JPS6313905B2 - - Google Patents
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- JPS6313905B2 JPS6313905B2 JP2429782A JP2429782A JPS6313905B2 JP S6313905 B2 JPS6313905 B2 JP S6313905B2 JP 2429782 A JP2429782 A JP 2429782A JP 2429782 A JP2429782 A JP 2429782A JP S6313905 B2 JPS6313905 B2 JP S6313905B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- taping
- frame
- wire
- friction wheel
- ring
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 62
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 33
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 5
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000009916 joint effect Effects 0.000 description 1
- 230000005012 migration Effects 0.000 description 1
- 238000013508 migration Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H81/00—Methods, apparatus, or devices for covering or wrapping cores by winding webs, tapes, or filamentary material, not otherwise provided for
- B65H81/06—Covering or wrapping elongated cores
- B65H81/08—Covering or wrapping elongated cores by feeding material obliquely to the axis of the core
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、線材にテーピングする自動テーピン
グ装置に関する。
グ装置に関する。
従来、電動機、変圧機等を構成する巻線にあつ
ては、その線材に所定のラツプ量でテーピングを
施し、電気的絶縁状態を形成している。
ては、その線材に所定のラツプ量でテーピングを
施し、電気的絶縁状態を形成している。
しかしながら、直線状の芯材、巻枠に巻かれる
線材(以下線材として総称する)等にテーピング
を機械的に行なう場合には、線材の直径が大きく
なりテープの繰出し量が多くなつても、その繰出
し速度が過大とならないように、線材の移動速度
を低速化可能とし、その線材移動速度の変化に応
じてテーピング速度を調整して所定のラツプ量を
確保可能としている。したがつて、上記従来のテ
ーピング装置にあつては、線材の直径変化の度に
テーピング速度の上記調整作業を必要とするとい
う問題点がある。
線材(以下線材として総称する)等にテーピング
を機械的に行なう場合には、線材の直径が大きく
なりテープの繰出し量が多くなつても、その繰出
し速度が過大とならないように、線材の移動速度
を低速化可能とし、その線材移動速度の変化に応
じてテーピング速度を調整して所定のラツプ量を
確保可能としている。したがつて、上記従来のテ
ーピング装置にあつては、線材の直径変化の度に
テーピング速度の上記調整作業を必要とするとい
う問題点がある。
また、第1図に示すように、矩形状の巻枠1に
巻かれる線材2等にテーピングを行なう場合に
は、線材2の移動速度Vが常に変化するととも
に、線材2の移動経路も水平線との角度α,βと
の間で常に変化している。したがつて、上記テー
ピング作業においては、線材2の移動速度vの変
化に応じて、所定のラツプ量を確保すべく、テー
ピング速度を絶えず調整する必要があり、また、
線材2の移動経路の変化にともなつてテーピング
位置が絶えず変化することから、自動化が困難で
あるという問題点がある。なお、線材の移動速
度、移動経路の変化は、丸形状の巻枠に巻かれて
次第に巻太りを生ずる巻線状態下においても同様
に生ずる。
巻かれる線材2等にテーピングを行なう場合に
は、線材2の移動速度Vが常に変化するととも
に、線材2の移動経路も水平線との角度α,βと
の間で常に変化している。したがつて、上記テー
ピング作業においては、線材2の移動速度vの変
化に応じて、所定のラツプ量を確保すべく、テー
ピング速度を絶えず調整する必要があり、また、
線材2の移動経路の変化にともなつてテーピング
位置が絶えず変化することから、自動化が困難で
あるという問題点がある。なお、線材の移動速
度、移動経路の変化は、丸形状の巻枠に巻かれて
次第に巻太りを生ずる巻線状態下においても同様
に生ずる。
また、第2図A,Bに示すように、巻枠3に複
数の平角胴線等の素線4を重ねて同時に巻く場合
に、第3図Aに示すような予めテープ5を所定の
ラツプ量wAでテーピングした線材を用いると、
線材を構成している各素線4の巻枠3に対する巻
長さが内周側の素線4と外周側の素線4とで異な
るために、巻線の進行につれて、各素線4の相対
位置は、第3図Aにおける位置x,y,zが第3
図Bのx1,y1,z1、x2,y2,z2に変化するよう
に、次第に大きなずれを生ずることから、テープ
5の当初与えられているラツプ量wAは線材の外
面側においてラツプ量wBに減少したり、テープ
5に破断を生じたりする可能性がある。したがつ
て、上記のようなテーピング作業においては、上
記ラツプ量の減少量を小さく押さえるために、巻
枠に巻かれる直前の線材にテーピングを施すべ
く、巻枠に線材を巻取る巻線機を間欠運転し、巻
線機の中断時に、巻枠直前の線材に手作業によつ
