JPH10503001A - 自動車用の流体力学的結合装置 - Google Patents

自動車用の流体力学的結合装置

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JPH10503001A
JPH10503001A JP8533837A JP53383796A JPH10503001A JP H10503001 A JPH10503001 A JP H10503001A JP 8533837 A JP8533837 A JP 8533837A JP 53383796 A JP53383796 A JP 53383796A JP H10503001 A JPH10503001 A JP H10503001A
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    • F16H2045/0273Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
    • F16H2045/0278Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch comprising only two co-acting friction surfaces

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Abstract

(57)【要約】 流体力学的結合装置は、横方向壁(2)に取り付けられたガイドリング(6)に沿って軸方向に移動自在なピストン(9)を含む。このピストン(9)の移動を制限するための停止手段(50)が、壁(2)に設けられている。本発明は自動車に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用の流体力学的結合装置 本発明は、国際公開第WO94/07058号公報に記載されているような、自動車用の 流体力学的結合装置に関する。 この装置は、ほぼ横方向に配置され、駆動シャフトに回転結合されるようにな っている壁を含む。この壁は、壁の中央に固定されたガイドリングを支持する。 この壁は、被動シャフトと共に回転するように、被動シャフトに対して固定され たタービンホイールを囲むハウジングの一部となっている。 前記リングに沿って軸方向に移動できるよう、ピストンがシールされた状態に 取り付けられている。このピストンは、壁とリングと共に容積可変形チャンバー を構成しており、チャンバーの外側の境界は、ディスクおよび摩擦ライナーによ って定められ、摩擦ライナーは、ピストンとディスクとの間、およびディスクと 壁との間にそれぞれグリップされるようになっている。 各摩擦ライナーは、ディスクとピストンからなる要素、およびディスクと横方 向壁からなる要素のうちの1つに固定され、摩擦ライナーは、ディスクとピスト ンとの間およびディスクと横方向壁との間にグリップされるようになっている。 ケーシングを構成するハウジング内にオイルが存在するため、流体力学的結合 装置が駆動シャフトによって回転駆動されると、横方向壁は外側に膨張する。 より詳細に言うと、横方向壁は、摩擦ライナーの領域よりも中心部にて大きく 膨張する。 その結果、横方向壁に固定されたガイドリングは、ピストンとガイドリングと の間で相対的運動が生じるよう、横方向壁の運動に追従し、ピストンに対しては 、狭い表面積しか提供しないという欠点が生じる。このようなピストンでも、ガ イドリングから抜けることがある。 ロックアップクラッチが切られると、ピストンは、一般に上記膨張効果に従っ てピストンとガイドリングとの間に挟持されたシールリングをカバーしなくなる ことがある。 ここで、ラム状の衝撃も生じ、ピストンとガイドリングとの間で相対的な変位 が生じることを強調したい。 更に、ガイドリングの領域内の軸方向の大きさは、小さいことが好ましい。 本発明の目的は、これらの欠点を、簡単かつ安価に克服することにある。 本発明によれば、横方向壁から離間する方向へのピストンの移動を制限するた め、横方向壁の方を向き、かつ横方向壁に支持された当接手段が設けられている 。 本発明によれば、ピストンとガイドリングとの間の相対的変位作用が小さくな る。 ピストンは、横方向壁の移動に従い、ガイドリングの領域における軸方向の大 きさが縮小する。 前記ガイドリングは、すべての状況で、ピストンに良好な表面積を提供するも ので、ロックアップが切られた(すなわち分離された)時に、ガイドリングから 抜けることがない。従って、この当接により、タービンホイール側へのピストン の移動が制限される。 従って、ピストンがタービンホイールのハブ、またはトーションダンパーのラ ジアルウェブと干渉する恐れが小さくなる。 