に挟持されている。
図5〜図7には、本発明の第4実施例が示されている。この実施例ではダンパー20は完全に閉じられており、弾性ワッシャー100、110を有してはいない。
この実施例によれば、各ガイドワッシャー26、28の中心ガイド部品54、56は中実である。すなわち、ウィンドー58、60を有していない。
従って、各ガイドワッシャー26、28の中心ガイド部品54、56は、ウィンドー58、60の代わりに、弾性部材50と整合する相補的突起120を形成している。
これらの突起120は、それらの円周方向の各端部において、弾性部材50のための支持表面122の境界を定め、この支持表面は、ウィンドー58、60のラジアルエッジ62、64と同じ機能を有する。
上記実施例によれば、弾性部材50は、従来通り、ダンパープレート29内の各ウィンドー52内に、1対の同軸状の螺旋スプリング126、128を備えている。
従って、ガイドワッシャー26、28は、各対のスプリング126、128に対し、2つの円周方向に対向する支持表面を含まなければならず、これら表面に2つのスプリング26、128が当接することができる。
製造のコストおよび簡潔さの理由から、プレス加工によって、ガイドワッシャー26、28を合致できることが望まれる。このような製造方法は、ガイドワッシャー26、28を構成する板金を、ダンパープレート29に向けて十分に変形し、大きい径のスプリング128、すなわち、外側スプリング内に同心状に配置された小径スプリング126、すなわち内側スプリングを、支持表面122、124に対して円周方向に当接させることはできない。
従って、この実施例では、スプリング126、128の各ペアに対し、突起120の支持表面122、124に当接するとともに、自らが、スプリング126、128のための支持表面を形成する2つのカップ130、132が設けられている。
本発明の変形実施例(図示せず)によれば、カップ130、132を設けなくても、内側スプリングが支持表面122、124に当接するための十分な直径を有する巻線部を有することができるように、小径のワイヤーから製造した外側スプリング128を使用することができる。
第4実施例によれば、各ガイドワッシャー26、28の外周エッジ34、36は連続的であり、かつ対向する外周エッジ34、36に隣接し、ダンパー20をその外周部で閉じることが好ましい。
従って、図6および図2と比較すると、ガイドワッシャー26、28は、円周方向ノッチ42を形成する切り欠きを有しない。
各ガイドワッシャー26、28の外周エッジ34、36は、対向する回転角方向セクター38に、リベット締めされた回転角方向セクター38を有する。
本明細書に示された実施例によれば、前方ガイドワッシャー28は、回転角方向セクター134を備え、これらセクターは、2つのリベット締めされた回転角方向セクター38の間に挟持され、各セクターは、前方に向かって凸状となっている突起136を形成し、この突起は、ダンパープレート29の関連するラジアルラグ44の回転角方向の移動を可能にするように、2つのガイドワッシャー26、28の間に軸方向空間の境界を定めている。この突起136は、円周方向ノッチ42の代わりとなる。
各突起136の径方向内側の境界は、円周方向のエッジ138によって定められている。このエッジ138は、後方ガイドワッシャー26の対向する外周エッジ34の正面に、軸方向に当接している。
後方ガイドワッシャー26の外周エッジ34は、その円周にわたってほぼ平らである。すなわち、リベット締めされた2つの回転角方向セクター38の間に挟持された回転角方向セクター134は、前方ガイドワッシャー28の突起136に向いた突起を有していない。
こうして、ガイドワッシャー26、28の製造が容易となる。その理由は、特にプレス加工における製造公差を考慮すると、ワッシャー26の外周エッジ34とワッシャー28の外周エッジ36との間の実質的に連続する接触を保証し、かつダンパープレート29のラジアルラグ44に対する突起136の正しい配置を保証することがより容易となるように、正面ワッシャー28にしか突起136を製造しないからである。
当然ながら、変形実施例(図示せず)によれば、2つのワッシャー26、28の外周エッジ34、36は、軸線X−Xに対して横方向の対称平面に対して実質的に対称となるように、前方ワッシャー28および後方ガイドワッシャー26内の双方に、突起136を製造することが可能である。
ここに示されている実施例では、ダンパー202を通過し、外側から内側への径方向へオイルの流れが通過することは、実際に不可能である。その理由は、ダンパー20をオイルが容易に通過できるようにする開口部が存在しないからである。クラッチ16は、この目的のためのラジアルドリル穴を有するので、クラッチ16を通過するオイルの流れがアシストされる。
