JP2003532031A - フルードカップリング装置 - Google Patents

フルードカップリング装置

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JP2003532031A JP2001578844A JP2001578844A JP2003532031A JP 2003532031 A JP2003532031 A JP 2003532031A JP 2001578844 A JP2001578844 A JP 2001578844A JP 2001578844 A JP2001578844 A JP 2001578844A JP 2003532031 A JP2003532031 A JP 2003532031A
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    • F16H45/02Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、半径方向壁部(14)が入力シャフトに結合され、タービンホイール(104)がハブ(54)および出力シャフトに結合されているハウジング(12)と、ピストン(40)を備えるロックアップクラッチと、全体的に半径方向を向く環状摩擦ディスク(152)であって、前記タービンホイール(104)/ハブ(54)組立体に一体回転可能に結合され、第1面に、前記ピストンと一体の第1摩擦トラック(200)と協働して、第1環状摩擦領域(Z1)を画定する第1反作用トラック(210)を支持し、前記第1面に対向する第2面に、前記半径方向壁部(14)と一体の第2摩擦トラック(220)と協働して、第2環状摩擦領域(Z2)を画定する第2反作用トラック(230)を支持する環状摩擦ディスク(152)とを備える装置に関する。本発明は、前記第1および第2摩擦領域(Z1)(Z2)が、互いに対して半径方向に偏位していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、例えば、フランス国特許公開第2775747号公報に記載され図
示されているタイプの自動車用のフルードカップリング装置に関する。
【0002】 背景技術 前記書類は、自動車用のフルードカップリング装置であって、 − ほぼ半径方向を向いている壁部が、駆動シャフトに対して一体回転可能に
結合するように構成されているケーシングと、 − 被駆動シャフトに一体回転可能に結合されるようになっているハブに、一
体回転可能に結合するタービンホイールと、 − タービンホイールと半径方向壁部との間に作動的に設けられ、タービンホ
イールと半径方向壁部との間に軸方向に配置され、かつ前方から後方への順序で
進行するロックアップクラッチと、 − 軸方向に移動可能であり、ケーシングに対して一体回転可能に結合された
、ほぼ半径方向を向くピストンと、 − タービンホイールおよびハブの組立体に対して一体回転可能に結合された
、ほぼ半径方向を向く環状摩擦ディスクであって、第1面に、ピストンに固定さ
れて第1環状摩擦領域を画定する第1摩擦面と協働する第1反作用面を備え、か
つ第1面と対向する第2面に、半径方向壁部に固定されて、第2環状摩擦領域を
画定する第2摩擦面と協働する第2反作用面を備える環状摩擦ディスクとで構成
されているロックアップクラッチ、 とを備えるフルードカップリング装置について、記載し、かつ図示している。
【0003】 この構成の結果、上記摩擦ディスクは、ケーシングの半径方向壁部に解除可能
に接続される。
【0004】 上記書類では、摩擦ディスクには、ピストンの半径方向内側に延在する耳状部
であって、トーションダンパの入力部材と噛み合う耳状部が外周部に設けられて
おり、トーションダンパの出力部材には、ハブに結合された半径方向プレート部
材が設けられている。周方向動作弾性部材は、入力部材と出力部材との間で動作
し、これらの部材は、弾性部材を収容するように構成され、かつ出力部材は、ピ
ストンおよび作業表面の半径方向外側に配置されている。
【0005】 このようなトーションダンパの構成では、特に大径のトーションダンパの場合
、半径方向および軸方向のサイズを増加させないようにするために、摩擦ライナ
ーの外径を小さくする必要がある。しかし、ライナーの外径を小さくすると、伝
達されるトルクは制限されることとなり、これは大きい欠点である。
【0006】 発明の開示 本発明は、従来と同じサイズを保ちつつ、トルク伝達能力を増加し、かつフル
ードカップリング装置の性能を損なわないようにすることを目的としている。
【0007】 そのため、本発明では、上記タイプの、自動車用フルードカップリング装置で
あって、第1および第2摩擦領域(Z1)(Z2)が、互いに半径方向に偏位し
ていることを特徴とするフルードカップリング装置を提供する。
【0008】 本発明により、特定サイズの場合、第2面および反作用面が、第1面および反
作用面に対して偏位するため、トルク能力が増加し、従来のように、対称および
回転軸X−Xに対する摩擦ライナーの内側、および外側半径の算術平均と定義さ
れる平均半径を増加させることができる。
【0009】 本発明により、トルク能力は、圧力による力が加わると増加する。これは、フ
ィード圧が増加しなくても行われ、したがって、消費量を増加させなくても行わ
れる。
【0010】 また、本発明によると、規格化に有利である。その理由は、構成要素の部品は
概して変化しないので、装置の製造コストを相応に減少することができるからで
ある。
【0011】 さらに、周囲が長い予備成形曲線状スプリングなどのような大径のトーション
ダンパを、本発明と組み合わせて使用することができる。弾性部材のサイズ、お
よび弾性部材が適合する容積は、本発明による構成によって変更されることはな
い。
【0012】 従来のもののように、取扱いおよび搬送が可能であり、摩擦ディスクおよび弾
性部材から構成され、かつ最終的な組立時間が短縮する部分組立体を製造するこ
とができる。
【0013】 次に、本発明の様々な実施態様におけるその他の特徴を挙げる。 − 各摩擦領域(Z1)(Z2)は、第1に外径(D1ext)(D2ext
)により、第2に内径(D1int)(D2int)により、半径方向の境界を
画定され、2つの摩擦領域(Z1)(Z2)のうちの一方の外径(D1ext)
(D2ext)は、2つの摩擦領域(Z2)(Z1)のうちの他方の外径(D2
ext)(D1ext)よりも大きく、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の
内径(D2int)(D1int)は、前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の
内径(D1int)(D2int)よりも小さい。 − 前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の外径(D1ext)(D2ext
)は、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の内径(D2int、D1int)
よりも小さい。 − 摩擦ディスクは、タービンホイールおよびハブの組立体の間に配置されて
、2つの結合部材を備える緩衝部材により一体回転可能に結合され、2つの結合
部材の一方は、摩擦ディスクに一体回転可能に結合され、他方は、タービンホイ
ール(104)およびハブの組立体に一体回転可能に結合され、前記結合部材は
、間に設けられた周方向動作弾性部材により互いに協働する。 − 第1結合部材は、タービンホイールおよびハブの組立体に固定され、第2
結合部材は摩擦ディスクに固定されている。 − 第2結合部材は、たとえば溶接により摩擦ディスクに取り付けられている
。 − 第2結合部材は、第2反作用面の反対側に取り付けられている。 − 第2結合部材は、第2反作用面にほぼ対面して配置されている。 − 第2結合部材は、摩擦ディスクと一体である。 − 第1結合部材は、摩擦ディスクに固定され、第2結合部材は、タービンホ
イールおよびハブの組立体に固定されている。 − 第1結合部材は、摩擦ディスクに取り付けられている。 − 第1結合部材は、摩擦ディスクと一体である。 − 第1結合部材は、周方向動作弾性部材を案内するための部材を備え、前記
弾性部材と係合する領域を有する。 − 弾性部材を案内する部材は、周方向動作弾性部材が納まる軸方向溝が形成
された実質的環状部分を備えている。 − 軸方向溝は、半径方向壁部に向かって開いている。 − 軸方向溝は、半径方向壁部から離れて開いている。 − 第2結合部材は、周方向動作弾性部材が当接するための要素を備えている
。 − 当接部材は、各々、2つの連続する周方向動作弾性部材の周方向端部間に
収容される。 − 第2結合部材の当接要素は環状部分の軸方向溝内に貫入し、その結果、各
当接要素は、2つの連続する周方向動作弾性部材の2つの周方向端部の間に収容
されている。 − 当接要素は、環状セクタに分割されるクラウンから突出している。 − 当接要素は、摩擦ディスクに対してほぼ直角である。 − 当接要素は、タービンホイールおよびハブの組立体、または摩擦ディスク
に固定される部材と一体である。 − 装置は、弾性部材を捕捉し、弾性部材と一体成形された要素と、弾性部材
と一体成形され、弾性部材捕捉要素間に設けられた当接要素間とを備えている。 − 摩擦ディスクは、間に設けられた剛性手段により、タービンホイールおよ
びハブの組立体に一体回転可能に結合されている。 − 第1および第2反作用面は、摩擦ディスク上、もしくはピストンおよび半
径方向壁部上、または摩擦ディスクの少なくとも1つの面、およびピストンもし