本発明における当接手段により、例えばピストンによりすべての状況下で、シ ールリングがカバーされ、このシールリングを保護することが可能となる。従っ て、容積可変形チャンバーは常にシールされる。 更に、ロックアップクラッチが切られる(すなわち分離される)位置と、ロッ クアップクラッチが係合する(すなわちつながる)位置との間でのピストンの軸 方向の変位量が最小となるので、応答時間も短縮される。 従って、前記当接部は、弾性タングの屈曲を制限することにより、この接戦方 向弾性タングを保護することがが可能となり、これらのタングは、ある実施例で は、ピストンと横方向壁との間に挟持され、ピストンが軸方向へ移動する可能性 を残しながら、ピストンを前記横方向壁と回転結合する。 当接手段は、前記チャンバー内に取り付け、かつ駆動部材内に形成してもよい 。この駆動部材は、横方向壁に固定され、接線方向タングを締結するように働く 。実施例では、接線方向タングではピストンと前記部材との間に挟持される。 このような構造は、ガイドリングとタービンホイールが固定されたハブとの間 の軸方向の寸法を縮小にする上で好ましい。 次に、添付図面を参照して本発明を説明する。 図1は、本発明の流体力学的結合装置の軸方向半断面図である。 図2は、図1における矢印2の方向の一部切り欠き図で、タングを示す図であ る。 図3は、3−3線に沿う図である。 図4は、別の実施例を示す、図3と類似する図である。 公知のように、かつ国際公開第WO94/07058号公報(より詳細に参考とすること ができる)に記載されているように、流体力学的結合装置は、トルクコンバータ とロックアップクラッチ1を含み、これらは、オイルで満たされケーシングを構 成する共通したシールリング内に配置されている。 本例では、金属製のケーシングは駆動部品を構成し、駆動シャフト、自動車に 使用されている場合には、内燃機関のクランクシャフトに回転結合されるように なっている。 環状をしたケーシングは、互いに対向する2つのハーフシェルから成り、これ らハーフシェルの外周部は、溶接によりシールされた状態に固定されている。 第1ハーフシェル2、3は、駆動シャフトに回転結合されるようになっている 。このハーフシェルは、ほぼ横方向に配置された環状壁2を含み、この壁の外周 部は、ほぼ軸方向に配置された円筒形の壁3として伸びている。 コンバータの反作用ホイールと同じように、簡略にするために図示されていな い第2ハーフシェルは、このハーフシェルの内側面にブレードが固定されたイン パルスホイールを構成するような構造となっている。 これらのブレードは、ハブプレートにリベット締めまたは溶接することにより 固定されたタービンホイール4のブレード側を向いている。ハブプレートは、ハ ブ5と一体的になっており、ハブの内側には、このハブを被動シャフトすなわち 自動車に使用されている場合には、ギアボックスの入力シャフトに回転結合する ようになっている。 シャフトの内側には、チャンネルを構成するようなリセスが設けられており、 ハブ5と横方向壁2との間で軸方向に嵌合され、前記壁2に固定されたガイドリ ング6にオイルが達することが、このチャンネルによって可能となっている。 このリング6には軸方向に突出する中心センタリングノーズ7が設けられてい る。リング6の中心部は、溶接ジョイント(このシーム部は、図1の符号61で 示されている)によって壁2に固定されており、壁2は、この目的のため中心の 軸方向に配置されたスリーブ部分60を有する。このスリーブ部分は外側に曲げ られ、この部分にセンタリングノーズ7が突入している。 リング6は、一体的な横方向に配置されたカラー部分8も有する。従って、リ ング6には、ショルダーが設けられており、溶接により固定された後は、ハブ5 に向いた壁2の内側面にカラー部分8を介して接触している。 カラー部分8の環状外周部に沿って軸方向にスライドできるよう、ピストン9 が取り付けられている。カラー部分8には、環状シールリング29を取り付ける ための溝が設けられている。ピストン9は、軸方向に配置された中心スリーブ部 分を有し、このスリーブ部分は、カラー部分8に沿ってスライド運動できるよう 、壁2側に曲げられている。 ピストン9は、リング6と、壁2と、ディスク10(このディスクは、例えば 接着により、各面に固定された摩擦ライナー11を支持している)と共に容積可 変形チャンバー30を構成している。このチャンバーには、リング6を通して流 体が供給されるようになっている。 リング6は、被動シャフト内の上記チャンネルを通して流体が供給される孔( 参照符号なし)をこの流体の供給のために有する。本実施例では、カラー部分8 内にこの孔が設けられており、孔は、リング6の中心部に設けためくら孔に開口 する傾斜した部分を有する。 