JP2006253578A - ドラムコアの巻線方法および巻線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドラムコアの自動供給が可能であって、生産性が良く、小型化に適し、かつ低コストで得られるドラムコアの巻線方法および巻線装置を提供すること。
【解決手段】 ガイド部7には溝部8が形成され、また溝部8上部には整列収納部9が隣接しており、整列収納部9内部に整列収容したドラムコア1は、自由落下により溝部8を通り穴口部14に導入され、また穴口部14を有するガイド部7は、その穴口部14からシャフト5を通しドラムコア1を巻治具4に誘導する。さらにドラムコア1の保持手段として、ドラムコア1は巻治具4に形成されたドラムコア用溝(図示されていない)に収納されることにより位置決めされ、コイルバネ6によるバネ反発力を利用して、シャフト5をドラムコア1に押し付ける。巻治具4とシャフト5の間に挟まれたドラムコア1は回転により巻線される。その際、巻治具4とシャフト5は、タイミングベルト10a、10bを介して周期回転を行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ドラムコアに線材を巻線する方法および巻線装置に関するものである。
従来、ドラムコアを巻治具に固定する際、ドラムコアの鍔をスピンドルに連結されたチャックに固定し、スピンドルを回転させて巻線を行ってきた。しかしながら、この方法では、巻線中にドラムコアが動いてしまったり、チャック力を強くするとドラムコアを破損してしまう等の問題があった。このような調整方法の一例として、特許文献1に開示されているように、ドラムコアの固定をマグネットの反発力を利用して行うことで、構造の簡略化を図り、センター押さえ部を軽量化して、回転時ドラムコアへのねじれの負荷を低減でき、小さなドラムコアや、機械的強度の弱いドラムコアに対して有効な技術があった。
しかしながら、特許文献1に記載されているような、マグネットの反発力を利用したドラムコアの固定方法では、マグネットの押圧が一定なため圧力調整ができず、またマグネット自体の経時変化による磁気力の低減により、ドラムコアを保持する力が、時間の経過とともに弱まってきて巻線中にはずれ易くなり、生産性が悪くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、生産性が良く、小型化に適し、かつ低コストで得られるドラムコアの巻線方法および巻線装置を提供することである。
本発明は、前記課題の解決のため、回転可能な巻治具に固定したドラムコアに線材を巻線するドラムコアの巻線方法において、整列収納部内に収納されている複数のドラムコアの少なくとも1つを溝部を通してガイド部内の穴口部内へ供給した後に、バネ反発力を利用して移動するシャフトによりガイド部内に供給されたドラムコアを付勢し、シャフトはガイド部内をドラムコアと一体に移動し、巻治具にドラムコアを誘導し、かつ押圧固定した後、巻治具の回転によりドラムコアに巻線することを特徴とするドラムコアの巻線方法である。
また、シャフトは巻治具と同期回転することを特徴とするドラムコアの巻線方法である。
さらに本発明は、回転可能な巻治具に固定したドラムコアに線材を巻線するドラムコアの巻線装置において、整列収納部内に収納されている複数のドラムコアの少なくとも1つを溝部を通してガイド部内の穴口部内へ供給した後に、バネ反発力を利用して移動するシャフトによりガイド部内に供給されたドラムコアを付勢し、シャフトはガイド部内をドラムコアと一体に移動し、巻治具に前記ドラムコアを誘導し、かつ押圧固定した後、巻治具の回転によりドラムコアに巻線するよう構成したことを特徴とするドラムコアの巻線装置である。
また、シャフトは巻治具と同期回転することを特徴とするドラムコアの巻線装置である。
また、シャフトを移動させる手段が、コイルバネであることを特徴とするドラムコアの巻線装置である。
コイルバネを利用して、その反発力によりドラムコアを巻治具に押し付けるので、マグネットを使用する場合に比べ、コイルバネの強さや長さの変化により、圧力調節が可能となる。
従って本発明によれば、バネ反発力を利用しドラムコアを押圧固定することにより、生産性が良く、小型化に適し、かつ低コストでのドラムコアの巻線方法及び巻線装置を提供することができる。
次に、本発明によるドラムコアの巻線方法及び巻線装置の実施の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わるドラムコアを示す斜視図である。図1(a)は巻線前を示す図であり、ドラムコア1の内周部には貯線溝2が形成されいる。図1(b)は巻線後を示す図であり、ドラムコア1に線材3が巻回された状態を示している。
図2は、本発明の実施の形態に係わる巻線装置を示す断面図である。ドラムコア1の保持手段として、ドラムコア1は巻治具4に形成されたドラムコア用溝(図示されていない)に収納されることにより位置決めされ、コイルバネ6によるバネ反発力を利用して、シャフト5をドラムコア1に押し付ける。巻治具4とシャフト5の間に挟まれたドラムコア1は回転により巻線される。その際、巻治具4とシャフト5は、タイミングベルト10a、10bを介してモータ15の回転により周期回転を行う。また穴口部14を有するガイド部7は、その穴口部14からシャフト5を通しドラムコア1を巻治具4に誘導付勢し、押圧固定する。さらにガイド部7には溝部8が形成され、また溝部8上部には整列収納部9が隣接しており、整列収納部9内部に整列収容したドラムコア1は、自由落下により溝部8を通り穴口部14に導入することができる。
次に具体的な実施例を挙げ、本発明のドラムコアの巻線方法および巻線装置について、さらに詳しく説明する。
