JP5206865B2 - 電子部品の巻線方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明はチップコイルなどの電子部品にワイヤを巻回するための巻線方法及び装置に関するものである。
従来、ボビンにワイヤを巻線する巻線装置として、特許文献1に記載のものがある。この巻線装置は、線材を供給する線材供給部と、線材が巻線される線材巻取部とからなる。線材供給部は、線材の供給位置を規制するノズルと、ノズルを3次元方向へ移動する移動機構とを備えている。線材巻取部は、線材が巻付けられるボビンが装着されるスピンドルと、スピンドルを回転する回転機構と、スピンドルを3次元方向へ移動する移動機構とを備え、線材巻取部はボビンが搬送される搬送機構と対峙されている。
特許文献2には、スピンドルに固定した巻線治具の端部に、ハウジングにベアリングを介して支持される収容部を、スピンドルと対向する方向から嵌め合わせて巻線治具を挟持する巻線機のセンター押さえ装置が開示されている。ハウジングに形成した穴に、スピンドルと平行な複数の支持バーを所定の間隙をもって貫通させてハウジングを支持し、支持バーを取り付けた支持台に、ばねによって付勢され、ハウジングをスピンドル方向に押圧する球体を設けた構造となっている。
特許文献1の場合には、ボビンの一端のみをスピンドルで保持し、スピンドルを回転させてボビンにワイヤを巻回している。つまり、片持ち方式でボビンを支持しているため、スピンドルにボビンを装着する時のボビンずれや、巻線時のワイヤのテンション等により、回転軸心に対してボビンの傾きが発生し、ボビンの振れやボビン破損、ボビン外れ等が起こるという問題がある。
特許文献2の場合には、ボビンの中に巻線治具を挿通し、巻線治具の一端部をハウジングの収容部で嵌合保持している。この場合には、巻線治具の両端部が支持されることになるが、巻線治具とボビンとのガタや、巻線治具とハウジングの嵌合ガタにより、軸心が確実に決められず、ボビンの振れが発生する。また、ボビンに嵌合部を設ける必要があるため、ボビンの形状が制約される。
特開平10−335166号公報 特開2005−322669号公報
本発明は、回転軸心に対するコアの傾きを抑制し、コアの振れを抑制できる巻線方法及び巻線装置を提供することを目的とする。
本発明に係る巻線方法は、コアの両端部の間に形成された巻胴部にワイヤを巻線する巻線方法において、第3軸を中心として回動可能なコアチャックでコアの一端部を第1軸方向にチャックしてコアを供給する第1工程と、前記コアチャックでコアの一端部をチャックした状態で、前記コアチャックに対して対向方向からスピンドルチャックをコアの他端部に押しつけ、コアを両側から挟持する第2工程と、前記コアを挟持した状態で、前記コアチャックによるコアのチャックを開放すると共に、前記スピンドルチャックでコアの他端部を第1軸と直交する第2軸方向にチャックする第3工程と、前記コアを挟持した状態で、前記コアに対してワイヤを供給しながら、第1軸及び第2軸に対して直交する第3軸回りに前記スピンドルチャックを回転させると共に、前記コアチャックを第3軸と同軸回りに追随回転させて、前記コアの巻胴部にワイヤを巻回する第4工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る巻線装置は、コアの両端部の間に形成された巻胴部にワイヤを巻線する巻線装置において、前記コアの一端部を第1軸方向にチャックすると共に、チャック部の間にコアの一端面を支持する支持部を有し、第1軸に対して直交する第3軸を中心として回転自在なコアチャックと、前記コアチャックと対峙して配置され、前記コアの他端部を第1軸に対して直交する第2軸方向にチャックするスピンドルチャックと、前記スピンドルチャックを前記コアチャックとの対向方向に移動させる移動機構と、前記第3軸と同軸回りにスピンドルチャックを回転駆動する回転駆動機構と、前記ワイヤを供給するワイヤ供給機構と、前記コアチャックでコアの一端部を第1軸方向にチャックしてコアを供給する第1工程と、前記コアチャックでコアの一端部をチャックした状態で、前記コアチャックに対して対向方向からスピンドルチャックをコアの他端部に押しつけ、コアを両側から挟持する第2工程と、前記コアを挟持した状態で、前記コアチャックによるコアのチャックを開放すると共に、前記スピンドルチャックでコアの他端部を第1軸と直交する第2軸方向にチャックする第3工程と、前記コアを挟持した状態で、前記コアに対してワイヤを供給しながら、第1軸及び第2軸に対して直交する第3軸回りに前記スピンドルチャックを回転させると共に、前記コアチャックを第3軸と同軸回りに追随回転させて、前記コアの巻胴部にワイヤを巻回する第4工程と、を順次実施する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、スピンドルを用いた巻線方法において、コア供給側のコアチャックでコアの一端部を第1軸方向(例えばZ方向)にチャックし、スピンドルチャックがコアの他端部に接触した後、コアチャックが開放して、スピンドルチャック側で第2軸方向(例えばY方向)にコアをチャックして、両持ちスピンドル巻きを行うものである。