JP5192626B2 - フルードカップリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
技術分野
本発明は、例えば、フランス国特許公開第2775747号公報に記載され図示されているタイプの自動車用のフルードカップリング装置に関する。
【0002】
背景技術
前記書類は、自動車用のフルードカップリング装置であって、
− ほぼ半径方向を向いている壁部が、駆動シャフトに対して一体回転可能に結合するように構成されているケーシングと、
− 被駆動シャフトに一体回転可能に結合されるようになっているハブに、一体回転可能に結合するタービンホイールと、
− タービンホイールと半径方向壁部との間に作動的に設けられ、タービンホイールと半径方向壁部との間に軸方向に配置され、かつ前方から後方への順序で進行するロックアップクラッチと、
− 軸方向に移動可能であり、ケーシングに対して一体回転可能に結合された、ほぼ半径方向を向くピストンと、
− タービンホイールおよびハブの組立体に対して一体回転可能に結合された、ほぼ半径方向を向く環状摩擦ディスクであって、第1面に、ピストンに固定されて第1環状摩擦領域を画定する第1摩擦面と協働する第1反作用面を備え、かつ第1面と対向する第2面に、半径方向壁部に固定されて、第2環状摩擦領域を画定する第2摩擦面と協働する第2反作用面を備える環状摩擦ディスクとで構成されているロックアップクラッチ、
とを備えるフルードカップリング装置について、記載し、かつ図示している。
【0003】
この構成の結果、上記摩擦ディスクは、ケーシングの半径方向壁部に解除可能に接続される。
【0004】
上記書類では、摩擦ディスクには、ピストンの半径方向内側に延在する耳状部であって、トーションダンパの入力部材と噛み合う耳状部が外周部に設けられており、トーションダンパの出力部材には、ハブに結合された半径方向プレート部材が設けられている。周方向動作弾性部材は、入力部材と出力部材との間で動作し、これらの部材は、弾性部材を収容するように構成され、かつ出力部材は、ピストンおよび作業表面の半径方向外側に配置されている。
【0005】
このようなトーションダンパの構成では、特に大径のトーションダンパの場合、半径方向および軸方向のサイズを増加させないようにするために、摩擦ライナーの外径を小さくする必要がある。しかし、ライナーの外径を小さくすると、伝達されるトルクは制限されることとなり、これは大きい欠点である。
【0006】
発明の開示
本発明は、従来と同じサイズを保ちつつ、トルク伝達能力を増加し、かつフルードカップリング装置の性能を損なわないようにすることを目的としている。
【0007】
そのため、本発明では、上記タイプの、自動車用フルードカップリング装置であって、第1および第2摩擦領域(Z1)(Z2)が、互いに半径方向に偏位していることを特徴とするフルードカップリング装置を提供する。
【0008】
本発明により、特定サイズの場合、第2面および反作用面が、第1面および反作用面に対して偏位するため、トルク能力が増加し、従来のように、対称および回転軸X−Xに対する摩擦ライナーの内側、および外側半径の算術平均と定義される平均半径を増加させることができる。
【0009】
本発明により、トルク能力は、圧力による力が加わると増加する。これは、フィード圧が増加しなくても行われ、したがって、消費量を増加させなくても行われる。
【0010】
また、本発明によると、規格化に有利である。その理由は、構成要素の部品は概して変化しないので、装置の製造コストを相応に減少することができるからである。
【0011】
さらに、周囲が長い予備成形曲線状スプリングなどのような大径のトーションダンパを、本発明と組み合わせて使用することができる。弾性部材のサイズ、および弾性部材が適合する容積は、本発明による構成によって変更されることはない。
【0012】
従来のもののように、取扱いおよび搬送が可能であり、摩擦ディスクおよび弾性部材から構成され、かつ最終的な組立時間が短縮する部分組立体を製造することができる。
【0013】
次に、本発明の様々な実施態様におけるその他の特徴を挙げる。
− 各摩擦領域(Z1)(Z2)は、第1に外径(D1ext)(D2ext)により、第2に内径(D1int)(D2int)により、半径方向の境界を画定され、2つの摩擦領域(Z1)(Z2)のうちの一方の外径(D1ext)(D2ext)は、2つの摩擦領域(Z2)(Z1)のうちの他方の外径(D2ext)(D1ext)よりも大きく、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の内径(D2int)(D1int)は、前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の内径(D1int)(D2int)よりも小さい。
− 前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の外径(D1ext)(D2ext)は、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の内径(D2int、D1int)よりも小さい。
− 摩擦ディスクは、タービンホイールおよびハブの組立体の間に配置されて、2つの結合部材を備える緩衝部材により一体回転可能に結合され、2つの結合部材の一方は、摩擦ディスクに一体回転可能に結合され、他方は、タービンホイール(104)およびハブの組立体に一体回転可能に結合され、前記結合部材は、間に設けられた周方向動作弾性部材により互いに協働する。
− 第1結合部材は、タービンホイールおよびハブの組立体に固定され、第2結合部材は摩擦ディスクに固定されている。
− 第2結合部材は、たとえば溶接により摩擦ディスクに取り付けられている。
− 第2結合部材は、第2反作用面の反対側に取り付けられている。
− 第2結合部材は、第2反作用面にほぼ対面して配置されている。
− 第2結合部材は、摩擦ディスクと一体である。
− 第1結合部材は、摩擦ディスクに固定され、第2結合部材は、タービンホイールおよびハブの組立体に固定されている。
− 第1結合部材は、摩擦ディスクに取り付けられている。
− 第1結合部材は、摩擦ディスクと一体である。
− 第1結合部材は、周方向動作弾性部材を案内するための部材を備え、前記弾性部材と係合する領域を有する。
− 弾性部材を案内する部材は、周方向動作弾性部材が納まる軸方向溝が形成された実質的環状部分を備えている。
− 軸方向溝は、半径方向壁部に向かって開いている。
− 軸方向溝は、半径方向壁部から離れて開いている。
− 第2結合部材は、周方向動作弾性部材が当接するための要素を備えている。
− 当接部材は、各々、2つの連続する周方向動作弾性部材の周方向端部間に収容される。
− 第2結合部材の当接要素は環状部分の軸方向溝内に貫入し、その結果、各当接要素は、2つの連続する周方向動作弾性部材の2つの周方向端部の間に収容されている。
− 当接要素は、環状セクタに分割されるクラウンから突出している。
− 当接要素は、摩擦ディスクに対してほぼ直角である。
− 当接要素は、タービンホイールおよびハブの組立体、または摩擦ディスクに固定される部材と一体である。
− 装置は、弾性部材を捕捉し、弾性部材と一体成形された要素と、弾性部材と一体成形され、弾性部材捕捉要素間に設けられた当接要素間とを備えている。
− 摩擦ディスクは、間に設けられた剛性手段により、タービンホイールおよびハブの組立体に一体回転可能に結合されている。
− 第1および第2反作用面は、摩擦ディスク上、もしくはピストンおよび半径方向壁部上、または摩擦ディスクの少なくとも1つの面、およびピストンもしくはケーシングの半径方向壁部上に、直接または間接的に取り付けられた少なくとも1つの摩擦ライナーの各部である。
− 当接要素は、摩擦ディスクの外周部から突出するように屈曲させて形成されている。
− 各当接要素は、摩擦ディスクの平面とほぼ平行な部分であって、摩擦ディスクの外周部に180°屈曲部により結合する部分に対し、屈曲部により結合されている。
− クラウンは、ディスクの平面に平行な環状部分であり、環状の180°屈曲部により摩擦ディスクの外周部に結合する環状部分に対し、屈曲部により結合されている。
− 当接要素は、第1反作用面を支持する摩擦ディスクの外周部に結合され、第2反作用面は、当接要素または摩擦ディスクの少なくとも一方に固定された少なくとも1つの補助部材の一部である。
− 補助部材は、横方向を向く環状リングを有し、環状リングは、環状セクタに分割されて第2反作用面に固定され、第1反作用摩擦面の半径方向外側に存在している。
− 横方向環状リングは、分割された形態の第2屈曲部により外周部に結合され、第2屈曲部は第1屈曲部の半径方向外側に存在している。
− 前記第1および第2屈曲部は、円錐状部分であり、第2屈曲部は第1屈曲部に接触している。
− 第2屈曲部は、当接要素の1つに対応して固定される少なくとも1つの舌状部に結合されている。
