JP2519558B2 - テ―ピング用粘着テ―プの繰出し装置 - Google Patents

テ―ピング用粘着テ―プの繰出し装置

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JP2519558B2 JP2022978A JP2297890A JP2519558B2 JP 2519558 B2 JP2519558 B2 JP 2519558B2 JP 2022978 A JP2022978 A JP 2022978A JP 2297890 A JP2297890 A JP 2297890A JP 2519558 B2 JP2519558 B2 JP 2519558B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テーピング用粘着テープの繰出し装置に係
り、特にリールにスパイラル状に巻かれた粘着テープを
該リールの幅と略同一の幅を有し、かつ軸方向断面形状
が中高形状の案内ローラに巻き掛けて案内しながら供給
すると共に、タイミングを取って制御される制動装置及
びテープ押えと協働して粘着テープを供給する可動ロー
ラと自重により粘着テープに張力を付与する張力付与装
置とによって、広い幅のリールからでも粘着テープを常
に安定した状態で所定位置に供給し、また該粘着テープ
に常に軽い適度の張力を付与して繰り出すことができる
テーピング用粘着テープの繰出し装置に関する。
従来の技術 従来の粘着テープの繰出し装置としては、粘着テープ
の幅と略同一幅を有するリールに粘着テープを一列に積
層して巻いたものを軸方向断面形状が円筒形状の案内ロ
ーラに案内して繰り出す装置が実用に供されているが、
該従来装置は、リールに巻かれた粘着テープの量が少な
いため、全テープがすぐに繰り出されてしまいリールの
交換を頻繁に行わなければならず、交換に多くの工数を
要すると共に機械の作動効率が低下する欠点があった。
特に近年のテーピング機械の高速化(従来の2倍以上)
に伴ないリールの交換頻度が多くなり、リール及び粘着
テープの交換作業は作業効率を向上させる上で障害とな
っていた。
上記欠点を補うため幅の広いリールに粘着テープをス
パイラル状に巻くことによって従来のリールの数倍の量
の粘着テープを巻けるようにしたリールがあるが、該リ
ールから供給される粘着テープの繰出し位置は、繰り出
しに伴ないスパイラルに従ってリールの幅一ぱいに該リ
ールの軸方向に移動し、従来の円筒形状の案内ローラで
は粘着テープの位置を安定して案内することは困難であ
り、時には該案内ローラから外れてしまい、粘着テープ
が切断されることもあった。
またスパイラル状に巻かれたリールは、重量も従来の
リールの数倍の重さがあるため、該リールから粘着テー
プを繰り出す際にリールを回転させるために大きな力を
必要とし、従って粘着テープにかかる張力が過大になる
欠点があり、該過大な張力が作用した状態で電子部品等
のテーピングを行うと粘着テープには常に縮まろうとす
る力が作用しているので、テーピングがはがれ易く、電
子部品にわずかな力が作用すると該電子部品が粘着テー
プから脱落してしまい、その都度機械を停止させて復旧
させなければならないという欠点があった。また過大張
力によって粘着テープが切断されることもあった。
目的 本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになさ
れたものであって、その目的とするところは、リールに
巻かれた粘着テープをリールの幅と略同一の幅を有し、
かつ軸方向断面形状が中高形状の案内ローラに巻き掛け
て案内しながら繰り出すようにすることによって、リー
ルの幅のどの位置から繰り出される粘着テープでも案内
ローラによって該粘着テープの位置を修正して常に該案
内ローラの中央付近から粘着テープを繰り出せるように
してテープの繰り出し作用を安定させることである。ま
た案内ローラからの粘着テープの外れを防止して粘着テ
ープ切断の頻度を大幅に減少させることである。
更に他の目的は、中高形状の案内ローラにより位置を
修正しながら粘着テープを供給することにより、幅の広
いリールから安定して粘着テープを繰り出せるようにす
ることであり、またこれによって巻き量の多いリールを
使用可能としてリールの交換頻度を従来の数分の1にま
で減少させ、更に機械の高速化に対応させて作業効率を
向上させることである。
更に他の目的は、リールの回転を阻止する制動装置と
粘着テープを繰り出すための可動ローラと該可動ローラ
より下流側に配設したテープ押えとにより粘着テープ繰