本発明では、供給側のコアチャックと、スピンドル側のスピンドルチャックとでコアを両持ち支持しているため、高いテンションの巻線にも対応できる。また、供給側、スピンドル側で各々に第1軸方向(Z方向)、第2軸方向(Y方向)のコア位置決め機能を持たせてあり、予め機械精度でチャック同士の回転中心を合わせておくことで、回転振れを抑制でき、コアにかかる負担を軽減できる。
本発明では、コアを供給するコアチャック側に回転駆動源を設けず、スピンドルチャック側に回転駆動源を設けることにより、回転振れ抑制(高精度化)が可能となると共に、コア供給装置の機構が簡易で軽量化できる。両持ち機構において、回転時は供給側のコアチャックを開放し、押しているだけなので、微妙な軸心のズレを吸収でき、機械的な調整が容易となる。また、軸心ズレによるコアへの負荷を減少でき、コアの破損を防止できる。
ワイヤ供給機構として、ワイヤを案内するワイヤノズルと、ワイヤをチャックするワイヤチャックと、これらワイヤノズルとワイヤチャックとをそれぞれ3軸方向に移動させる作動機構と、を備えるものがよい。チップコイルのような電子部品の場合、ワイヤの端末部をコアの端部裏面へ引き回す処理が必要である。ワイヤを案内するワイヤノズルだけでは、引回し処理が難しく、かつ端末をカットする際にコアに巻線されたワイヤに緩みが発生しやすい。そこで、ワイヤをチャックするワイヤチャックを用い、ワイヤノズルとワイヤチャックとを3軸方向に移動させてワイヤをコアの端部裏面に引き回すことで、ワイヤにかかるテンションを保ちながら、ワイヤの端末を高速かつ精度よく引回し処理できる。
スピンドルチャックは、ワイヤの端部をカットするためのカット刃を内蔵しており、作動機構は、ワイヤチャックによってチャックされたワイヤをスピンドルチャックのカット刃に押しつけ、ワイヤを引きちぎるようにワイヤチャックを作動させるのがよい。この場合には、ワイヤをカットするカット刃がスピンドルチャックに内蔵されているので、カット刃とコアとの位置関係が固定され、カット精度の向上と装置の小型化が可能になる。しかも、スピンドルチャックをコアの他端部に押しつける際にワイヤをカット刃を押しつけることができるので、ワイヤチャックをスピンドルチャックに対して相対移動させるだけで、ワイヤを簡単にカットでき、カット作業が簡素化されると同時に、カット後のワイヤの端末に緩みが発生しない。
スピンドルチャックの直線駆動機構に、スピンドルチャックのコアに対する押圧力を規定するスプリングを設けてもよい。スピンドルチャックをコアチャックとの対向方向に移動させ、スピンドルチャックをコアに押しつけた時、コアに必要以上の圧力がかかると破損する恐れがある。そこで、コアに対する押圧力を規定するスプリングを設けることで、無制御でコアの保持力を規定でき、コアの破損を予防できる。
発明の好ましい実施形態の効果
以上のように、本発明によれば、供給側のコアチャックと、スピンドル側のスピンドルチャックの各々にZ方向、Y方向のコア位置決め機能を持たせ、コアの両端部を支持した状態でワイヤをコアに巻線するので、ワイヤのテンションが大きくなっても、回転軸心に対するコアの傾きを抑制でき、コアの振れを抑制できる。また、軸心ズレによるコアへの負荷が減少でき、コアの破損を防止できる。
本発明に係る巻線装置の一例の断面図である。 図1に示す巻線装置の要部の斜視図である。 スピンドルチャックの固定爪の斜視図である。 巻線終了後のチップコイルの斜視図である。 本発明に係る巻線方法の一例の動作説明図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明に係る巻線装置の一例を示す。コア1は、図2に示すように、両端部に四角形のつば部2,3を有し、両端部の間に巻胴部4を有し、この巻胴部4にワイヤ5を巻線して、図4に示すようなチップコイルCを製造する。図1において、コア1の軸線をX軸、鉛直軸をZ軸、X軸とZ軸に直交する軸をY軸とする。図4のように、ワイヤ5の両端部5a,5bは一方のつば部3の裏面側にY軸方向に引き出され、図示しない電極と半田付けされる。