くはケーシングの半径方向壁部上に、直接または間接的に取り付けられた少なく
とも1つの摩擦ライナーの各部である。 − 当接要素は、摩擦ディスクの外周部から突出するように屈曲させて形成さ
れている。 − 各当接要素は、摩擦ディスクの平面とほぼ平行な部分であって、摩擦ディ
スクの外周部に180°屈曲部により結合する部分に対し、屈曲部により結合さ
れている。 − クラウンは、ディスクの平面に平行な環状部分であり、環状の180°屈
曲部により摩擦ディスクの外周部に結合する環状部分に対し、屈曲部により結合
されている。 − 当接要素は、第1反作用面を支持する摩擦ディスクの外周部に結合され、
第2反作用面は、当接要素または摩擦ディスクの少なくとも一方に固定された少
なくとも1つの補助部材の一部である。 − 補助部材は、横方向を向く環状リングを有し、環状リングは、環状セクタ
に分割されて第2反作用面に固定され、第1反作用摩擦面の半径方向外側に存在
している。 − 横方向環状リングは、分割された形態の第2屈曲部により外周部に結合さ
れ、第2屈曲部は第1屈曲部の半径方向外側に存在している。 − 前記第1および第2屈曲部は、円錐状部分であり、第2屈曲部は第1屈曲
部に接触している。 − 第2屈曲部は、当接要素の1つに対応して固定される少なくとも1つの舌
状部に結合されている。 − 補助部材の厚さは、摩擦ディスクの厚さより薄く、そのため、横方向を向
く環状リングは、弾性変形可能である。 − 補助部材の各舌状部は、当接要素と、当接要素に平行な補強指状部との間
に設けられ、前記指状部は、横方向壁部に向かって回転した外側端部に、補助部
材の横方向環状リングの変位を制限するための止め要素を有する。 − 補助部材は、摩擦ディスクの厚さとほぼ等しい厚さを有するため、横方向
環状部材は剛質である。 − 横方向環状リングは、摩擦ディスクに対して半径方向壁部に向かって軸方
向に偏位している。 − 横方向環状リングは、摩擦ディスクの平面上に位置している。 − 当接要素は、摩擦ディスクから突出するように、圧迫および屈曲させて形
成されている。 − 当接要素は、屈曲部により摩擦ディスクに結合され、第2反作用面は第1
シムに固定され、第1シムは、当接要素の半径方向外側に摩擦ディスクにより画
定される開口部の少なくとも大部分を覆い、その結果、当接要素を画定し、シム
は、屈曲部の横方向、半径方向内側に延在して、摩擦ディスクが第1および第2
面の間に把持された時に、半径方向壁部と摩擦ディスクとの間に封止部を形成す
る。 − 第2反作用面は、前記第1シム上に固定された摩擦ライナー上に形成され
ている。 − 第1シムは平坦であり、摩擦ディスクに接触して固定されている。 − 第1シムは、摩擦ディスクの外周部および内周部に固定され、分割形態の
少なくとも1つのボスを有し、このボスは、第2反作用面を構成する摩擦ライナ
ーを固定している。 − 第1反作用面は、摩擦ディスク上に直接固定される摩擦ライナー上に形成
されている。 − 第1反作用面は、摩擦ディスク上に固定された第2シムに固定されている
。 − 固定部材は、第1および第2シムを共に摩擦ディスクに固定し、各シムは
、前記固定部材を収容する固定領域を有する。 − 固定部材は、第1シムの内周部と第2シムの外周部との間に設けられ、そ
の結果、第1および第2反作用面は、固定部材の両側に横方向に延在している。 − 第1シムは、横方向に延在し、その結果、第1反作用面の半径方向内側に
存在し、固定部材は、シムの内周部間、第1反作用面の半径方向内側に設けられ
ている。 − 第1反作用面は、第2シム上に固定される摩擦ライナー上に形成されてい
る。 − 各シムは、対応する摩擦ライナーのための支持領域を有し、支持領域は、
摩擦ディスクに接触する固定領域に対して摩擦ディスクから離れて軸方向に偏位
している。 − 補助部材の舌状部は、対応する当接部材と同じ形態を有する。 − 補助部材の舌状部は、当接要素とは異なるサイズを有する。 − 当接要素から成る要素、および補助部材の舌状部の少なくとも一方は、周
方向に延在する2つの対向するパッドを備え、各パッドは、隣接弾性部材の外側
端部に形成された相補的なハウジング内に収容されるセンタリングパッドを構成
している。 − 補強指状部は、対応する当接要素と同じ形態を有する。 − 補強指状部は、当接要素とは異なるサイズを有する。 − 補強指状部および補助部材の舌状部の少なくとも一方は、周方向に延在す
る2つの対向パッドを備え、各パッドは、隣接弾性部材の周方向端部に形成され
る相補的なハウジング内に収容されるセンタリングパッドを構成している。 − 第1結合部材は、摩擦ディスク上に溶接されている。 − 摩擦ディスクは、2つの部分、つまり、外側部分および内側部分として構
成され、前記摩擦ディスクの外側部分は、案内部材の環状部分を構成し、前記摩
擦ディスクの内側部分は、環状部分を半径方向に延在させるカラーを画定してい
る。 − 第1および第2反作用面は、軸方向の溝を画定する基部上、および環状部
分を半径方向に延在させるカラー上に取り付けられている。 − 案内部材の環状部分は、環状部分並びにタービンホイールおよびハブの組
立体上に形成された相補的なノッチに歯を噛み合わせることにより、タービンホ
イールおよびハブの組立体に一体回転可能に結合され、前記歯は、相補的なノッ
チに対して実質的に直角に延在している。 − 案内部材の環状部分は、ケーシングの半径方向壁部内に形成された環状リ
ベート内に延在している。 − 摩擦ディスクには、内側軸方向補強フランジが形成されている。 − 摩擦ディスクは、摩擦ディスク、並びにタービンホイールおよびハブの組
立体上に形成された相補的なノッチに歯を噛み合わせることにより、タービンホ
イールおよびハブの組立体に一体回転可能に結合され、歯は、たとえば相補的な
ノッチに対し、ほぼ直角である。 − 歯および相補的なノッチは、摩擦ディスクの周囲軸方向フランジ、および
タービンホイールおよびハブの組立体の構成要素の周囲半径方向部分により支持
されている。 − 歯および相補的なノッチは、タービンホイールおよびハブの組立体の構成
要素の周囲軸方向フランジ、および摩擦ディスクの周囲半径方向部分により支持
されている。 − タービンホイールおよびハブの組立体の前記部材の軸方向周囲フランジは
、ケーシングの半径方向壁部内に形成されたクリアランス空間内に部分的に延在
している。 − この装置は、半径方向壁部を駆動シャフトに一体回転可能に結合するため
の少なくとも1つの部材であって、ケーシングの半径方向壁部に接触する摩擦ラ
イナーに対して軸方向に偏位する部材を備えている。 − ケーシングの軸方向を向く環状部分に対する半径方向壁部の内部接合半径
は、ケーシング内の応力を制限するように比較的大きい。
【0014】 本発明のその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明を読むと明らかである
と思う。以下、添付の図面を参照して説明する。
【0015】 好適な実施態様の詳細な説明 以下の説明では、互いに類似しているか、または同じ構成要素には、同じ符号
で示す。
【0016】 説明および請求の範囲を分かりやすくするため、前、後、上、下、垂直、水平
などの用語は、図面の各図に関して非制限的に使用する。
【0017】 図面は、オイルが充填された密閉ケーシング12を備え、それぞれの外周部で
互いに密閉接続された2つのシェルから成るタイプの、特に自動車のトランスミ
ッション用フルードカップリング装置10を示す。図面に示すシェルの一方は、
半径方向壁部14と呼ばれる壁部であって、回転の一般的な軸線X−Xに対して
直角で、カップリング装置10の軸方向に対称な平面に概して横方向に延在する
壁部を備えている。
【0018】 半径方向壁部14は、一定厚さのシートメタルをプレス成形することにより、
一体的に製造され、円筒状スカートの形態の軸方向を向く環状部分16は、半径
方向壁部14の外側半径方向縁部を越えて延び、環状部分16の自由末端縁部は
、本質的に公知の方法で、衝撃ホイールを形成するように構成されたケーシング
の他のシェル(図示しない)に、前記シェル12を結合できるように設計されて
いる。
【0019】 半径方向壁部14は、中央部に中央スリーブ部分20を備えている。半径方向
壁部14は、この実施例では、壁部14に固定されたネジ付き固締部材300上
に固定される可撓性の半径方向プレート(図示しない)により、駆動シャフト(
図示しない)、つまり、この場合は車両のクランクシャフトに一体回転可能に結
合されている。
【0020】 スリーブ部分20は、半径方向壁部14の中央部22から後部に向かって軸方
向に延び、壁部14が存在する半径方向中間平面に対して、前方に軸方向に偏位
している。
【0021】 スリーブ部分20の環状後部自由末端縁部24は、断付きスラストスリーブ2
8の最小径の後部部分26に溶接され、センタリング要素を構成する円筒状後端
部分30により、ケーシング12の後部外側に向かって軸方向に延在している。
スリーブ28は壁部14に固定されている。
【0022】 スラストリング28の最大径の前部部分32は、ケーシング12内で軸方向に
延在し、壁部14の中央部22の内側前面34に直面して、半径方向に部分的に
延在している。
【0023】 スラストリング28の前部部分32は、軸方向を向いている外側環状円筒状表
面35を画定し、概ね半径方向を向くピストン40の内側半径方向スリーブ部分
38における、この場合は密閉された外側軸方向摺動周囲表面を構成している。
【0024】 表面35は、封止リング11を収容するように配置されている半径方向溝42
を有する。
