JP2540570B2 - 製竿用模様形成機 - Google Patents

製竿用模様形成機

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JP2540570B2
JP2540570B2 JP62308028A JP30802887A JP2540570B2 JP 2540570 B2 JP2540570 B2 JP 2540570B2 JP 62308028 A JP62308028 A JP 62308028A JP 30802887 A JP30802887 A JP 30802887A JP 2540570 B2 JP2540570 B2 JP 2540570B2
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JP
Japan
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rod
moving
speed
axis
forming machine
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修 新井
清 鈴木
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MAMYA OO PII KK
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MAMYA OO PII KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は釣竿,ゴルフクラブのシャフト等の外表面に
線状物を巻き付けて模様を形成するのに用いられる模様
形成機に関する。
(従来の技術とその問題点) 今日、市場に出ている釣竿には竿の外表面にカーボン
ヤーン,或いはカーボンテープを巻き付けて種々の外観
模様を現出させたものが存在する。
それらの各模様はいずれも定ピッチ連続模様である。
これは従来の模様形成機(ラッピング)が、竿杆を挾
持したチャックの回転数に対し、線状物を巻回したボビ
ンを保持した移動台の移動速度を可変することにより、
竿杆に対する線状物の巻き上がり形態(ピッチ)を細か
くしたり、粗くしたりするものである。しかしながら、
従来構造にあっては、連続的に可変することは出来ず、
一時停止させなければ変速することが出来ないものであ
る。
(発明の目的) 本発明は上述した如き従来の事情に鑑み竿杆に対する
線状物の巻き付けを連続的にピッチを変更しながら巻き
付けることが出来る模様形成機を提供することにある。
(発明の構成) 上記目的を達成するために本発明が講じた技術的手段
は、基台の一側に、竿杆の一端を挾持して該竿杆を駆動
回転させる駆動回転手段を設け、基台上には片持ちされ
た竿杆を支持する支持手段を備えた移動台を竿杆と平行
に移動自在に設けると共に、移動台に、模様を形成する
線状物を繰り出し可能に取付け、更に上記駆動回転手段
の回転数と移動台の移動速度を同時に制御自在に構成す
る。
上記の駆動回転手段の回転数と、移動台の移動速度の
同時制御は二軸同時制御のコントローラーを使用し、移
動台に一軸(X軸)、もう一軸(Y軸)を竿杆の制御に
使用する。コントローラーはプログラムに依り指令を受
けて動作し、そのプログラムは数十種類記憶でき、一度
加工したアイテムの呼出しは選択スイッチの選択で実行
される。
(作 用) 上記構成によれば、竿杆の回転と、竿杆に巻き付ける
線状物を保持した移動台の移動速度を、二軸の性能の範
囲内で自由に制御し得るため、線状物を連続的にピッチ
を変更しながら巻き付けることが出来る。それによって
竿杆表面に現出される模様に加速度的な変化を与えるこ
とが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
図中、1は基台,2は移動台,3は竿杆であり、基台1の一
側(図面では左側)には竿杆3を挾持して駆動回転する
駆動回転手段4が配置され、移動台2上には片持ち状の
竿杆3の他側部を水平状に支持する支持手段5とカーボ
ンヤーン、或いはカーボンテープ等の線状物6がロール
状に巻かれたボビン6′を保持するスタンド7が起立設
置されている。
駆動回転手段4は、モータ,減速機及び竿杆3の一端
を挾持するチャック等によって構成されている。
又、基台1上を竿杆3と平行に移動する移動台2の移
動機構は、基台1上に所定の間隔において平行に架設し
た案内レール8,8′及びその案内レール8,8′と平行なら
しめて取付けたボールネジ9、その案内レール8,8′と
係合してスライドする体10,10′及びボールネジ9と螺
合するナット部材11とより成り、スライド体10,10′と
ナット部材11は移動台2の下面に固着されている。
移動第2の上部に取付けられる支持手段5は2本のロ
ーラ11,11′を平行に近接させて取付板12に遊転自在に
支持すると共に、該ローラ11,11′における駆動回転手
段4側の一半部は先細状となるテーパ面13となし、その
テーパ面13と竿杆3外周面との間に形成される隙間の位
置でボビン6′から繰り出される線状物6を案内ローラ
ー14を介して巻き付けるようにしてある。
次に、その具体例を挙げて説明する。
今、移動台2をスライドさせる(X軸)モータとして