本発明の変形実施例(図示せず)によれば、第4実施例のように、弾性部材50に整合するガイドワッシャー26、28は閉じているが、ガイドワッシャー26、28の周辺エッジ34、36は、第1実施例のように製造されている。すなわち、ワッシャーはオープンなノッチ42を有する。
このような変形実施例では、第1実施例と同じタイプの前方弾性ワッシャー100および後方弾性ワッシャー110を設けることが好ましく、ワッシャーは、ダンパープレート29と関連するガイドワッシャー26、28の間に軸方向に挟持され、弾性部材50に対して径方向外側に配置されている。
図8は、本発明の第5実施例を示す。第5実施例は、前の実施例に類似しているが、後方第5ワッシャー26が、図4に示された第3実施例のワッシャーと類似している。従って、後方ガイドワッシャー26は、中実ではなく、弾性部材50と整合するウィンドー58を備えている。
後方ガイドワッシャー26の外周エッジ34は、軸方向のスカートの形態をしたデフレクタ140により、軸方向後方に向かって延びていることが好ましい。
デフレクタ140は、クラッチ60に向けてオイルの流れを転流させる。
オイルの流れの大部分は、前方シェル2とダンパー20の外周部との間の軸方向空間に向かって流れ、クラッチ16を通過するように、ダンパー20の外周部とタービンホイール12との間の軸方向空間を最小にするように、デフレクタ140を配置することが好ましい。
当然ながら、デフレクタ140は、図5〜図7に示されたものと同じように、2つのガイドワッシャー26、28が、中実である装置10を装備することもできる。
図に示されている流体力学的結合装置10の変形実施例では、出力ハブ70は、ダンパー20の正面の一部と協働し、かつ正面ガイドワッシャー28の背面の一部と協働する軸方向ストッパー手段を前方に備え、ダンピング装置20を、出力ハブ70上で軸方向に保持するようになっている。
装置10が機能する間のこれら軸方向ストッパー手段は、出力ハブ70に対する前方に向かうダンパープレート29の軸方向運動を制限する。
この軸方向ストッパー手段によって、ダンピング装置と出力ハブ70を運動力学的結合装置10に取り付ける前に、出力ハブ70にダンピング装置20を組み立て、サブアセンブリを製造することも可能となる。これにより、運動力学的結合装置10に取り付ける場所までのこれら要素20、70の運搬が容易となる。
更に、このようなサブアセンブリの形成によって、装置10内に、出力ハブ70とダンピング装置20を取り付けることも容易となる。
当然ながら、ダンパープレート20を、出力ハブ70と一体的に製造する場合には、軸方向のストッパー手段は不要である。
特に図8に示されているストッパー手段の第1実施例によれば、出力ハブ70は、ストッパーリング142またはスプリングリングを備え、このリングは、ハブの主要部分146の軸方向面144に取り付けられている。
主要部分146とは、ダンパープレート29の歯150と噛合する歯148が形成されている出力ハブ70の部分を意味する。
本例では、変形軸方向部分を備えるストッパーリング142が、主要部分146の軸方向前端部の近くに配置された、主要部分146内の周方向溝152内に嵌合されている。
ダンパープレート29を出力ハブ70に取り付けると、ダンパープレート29は、軸方向前方に保持される。その理由は、ダンパープレートは、内周部にストッパーリング142に軸方向を向くラジアル表面部分154を含むからである。
ダンパー20および出力ハブ70によって形成されたサブアセンブリの運搬中に、ダンパープレート29は軸方向後方に保持される。
その理由は、ダンパープレート29は、2つのガイドワッシャー26、28の間にトラップされ、前方ガイドワッシャー28は、ストッパーリング142に軸方向を向き、本例では、主要部分146の前方ラジアル表面158の外周エッジに軸方向を向くラジアル表面部分156を備えているからである。従って、ラジアル表面部分156は、主要部分146の前方ラジアル表面158に、軸方向後方に当接できる。
ラジアル表面部分156が、主要部分146の前方ラジアル表面158に軸方向を向くように、前方ガイドワッシャー28の内周部の直径は、出力ハブ70の主要部分146の外径よりも小さくなっている。
運動力学的結合装置10が機能する間、ダンパープレート29は、タービンハブ18により、後方に向かって軸方向に保持され、前方ガイドワッシャー28が、出力ハブ70の前方ラジアル表面158に軸方向に当接する前に、ダンパープレート29は、タービンハブ18に軸方向に当接することが理解できると思う。