【0025】 スラストリング28の大径部分32は、その半径方向を向く後面44から進ん
で、軸方向を向いている歯36の集合を備えている。これら歯は、角度的に、好
ましくは規則的な間隔で離間配置され、半径方向壁部14の中央部22の面34
と共に、半径方向を向く対応する数の通路を決定している。この通路は、壁部1
4により境界を画定される内側制御チャンバ48を、スラストリング28のより
小径の円筒状前部部分26を貫通して延びる、1つまたは複数のダクト50に連
通させ、その結果、制御チャンバ28がスラストリング28に連通することを可
能としている。
【0026】 スラストリング28は、円筒状部分30により前部は軸方向に閉鎖され、本体
52内で後部に向かって軸方向に開いている。本体52は、56において、内部
でスプライン嵌合して被駆動シャフト(図示しない)に一体回転可能に結合する
ハブ54の中空円筒状スリーブ部分の形態である。
【0027】 したがって、スラストリング28は、ダクト50、歯36、および被駆動シャ
フトを介して、チャンバ48にフルードを供給する盲中央ボアを有する。このボ
アには、チャンバ48用のフィードダクトが公知の方法で形成されている。
【0028】 ハブ54は、装置10の他の要素、特にスラストリング28と同軸であり、半
径方向を向くプレート部分60は、スリーブ部分52の後端部分58から外側に
向かって半径方向に延在している。
【0029】 部材62は、プレート部分60上、他のバージョンでは、スラストリング28
上に取り付けられ、ピストン40の摺動運動を案内するために、第1に、スラス
トリング28の前部部分32の半径方向前面64を、第2に、スリーブ部分38
の環状前端面66のための軸方向当接部材を形成している。
【0030】 したがって、部材62は、金属と金属との接触を防止し、低摩擦係数を有する
【0031】 このため、部材62は、当接プレートを構成する平坦な環状リングの形態の本
質的にプレートである。
【0032】 プレート62の平坦な後部環状面74は、スリーブ部分38、およびスリーブ
28の半径方向前面64のための当接面を構成し、当接面をプレート62の内側
円筒状縁部上にセンタリングするための肩状部を有する。
【0033】 したがって、取り付けられた部材62は、ハブ54に対するスリーブ28のセ
ンタリングをも行う。
【0034】 部材62は、プレート部分60とピストン40との間のスペーサとしても機能
する。すなわち、ピストン40が解放位置にある場合、ピストン40の内側半径
部分82に直面する前部環状面80と、プレート部分60の対向環状面84との
間に軸方向のクリアランスが存在する。
【0035】 プレート部分60の中央主要部分は、プレート部分60の半径方向前面90内
に形成された環状リベート88を備える外側半径方向フランジ86が、半径方向
外側に延在している。したがって、プレート部分60は、フランジ86のレベル
でより薄くなっている。
【0036】 リベート88の半径方向基部は、半径方向プレート部材94の半径方向を向く
平坦な環状内側半径方向縁部(92)の軸方向後部当接表面を構成する。
【0037】 この内側半径方向縁部94は、1組のリベット95により、プレート部分60
のフランジ86に固定され、各リベットは、プレート部分60のフランジ86な
いに形成された孔96、およびプレート部材94の内側半径方向フランジ92内
に形成された対応する孔98を貫通している。各リベット95は、さらに、ター
ビンホイール104の内側環状リング102内に形成された孔100を貫通して
いる。
【0038】 リング102は、半径方向平面内に半径方向内側に延在し、プレート部材94
のフランジ92の前部環状面106に隣接するため、リベット88にも収容され
る。
【0039】 プレート部材94は、その内側半径方向縁部92から半径方向外側に向かって
、クランク部分108、次にタービンホイール104の対向する輪郭に実質的に
適合するような平坦な環状リングの形態の中央部118、次に概ね円錐台部分、
および概ね半トーラス形態の外周環状部分114を備えている。この部分114
は、ピストン40の殆ど半径方向外側に存在し、ブレード付きタービンホイール
104の外周部に取り付けられている。
【0040】 凹状の環状部分114は、概ね、軸方向を向く溝であって、半径方向壁部14
の方向に、後部に向かって軸方向に開き、ピストン40に非常に近接している溝
で構成され、装置10およびタービンホイール104の外周部に延在している。
【0041】 環状部分114が軸方向断面で示されている図1から分かるとおり、前記部分
は、軸方向に向いている環状外側部分116を備え、この環状外側部分116は
、凹状前部部分または基部118から後部に向かって軸方向に延在し、この実施
例では概ね半円状の断面を有し、半径方向平面に存在し、概ね軸方向を向いてい
る内側環状部分により、円錐台部分の外周縁部に結合されている。
【0042】 より詳細には、前部部分118は、内側部分120に結合する領域の範囲にお
いて平坦であり、この実施例では、接線方向にタービンホイール114に非常に
近接し、タービンホイール104の外周部に存在する空間全体を占めている。
【0043】 環状周囲部分114は、断面においてC形の輪郭を有し、この実施例では、共
通のピッチ円上で周方向に動作する1組のコイルスプリング122の形態である
周方向動作弾性部材を収容している。その外径は、部分116、120間の環状
周囲部分114の垂直高さよりわずかに小さい。
【0044】 したがって、公知の原理により、スプリング122は周方向に案内される。
【0045】 外側部分116は内側部分120よりも軸方向に長く、内側部分120は、ば
ね122を環状周囲部分114内に導入するために、対称軸X−Xに向かってわ
ずかに傾斜している。前記内側部分120は、スプリング122のための良好な
クリアランスを提供している。外側部分116は、スプリング122を保持する
ためのプレス成形された止め要素13を、軸方向端部に備えている。
【0046】 スプリング122は、プレート部材94と摩擦ディスク152との間で動作す
る。このため、環状部分114は、相互に対向するプレス成形要素124および
126の周方向端部から成る周方向当接面であり、外側環状部分116および内
側環状部分120内の半径方向内側および外側に個々に形成された周方向当接面
である当接領域を備えている。
【0047】 ディスク152は、概ね平坦な環状リングの形態の構成要素である。
【0048】 ディスク152は、平坦な環状リングの形態の本体、または中央部分154か
ら成り、この部分の前部および後部で互いに対向する環状の平坦な面は、第1反
作用面210および第2反作用面230を支持し、前記面220、230は、各
々、摩擦ディスク152に取り付けられた環状摩擦ライナー245、245’の
一部である。
【0049】 摩擦ライナー245、245’は、たとえば接着剤接合により、中央部分15
4の適切な面にそれぞれ固定されている。
【0050】 摩擦ディスク152の第2反作用面230、245’は、半径方向壁部14に
固定される第2環状摩擦面220であって、この実施例では、第2反作用面23
0、245’に対向して半径方向壁部14の内面に形成される第2環状摩擦面2
20と解除自在に協働するようにされている。
【0051】 詳細には、第2摩擦面220は、半径方向壁部14の一部分の内面に機械加工
され、軸方向前方に、すなわち半径方向壁部14が存在する中央垂直平面に関連
して、図1の左側に向かって偏位する垂直平面内に存在するように、軸方向の環
状プレス成形要素内に形成されている。
【0052】 第1反作用面210を構成する摩擦ライナー245は、後部に向かって軸方向
に向いている環状第1摩擦面200と解除自在に協働するようになっており、第
1摩擦面200は、ピストン40に固定され、この実施例では、ピストン40の
外周半径方向部分178の対応する面上に形成されている。
【0053】 したがって、本発明によると、第1面200および第1反作用面210、並び
に第2面220および第2反作用面230は、それぞれ第1および第2摩擦領域
Z1、Z2を画定し、前記摩擦領域Z1、Z2が互いに半径方向に偏位している
ことに特徴がある。
【0054】 さらに、各摩擦領域Z1、Z2は、第1に外径(D1ext)(D2ext)
により、第2に内径(D1int)(D2int)により画定され、2つの摩擦
領域(Z1)(Z2)の一方の外径(D1ext)(D2ext)は、2つの摩
擦領域(Z2)(Z1)の他方の外径(D2ext)(D1ext)より大きく
、前記他方の摩擦領域(Z2)(Z1)の内径(D2int)(D1int)は
、前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の内径(D1int)(D2int)よ
り小さい。
【0055】 したがって、本発明は、第1および第2摩擦領域Z1、Z2を半径方向に一致
させるという最新技術の特徴から導かれたものである。この本最新技術の特徴に
よると、サイズの制約が、第1および第2摩擦面の両方ではなく一方の摩擦面に
課せられても、第1および第2摩擦面の外径は、一般的に制限され、伝達トルク
の損失が生じる。
【0056】 本発明によると、トルク能力は、最も厳密な寸法上の制約の対象になる一方の
摩擦領域の平均半径を増加することにより増加される。こうして、トルク能力は
、加わるスラスト力と同様に増加し、これは、供給圧力または消費量を増加しな
くても行われる。
【0057】 図1〜図12に示す本発明の実施態様では、第1摩擦面(200)の外径およ
び内径は、それぞれ第2摩擦面(220)の外径および内径よりも小さい。