てテーピングしており、非能率であるという問題
点がある。
数の平角胴線等の素線4を重ねて同時に巻く場合
に、第3図Aに示すような予めテープ5を所定の
ラツプ量wAでテーピングした線材を用いると、
線材を構成している各素線4の巻枠3に対する巻
長さが内周側の素線4と外周側の素線4とで異な
るために、巻線の進行につれて、各素線4の相対
位置は、第3図Aにおける位置x,y,zが第3
図Bのx1,y1,z1、x2,y2,z2に変化するよう
に、次第に大きなずれを生ずることから、テープ
5の当初与えられているラツプ量wAは線材の外
面側においてラツプ量wBに減少したり、テープ
5に破断を生じたりする可能性がある。したがつ
て、上記のようなテーピング作業においては、上
記ラツプ量の減少量を小さく押さえるために、巻
枠に巻かれる直前の線材にテーピングを施すべ
く、巻枠に線材を巻取る巻線機を間欠運転し、巻
線機の中断時に、巻枠直前の線材に手作業によつ
てテーピングしており、非能率であるという問題
点がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたも
のであり、テーピングされるべき線材の移動速度
にテーピング速度を確実に同期させた状態下で、
テーピング作業を行なうことを可能とする自動テ
ーピング装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、上記テーピング速度の同期化をよ
り確実とする自動テーピング装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は、テーピングされ
るべき線材の移動経路の変化に追随して、テーピ
ング作業を行なうことを可能とする自動テーピン
グ装置を提供することを目的とする。また、複数
の素線からなる線材を巻枠に巻く場合に、巻線の
進行にともなうラツプ量の減少を最小限とする自
動テーピング装置を提供することを目的とする。
のであり、テーピングされるべき線材の移動速度
にテーピング速度を確実に同期させた状態下で、
テーピング作業を行なうことを可能とする自動テ
ーピング装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、上記テーピング速度の同期化をよ
り確実とする自動テーピング装置を提供すること
を目的とする。また、本発明は、テーピングされ
るべき線材の移動経路の変化に追随して、テーピ
ング作業を行なうことを可能とする自動テーピン
グ装置を提供することを目的とする。また、複数
の素線からなる線材を巻枠に巻く場合に、巻線の
進行にともなうラツプ量の減少を最小限とする自
動テーピング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1は、
連続して移動する線材にテーピングする自動テー
ピング装置において、フレームと、テーピング前
の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフレ
ームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転し
ながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能と
するようにフレームに支持されるテーピングリン
グと、摩擦車とテーピングリングとの間に介装さ
れてテーピングリングを摩擦車に同期して回転可
能とするようにフレームに配設される伝動装置
と、を有してなるようにしたものである。
連続して移動する線材にテーピングする自動テー
ピング装置において、フレームと、テーピング前
の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフレ
ームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転し
ながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能と
するようにフレームに支持されるテーピングリン
グと、摩擦車とテーピングリングとの間に介装さ
れてテーピングリングを摩擦車に同期して回転可
能とするようにフレームに配設される伝動装置
と、を有してなるようにしたものである。
また、本発明の第2は、連続して移動する線材
にテーピングする自動テーピング装置において、
フレームと、テーピング前の線材外面との摩擦接
触によつて回動可能にフレームに支持される摩擦
車と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けら
れるテープを繰出し可能とするようにフレームに
支持されるテーピングリングと、摩擦車とテーピ
ングリングとの間に介装されてテーピングリング
を摩擦車に同期して回転可能とするようにフレー
ムに配設される伝動装置と、伝動装置の伝動系統
に対して並列的に連結され、線材停止時には摩擦
車を回転させることなく、線材移動時には摩擦車
を線材に対してすべらせることなく回転させる程
度の補助回転力を、摩擦車に常時付加する補助駆
動部と、を有してなるようにしたものである。
にテーピングする自動テーピング装置において、
フレームと、テーピング前の線材外面との摩擦接
触によつて回動可能にフレームに支持される摩擦
車と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けら
れるテープを繰出し可能とするようにフレームに
支持されるテーピングリングと、摩擦車とテーピ
ングリングとの間に介装されてテーピングリング
を摩擦車に同期して回転可能とするようにフレー
ムに配設される伝動装置と、伝動装置の伝動系統
に対して並列的に連結され、線材停止時には摩擦
車を回転させることなく、線材移動時には摩擦車
を線材に対してすべらせることなく回転させる程
度の補助回転力を、摩擦車に常時付加する補助駆
動部と、を有してなるようにしたものである。
また、本発明の第3は、巻枠周囲に巻かれるべ
く連続して移動する線材にテーピングする自動テ
ーピング装置において、フレームと、テーピング
前の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフ
レームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転
しながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能
とするようにフレームに支持されるテーピングリ
ングと、摩擦車とテーピングリングとの間に介装
されてテーピングリングを摩擦車に同期して回転
可能とするようにフレームに配設される伝動装置
と、フレームを線材の移動経路変化に応じて揺動
可能とする揺動機構と、を有してなるようにした
ものである。
く連続して移動する線材にテーピングする自動テ
ーピング装置において、フレームと、テーピング
前の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフ
レームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転
しながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能
とするようにフレームに支持されるテーピングリ
ングと、摩擦車とテーピングリングとの間に介装
されてテーピングリングを摩擦車に同期して回転
可能とするようにフレームに配設される伝動装置
と、フレームを線材の移動経路変化に応じて揺動
可能とする揺動機構と、を有してなるようにした
ものである。
また、本発明の第4は、巻枠周囲に巻かれるべ
く連続して移動する複数の素線からなる線材にテ
ーピングする自動テーピング装置において、フレ
ームと、テーピング前の線材外面との摩擦接触に
よつて回動可能にフレームに支持される摩擦車
と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けられ
るテープを繰出し可能とするとともに線材の移動
方向に進退可能にフレームに支持されるテーピン
グリングと、摩擦車とテーピングリングとの間に
介装されてテーピングリングを摩擦車に同期して
回転可能とするようにフレームに配設される伝動
装置と、を有してなるようにしたものである。
く連続して移動する複数の素線からなる線材にテ
ーピングする自動テーピング装置において、フレ
ームと、テーピング前の線材外面との摩擦接触に
よつて回動可能にフレームに支持される摩擦車
と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けられ
るテープを繰出し可能とするとともに線材の移動
方向に進退可能にフレームに支持されるテーピン
グリングと、摩擦車とテーピングリングとの間に
介装されてテーピングリングを摩擦車に同期して
回転可能とするようにフレームに配設される伝動
装置と、を有してなるようにしたものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第4図は本発明の一実施例を断面として示す側
面図であり、第5図は第4図の要部平面図であ
る。この実施例に係る自動テーピング装置は、巻
線機10の回転軸に取付けられている矩形状の巻
枠11に巻かれるように連続して移動する線材1
2にテーピングするものであり、線材12として
は前記第2図A,Bに示したと同様な複数の素線
を重ねて束状とした線材、例えば多重平角胴線束
を用いているものとする。
面図であり、第5図は第4図の要部平面図であ
る。この実施例に係る自動テーピング装置は、巻
線機10の回転軸に取付けられている矩形状の巻
枠11に巻かれるように連続して移動する線材1
2にテーピングするものであり、線材12として
は前記第2図A,Bに示したと同様な複数の素線
を重ねて束状とした線材、例えば多重平角胴線束
を用いているものとする。
架台13のガイドレール14には、台車15が
車輪16を介して架設されている。台車15は、
送りモータ17の駆動により以下に述べるフレー
ム20を巻枠11の軸方向に横移動可能としてい
る。台車15の支持部18には、支軸19を介し
て、フレーム20が揺動可能に支持されている。
フレーム20の中間部と台車15との間には、図
示されないアキユームレータ等を有してなる公知
のバランスシリンダ装置20Aが介装され、フレ
ーム20を重力に対してバランス支持可能として
いる。なお、フレーム20の中央部は、線材12
の移動経路とされている。
車輪16を介して架設されている。台車15は、
送りモータ17の駆動により以下に述べるフレー
ム20を巻枠11の軸方向に横移動可能としてい
る。台車15の支持部18には、支軸19を介し
て、フレーム20が揺動可能に支持されている。
フレーム20の中間部と台車15との間には、図
示されないアキユームレータ等を有してなる公知
のバランスシリンダ装置20Aが介装され、フレ
ーム20を重力に対してバランス支持可能として
いる。なお、フレーム20の中央部は、線材12
の移動経路とされている。
フレーム20内の中間部には、上部ローラユニ
ツト21に備えられる複数の摩擦車22と、下部
ローラユニツト23に備えられる複数の摩擦車2
4とが対向配置され、両摩擦車22,24は線材
12を挾圧可能としている。すなわち、両摩擦車
22,24は、線材12の上下の外面との摩擦接
触によつて回動可能とされている。
ツト21に備えられる複数の摩擦車22と、下部
ローラユニツト23に備えられる複数の摩擦車2
4とが対向配置され、両摩擦車22,24は線材
12を挾圧可能としている。すなわち、両摩擦車
22,24は、線材12の上下の外面との摩擦接
触によつて回動可能とされている。
なお、上部ローラユニツト21は、フレーム2
0に螺動可能に支持されている加圧ねじ25、ス
プリング26によつて背面支持されている。ま
た、下部ローラユニツト23は、フレーム20に
螺動可能に支持される調整ねじ27に背面支持さ
れている。さらに、下部ローラユニツト23の、
摩擦車24に対する入側と出側には、線材12の
両側部に接触して線材12を幅方向に案内可能と
するガイドローラ28が配設され、ガイドローラ
28はハンドル29の回転操作によつてそのガイ
ド間隔を調整可能とされている。
0に螺動可能に支持されている加圧ねじ25、ス
プリング26によつて背面支持されている。ま
た、下部ローラユニツト23は、フレーム20に
螺動可能に支持される調整ねじ27に背面支持さ
れている。さらに、下部ローラユニツト23の、