− 補助部材の厚さは、摩擦ディスクの厚さより薄く、そのため、横方向を向く環状リングは、弾性変形可能である。
− 補助部材の各舌状部は、当接要素と、当接要素に平行な補強指状部との間に設けられ、前記指状部は、横方向壁部に向かって回転した外側端部に、補助部材の横方向環状リングの変位を制限するための止め要素を有する。
− 補助部材は、摩擦ディスクの厚さとほぼ等しい厚さを有するため、横方向環状部材は剛質である。
− 横方向環状リングは、摩擦ディスクに対して半径方向壁部に向かって軸方向に偏位している。
− 横方向環状リングは、摩擦ディスクの平面上に位置している。
− 当接要素は、摩擦ディスクから突出するように、圧迫および屈曲させて形成されている。
− 当接要素は、屈曲部により摩擦ディスクに結合され、第2反作用面は第1シムに固定され、第1シムは、当接要素の半径方向外側に摩擦ディスクにより画定される開口部の少なくとも大部分を覆い、その結果、当接要素を画定し、シムは、屈曲部の横方向、半径方向内側に延在して、摩擦ディスクが第1および第2面の間に把持された時に、半径方向壁部と摩擦ディスクとの間に封止部を形成する。
− 第2反作用面は、前記第1シム上に固定された摩擦ライナー上に形成されている。
− 第1シムは平坦であり、摩擦ディスクに接触して固定されている。
− 第1シムは、摩擦ディスクの外周部および内周部に固定され、分割形態の少なくとも1つのボスを有し、このボスは、第2反作用面を構成する摩擦ライナーを固定している。
− 第1反作用面は、摩擦ディスク上に直接固定される摩擦ライナー上に形成されている。
− 第1反作用面は、摩擦ディスク上に固定された第2シムに固定されている。
− 固定部材は、第1および第2シムを共に摩擦ディスクに固定し、各シムは、前記固定部材を収容する固定領域を有する。
− 固定部材は、第1シムの内周部と第2シムの外周部との間に設けられ、その結果、第1および第2反作用面は、固定部材の両側に横方向に延在している。
− 第1シムは、横方向に延在し、その結果、第1反作用面の半径方向内側に存在し、固定部材は、シムの内周部間、第1反作用面の半径方向内側に設けられている。
− 第1反作用面は、第2シム上に固定される摩擦ライナー上に形成されている。
− 各シムは、対応する摩擦ライナーのための支持領域を有し、支持領域は、摩擦ディスクに接触する固定領域に対して摩擦ディスクから離れて軸方向に偏位している。
− 補助部材の舌状部は、対応する当接部材と同じ形態を有する。
− 補助部材の舌状部は、当接要素とは異なるサイズを有する。
− 当接要素から成る要素、および補助部材の舌状部の少なくとも一方は、周方向に延在する2つの対向するパッドを備え、各パッドは、隣接弾性部材の外側端部に形成された相補的なハウジング内に収容されるセンタリングパッドを構成している。
− 補強指状部は、対応する当接要素と同じ形態を有する。
− 補強指状部は、当接要素とは異なるサイズを有する。
− 補強指状部および補助部材の舌状部の少なくとも一方は、周方向に延在する2つの対向パッドを備え、各パッドは、隣接弾性部材の周方向端部に形成される相補的なハウジング内に収容されるセンタリングパッドを構成している。
− 第1結合部材は、摩擦ディスク上に溶接されている。
− 摩擦ディスクは、2つの部分、つまり、外側部分および内側部分として構成され、前記摩擦ディスクの外側部分は、案内部材の環状部分を構成し、前記摩擦ディスクの内側部分は、環状部分を半径方向に延在させるカラーを画定している。
− 第1および第2反作用面は、軸方向の溝を画定する基部上、および環状部分を半径方向に延在させるカラー上に取り付けられている。
− 案内部材の環状部分は、環状部分並びにタービンホイールおよびハブの組立体上に形成された相補的なノッチに歯を噛み合わせることにより、タービンホイールおよびハブの組立体に一体回転可能に結合され、前記歯は、相補的なノッチに対して実質的に直角に延在している。
− 案内部材の環状部分は、ケーシングの半径方向壁部内に形成された環状リベート内に延在している。
− 摩擦ディスクには、内側軸方向補強フランジが形成されている。
− 摩擦ディスクは、摩擦ディスク、並びにタービンホイールおよびハブの組立体上に形成された相補的なノッチに歯を噛み合わせることにより、タービンホイールおよびハブの組立体に一体回転可能に結合され、歯は、たとえば相補的なノッチに対し、ほぼ直角である。
− 歯および相補的なノッチは、摩擦ディスクの周囲軸方向フランジ、およびタービンホイールおよびハブの組立体の構成要素の周囲半径方向部分により支持されている。
− 歯および相補的なノッチは、タービンホイールおよびハブの組立体の構成要素の周囲軸方向フランジ、および摩擦ディスクの周囲半径方向部分により支持されている。
− タービンホイールおよびハブの組立体の前記部材の軸方向周囲フランジは、ケーシングの半径方向壁部内に形成されたクリアランス空間内に部分的に延在している。
− この装置は、半径方向壁部を駆動シャフトに一体回転可能に結合するための少なくとも1つの部材であって、ケーシングの半径方向壁部に接触する摩擦ライナーに対して軸方向に偏位する部材を備えている。
− ケーシングの軸方向を向く環状部分に対する半径方向壁部の内部接合半径は、ケーシング内の応力を制限するように比較的大きい。
【0014】
本発明のその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読むと明らかであると思う。以下、添付の図面を参照して説明する。
【0015】
好適な実施態様の詳細な説明
以下の説明では、互いに類似しているか、または同じ構成要素には、同じ符号で示す。
【0016】
説明および請求の範囲を分かりやすくするため、前、後、上、下、垂直、水平などの用語は、図面の各図に関して非制限的に使用する。
【0017】
図面は、オイルが充填された密閉ケーシング12を備え、それぞれの外周部で互いに密閉接続された2つのシェルから成るタイプの、特に自動車のトランスミッション用フルードカップリング装置10を示す。図面に示すシェルの一方は、半径方向壁部14と呼ばれる壁部であって、回転の一般的な軸線X−Xに対して直角で、カップリング装置10の軸方向に対称な平面に概して横方向に延在する壁部を備えている。
【0018】
半径方向壁部14は、一定厚さのシートメタルをプレス成形することにより、一体的に製造され、円筒状スカートの形態の軸方向を向く環状部分16は、半径方向壁部14の外側半径方向縁部を越えて延び、環状部分16の自由末端縁部は、本質的に公知の方法で、衝撃ホイールを形成するように構成されたケーシングの他のシェル(図示しない)に、前記シェル12を結合できるように設計されている。
【0019】
半径方向壁部14は、中央部に中央スリーブ部分20を備えている。半径方向壁部14は、この実施例では、壁部14に固定されたネジ付き固締部材300上に固定される可撓性の半径方向プレート(図示しない)により、駆動シャフト(図示しない)、つまり、この場合は車両のクランクシャフトに一体回転可能に結合されている。
【0020】
スリーブ部分20は、半径方向壁部14の中央部22から後部に向かって軸方向に延び、壁部14が存在する半径方向中間平面に対して、前方に軸方向に偏位している。
【0021】
スリーブ部分20の環状後部自由末端縁部24は、断付きスラストスリーブ28の最小径の後部部分26に溶接され、センタリング要素を構成する円筒状後端部分30により、ケーシング12の後部外側に向かって軸方向に延在している。スリーブ28は壁部14に固定されている。
【0022】
スラストリング28の最大径の前部部分32は、ケーシング12内で軸方向に延在し、壁部14の中央部22の内側前面34に直面して、半径方向に部分的に延在している。
【0023】
スラストリング28の前部部分32は、軸方向を向いている外側環状円筒状表面35を画定し、概ね半径方向を向くピストン40の内側半径方向スリーブ部分38における、この場合は密閉された外側軸方向摺動周囲表面を構成している。
【0024】
表面35は、封止リング11を収容するように配置されている半径方向溝42を有する。
【0025】
スラストリング28の大径部分32は、その半径方向を向く後面44から進んで、軸方向を向いている歯36の集合を備えている。これら歯は、角度的に、好ましくは規則的な間隔で離間配置され、半径方向壁部14の中央部22の面34と共に、半径方向を向く対応する数の通路を決定している。この通路は、壁部14により境界を画定される内側制御チャンバ48を、スラストリング28のより小径の円筒状前部部分26を貫通して延びる、1つまたは複数のダクト50に連通させ、その結果、制御チャンバ28がスラストリング28に連通することを可能としている。
【0026】
スラストリング28は、円筒状部分30により前部は軸方向に閉鎖され、本体52内で後部に向かって軸方向に開いている。本体52は、56において、内部でスプライン嵌合して被駆動シャフト(図示しない)に一体回転可能に結合するハブ54の中空円筒状スリーブ部分の形態である。