図9には、軸方向ストッパー手段の第2実施例が示されている。
この第2実施例によれば、ストッパーリング142は、出力ハブ70の主要部分146の軸方向前端部においてラジアル周辺延長部、すなわち、リム160と置換されている。
このリム160は、歯148を製造する前に、主要部分146に形成することが好ましい。出力ハブ70の製造を容易にするために、リム160が、その断面に歯の形態をしたプロフィルを有するよう、主要部分146の軸方向の全厚さにわたって、歯146を製造する。主要部分146の各歯148は、軸方向前端部に小さい外側リム160を有する。
軸方向ストッパー手段の第1実施例と同じように、前方ガイドワッシャー28の内周部の直径は、前方ガイドワッシャー28が、リム160の少なくとも前方ラジアル表面に、軸方向に対向するラジアル表面部分156を有するような値になっている。
図10に示された第3実施例によれば、出力ハブ70の主要部分164は、第2実施例のリムに類似するリム160を有する。
装置10は、従来のように、センタリング装置94と主要部分146の前方ラジアル表面158との間に軸方向に挟持されたベアリング手段162を備えている。これらベアリング手段162は、本例では、2つの前方ラジアルプレート164と後方ラジアルプレート166との間に取り付けられたローリング要素を含むニードルスラストベアリングである。
後方ラジアルプレート166は、例えば出力ハブ70にクリンプ留めされる。
第3実施例によれば、後方ラジアルプレート166は、外部ラジアル延長部168を備え、このラジアル延長部は、主要部分146の前方ラジアル表面158に隣接するとともに、リム160を越えて、外側に向かって延びている。
この第3実施例によって、前方ガイドワッシャー28の内周部によって形成される開口部の直径を大きくすることができる。その理由は、ラジアル延長部168は、リム160よりも更に外側に向かって延びる、ラジアル表面部分156に向く軸方向のストッパー表面を形成するからである。
図11に示された軸方向ストッパー手段の第4実施例によれば、出力ハブ70の主要部分146は、図8に示されたリングに類似するストッパーリング142と、図10に示されたプレートに類似する後方ラジアルプレート166とを備えている。
当然ながら、これまで説明し、図示した実施例は、本発明を実現する一例を示すものである。
本発明の範囲から逸脱することなく、図示していない他の実施例を想到することができる。特に、本明細書に示した種々の実施例を、互いに組み合わせることも可能である。
ダンパープレートとダンパーの後方ガイドワッシャーとの間に後方弾性ワッシャーが挟持された、2つの弾性シールワッシャーを備えた、本発明の第1実施例に係わる流体力学的結合装置を示す、軸方向半断面図である。 図1のダンパーを示す正面図である。 ダンパープレートとコンバータのタービンハブとの間に後方弾性ワッシャーが挟持された、本発明の第2実施例を示す、図1に類似する図である。 単一弾性シールワッシャーを含む、本発明の第3実施例を示す、図1に類似する図である。 ガイドワッシャーが中実となっている、本発明の第4実施例を示す、図1に類似する図である。 後方ガイドワッシャーを有しない、図5のダンパーを示す背面図である。 図5のダンパーを示す分解斜視図である。 ダンパーにデフレクタが装備されている、本発明の第5実施例を示す図1に類似する図である。 結合装置の出力ハブによって支持されたリム状をした軸方向ストッパー手段の一実施例を示す、図4に類似する図である。 ニードルスラストベアリングの後方ラジアルプレートを使用した、軸方向ストッパー手段の実施例を示す、図1に類似する図である。 リングおよびラジアルプレートを使用する軸方向ストッパー手段の一実施例を示す、図1に類似する図である。
符号の説明
1 後方シェル
2 前方シェル
10 流体力学的結合装置
11 後方インペラホイール
11a ブレード
12 前方タービンホイール
13 中心反作用ホイール
14 トルクコンバータ
16 クラッチ
18 タービンハブ
22 前方ラジアル表面
24 後方ラジアル表面
26、28 ガイドワッシャー
29 出力要素
30 歯
32 相補的歯
34、36 外周エッジ
38 回転角方向セクター
40 リベット
42 ストッパーノッチ
44 ラジアルラグ
48、50 エッジ
52 ウィンドー
54、56 ガイド部品
58、60 ウィンドー
62、64 ラジアルエッジ
66、68 ラジアルエッジ
70 出力ハブ
72 フルート溝
74 チャンバ
76 ピストン
78 プレート
80 摩擦ディスク
82 第1接続部品
