JPH028929Y2 - - Google Patents

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JPH028929Y2
JPH028929Y2 JP1986043651U JP4365186U JPH028929Y2 JP H028929 Y2 JPH028929 Y2 JP H028929Y2 JP 1986043651 U JP1986043651 U JP 1986043651U JP 4365186 U JP4365186 U JP 4365186U JP H028929 Y2 JPH028929 Y2 JP H028929Y2
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turned
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press machine
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は長尺物の連続送出装置に関する。詳し
くは、略ドーナツ状に巻回された長尺の加工材料
をターンテーブルの上に載せ、或はリールに巻回
された長尺の半製品を、ターンテーブルまたはリ
ールの回転によつて巻き解きながらプレス機械等
に連続的に送り出す長尺物の連続送出装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、この種長尺物の送出装置、例えば、巻回
されている長尺の加工材料をターンテーブルの回
転によりプレス機械に連続的に送り出す装置とし
ては、実開昭59−106641号、実開昭59−106642号
公報に見られるように、加工材料を揺する案内腕
に掛架してそれをプレス機械等に導き、該案内腕
の揺動状態を速度設定ボリユームを有する制御装
置に伝え、この制御装置で制御されるモータによ
りターンテーブルを回転させることによつて、加
工材料をプレス機械等の必要量に応じて常に一定
の速度で連続的に送り出すようにしたものが知ら
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の送出装置においては、案内腕の揺動
に追従してモータの回転数が増減するのが遅く、
しかも、案内腕の揺動幅が広いために、プレス機
械等が加工材料を牽引する速度に合せて加工材料
を送り出す速度、即ち、平衡速度を限定しなけれ
ばならない。例えば、平衡速度が比較的遅い位置
に案内腕に設定した場合は、加工材料が弛み過ぎ
たときに、逆に、平衡速度が速い位置に案内腕を
設定しておいた場合は、加工材料が更に緊張した
ときに、案内腕は平衡速度の位置から直に限界位
置に達し、プレス機械等が非常停止になつたり、
案内腕が損傷するという欠点があつた。
本考案は、案内腕の微少な揺動により作動する
加算用スイツチ及び減算用スイツチ、これらスイ
ツチに電気的に接続された特殊な回転数加減装置
等を備え、この回転数加減装置で回転数が増減す
るモータによりターンテーブル等を回転させるこ
とによつて、送出速度がプレス機械等に追従し、
加工材料等を円滑に送り出すことができるは勿
論、上述のような従来の欠点を解消した長尺物の
連続送出装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る長尺物の連続送出装置は、巻回さ
れた長尺物をターンテーブル等回転により巻き解
きながらプレス機械等に送り出すものであつて、
支柱等に枢支され、かつ、上記長尺物を掛架して
それをプレス機械等に導く案内腕と、該案内腕の
揺動により作動する加算用スイツチ及び減算用ス
イツチとを備えている。また、上記各スイツチに
接続してあつて、加算用スイツチが入ると周波数
または電圧が順次高くなり、減算用スイツチが入
ると周波数または電圧は順次低くなり、これらの
スイツチが切れるとその時までに発生していた周
波数または電圧を保持する回転数加減装置と、該
回転数加減装置により回転数が増減するモータと
を備えており、該モータによつて前記ターンテー
ブル等を回転させるようにきたことを特徴として
いる。
〔考案の作用〕
案内腕に掛架した長尺物が牽引されると、案内
腕は加算用スイツチの方向に揺動して該スイツチ
が入り、回転数加減装置によりモータ、ターンテ
ーブル等が回転し、長尺物は巻き解かれながら送
り出される。この加算用スイツチが入つている間
は、モータの回転数が順次増加し、それに従つて
長尺物を送り出す速度も速くなる。この速度が速
くなり過ぎて長尺物にやや弛みが生ずると、案内
腕が減算用スイツチの方向に僅かに揺動して加算
用スイツチが切れ減算用スイツチが入る。減算用
スイツチが入ると、回転数加減装置によつてモー
タ、ターンテーブル等の回転数が順次減少し、そ
れに従つて長尺物を送り出す速度も遅くなる。こ
の速度が遅くなり過ぎ長尺物が緊張すると、案内
腕は再び加算用スイツチの方向に僅かに揺動し、
減算用スイツチが切れて加算用スイツチが入り、
長尺物を送り出す速度も再び速くなる等、上述の
ような動作が繰り返される。そして各スイツチが
切れるとその時までに発生していた周波数または
電圧が保持されるから、案内腕がいずれのスイツ
チをも作動していない位置でほぼ静止状態に至
る。この状態のときが長尺物を送り出す速度とプ
レス機械等の必要量とが一致しているときであ
る。そして長尺物の巻径が小さくなつたときも、
上述の動作が繰り返されてモータ、ターンテーブ
ル等ね回転が速くなり、プレス機械等の必要量に