【0027】
したがって、スラストリング28は、ダクト50、歯36、および被駆動シャフトを介して、チャンバ48にフルードを供給する盲中央ボアを有する。このボアには、チャンバ48用のフィードダクトが公知の方法で形成されている。
【0028】
ハブ54は、装置10の他の要素、特にスラストリング28と同軸であり、半径方向を向くプレート部分60は、スリーブ部分52の後端部分58から外側に向かって半径方向に延在している。
【0029】
部材62は、プレート部分60上、他のバージョンでは、スラストリング28上に取り付けられ、ピストン40の摺動運動を案内するために、第1に、スラストリング28の前部部分32の半径方向前面64を、第2に、スリーブ部分38の環状前端面66のための軸方向当接部材を形成している。
【0030】
したがって、部材62は、金属と金属との接触を防止し、低摩擦係数を有する。
【0031】
このため、部材62は、当接プレートを構成する平坦な環状リングの形態の本質的にプレートである。
【0032】
プレート62の平坦な後部環状面74は、スリーブ部分38、およびスリーブ28の半径方向前面64のための当接面を構成し、当接面をプレート62の内側円筒状縁部上にセンタリングするための肩状部を有する。
【0033】
したがって、取り付けられた部材62は、ハブ54に対するスリーブ28のセンタリングをも行う。
【0034】
部材62は、プレート部分60とピストン40との間のスペーサとしても機能する。すなわち、ピストン40が解放位置にある場合、ピストン40の内側半径部分82に直面する前部環状面80と、プレート部分60の対向環状面84との間に軸方向のクリアランスが存在する。
【0035】
プレート部分60の中央主要部分は、プレート部分60の半径方向前面90内に形成された環状リベート88を備える外側半径方向フランジ86が、半径方向外側に延在している。したがって、プレート部分60は、フランジ86のレベルでより薄くなっている。
【0036】
リベート88の半径方向基部は、半径方向プレート部材94の半径方向を向く平坦な環状内側半径方向縁部(92)の軸方向後部当接表面を構成する。
【0037】
この内側半径方向縁部94は、1組のリベット95により、プレート部分60のフランジ86に固定され、各リベットは、プレート部分60のフランジ86ないに形成された孔96、およびプレート部材94の内側半径方向フランジ92内に形成された対応する孔98を貫通している。各リベット95は、さらに、タービンホイール104の内側環状リング102内に形成された孔100を貫通している。
【0038】
リング102は、半径方向平面内に半径方向内側に延在し、プレート部材94のフランジ92の前部環状面106に隣接するため、リベット88にも収容される。
【0039】
プレート部材94は、その内側半径方向縁部92から半径方向外側に向かって、クランク部分108、次にタービンホイール104の対向する輪郭に実質的に適合するような平坦な環状リングの形態の中央部118、次に概ね円錐台部分、および概ね半トーラス形態の外周環状部分114を備えている。この部分114は、ピストン40の殆ど半径方向外側に存在し、ブレード付きタービンホイール104の外周部に取り付けられている。
【0040】
凹状の環状部分114は、概ね、軸方向を向く溝であって、半径方向壁部14の方向に、後部に向かって軸方向に開き、ピストン40に非常に近接している溝で構成され、装置10およびタービンホイール104の外周部に延在している。
【0041】
環状部分114が軸方向断面で示されている図1から分かるとおり、前記部分は、軸方向に向いている環状外側部分116を備え、この環状外側部分116は、凹状前部部分または基部118から後部に向かって軸方向に延在し、この実施例では概ね半円状の断面を有し、半径方向平面に存在し、概ね軸方向を向いている内側環状部分により、円錐台部分の外周縁部に結合されている。
【0042】
より詳細には、前部部分118は、内側部分120に結合する領域の範囲において平坦であり、この実施例では、接線方向にタービンホイール114に非常に近接し、タービンホイール104の外周部に存在する空間全体を占めている。
【0043】
環状周囲部分114は、断面においてC形の輪郭を有し、この実施例では、共通のピッチ円上で周方向に動作する1組のコイルスプリング122の形態である周方向動作弾性部材を収容している。その外径は、部分116、120間の環状周囲部分114の垂直高さよりわずかに小さい。
【0044】
したがって、公知の原理により、スプリング122は周方向に案内される。
【0045】
外側部分116は内側部分120よりも軸方向に長く、内側部分120は、ばね122を環状周囲部分114内に導入するために、対称軸X−Xに向かってわずかに傾斜している。前記内側部分120は、スプリング122のための良好なクリアランスを提供している。外側部分116は、スプリング122を保持するためのプレス成形された止め要素13を、軸方向端部に備えている。
【0046】
スプリング122は、プレート部材94と摩擦ディスク152との間で動作する。このため、環状部分114は、相互に対向するプレス成形要素124および126の周方向端部から成る周方向当接面であり、外側環状部分116および内側環状部分120内の半径方向内側および外側に個々に形成された周方向当接面である当接領域を備えている。
【0047】
ディスク152は、概ね平坦な環状リングの形態の構成要素である。
【0048】
ディスク152は、平坦な環状リングの形態の本体、または中央部分154から成り、この部分の前部および後部で互いに対向する環状の平坦な面は、第1反作用面210および第2反作用面230を支持し、前記面220、230は、各々、摩擦ディスク152に取り付けられた環状摩擦ライナー245、245’の一部である。
【0049】
摩擦ライナー245、245’は、たとえば接着剤接合により、中央部分154の適切な面にそれぞれ固定されている。
【0050】
摩擦ディスク152の第2反作用面230、245’は、半径方向壁部14に固定される第2環状摩擦面220であって、この実施例では、第2反作用面230、245’に対向して半径方向壁部14の内面に形成される第2環状摩擦面220と解除自在に協働するようにされている。
【0051】
詳細には、第2摩擦面220は、半径方向壁部14の一部分の内面に機械加工され、軸方向前方に、すなわち半径方向壁部14が存在する中央垂直平面に関連して、図1の左側に向かって偏位する垂直平面内に存在するように、軸方向の環状プレス成形要素内に形成されている。
【0052】
第1反作用面210を構成する摩擦ライナー245は、後部に向かって軸方向に向いている環状第1摩擦面200と解除自在に協働するようになっており、第1摩擦面200は、ピストン40に固定され、この実施例では、ピストン40の外周半径方向部分178の対応する面上に形成されている。
【0053】
したがって、本発明によると、第1面200および第1反作用面210、並びに第2面220および第2反作用面230は、それぞれ第1および第2摩擦領域Z1、Z2を画定し、前記摩擦領域Z1、Z2が互いに半径方向に偏位していることに特徴がある。
【0054】
さらに、各摩擦領域Z1、Z2は、第1に外径(D1ext)(D2ext)により、第2に内径(D1int)(D2int)により画定され、2つの摩擦領域(Z1)(Z2)の一方の外径(D1ext)(D2ext)は、2つの摩擦領域(Z2)(Z1)の他方の外径(D2ext)(D1ext)より大きく、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の内径(D2int)(D1int)は、前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の内径(D1int)(D2int)より小さい。
【0055】
したがって、本発明は、第1および第2摩擦領域Z1、Z2を半径方向に一致させるという最新技術の特徴から導かれたものである。この本最新技術の特徴によると、サイズの制約が、第1および第2摩擦面の両方ではなく一方の摩擦面に課せられても、第1および第2摩擦面の外径は、一般的に制限され、伝達トルクの損失が生じる。
【0056】
本発明によると、トルク能力は、最も厳密な寸法上の制約の対象になる一方の摩擦領域の平均半径を増加することにより増加される。こうして、トルク能力は、加わるスラスト力と同様に増加し、これは、供給圧力または消費量を増加しなくても行われる。
【0057】
図1〜図12に示す本発明の実施態様では、第1摩擦面(200)の外径および内径は、それぞれ第2摩擦面(220)の外径および内径よりも小さい。
【0058】
一方、図13〜図15に示す本発明の実施態様では、第1摩擦領域(200)の外径および内径は、第2摩擦面(220)の外径およびお内径よりも大きい。
【0059】
