JP3422425B2 - コイル巻線装置 - Google Patents

コイル巻線装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はコイル巻線装置に関し、
例えば巾厚比が10:1程度以上の箔線を巻回するコイル巻
線装置に適用して好適なものである。 【0002】 【従来の技術】従来、例えば断面が円形形状でなる電線
を巻回するコイル巻線装置においては、図4に示すよう
に電線10をストツクした線材ボビン2を縦置きにし
て、当該線材ボビン2から電線10をプーリ4、5、7
及び8を介して巻回部9に供給し、当該巻回部9におい
てこれを矢印aで示す方向に巻回することにより、コイ
ルを形成するようになされている。 【0003】またプーリ7は巻線装置本体3に支持され
たテンシヨンアーム6の先端部に支持されており、当該
テンシヨンアーム6及びブレーキをかけることができる
プーリ5によつて電線10の巻回テンシヨンを所定の値
に保つようになされている。このように断面が円形形状
でなる電線10を巻回するコイル巻線装置1において
は、線材ボビン2を縦置きとすることにより、巻線作業
に応じて自由に電線10が消費されるようになされてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが断面形状の巾
厚比が10:1程度以上のいわゆる箔線を巻回するコイル巻
線装置においては、線材ボビン2を縦置きにすると、当
該箔線に捩じれが生じる問題があり、線材ボビン2を横
置きにする必要があつた。 【0005】すなわち図5は箔線21を巻回部29にお
いて巻回するコイル巻線装置20を示し、横置きされた
線材ボビン2から箔線21を送りだし、プーリ22、2
3、24、25及び26を介して巻回部29において矢
印a方向に巻回するようになされている。 【0006】プーリ23及び25はテンシヨンウエイト
27に設けられており、当該テンシヨンウエイト27を
矢印bで示す方向と逆方向に降下させると共に、当該テ
ンシヨンウエイト27の降下に応じて線材ボビン2を送
り出し方向cに回転させることにより、図5において破
線で示す位置までテンシヨンウエイト27を降下させ
る。 【0007】この状態においてテンシヨンウエイト27
が降下した分だけ箔線21がプーリ22〜26間に1コ
イル分だけ蓄えられる。この状態において線材ボビン2
を停止させ、続いて巻回部29を矢印aで示す方向に回
転させることにより、箔線21はテンシヨンウエイト2
7によるテンシヨンが加わりながら巻回部29において
巻回される。このとき箔線21の巻回に応じてテンシヨ
ンウエイト27は矢印bで示す方向に上昇する。 【0008】このようにしてコイル巻線装置20は、テ
ンシヨンウエイト27を箔線21によつて吊り下げるプ
ーリ22〜26間において箔線21を1コイル分だけ蓄
えた後、巻回部29において巻回する工程を繰り返すよ
うになされている。 【0009】ところがこのような方法によつて箔線21
を巻回する場合、線材ボビン2に予めストツクされてい
る箔線21には常にテンシヨンウエイト27によるテン
シヨンが加わる状態となり、当該線材ボビン2内での巻
き締まりが発生し、縦弾性係数の小さな箔線21におい
ては、線材が不均一となる問題があつた。本発明は以上
の点を考慮してなされたもので、線材ボビンにおいて箔
線に巻き締まりが発生することを防止し得るコイル巻線
装置を提案しようとするものである。 【0010】 【0011】また本発明においては、テンシヨン付加手
段27は、テンシヨンウエイト27に設けられたプーリ
23、25に箔線21を係合することによつて箔線21
にテンシヨンを付加し、線材ストツク手段2、37は、
テンシヨンウエイト27の降下速度に同期して箔線21
を送り出すようにする。 【0012】 【作用】テンシヨン付加手段27及び線材ストツク手段
2間に、箔線21をクランプするテンシヨンカツト手段
40を設けることにより、テンシヨン付加手段27のテ
ンシヨンを線材ストツク手段2の箔線21に伝わらない
ようにすることができる。 【0013】 【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。 【0014】図5との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、コイル巻線装置30はモータ37によつ
て駆動される線材ボビン2からプーリ33、22、2
3、24、25及び26を介して箔線21を送り出し、
巻回部29の巻治具35においてこれを巻回するように
なされている。 【0015】プーリ23及び25を有するテンシヨンウ
エイト27は摺動軸31及び32に沿つて上下方向(矢
印bで示す方向及びこれとは逆方向)に上下動するよう
になされている。 【0016】プーリ33及び22間にはテンシヨンカツ
ト装置40が設けられている。このテンシヨンカツト装
置40は駆動部41によつてクランプ部42を上下動す
るようになされており、これによりクランプ部42及び
43間に通された箔線21をクランプする。このテンシ
ヨンカツト装置40によつて箔線21をクランプする
と、テンシヨンウエイト27によるテンシヨンが線材ボ
ビン2の箔線21に伝わらないようにすることができ
る。 【0017】またプーリ26及び巻回部29間にはカツ
トクランプ装置50が設けられている。このカツトクラ
ンプ装置50は図2及び図3に示すように、支持部材5
3にシヤフト54が上下動自在に支持されており、当該
シヤフト54にはガイド部材62が摺動自在に挿入さ
れ、当該ガイド部材62の下端部にクランパ57が固定
されている。 【0018】このシヤフト54及びガイド部材62、ク
ランパ57は抜け止めピン56によつて下方向に抜け落
ちないようになされている。またガイド部材62及びク
ランパ57はばね55Bによつて下方向に付勢されてい
る。またシヤフト54はばね55Aによつて上方向に付
勢されている。 【0019】従つて駆動部51によつて押圧部材52を
下方向に駆動することにより、シヤフト54を押し下
げ、クランパ57とシヤフト54の下端部に固定された
カツトクランプ部材58との間に所定の間隙を形成す
