JPH0540041Y2 - - Google Patents

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JPH0540041Y2
JPH0540041Y2 JP1988156580U JP15658088U JPH0540041Y2 JP H0540041 Y2 JPH0540041 Y2 JP H0540041Y2 JP 1988156580 U JP1988156580 U JP 1988156580U JP 15658088 U JP15658088 U JP 15658088U JP H0540041 Y2 JPH0540041 Y2 JP H0540041Y2
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traverse
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は線状体巻取り機のトラバース装置に関
するものである。
〔従来の技術とその技術的課題〕
ワイヤあるいはこれの撚合体(コード、ロー
プ)等の線状体をリールやドラムなどの筒状部材
に整列に巻取る手段としてトラバース装置が使用
されている。
このトラバース装置として、従来では一般に、
送りねじとこれに螺合する送り台を組合せたもの
が使用されていた。すなわち、第3図のように、
巻取りリール100と平行に送りねじ101を設
けて適宜手段により巻取りリールと同期回転する
ようにし、その送りねじ101には一対の回転ロ
ーラ103を備えた送り台102を螺合させ、回
転ローラ103間に線状体Wを挟持して前記送り
台102の移動により巻取りリール100の周面
に巻き付けるようにしていた。
ところで、線状体たとえば撚線Wは、巻取りリ
ール100の軸線と直交する中心線CL上に配置
された撚線機の引取りキヤプスタン(図示せず)
およびガイドロール104を介してトラバース装
置に導かれるが、前記ガイドロール104は位置
が固定されている。そのため、この先行技術で
は、送り台102が巻取りリール100と平行移
動するにつれて、ガイドロール104と回転ロー
ラ103間を走行する線状体Wには、送り台10
2の移動に伴い変動する振り角θが生じ、また、
これにより緩みも生じる。このため、従来では巻
取り張力が変動し、不安定な状態で巻取りリール
100に巻収され、これにより巻き乱れが起り、
あるいは後に線状体Wを巻取りリール100から
引き出す際にもつれが発生しやすいという問題が
あつた。また、前記のような構造から、装置の配
置も制約を受け、伸線機や撚線機の直後に設置し
たり、並列状の設置を行えないという難点もあつ
た。
本考案は前記のような問題点を解消するために
考案されたもので、その目的とするところは、線
状体に振り角を発生させることなく定張力の安定
した状態で整列に巻き取ることが可能な線状体巻
取り機のトラバース装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、巻取り胴を
有する巻取り手段と巻取り軸線と直交する軸線の
まわりで回転可能な固定ロールとの間に、固定ラ
ツクおよび前記巻取り手段の回転と同期して往復
動可能な移動ラツクを巻取り軸線と平行に設け、
前記固定ラツクと移動ラツクの間には、外周にそ
れらラツクの歯とかみあうピニオンギヤを備えた
移動ロールを配し、移動ラツクには、前記固定ロ
ールから移動ロールをUターン状に経由した線状
体を巻取り手段に導くトラバースロールを設けた
ものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明す
る。
第1図は本考案による線状体巻取り機のトラバ
ース装置の一実施例を示している。
1は巻取り手段たとえば巻取りリールないしド
ラムであり、図示しない駆動機構により支軸10
の周りで回転自在となつている。2は巻取り手段
1の近傍でかつ巻取り軸線と直交する軸の周りで
回転可能な固定ロールである。
3は巻取り軸線と平行に設置された固定ラツ
ク、4は前記固定ラツク3と平行状に配された移
動ラツクであり、往復駆動手段400により、前
記巻取り手段1の回転と同期してかつ所要のトラ
バース幅lに相当する長さ往復動されるようにな
つている。往復駆動手段400は、巻取り手段1
の駆動機構と結ばれたたとえばクランク機構など