したがって、この場合、第1摩擦領域(Z1)は、第2摩擦面(Z2)に対して、外側に向かって軸方向に偏位している。
【0060】
本発明によるフルードカップリング装置10では、サイズ、特に半径方向および軸方向の寸法は、先行技術の場合の寸法と少なくとも同じである。
【0061】
さらに、本発明は、標準化に役立つ。なぜなら、構成要素の組立体は変わらないため、装置の製造コストを相当に削減することができるからである。
【0062】
大径のトーションダンパ、特に、円周が非常に長い予備成形曲線状スプリングを備えるトーションダンパを、本発明と組み合わせて使用することができる。
【0063】
もう1つ別のバージョンでは、ディスク152は、ライナー245、245’を備えず、面200、220に直接摩擦接触している。したがって、第1および第2面200、220、並びに第1および第2反作用面210、230との間に直接摩擦を生じさせ、リベット留め、または接着剤による接合などにより、摩擦ディスク152に固定される摩擦ライナー245、245’を取り付けて摩擦を生じさせることができる。
【0064】
この構造を逆順にすることもできる。摩擦ライナー245、245’を、面200、220ではなく、反作用面210、230の間に摩擦が生じるように、面に取り付けることも考えられる。
【0065】
一般的に、摩擦ディスク152は、それぞれピストンに固定された第1摩擦面200と、ケーシング12の半径方向壁部14に固定された第2摩擦面220との間にピストン40により、軸方向に解除可能に把持されるように構成され、このため、摩擦ディスク152は、第1面200に接触する第1反作用面210、および第2面220に接触する第2反作用面230を支持する。
【0066】
図面で分かるとおり、ピストン40の半径方向外周部分178は、ピストン40が存在する概ね半径方向の平面に対して、後部に向かって軸方向に偏位している。
【0067】
ピストン40は、1組の弾性舌状部180により、半径方向壁部14に一体回転可能に結合されている。この弾性舌状部180は、1つの円周上に実質的に配置され、カバープレート12とピストン40との間で接線方向に動作し、1997年12月8日付けのフランス国特許公開第2772103号に記載されているように、これら2つの要素が相対的に軸方向に変位することを可能にしている。
【0068】
特に図1で分かるように、摩擦ディスク152は、環状部分114の方向、実質的に環状部分116および120間の中間の高さにおいて、前方に向かって軸方向に延在する係合部または駆動耳状部128を備えている。
【0069】
図1に示す本発明の第1実施態様では、耳状部128は、第2反作用面230から対向側の摩擦ディスク152上に取り付けられている。この耳状部は、どのような方法でディスク152上に取り付けても良いが、溶接するか、または接着剤により接合して取り付けることが好ましい。この溶接は、抵抗溶接などのような電気的タイプであるか、またはやはり摩擦溶接でも良い。
【0070】
別のバージョンでは、耳状部128と摩擦ディスク152との結合は、リベットを使って行うか、押し出すか、またはさもなければ継目システムにより行うことができる。
【0071】
したがって、駆動耳状部128は、想定される固締方法に応じて、摩擦ディスク152の材料とは異なって良い。その結果、駆動耳状部128は、一実施態様では金属から製造され、プラスチック材料の摩擦ディスク152上に接着される。この摩擦ディスク152は、第1反作用面210および第2反作用面230が上に形成される厚くなった部分を有するため、摩擦ディスク152を、ピストン40と横方向壁部14との間に直接把持することができる。
【0072】
駆動耳状部128は、ディスク52上に個々に取り付けるか、または環状セクタに分割されるクラウンから突出させても良く、概ね、第2反作用面230に面するように配置される。
【0073】
駆動耳状部128は、規則的な間隔で周方向に離間配置され、各耳状部128は、摩擦ディスク152に対して直角に、または直角接続屈曲部により、摩擦ディスク152上に取り付けられる。
【0074】
各駆動耳状部128は、軸方向前端に、互いに対向する2つの指状部つまりパッドを備えている。詳細には、フランス国特許公開第2775747号または国際公開第WO99/45294号、特に後者の図2を参照されたい。したがって、各パッドは、スプリング122をセンタリングして保持するパッドであり、側方縁部から周方向に延在し、隣接スプリングの開放端部内に貫入している。
【0075】
この実施例では、パッドは台形である。駆動耳状部128の周方向の間隔、および各スプリング122の長さは、各スプリングを2つのパッド、つまり指状部134間に対面するように取り付ける間隔および長さであり、各スプリングは、2つのパッド、つまり指状部134間に、事前にスプリング122を取り付けた摩擦ディスク152を装置10内に取り付ける前に、摩擦ディスク152と一体構造を構成するように維持される。
【0076】
摩擦ディスク152に関しては、スプリング122は、摩擦ディスク152の周囲縁部から外側に半径方向に延在する耳状部を保持し、軸方向に前方に向かってわずかに屈曲させ、耳状部128の半径方向外側に向かって、この実施例では、プレス成形要素124の半径方向内側に向かって接触させることにより、後部に向かって軸方向に保持されている。
【0077】
2つの連続する駆動耳状部128の間には、たとえば2つの保持耳状部が存在し、他の耳状部は、規則的な間隔で周方向に離間配置されている。
【0078】
2つのパッド134間に取り付けた位置における各スプリング122の周方向の長さは、2つの相互に直面する連続当接表面124、126を分離する距離よりわずかに短いので、スプリング122を支持する摩擦ディスク152から成る部分組立体は、後部から溝の形態の環状部分114内に軸方向に導入することができる。取り付けた後、ディスク152が、プレート部材94および部分114に対して相対的に軸方向に変位する可能性がある。
【0079】
タービンホイール114は、衝撃ホイールのブレード間のケーシング内に入っているフルードの流れにより、衝撃ホイール(図示しない)によって駆動されること、および車両が始動した後、タービンと衝撃ホイールとの間の摺動作用を防止するため、ロックアップクラッチが、タービンホイールに固定して結合された被駆動シャフトを、ケーシングの半径方向壁部14に結合された駆動シャフトに結合することを想起されたい。
【0080】
したがって、ロックアップクラッチは、タービンホイールと半径方向壁部との間で動作する。ロックアップクラッチは、ピストン40を介して、半径方向壁部14に固定されたスラストスリーブ28上で摺動する。クラッチの把持、または締め付け、および解除の制御は、公知の方法により、チャンバ48内の圧力を変えて行われる。チャンバ48は、ピストン40および半径方向壁部14により軸方向に、内側半径方向にスラストリング28により外側半径方向に、摩擦ディスク152により境界を画定されている。
【0081】
壁部14は、フルードカップリング装置10に適する入力要素を構成している。すなわち、壁部14は、駆動シャフトに結合され、タービンホイール104は、駆動シャフトに固定されるハブ54を介して、前記装置10の出力要素を構成している。
【0082】
本発明は、当然、上記の実施態様に限定されない。特に、ピストン40は、ピストンに固定されて、ほぞ孔を画定する環状溝を有する環状リングにより、半径方向壁部14に一体回転可能に結合され、ほぞを画定する半径方向耳状部がほぞ孔に係合し、これら耳状部は、壁部14に固定されるプレートの一部であり、後部摩擦ライナーの摩擦面を構成している。
【0083】
別のバージョンでは、このプレートは、軸方向の耳状部を有し、各耳状部は、ピストン内に形成された2つのプレス成形要素に係合している。
【0084】
摩擦ライナー245、245’は、たとえば接着剤接合により、それぞれ、ピストン40の部分178、および第2面220を構成する半径方向壁部14に固定される。いかなる場合にも、ディスク152は、壁部14間に解除自在に把持されるように構成された摩擦ディスクである。ディスク152およびピストン40には、コーティングを施しても良い。
【0085】
摩擦ライナー245、245’には、当然、国際公開第WO93/13339号に記載されている溝を設けても良い。この溝により、ライナー245、245’は、制御された摺動を行うことができる。
【0086】
摩擦ディスク152は、2つの摩擦ライナー245、245’の間に設けられている。摩擦ライナーは、摩擦ディスク152を備える一体として形成しても良い。
【0087】
カップ部材は、耳状部128を保護し、中空ピンの形態の中央円筒状突出部を有する。この突出部は、スプリング122の内側に貫入して、スプリング122により囲まれたコイルスプリングの端面に対する当接部として機能する。
【0088】