り出し時にはテープ押えにより下流側の粘着テープを押
えると共に制動装置を解放した状態で粘着テープの繰り
出しを行い、非繰り出し時には制動装置を作動させてリ
ールの慣性による回転を防止することによって、粘着テ
ープ繰り出し時に作用する張力が下流側へ伝達されるの
を防止すると共に、リールの慣性回転による粘着テープ
の過剰供給を防止して常に安定した定寸の繰り出しが行
えるようにすることである。
また他の目的は、自重により落下自在としたローラに
粘着テープを巻き掛けて自重による軽い一定張力を粘着
テープに安定して付与し、該安定状態でテーピングを行
うことによりバラツキのないテーピングを行い得るよう
にすることであり、またこれによって電子部品の粘着テ
ープからの脱落を防止し、機械の作業効率を向上させる
と共に、粘着テープの切断を防止することである。
構成 要するに本発明(請求項1)は、テーピング用粘着テ
ープを積層して巻いたリールを回転させることにより該
リールから前記テーピング用粘着テープを繰り出して供
給するテーピング用粘着テープの繰出し装置において、
前記リールの回転を必要に応じて阻止する制動装置と、
前記リールの幅と略同一の長さを有し該リールから繰り
出された前記粘着テープを巻き掛けて案内する軸方向断
面形状が中高形状の案内ローラと、前記粘着テープが巻
き掛けられた一対の固定ローラの間に上下動自在に配設
され上下動することにより前記粘着テープを繰り出すよ
うに構成された可動ローラと前記一対の固定ローラのう
ちの前記粘着テープ繰出し方向下流側のローラに巻き掛
けられた前記粘着テープの走行を阻止するテープ押えと
からなるテープ供給装置と、該テープ供給装置の下流側
に配設されて自重により落下自在としたローラに前記粘
着テープを巻き掛けることにより該粘着テープに適度の
軽い張力を付与する張力付与装置とを備えたことを特徴
とするものである。
また本発明(請求項2)は、テーピング用粘着テープ
の幅よりも広い幅を有するリールにスパイラル状に積層
して巻かれた前記粘着テープを前記リールを回転させる
ことにより繰り出して供給すると共に該繰り出された粘
着テープを巻き掛けて案内する前記リールの幅と略同一
長さを有しかつ軸方向断面形状が中高形状の案内ローラ
と、前記粘着テープが巻き掛けられた一対の固定ローラ
の間に、上下動自在に配設され上下動することにより前
記粘着テープを繰り出すように構成された可動ローラと
前記一対の固定ローラのうちの前記粘着テープ繰出し方
向下流側のローラに巻き掛けられた前記粘着テープの走
行を阻止するテープ押えとからなるテープ供給装置と、
該テープ供給装置の下流側に配設されて自重により落下
自在としたローラに前記粘着テープを巻き掛けることに
より該粘着テープに適度の軽い張力を付与する張力付与
装置とを備えたことを特徴とするものである。
以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。本
発明に係るテーピング用粘着テープの繰出し装置(以下
繰出し装置という)1は、第1図及び第2図において、
制動装置2と、案内ローラ3と、テープ供給装置4と、
張力付与装置5とを備えている。
制動装置2は、リール6が装着された回転台8に作用
して該リールの回転を阻止するためのものであり、例え
ば基台9に水平状態に固定されたエアシリンダ10として
構成され、エアシリンダ10のピストンロッド11の先端に
は制動部材12が固着されている。
また回転台8は、リール6を装着してこれを回転させ
るためのものであって、基台9にナット13で固定された
軸14に軸受15を介してリール受け板16が回動自在に装着
されている。そして該リール受け板上に装着したリール
6を安定して保持するように該リールの上面6aをばね18
を介して押えリング19で押さえている。またエアシリン
ダ10は、リール受け板16に対向した位置に配設され、ピ
ストンロッド11を突出させたとき制動部材12がリール受
け板16に当接して該リール受け板の回転を阻止するよう
に構成されている。
案内ローラ3は、リール6から繰り出された粘着テー
プ20を巻き掛けて案内するためのものであって、軸14と
平行に基台9にナット21で固着された軸22に軸受け23,2
4を介して回動自在に案内体25が嵌合している。そして
案内体25の形状はリール6の幅と略同一寸法の幅を有
し、かつ軸方向断面形状が曲面状の中高形状に形成され
ており、案内ローラ3に巻き掛けられた粘着テープ20を
常に該案内体の中央付近に寄せるような力が該粘着テー