ディスク10は、ピストン9の外周部に嵌合され、外側に配置された部分と共 に、ピストン9の外周部の径方向外側にラグを有している。これら各ラグは、ガ イドリング12の外周部に形成されたノッチ内に挿入されている。従って、ディ スク10はラグ2とノッチから成るほぞと、ほぞ孔タイプのカップリング13を 介して、軸方向に移動できるようガイドリング12に対して回転結合されている 。 ガイドリング12の横方向部分14内にノッチが形成されている。この横方向 部分14は、環状部分15として延びており、この環状部分15は、径方向に配 置され、径方向外側にコイルスプリング16を係止するように働く。 コイルスプリング16は、プレート部品18の環状係止部分17により内側に 係止されており、プレート部品18は、ラジアルウェブ19として径方向内側に 延び、ラジアルウェブ19は、タービンホイール4と同時にハブ5のラジアルプ レート部分にリベット締めにより固定されている。タービンホイール4は、この 目的のために内周部に図示されていないラグを有する。 別の変形例として、このような締結を溶接によって行うことができる。ウェブ 19は、ピストン9とホイール4との間にオイルを流すことができるよう、1組 の孔(図示せず)を有する。 別の変形例として、溶接により、タービンホイール4に直接プレート部品18 を固定できる。 このプレート部品18は、スプリング16の円周方向の両端と係合するための 係合部分20を有する。この係合部分20は、プレート部品18の係止部分17 の内周部から外周部まで延びる蛇行した当接ブリッジ内に形成されている。この 部分17は、ハーフシェル状をしており、一方のハーフシェルを構成するガイド リング12の部分14、15に対して軸方向にずれている。ガイドリング12は 、スプリング16の両端に当接するための一体的な内側変形部21を、その軸方 向部分15の領域内に有する。部分14は、スプリング16の両端と当接するた めのラグ22も有する。より詳細については、国際公開第WO94/1047058号公報お よび、特にこの図24〜図28を参照されたい。 流体力学的結合装置の部品は、シールリング29およびライナー11を除き金 属製であり、一般にシート状のスチールプレス加工品である。。 従って、ロックアップクラッチ1は、ピストン9およびライナー11の径方向 外側に入力部品12が配置された状態で、主にタービンホイール4と第1シェル の外周部にある壁2との間に位置するトーションダンパー23を含み、トーショ ンダンパー23は、ハーフシェル14、15状をしたガイドリング12と、コイ ルスプリング16と、プレート部品18から成る出力部品とから成っている。こ のプレス部品18も、外周部がハーフシェル状となっている。 出力部品18は、タービンホイール4、本例では、このタービンホイールのハ ブ5に回転結合されているが、入力部品12は、ピストン9に対して径方向に突 出するディスク10に回転結合されている。 従って、入力部品12は、ディスク10およびライナー11を介して駆動シャ フトに解放自在に結合され、ライナー11を備える前記ディスク10は、ピスト ン9とカウンターピストンを構成する壁2との間に解放自在にグリップされるよ うになっている。ディスク10は、ハブ5とホイール4に弾性的に結合される。 タービンホイール4は、シールされたハウジング、すなわちケーシング内に収 容された流体の流れにより、インパルスホイールによって回転駆動され、車両が 発進した後は、タービンとインパルスホイールとの間のスライド効果を防止する ためロックアップクラッチ1が被動シャフトと駆動シャフトとを直結(すなわち ブリッジング)する。この直結は、被動シャフトがハーフシェル2、3によって 直接駆動される状態で、ピストン9とカウンターピストン2との間に摩擦ライナ ー11およびディスク10をグリップすることによって行われる。 クラッチ1を切る(分離する)ために被動シャフト内のチャンネル、リング6 内のめくら孔、およびリング6内の開口部を通して、チャンバー30内に圧力を 導入する。チャンバー30は、カラー部分8によって支持されたリング29によ ってシールされている。 クラッチ1が係合すなわちブリッジされている(ライナー11がグリップされ ている)位置では、前記チャンバー30は減圧状態となっている。従って、チャ ンバー30は、外周部がディスク10とライナー11によって境界が定められて おり、ピストン9および壁2は、その外周部に摩擦ライナー11に対して平らな (横方向の)摩擦表面を有する。 ピストン9は、接線方向の弾性タング40により、第1ハーフシェル2、3の 壁2に回転結合されており、タング40は、円周方向に一定間隔で離間されてい る。本例では、4組のタング(図3)が設けられている。 これらのタング40により、ピストンは軸方向に移動できるようになっている 。