84 第2接続部品
90、92 セグメント
94 センタリング装置
96 ラジアル通路
100 弾性ワッシャー
102、104、106 軸方向ドリル孔
108 突起
110 弾性ワッシャー
112 軸方向リセス
116 ラジアル表面
118 センタリングレリーフ
120 突起
122、124 支持表面
126、128 スプリング
130、132 カップ
134 セクター
136 突起
140 デフレクタ
142 ストッパーリング
146 主要部分
148、150 歯
152 周辺溝
156 ラジアル表面部分
158 前方ラジアル表面
160 リム
A1 駆動シャフト
A2 被動シャフト
E1 前方軸方向空間
E2 後方軸方向空間
V1 第1チャンネル
V2 第2出口チャンネル
V3 第3チャンネル

Claims (19)

  1. 駆動シャフト(A1)およびインペラーホイール(11)を回転自在に接続する第1シェル(1)から形成されたケーシングと、
    被動シャフト(A2)に回転自在に接続しうるタービンハブ(18)に、遊びなく接続して、回転自在に固定されたタービンホイール(12)と、
    前記ケーシングの第2シェル(2)と前記被動シャフト(A2)とを切り離し自在に接続するように、軸方向に移動でき、最初に第1接続部品(82)により前記第2ケーシングシェル(2)に回転自在に固定され、第2に、第2接続部品(84)によりダンピング装置(20)の入力要素(26)(28)に回転自在に固定される少なくとも1つの摩擦ディスク(80)をクランプするピストン(76)を備えた、駆動シャフト(A1)と被動シャフト(A2)との結合をロックするクラッチ(16)とを備え、
    前記ダンピング装置(20)が、入力要素を形成する2つのガイドワッシャー(26)(28)と、前記被動シャフト(A2)に回転自在に固定され、出力要素を形成するダンパープレート(29)との間に挟持された、円周方向に作用する弾性部材(50)を備え、ストッパー手段(38)によって、回転角方向の移動能力が制限された状態で、前記入力要素と出力要素とが回転自在に接続されており、流体をケーシングに供給するチャンネル(V1)と、流体を排出するチャンネル(V2)とを備えていて、
    前記ダンピング装置(20)が、前記前方ガイドワッシャー(28)と前記ダンパープレート(29)との間に位置する少なくとも軸方向前方空間(E1)の内部において、ほぼ径方向の流体の循環を制限し、もって、前記供給チャンネル(V1)から、前記ロックアップクラッチ(16)を介する前記排出チャンネル(V2)までの流体の循環を促進するための手段(100)(110)(116)(120)(138)(140)を備え流体力学的結合装置(10)であって、
    流体の循環を制限するための前記手段が、少なくとも1つの軸方向に作用する前方弾性ワッシャー(100)を備え、この弾性ワッシャー(100)は、前記ダンピング装置(20)の軸方向前方空間(E1)内の流体の径方向の循環に対するバリアを形成するよう、前記ダンパープレート(29)と前記前方ガイドワッシャー(28)との間に、軸方向に挟持されていることを特徴とする流体力学的結合装置(10)。
  2. 流体の循環を制限するための前記手段が、少なくとも1つの軸方向に作用する後方弾性ワッシャー(110)を備え、この弾性ワッシャー(110)が、前記ダンパープレート(29)と後方を向くラジアル表面との間に軸方向に挟持されて、前記弾性部材(50)に対して径方向内側に配置されており、前記ダンパープレート(29)と前記後方ガイドワッシャー(29)との間に位置する前記軸方向後方空間(E2)の内部における流体の径方向の循環に対するバリアを形成するようになっていることを特徴とする請求項記載の装置(10)。
  3. 各弾性ワッシャー(100)(110)が、切頭円錐形ワッシャーであることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の装置。
  4. 前記ガイドワッシャー(26)(28)または前記ダンパープレート(29)内に形成された相補的センタリングプロフィル(108)(112)(114)(118)により、前記弾性ワッシャー(100)(110)は、軸線に対してセンタリングされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記センタリングプロフィルが、前記ガイドワッシャー(28)または前記ダンパープレート(29)上に回転角方向に分散されたセンタリングレリーフを形成するいくつかのストライク(118)を備えていることを特徴とする請求項に記載の装置。
