JP4778389B2 - コイル巻線方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、線材を巻回してコイルを製造するコイル巻線方法および装置の改良に関するものである。
この種のコイル巻線装置は、例えば特許文献1にも開示されているように、ノズルから繰り出される線材をボビンに巻回する巻線機構を備えるとともに、線材の先端部を保持するクランプ機構と、線材を切断するカット機構をそれぞれ備える必要があった。
特開平08−236383号公報
しかしながら、例えば小型のボビンに線材を巻回するコイル巻線装置等においてノズルとボビンの間に設けられるスペースが小さい場合、あるいは複数のボビンに線材を巻回する多連式巻線装置においてボビン間のピッチが狭い場合等に、クランプ機構とカット機構をそれぞれ設けることが難しいという問題点があった。
また、線材を保持する動作と線材を切断する動作を順に行うため、コイルを製造する作業時間が長くなるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、線材を切断し保持する機構の小型化をはかり、作業時間を短くして生産性を高められるコイル巻線方法および装置を提供することを目的とする。
本発明は、線材を巻回してコイルを製造するコイル巻線方法またはコイル巻線装置において、線材が掛け回される掛止部材と、この掛止部材に対峙するカットクランプ部材と、掛止部材に対してカットクランプ部材を進退させるカットクランプ駆動機構とを用い、またはこれらを備え、カットクランプ部材は掛止部材との間で線材を挟持するクランプ部と、掛止部材との間で線材を切断するカット部とを有し、掛止部材はカットクランプ部材に対向して傾斜する第一、第二傾斜面と、この第一、第二傾斜面を結ぶ掛止先端部とを有する楔形状をし、カットクランプ部材は第一傾斜面との間で線材を挟持するクランプ部と、第二傾斜面との間で線材を切断するカット部と、クランプ部とカット部との間で掛止先端部を避けるように窪む凹部とを有する形状をし、第一、第二傾斜面は互いに傾斜するため線材の切断時にカットクランプ部が第一傾斜面に押し付けられる反力によってカット部が第二傾斜面に押し付けられるようにし、掛止部材に掛け回された線材にカットクランプ部材を押し付ける動作によって掛止部材とクランプ部との間で線材を挟持することと掛止部材とカット部との間で線材を切断することを並行して行うことを特徴とするものとした。
本発明によると、線材を保持するクランプ機構と線材を切断するカット機構とが独立して設けられる従来装置に比べて、装置の小型化がはかれとともに、線材を切断し保持する作業時間を短くしてコイルの生産性を高められる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1の(a)は二列渦巻き(外外巻き)コイル100の正面図であり、図1の(b)は同図のA−A線に沿う断面図である。この二列渦巻きコイル100はボビン(巻芯)110に線材101を渦巻き状に巻回した第一、第二コイル102,103を有する。第一、第二コイル102,103の外周端部は径方向に延びるように折り曲げられてリード部105,106となっている。
ボビン110は電機子の磁極を構成するコアとなるものであり、円柱状の巻芯部111と、この巻芯部111の両端に結合した一対の鍔部112とを有し、各鍔部112は四角形の板状をしている。
図2は二列渦巻きコイル100を製造するコイル巻線装置1を示す全体図である。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が略水平前後方向、Y軸が略水平横方向、Z軸が略垂直方向に延びるものとし、コイル巻線装置1の構成を説明する。
コイル巻線装置1はボビン110を回転させる巻取治具10と、線材101を繰り出すノズル25を回転させるフライヤ巻線機20と、巻取治具10に対してフライヤ巻線機20を移動するフライヤ移動機構28と、線材101を切断し保持するカットクランプ機構40と、カットクランプ機構40を巻取治具10に対して移動する線材端部移動機構30とを備える。
コイル巻線装置1は図示しない架台上にY軸方向に延びる支持台19を備え、この支持台19に複数の巻取治具10が設けられる。各巻取治具10は図示しないチャック機構を介してボビン110が取り付けられ、サーボモータ11によって各ボビン110をX軸まわりに回転駆動する。
フライヤ移動機構28は図示しないアクチュエータによってX、Y、Zの3軸方向に移動する移動台29を備え、この移動台29に複数のフライヤ巻線機20が設けられる。移動台29が支持台19に対して移動することによって、各フライヤ巻線機20が各ボビン110に対して移動するようになっている。