の運動方向変換伝達手段が好適であるが、場合に
よつては、流体圧アクチユエータなどの独立した
ものであつてもよい。
5は前記固定ラツク3と移動ラツク4間に配さ
れた軸51に固着されたピニオンギヤであり、外
周に固定ラツク3と移動ラツク4のギヤ30,4
0と噛み合う歯50を備え、かつ、該ピニオンギ
ヤ5にはこれと同軸に移動ロール6が固定されて
いる。
7は前記移動ラツク4の端部に固定したブラケ
ツト(アーム)であり、該ブラケツト7には、前
記固定ロール2と平行な軸の周りで回転可能な第
1のトラバースロール8aと、これと直交する関
係で支持された第2のトラバースロール8bを有
している。なお、ブラケツト7は移動ラツク4と
平行な軸ないしアームにより両持ちの形で支持さ
れてもよく、さらにはこの軸ないしアームに往復
駆動手段を設けてもよいものである。
第2図は本考案の別の実施例を示しており、こ
の実施例では、固定ラツク3が巻取り手段1に近
い側に配置され、移動ラツク4が巻取り手段1か
ら遠い側すなわち固定ロール2に近傍する位置に
配置されている。その他は第1図の実施例と同じ
であり、同じ部分には同じ符号を示し、説明は省
略する。
〔実施例の作用〕
次に実施例の動作と作用を説明する。
本考案においては、伸線されあるいは撚り加工
された線状体Wは、まず固定ロール2に導かれ、
次いでこれから直角方向に導かれ、ピニオンギヤ
5の移動ロール6の接線方向からこれをヘアピン
状に経由し、ブラケツト7の第1のトラバースロ
ール8aを再び直角方向に経由して第2トラバー
スロール8bから巻取り手段1の巻き胴11に導
入され、端末が巻き胴端部たとえばフランジ12
aに固定される。
この状態で巻取り手段1を始動させると、巻取
り手段1の回転に伴い、これと同期して、移動ラ
ツク4は往復駆動手段400によりフランジ12
a側からフランジ12b側へと平行移動を開始す
る。これにより、移動ラツク4の端部に設けられ
ているブラケツト7およびこれに支持されている
第1、第2のトラバースロール8a,8bも移動
し、同時に移動ラツク4と固定ラツク3に噛み合
つているピニオン5が転動し、これと同軸の移動
ロール6も一緒に平行移動する。
前記のように、線状体Wが、固定ロール2→移
動ロール6→第1トラバースロール8a→第2ト
ラバースロール8bを経由して巻取り手段1に導
入固定されているため、巻取り手段1の軸線と直
交関係のままフランジ12a側からフランジ12
b側へと順次整然と巻収される。
そして線状体Wがフランジ12b側に達する
と、検知手段たとえばリミツトスイツチにより往
復駆動手段400は逆転され、これにより移動ラ
ツク4を復行を始め、これにより線状体Wはフラ
ンジ12b側からフランジ12a側に移動しなが
ら、前記と同様に順次整列に巻収される。
以下、巻取り手段1の回転と移動ラツク4の往
復動とにより線状体Wは巻き胴11に対し整列し
て多層に巻収される。この巻収時において、移動
ラツク4がトラバース幅l移動すると、ピニオン
ギヤ5と移動ロール6は動滑車の原理にしたがつ
て移動ラツク4と同方向に1/2(l)移動する。
したがつて、線状体Wは移動ラツク4の移動によ
り1/2(l)×2すなわちl長さ移動する。
なお、移動ラツク4がいずれの位置にあつて
も、固定ロール2からピニオンギヤ5(移動ロー
ル6)間、ピニオンギヤ5(移動ロール6)から
第1トラバースロール8a間には線状体Wがヘア
ピン状に経由されており、第1トラバースロール
8aから巻き胴11間にも線状体が所要長さ存在
し、かつ図示しないが固定ロール2の上流側には
キヤプスタン類が設けられていてこれから巻取り
に必要な線状体量が連続的に供給されている。し
たがつて、正常な巻取りが行われる。
本考案においては、線状体Wは、固定ロール2
から移動ロール6をU字状に経由し、第1、第2
トラバースロール8a,8bにより常に巻取り手
段1の軸線と直交する関係に導入されるため、従
来のトラバース装置のようなガイドロールの移動
に基づき変動する振り角が発生せず、すなわち常
に振り角0°の状態のまま巻取り手段1の胴部に沿
つて走行する。そして、移動ロール6は、巻取り
手段1と同期して往復移動する移動ラツク4の動
きに伴つて往復移動するピニオンギヤ5に設けら
れており、この移動ロール6を線状体Wが経由す
るため、線状体Wは緩みが生じず、常に定張力で