  6. 前記後方ガイドワッシャー(26)は、前記タービンハブ(18)に回転自在に固定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の装置(10)。
  7. 前記後方ガイドワッシャー(26)の内周部、および前記タービンハブ(18)の外周部によりそれぞれ支持された歯(30)(32)による噛み合いにより、前記ガイドワッシャー(26)と前記タービンハブ(18)とが、回転自在に一体的となっていることを特徴とする請求項に記載の装置(10)。
  8. 前記タービンハブ(18)は、前記軸方向後方空間(E2)内の流体の径方向の循環を防止するよう、前記ダンパープレート(29)の背面に軸方向に当接する連続した環状ラジアル表面(116)を含むことを特徴とする請求項または記載の装置(10)。
  9. 前記ダンパープレート(29)と前記タービンハブ(18)の正面との間に、軸方向に前記後方弾性ワッシャー(110)が挟持されていることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の装置(10)。
  10. 後方弾性ワッシャー(110)または弾性ワッシャー(100)と接触し易い前記タービンハブ(18)の表面(114)を、硬度を増すように処理したことを特徴とする請求項に記載の装置(10)。
  11. 前記弾性部材(50)に整合するように位置する前記前方ガイドワッシャー(28)の中心部分(58)または前記後方ガイドワッシャー(26)の前記中心部分(56)が中実であり、そのため、流体が前記ガイドワッシャー(26)(28)の中心部分(54)(56)を通過することにより、関連する軸方向空間(E1)(E2)を流れることができないようになっていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の装置(10)。
  12. 前記ダンピング装置(20)は、前記円周方向に作用する弾性部材(50)のための当接表面を形成するよう、前記ガイドワッシャー(26)(28)の前記中心部分(54)(56)内に配置されたカップ(130)(132)のペアを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の装置(10)。
  13. 各ガイドワッシャー(26)(28)は、連続する外周エッジ(34)(36)を備え、前記2つの外側エッジ(34)(36)は、前記ダンピング装置(20)の外周部を閉じるように隣接していることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の装置(10)。
  14. 前記ガイドワッシャー(26)のうちの1つの外周エッジ(34)が、オイルの流れを前記クラッチ(16)に向けて転流させるデフレクタ(140)により、軸方向後方に向いて延びていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の装置(10)。
  15. 前記デフレクタ(140)は、前記ダンピング装置(20)の外周部と前記タービンホイール(12)との間の軸方向空間を最小にする環状スカートを形成していることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の装置(10)。
  16. 前記デフレクタ(140)は、単一部品の後方ガイドワッシャー(26)の径方向外側延長部により形成されていることを特徴とする請求項14または15に記載の装置(10)。
  17. 前記前方ガイドワッシャー(28)および前記ダンパープレート(29)は、軸方向ドリル孔(102)(104)を有し、これらの孔は、前記クラッチ(16)を介して、前記排出チャンネル(V2)まで通過したオイルの流れの循環を促進するために、互いにほぼ軸方向に対向するように配置されていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の装置(10)。
  18. 前記タービンハブ(18)は、前記クラッチ(16)を介して、前記排出チャンネル(V2)まで通過したオイルの流れの循環を容易にするために、内周部の近くに位置する軸方向通路(106)を備えていることを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の装置(10)。
  19. 前記軸方向通路(106)は、軸方向の溝として形成されていることを特徴とする請求項18に記載の装置(10)。
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