JPH0757954A - 巻線機用ガイドローラ - Google Patents

巻線機用ガイドローラ

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JPH0757954A
JPH0757954A JP5205114A JP20511493A JPH0757954A JP H0757954 A JPH0757954 A JP H0757954A JP 5205114 A JP5205114 A JP 5205114A JP 20511493 A JP20511493 A JP 20511493A JP H0757954 A JPH0757954 A JP H0757954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide roller
coil wire
coil
bobbin
terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5205114A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Mizuno
佳洋 水野
Yoshihiro Sakuma
義弘 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP5205114A priority Critical patent/JPH0757954A/ja
Publication of JPH0757954A publication Critical patent/JPH0757954A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル線材の損傷を防止すること。 【構成】 ターミナル付きボビン1の該ターミナル13
a,13b,13cにコイル線材3a,3bの端末部を
からげるときにコイル線材3a,3bと接触しながらノ
ズル8a,8bに導くための巻線機用ガイドローラ14
である。ガイドローラ14は、ローラホルダー15から
回転軸10と平行に延設された軸16に内輪側が固定さ
れたベアリング17と、ベアリング17の外輪側に固定
されたカラー18とから構成され、大径、回転自在か
つ、幅広に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻線機用ガイドロー
ラ、詳しくは、ターミナル付きボビンにコイル線材を巻
回して電磁コイル等を製造する際に用いられる巻線機に
おいて、ターミナルにコイル線材の端末部をからげると
きにコイル線材をノズルに導くための巻線機用ガイドロ
ーラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ターミナル付きボビンのターミナ
ルにコイル線材の端末部をからげるときにコイル線材を
ノズルに導くための機構として、図4又は図5にそれぞ
れ示すようなガイド機構が知られている。
【0003】図4に示すガイド機構は、みがき棒20を
ノズル8の上方に固定してなるものである。また、図5
に示すガイド機構は、固定されたプーリー21をノズル
8の上方に固定してなるものである。なお、図4及び図
5において、3はコイル線材、7はプーリーを表わして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ガイド機構には、みがき棒20が固定されており、ま
た、みがき棒20が小径であることから、ノズル8が左
右方向へ移動するときにコイル線材3がみがき棒20に
より摩擦力を受け、コイル線材3が損傷しやすいという
問題があった。
【0005】また、後者のガイド機構には、プーリー2
1が幅狭で、ノズル8が左右方向へ移動するときにコイ
ル線材3がプーリー21のフランジ部21aにより摩擦
力を受け、コイル線材3が損傷しやすいという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記問題点にかんがみなされた
ものであり、コイル線材の損傷を防止することができる
巻線機用ガイドローラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る巻線機用ガイドローラは、ターミナル
付きボビンの該ターミナルにコイル線材の端末部をから
げるときに前記コイル線材と接触しながらノズルに導く
ための巻線機用ガイドローラであって、大径、回転自在
かつ、幅広に構成されることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用効果】ボビンのターミナルにコイル線材を
からげるとき、ノズルはターミナルの周囲を螺旋状の旋
回運動をし、ターミナルにコイル線材が巻回される。こ
のノズル旋回運動の間、コイル線材はガイドローラの外
周面と接触しながら左右方向へからげ数だけ往復動しつ
つ所定長だけ送られる。このコイル線材が送られる際、
大径、回転自在かつ幅広のガイドローラはコイル線材の
張力によりコイル線材の送りに追従して回転する。この
ため、コイル線材とガイドローラ外周面との間に摩擦力
はほどんど発生せず、コイル線材の損傷を防止すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0010】図1は、本実施例に係る巻線機用ガイドロ