したがって、スプリング122は周方向に取り付けられ、カップ部材は、耳状部128の側縁を支持し、耳状部128は、突出要素内に貫入する中央パッド134により保持され、カップ部材を所定の位置に保持するように、カップ部材の周方向に向いている。
【0089】
したがって、カップ部材は帽子の形態であり、スプリング122をセンタリングし、内側スプリングの当接部として役立つ。
【0090】
スプリングの同心状取付けは、ピストン40の外周部の半径方向外側にあるフルードカップリング装置10の外周部において、多量の空間が解放されるという事実により可能になることは、注目に値すると思う。
【0091】
ロックアップクラッチが係合すると、エンジントルクは、壁部14からトーションダンパを介して、タービンホイールに伝達される。トーションダンパは、第1に2つのトルク伝達部材、すなわち摩擦ディスク152および半径方向プレート部材94、第2に、これら2つの構成要素間で動作し、プレート部材94と一体の環状周囲部分114により案内される弾性部材から構成されている。
【0092】
部分114の内側部分120は、ピストン40にきわめて近接し、その外周部は、部分120とプレート部材の円錐台部分126との接合領域を妨げないように面取りされている。
【0093】
この実施例では、摩擦ディスク152により支持される弾性部材122は、ピストン40の外周部の半径方向外側にある。
【0094】
スプリング122は、上部部分116に対して後部に向かってわずかに軸方向に突出している。
【0095】
耳状部128は、スプリングと対称に、すなわち直径方向に係合している。
【0096】
耳状部128は、当然、上部部分116と同様に、軸方向に傾斜していても良い。
【0097】
半径方向プレート部材94の存在は不可欠ではなく、環状部分114は、タービンホイール104上に直接固定して良い。
【0098】
あらゆる組合せが可能である。耳状部は、耳状部の傾斜により、スプリング122の取付けを容易にする。この実施例では、凹状部分114の前部部分118は、軸方向に向いている外側部分116を有し、この外側部分116は、凹状環状形態の前部部分から後部に向かって延び、前部部分118は、180°を超える円弧状に延び、軸線X−Xに向かって傾斜する内側部分に接続され、プレート部材94に接合されている。
【0099】
同様に、外側部分116内に形成された当接領域は、プレス成形され、帯状の材料から構成されている。
【0100】
一般的に、国際公開第WO99/45294号に記載されているすべての構成を想定することができる。したがって、この文書の図7に示されているように、指状部またはパッドは、スプリング122の周囲端部間に挿置されるスラストカップを取り付けるのに役立ち、スプリング122内部の周方向に補助スプリングを取り付けることを可能にする。環状部分114は、たとえば、上記文書の図11〜図13から分かるように、溶接またはアプセット溶接により、タービンホイール104に直接取り付けることができる。同様に、スプリングは、上記文書の図5に示すように不可欠ではない。
【0101】
本発明の第1実施態様では、ディスク上に固定された耳状部128は、ディスク152の厚さとは異なる厚さとすることができ、平坦であることが好ましい。特に、耳状部128は、ディスク152より厚く、その結果、スプリングが係合するための比較的大きい領域を提供し、摩耗を減少させる。耳状部128は、熱処理を使用して、局所的に硬化される。
【0102】
もう1つのバージョンでは、図2に示すように、本発明の第1実施態様に類似する方法で、摩擦ディスク152には、内部軸方向補強フランジ500が設けられる。
【0103】
本発明の第2実施態様によると、図3に示すように、駆動耳状部128は、摩擦ディスク152と一体である。前記耳状部128は、摩擦ディスク152の外周部から突出するように屈曲させて形成されている。
【0104】
したがって、図3から分かるように、各耳状部は、屈曲部240を介してディスクの平面にほぼ平行な部分に接合され、前記部分自体は、屈曲部241を介して180°でディスク152の外周部に接合されている。耳状部128は、屈曲作業により摩擦ディスク152上に容易に形成することができ、耳状部128は、ディスク152に対してほぼ直角である。
【0105】
その他のバージョンでは、被駆動耳状部128は、ディスクの平面に平行な環状部分に屈曲部240を介して接合されるクラウンから突出し、前記部分自体は、屈曲部241を介して180°でディスク152の外周部に接合される。
【0106】
本発明の第2実施態様では、第1および第2反作用面210、230は、摩擦ディスク152またはピストン40、およびケーシング12の壁部14上に取り付けられる摩擦ライナー245の一部を形成している。
【0107】
この第2実施態様における屈曲作業は非常に堅固であり、駆動耳状部128とディスク152との間に、高精度の直角度を得ることができる。
【0108】
本発明による第3および第4実施態様では、図4および図5に示すように、駆動耳状部128は、たとえば肘状部分もしくは丸い部分、または円錐台部分部分であって、補助部材242の対応部分が上に係合する平坦な部分を構成する部分により、第1反作用面210を支持する摩擦ディスク152の外周部に接合されている。
【0109】
この部分は、当然、異なる幾何学的形状であっても良く、たとえば直角の屈曲部でも良い。
【0110】
これらの実施態様では、第2反作用面230は、駆動耳状部128または摩擦ディスク152の少なくとも一方の上に固定される少なくとも1つの補助部材242上に形成される。
【0111】
したがって、補助部材242は、環状セクタに分割されて、第2反作用面210に固定され横方向に向いたリング243である。このリング243は、第1反作用摩擦面の外側半径方向に位置する。
【0112】
横方向リング243は、その内周部において、第2屈曲部244に接合されるが、分離した形態でも良い。第2屈曲部244は、第1屈曲部246の半径方向外側に位置する。
【0113】
第1および第2屈曲部244、246が円錐部分の形態である場合、第2屈曲部244は、図4および図5で分かるように、第1屈曲部246に接触していることが好ましい。
【0114】
第2屈曲部244は、駆動耳状部128の1つに対応する少なくとも1つの舌状部に接合され、駆動耳状部128に固定されている。
【0115】
第4実施態様を示す図5では、補助部材242は、摩擦ディスク152の厚さより薄いため、横方向を向いているリング243は、弾性変形可能である。
【0116】
補助部材242の各舌状部は、駆動耳状部128と、駆動耳状部128と平行な補強指状部248との間に固定して設けられ、前記指状部248は、横方向壁部を向く軸方向端部に、補助部材の横方向リングの変位を制限するための当接要素249を有する。
【0117】
もう1つのバージョンでは、第3実施態様の図4に示すように、補助部材242は、摩擦ディスク152の厚さにほぼ等しい厚さを有するため、横方向リング243は剛性であり、補強指状部248は必要ない。
【0118】
横方向リング243は、摩擦ディスク152に対して横方向壁部14に向かって軸方向に偏位し、特に第2屈曲部244が第1屈曲部246に有利に接触する場合、軸方向の全体的なサイズは減少する。
【0119】
さらに他のバージョンでは、横方向リング243は、たとえばこの部分が直角の屈曲部から成る場合、摩擦ディスク152の平面内に位置する。
【0120】
これらの実施態様では、先行技術の摩擦ディスクを保持することが可能であり、摩耗は、補助部材242または補強指状部248により、スプリングの領域で減少する。
【0121】
駆動耳状部128上への補助部材242または補強指状部248の固締は、図4および図5に示すように溶接により行われる。もう1つのバージョンでは、溶接接合部は、抵抗溶接またはレーザ溶接により行われる。
【0122】
図6〜図9に示す本発明による第5、第6、第7および第8実施態様では、駆動耳状部128は、摩擦ディスク152から突出するように、プレス成形して屈曲させて製造される。
【0123】
駆動耳状部128は、屈曲部246を介して摩擦ディスク152に接合され、第2反作用面230は、駆動耳状部128の半径方向外側に摩擦ディスク152内に形成されたカットアウト253の少なくとも大部分を被覆して、カットアウトを画定する第1シム251に固定される。シム251は、屈曲部246の内側に向かって横方向半径方向に延在し、摩擦ディスク152が第1および第2表面200、220間に把持された時に、横方向壁部14と摩擦ディスク152との間に封止部を形成する。
【0124】
第2反作用面230は、前記第1シム251上に固定された摩擦ライナー245’上に形成され、摩擦ライナー245’は、この場合は金属であり、摩擦ディスク152より薄い。
【0125】
図6では、第1シム251は平坦であり、摩擦ディスク152に接触して固定されている。
【0126】
図7〜図9では、第1シム251は、摩擦ディスク152の外周部および内周部に固定され、第2反作用面230を構成する摩擦ライナー245を固締するために、少なくとも1つのボス254を有する。しかし分割された形態でも良い。
