JP5192666B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED)を用いた発光装置に関するものである。
従来から、LEDと、LEDを駆動する駆動回路部と、LEDの光出力を検出する光検出素子と、光検出素子の出力が予め設定された目標値に保たれるように駆動回路部からLEDへ流れる電流をフィードバック制御する制御回路部とを備えた照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここにおいて、上記特許文献1には、図16に示すように、発光色の異なる複数種のLED101a,101b,101cを実装基板(ベース部材)102の一表面に形成した収納凹所102aの内底面に実装するとともに、実装基板102の上記一表面側に各LED101a,101b,101cを覆う形で各LED101a,101b,101cを封止する透明樹脂層103を設け、透明樹脂層103の側方に各LED101a,101b,101cから放射された光を検出するフォトダイオードからなる光検出素子104a,104b,104cが形成された光検出素子形成基板106を配置した発光装置が開示されている。
図16に示した構成の発光装置では、透明樹脂層103が、各LED101a,101b,101cから放射された光の一部を光検出素子104a,104b,104c側へ導光する機能を有するように透明樹脂層103の厚さ寸法を設定してある。また、図16に示した構成の発光装置では、各LED101a,101b,101cそれぞれの発光色の波長域の光を選択的に透過させる3つの分光フィルタ105a,105b,105cを各光検出素子104a,104b,104cの受光面側に択一的に設けてあり、各LED101a,101b,101cそれぞれの発光色の波長域の光を3つの光検出素子104a,104b,104cで同時かつ各別に検出することができるようになっている。したがって、図16に示した構成の発光装置を備えた照明装置では、制御回路部によって駆動回路部から各LED101a,101b,101cへ流れる電流それぞれをフィードバック制御することにより、各発光色ごとのLED101a,101b,101cの光出力の経時変化の違いなどによらず所望の光色や色温度の混色光(例えば、LED101aの発光色が赤色、LED101bの発光色が緑色、LED101cの発光色が青色であれば、白色光)を得ることができる。
また、上記特許文献1には、LED101aが発光する期間とLED101bが発光する期間とLED101cが発光する期間とが時系列的に現れるように、制御回路部によって駆動回路部を制御することにより、発光色の異なる複数種のLED101a,101b,101cの光出力を1つの光検出素子により各別に検出する技術も開示されている。
また、上記特許文献1には、図17に示すように、実装基板102の一表面に形成された各収納凹所102aの内底面に発光色が同じLED101を実装するとともに、実装基板102の上記一表面に光検出素子104を実装し、透明樹脂層103によって各LED101および光検出素子104を覆った構成の発光装置も提案されている。
特開2002−344031号公報
しかしながら、図17のように、一表面にLED101を収納する収納凹所102aが形成された実装基板102の上記一表面上に光検出素子104を実装し、透明樹脂層103によってLED101および光検出素子104を覆うようにした構成の発光装置では、実装基板102の上記一表面に光検出素子104を配置するためのスペースを別途に確保する必要があり、実装基板102の平面サイズが大きくなってしまい、プリント基板などの回路基板への実装面積が大きくなってしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、光検出素子を実装基板に設けながらも小型化が可能な発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDと、LEDを収納する収納凹所が一表面に形成され当該収納凹所の内底面にLEDが実装される実装基板とを備え、実装基板が収納凹所の周部から内方へ突出する突出部を有し、当該突出部にLEDから放射された光を検出する光検出素子が設けられてなるものであり、実装基板は、LEDチップが一表面側に搭載されるLED搭載用基板と、LED搭載用基板の上記一表面側に対向配置され光取出窓が形成されるとともに光検出素子が形成された光検出素子形成基板と、LED搭載用基板と光検出素子形成基板との間に介在し光取出窓に連通する開口窓が形成された中間層基板とで構成され、光検出素子形成基板において中間層基板の開口窓上に張り出した部位が、突出部を構成しており、突出部におけるLED搭載用基板との対向面側に光検出素子が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、LEDを収納する収納凹所が一表面に形成され当該収納凹所の内底面にLEDが実装される実装基板が、収納凹所の周部から内方へ突出する突出部を有し、当該突出部にLEDから放射された光を検出する光検出素子が設けられているので、実装基板の一表面側において収納凹所の周囲に光検出素子を配置するためのスペースを別途に確保する必要がなく、光検出素子を実装基板に設けながらも小型化が可能になる。