本巻線装置は、大略、コアチャック10、スピンドルチャック20、スピンドルチャック20をX軸回りに回転駆動する回転駆動機構26、スピンドルチャック20をX軸方向に移動させる直線駆動機構31、ワイヤ5を供給するワイヤ供給機構40とで構成されている。
コアチャック10は、コア1のつば部2をZ軸方向にチャックする一対のチャック爪11,12を備えている。この実施形態では、一方のチャック爪11が固定爪であり、他方のチャック爪12が固定爪に対して対向方向に可動する可動爪であるが、一対の可動爪で構成してもよい。チャック爪11の内側面11aがZ方向の基準面である。固定側のチャック爪11には、コア1のつば部2の底面を支持する支持部11bが設けられ、支持部11bにはコア1をエア吸引するための吸引孔13が形成されている。チャック爪11は軸受15を介して供給部材16に取り付けられており、そのためチャック爪11はX軸を中心として回転自在となっている。可動側のチャック爪12は供給部材16に軸12aを中心として回転可能に、かつ図示しない開閉機構によりZ方向に開閉可能に取り付けられている。供給部材16は、コア供給・取出位置と図1に示す巻線位置との間でコア1を搬送するべく移動される。この実施形態では、可動側のチャック爪12が供給部材16に取り付けられ、チャック爪12は固定側のチャック爪11と一体回転しないが、チャック爪12がチャック爪11と一体回転するようにチャック爪11に取り付けられていてもよい。
スピンドルチャック20は、コアチャック10と対峙して配置され、スピンドルチャック20とコアチャック10とは、予め機械精度によってそれらの回転中心が合致するように調整されている。スピンドルチャック20は、コア1のつば部3をY軸方向にチャックする一対のチャック爪21,22を備えている。この実施形態では、一方のチャック爪21が固定爪であり、他方のチャック爪22が固定爪に対して対向方向に可動する可動爪であるが、一対の可動爪で構成してもよい。チャック爪21の内側面21aがY方向の基準面であり、チャック爪21の底面21bがコア1のつば部3の底面を支持する支持面である。可動側のチャック爪22は固定爪21に対して図示しない開閉機構と共に取り付けられている。チャック爪21の支持面21bの下縁側(Z方向)には、図3に示すようにカット刃23が内蔵されている。このカット刃23は後述するワイヤチャック42と協動してワイヤ5をカットする機能を備える。
図1に示すように、チャック爪21にはX軸方向に延びる回転軸24が連結され、この回転軸24はカップリング25を介してモータ(回転駆動機構)26の駆動軸26aと連結されている。このカップリング25は、両軸間で回転力は伝達するが、軸方向には摺動自在である。回転軸24の中間部は、軸受27を備えた軸受ホルダ28によって回転自在に支持されており、軸受ホルダ28はスライダ29によって設置ベース30上にX軸方向にスライド自在に支持されている。軸受ホルダ28はシリンダ(直線駆動機構)31と連結されており、シリンダ31を駆動することによって軸受ホルダ28と回転軸24とをX軸方向に一体に往復移動させることができる。回転軸24の周囲には圧縮スプリング32が挿通されており、このスプリング32は、スピンドルチャック20と軸受ホルダ28との間に配置されて、スピンドルチャック20をコアチャック10との対向方向に付勢している。回転軸24の軸受ホルダ28より後方側にはストッパ33が固定され、ストッパ33が軸受ホルダ28に当接することにより、スピンドルチャック20の軸受ホルダ28からの突出量が規定されている。
ワイヤ供給機構40は、図2のように、ワイヤ5を案内するワイヤノズル41と、ワイヤ5をチャック/開放するワイヤチャック42とを備えている。ワイヤノズル41には、図示しないワイヤ供給源からワイヤ5が連続的に供給されている。ワイヤノズル41及びワイヤチャック42には、それぞれ3軸方向に移動させる作動機構43,44が連結されている。ワイヤチャック42でワイヤ5の始端部をチャックし、ワイヤノズル41とワイヤチャック42との間に張り渡されたワイヤ5をコア1のつば部3裏面側に事前に位置決めしておき、スピンドルチャック20でコア1のつば部3をチャックする際、ワイヤ5をスピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間に挟み込むようにする。その状態で、ワイヤチャック42をX軸方向に移動させることで、カット刃23によってワイヤ5を引きちぎることができる。コア1にワイヤ5を巻線した後、ワイヤ5の終端部を処理する場合にも、スピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間にワイヤ5を挟み込むようにし、ワイヤチャック42をX軸方向に移動させることで、カット刃23によってワイヤ5を引きちぎることができる。