【0058】 一方、図13〜図15に示す本発明の実施態様では、第1摩擦領域(200)
の外径および内径は、第2摩擦面(220)の外径およびお内径よりも大きい。
【0059】 したがって、この場合、第1摩擦領域(Z1)は、第2摩擦面(Z2)に対し
て、外側に向かって軸方向に偏位している。
【0060】 本発明によるフルードカップリング装置10では、サイズ、特に半径方向およ
び軸方向の寸法は、先行技術の場合の寸法と少なくとも同じである。
【0061】 さらに、本発明は、標準化に役立つ。なぜなら、構成要素の組立体は変わらな
いため、装置の製造コストを相当に削減することができるからである。
【0062】 大径のトーションダンパ、特に、円周が非常に長い予備成形曲線状スプリング
を備えるトーションダンパを、本発明と組み合わせて使用することができる。
【0063】 もう1つ別のバージョンでは、ディスク152は、ライナー245、245’
を備えず、面200、220に直接摩擦接触している。したがって、第1および
第2面200、220、並びに第1および第2反作用面210、230との間に
直接摩擦を生じさせ、リベット留め、または接着剤による接合などにより、摩擦
ディスク152に固定される摩擦ライナー245、245’を取り付けて摩擦を
生じさせることができる。
【0064】 この構造を逆順にすることもできる。摩擦ライナー245、245’を、面2
00、220ではなく、反作用面210、230の間に摩擦が生じるように、面
に取り付けることも考えられる。
【0065】 一般的に、摩擦ディスク152は、それぞれピストンに固定された第1摩擦面
200と、ケーシング12の半径方向壁部14に固定された第2摩擦面220と
の間にピストン40により、軸方向に解除可能に把持されるように構成され、こ
のため、摩擦ディスク152は、第1面200に接触する第1反作用面210、
および第2面220に接触する第2反作用面230を支持する。
【0066】 図面で分かるとおり、ピストン40の半径方向外周部分178は、ピストン4
0が存在する概ね半径方向の平面に対して、後部に向かって軸方向に偏位してい
る。
【0067】 ピストン40は、1組の弾性舌状部180により、半径方向壁部14に一体回
転可能に結合されている。この弾性舌状部180は、1つの円周上に実質的に配
置され、カバープレート12とピストン40との間で接線方向に動作し、199
7年12月8日付けのフランス国特許公開第2772103号に記載されている
ように、これら2つの要素が相対的に軸方向に変位することを可能にしている。
【0068】 特に図1で分かるように、摩擦ディスク152は、環状部分114の方向、実
質的に環状部分116および120間の中間の高さにおいて、前方に向かって軸
方向に延在する係合部または駆動耳状部128を備えている。
【0069】 図1に示す本発明の第1実施態様では、耳状部128は、第2反作用面230
から対向側の摩擦ディスク152上に取り付けられている。この耳状部は、どの
ような方法でディスク152上に取り付けても良いが、溶接するか、または接着
剤により接合して取り付けることが好ましい。この溶接は、抵抗溶接などのよう
な電気的タイプであるか、またはやはり摩擦溶接でも良い。
【0070】 別のバージョンでは、耳状部128と摩擦ディスク152との結合は、リベッ
トを使って行うか、押し出すか、またはさもなければ継目システムにより行うこ
とができる。
【0071】 したがって、駆動耳状部128は、想定される固締方法に応じて、摩擦ディス
ク152の材料とは異なって良い。その結果、駆動耳状部128は、一実施態様
では金属から製造され、プラスチック材料の摩擦ディスク152上に接着される
。この摩擦ディスク152は、第1反作用面210および第2反作用面230が
上に形成される厚くなった部分を有するため、摩擦ディスク152を、ピストン
40と横方向壁部14との間に直接把持することができる。
【0072】 駆動耳状部128は、ディスク52上に個々に取り付けるか、または環状セク
タに分割されるクラウンから突出させても良く、概ね、第2反作用面230に面
するように配置される。
【0073】 駆動耳状部128は、規則的な間隔で周方向に離間配置され、各耳状部128
は、摩擦ディスク152に対して直角に、または直角接続屈曲部により、摩擦デ
ィスク152上に取り付けられる。
【0074】 各駆動耳状部128は、軸方向前端に、互いに対向する2つの指状部つまりパ
ッドを備えている。詳細には、フランス国特許公開第2775747号または国
際公開第WO99/45294号、特に後者の図2を参照されたい。したがって
、各パッドは、スプリング122をセンタリングして保持するパッドであり、側
方縁部から周方向に延在し、隣接スプリングの開放端部内に貫入している。
【0075】 この実施例では、パッドは台形である。駆動耳状部128の周方向の間隔、お
よび各スプリング122の長さは、各スプリングを2つのパッド、つまり指状部
134間に対面するように取り付ける間隔および長さであり、各スプリングは、
2つのパッド、つまり指状部134間に、事前にスプリング122を取り付けた
摩擦ディスク152を装置10内に取り付ける前に、摩擦ディスク152と一体
構造を構成するように維持される。
【0076】 摩擦ディスク152に関しては、スプリング122は、摩擦ディスク152の
周囲縁部から外側に半径方向に延在する耳状部を保持し、軸方向に前方に向かっ
てわずかに屈曲させ、耳状部128の半径方向外側に向かって、この実施例では
、プレス成形要素124の半径方向内側に向かって接触させることにより、後部
に向かって軸方向に保持されている。
【0077】 2つの連続する駆動耳状部128の間には、たとえば2つの保持耳状部が存在
し、他の耳状部は、規則的な間隔で周方向に離間配置されている。
【0078】 2つのパッド134間に取り付けた位置における各スプリング122の周方向
の長さは、2つの相互に直面する連続当接表面124、126を分離する距離よ
りわずかに短いので、スプリング122を支持する摩擦ディスク152から成る
部分組立体は、後部から溝の形態の環状部分114内に軸方向に導入することが
できる。取り付けた後、ディスク152が、プレート部材94および部分114
に対して相対的に軸方向に変位する可能性がある。
【0079】 タービンホイール114は、衝撃ホイールのブレード間のケーシング内に入っ
ているフルードの流れにより、衝撃ホイール(図示しない)によって駆動される
こと、および車両が始動した後、タービンと衝撃ホイールとの間の摺動作用を防
止するため、ロックアップクラッチが、タービンホイールに固定して結合された
被駆動シャフトを、ケーシングの半径方向壁部14に結合された駆動シャフトに
結合することを想起されたい。
【0080】 したがって、ロックアップクラッチは、タービンホイールと半径方向壁部との
間で動作する。ロックアップクラッチは、ピストン40を介して、半径方向壁部
14に固定されたスラストスリーブ28上で摺動する。クラッチの把持、または
締め付け、および解除の制御は、公知の方法により、チャンバ48内の圧力を変
えて行われる。チャンバ48は、ピストン40および半径方向壁部14により軸
方向に、内側半径方向にスラストリング28により外側半径方向に、摩擦ディス
ク152により境界を画定されている。
【0081】 壁部14は、フルードカップリング装置10に適する入力要素を構成している
。すなわち、壁部14は、駆動シャフトに結合され、タービンホイール104は
、駆動シャフトに固定されるハブ54を介して、前記装置10の出力要素を構成
している。
【0082】 本発明は、当然、上記の実施態様に限定されない。特に、ピストン40は、ピ
ストンに固定されて、ほぞ孔を画定する環状溝を有する環状リングにより、半径
方向壁部14に一体回転可能に結合され、ほぞを画定する半径方向耳状部がほぞ
孔に係合し、これら耳状部は、壁部14に固定されるプレートの一部であり、後
部摩擦ライナーの摩擦面を構成している。
【0083】 別のバージョンでは、このプレートは、軸方向の耳状部を有し、各耳状部は、
ピストン内に形成された2つのプレス成形要素に係合している。
【0084】 摩擦ライナー245、245’は、たとえば接着剤接合により、それぞれ、ピ
ストン40の部分178、および第2面220を構成する半径方向壁部14に固
定される。いかなる場合にも、ディスク152は、壁部14間に解除自在に把持
されるように構成された摩擦ディスクである。ディスク152およびピストン4
0には、コーティングを施しても良い。
【0085】 摩擦ライナー245、245’には、当然、国際公開第WO93/13339
号に記載されている溝を設けても良い。この溝により、ライナー245、245
’は、制御された摺動を行うことができる。
【0086】 摩擦ディスク152は、2つの摩擦ライナー245、245’の間に設けられ
ている。摩擦ライナーは、摩擦ディスク152を備える一体として形成しても良
い。
【0087】 カップ部材は、耳状部128を保護し、中空ピンの形態の中央円筒状突出部を
有する。この突出部は、スプリング122の内側に貫入して、スプリング122
により囲まれたコイルスプリングの端面に対する当接部として機能する。
【0088】 したがって、スプリング122は周方向に取り付けられ、カップ部材は、耳状
部128の側縁を支持し、耳状部128は、突出要素内に貫入する中央パッド1
34により保持され、カップ部材を所定の位置に保持するように、カップ部材の
周方向に向いている。
【0089】 したがって、カップ部材は帽子の形態であり、スプリング122をセンタリン