【0127】
図7では、第1反作用面210は、摩擦ディスク152上に直接固定された摩擦ライナー256上に形成されている。
【0128】
図8および図9では、第1反作用面210は、摩擦ディスク152上に固定された第2シム252に固定されている。
【0129】
これらの図では、固締部材260は、第1および第2シム251、252を一緒に摩擦ディスク152に固定し、各シムは、このために、前記固締部材260を収容するための固締領域261を有する。シム251、252は金属製で同じ厚さであり、ディスク252の厚さより薄い。
【0130】
もう1つのバージョンでは、シムは、各シムが伝達するトルクに応じて異なる厚さであってもよい。
【0131】
これらシム251、252は弾性を有する。もう1つのバージョンでは、ディスク152に対するシムの固締は、リベット留めまたは接着剤による接合により行われる。他のバージョンでは、この接続は溶接により行われる。溶接は抵抗またはレーザタイプである。
【0132】
図8では、固締部材260は、第1シム251の内周部と第2シム252の外周部との間に設けられ、第1および第2反作用面210、230が、固締部材260の両側に横方向に延在している。
【0133】
図9では、第1シム251は、第1反作用面210の内側に向かって半径方向を向くように横方向に延び、固締部材260は、シム251、252の内周部間に、第1反作用面210の内側に向かって、半径方向に設けられている。
【0134】
図7〜図9では、第1反作用面210は、第2シム252上に固定された摩擦ライナー245上に形成されている。
【0135】
各シム251、252は、対応する摩擦ライナー245、245’のための支持領域を有し、この支持領域は、摩擦ディスク152に接触する固締領域260に対して、摩擦ディスク152から軸方向に偏位している。
【0136】
別のバージョンでは、第1反作用面210は、ピストン40に面する第2シム252の面により直接画定され、第2反作用面230は、横方向壁部14に面する第1シム251の横方向の面により直接画定されている。
【0137】
図7では、第1反作用面210は、ピストン40に面する摩擦ディスク152の面により直接画定されている。
【0138】
図7〜図9では、屈曲部246は90°の屈曲部であるため、駆動耳状部128は、摩擦ディスク152に対して直角である。もう1つのバージョンでは、屈曲部246は90°よりわずかに大きい。
【0139】
したがって、駆動耳状部128は、摩擦ディスク152に対してほぼ直角である。
【0140】
もう1つのバージョンでは、屈曲部246は、図4および図5に類似する形態を有する。
【0141】
上記のとおり、駆動耳状部128は、タービンホイール104およびハブ54から成る組立体に、一体回転可能に固定して結合される。
【0142】
この実施例では、駆動耳状部128は、図2〜図5に示す方法と同じ方法で、前記組立体104−54と駆動耳状部128との間で動作して、周方向動作弾性部材122により、タービンホイール104およびハブ54から成る組立体に弾性結合され、前記駆動耳状部128は、2つの連続する周方向動作弾性部材122の周囲端部間に収容されている。
【0143】
ロックアップクラッチは、半径方向壁部14に向かって開いている軸方向の溝で構成され、タービンホイール104およびハブ54の組立体に一体回転可能に結合される周囲環状部分114を有する。この周囲環状部分114は、タービンホイール104の外周部に取り付けられる。
【0144】
この環状部分114は、周方向動作弾性部材122を周方向に案内し、前方に保持する。環状部分114は、当域124、126を有する。駆動耳状部128は、周囲環状部分の軸方向溝内に貫入するため、各駆動耳状部128は、2つの連続する周方向動作弾性部材の2つの周囲端部間に収容される。
【0145】
図4および図5に示す補助部材242の舌状部は、この舌状部に対応する駆動耳状部128の形態と同じ形態を有する。
【0146】
他のバージョンでは、補助部材242の舌状部のサイズは、駆動耳状部128のサイズとは異なる。
【0147】
本発明は、当然、上に説明した実施態様に限定されない。図示しない一実施態様では、補助部材の舌状部は、駆動耳状部128の寸法とは異なる周囲寸法を有し、その結果、一方では、駆動耳状部128から成る要素の少なくとも1つ、および他方では、補助部材242の舌状部は、周方向に延在する2つの対向するパッド134を備え、これら各パッドは、隣接する弾性部材122の周囲端部138に形成された相補的なハウジング内に収容されるセンタリングパッドを構成している。
【0148】
図5では、補強指状部248は、この指状部248に対応する駆動耳状部128の形態と同じ形態を有する。
【0149】
溝は、本質的に公知の方法で、面200、220内および反作用面210、230内に形成される。
【0150】
図10は、本発明の第9実施態様のフルードカップリング装置を示す。
【0151】
この場合、本発明の第1実施態様と対照的に、スプリング122を案内するための環状部分114は摩擦ディスク152に固定され、たとえば、溶接により摩擦ディスク152に固定される。環状部分114により画定される溝は、半径方向壁部14から離れて開いている。
【0152】
さらに、当接耳状部128は、プレート部材94に固定され、たとえば、プレート部材94、またはタービンホイール104およびハブ54から成る組立体に固定された他の支持部材と一体に形成される。
【0153】
スプリング122の脱出を防止するための耳状部262は、図11に示す本発明の第10実施態様のように、プレート部材94、またはタービンホイール104およびハブ54から成る組立体に固定された他の支持部材と一体に成形することができる。半径方向壁部14に向かって分岐する補足耳状部262は、結合部材128の間に挿入される。
【0154】
図11では、環状部分114の内側環状部分120に、スプリング122が係合して、前記部分120内で消える舌状部264が形成されている。
【0155】
図12は、本発明の第11実施態様によるフルードカップリング装置10を示す。
【0156】
この場合、摩擦ディスク152は、2つの部分、すなわち、それぞれ外側および内側部分内に補強されている。この摩擦ディスク152の外側部分は、案内のための環状部分114を構成し、摩擦ディスク152の内側部分は、環状部分114を軸方向に延在させるカラー266を画定している。
【0157】
摩擦ライナー245、245’は、環状部分114の基部118上、および環状部分114を半径方向に延在させるカラー266上に取り付けられている。
【0158】
図13は、本発明の第12実施態様によるフルードカップリング装置10を示す。
【0159】
この場合、環状案内部分114は、環状部分114、タービンホイール104およびハブ54の組立体に形成された相補的なノッチ270に歯268を係合させることにより、タービンホイール104およびハブ54から成る組立体に一体回転可能に結合されている。歯は、相補的なノッチに対して実質的に直角である。
【0160】
この実施例では、歯268および相補的なノッチ270は、第1に、環状部分114の軸方向に向いている外側環状部分116、第2に、プレート部材94の半径方向周囲部分272に形成されている。
【0161】
環状部分114は、ケーシングの半径方向壁部内に形成された環状空間274内に延在している。
【0162】
好ましくは、スプリング122の捕捉耳状部262は、摩擦ディスク152、またはディスク152に固定された他の支持部材と一体に成形する。これら捕捉耳状部262は、当接耳状部128間に設けられ、捕捉耳状部262自体は、摩擦ディスク152と一体に成形される。
【0163】
本発明の第12実施態様では、トーションダンパは、ケーシングの半径方向壁部14と摩擦ディスク152間の軸方向に配置され、上記第11実施態様では、トーションダンパは、タービンホイール104およびハブ54の組立体間の軸方向に配置される。
【0164】
図15および図16は、本発明によるフルードカップリング装置10のさらに他の実施態様を示す。摩擦ディスク152は、挿置された剛性手段を介して、タービンホイール104およびハブ54の組立体に一体回転可能に結合されている。
【0165】
したがって、図15および図16に示す実施例では、摩擦ディスク152は、歯276と、摩擦ディスク152並びにタービンホイール104およびハブ54の組立体、特にプレート部材94条に形成された相補的なノッチ278とを噛み合わせることにより、タービンホイール104およびハブ54の組立体に一体回転可能に結合されている。歯は、相補的なノッチに対して実質的に直角に延在している。
【0166】