ここで、前記構成よりなる巻線装置による動作手順を、図5にしたがって説明する。なお、図5では説明を簡単にするために、コアチャック10のチャック方向とスピンドルチャック20のチャック方向とを同一方向(Z方向)としているが、実際には直交している。
まず、(a)のようにコアチャック10によりコア1のつば部2をZ方向にチャッキングした状態で、コア1をスピンドルチャック20との対向位置へ供給する。この際、コアチャック10はコア1をエア吸引により保持するのがよい。そして、ワイヤノズル41とワイヤチャック42とにより、コア1のつば部3裏面の所定位置にワイヤ5の始線部をセットする。
次に(b)のように、スピンドルチャック20をX軸にそって前進させ、ワイヤ5をスピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間に挟み込む。このとき、ワイヤ5がスピンドルチャック20に内蔵されたカット刃23とつば部3との間に挟み込まれるようにするのが望ましい。
次に(c)のように、コアチャック10を開放すると共に、スピンドルチャック20によりコア1をY方向にチャッキングし、Y方向を位置決めする。この時、コアチャック10のエア吸引は継続しており、コア1をコアチャック10からスピンドルチャック20に掴み変える間、コア1にずれが生じないようにする。コア1はコアチャック10によりZ方向に位置決めされており、次にスピンドルチャック20によってY方向に位置決めされるので、コア1の軸心がX軸と同軸になるように正確に位置決めされる。この状態から、スピンドルチャック20に内蔵したカット刃23にワイヤ5が当たるようにワイヤチャック42を移動させて、ワイヤ5の始線部をカットする。
次に(d)のように、ワイヤノズル41をX方向に移動させながら、スピンドルチャック20を回転駆動させ、ワイヤ5をコア1に巻き付ける。その際、コアチャック10はスピンドルチャック20の回転駆動力によって追従回転する。コア1はコアチャック10のエア吸引によって保持され、かつスピンドルチャック20の押圧力によりX方向に押されているので、コア1は両端支持された状態で巻線される。そのため、ワイヤ5のテンションが作用しても、回転軸心に対するコア1の傾きを抑制でき、コア1の振れを抑制できる。
コア1の巻胴部への巻線終了後、(e)のように、スピンドルチャック20の開放と共にコアチャック10によりコア1をチャッキングし、スピンドルチャック20を後退させる。
次に(f)のように、ワイヤチャック42でコア1とワイヤノズル41との中間部のワイヤ5をチャックし、ワイヤノズル41とワイヤチャック42とを相互に3軸方向に移動させながら、ワイヤ5の終線部をコア1のつば部3の裏面側の所定位置に引き回す。
次に(g)のように、スピンドルチャック20を再び前進させ、スピンドルチャック20の支持面21bとコア1のつば部3との間にワイヤ5の終線部を挟み込みんだ状態で、ワイヤチャック42をX軸方向に移動させ、カット刃23によってワイヤ5の終線部をカットする。
最後に(h)のように、スピンドルチャック20を開放・後退させ、コアチャック10でチャックされた巻線後のコア1(チップコイルC)は、別の取出位置へと搬送される。
前記実施例では、コアチャック10でコア1をZ方向に位置決めし、スピンドルチャック20でコア1をY方向に位置決めしたが、コアチャック10とスピンドルチャック20のチャック方向が相互に直交しておればよく、Z方向及びY方向に限るものではない。
図1に示す巻線装置は一例に過ぎず、種々変更可能である。例えば、コアチャック10において、固定爪11だけをX軸回りに回転自在とし、可動爪12を回転しない供給部材16に取り付けた例を示したが、可動爪12を固定爪11に取り付け、固定爪1と一体にX軸回りに回転自在としてもよい。その場合には、ワイヤ5の巻線時にコアチャック10がコア1のつば部2に圧接するだけでなく、Y方向にチャックしていてもよい。
また、スピンドルチャック20をX軸方向に直線駆動する手段としてシリンダ31を使用したが、モータとボールネジ機構とを用いてもよいし、その他の直動機構を用いることもできる。
本発明が対象とするコア1とは図2に記載の構造に限るものではなく、両端部に直交方向の基準面を持ち、その間にワイヤを巻き付けるための巻胴部を有するものであればよい。