プに作用するようになっている。
テープ供給装置4は、粘着テープ20を一定量ずつ繰り
出すためのものであって、基台9に一対のつば付きの固
定ローラ26,28が夫々ピン29,30によって回動自在に装着
されている。そして一方の固定ローラ26には、これに対
向して粘着テープ20を確実に固定ローラ26に案内するた
めの案内ローラ31が同様にピン32によって基台9に回動
自在に装着されている。また他方の固定ローラ28には、
これに対向したエアシリンダ33がテープ押え37として配
設されており、ピストンロッド34を突出させたとき、該
ピストンロッドの先端に装着した制動部材35が固定ロー
ラ28に巻き掛けられた粘着テープ20に当接して制動力を
付与し、該テープの走行を阻止するように構成されてい
る。
また一対の固定ローラ26,28の間には、基台9に形成
された案内溝9aの中を摺動自在に嵌合する第1のスライ
ドブロック36が装着されていて、第2図において、矢印
D又はE方向に移動できるようになっている。また該第
1のスライドブロックに固着したピン38には、可動ロー
ラ39が回動自在に嵌合しており、第1のスライドブロッ
ク36と共に移動できるようになっている。
第1のスライドブロック36の下方には、粘着テープの
繰出し用エアシリンダ40が基台9に固定されており、ピ
ストンロッド41を突出させると、該ピストンロッドの先
端に固着した押圧片42が第1のスライドブロック36の下
端を押圧して可動ローラ39を矢印D方向に移動させるよ
うになっている。
張力付与装置5は、粘着テープ20に常に一定の軽い張
力を付与するためのものであって、基台9に固定された
一対のガイドロッド43,44に第2のスライドブロック45
が軸受46,48を介して摺動自在に嵌合し、更に該第2の
スライドブロックにはローラ49がピン50により回動自在
に装着されており、自重によって矢印G方向に落下自在
になっていて、これに巻き掛けられた粘着テープ20に自
重による張力を付与するように構成されている。
なお、粘着テープ20に適度な軽い張力を付与するため
に第2のスライドブロック45は、例えばアルミニウム合
金で製作されており、その重量は150g程度である。
また第2のスライドブロック45には、遮蔽板51が固着
されており、基台9に固定された上限センサ52及び下限
センサ53を遮蔽すると該センサから信号が出力されるよ
うになっている。
またローラ49の上方には3個の固定ローラ54,55及び5
6が夫々ピン58,59及び60によって回動自在に装着されて
おり、リール6から繰り出された粘着テープ20を案内ロ
ーラ3に巻き掛けて案内し、更に固定ローラ26と案内ロ
ーラ31との間を通し、可動ローラ39、固定ローラ28,5
4、ローラ49、固定ローラ55及び56へと順次巻き掛けて
案内しながら矢印A方向に走行させるように構成されて
いる。
そして、上述した如く繰り出された粘着テープ20は、
第3図も参照して、テーピング装置61に供給されて電子
部品62を所定の間隔でテーピングするが該テーピング装
置の要部を説明する第3図において、粘着テープ20を案
内する固定ローラ63と図示しないリールから供給される
台紙64を矢印J方向に案内する固定ローラ65が夫々基台
(図示せず)に回動自在に装着されており、該案内され
た台紙64及び粘着テープ20は、テーピング台66の位置で
合流し、図示しない装置により順次供給される電子部品
62のリード線62aを台紙64と粘着テープ20との間に挾ん
で押圧片68を矢印K方向に押圧してテーピングするよう
に構成されている。
作用 本発明は、上記のように構成されており、以下その作
用について説明する。第1図及び第2図において、粘着
テープ20がスパイラル状に巻かれたリール6は、リール
受け板16上に積載され、該リールから繰り出された粘着
テープ20は、図示の如く案内ローラ3から夫々の固定ロ
ーラ及びローラに巻き掛けられて第3図に示すテーピン
グ装置61に供給されている。
そしてエアシリンダ10のピストンロッド11は、矢印I
方向に引き込まれ、またテープ押え用のエアシリンダ33
のピストンロッド34は矢印B方向に突出して固定ローラ
28と制動部材35との間に粘着テープ20を押圧して該粘着
テープの走行を阻止した状態にあるとき、図示しない制
御装置がエアシリンダ40に圧縮空気を供給してピストン
ロッド41を矢印D方向に突出させる。すると押圧片42は
第1のスライドブロック36と共に可動ローラ39を矢印D
方向に押し上げる。この結果該可動ローラに巻き掛けら
れた粘着テープ20はリール6を回転させながら矢印A方