タングは、挟持された環状部材44を介して横方向壁2に取り付けられている 。環状部材44は、本例では金属製であり、リベット45により壁2にシールさ れた状態で固定されている。 リベット45は、壁2と一体的であり、例えば押し出し成形によって形成され る。環状部材44は、その内周部の所々にラグ48を含み、これらのラグは、そ の主要部分に対して軸方向にずれたラグ48を含み、このラグによって、部材4 4は壁2に締結されている。本例では共に設置された2つのタングから成るタン グ40の両端は、リベット43によりラグ48に固定されている。 これらのタング40は、アセンブリの円周に対してほぼ接線方向に延びている 。 タング40の他端を、ピストン9に取り付けるために、締結手段41、42が 使用されている。この締結手段は、タング40およびピストン9をほぼ貫通する ようになっており、2つの部品、すなわちピストン9と反対側にて、あらかじめ タング40に取り付けられた第1部品41と、第1部品41と係合するようにピ ストン9と同じ側に設けるだけでよい第2部品42から成っている。 タング40は、摩擦ライナー11とアセンブリの軸線との間、すなわちチャン バー30内で径方向に延び、壁2とピストン9との間で軸方向に延びる空間内に 位置する。 このような2部品式締結手段41、42は、アップセットボルトシャンクを有 するタイプのものである。第1部品41は、壁2に面するタング40の表面に接 触する係合ヘッドを備えるシャンクを含む。この係合ヘッドは、チャンバー30 内に位置する。シャンクは、ピストン9内の関連する開口部を間隙をもって貫通 し、平滑な第1部分と、ノッチの設けられた第2部分を含む。この部分41は、 その平滑な部分を強制嵌合することによりタング40に取り付けられているが、 変形例として、ロール掛けまたは接着により取り付けてもよい。 第2部品42は、シームリングから成る。このシームリングは、ピストンと同 じ側にピストン内の貫通孔への塑性流が進入するのを防止するよう、拡大された 径のベース部分をピストンと同じ側に有する。第2部分は、タング40と反対の ピストン9の表面側に、すなわちチャンバー30の外側に配置されている。 後に理解できるように、リング42は、シャンク41のノッチ付き部分と係合 するよう圧縮されている。変形例では、POPタイプのリベットを使用すること もできる。 更に別の変形例では、第2部分は、ネジまたはナットから構成でき、このネジ またはナットは、例えば接着によりラグ40に固定できる。第2部分は、ネジま たはナットとすることができる。 1994年11月4日に出願されたフランス国特許出願第94/13205号明細書に 記載されているような装置を考えつくことも可能である。 公知のように、流体力学的結合装置が回転駆動されると、この装置は、オイル が存在しているため、2つの上記ハーフシェルを膨張させる。 第1ハーフシェルの横方向壁2は、中心部に向かって、すなわちガイドリング 6の領域で更に膨張し、ガイドリング6は、ディスク10の領域よりもチャンバ ー30のための供給リングとしても働く。 従って、リング6は、壁2の運動に従うのでピストン9とリング6との間で相 対的運動が生じる。 このような欠点を克服するため、本発明では、横方向壁2から離間する方向へ のピストン9の運動を制限するため、横方向壁2に面し、前記壁2に支持された 当接手段50を提供することを提案するものである。 従って、ピストン9は、壁2の中心部分の運動に従いリング6に結合する。 ピストンのスリーブ部分は、すべての状況下でリング29に当接し、よってリ ング29が保護される。更に、ウェブ19およびタービンホイール4側へのピス トン9の運動は制限されるので、クラッチが切られている時のピストン9とライ ナー11との間の距離を制御することが可能である。 クラッチ1のグリップ(ブリッジング)に対する応答時間を短縮するように、 ピストン9とライナー11(図1)との間の距離を短縮することが可能である。 図1〜図3において、チャンバー30内には前記当接手段50が位置し、部材 44内に形成されている。この部材44により、タング40が締結され、当接手 段50が壁2に固定されている。接線方向タング40は、タング40をピストン 9に固定する2部品形締結手段41、42を越えるよう、47にて円周方向に延 びている。 延長部47の自由端は、壁2(図2および図3)に面する当接部46と協働す るようになっている。この当接部46は、部材50の一部であり、一部が壁2と 平行に当接している。この当接部は、環状部材44の主要部分に対して軸方向に 延びたラグ48内にプレス成形されている。 従って、ラグ48は、リベット43を締結するための端部部分および当接部4 6を有する。 従って、部材44の主要部分から離間した位置において、断面がタング40の 自由端(すなわち延長部47)を囲む軸方向に配置された部分を備えるクランク 状部分(すなはち爪)によってほぼ構成されている。