適合する速度で長尺物を送り出すようになる。
〔実施例〕
本考案は、巻回された加工材料等の長尺物をタ
ーンテーブル、リール等の回転により巻き解きな
がらプレス機械等に送り出す装置であるが、巻回
された加工材料をターンテーブルの回転によりプ
レス機械に送り出す加工材料の連続送出装置につ
いて、添附の図面に従い説明する。
第1図は1部分を切除した斜視図、第2図は説
明図、第3図は案内腕の揺動状態を従来の装置と
比較した説明図である。
本考案は、第1図に示す如く、巻回された加工
材料1をターンテーブル2の回転によりプレス機
械3にに送り出すもので、案内腕4と、加算用ス
イツチ5及び減算用スイツチ6と、回転数加減装
置7と、モータ8とを備えている。加工材料1は
長尺の帯状で、略ドーナツ状に巻回したものを例
示してある。例えば、断面円形を呈する線状で、
芯体に巻回した加工材料であつてもよい。また、
ターンテーブル2は、その下面の中心部を中心と
してモータ8の回転輪9と2個のローラ(図示せ
ず)とを配置し、3点で支持、回転するようにな
つていると、ターンテーブル2と回転輪9とが確
実に接触するようになり、モータ8及び回転輪9
によりターンテーブル2が正確に回転するように
なるので好ましい。案内腕4は、支柱10等に枢
支され、かつ、上記加工材料1を掛架してそれを
プレス機械3に導くもので、重錘11を附設した
ものを例示してある。また、案内腕4は、支柱1
0の上端部に軸承してある軸12の先端部に取り
付られ、軸12を支点として僅かに揺動するよう
になつている。加算用スイツチ5及び減算用スイ
ツチ6は、上記案内腕4の僅かな揺動によつて作
動する。これらは上記軸12の近傍に設けてあつ
て、案内腕4の僅かな揺動により軸12が回転
し、該軸12の回転によつて作動するものを例示
してある。回転数加減装置7は、上記加算用スイ
ツチ5及び減算用スイツチ6に電気的に接続して
あつて、加算用スイツチ5が入ると周波数またま
電圧が順次高くなり、減算用スイツチ6が入ると
周波数または電圧が順次低くなり、これらのスイ
ツチが切れたときはその時までに発生していた周
波数または電圧を保持するものである。この回転
数加減装置7は、例えば、加算用スイツチ5が入
ると交流電気を出力してその周波数が順次増大
し、減算用スイツチ6が入るとその周波数が逆に
順次減少し、これらのスイツチ6が切たときはそ
の時までに発生していた周波数を保持するもので
ある。モータ8は、上記回転数加減装置7により
回転数が増減する構造になつている。このモータ
8は、周波数の増大に従い回転数が増減するもの
であつても、電圧の高低によつて回転数が増減す
るものであつてもよいが、実施例の如く、周波数
により回転数を加減する回転数加減装置7を使用
する場合は、モータ8も周波数によつて回転数が
増減するものを使用する。このモータ8によつて
前記ターンテーブル2を回転させるようにしたも
のである。
本考案によつて、巻回された加工材料1をプレ
ス機械3に送り出すには、まず、加工材料1をタ
ーンテーブル2の上に載せ、その巻き戻し外端側
を案内腕4に掛架し、予め一定の速度で加工材料
を牽引するように設定したプレス機械3に導く。
そうすると、案内腕4が第2図Aの位置に揺動
し、軸12を介して加算用スイツチ5が入り、周
波数が順次増大しそれに追従してモータ8が回転
する。このモータ8、回転輪9の回転によつてタ
ーンテーブル2も回転し、巻回された加工材料1
が巻き解きながら、プレス機械3に送り出され
る。当初には加工材料1の残存量が多く、即ち、
加工材料1の巻径が大であるから、ターンテーブ
ル2の回転が遅くてもプレス機械3の必要量に応
じられる。しかし、加算用スイツチ5がONにな
つている間は、モータ8の回転数が増加し続ける
ので、それに従つて加工材料1を送り出す速度が
速くなる。プレス機械3は加工材料1を一定の速
度で牽引するように設定されているから、加工材
料1を送り出す速度が速くなり過ぎると、加工材
料1に弛みが生じ、案内腕4が第2図Bの位置に
揺動して加算用スイツチ5がOFFになり、減算
用スイツチ6がONになる。減算用スイツチ6が
入ると、回転数加減装置7によつてモータ8、タ
ーンテーブル2等の回転数が順次減少し、それに
従つて加工材料1を送り出す速度も遅くなる。こ
の速度が遅くなり過ぎ加工材料1が緊張すると、
案内腕4は再び加算用スイツチ5の方向に僅かに
揺動し、減算用スイツチ6が切れて加算用スイツ
チ5が入り、加工材料1を送り出す速度も再び速
くなる等、上述のような動作が繰り返されて、案
内腕4がいずれのスイツチをも作動していない位
置(第2図C)でほぼ静止状態に至る。この状態
のときが加工材料1を送り出す速度とプレス機械
3の必要量とが一致しているときである。またプ
レス機械3は加工材料1を一定の速度で牽引する
ように設定してあるから、加工材料1を送り出さ
れてその巻径が小さくなるに従つてモータ8の回
転数を増大させる必要がある。加工材料1の巻径
が小さくなると、加工材料1が緊張して案内腕4
が再びAの位置に揺動し、加算用スイツチ5が入
つてモータ8の回転数が増大する。そしてこのモ
ータ8の回転数が増し過ぎて加工材料1が弛んだ
ときは、案内腕4は再びBの位置に揺動し、減算
用スイツチ6が入つてモータ8の回転数は減少す
る。この動作が繰り返されて、案内腕4は再びC
の位置でほぼ静止状態になる。この状態のときが
加工材料1を送り出す速度とプレス機械3の必要
量とが一致しているときであるが、モータ8の回
転数は前述のときよりも増大している状態であ
る。