フライヤ巻線機20は移動台29に対してX軸まわりに回転可能に支持されるフライヤ21を備え、各フライヤ21はプーリ22とベルト23を介して図示しないサーボモータによって回転駆動される。ベルト23は複数のアイドラプーリ26を介してプーリ22に掛け回されている。
フライヤ21には線材101を繰り出すノズル25が設けられ、このノズル25には図示しない線材源から供給される線材101がプーリ22の穴24とフライヤ21内を挿通して供給される。後述するようにフライヤ21が回転し、ノズル25が線材101を繰り出しながらボビン110のまわりを回動することによって、線材101がボビン110に巻回される。
線材端部移動機構30は図示しない架台上に立設される複数の支柱39と、この支柱39に固定されZ軸方向に延びるガイドレール38と、このガイドレール38に摺動可能に支持される従動子37と、従動子37に螺合するボールネジ36と、このボールネジ36を回転駆動するサーボモータ35とを備え、従動子37に移動台31を介して各カットクランプ機構40が設けられる。各支柱39は各ボビン110の下方に配置され、各線材端部移動機構30は各カットクランプ機構40を各ボビン110に対して進退させる。
図3の(a),(b)はカットクランプ機構40の作動状態を示す正面図である。カットクランプ機構40は線材101が掛け回される掛止部材41と、この掛止部材41との間で線材101を挟持するとともに線材101を切断するカットクランプ部材46と、掛止部材41に対してカットクランプ部材46を進退させるカットクランプ駆動機構55とを備える。
掛止部材41は、楔形状をしており、カットクランプ部材46に対向して傾斜する第一、第二傾斜面42,43と、第一、第二傾斜面42,43を曲面を持って結ぶ掛止先端部44とを有し、線材101が第一傾斜面42、掛止先端部44、第二傾斜面43に掛け回されることによってV字状に折り曲げられるようになっている。掛止部材41はその掛止先端部44を下方に向けた状態で移動台31に固定される。
カットクランプ部材46は、U字形状をしており、第一傾斜面42との間で線材101を挟持するクランプ部47と、第二傾斜面43との間で線材101を切断するカット部48と、このクランプ部47とカット部48との間で掛止先端部44を避けるように窪む凹部49とを有する。
クランプ部47は第一傾斜面42に対向して膨出するように湾曲する曲面に形成され、第一傾斜面42との間で線材101を損傷しないように挟持する。
カット部48は第二傾斜面43に対向して尖ったエッジ状に形成され、第二傾斜面43との間で線材101を切断する。
カットクランプ駆動機構55は、移動台31に固定されZ軸方向に延びるガイドレール57と、このガイドレール57に摺動可能に支持される従動子56と、移動台31に対してこの従動子56をガイドレール57に沿って移動するエアシリンダ58とを備え、従動子56にカットクランプ部材46が固定される。
図3の(a)に示すように、エアシリンダ58が収縮作動し、カットクランプ部材46が掛止部材41から離れた状態にて、線材101が掛止部材41に掛け回される。この状態から、図3の(b)に示すように、エアシリンダ58が伸張作動し、カットクランプ部材46が掛止部材41に押し付けられることにより、クランプ部47と第一傾斜面42の間で線材101を挟持するとともに、カット部48と第二傾斜面43の間で線材101を切断する。
掛止部材41の第一、第二傾斜面42,43が互いに傾斜しているため、図3の(b)に示す線材101の切断時に、カットクランプ部材46が掛止部材41に押し付けられる反力によってカット部48と第二傾斜面43に押し付けられ、線材101の切断を確実に行うことができる。
コイル巻線装置1には図示しないコントローラが備えられ、このコントローラは各サーボモータ11,35、エアシリンダ58、図示しない他のサーボモータ、アクチュエータ等の作動をシーケンス制御し、各ボビン110に線材101を巻回して二列渦巻きコイル100を自動的に形成する。
以下、コイル巻線装置1が二列渦巻きコイル100を形成する巻線動作について説明する。
・まず、図4の(a)に示すように、巻取治具10にボビン110を取り付け、フライヤ移動機構28が巻取治具10に対してフライヤ巻線機20を移動してボビン110の巻芯部111に線材101を掛け回し、線材端部移動機構30が線材101の先端部を保持したカットクランプ機構40を図中矢印で示すように下降させる。
・続いて、図4の(b)に示すように、フライヤ21を図中矢印で示すように回転駆動してノズル25から繰り出される線材101をボビン110に巻回して二列渦巻きコイル100の第二コイル103を形成するとともに、巻取治具10を図中矢印で示すようにフライヤ21と同方向に回転駆動し、その先端部がカットクランプ機構40に保持された線材101をボビン110に巻回して二列渦巻きコイル100の第一コイル102を形成する。このとき、線材端部移動機構30が線材101の先端部を保持したカットクランプ機構40を図中矢印で示すように上昇させる。