グし、内側スプリングの当接部として役立つ。
【0090】 スプリングの同心状取付けは、ピストン40の外周部の半径方向外側にあるフ
ルードカップリング装置10の外周部において、多量の空間が解放されるという
事実により可能になることは、注目に値すると思う。
【0091】 ロックアップクラッチが係合すると、エンジントルクは、壁部14からトーシ
ョンダンパを介して、タービンホイールに伝達される。トーションダンパは、第
1に2つのトルク伝達部材、すなわち摩擦ディスク152および半径方向プレー
ト部材94、第2に、これら2つの構成要素間で動作し、プレート部材94と一
体の環状周囲部分114により案内される弾性部材から構成されている。
【0092】 部分114の内側部分120は、ピストン40にきわめて近接し、その外周部
は、部分120とプレート部材の円錐台部分126との接合領域を妨げないよう
に面取りされている。
【0093】 この実施例では、摩擦ディスク152により支持される弾性部材122は、ピ
ストン40の外周部の半径方向外側にある。
【0094】 スプリング122は、上部部分116に対して後部に向かってわずかに軸方向
に突出している。
【0095】 耳状部128は、スプリングと対称に、すなわち直径方向に係合している。
【0096】 耳状部128は、当然、上部部分116と同様に、軸方向に傾斜していても良
い。
【0097】 半径方向プレート部材94の存在は不可欠ではなく、環状部分114は、ター
ビンホイール104上に直接固定して良い。
【0098】 あらゆる組合せが可能である。耳状部は、耳状部の傾斜により、スプリング1
22の取付けを容易にする。この実施例では、凹状部分114の前部部分118
は、軸方向に向いている外側部分116を有し、この外側部分116は、凹状環
状形態の前部部分から後部に向かって延び、前部部分118は、180°を超え
る円弧状に延び、軸線X−Xに向かって傾斜する内側部分に接続され、プレート
部材94に接合されている。
【0099】 同様に、外側部分116内に形成された当接領域は、プレス成形され、帯状の
材料から構成されている。
【0100】 一般的に、国際公開第WO99/45294号に記載されているすべての構成
を想定することができる。したがって、この文書の図7に示されているように、
指状部またはパッドは、スプリング122の周囲端部間に挿置されるスラストカ
ップを取り付けるのに役立ち、スプリング122内部の周方向に補助スプリング
を取り付けることを可能にする。環状部分114は、たとえば、上記文書の図1
1〜図13から分かるように、溶接またはアプセット溶接により、タービンホイ
ール104に直接取り付けることができる。同様に、スプリングは、上記文書の
図5に示すように不可欠ではない。
【0101】 本発明の第1実施態様では、ディスク上に固定された耳状部128は、ディス
ク152の厚さとは異なる厚さとすることができ、平坦であることが好ましい。
特に、耳状部128は、ディスク152より厚く、その結果、スプリングが係合
するための比較的大きい領域を提供し、摩耗を減少させる。耳状部128は、熱
処理を使用して、局所的に硬化される。
【0102】 もう1つのバージョンでは、図2に示すように、本発明の第1実施態様に類似
する方法で、摩擦ディスク152には、内部軸方向補強フランジ500が設けら
れる。
【0103】 本発明の第2実施態様によると、図3に示すように、駆動耳状部128は、摩
擦ディスク152と一体である。前記耳状部128は、摩擦ディスク152の外
周部から突出するように屈曲させて形成されている。
【0104】 したがって、図3から分かるように、各耳状部は、屈曲部240を介してディ
スクの平面にほぼ平行な部分に接合され、前記部分自体は、屈曲部241を介し
て180°でディスク152の外周部に接合されている。耳状部128は、屈曲
作業により摩擦ディスク152上に容易に形成することができ、耳状部128は
、ディスク152に対してほぼ直角である。
【0105】 その他のバージョンでは、被駆動耳状部128は、ディスクの平面に平行な環
状部分に屈曲部240を介して接合されるクラウンから突出し、前記部分自体は
、屈曲部241を介して180°でディスク152の外周部に接合される。
【0106】 本発明の第2実施態様では、第1および第2反作用面210、230は、摩擦
ディスク152またはピストン40、およびケーシング12の壁部14上に取り
付けられる摩擦ライナー245の一部を形成している。
【0107】 この第2実施態様における屈曲作業は非常に堅固であり、駆動耳状部128と
ディスク152との間に、高精度の直角度を得ることができる。
【0108】 本発明による第3および第4実施態様では、図4および図5に示すように、駆
動耳状部128は、たとえば肘状部分もしくは丸い部分、または円錐台部分部分
であって、補助部材242の対応部分が上に係合する平坦な部分を構成する部分
により、第1反作用面210を支持する摩擦ディスク152の外周部に接合され
ている。
【0109】 この部分は、当然、異なる幾何学的形状であっても良く、たとえば直角の屈曲
部でも良い。
【0110】 これらの実施態様では、第2反作用面230は、駆動耳状部128または摩擦
ディスク152の少なくとも一方の上に固定される少なくとも1つの補助部材2
42上に形成される。
【0111】 したがって、補助部材242は、環状セクタに分割されて、第2反作用面21
0に固定され横方向に向いたリング243である。このリング243は、第1反
作用摩擦面の外側半径方向に位置する。
【0112】 横方向リング243は、その内周部において、第2屈曲部244に接合される
が、分離した形態でも良い。第2屈曲部244は、第1屈曲部246の半径方向
外側に位置する。
【0113】 第1および第2屈曲部244、246が円錐部分の形態である場合、第2屈曲
部244は、図4および図5で分かるように、第1屈曲部246に接触している
ことが好ましい。
【0114】 第2屈曲部244は、駆動耳状部128の1つに対応する少なくとも1つの舌
状部に接合され、駆動耳状部128に固定されている。
【0115】 第4実施態様を示す図5では、補助部材242は、摩擦ディスク152の厚さ
より薄いため、横方向を向いているリング243は、弾性変形可能である。
【0116】 補助部材242の各舌状部は、駆動耳状部128と、駆動耳状部128と平行
な補強指状部248との間に固定して設けられ、前記指状部248は、横方向壁
部を向く軸方向端部に、補助部材の横方向リングの変位を制限するための当接要
素249を有する。
【0117】 もう1つのバージョンでは、第3実施態様の図4に示すように、補助部材24
2は、摩擦ディスク152の厚さにほぼ等しい厚さを有するため、横方向リング
243は剛性であり、補強指状部248は必要ない。
【0118】 横方向リング243は、摩擦ディスク152に対して横方向壁部14に向かっ
て軸方向に偏位し、特に第2屈曲部244が第1屈曲部246に有利に接触する
場合、軸方向の全体的なサイズは減少する。
【0119】 さらに他のバージョンでは、横方向リング243は、たとえばこの部分が直角
の屈曲部から成る場合、摩擦ディスク152の平面内に位置する。
【0120】 これらの実施態様では、先行技術の摩擦ディスクを保持することが可能であり
、摩耗は、補助部材242または補強指状部248により、スプリングの領域で
減少する。
【0121】 駆動耳状部128上への補助部材242または補強指状部248の固締は、図
4および図5に示すように溶接により行われる。もう1つのバージョンでは、溶
接接合部は、抵抗溶接またはレーザ溶接により行われる。
【0122】 図6〜図9に示す本発明による第5、第6、第7および第8実施態様では、駆
動耳状部128は、摩擦ディスク152から突出するように、プレス成形して屈
曲させて製造される。
【0123】 駆動耳状部128は、屈曲部246を介して摩擦ディスク152に接合され、
第2反作用面230は、駆動耳状部128の半径方向外側に摩擦ディスク152
内に形成されたカットアウト253の少なくとも大部分を被覆して、カットアウ
トを画定する第1シム251に固定される。シム251は、屈曲部246の内側
に向かって横方向半径方向に延在し、摩擦ディスク152が第1および第2表面
200、220間に把持された時に、横方向壁部14と摩擦ディスク152との
間に封止部を形成する。
【0124】 第2反作用面230は、前記第1シム251上に固定された摩擦ライナー24
5’上に形成され、摩擦ライナー245’は、この場合は金属であり、摩擦ディ
スク152より薄い。
【0125】 図6では、第1シム251は平坦であり、摩擦ディスク152に接触して固定
されている。
【0126】 図7〜図9では、第1シム251は、摩擦ディスク152の外周部および内周
部に固定され、第2反作用面230を構成する摩擦ライナー245を固締するた
めに、少なくとも1つのボス254を有する。しかし分割された形態でも良い。
【0127】 図7では、第1反作用面210は、摩擦ディスク152上に直接固定された摩
擦ライナー256上に形成されている。
【0128】 図8および図9では、第1反作用面210は、摩擦ディスク152上に固定さ
れた第2シム252に固定されている。
【0129】 これらの図では、固締部材260は、第1および第2シム251、252を一
緒に摩擦ディスク152に固定し、各シムは、このために、前記固締部材260
を収容するための固締領域261を有する。シム251、252は金属製で同じ
厚さであり、ディスク252の厚さより薄い。
【0130】 もう1つのバージョンでは、シムは、各シムが伝達するトルクに応じて異なる