摩擦車24に対する入側と出側には、線材12の
両側部に接触して線材12を幅方向に案内可能と
するガイドローラ28が配設され、ガイドローラ
28はハンドル29の回転操作によつてそのガイ
ド間隔を調整可能とされている。
フレーム20の先端部には支持筒30が固定さ
れ、支持筒30には可動筒31が可動量Sの範囲
内で摺動可能に接着されている。支持筒30およ
び可動筒31の中心部は、線材12の移動経路を
形成している。可動筒31の先端部には、第6図
に示すように、線材12の上下の外面、および左
右の側面を摺接状態下で案内可能とする案内片3
2が備えられている。各案内片32は、可動筒3
1との間に介装される各調整ねじ33、および全
案内片32の各基部32Aに装着されているリン
グ状のスプリング34との共同作用下で、線材1
2に対する案内間隔を調整可能とされている。さ
らに、可動筒31の先端部の外周部には、軸受3
5を介してテーピングリング36が同軸上で回転
可能に支持されている。テーピングリング36の
外周部側には支持ベース37が固定され、支持ベ
ース37には線材12に対してテープを所定の張
力下で繰出し可能とするテープコイル38が回転
可能に支持されている。すなわち、前記下部ロー
ラユニツト23の摩擦車24に線材12が与える
回転力が以下に述べる電動装置を介してテーピン
グリング36のギヤ36Aに伝達されると、テー
ピングリング36が回転し、テープコイル38は
線材12の周囲を公転するとともに自転し、線材
12へのテーピングを可能としている。
れ、支持筒30には可動筒31が可動量Sの範囲
内で摺動可能に接着されている。支持筒30およ
び可動筒31の中心部は、線材12の移動経路を
形成している。可動筒31の先端部には、第6図
に示すように、線材12の上下の外面、および左
右の側面を摺接状態下で案内可能とする案内片3
2が備えられている。各案内片32は、可動筒3
1との間に介装される各調整ねじ33、および全
案内片32の各基部32Aに装着されているリン
グ状のスプリング34との共同作用下で、線材1
2に対する案内間隔を調整可能とされている。さ
らに、可動筒31の先端部の外周部には、軸受3
5を介してテーピングリング36が同軸上で回転
可能に支持されている。テーピングリング36の
外周部側には支持ベース37が固定され、支持ベ
ース37には線材12に対してテープを所定の張
力下で繰出し可能とするテープコイル38が回転
可能に支持されている。すなわち、前記下部ロー
ラユニツト23の摩擦車24に線材12が与える
回転力が以下に述べる電動装置を介してテーピン
グリング36のギヤ36Aに伝達されると、テー
ピングリング36が回転し、テープコイル38は
線材12の周囲を公転するとともに自転し、線材
12へのテーピングを可能としている。
下部ローラユニツト23の摩擦車24と、テー
ピングリング36のギヤ36Aとの間には以下の
伝動装置が介装されている。すなわち、各摩擦車
24は連結ギヤ39によつて直列に連結され、線
材12が各摩擦車24に与える回転力は駆動軸4
0に総集化可能とされている。駆動軸40に固定
されている駆動ギヤ41には、ギヤ42が噛合
い、駆動ギヤ41とギヤ42とはレバー43によ
つてその噛合関係を維持可能とされている。ギヤ
42は、中間軸44に固定されているギヤ45と
噛合い、ギヤ42とギヤ45とはレバー46によ
つてその噛合関係を維持可能とされている。中間
軸44は軸受47を介してフレーム20に支持さ
れ、中間軸44に固定されているギヤ48には、
軸受49を介してフレーム20に支持されている
中間軸50のギヤ51が噛合いされている。中間
軸50にはギヤ52が移動量Mの範囲で横移動可
能にスプライン結合され、ギヤ52にはギヤ53
が噛合いされ、ギヤ52とギヤ53とはレバー5
4によつてその噛合関係を維持可能とされてい
る。ギヤ53には、軸受55を介してフレーム2
0に支持されている出力軸56に固定されている
多段状の変速ギヤ57が噛合いされている。すな
わち、ギヤ52およびギヤ53を中間軸50の軸
方向に移動することにより、ギヤ53を変速ギヤ
57のいずれかに噛合いさせ、出力軸56の回転
速度を変速可能としている。出力軸56には出力
ギヤ58を有する連結筒59が軸方向に相対移動
可能にスプライン結合され、出力ギヤ58および
連結筒59は支持部材60によつて前記可動筒3
1に支持可能とされている。すなわち、出力ギヤ
58はテーピングリング36のギヤ36Aと噛合
い、可動筒31およびテーピングリング36がフ
レーム20の支持筒30に対して進退すると、出
力ギヤ58および連結筒59もフレーム20に対
して同時に進退可能とされている。したがつて、
テーピングリング36は、ギヤ52,53および
変速ギヤ57による変速装置によつて変換可能と
される所定の速比下で、摩擦車24の回動速度、
すなわち線材12の移動速度に同期する回転速度
で回転可能とされている。
ピングリング36のギヤ36Aとの間には以下の
伝動装置が介装されている。すなわち、各摩擦車
24は連結ギヤ39によつて直列に連結され、線
材12が各摩擦車24に与える回転力は駆動軸4
0に総集化可能とされている。駆動軸40に固定
されている駆動ギヤ41には、ギヤ42が噛合
い、駆動ギヤ41とギヤ42とはレバー43によ
つてその噛合関係を維持可能とされている。ギヤ
42は、中間軸44に固定されているギヤ45と
噛合い、ギヤ42とギヤ45とはレバー46によ
つてその噛合関係を維持可能とされている。中間
軸44は軸受47を介してフレーム20に支持さ
れ、中間軸44に固定されているギヤ48には、
軸受49を介してフレーム20に支持されている
中間軸50のギヤ51が噛合いされている。中間
軸50にはギヤ52が移動量Mの範囲で横移動可
能にスプライン結合され、ギヤ52にはギヤ53
が噛合いされ、ギヤ52とギヤ53とはレバー5
4によつてその噛合関係を維持可能とされてい
る。ギヤ53には、軸受55を介してフレーム2
0に支持されている出力軸56に固定されている
多段状の変速ギヤ57が噛合いされている。すな
わち、ギヤ52およびギヤ53を中間軸50の軸
方向に移動することにより、ギヤ53を変速ギヤ
57のいずれかに噛合いさせ、出力軸56の回転
速度を変速可能としている。出力軸56には出力