走行し、安定した状態で巻取り手段1に巻収され
る。
〔考案の効果〕 以上説明した本考案によるときには、巻取り胴
11を有する巻取り手段1と巻取り軸線と直交す
る軸線のまわりで回転可能な固定ロール2との間
に、固定ラツク3および前記巻取り手段1の回転
と同期して往復動可能な移動ラツク4を巻取り軸
線と平行に設け、前記固定ラツク3と移動ラツク
4の間には、外周にそれらラツクの歯とかみあう
ピニオンギヤ5を備えた移動ロール6を配し、移
動ラツク4には、前記固定ロール2から移動ロー
ル6をUターン状に経由した線状体Wを巻取り手
段1に導くトラバースロール8a,8bを設けた
ので、トラバースロール8a,8bがどの位置に
移動してもトラバースロール8a,8bと固定ロ
ール2との間に振り角が生じず、常に振り角がゼ
ロの状態で巻取り胴11に沿つて走行することに
なり、移動ロール6は移動ラツク4の動きに伴つ
て往復動するピニオンギヤ5に設けられているた
め、線状体にはゆるみが生じず、常に定張力で安
定した巻取りを行なうことができ、これにより好
ましくない巻き乱れや引出時のもつれの発生を解
消でき、さらに線状体に振り角が生じないため、
伸線機や撚線機の直後、あるいは伸線機や撚線機
と並列状など自由度の高い設置も行えるというす
ぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による線状体巻取り機のトラバ
ース装置の一実施例を示す平面図、第2図は他の
実施例を示す平面図、第3図は従来のトラバース
装置の概要を示す平面図である。 1……巻取り手段、2……固定ロール、3……
固定ラツク、4……移動ラツク、5……ピニオン
ギヤ、6……移動ロール、8a……第1トラバー
スロール、8b……第2トラバースロール、W…
…線状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻取り胴11を有する巻取り手段1と巻取り軸
    線と直交する軸線のまわりで回転可能な固定ロー
    ル2との間に、固定ラツク3および前記巻取り手
    段1の回転と同期して往復動可能な移動ラツク4
    を巻取り軸線と平行に設け、前記固定ラツク3と
    移動ラツク4の間には、外周にそれらラツクの歯
    とかみあうピニオンギヤ5を備えた移動ロール6
    を配し、移動ラツク4には、前記固定ロール2か
    ら移動ロール6をUターン状に経由した線状体W
    を巻取り手段1に導くトラバースロール8a,8
    bを設けたことを特徴とする線状体巻取り機のト
    ラバース装置。
JP1988156580U 1988-12-02 1988-12-02 Expired - Lifetime JPH0540041Y2 (ja)

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JP1988156580U JPH0540041Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02

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JP1988156580U JPH0540041Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02

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JPH0279366U JPH0279366U (ja) 1990-06-19
JPH0540041Y2 true JPH0540041Y2 (ja) 1993-10-12

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CN1059186C (zh) * 1996-04-10 2000-12-06 中国科学院大连化学物理研究所 一种陶瓷高温密封粘接方法

Citations (1)

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JPS4956190A (ja) * 1972-09-29 1974-05-31

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