向に繰り出される。ここで粘着テープ20の繰出し量は、
エアシリンダ40の作動ストロークによって決まる。そし
てエアシリンダ40の作動時間は制御装置の指令により、
例えば0.5秒となっている。
作動時間の0.5秒が経過するとエアシリンダ40のピス
トンロッド41は矢印E方向に引き込まれるので、可動ロ
ーラ39は自重によって矢印E方向に落下する。これと同
時にエアシリンダ10のピストンロッド11は矢印H方向に
突出して制動部材12がリール受け板16に当接するので慣
性力により更に回転しようとしているリール6の回転を
阻止してリール6から過大の粘着テープ20が供給される
のを防止する。またこれと同時にエアシリンダ33のピス
トンロッド34は矢印C方向に移動して粘着テープ20の押
えを解放するので、今まで走行が阻止されていた粘着テ
ープ20は、第2のスライドブロック45がローラ49と共に
矢印G方向に自由落下することにより繰り出されて走行
する。そしてローラ49は、エアシリンダ40によって繰り
出された粘着テープ20の量に対応するだけ落下すると粘
着テープ20のたるみがなくなり、その位置で停止し、粘
着テープ20には第2のスライドブロック45の自重、例え
ば150gの1/2である75gの張力が付与された状態となる。
繰り出された粘着テープ20は、第3図をも参照して、
矢印J方向に図示しない駆動装置により送られて台紙64
との間に電子部品62のリード線62aを挾み、押圧片68を
テーピング台66の方向(矢印K方向)に作動させてテー
ピングを順次行う。
テーピングにより粘着テープ20がテーピング装置61に
よって消費されると、第2のスライドブロック45は該消
費量の半分の量ずつ矢印F方向に上昇する。そして遮蔽
板51が上限センサ52を遮蔽するまで上昇すると、上限セ
ンサ52から信号が出力され、これに対応する制御装置の
指令によりエアシリンダ10は、ピストンロッド11を矢印
I方向に引き込んでリール6の制動を解除すると共に、
エアシリンダ33のピストンロッド34を矢印B方向に突出
させて粘着テープ20の走行を固定ローラ28との間で該粘
着テープを挾持して阻止した後、エアシリンダ40のピス
トンロッド41を矢印D方向に突出させて可動ローラ39を
押し上げて粘着テープ20を所定量繰り出す。
以下同様の動作を繰り返し行うことにより粘着テープ
20はリール6から繰り出されるが、エアシリンダ40が作
動して粘着テープ20を繰り出すときは、テープ押え37に
よって粘着テープ20の走行が阻止されているので、繰出
し時の張力が張力付与装置5より下流側に伝達されるこ
とはなく、テーピング装置61の粘着テープ20には常に第
2のスライドブロック45の重量の半分の軽い張力だけが
作用し、テーピング作業が安定して行われる。
また、粘着テープ20が繰り出されてリール6が回転す
るに伴ない、該粘着テープのリール6からの供給位置は
スパイラルに従ってリール6の幅寸法一ぱいに上下する
が、リール6から出た粘着テープ20は中高形状の案内ロ
ーラ3に巻き掛けられているので、該粘着テープが案内
ローラ3を通過するとき常に該案内ローラの最も外径の
大きな位置を通ろうとする力が粘着テープ20に働く。即
ちリール6の上端から粘着テープ20が供給されるときは
該粘着テープを下方に押し下げる力が、またリール6の
下端から供給されるときには粘着テープ20を上方に押し
上げる力が粘着テープ20に作用するので粘着テープ20は
常に第2図に示す如く案内ローラ3の中央(最大外径
部)付近から矢印A方向に供給されて案内ローラから外
れることはない。
下限センサ53は、粘着テープ20の切断又は終了を検出
するものであり、粘着テープ20がなくなると、第2のス
ライドブロック45は最下端にまで落下して下限センサ53
を遮蔽板51が遮蔽するので、これを検出して信号を出力
して粘着テープの繰出し装置1の作動を停止させる。
なお、上記実施例においては、案内ローラ3の外形形
状は曲面状の中高形状のものとして説明したが、案内ロ
ーラの外形形状は曲面状の中高形状のものに限定される
ものではなく、案内ローラの上、下端と最大外径部とが
直線で結ばれた略菱形形状のものであってもよい。
効果 本発明は、上記のようにリールに巻かれた粘着テープ
をリールの幅と略同一の幅を有し、かつ軸方向断面形状
が中高形状の案内ローラに巻き掛けて案内しながら繰り
出すようにしたので、リールのどの位置から繰り出され
る粘着テープでも案内ローラによって該粘着テープの位
置を修正して常に該案内ローラの中央付近から粘着テー