厚さであってもよい。
【0131】 これらシム251、252は弾性を有する。もう1つのバージョンでは、ディ
スク152に対するシムの固締は、リベット留めまたは接着剤による接合により
行われる。他のバージョンでは、この接続は溶接により行われる。溶接は抵抗ま
たはレーザタイプである。
【0132】 図8では、固締部材260は、第1シム251の内周部と第2シム252の外
周部との間に設けられ、第1および第2反作用面210、230が、固締部材2
60の両側に横方向に延在している。
【0133】 図9では、第1シム251は、第1反作用面210の内側に向かって半径方向
を向くように横方向に延び、固締部材260は、シム251、252の内周部間
に、第1反作用面210の内側に向かって、半径方向に設けられている。
【0134】 図7〜図9では、第1反作用面210は、第2シム252上に固定された摩擦
ライナー245上に形成されている。
【0135】 各シム251、252は、対応する摩擦ライナー245、245’のための支
持領域を有し、この支持領域は、摩擦ディスク152に接触する固締領域260
に対して、摩擦ディスク152から軸方向に偏位している。
【0136】 別のバージョンでは、第1反作用面210は、ピストン40に面する第2シム
252の面により直接画定され、第2反作用面230は、横方向壁部14に面す
る第1シム251の横方向の面により直接画定されている。
【0137】 図7では、第1反作用面210は、ピストン40に面する摩擦ディスク152
の面により直接画定されている。
【0138】 図7〜図9では、屈曲部246は90°の屈曲部であるため、駆動耳状部12
8は、摩擦ディスク152に対して直角である。もう1つのバージョンでは、屈
曲部246は90°よりわずかに大きい。
【0139】 したがって、駆動耳状部128は、摩擦ディスク152に対してほぼ直角であ
る。
【0140】 もう1つのバージョンでは、屈曲部246は、図4および図5に類似する形態
を有する。
【0141】 上記のとおり、駆動耳状部128は、タービンホイール104およびハブ54
から成る組立体に、一体回転可能に固定して結合される。
【0142】 この実施例では、駆動耳状部128は、図2〜図5に示す方法と同じ方法で、
前記組立体104−54と駆動耳状部128との間で動作して、周方向動作弾性
部材122により、タービンホイール104およびハブ54から成る組立体に弾
性結合され、前記駆動耳状部128は、2つの連続する周方向動作弾性部材12
2の周囲端部間に収容されている。
【0143】 ロックアップクラッチは、半径方向壁部14に向かって開いている軸方向の溝
で構成され、タービンホイール104およびハブ54の組立体に一体回転可能に
結合される周囲環状部分114を有する。この周囲環状部分114は、タービン
ホイール104の外周部に取り付けられる。
【0144】 この環状部分114は、周方向動作弾性部材122を周方向に案内し、前方に
保持する。環状部分114は、当域124、126を有する。駆動耳状部128
は、周囲環状部分の軸方向溝内に貫入するため、各駆動耳状部128は、2つの
連続する周方向動作弾性部材の2つの周囲端部間に収容される。
【0145】 図4および図5に示す補助部材242の舌状部は、この舌状部に対応する駆動
耳状部128の形態と同じ形態を有する。
【0146】 他のバージョンでは、補助部材242の舌状部のサイズは、駆動耳状部128
のサイズとは異なる。
【0147】 本発明は、当然、上に説明した実施態様に限定されない。図示しない一実施態
様では、補助部材の舌状部は、駆動耳状部128の寸法とは異なる周囲寸法を有
し、その結果、一方では、駆動耳状部128から成る要素の少なくとも1つ、お
よび他方では、補助部材242の舌状部は、周方向に延在する2つの対向するパ
ッド134を備え、これら各パッドは、隣接する弾性部材122の周囲端部13
8に形成された相補的なハウジング内に収容されるセンタリングパッドを構成し
ている。
【0148】 図5では、補強指状部248は、この指状部248に対応する駆動耳状部12
8の形態と同じ形態を有する。
【0149】 溝は、本質的に公知の方法で、面200、220内および反作用面210、2
30内に形成される。
【0150】 図10は、本発明の第9実施態様のフルードカップリング装置を示す。
【0151】 この場合、本発明の第1実施態様と対照的に、スプリング122を案内するた
めの環状部分114は摩擦ディスク152に固定され、たとえば、溶接により摩
擦ディスク152に固定される。環状部分114により画定される溝は、半径方
向壁部14から離れて開いている。
【0152】 さらに、当接耳状部128は、プレート部材94に固定され、たとえば、プレ
ート部材94、またはタービンホイール104およびハブ54から成る組立体に
固定された他の支持部材と一体に形成される。
【0153】 スプリング122の脱出を防止するための耳状部262は、図11に示す本発
明の第10実施態様のように、プレート部材94、またはタービンホイール10
4およびハブ54から成る組立体に固定された他の支持部材と一体に成形するこ
とができる。半径方向壁部14に向かって分岐する補足耳状部262は、結合部
材128の間に挿入される。
【0154】 図11では、環状部分114の内側環状部分120に、スプリング122が係
合して、前記部分120内で消える舌状部264が形成されている。
【0155】 図12は、本発明の第11実施態様によるフルードカップリング装置10を示
す。
【0156】 この場合、摩擦ディスク152は、2つの部分、すなわち、それぞれ外側およ
び内側部分内に補強されている。この摩擦ディスク152の外側部分は、案内の
ための環状部分114を構成し、摩擦ディスク152の内側部分は、環状部分1
14を軸方向に延在させるカラー266を画定している。
【0157】 摩擦ライナー245、245’は、環状部分114の基部118上、および環
状部分114を半径方向に延在させるカラー266上に取り付けられている。
【0158】 図13は、本発明の第12実施態様によるフルードカップリング装置10を示
す。
【0159】 この場合、環状案内部分114は、環状部分114、タービンホイール104
およびハブ54の組立体に形成された相補的なノッチ270に歯268を係合さ
せることにより、タービンホイール104およびハブ54から成る組立体に一体
回転可能に結合されている。歯は、相補的なノッチに対して実質的に直角である
【0160】 この実施例では、歯268および相補的なノッチ270は、第1に、環状部分
114の軸方向に向いている外側環状部分116、第2に、プレート部材94の
半径方向周囲部分272に形成されている。
【0161】 環状部分114は、ケーシングの半径方向壁部内に形成された環状空間274
内に延在している。
【0162】 好ましくは、スプリング122の捕捉耳状部262は、摩擦ディスク152、
またはディスク152に固定された他の支持部材と一体に成形する。これら捕捉
耳状部262は、当接耳状部128間に設けられ、捕捉耳状部262自体は、摩
擦ディスク152と一体に成形される。
【0163】 本発明の第12実施態様では、トーションダンパは、ケーシングの半径方向壁
部14と摩擦ディスク152間の軸方向に配置され、上記第11実施態様では、
トーションダンパは、タービンホイール104およびハブ54の組立体間の軸方
向に配置される。
【0164】 図15および図16は、本発明によるフルードカップリング装置10のさらに
他の実施態様を示す。摩擦ディスク152は、挿置された剛性手段を介して、タ
ービンホイール104およびハブ54の組立体に一体回転可能に結合されている
【0165】 したがって、図15および図16に示す実施例では、摩擦ディスク152は、
歯276と、摩擦ディスク152並びにタービンホイール104およびハブ54
の組立体、特にプレート部材94条に形成された相補的なノッチ278とを噛み
合わせることにより、タービンホイール104およびハブ54の組立体に一体回
転可能に結合されている。歯は、相補的なノッチに対して実質的に直角に延在し
ている。
【0166】 図14に示す第13実施態様では、歯286および相補的なノッチ278は、
プレート部材94の周囲軸方向フランジ280(またはタービンホイール104
およびハブ54から成る組立体の他の部材)により、および摩擦ディスク152
の半径方向周囲部分282により支持され、後者は、平坦であることが好ましい
【0167】 軸方向周囲フランジ280は、たとえばプレスにより、ケーシングの半径方向
壁部14内に形成されたクリアランス空間内に部分的に延在している。
【0168】 図15および図16に示す第14および第15実施態様では、歯276および
相補的なノッチ278は、摩擦ディスク152の軸方向周囲フランジ286、お
よびプレート部材94の半径方向周囲部分288(またはタービンホイール10
4およびハブ54の組立体の他の部材)により支持されている。
【0169】 第1摩擦面200の外径および内径は、それぞれ、第2摩擦面220の外径お
よび内径より大きく、半径方向壁部14とケーシングの軸方向を向く環状部分1
6との内側接合部の半径は、ケーシング内の応力を制限するために比較的大きく
ても良い(図15参照)。
【0170】 同じ理由から、摩擦面200、220は偏位しており、半径方向壁部14上に
溶接された接続部材300などは、摩擦ライナー245’と接続部材300の溶
接領域との摩擦接触を防止するため、ケーシングの半径方向壁部14に接触する