ギヤ58を有する連結筒59が軸方向に相対移動
可能にスプライン結合され、出力ギヤ58および
連結筒59は支持部材60によつて前記可動筒3
1に支持可能とされている。すなわち、出力ギヤ
58はテーピングリング36のギヤ36Aと噛合
い、可動筒31およびテーピングリング36がフ
レーム20の支持筒30に対して進退すると、出
力ギヤ58および連結筒59もフレーム20に対
して同時に進退可能とされている。したがつて、
テーピングリング36は、ギヤ52,53および
変速ギヤ57による変速装置によつて変換可能と
される所定の速比下で、摩擦車24の回動速度、
すなわち線材12の移動速度に同期する回転速度
で回転可能とされている。
上記伝動装置の伝動系統には以下の補助駆動部
が並列的に連結されている。すなわち、フレーム
20には補助モータ61が固定配置され、補助モ
ータ61の出力軸62に連結されているトルクプ
ーリ63と、中間軸44に固定されているプーリ
64との間にはVベルト65が巻回されている。
トルクプーリ63は、第7図に示すように、皿ば
ね66の付勢力下で出力軸62に一体化されてい
る摩擦円板67と回転方向に摩擦結合されてい
る。すなわち、上記補助モータ61およびトルク
プーリ63からなる補助駆動部は、線材12の停
止時には摩擦車24を回転させることなく、線材
12の移動時には摩擦車24を線材12に対して
すべらせることなく回転させる程度の補助回転力
を、伝動装置の伝動系統すなわち摩擦車24に常
時付加している。
が並列的に連結されている。すなわち、フレーム
20には補助モータ61が固定配置され、補助モ
ータ61の出力軸62に連結されているトルクプ
ーリ63と、中間軸44に固定されているプーリ
64との間にはVベルト65が巻回されている。
トルクプーリ63は、第7図に示すように、皿ば
ね66の付勢力下で出力軸62に一体化されてい
る摩擦円板67と回転方向に摩擦結合されてい
る。すなわち、上記補助モータ61およびトルク
プーリ63からなる補助駆動部は、線材12の停
止時には摩擦車24を回転させることなく、線材
12の移動時には摩擦車24を線材12に対して
すべらせることなく回転させる程度の補助回転力
を、伝動装置の伝動系統すなわち摩擦車24に常
時付加している。
なお、フレーム20の、上部ローラユニツト2
1と下部ローラユニツト23との入側には、張力
設定装置68が配設されている。張力設定装置6
8は、ハンドル69の回転操作により、押圧板7
0Aと70Bとの間に線材12を挾圧し、巻線機
10側の巻枠11に巻取られる線材12に所定の
張力を設定可能としている。
1と下部ローラユニツト23との入側には、張力
設定装置68が配設されている。張力設定装置6
8は、ハンドル69の回転操作により、押圧板7
0Aと70Bとの間に線材12を挾圧し、巻線機
10側の巻枠11に巻取られる線材12に所定の
張力を設定可能としている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
多重平角胴線束からなる線材12がフレーム2
0の中央部に形成されている移動経路を連続して
移動し、巻線機10の巻枠11に巻かれるととも
に、フレーム20は送りモータ17の駆動によつ
て次第に横送りされる。ここで、線材12は上部
ローラユニツト21の摩擦車22と下部ローラユ
ニツト23の摩擦車24とによつて挾圧され、摩
擦車22,24に摩擦接触にともなう回転力を付
与する。摩擦車24に付与された回転力は、伝動
装置を介して、テーピングリング36を回転し、
テーピングリング36に備えられているテープコ
イル38を、巻枠11に巻取られる直前の線材1
2に対して自動させるとともに公転させてテーピ
ングを行なう。したがつて、上記テーピング作業
におけるテーピングリング36の回転速度すなわ
ちテーピング速度は、伝動装置内の変速装置によ
つて定まる所定の速比下で、線材12の移動速度
に自動的に同期化されることから、線材12の移
動速度が巻枠11の回転、巻線の進行にともなう
巻太りにともなつて変化しても、テーピング速度
はその線材12の移動速度変化に常に同期し、所
定のラツプ量を維持する状態でテーピングが行な
われる。
0の中央部に形成されている移動経路を連続して
移動し、巻線機10の巻枠11に巻かれるととも
に、フレーム20は送りモータ17の駆動によつ
て次第に横送りされる。ここで、線材12は上部
ローラユニツト21の摩擦車22と下部ローラユ
ニツト23の摩擦車24とによつて挾圧され、摩
擦車22,24に摩擦接触にともなう回転力を付
与する。摩擦車24に付与された回転力は、伝動
装置を介して、テーピングリング36を回転し、
テーピングリング36に備えられているテープコ
イル38を、巻枠11に巻取られる直前の線材1
2に対して自動させるとともに公転させてテーピ
ングを行なう。したがつて、上記テーピング作業
におけるテーピングリング36の回転速度すなわ
ちテーピング速度は、伝動装置内の変速装置によ
つて定まる所定の速比下で、線材12の移動速度
に自動的に同期化されることから、線材12の移
動速度が巻枠11の回転、巻線の進行にともなう
巻太りにともなつて変化しても、テーピング速度
はその線材12の移動速度変化に常に同期し、所
定のラツプ量を維持する状態でテーピングが行な
われる。
なお、上記摩擦車24とテーピングリング36
との間に介装される伝動装置の伝動系統には補助
モータ61およびトルクプーリ63からなる補助
駆動部が介装され、線材12の停止時には摩擦車
24を回転させることなく、線材12の移動時に
は摩擦車24を線材12に対してすべらせること
なく回転させる程度の補助回転力を、摩擦車24
に常時付加していることから、摩擦車24は線材
12に対してすべることなく摩擦接触によつて回
動し、テーピング速度は線材12の移動速度に確
実に同期化可能とされている。
との間に介装される伝動装置の伝動系統には補助
モータ61およびトルクプーリ63からなる補助
駆動部が介装され、線材12の停止時には摩擦車
24を回転させることなく、線材12の移動時に
は摩擦車24を線材12に対してすべらせること
なく回転させる程度の補助回転力を、摩擦車24
に常時付加していることから、摩擦車24は線材
12に対してすべることなく摩擦接触によつて回
動し、テーピング速度は線材12の移動速度に確