これらのタングは、横方向 に配置された部分46として延びて、本発明の当接部を構成すると共に、一部が ピストン9に面するタング40の表面、すなわちタング40の背面と協働するよ うになっている。 変形例(図4)として、締結手段41、42の部分41のヘッドは、当接部4 6に係合するように147にて円周方向に延びてもよい。 この場合、延長部147は、当接部46と協働するようになっている軸方向の 延長部を有する。従って、部品41のヘッドの背面は、当接部46に対するカウ ンター当接部として働く。 別の変形例として、リベット43の各ヘッドは、当接手段50を構成するよう に247にて延長できる。この場合、タング40の背面は、前記延長部247と 、より正確にはピストン9側に向いた延長部の表面と協働するようになっている 。 いずれのケースでも、当接手段50は、特にロックアップクラッチ1が切られ た際のタング40の屈曲を制限することにより、これらタングを保護できること が理解できよう。 更に、この解決手段は、チャンバー30内で作用するので、軸方向長さが短く なっている。 従って、ハブ5はリング6に極めて接近できる。前記延長部47、147、2 47に対する当接部46の位置は、ピストン9とウェブ19とハブ5との間の干 渉を防止するように決定される。 別の変形例として、締結手段41、42を簡単なリベットまたはネジまたはボ ルトから構成してもよい。 この目的のため、駆動部材44と、接線方向タング40と、ピストン9から成 るサブアセンブリがあらかじめ構成される。 スリーブ部分60に取り付けられたセンタリング部品を用いて、サブアセンブ リのピストン9をセンタリングし、次にレーザー溶接により、横方向壁2に駆動 部材を締結する。この溶接は、ピストン9と反対方向を向く横方向壁2の表面側 で実施する。この溶接部は、壁2の厚み部分を貫通し、駆動部材44の厚み部分 を部分的に貫通する。次にセンタリング部品を引き抜き、61にてガイドリング 6をスリーブ部分60に取り付け、溶接できる。 上記サブアセンブリは、当然ながら本発明に係わる当接手段を含む。 添付図面から明らかなように、接線方向タング40および駆動部材44は、横 方向壁2が該壁の中心部分に対してピストン9から離間し、かつタービンホイー ル4から離間するよう軸方向に突出して延びている。 従って、ピストン9と壁2との間の軸方向の長さは、リング6のカラー部分8 の領域で短くなっており、軸方向の大きさを増すことなく、タング40および部 材44を位置決めするように壁2の構造を活用している。 当然ながら、本発明は、これまで説明した実施例のみに限定されるものではな い。特にトーションダンパー23は、例えば米国特許第5,209,330号明細書に記 載のような他の形状でもよい。 別の変形例として、ライナー11のうちの1つが横方向壁2と間接的に協働し てもよい。 一般的にはライナー11はピストンと壁2との間に直接的または間接的にグリ ップされる。 更に別の変形例として、摩擦ライナー11を、接着またはろう付けによりディ スク10に固定する代わりに、それぞれピストン9または壁2に固定してもよい 。このような固定は、例えば接着またはろう付けによって達成できるので、ピス トンおよび横方向壁からそれぞれ成る部品のうちの1つに各摩擦ライナーを固定 し、ピストンと横方向壁との間にライナーをグリップするように配置する。 当然ながら、カップリング13の構造は反転することも可能である。この場合 、ディスク10は、ガイドリング12のほぞが係合されるほぞ孔を有する。 別の変形例として、ほぞとほぞ孔タイプの結合により、ディスク10をクラウ ンに結合してもよく、このクラウンは、タービンホイール4に支持される。この 場合、ディスク10はタービンホイール4に強固に結合される。 図3および図4において、当然ながら、当接部46、247の数は、使用例に 応じて決まる。従って、あるタングは、当接手段と連動しなくてもよい。 ピストン9、より正確には、ピストン9のスリーブ部分によってシール29を 支持してもよい。 当接手段は、ディスク10とピストン9および壁2から成るアセンブリとの間 で制御されたスライド運動を発生するのに好ましい。従って、例えば米国特許第 5,339,230号明細書に記載されているように、前記制御されたスライド運動中に 摩擦ライナー11を冷却するための溝を、これら摩擦ライナーに設けてもよい。 変形例では、これら溝を、螺旋の一部としてもよい。 ピストン9は、米国特許第5,209,330号に記載のように、ピストンにリベット 締めされた補助部材により、横方向壁2に対して軸方向に移動できる状態で回転 結合してもよい。 