なお、第3図D及びEは、従来の送出装置にお
ける案内腕の揺動位置を示す。この装置において
は、加工材料を送り出す平衡速度が遅い位置Dの
ときに加工材料が弛み過ぎた場合は、案内腕が限
界位置Fに達し、逆に、平衡速度が速い位置Eの
ときに加工材料が更に緊張した場合には、案内腕
が限界位置Gに達し、プレス機械等が非常停止の
状態になつたり、案内腕等が損傷することもあつ
た。これらを防ぐには加工材料を送り出す平衡速
度によつて案内腕の位置を限定しなければならな
いものである。
本考案は、上述したものに限定されない。図示
していないが、例えば、プレス機械によりプレス
加工され連続している半製品をリールやドラムに
巻回し、この巻回された半製品をリールまたはド
ラムの回転により巻き解きながら別のプレス機械
や切断機械等に送り出す場合にも実施可能であ
る。また、加算用スイツチ及び減算用スイツチ
は、案内腕の揺動により直接作動するように設け
てあり、しかも、回転数加減装置に組込まれいて
もよい。更に、回転数加減装置は、加算用スイツ
チが入ると電圧が順次高くなり、減算用スイツチ
が入つたときは電圧が順次低くなり、これらのス
イツチが切れるとその時まで発生していた電圧を
保持するものであつてもよい。しかし、この回転
数加減装置を使用する場合は、ターンテーブルを
回転するためのモータも電圧によつてその回転数
が増減するものを使用することが肝要である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、巻回されている
長尺物の巻径が大きいとき、即ち、長尺物の巻回
残存量が多いときは、ターンテーブル等の回転が
遅く、長尺物の巻径が小さくなるに従つて、即
ち、その巻回残存量の減少に従つてターンテーブ
ル等が次第に早く回転するようになるから、長尺
物が弛み過ぎたり、移動する欠点もなく、プレス
機械等の必要量に応じて長尺物を常に一定の速度
で、しかも、連続的に送り出すことができる。ま
た、案内腕の揺動に追従してモータの回転数が直
ちに増減し、しかも、案内腕の揺動が微少であつ
て平衡速度のときに案内腕が停止状態になるか
ら、長尺物機械を送り出す平衡速度を自由に設定
し得る他、案内腕の揺動による危険もない等、長
尺物の連続送出装置として幾多の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る長尺物の連続送出装置の一
実施例を示し、第1図は1部分を切除した斜視
図、第2図は説明図、第3図は案内腕の揺動状態
を従来の装置と比較した説明図である。 図中1は加工材料、2はターンテーブル、3は
プレス機械、4は案内腕、5は加算用スイツチ、
6は減算用スイツチ、7は回転数加減装置、8は
モータ、10は支柱を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻回された長尺物をターンテーブル等の回転に
    より巻き解きながらプレス機械等に送り出す長尺
    物の連続送出装置において、支柱等に枢支され、
    かつ、上記長尺物を掛架してそれをプレス機械等
    に導く案内腕と、該案内腕の揺動により作動する
    加算用スイツチ及び減算用スイツチと、これらス
    イツチに接続してあつて、加算用スイツチが入る
    と周波数または電圧が順次高くなり、減算用スイ
    ツチが入ると周波数または電圧は順次低くなり、
    また、これらのスイツチが切れるとその時までに
    発生していた周波数または電圧を保持する回転数
    加減装置と、該回転数加減装置により回転数が増
    減するモータとを備え、該モータによつて前記タ
    ーンテーブル等を回転させるようにしたことを特
    徴とする長尺物の連続送出装置。
JP1986043651U 1986-03-25 1986-03-25 Expired JPH028929Y2 (ja)

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JP1986043651U JPH028929Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JP1986043651U JPH028929Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JPS62157761U JPS62157761U (ja) 1987-10-07
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Families Citing this family (2)

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JPH0747406Y2 (ja) * 1990-01-25 1995-11-01 正二 湯山 連続紙の張力調整装置
JP2006273440A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Fuji Seal International Inc シート繰出装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3476330A (en) * 1967-10-03 1969-11-04 Lear Siegler Inc Reel assembly

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