プを繰り出せると共に、粘着テープを安定して繰り出せ
る効果がある。また案内ローラからの粘着テープの外れ
を防止できるため粘着テープ切断の頻度を大幅に減少さ
せることができる効果がある。
また中高形状の案内ローラ3により位置を修正しなが
ら粘着テープを供給するようにしたので、幅の広いリー
ルから安定して粘着テープを繰り出せる効果があり、こ
の結果巻き量の多いリールが使用可能となり、リールの
交換頻度を従来の数分の1にまで減少させることができ
る効果があると共に、機械の高速化に対応させて作業効
率を向上し得る効果がある。
更にリールの回転を阻止する制動装置と粘着テープを
繰り出すための可動ローラと該可動ローラより下流側に
配設したテープ押えとにより粘着テープ繰り出し時に
は、テープ押えにより下流側のテープを押えると共に制
動装置を解除した状態で粘着テープの繰り出しを行い、
非繰り出し時には制動装置を作動させてリールの慣性に
よる回転を防止したので、粘着テープ繰り出し時に作用
する張力の下流側への伝達を防止できると共に、リール
の慣性回転による粘着テープの過剰供給を防止して常に
安定した定寸の繰り出しを行い得る効果がある。
また自重により落下自在としたローラに粘着テープを
巻き掛けて自重による軽い一定張力を粘着テープに安定
して付与し、該安定状態でテーピングを行うようにした
ので、バラツキのないテーピングを行うことができる効
果があり、またこの結果電子部品の粘着テープからの脱
落を防止でき、機械の作業効率を向上し得ると共に、粘
着テープの切断を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図はテーピング用粘
着テープの繰出し装置の全体斜視図、第2図は同じく正
面図、第3図はテーピング装置の要部概略正面図であ
る。 1はテーピング用粘着テープの繰出し装置、2は制動装
置、3は案内ローラ、4はテープ供給装置、5は張力付
与装置、6はリール、20は粘着テープ、26,28は一対の
固定ローラ、37はテープ押え、39は可動ローラ、49はロ
ーラである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーピング用粘着テープを積層して巻いた
    リールを回転させることにより該リールから前記テーピ
    ング用粘着テープを繰り出して供給するテーピング用粘
    着テープの繰出し装置において、前記リールの回転を必
    要に応じて阻止する制動装置と、前記リールの幅と略同
    一の長さを有し該リールから繰り出された前記粘着テー
    プを巻き掛けて案内する軸方向断面形状が中高形状の案
    内ローラと、前記粘着テープが巻き掛けられた一対の固
    定ローラの間に上下動自在に配設され上下動することに
    より前記粘着テープを繰り出すように構成された可動ロ
    ーラと前記一対の固定ローラのうちの前記粘着テープ繰
    出し方向下流側のローラに巻き掛けられた前記粘着テー
    プの走行を阻止するテープ押えとからなるテープ供給装
    置と、該テープ供給装置の下流側に配設されて自重によ
    り落下自在としたローラに前記粘着テープを巻き掛ける
    ことにより該粘着テープに適度の軽い張力を付与する張
    力付与装置とを備えたことを特徴とするテーピング用粘
    着テープの繰出し装置。
  2. 【請求項2】テーピング用粘着テープの幅よりも広い幅
    を有するリールにスパイラル状に積層して巻かれた前記
    粘着テープを前記リールを回転させることにより繰り出
    して供給すると共に該繰り出された粘着テープを巻き掛
    けて案内する前記リールの幅と略同一長さを有しかつ軸
    方向断面形状が中高形状の案内ローラと、前記粘着テー
    プが巻き掛けられた一対の固定ローラの間に、上下動自
    在に配設され上下動することにより前記粘着テープを繰
    り出すように構成された可動ローラと前記一対の固定ロ
    ーラのうちの前記粘着テープ繰出し方向下流側のローラ
    に巻き掛けられた前記粘着テープの走行を阻止するテー
    プ押えとからなるテープ供給装置と、該テープ供給装置
    の下流側に配設されて自重により落下自在としたローラ
    に前記粘着テープを巻き掛けることにより該粘着テープ
    に適度の軽い張力を付与する張力付与装置とを備えたこ
    とを特徴とするテーピング用粘着テープの繰出し装置。
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