図14に示す第13実施態様では、歯286および相補的なノッチ278は、プレート部材94の周囲軸方向フランジ280(またはタービンホイール104およびハブ54から成る組立体の他の部材)により、および摩擦ディスク152の半径方向周囲部分282により支持され、後者は、平坦であることが好ましい。
【0167】
軸方向周囲フランジ280は、たとえばプレスにより、ケーシングの半径方向壁部14内に形成されたクリアランス空間内に部分的に延在している。
【0168】
図15および図16に示す第14および第15実施態様では、歯276および相補的なノッチ278は、摩擦ディスク152の軸方向周囲フランジ286、およびプレート部材94の半径方向周囲部分288(またはタービンホイール104およびハブ54の組立体の他の部材)により支持されている。
【0169】
第1摩擦面200の外径および内径は、それぞれ、第2摩擦面220の外径および内径より大きく、半径方向壁部14とケーシングの軸方向を向く環状部分16との内側接合部の半径は、ケーシング内の応力を制限するために比較的大きくても良い(図15参照)。
【0170】
同じ理由から、摩擦面200、220は偏位しており、半径方向壁部14上に溶接された接続部材300などは、摩擦ライナー245’と接続部材300の溶接領域との摩擦接触を防止するため、ケーシングの半径方向壁部14に接触する摩擦ライナー245’に対して半径方向に偏位していることが好ましい(図16参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴による第1実施態様におけるフルードカップリング装置の軸方向半断面図であり、この装置は、摩擦ディスクに取り付けられている。
【図2】 ディスクに軸方向補強フランジが設けられている第1実施態様の変形バージョンを示す軸方向部分断面図である。
【図3】 本発明の第2実施態様の軸方向部分断面図であり、当接要素は摩擦ディスクと一体であり、屈曲により摩擦ディスクから突出している。
【図4】 本発明の第3実施態様を示す軸方向断面図であり、当接要素は摩擦ディスクの外周部に結合され、第2反作用面は、少なくとも1つの当接要素上に固定された少なくとも1つの補助部材の一部である。
【図5】 本発明の第4実施態様を示す軸方向断面図であり、当接要素は摩擦ディスクの外周部に結合され、第2反作用面は、少なくとも1つの当接要素上に固定された少なくとも1つの補助部材の一部である。
【図6】 本発明の第5実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス成形して摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図7】 本発明の第6実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス成形して、摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図8】 本発明の第7実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス成形して、摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図9】 本発明の第8実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス成形して、摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図10】 図3〜図9に類似の図であり、本発明のその他の実施態様を示す。
【図11】 本発明の第10実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図12】 本発明の第11実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図13】 本発明の第12実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図14】 本発明の第13実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図15】 本発明の第14実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図16】 本発明の第15実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【符号の説明】
10 フルードカップリング装置
12 ケーシング
14 壁部
16 環状部分
20 スリーブ部分
22 中央部
24 縁部
26 後部部分
28 スリーブ
32 前部部分
34 内側前面
35 円筒状表面
38 スリーブ
40 ピストン
44 後面
48 制御チャンバ
50 ダクト
52 本体
54 ハブ
58 後端部分
60 プレート部分
62 部材
74 後部環状面
80 前部環状面
82 内側半径部分
84 対向環状面
86 フランジ
88 環状リベート
92 縁部
94 プレート部材
96 孔
98 孔
102 環状リング
104 タービンホイル
106 環状面
114 外周環状部分
118 中央部
120 内側部分
122 コイルスプリング
124,126 プレス成形要素
152 ディスク
154 中央部分
200 第1摩擦面
220 第2摩擦面
230,245 第2反作用面

Claims (32)

  1. 自動車用のフルードカップリング装置(10)であって、
    − 駆動シャフトに一体回転可能に結合されるようになっている、半径方向を向く壁部(14)を有するケーシング(12)と、
    − 被駆動シャフトに一体回転可能に結合されるようになっているハブ(54)に、一体回転可能に結合されたタービンホイール(104)と、
    − タービンホイール(104)と半径方向壁部(14)の間に、作動的に設けられ、タービンホイールと半径方向壁部の間に配置され、かつ前方から後方への順で進行するロックアップクラッチと、
    − 軸方向に移動可能であり、ケーシングに対して一体回転可能に結合された、半径方向を向くピストン(40)と、
    − タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に対して一体回転可能に結合された、半径方向を向く環状摩擦ディスク(152)であって、第1面に、ピストンに固定されて第1環状摩擦領域(Z1)を画定する第1摩擦面(200)と協働する第1反作用面(210)を備え、かつ第1面と対向する第2面に、半径方向壁部(14)に固定されて、第2環状摩擦領域(Z2)を画定する第2摩擦面(220)と協働する第2反作用面(230)を備える摩擦ディスクとで構成されているロックアップクラッチ、
    と、
    −前記第1反作用面(210)及び前記第2反作用面(230)を構成する摩擦ライナー(245)(245’)であって、前記環状摩擦ディスク(152)の両側のみにそれぞれ取り付けられる前記摩擦ライナー(245)(245’)とを備え、
    前記第1および第2摩擦領域(Z1)(Z2)は、互いに半径方向に偏位し、前記環状摩擦ディスク(152)の前記ケーシング(12)側に取り付けられた前記摩擦ライナー(245’)の内径は、前記ピストン(40)の外径よりも大きいことを特徴とするフルードカップリング装置(10)。
  2. 各摩擦領域(Z1)(Z2)は、第1に外径(D1ext)(D2ext)により、また第2に内径(D1int)(D2int)により、半径方向に画定され、かつ前記2つの摩擦領域(Z1)(Z2)のうちの一方の外径(D1ext)(D2ext)は、前記2つの摩擦領域(Z2)(Z1)のうちの他方の外径(D2ext、D1ext)よりも大きく、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の前記内径(D2int)(D1int)は、前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の内径(D1int)(D2int)よりも小さいことを特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の外径(D1ext)(D2ext)は、前記他方の摩擦領域(Z2、Z1)の内径(D2int、D1int)よりも小さいことを特徴とする、請求項2記載の装置。
  4. 前記摩擦ディスク(152)は、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に対し、これらの間に配置されて、2つの結合部材(114)(128)を備える緩衝部材により一体回転可能に結合され、前記2つの結合部材の一方は、前記摩擦ディスク(152)に一体回転可能に結合され、同じく他方は、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に一体回転可能に結合され、かつ前記結合部材は、間に設けられた周方向動作弾性部材(122)により、互いに協働するようになっていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の装置。