別の変形例として、カラー部分8の外周部とピストン9の中心スリーブ部分の 内周部との間で働く相補的スプラインにより、カップリング2を設けてもよい。 いずれのケースにおいても、ピストン9に固定され、図3の当接手段46に類 似する当接手段と協働するリベットヘッドから当接手段を形成できる。この当接 手段は、図3における部材44に類似する部材によって支持され、この部材は、 タングを有しないが、前記リベットは、図4における延長部147と類似する延 長部を備えたヘッドを有する。 リベット43は省略できる。この場合、タング40は、締結手段41、42に より自由端がピストン9に固定された部材44と一体的となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.駆動シャフトに結合されるようになっており、ほぼ横方向に配置された壁 (2)の中央に締結されたガイドリング(6)を支持するほぼ横方向に配置され た壁(2)と、ガイドリング(6)に沿って軸方向に移動できるようシールされ た状態で取り付けられ、ディスク(10)によって外側の境界が定められた容積 可変形チャンバー(30)を、前記リング(6)および前記横方向壁(2)と共 に構成するピストン(9)と、ピストン(9)とディスク(10)との間、およ びディスク(10)と横方向壁(2)との間にそれぞれグリップされるようにな っている摩擦ライナー(11)を備え、各摩擦ライナー(11)が、ディスク( 10)とピストン(9)から成る部品、およびディスク(10)と横方向壁(2 )から成る部品の一方に固定されており、ピストン(9)と横方向壁(2)との 間に摩擦ライナーがグリップされるようになっている、特に自動車用の流体力学 的結合装置において、 横方向壁(2)から離間する方向へのピストン(9)の移動を制限するよう、 横方向壁(2)側に向き、横方向壁(2)によって支持された当接手段(50) が設けられていることを特徴とする流体力学的結合装置。 2.前記容積可変形チャンバー(30)内に前記当接手段(50)が取り付け られていること特徴とする、請求項1記載の装置。 3.横方向壁(2)に固定された部材(44)に固定された弾性接線方向タン グ(40)によって軸方向に移動できる状態で、ピストン(9)が横方向壁(2 )に回転結合されており、前記当接手段(46)が、環状部材(44)の主要部 分に対して軸方向にずれ、かつ環状部材(44)の一部となっているラグ(48 )内にプレス成形されていることを特徴とする、請求項2記載の装置。 4.接線方向タング(40)が、それらのピストン(9)への締結部を越えて 円周方向に延びており、前記延長部の自由端が、当接手段(46)と協働するよ うになっており、当接手段(46)が横方向壁(2)側に向き、前記部材(44 )に固定されていることを特徴とする、請求項3記載の装置。 5.部材(44)の主要部分から離間した位置において、タング(40)の自 由端を囲む軸方向に配置された部分により、断面がほぼクランク状の少なくとも 一つ部分が形成され、前記軸方向部分が、前記当接部を構成する横方向に配置さ れた部分として延び、ピストン(9)側を向くタング(40)の背面と協働する ようになっていることを特徴とする、請求項4記載の装置。 6.横方向壁(2)に固定された部材(44)に固定された弾性接線方向タン グ(40)によって軸方向に移動できる状態で、横方向壁(2)にピストン(9 )が結合されており、横方向壁(2)に固定された部材(44)の主要部分に対 して、軸方向にずれたラグ(48)にリベット(43)によって固定されており 、リベット(43)のヘッドが延びており(247)、ピストン(9)側を向い た前記タングの背面と協働するようになっていることを特徴とする、請求項2記 載の装置。 7.横方向壁(2)に固定された部材(44)の主要部分に対して軸方向にず れたタング(48)にリベット(43)によってタング(40)が固定されてお り、2つの締結部品(41)(42)によって、ピストン(9)に接線方向タン グ(40)が固定されており、2つの締結部品の一方が、タング(40)に固定 され、ヘッドを有する請求項3記載の装置において、前記締結部品のヘッドが、 円周方向に延び(147)、ラグ状をした前記当接手段(46)に協働するよう になっている装置。
JP8533837A 1995-05-11 1996-05-10 自動車用の流体力学的結合装置 Pending JPH10503001A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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FR95/05821 1995-05-11
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