摩擦ライナー245’に対して半径方向に偏位していることが好ましい(図16
参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴による第1実施態様におけるフルードカップリング装置の軸方向
半断面図であり、この装置は、摩擦ディスクに取り付けられている。
【図2】 ディスクに軸方向補強フランジが設けられている第1実施態様の変形バージョ
ンを示す軸方向部分断面図である。
【図3】 本発明の第2実施態様の軸方向部分断面図であり、当接要素は摩擦ディスクと
一体であり、屈曲により摩擦ディスクから突出している。
【図4】 本発明の第3実施態様を示す軸方向断面図であり、当接要素は摩擦ディスクの
外周部に結合され、第2反作用面は、少なくとも1つの当接要素上に固定された
少なくとも1つの補助部材の一部である。
【図5】 本発明の第4実施態様を示す軸方向断面図であり、当接要素は摩擦ディスクの
外周部に結合され、第2反作用面は、少なくとも1つの当接要素上に固定された
少なくとも1つの補助部材の一部である。
【図6】 本発明の第5実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス
成形して摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図7】 本発明の第6実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス
成形して、摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図8】 本発明の第7実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス
成形して、摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図9】 本発明の第8実施態様の一部を示す軸方向断面図であり、当接要素は、プレス
成形して、摩擦ディスクから屈曲させることにより突出している。
【図10】 図3〜図9に類似の図であり、本発明のその他の実施態様を示す。
【図11】 本発明の第10実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図12】 本発明の第11実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図13】 本発明の第12実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図14】 本発明の第13実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図15】 本発明の第14実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【図16】 本発明の第15実施態様の一部を示す軸方向断面図である。
【符号の説明】
10 フルードカップリング装置 12 ケーシング 14 壁部 16 環状部分 20 スリーブ部分 22 中央部 24 縁部 26 後部部分 28 スリーブ 32 前部部分 34 内側前面 35 円筒状表面 38 スリーブ 40 ピストン 44 後面 48 制御チャンバ 50 ダクト 52 本体 54 ハブ 58 後端部分 60 プレート部分 62 部材 74 後部環状面 80 前部環状面 82 内側半径部分 84 対向環状面 86 フランジ 88 環状リベート 92 縁部 94 プレート部材 96 孔 98 孔 102 環状リング 104 タービンホイル 106 環状面 114 外周環状部分 118 中央部 120 内側部分 122 コイルスプリング 124,126 プレス成形要素 152 ディスク 154 中央部分 200 第1摩擦面 220 第2摩擦面 230,245 第2反作用面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンドル ドゥプラエテ フランス国 エフ−80000 アミアン リ ュ レオン ブルム 19 (72)発明者 ダヴィッド フォルジュロン フランス国 エフ−62530 セルヴァン リュ デ カトル・ヴァン 14 (72)発明者 ダニエル サトンヌ フランス国 エフ−80000 アミアン リ ュ デ マヨ 15 (72)発明者 ノルベル トルメノン フランス国 エフ−80000 アミアン リ ュ トゥルパン 2 (72)発明者 ロエル ヴェルオーグ フランス国 エフ−60190 グールネー・ シュル・アロンド リュ ブリュヌ 2

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用のフルードカップリング装置(10)であって、 − 駆動シャフトに一体回転可能に結合されるようになっている、概ね半径方
    向を向く壁部(14)を有するケーシング(12)と、 − 被駆動シャフトに一体回転可能に結合されるようになっているハブ(54
    )に、一体回転可能に結合されたタービンホイール(104)と、 − タービンホイール(104)と半径方向壁部(14)の間に、作動的に設
    けられ、タービンホイールと半径方向壁部の間に配置され、かつ前方から後方へ
    の順で進行するロックアップクラッチと、 − 軸方向に移動可能であり、ケーシングに対して一体回転可能に結合された
    、ほぼ半径方向を向くピストン(40)と、 − タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に対して一体回
    転可能に結合された、ほぼ半径方向を向く環状摩擦ディスク(152)であって
    、第1面に、ピストンに固定されて第1環状摩擦領域(Z1)を画定する第1摩
    擦面(200)と協働する第1反作用面(210)を備え、かつ第1面と対向す
    る第2面に、半径方向壁部(14)に固定されて、第2環状摩擦領域(Z2)を
    画定する第2摩擦面(220)と協働する第2反作用面(230)を備える摩擦
    ディスクとで構成されているロックアップクラッチ、 とを備え、 前記第1および第2摩擦領域(Z1)(Z2)は、互いに半径方向に偏位して
    いることを特徴とするフルードカップリング装置(10)。
  2. 【請求項2】 各摩擦領域(Z1)(Z2)は、第1に外径(D1ext)
    (D2ext)により、また第2に内径(D1int)(D2int)により、
    半径方向に画定され、かつ前記2つの摩擦領域(Z1)(Z2)のうちの一方の
    外径(D1ext)(D2ext)は、前記2つの摩擦領域(Z2)(Z1)の
    うちの他方の外径(D2ext、D1ext)よりも大きく、前記他方の摩擦領
    域(Z2)(Z1)の前記内径(D2int)(D1int)は、前記一方の摩
    擦領域(Z1)(Z2)の内径(D1int)(D2int)よりも小さいこと
    を特徴とする、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記一方の摩擦領域(Z1)(Z2)の外径(D1ext)
    (D2ext)は、前記他方の摩擦領域(Z2、Z1)の内径(D2int、D
    1int)よりも小さいことを特徴とする、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記摩擦ディスク(152)は、前記タービンホイール(1
    04)およびハブ(54)の組立体に対し、これらの間に配置されて、2つの結
    合部材(114)(128)を備える緩衝部材により一体回転可能に結合され、
    前記2つの結合部材の一方は、前記摩擦ディスク(152)に一体回転可能に結
    合され、同じく他方は、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の
    組立体に一体回転可能に結合され、かつ前記結合部材は、間に設けられた周方向
    動作弾性部材(122)により、互いに協働するようになっていることを特徴と
    する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の装置。
  5. 【請求項5】 第1結合部材(114)は、タービンホイール(104)お
    よびハブ(54)の組立体に対して固定され、第2結合部材(128)は、前記
    摩擦ディスク(152)に固定されていることを特徴とする、請求項4記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2結合部材(128)は、前記第2反作用面(230
    )にほぼ対面して配置されることを特徴とする、請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第2結合部材(128)は、前記摩擦ディスク(152
    )と一体である、請求項5記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第1結合部材(114)は、前記摩擦ディスク(152
    )に固定され、かつ前記第2結合部材(128)は、前記タービンホイール(1
    04)およびハブ(54)の組立体に固定されていることを特徴とする、請求項
    4記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1結合部材(114)は、前記摩擦ディスク(152