実に同期化可能とされている。
また、巻枠11の回転により、もしくは巻線の
進行にともなう巻太りにより、線材12の移動経
路が水平線に対する傾斜角を変化する場合には、
フレーム20がバランスシリンダ装置20Aによ
つて支持されるとともに、その長手方向の各位置
で張力設定装置68、上部ローラユニツト21、
下部ローラユニツト23、案内片32等によつて
線材12の上下の外面を挾持していることから、
フレーム20は支軸19を中心として線材12の
移動経路の変化に追随すべく容易に傾動する。し
たがつて、フレーム20の先端に備えられている
テーピングリング36は、線材12の移動経路の
変化に確実に追随し、テープコイル38は線材1
2に対する相対位置を変化することなく所定のテ
ーピング作業を安定的に持続することが可能とな
る。
進行にともなう巻太りにより、線材12の移動経
路が水平線に対する傾斜角を変化する場合には、
フレーム20がバランスシリンダ装置20Aによ
つて支持されるとともに、その長手方向の各位置
で張力設定装置68、上部ローラユニツト21、
下部ローラユニツト23、案内片32等によつて
線材12の上下の外面を挾持していることから、
フレーム20は支軸19を中心として線材12の
移動経路の変化に追随すべく容易に傾動する。し
たがつて、フレーム20の先端に備えられている
テーピングリング36は、線材12の移動経路の
変化に確実に追随し、テープコイル38は線材1
2に対する相対位置を変化することなく所定のテ
ーピング作業を安定的に持続することが可能とな
る。
また、テーピングリング36を軸方向に支持し
ている可動筒31を、フレーム20の支持筒30
に対して軸方向に進退することにより、巻枠11
の大小の変化に対し、テーピングリング36を巻
枠11に常に接近配置する状態下でテーピング作
業を行なうことが可能となる。したがつて、複数
の巻線からなる線材12を巻枠11に巻く場合
に、巻枠11に巻かれる直前の線材12にテーピ
ングを施すことが可能となり、巻枠11に対する
内周側と外周側との素線のずれにともなうラツプ
量の減少量を最少限に押さえ、略所定のラツプ量
下でテーピングを施すことが可能となる。
ている可動筒31を、フレーム20の支持筒30
に対して軸方向に進退することにより、巻枠11
の大小の変化に対し、テーピングリング36を巻
枠11に常に接近配置する状態下でテーピング作
業を行なうことが可能となる。したがつて、複数
の巻線からなる線材12を巻枠11に巻く場合
に、巻枠11に巻かれる直前の線材12にテーピ
ングを施すことが可能となり、巻枠11に対する
内周側と外周側との素線のずれにともなうラツプ
量の減少量を最少限に押さえ、略所定のラツプ量
下でテーピングを施すことが可能となる。
なお、伝動装置を構成しているギヤ52,53
と、変速ギヤ57との噛合関係を変換することに
より、テープ幅の変化、線材12の周長変化にと
もなうテープ繰出し量の変化に対応して、線材1
2の移動速度に対するテーピング速度の速比を変
換することが可能である。
と、変速ギヤ57との噛合関係を変換することに
より、テープ幅の変化、線材12の周長変化にと
もなうテープ繰出し量の変化に対応して、線材1
2の移動速度に対するテーピング速度の速比を変
換することが可能である。
なお、単に直線上の芯材にテーピングを施す場
合には、テーピングされる芯材の移動経路が不変
であることから、上記実施例におけるようにフレ
ーム20を揺動可能とする必要はなく、フレーム
は巻線機に対して固定配置される。
合には、テーピングされる芯材の移動経路が不変
であることから、上記実施例におけるようにフレ
ーム20を揺動可能とする必要はなく、フレーム
は巻線機に対して固定配置される。
また、上記実施例における線材12は、複数の
巻線を重ね合わせて同時に巻枠11に巻取る場合
について説明したが、単一素線からなる線材にテ
ーピングを施す場合には、複数素線間の巻方向に
おけるずれの発生にともなうラツプ量の変化がな
いことから、テーピングリングはフレームに対し
て進退可能構造とする必要はなく、テーピングリ
ングはフレームに対して回転のみ可能に支持され
る。
巻線を重ね合わせて同時に巻枠11に巻取る場合
について説明したが、単一素線からなる線材にテ
ーピングを施す場合には、複数素線間の巻方向に
おけるずれの発生にともなうラツプ量の変化がな
いことから、テーピングリングはフレームに対し
て進退可能構造とする必要はなく、テーピングリ
ングはフレームに対して回転のみ可能に支持され
る。
また、上記実施例においては摩擦車24に補助
回転力を付加可能とする補助駆動部を設けたが、
摩擦車と線材との間のすべりの発生が確実に防止
可能とされる場合には、上記補助駆動部を設ける
必要はない。
回転力を付加可能とする補助駆動部を設けたが、
摩擦車と線材との間のすべりの発生が確実に防止
可能とされる場合には、上記補助駆動部を設ける
必要はない。
なお、本発明に係る自動テーピング装置は、電
動機、変圧機等の巻線に対するテーピング以外に
も、広く一般産業機械用として適用可能であるこ
とはもちろんである。
動機、変圧機等の巻線に対するテーピング以外に
も、広く一般産業機械用として適用可能であるこ
とはもちろんである。
以上のように、本発明の第1は、連続して移動
する線材にテーピングする自動テーピング装置に
おいて、フレームと、テーピング前の線材外面と
の摩擦接触によつて回動可能にフレームに支持さ
れる摩擦車と、線材の周囲を回転しながら線材に
巻付けられるテープを繰出し可能とするようにフ
レームに支持されるテーピングリングと、摩擦車
とテーピングリングとの間に介装されてテーピン
グリングを摩擦車に同期して回転可能とするよう
にフレームに配設される伝動装置と、を有してな
るようにしたので、テーピングされるべく線材の
移動速度にテーピング速度を確実に同期させた状
態下で、テーピング作業を行なうことが可能とな
る。
する線材にテーピングする自動テーピング装置に
おいて、フレームと、テーピング前の線材外面と
の摩擦接触によつて回動可能にフレームに支持さ
れる摩擦車と、線材の周囲を回転しながら線材に
巻付けられるテープを繰出し可能とするようにフ
レームに支持されるテーピングリングと、摩擦車
とテーピングリングとの間に介装されてテーピン