上記ボビン110に対する線材101の巻回時に、フライヤ21の回転速度を巻取治具10の回転速度の2倍に設定し、二列渦巻きコイル100の第一、第二コイル102,103が同時に形成する。これにより、ボビン110に対して線材101を巻回する作業時間を短くすることができる。また、第一、第二コイル102,103となる各線材101が並んで巻回されることにより、各線材101がボビン110の各鍔部112の間に並んで収まり、巻き乱れが生じることを防止できる。
なお、これに限らず、巻取治具10の回転を止めた状態でフライヤ21を回転駆動してボビン110に二列渦巻きコイル100の第二コイル103を形成し、その後に、巻取治具10を回転駆動してボビン110に二列渦巻きコイル100の第一コイル102を形成しても良い。
また、第二コイル103は一列に限らず、二列以上形成するを複数列巻きを行い、三列以上の渦巻きコイルを形成しても良い。
・続いて、図4の(c)、図3の(a)にそれぞれ示すように、カットクランプ機構40はエアシリンダ58を収縮作動し、カットクランプ部材46を掛止部材41から離して両者の間に挟持されていた線材101を離す。そして、線材端部移動機構30が線材101を離したカットクランプ機構40を図中矢印で示すように所定ストロークだけ下降させる。
・続いて、図5の(d)に示すように、フライヤ移動機構28がフライヤ巻線機20をカットクランプ機構40に対して図中矢印で示す方向に移動して、ボビン110とノズル25の間に延びる線材101を掛止部材41に掛け回す。
・続いて、図5の(e)、図3の(b)にそれぞれ示すように、エアシリンダ58が伸張作動し、カットクランプ部材46を掛止部材41に押し付けることによってクランプ部47と第一傾斜面42の間で線材101を挟持するとともに、カット部48と第二傾斜面43の間で線材101を切断する。
・こうして線材101が巻回されたボビン110を巻取治具10から取り外す。
以上の各工程が順に行われることによって、二列渦巻きコイル100が自動的に形成される。
本実施形態では、線材101を巻回してコイル100を製造するコイル巻線方法またはコイル巻線装置1において、線材101が掛け回される掛止部材41と、この掛止部材41に対峙するカットクランプ部材46と、掛止部材41に対してカットクランプ部材46を進退させるカットクランプ駆動機構55とを用い、またはこれらを備え、カットクランプ部材46は掛止部材41との間で線材101を挟持するクランプ部47と、掛止部材41との間で線材101を切断するカット部48とを有し、掛止部材41に掛け回された線材101にカットクランプ部材46を押し付ける動作によって掛止部材41とクランプ部47との間で線材101を挟持することと掛止部材41とカット部48との間で線材101を切断することを並行して行うため、線材101を保持するクランプ機構と線材101を切断するカット機構とが独立して設けられる従来装置に比べて、装置の小型化がはかれとともに、線材101を切断し保持する作業時間を短くしてコイルの生産性を高められる。
また、本実施形態では、掛止部材41はカットクランプ部材46に対向して傾斜する第一、第二傾斜面42,43と、第一、第二傾斜面42,43を結ぶ掛止先端部44とを有する楔形状をし、カットクランプ部材46は第一傾斜面42との間で線材101を挟持するクランプ部47と、第二傾斜面43との間で線材101を切断するカット部48と、このクランプ部47とカット部48との間で掛止先端部44を避けるように窪む凹部49とを有するU字形状をしたため、掛止部材41にカットクランプ部材46が近付く動作によってクランプ部47が第一傾斜面42との間で線材101を挟持することとカット部48が第二傾斜面43との間で線材101を切断することが同時に行われ、装置の省力化がはかれとともに、線材101を切断し保持する作業時間を短くしてコイルの生産性を高められる。さらに、線材101が第一傾斜面42、掛止先端部44、第二傾斜面43に掛け回されることによってV字状に折り曲げられることにより、第二傾斜面43とカット部48との間で線材101が切断された状態にて第一傾斜面42とカットクランプ部材46の間で挟持される線材101をしっかりと保持することができる。
また、本実施形態では、ボビン(巻芯)110を回転させる巻取治具10と、フライヤ21を回転して線材101を繰り出すノズル25を回動させるフライヤ巻線機20と、巻取治具10に対してフライヤ巻線機20を移動するフライヤ移動機構28と、線材101を切断し保持するカットクランプ機構40と、カットクランプ機構40を巻取治具10に対して移動する線材端部移動機構30とを備え、フライヤ21を回転駆動してノズル25から繰り出される線材101をボビン110に巻回して二列渦巻きコイル100の第二コイル103を形成する一方、巻取治具10をフライヤ21と同方向に回転駆動し、線材端部移動機構30がカットクランプ機構40を移動しながらカットクランプ機構40にその先端部が保持された線材101をボビン110に巻回して複数列渦巻きコイル100の第一コイル102を形成するため、線材101を切断し保持する作業時間を短くして複数列渦巻きコイル100を効率良く製造することができる。