    )と一体になっていることを特徴とする、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記第1結合部材(114)は、前記周方向動作弾性部材
    (122)を案内するための部材を備え、かつ前記弾性部材(122)に係合す
    るための領域(124)(126)を有することを特徴とする、請求項4〜請求
    項9のいずれかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性部材(122)を案内するための部材は、周方向
    動作弾性部材(122)が収容される軸方向の溝で構成された実質的環状部分(
    114)を備えることを特徴とする、請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記軸方向の溝は、前記半径方向壁部(14)に向かって
    開口していることを特徴とする、請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記軸方向の溝は、前記半径方向壁部(14)の反対側に
    開口していることを特徴とする、請求項11記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記第2結合部材(128)は、周方向動作弾性部材(1
    22)の当接のための要素を備えていることを特徴とする、請求項4〜請求項9
    のいずれかに記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記第2結合部材(128)の前記当接要素が、実質的環
    状部分(114)の軸方向溝内に貫入し、そのため、前記各当接要素が、2つの
    連続する周方向動作弾性部材(122)の2つの周囲端部間に収容されているこ
    とを特徴とする、請求項11および請求項14を結合した装置。
  16. 【請求項16】 前記第2結合部材(128)の前記当接要素が、前記ター
    ビンホイール(104)およびハブ(54)の組立体、または前記摩擦ディスク
    (152)に固定された部材(94)(152)と一体であることを特徴とし、
    請求項13と結合された請求項5または請求項8記載の装置。
  17. 【請求項17】 弾性部材(122)を捕捉し、かつ部材(94)(152
    )と一体に成形された要素(262)を備え、前記第2結合部材(128)の前
    記当接要素は、前記部材(94)(152)と一体に成形されていることを特徴
    とする、請求項16記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記摩擦ディスク(152)は、間に設けた剛性手段(2
    76)(278)を介して、前記タービンホイール(104)およびハブ(54
    )の組立体に結合されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記第1および第2反作用面(210)(230)は、前
    記摩擦ディスク(152)もしくは前記ピストン(40)、および半径方向壁部
    (14)、または前記摩擦ディスク(152)の少なくとも1つの面、およびピ
    ストン(40)もしくはケーシング(12)の半径方向壁部(14)上に直接ま
    たは間接的に取り付けられた少なくとも1つの摩擦ライナー(245)(245
    ’)の一部分であることを特徴とする、上記請求項のいずれかに記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記第2結合部材(128)の前記当接要素は、前記第1
    反作用面(210)を支持する前記摩擦ディスク(152)の外周部に接合され
    、かつ前記第2反作用面(230)は、前記当接要素(128)の少なくとも1
    つまたは前記摩擦ディスク(152)上に固定された少なくとも1つの補助部材
    (242)の一部であることを特徴とする、請求項7または14に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記第2結合部材(128)の当接要素は、プレスまたは
    屈曲により形成されて、前記摩擦ディスク(152)から突出していることを特
    徴とする、請求項7および請求項14を結合した装置。
  22. 【請求項22】 前記第2結合部材(128)の前記当接要素は、屈曲部(
    246)により前記摩擦ディスク(152)に結合され、前記第2反作用面(2
    30)は、第1シム(251)に固定され、前記第1シム(251)は、前記当
    接要素(128)の半径方向外側に前記摩擦ディスク(152)により画定され
    る開口部(253)の少なくとも大部分を被覆し、その結果、前記当接要素(1
    28)を画定し、前記シム(251)は、前記屈曲部(246)の横方向、半径
    方向内側に向かって延在して、前記摩擦ディスク(152)が、前記第1および
    第2面(200)(220)の間に把持された時に、前記半径方向壁部(14)
    と前記摩擦ディスク(152)との間に封止部を形成するようになっていること
    を特徴とする、請求項7および請求項14を結合した装置、または請求項21に
    記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記第1シム(251)が、前記摩擦ディスク(152)
    に接触して固定されていることを特徴とする、請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記第1反作用面(210)が、前記摩擦ディスク(15
    2)上に固定された第2シム(252)に対して固定されていることを特徴とす
    る、上記請求項のいずれかに記載の装置。
  25. 【請求項25】 各々のシム(251)(252)が、対応する摩擦ライナ
    ー(245)(245’)のための支持領域を有し、この支持領域は、前記摩擦
    ディスク(152)と接触する固定領域(260)に対して、前記摩擦ディスク
    (152)から離れて軸方向に偏位していることを特徴とする、請求項22また
    は請求項24記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記摩擦ディスク(152)は、2つの部分、すなわち外
    側部分および内側部分として構成され、前記摩擦ディスク(152)の前記外側
    部分が、前記案内部材の前記環状部分(114)を構成し、前記摩擦ディスク(
    152)の前記内側部分が、前記環状部分(114)を半径方向に延在させるカ
    ラー(266)を画定していることを特徴とする、請求項9および請求項11を
    結合した装置。
  27. 【請求項27】 前記第1および第2反作用面(210)(230)は、軸
    方向の溝の境界を画定する基部(118)、および前記環状部分を半径方向に延
    在させる前記カラー(266)上に取り付けられていることを特徴とし、請求項
    19および請求項26を結合した装置。
  28. 【請求項28】 前記案内部材の前記環状部分(114)は、前記環状部分
    (114)並びに前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体
    上に形成された相補的なノッチ(270)に歯(268)を噛み合わせることに
    より、前記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に一体回転
    可能に結合され、かつ前記歯は、前記相補的なノッチに対して実質的に直角を向
    いていることを特徴とする、請求項13記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記摩擦ディスク(152)に、内側軸方向の補強フラン
    ジ(500)が形成されていることを特徴とする、上記請求項のいずれかに記載
    の装置。
  30. 【請求項30】 前記摩擦ディスク(152)が、前記摩擦ディスク(15
    2)並びにタービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体上に形成さ
    れた相補的なノッチ(278)に歯(276)を噛み合わせることにより、前記
    タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体に一体回転可能に結合
    されることを特徴とする、請求項18記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記歯(276)および相補的なノッチ(278)が、前
    記摩擦ディスク(152)の周囲軸方向フランジ(286)、および前記タービ
    ンホイール(104)およびハブ(54)の組立体の構成要素(94)の周囲半
    径方向部分(288)により支持されていることを特徴とする、請求項30記載
    の装置。
  32. 【請求項32】 前記歯(276)および相補的なノッチ(278)が、前
    記タービンホイール(104)およびハブ(54)の組立体の構成要素(94)
    の周囲軸方向フランジ(280)、および前記摩擦ディスク(152)の周囲半
    径方向部分(282)により支持されていることを特徴とする、請求項30記載
    の装置。
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