グリングを摩擦車に同期して回転可能とするよう
にフレームに配設される伝動装置と、を有してな
るようにしたので、テーピングされるべく線材の
移動速度にテーピング速度を確実に同期させた状
態下で、テーピング作業を行なうことが可能とな
る。
また、本発明の第2は、連続して移動する線材
にテーピングする自動テーピング装置において、
フレームと、テーピング前の線材外面との摩擦接
触によつて回動可能にフレームに支持される摩擦
車と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けら
れるテープを繰出し可能とするようにフレームに
支持されるテーピングリングと、摩擦車とテーピ
ングリングとの間に介装されてテーピングリング
を摩擦車に同期して回転可能とするようにフレー
ムに配設される伝動装置と、伝動装置の伝動系統
に対して並列的に連結され、線材停止時には摩擦
車を回転させることなく、線材移動時には摩擦車
を線材に対してすべらせることなく回転させる程
度の補助回転力を、摩擦車に常時付加する補助駆
動部と、を有してなるようにしたので、上記テー
ピング速度の同期化をより確実とすることが可能
となる。
にテーピングする自動テーピング装置において、
フレームと、テーピング前の線材外面との摩擦接
触によつて回動可能にフレームに支持される摩擦
車と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けら
れるテープを繰出し可能とするようにフレームに
支持されるテーピングリングと、摩擦車とテーピ
ングリングとの間に介装されてテーピングリング
を摩擦車に同期して回転可能とするようにフレー
ムに配設される伝動装置と、伝動装置の伝動系統
に対して並列的に連結され、線材停止時には摩擦
車を回転させることなく、線材移動時には摩擦車
を線材に対してすべらせることなく回転させる程
度の補助回転力を、摩擦車に常時付加する補助駆
動部と、を有してなるようにしたので、上記テー
ピング速度の同期化をより確実とすることが可能
となる。
また、本発明の第3は、巻枠周囲に巻かれるべ
く連続して移動する線材にテーピングする自動テ
ーピング装置において、フレームと、テーピング
前の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフ
レームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転
しながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能
とするようにフレームに支持されるテーピングリ
ングと、摩擦車とテーピングリングとの間に介装
されてテーピングリングを摩擦車に同期して回転
可能とするようにフレームに配設される伝動装置
と、フレームを線材の移動経路変化に応じて揺動
可能とする揺動機構と、を有してなるようにした
ので、テーピングされる線材の移動経路の変化に
追随して、テーピング作業を行なうことが可能と
なる。
く連続して移動する線材にテーピングする自動テ
ーピング装置において、フレームと、テーピング
前の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフ
レームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転
しながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能
とするようにフレームに支持されるテーピングリ
ングと、摩擦車とテーピングリングとの間に介装
されてテーピングリングを摩擦車に同期して回転
可能とするようにフレームに配設される伝動装置
と、フレームを線材の移動経路変化に応じて揺動
可能とする揺動機構と、を有してなるようにした
ので、テーピングされる線材の移動経路の変化に
追随して、テーピング作業を行なうことが可能と
なる。
また、本発明の第4は、巻枠周囲に巻かれるべ
く連続して移動する複数の素線からなる線材にテ
ーピングする自動テーピング装置において、フレ
ームと、テーピング前の線材外面との摩擦接触に
よつて回動可能にフレームに支持される摩擦車
と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けられ
るテープを繰出し可能とするとともに線材の移動
方向に進退可能にフレームに支持されるテーピン
グリングと、摩擦車とテーピングリングとの間に
介装されてテーピングリングを摩擦車に同期して
回動可能とするようにフレームに配設される伝動
装置と、を有してなるようにしたので、複数の巻
線からなる線材を巻枠に巻く場合に、巻線の進行
にともなうラツプ量の減少を最小限とすることが
できるという効果を有する。
く連続して移動する複数の素線からなる線材にテ
ーピングする自動テーピング装置において、フレ
ームと、テーピング前の線材外面との摩擦接触に
よつて回動可能にフレームに支持される摩擦車
と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付けられ
るテープを繰出し可能とするとともに線材の移動
方向に進退可能にフレームに支持されるテーピン
グリングと、摩擦車とテーピングリングとの間に
介装されてテーピングリングを摩擦車に同期して
回動可能とするようにフレームに配設される伝動
装置と、を有してなるようにしたので、複数の巻
線からなる線材を巻枠に巻く場合に、巻線の進行
にともなうラツプ量の減少を最小限とすることが
できるという効果を有する。
第1図は矩形状巻枠への線材の巻取り状態を示
す側面図、第2図Aは複数の素線からなる線材を
巻枠に巻取る状態を示す平面図、第2図Bは第2
図Aの正面図、第3図Aは複数の素線からなる線
材にテーピングを施した状態を示す略側面図、第
3図Bは第3図Aにおけるラツプ量の変化を示す
略側面図、第4図は本発明の一実施例を断面とし
て示す側面図、第5図は第4図の要部平面図、第
6図は第4図の要部を取出して示す拡大断面図、
第7図は第5図の要部を取出して示す拡大断面図
である。 10……巻線機、11……巻枠、12……線
材、19……支軸、20A……バランスシリンダ
装置、24……摩擦車、30……支持筒、31…