前記実施例では、カット刃をスピンドルチャックに内蔵したが、移動可能なカット刃をスピンドルチャックと別に設けてもよい。その場合には、ワイヤチャックを移動させてワイヤをカット刃に押し付けながら引きちぎる必要はなく、ワイヤノズルとワイヤチャックとの間に張り渡されたワイヤをカット刃でカットすることも可能である。
1 コア
2,3 つば部(両端部)
4 巻胴部
5 ワイヤ
10 コアチャック
11 チャック爪(固定側)
11b 支持面
12 チャック爪(可動側)
13 吸引孔
20 スピンドルチャック
21 チャック爪(固定側)
21b 支持面
22 チャック爪(可動側)
23 カット刃
24 回転軸
26 モータ(回転駆動機構)
31 シリンダ(直線駆動機構)
32 スプリング
40 ワイヤ供給機構
41 ワイヤノズル
42 ワイヤチャック
43,44 作動機構

Claims (5)

  1. コアの両端部の間に形成された巻胴部にワイヤを巻線する巻線方法において、
    第3軸を中心として回動可能なコアチャックでコアの一端部を第1軸方向にチャックしてコアを供給する第1工程と、
    前記コアチャックでコアの一端部をチャックした状態で、前記コアチャックに対して対向方向からスピンドルチャックをコアの他端部に押しつけ、コアを両側から挟持する第2工程と、
    前記コアを挟持した状態で、前記コアチャックによるコアのチャックを開放すると共に、前記スピンドルチャックでコアの他端部を第1軸と直交する第2軸方向にチャックする第3工程と、
    前記コアを挟持した状態で、前記コアに対してワイヤを供給しながら、第1軸及び第2軸に対して直交する第3軸回りに前記スピンドルチャックを回転させると共に、前記コアチャックを第3軸と同軸回りに追随回転させて、前記コアの巻胴部にワイヤを巻回する第4工程と、を有することを特徴とする巻線方法。
  2. コアの両端部の間に形成された巻胴部にワイヤを巻線する巻線装置において、
    前記コアの一端部を第1軸方向にチャックすると共に、チャック部の間にコアの一端面を支持する支持部を有し、第1軸に対して直交する第3軸を中心として回転自在なコアチャックと、
    前記コアチャックと対峙して配置され、前記コアの他端部を第1軸に対して直交する第2軸方向にチャックするスピンドルチャックと、
    前記スピンドルチャックを前記コアチャックとの対向方向に移動させる移動機構と、
    前記第3軸と同軸回りにスピンドルチャックを回転駆動する回転駆動機構と、
    前記ワイヤを供給するワイヤ供給機構と、
    前記コアチャックでコアの一端部を第1軸方向にチャックしてコアを供給する第1工程と、前記コアチャックでコアの一端部をチャックした状態で、前記コアチャックに対して対向方向からスピンドルチャックをコアの他端部に押しつけ、コアを両側から挟持する第2工程と、前記コアを挟持した状態で、前記コアチャックによるコアのチャックを開放すると共に、前記スピンドルチャックでコアの他端部を第1軸と直交する第2軸方向にチャックする第3工程と、前記コアを挟持した状態で、前記コアに対してワイヤを供給しながら、第1軸及び第2軸に対して直交する第3軸回りに前記スピンドルチャックを回転させると共に、前記コアチャックを第3軸と同軸回りに追随回転させて、前記コアの巻胴部にワイヤを巻回する第4工程と、を順次実施する制御手段と、を備えたことを特徴とする巻線装置。
  3. 前記ワイヤ供給機構は、前記ワイヤを案内するワイヤノズルと、前記ワイヤをチャックするワイヤチャックと、これらワイヤノズルとワイヤチャックとをそれぞれ3軸方向に移動させる作動機構と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の巻線装置。
  4. 前記スピンドルチャックは、前記ワイヤの端部をカットするためのカット刃を内蔵しており、
    前記作動機構は、前記ワイヤチャックによってチャックされたワイヤを前記スピンドルチャックのカット刃に押しつけ、ワイヤを引きちぎるように前記ワイヤチャックを作動させることを特徴とする請求項3に記載の巻線装置。
  5. 前記スピンドルチャックの移動機構には、前記スピンドルチャックのコアに対する押圧力を規定するスプリングが設けられていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の巻線装置。
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