る。 【0020】この状態において箔線21を当該クランパ
57及びカツトクランプ部材58間に介挿し、図3に示
すように押圧部材52を上方向に引き上げる。この結果
シヤフト54はばね55Aの付勢力によつて上方向に摺
動し、当該ばね55Aの付勢力によつてクランパ57及
びカツトクランプ部材58間に箔線21がクランプされ
ると共に、カツトクランプ部材58の内刃58A及びカ
ツタハウジング59によつて箔線21が切断される。 【0021】また巻回部29の巻治具35は溝部35A
を有し、当該溝部35Aに箔線21を挿入した後、当該
巻治具35に設けられたカツトクランプ部(図示せず)
によつて溝部35A内から矢印d方向に出た箔線21を
切断すると共に、プーリ26側の箔線21を溝部35A
でクランプし、さらに巻治具35を矢印aで示す方向に
回転させることにより、巻治具35に箔線21を巻回
し、これによりコイルを形成することができる。 【0022】以上の構成において、コイル巻線装置30
は制御部60からの制御信号S1によつてモータ37を
駆動することにより、線材ボビン2から箔線21を送り
出し、これによりテンシヨンウエイト27を下死点から
僅かに上がつた位置まで降下させる。さらにこの状態に
おいて制御部60からの制御信号S2によつてテンシヨ
ンカツト装置40を駆動し、箔線21をクランプ部42
及び43によつてクランプする。このときモータ37は
停止状態に制御される。 【0023】次に制御部60は制御信号S3をカツトク
ランプ装置50に送出することにより、カツトクランプ
装置50によつて箔線21をクランプした後、当該カツ
トクランプ装置50を矢印dで示す方向に移動し、巻治
具35の溝部35Aに箔線21を通し、この状態で当該
巻治具35に設けられたカツトクランプ部(図示せず)
によつて箔線21をクランプ及びカツトする。 【0024】この状態から、制御部60は制御信号S4
を巻回部29の巻治具35に送出することにより、巻治
具35を所定数回転させ箔線21を巻回する。このとき
箔線21はテンシヨンカツト装置40によつてクランプ
されていることにより、巻治具35によつて箔線21が
消費されるにつれ、テンシヨンウエイト27が摺動軸3
1及び32に沿つて矢印b方向に上昇する。 【0025】箔線21が巻治具35において規定数巻回
されると、カツトクランプ装置50は制御部60からの
制御信号S3によつて矢印dで示す方向とは逆方向に移
動し、図1において一点鎖線で示す位置から実線で示す
位置まで移動した後、この位置において箔線21の巻治
具35側をカツトすると共に、テンシヨンウエイト27
側をクランプする。 【0026】この状態において、巻治具35に巻回され
た箔線21(コイル)を所定のコイルイジエクタ(図示
せず)によつて取り外す。さらにテンシヨンカツト装置
40による箔線21のクランプを解除し、モータ37を
回転することにより、線材ボビン2から箔線21を1コ
イル分だけ送り出す。これによつて上昇していたテンシ
ヨンウエイト27が降下する。この送り出し動作が終了
すると、テンシヨンカツト装置40を動作させて箔線2
1をクランプする。 【0027】かくして箔線21は、巻回部29において
巻回される際、テンシヨンカツト装置40によつてクラ
ンプされることにより、線材ボビン2に巻回された箔線
21へのテンシヨンウエイト27によるテンシヨンが伝
わらないようにすることができる。従つて線材ボビン2
における箔線21の巻締まりを防止することができる。 【0028】以上の構成によれば、テンシヨンカツト装
置40を設けたことにより線材ボビン2に巻回された箔
線21の巻締まりを防止し得ることにより、当該箔線2
1の巻締まりによる箔線21の断面形状等の均一性を確
保することができる。 【0029】なお上述の実施例においては、巾厚比が1
0:1以上の箔線を巻回するコイル巻線機に本発明を適用
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他
の種々の断面形状でなる電線を巻回するコイル巻線機に
広く適用することができる。 【0030】 【発明の効果】上述のように本発明によれば、テンシヨ
ン付加手段及び線材ストツク手段間にテンシヨンカツト
手段を設けたことにより、線材ストツク手段における線
材の巻締まりを防止し得るコイル巻線装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明によるコイル巻線装置の一実施例を示す
略線的斜視図である。 【図2】カツトクランプ装置を示す断面図である。 【図3】カツトクランプ装置を示す断面図である。 【図4】従来のコイル巻線装置を示す略線図である。 【図5】従来のコイル巻線装置を示す略線図である。 【符号の説明】 2……線材ボビン、21……箔線、27……テンシヨン
ウエイト、29……巻回部、30……コイル巻線装置、
35……巻治具、40……テンシヨンカツト装置、50
……カツトクランプ装置、60……制御部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】箔線をストツクする線材ストツク手段から
    送り出された箔線をテンシヨン付加手段を介して巻線手
    段に送出するコイル巻線装置において、 上記テンシヨン付加手段及び上記線材ストツク手段間
    に、上記箔線をクランプするテンシヨンカツト手段を具
    え、上記テンシヨン付加手段は、テンシヨンウエイトに設け
    られたプーリに上記箔線を係合することによつて上記箔
    線にテンシヨンを付加し、 上記線材ストツク手段は、上記テンシヨンウエイトの降
    下に応じて上記箔線を送り出し、 上記テンシヨンカツト手段は、 上記テンシヨン付加手段
    によるテンシヨンを上記線材ストツク手段の上記箔線に
    伝わらないようにしたことを特徴とするコイル巻線装
    置。
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JP6091258B2 (ja) * 2013-03-05 2017-03-08 三菱電機株式会社 巻線機の切断刃付きクランパ
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