なお、カットクランプ機構40は複数列渦巻きコイル100を製造するコイル巻線装置1に限らず、他のコイル、電機子等を製造するコイル巻線装置に設けても良い。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明の実施の形態を示す二列渦巻きコイルの正面図と断面図。 同じくコイル巻線装置の斜視図。 同じくカットクランプ機構の正面図。 同じくコイル巻線装置の動作示す斜視図。 同じくコイル巻線装置の動作示す斜視図。
符号の説明
1 コイル巻線装置
10 巻取治具
20 フライヤ巻線機
25 ノズル
28 フライヤ移動機構
30 線材端部移動機構
40 カットクランプ機構
41 掛止部材
42 第一傾斜面
43 第二傾斜面
44 掛止先端部
46 カットクランプ部材
47 ランプ部
48 カット部
49 凹部
55 カットクランプ駆動機構

Claims (3)

  1. 線材を巻回してコイルを製造するコイル巻線方法において、線材が掛け回される掛止部材と、この掛止部材に対峙するカットクランプ部材と、前記掛止部材に対して前記カットクランプ部材を進退させるカットクランプ駆動機構とを用い、前記カットクランプ部材は前記掛止部材との間で線材を挟持するクランプ部と、前記掛止部材との間で線材を切断するカット部とを有し、
    前記掛止部材は前記カットクランプ部材に対向して傾斜する第一、第二傾斜面と、この第一、第二傾斜面を結ぶ掛止先端部とを有する楔形状をし、前記カットクランプ部材は第一傾斜面との間で線材を挟持する前記クランプ部と、第二傾斜面との間で線材を切断する前記カット部と、前記クランプ部と前記カット部との間で前記掛止先端部を避けるように窪む凹部とを有する形状をし、
    前記第一、第二傾斜面は互いに傾斜するため線材の切断時に前記カットクランプ部が前記第一傾斜面に押し付けられる反力によって前記カット部が前記第二傾斜面に押し付けられるようにし、
    前記掛止部材に掛け回された線材に前記カットクランプ部材を押し付ける動作によって前記掛止部材と前記クランプ部との間で線材を挟持することと前記掛止部材と前記カット部との間で線材を切断することを並行して行うことを特徴とするコイル巻線方法。
  2. 線材を巻回してコイルを製造するコイル巻線装置において、線材が掛け回される掛止部材と、この掛止部材に対峙するカットクランプ部材と、前記掛止部材に対して前記カットクランプ部材を進退させるカットクランプ駆動機構とを備え、前記カットクランプ部材は前記掛止部材との間で線材を挟持するクランプ部と、前記掛止部材との間で線材を切断するカット部とを有し、前記掛止部材に掛け回された線材に前記カットクランプ部材を押し付ける動作によって前記掛止部材と前記クランプ部との間で線材を挟持することと前記掛止部材と前記カット部との間で線材を切断することを並行して行う構成とし、
    前記掛止部材は前記カットクランプ部材に対向して傾斜する第一、第二傾斜面と、この第一、第二傾斜面を結ぶ掛止先端部とを有する楔形状をし、前記カットクランプ部材は第一傾斜面との間で線材を挟持する前記クランプ部と、第二傾斜面との間で線材を切断する前記カット部と、前記クランプ部と前記カット部との間で前記掛止先端部を避けるように窪む凹部とを有する形状をし、
    前記第一、第二傾斜面は互いに傾斜するため線材の切断時に前記カットクランプ部が前記第一傾斜面に押し付けられる反力によって前記カット部が前記第二傾斜面に押し付けられる構成としたことを特徴とするコイル巻線装置。
  3. 巻芯を回転させる巻取治具と、線材を繰り出すノズルを回動させるフライヤ巻線機と、巻取治具に対して前記フライヤ巻線機を移動するフライヤ移動機構と、線材を切断し保持する請求項2記載のカットクランプ機構と、前記カットクランプ機構を前記巻取治具に対して移動する線材端部移動機構とを備え、前記ノズルを回動して前記ノズルから繰り出される線材を巻芯に巻回して複数列渦巻きコイルの第二コイルを形成する一方、前記巻取治具を前記ノズルと同方向に回転駆動し、前記線材端部移動機構が前記カットクランプ機構を移動しながら前記カットクランプ機構にその先端部が保持された線材を巻芯に巻回して複数列渦巻きコイルの第一コイルを形成することを特徴とするコイル巻線装置。
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