最高rpm2000、減速比1/2、主軸最高rpm1000、エンコー
ダ1000pls/回を用い、竿杆を回転させる(Y軸)モータ
として、最高rpm2000、減速比1/2、主軸最高rpm1000、
エンコーダ1000pls/回とし、移動台2をスライドさせる
ボールネジは外径40φ、ピッチ20mmとする。
それによりX軸の分解能は、モータの1回転を1000pl
sのエンコーダで制御し、且つ1/2に減速しているので、
モータ1回転で20/2=10mm進む。10mm動くのに1000pls
なので、10/1000=0.01mm/plsである。
同様にY軸の分解能は、X軸同様モータ1回転を1000
plsのエンコーダで制御し1/2の減速をしているので、1/
2回転(180゜)するのに1000plsなので180゜/1000=0.1
8゜/plsとなる。
従って、上記の精度範囲内で自由に動きの指令をプロ
グラムすることが出来る。
今、第3図は図示する長さ500mmに5mmピッチで巻き付
ける場合について説明すると、 X軸(移動台):500mm移動するのにモータの回転数は 500/20×2=50回転, Y軸(竿杆):ピッチ5mmということはX軸500mmの間に
モータの回転数は 500/5×2=200回転 定ピッチ巻きなので、第4図に示す如く、出発点を原
点(0,0)として、(50,200)という位置迄、直線補間
で移動すればよいということになる。
ここで、X,Y2軸の合成速度である送り速度をFとする
と、 となる。
今、送り速度をF2とすると、 Fx:Fy=1:4 22=17Fx2 Fx=0.48m/min,Fy=1.94m/min 巻き付けに要する時間はX軸500mmをFx=0.48m/minで
巻き付けるので ところで、送り速度Fの指令は一定速度の指定しか出
来ない。一方、速度は速さと方向を持つベクトル量であ
るが、直線補間で方向を決めてしまうと速さだけのスカ
ラー量になってしまう。
そこで、円弧補間で巻き付けをすると、X・Y軸の合
成速さは一定であるが、円弧の接線方向が常に変化する
のでX,Y軸の速さの比は常に変化し、竿杆と平行に移動
して巻き付けるX軸(移動台)の軌跡は竿杆に対する巻
き付け模様として現われる。
その模様はY軸(竿杆)の回転を一定と考えると、X
軸にあたかも加速度を付けて巻いた様に連続的にピッチ
が変化した模様となる。
従って、X,Y軸の速さの比が時々刻々変化し、速さの
比の変化がピッチの差となって表現される。
(発明の効果) 本発明の模様形成機は以上詳述した如く、基台の一側
に、竿杆の一端を挾持して該竿杆を駆動回転させる駆動
回転手段を設け、基台上には片持ちされた竿杆を支持す
る支持手段を備えた移動台を竿杆と平行に移動自在に設
けると共に、移動台に、模様を形成する線状物を繰り出
し可能に取付け、更に上記駆動回転手段の回転数と移動
台の移動速度を同時に制御自在としたものであるから、
竿杆に対し線状物を連続的にピッチに変更しながら巻き
付けることが出来る。
それによって、現出される模様は加速度的な変化を表
現し、商品価値を向上し得る外観模様を提供することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は正面図、第2図
は同平面図、第3図は巻き付けの説明図、第4図はベク
トル図、第5図及び第6図は巻き上り模様の一例を示す
正面図である。 図中、1:基台、2:移動台 3:竿杆、4:駆動回転手段 5:支持手段、6:線状物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台の一側に、竿杆の一端を挾持して該竿
    杆を駆動回転させる駆動回転手段を設け、基台上には片
    持ちされた竿杆を支持する支持手段を備えた移動台を竿
    杆と平行に移動自在に設けると共に、移動台に、模様を
    形成する線状物を繰り出し可能に取付け、更に上記駆動
    回転手段の回転数と移動台の移動速度を同時に制御自在
    とした製竿用模様形成機。
JP62308028A 1987-12-04 1987-12-04 製竿用模様形成機 Expired - Lifetime JP2540570B2 (ja)

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JP62308028A JP2540570B2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04 製竿用模様形成機

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JPH01148138A JPH01148138A (ja) 1989-06-09
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JPS61182933A (ja) * 1985-02-12 1986-08-15 Orimupitsuku:Kk 釣竿の成形方法

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JPH01148138A (ja) 1989-06-09

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