図3は、本発明の実施例に係わるドラムコアの巻線方法の一連の動作を説明するために示した要部の概略図である。図3(a)は初期状態を示す図であり、シャフト5がコイルバネ6により巻治具4に押し付けられている。図3(b)はドラムコアが供給される状態を示す図であり、シャフト5に外力を加えて、シャフト5を巻治具4より離間させると、整列収納部9内のドラムコア1が自由落下により溝部8よりガイド部7へと進入する。図3(c)はドラムコアが巻治具へ誘導される状態を示す図であり、シャフト5に加えた外力を解放すると、ガイド部7に進入したドラムコア1のみがシャフト5により押し出され、巻治具4へと誘導される。図3(d)はドラムコアが巻治具へ当接されている状態を示す図であり、シャフト5により押し出されたドラムコア1は、巻治具4に当接され、その後ノズル12より線材3が引き出され、巻治具4に隣接する突部11に線端を絡げ巻線を行う。図3(e)はドラムコアに線材を巻回している状態を示す図であり、ドラムコア1に線材3を所定数巻回する。図3(f)はドラムコアを排出している状態を示す図であり、線材3を巻回したドラムコア1を、突部11より絡げを解いた上で、外力を加えて巻治具4をガイド部7より離間させることにより、巻線装置より装着が解放される。チャック13は、断線を防止するために、線材3を把持するものである。
1 ドラムコア
2 貯線溝
3 線材
4 巻治具
5 シャフト
6 コイルバネ
7 ガイド部
8 溝部
9 整列収納部
10a,10b タイミングベルト
11 突部
12 ノズル
13 チャック
14 穴口部
15 モータ
2 貯線溝
3 線材
4 巻治具
5 シャフト
6 コイルバネ
7 ガイド部
8 溝部
9 整列収納部
10a,10b タイミングベルト
11 突部
12 ノズル
13 チャック
14 穴口部
15 モータ
Claims (5)
- 回転可能な巻治具に固定したドラムコアに線材を巻線する前記ドラムコアの巻線方法において、整列収納部内に収納されている複数の前記ドラムコアの少なくとも1つを溝部を通してガイド部内の穴口部内へ供給した後に、バネ反発力を利用して移動するシャフトにより前記ガイド部内に供給された前記ドラムコアを付勢し、前記シャフトは前記ガイド部内を前記ドラムコアと一体に移動し、前記巻治具に前記ドラムコアを誘導し、かつ押圧固定した後、前記巻治具の回転により前記ドラムコアに巻線することを特徴とするドラムコアの巻線方法。
- 前記シャフトは前記巻治具と同期回転することを特徴とする請求項1に記載のドラムコアの巻線方法。
- 回転可能な巻治具に固定したドラムコアに線材を巻線する前記ドラムコアの巻線装置において、整列収納部内に収納されている複数の前記ドラムコアの少なくとも1つを溝部を通してガイド部内の穴口部内へ供給した後に、バネ反発力を利用して移動するシャフトにより前記ガイド部内に供給された前記ドラムコアを付勢し、前記シャフトは前記ガイド部内を前記ドラムコアと一体に移動し、前記巻治具に前記ドラムコアを誘導し、かつ押圧固定した後、前記巻治具の回転により前記ドラムコアに巻線するよう構成したことを特徴とするドラムコアの巻線装置。
- 前記シャフトは前記巻治具と同期回転することを特徴とする請求項3に記載のドラムコアの巻線装置。
- 前記シャフトを移動させる手段が、コイルバネであることを特徴とする請求項3に記載のドラムコアの巻線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005071181A JP2006253578A (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | ドラムコアの巻線方法および巻線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2006253578A true JP2006253578A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37093701
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008192778A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Nippon Saabitsuku Kk | 有芯コイルの芯材供給又は線材巻回に係る方法又は装置 |
JP2010050317A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Toko Inc | ドラムコアの巻線方法及びその巻線装置 |
WO2010109930A1 (ja) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 株式会社村田製作所 | 電子部品の巻線方法及び装置 |
-
2005
- 2005-03-14 JP JP2005071181A patent/JP2006253578A/ja active Pending
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JPWO2010109930A1 (ja) * | 2009-03-27 | 2012-09-27 | 株式会社村田製作所 | 電子部品の巻線方法及び装置 |
JP5206865B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2013-06-12 | 株式会社村田製作所 | 電子部品の巻線方法及び装置 |
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