…可動筒、36……テーピングリング、38……
テープコイル、39……連結ギヤ、40……駆動
軸、41……駆動ギヤ、52,53……ギヤ、5
6……出力軸、57……変速ギヤ、58……出力
ギヤ、61……補助モータ、63……トルクプー
リ。
す側面図、第2図Aは複数の素線からなる線材を
巻枠に巻取る状態を示す平面図、第2図Bは第2
図Aの正面図、第3図Aは複数の素線からなる線
材にテーピングを施した状態を示す略側面図、第
3図Bは第3図Aにおけるラツプ量の変化を示す
略側面図、第4図は本発明の一実施例を断面とし
て示す側面図、第5図は第4図の要部平面図、第
6図は第4図の要部を取出して示す拡大断面図、
第7図は第5図の要部を取出して示す拡大断面図
である。 10……巻線機、11……巻枠、12……線
材、19……支軸、20A……バランスシリンダ
装置、24……摩擦車、30……支持筒、31…
…可動筒、36……テーピングリング、38……
テープコイル、39……連結ギヤ、40……駆動
軸、41……駆動ギヤ、52,53……ギヤ、5
6……出力軸、57……変速ギヤ、58……出力
ギヤ、61……補助モータ、63……トルクプー
リ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 連続して移動する線材にテーピングする自動
テーピング装置において、フレームと、テーピン
グ前の線材外面との摩擦接触によつて回動可能に
フレームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回
転しながら線材に巻付けられるテープを繰出し可
能とするようにフレームに支持されるテーピング
リングと、摩擦車とテーピングリングとの間に介
装されてテーピングリングを摩擦車に同期して回
転可能とするようにフレームに配設される伝動装
置と、を有してなることを特徴とする自動テーピ
ング装置。 2 連続して移動する線材にテーピングする自動
テーピング装置において、フレームと、テーピン
グ前の線材外面との摩擦接触によつて回動可能に
フレームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回
転しながら線材に巻付けられるテープを繰出し可
能とするようにフレームに支持されるテーピング
リングと、摩擦車とテーピングリングとの間に介
装されてテーピングリングを摩擦車に同期して回
転可能とするようにフレームに配設される伝動装
置と、伝動装置の伝動系統に対して並列的に連結
され、線材停止時には摩擦車を回転させることな
く、線材移動時には摩擦車を線材に対してすべら
せることなく回転させる程度の補助回転力を、摩
擦車に常時付加する補助駆動部と、を有してなる
ことを特徴とする自動テーピング装置。 3 巻枠周囲に巻かれるべく連続して移動する線
材にテーピングする自動テーピング装置におい
て、フレームと、テーピング前の線材外面との摩
擦接触によつて回動可能にフレームに支持される
摩擦車と、線材の周囲を回転しながら線材に巻付
けられるテープを繰出し可能とするようにフレー
ムに支持されるテーピングリングと、摩擦車とテ
ーピングリングとの間に介装されてテーピングリ
ングを摩擦車に同期して回転可能とするようにフ
レームに配設される伝動装置と、フレームを線材
の移動経路変化に応じて揺動可能とする揺動機構
と、を有してなることを特徴とする自動テーピン
グ装置。 4 巻枠周囲に巻かれるべく連続して移動する複
数の素線からなる線材にテーピングする自動テー
ピング装置において、フレームと、テーピング前
の線材外面との摩擦接触によつて回動可能にフレ
ームに支持される摩擦車と、線材の周囲を回転し
ながら線材に巻付けられるテープを繰出し可能と
するとともに線材の移動方向に進退可能にフレー
ムに支持されるテーピングリングと、摩擦車とテ
ーピングリングとの間に介装されてテーピングリ
ングを摩擦車に同期して回転可能とするようにフ
レームに配設される伝動装置と、を有してなるこ
とを特徴とする自動テーピング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2429782A JPS58144070A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 自動テ−ピング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2429782A JPS58144070A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 自動テ−ピング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58144070A JPS58144070A (ja) | 1983-08-27 |
JPS6313905B2 true JPS6313905B2 (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=12134226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2429782A Granted JPS58144070A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 自動テ−ピング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58144070A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5022952A (en) * | 1985-12-13 | 1991-06-11 | Cincinnati Milacron Inc. | Fiber placement machine |
-
1982
- 1982-02-19 JP JP2429782A patent/JPS58144070A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58144070A (ja) | 1983-08-27 |
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