ーラが組み込まれた巻線機の全体の概略構成を示してい
る。また、図2は、図1図示の巻線機の主要部の構成を
示している。
【0011】図1に示す巻線機は、複数個のターミナル
付きボビン1の各々を回転駆動するボビン駆動部2を備
える。各ボビン駆動部2には、ボビン1が着脱可能に取
り付けられる。
【0012】また、巻線機は、各ボビン1に巻回される
2本コイル線材3a,3bの各々に対応してコイル線材
供給装置4を備える。各コイル線材供給装置4は、巻線
機の背面側に設置された、コイル線材3a(3b)が巻
回されたコイル線材ドラム(図示せず。)を備えるとと
もに、テンション装置5、背面側プーリー6、正面側プ
ーリー7及びノズル8a(8b)を備えて構成される。
各ボビン1に対応する2個のノズル8a,8bは、ノズ
ルホルダー9に固定され、ノズルホルダー9は、左右方
向に水平に架設された回転軸10に固定されている。回
転軸10は、ブーツ11内に内蔵されたX軸方向、Y軸
方向、Z軸方向の3軸サーボ機構と、ボックス12内に
内蔵されたS方向のサーボ機構とにより4軸制御される
よう構成されている。
【0013】また、巻線機は、ボビン1のターミナル1
3a,13b,13cにコイル線材3a,3bの端末部
をからげるときにコイル線材3a,3bをノズル8a,
8bに導くためのガイドローラ14が、各ボビン1に1
対1に対応して設けられている。各ガイドローラ14
は、ローラホルダー15により支持され、ローラホルダ
ー15は、回転軸10に対し一体に固定されている。
【0014】ガイドローラ14は、ローラホルダー15
から回転軸10と平行に延設された軸16に内輪側が配
設されたベアリング17と、ベアリング17の外輪側に
配設されたカラー18とからなり、カラー18が回転自
在に構成されている。また、カラー18は、上述した従
来例のみがき棒20と比べ大径であるとともに、他の従
来例のプーリー21と比べ幅広に形成されている。
【0015】次に、巻き始めから巻き終りまでの巻線機
の動作例の概要を、一つのボビン1に対する動作に基づ
いて順に説明する。
【0016】巻き始めからげ 回転軸10を図1(図2(A) )図示の状態、すなわち、
ノズル8a,8bが回転軸10の前側に略垂直方向に位
置している状態に保つとともに、ターミナル付きボビン
1を停止状態に保つ。そして、この状態で、左側コイル
線材3aを左端ターミナル13aと中間ターミナル13
bとの間に通して先端部をコイルホルダー19に係止さ
せる。また、右側コイル線材3bを中間ターミナル13
bと右端ターミナル13cとの間に通して先端部をコイ
ルホルダー19に係止させる。
【0017】次に、回転軸10を上記図1(図2(A) )
図示の状態から90°だけS方向へ回転させて図2(B)
の左部に示す状態、すなわち、左右2個のノズル8a,
8bが回転軸10の下側に略水平方向に位置し、また、
左右2本のコイル線材3a,3bがカラー18の外周面
と接触する状態にする。そして、Z軸制御により、回転
軸10を所定位置、すなわち、左側ノズル8aが左端タ
ーミナル13aの左側に、右側ノズル8bが左端ターミ
ナル13aと中間ターミナル13bとの中間に、それぞ
れ位置するような位置、までZ軸の−方向に移動させ
る。
【0018】次に、X,Y,Z軸の3軸制御により、左
側コイル線材3aを左端ターミナル13aの先端部から
基部に向かって、また、右側コイル線材3bを中間ター
ミナル13bの先端部から基部に向かって、それぞれ左
巻きで2、3回程度巻回するよう回転軸10、換言する
とノズル8a,8bを螺旋状に旋回運動させる。
【0019】このようにして、巻き始めからげを終了す
る。
【0020】この巻き始めからげのとき、左右2本のコ
イル線材3a,3bは左右方向へからげ数だけ往復動し
ながら所定長だけ送られるが、これらのコイル線材3
a,3bが送られる際、大径かつ幅広のカラー18は各
コイル線材3a,3bの張力によりコイル線材3a,3
bの送りに追従して回転する。このため、各コイル線材
3a,3bとカラー18の外周面との間に摩擦力はほど
んど発生せず、各コイル線材3a,3bの損傷を防止す
ることができる。
【0021】巻線中 上記巻き始めからげが終了すると、Z軸制御により回転
軸10を所定位置までZ軸の+方向へ移動させるととも
に、回転軸10を反S方向へ略90°回転させ、図1
(図2(A) )図示の元の状態に復帰させる。そして、ボ
ビン駆動部2によりボビン1をθ方向へ回転させながら
回転軸10をY軸制御し、コイル線材3a,3bをボビ
ン1の胴部1aに巻回する。そして、所定回数だけ各コ
イル線材3a,3bを巻回した後、ボビン1の回転を停
止する。
【0022】このようにして、巻線作業が終了する。
【0023】巻き終りからげ 上記巻線作業が終了すると、回転軸10を略90°だけ
S方向へ回転させるとともにX,Y軸制御により回転軸
10をX軸の+方向及びY軸の−方向へそれぞれ所定距
離だけ移動させ、図2(B) の右部に示す状態にする。な
お、図2(B)の右部に示す状態は、図2(B) の左部に示
す状態よりもX軸の+方向に所定距離だけずれた位置に
あり、この距離を誇大して表現してある。そして、Z軸
制御により、回転軸10を所定位置、すなわち、左側ノ
ズル8aが左端ターミナル13aと中間ターミナル13
bとの中間に、右側ノズル8bが中間ターミナル13b
と右端ターミナル13cとの中間に、それぞれ位置する