  5. 第1結合部材(114)は、タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に対して固定され、第2結合部材(128)は、前記摩擦ディスク(152)に固定されていることを特徴とする、請求項4記載の装置。
  6. 前記第2結合部材(128)は、前記第2反作用面(230)に対面して配置されることを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 前記第2結合部材(128)は、前記摩擦ディスク(152)と一体である、請求項5記載の装置。
  8. 前記第1結合部材(114)は、前記摩擦ディスク(152)に固定され、かつ前記第2結合部材(128)は、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に固定されていることを特徴とする、請求項4記載の装置。
  9. 前記第1結合部材(114)は、前記摩擦ディスク(152)と一体になっていることを特徴とする、請求項8記載の装置。
  10. 前記第1結合部材(114)は、前記周方向動作弾性部材(122)を案内するための部材を備え、かつ前記弾性部材(122)に係合するための領域(124)(126)を有することを特徴とする、請求項4〜請求項9のいずれかに記載の装置。
  11. 前記弾性部材(122)を案内するための部材は、周方向動作弾性部材(122)が収容される軸方向の溝で構成された環状部分(114)を備えることを特徴とする、請求項10記載の装置。
  12. 前記軸方向の溝は、前記半径方向壁部(14)に向かって開口していることを特徴とする、請求項11記載の装置。
  13. 前記軸方向の溝は、前記半径方向壁部(14)の反対側に開口していることを特徴とする、請求項11記載の装置。
  14. 前記第2結合部材(128)は、周方向動作弾性部材(122)の当接のための要素を備えていることを特徴とする、請求項4〜請求項9のいずれかに記載の装置。
  15. 前記第2結合部材(128)の前記当接要素が、環状部分(114)の軸方向溝内に貫入し、そのため、前記各当接要素が、2つの連続する周方向動作弾性部材(122)の2つの周囲端部間に収容されていることを特徴とする、請求項11または請求項14に記載の装置。
  16. 前記第2結合部材(128)の前記当接要素が、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体、または前記摩擦ディスク(152)に固定された部材(94)(152)と一体であることを特徴とする請求項5、請求項8および請求項13のいずれかに記載の装置。
  17. 弾性部材(122)を捕捉し、かつ部材(94)(152)と一体に成形された要素(262)を備え、前記第2結合部材(128)の前記当接要素は、前記部材(94)(152)と一体に成形されていることを特徴とする、請求項16記載の装置。
  18. 前記摩擦ディスク(152)は、間に設けた剛性手段(276)(278)を介して、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に結合されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の装置。
  19. 前記第1および第2反作用面(210)(230)は、前記摩擦ディスク(152)もしくは前記ピストン(40)、および半径方向壁部(14)、または前記摩擦ディスク(152)の少なくとも1つの面、およびピストン(40)もしくはケーシング(12)の半径方向壁部(14)上に直接または間接的に取り付けられた少なくとも1つの前記摩擦ライナー(245)(245’)の一部分であることを特徴とする、請求項1〜18のいずれかに記載の装置。
  20. 前記第2結合部材(128)の前記当接要素は、前記第1反作用面(210)を支持する前記摩擦ディスク(152)の外周部に接合され、かつ前記第2反作用面(230)は、前記当接要素(128)の少なくとも1つまたは前記摩擦ディスク(152)上に固定された少なくとも1つの補助部材(242)の一部であることを特徴とする、請求項7または14に記載の装置。
  21. 前記第2結合部材(128)の当接要素は、プレスまたは屈曲により形成されて、前記摩擦ディスク(152)から突出していることを特徴とする、請求項7または請求項14に記載の装置。
  22. 前記第2結合部材(128)の前記当接要素は、屈曲部(246)により前記摩擦ディスク(152)に結合され、前記第2反作用面(230)は、第1シム(251)に固定され、前記第1シム(251)は、前記当接要素(128)の半径方向外側に前記摩擦ディスク(152)により画定される開口部(253)の少なくとも大部分を被覆し、その結果、前記当接要素(128)を画定し、前記シム(251)は、前記屈曲部(246)の横方向、半径方向内側に向かって延在して、前記摩擦ディスク(152)が、前記第1および第2面(200)(220)の間に把持された時に、前記半径方向壁部(14)と前記摩擦ディスク(152)との間に封止部を形成するようになっていることを特徴とする、請求項7、請求項14および請求項21のいずれかに記載の装置。
  23. 前記第1シム(251)が、前記摩擦ディスク(152)に接触して固定されていることを特徴とする、請求項22記載の装置。
  24. 前記第1反作用面(210)が、前記摩擦ディスク(152)上に固定された第2シム(252)に対して固定されていることを特徴とする、請求項1〜23のいずれかに記載の装置。
  25. 各々のシム(251)(252)が、対応する前記摩擦ライナー(245’)(245)のための支持領域を有し、この支持領域は、前記摩擦ディスク(152)と接触する固定領域(260)に対して、前記摩擦ディスク(152)から離れて軸方向に偏位していることを特徴とする、請求項22または請求項24記載の装置。
  26. 前記摩擦ディスク(152)は、2つの部分、すなわち外側部分および内側部分として構成され、前記摩擦ディスク(152)の前記外側部分が、前記案内部材の前記環状部分(114)を構成し、前記摩擦ディスク(152)の前記内側部分が、前記環状部分(114)を半径方向に延在させるカラー(266)を画定していることを特徴とする、請求項9または請求項11に記載の装置。
  27. 前記第1および第2反作用面(210)(230)は、軸方向の溝の境界を画定する基部(118)、および前記環状部分を半径方向に延在させる前記カラー(266)上に取り付けられていることを特徴とし、請求項19または請求項26に記載の装置。
  28. 前記案内部材の前記環状部分(114)は、前記環状部分(114)並びに前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体上に形成された相補的なノッチ(270)に歯(268)を噛み合わせることにより、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に一体回転可能に結合され、かつ前記歯は、前記相補的なノッチに対して直角を向いていることを特徴とする、請求項13記載の装置。
  29. 前記摩擦ディスク(152)に、内側軸方向の補強フランジ(500)が形成されていることを特徴とする、請求項1〜28のいずれかに記載の装置。
  30. 前記摩擦ディスク(152)が、前記摩擦ディスク(152)並びにタービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体上に形成された相補的なノッチ(278)に歯(276)を噛み合わせることにより、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に一体回転可能に結合されることを特徴とする、請求項18記載の装置。
  31. 前記歯(276)および相補的なノッチ(278)が、前記摩擦ディスク(152)の周囲軸方向フランジ(286)、および前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体の構成要素(94)の周囲半径方向部分(288)により支持されていることを特徴とする、請求項30記載の装置。
  32. 前記歯(276)および相補的なノッチ(278)が、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体の構成要素(94)の周囲軸方向フランジ(280)、および前記摩擦ディスク(152)の周囲半径方向部分(282)により支持されていることを特徴とする、請求項30記載の装置。
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