ような位置、まで回転軸10をZ軸の−方向へ移動す
る。
【0024】次に、X,Y,Z軸の3軸制御により、左
側コイル線材3aを中間ターミナル13bの先端部から
基部に向かって、また、右側コイル線材3bを右端ター
ミナル13cの先端部から基部に向かって、それぞれ左
巻きで2、3回程度巻回するよう回転軸10、換言する
とノズル8a,8bを螺旋状に旋回運動させる。
【0025】このようにして、巻き終りからげが終了す
る。
【0026】この巻き終りからげのとき、上述した巻き
始めからげ時と同様、カラー18が各コイル線材3a,
3bの送りに追従して回転するため、各コイル線材3
a,3bとカラー18の外周面との間に摩擦力はほどん
ど発生せず、各コイル線材3a,3bの損傷を防止する
ことができる。
【0027】図3は、他の実施例に係る巻線機用ガイド
ローラ14の構成を示している。この実施例に係るガイ
ドローラ14は、ローラホルダー15から回転軸10と
平行に延設されたストッパー16a付き軸16にプーリ
ー18を回転自在かつ軸方向への移動を可能に配設して
構成される。この実施例においても、プーリー18がコ
イル線材3a,3bの張力によりコイル線材3a,3b
の送りに追従して回転するため、コイル線材3a,3b
の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る巻線機用ガイドローラが組み込
まれた巻線機の全体構成図
【図2】同巻線機の要部の構成図
【図3】他の実施例に係るガイドローラの構成図
【図4】従来例のガイドローラの構成図
【図5】他の従来例のガイドローラの構成図
【符号の説明】
1 ターミナル付きボビン 3a,3b コイル線材 8a,8b ノズル 10 回転軸 13a,13b,13c ターミナル 14 ガイドローラ 16 軸 17 ベアリング 18 カラー(プーリー)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターミナル付きボビンの該ターミナルに
    コイル線材の端末部をからげるときに前記コイル線材と
    接触しながらノズルに導くための巻線機用ガイドローラ
    であって、 大径、回転自在かつ、幅広に構成されることを特徴とす
    る巻線機用ガイドローラ。
JP5205114A 1993-08-19 1993-08-19 巻線機用ガイドローラ Withdrawn JPH0757954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205114A JPH0757954A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 巻線機用ガイドローラ

Applications Claiming Priority (1)

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JP5205114A JPH0757954A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 巻線機用ガイドローラ

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Publication Number Publication Date
JPH0757954A true JPH0757954A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16501656

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5205114A Withdrawn JPH0757954A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 巻線機用ガイドローラ

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JP (1) JPH0757954A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014067896A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Daihen Corp 巻線機用ガイドローラ
CN105097265A (zh) * 2015-08-31 2015-11-25 木林森股份有限公司 一种自动穿线装置用的导线线圈
CN115472418A (zh) * 2022-09-10 2022-12-13 江苏北辰互邦电力股份有限公司 一种安全性高的海上风电高压线圈自动绕排线装置

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CN115472418B (zh) * 2022-09-10 2023-10-31 江苏北辰互邦电力股份有限公司 一种安全性高的海上风电高压线圈自动绕排线装置

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Date Code Title Description
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Effective date: 20001031