また、この発明によれば、光検出素子へ外乱光が入射するのを防止することができ、光検出素子の出力のS/N比をより高めることが可能になる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、発光色の異なる複数のLEDが実装基板における収納凹所の内底面に実装されてなり、突出部には、各発光色のLEDそれぞれから放射された光を各別に検出する複数の光検出素子が設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、各光検出素子それぞれの出力に基づいて各発光色のLEDの光出力を各別に制御することが可能となり、所望の混色光を安定して得ることが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、実装基板は、他表面側の外部接続用電極とLEDとを電気的に接続する貫通孔配線、他表面側の別の外部接続用電極と光検出素子とを電気的に接続する別の貫通孔配線が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、実装基板の一表面側においてLEDと電気的に接続される配線を引き回す場合に比べて、実装基板の小型化を図れる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、実装基板は、LED搭載用基板、中間層基板、光検出素子形成基板がそれぞれシリコン基板を用いて形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、フォトダイオードのような光検出素子を実装基板中に容易に形成することが可能となり、低コスト化を図れる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、実装基板は、LED搭載用基板、中間層基板、光検出素子形成基板がそれぞれシリコンカーバイド基板を用いて形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、耐熱性を向上させることができる。
請求項6の発明は、LEDを駆動する駆動回路部と、光検出素子により検出された光強度が予め設定された目標値に保たれるように駆動回路部からLEDへ供給される電流を制御する制御回路部とが実装基板に集積化されてなることを特徴とする。
この発明によれば、実装基板とは別の基板に駆動回路部および制御回路部を設ける場合に比べて、駆動回路部および制御回路部を含めた発光装置の小型化を図ることができる。
請求項1の発明では、光検出素子を実装基板に設けながらも小型化が可能になるという効果がある。
(実施形態1)
以下、本実施形態の発光装置について図1〜図10に基づいて説明する。
本実施形態の発光装置は、可視光(例えば、赤色光、緑色光、青色光など)を放射する1つのLEDチップ1と、LEDチップ1を収納する収納凹所2aが一表面に形成され収納凹所2aの内底面にLEDチップ1が実装された実装基板2と、実装基板2の上記一表面側において収納凹所2aを閉塞する形で実装基板2に固着された透光性部材3と、実装基板2に設けられLEDチップ1から放射された光を検出する光検出素子4と、実装基板2の収納凹所2aに充填された透光性の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂など)からなりLEDチップ1および当該LEDチップ1に接続されたボンディングワイヤ14(図2参照)を封止した封止部5と備えている。ここで、実装基板2は、上記一表面側において収納凹所2aの周部から内方へ突出した庇状の突出部2cを有しており、当該突出部2cに光検出素子4が設けられている。なお、本実施形態では、実装基板2と透光性部材3とでパッケージを構成しているが、透光性部材3は、必ずしも設けなくてもよく、必要に応じて適宜設ければよい。
実装基板2は、図1〜図3に示すように、LEDチップ1が一表面側に搭載される矩形板状のLED搭載用基板20と、LED搭載用基板20の上記一表面側に対向配置され円形状の光取出窓41が形成されるとともに光検出素子4が形成された光検出素子形成基板40と、LED搭載用基板20と光検出素子形成基板40との間に介在し光取出窓41に連通する矩形状の開口窓31が形成された中間層基板30とで構成されており、LED搭載用基板20と中間層基板30と光検出素子形成基板40とで囲まれた空間が上記収納凹所2aを構成している。ここにおいて、LED搭載用基板20および中間層基板30および光検出素子形成基板40の外周形状は矩形状であり、中間層基板30および光検出素子形成基板40はLED搭載用基板20と同じ外形寸法に形成されている。また、光検出素子形成基板40の厚み寸法はLED搭載用基板20および中間層基板30の厚み寸法に比べて小さく設定されている。
本実施形態では、LEDチップ1がLEDを構成し、LED搭載用基板20が、LEDが実装されるLED実装部を構成し、中間層基板30と光検出素子形成基板40とが、LED実装部においてLEDが実装される領域の周部に設けられた壁部2bを構成し、光検出素子形成基板40において中間層基板30の開口窓31上に張り出した部位が、壁部2bの先端部から内方へ突出する突出部2cを構成している。
上述のLED搭載用基板20、中間層基板30、光検出素子形成基板40は、それぞれ、導電形がn形で主表面が(100)面のシリコン基板20a,30a,40aを用いて形成してあり、中間層基板30の内側面が、アルカリ系溶液(例えば、TMAH溶液、KOH溶液など)を用いた異方性エッチングにより形成された(111)面により構成されており(つまり、中間層基板30は、開口窓31の開口面積がLED搭載用基板20から離れるにつれて徐々に大きくなっており)、LEDチップ1から放射された光を前方へ反射するミラー2dを構成している。要するに、本実施形態では、中間層基板30がLEDチップ1から側方へ放射された光を前方へ反射させる枠状のリフレクタを兼ねている。
LED搭載用基板20は、図4および図5に示すように、シリコン基板20aの一表面側(図4(c)における左面側)に、LEDチップ1の両電極それぞれと電気的に接続される2つの導体パターン25a,25aが形成されるとともに、中間層基板30に形成された後述の2つの貫通孔配線34,34を介して光検出素子4と電気的に接続される2つの導体パターン25b,25bが形成されており、各導体パターン25a,25a,25b,25bとシリコン基板20aの他表面側(図4(c)における右面側)に形成された4つの外部接続用電極27a,27a,27b,27bとがそれぞれ貫通孔配線24を介して電気的に接続されている。また、LED搭載用基板20は、シリコン基板20aの上記一表面側に、中間層基板30と接合するための接合用金属層29も形成されている。
本実施形態におけるLEDチップ1は、結晶成長用基板として導電性基板を用い厚み方向の両面に電極(図示せず)が形成された可視光LEDチップである。そこで、LED搭載用基板20は、LEDチップ1が電気的に接続される2つの導体パターン25a,25aのうちの一方の導体パターン25aを、LEDチップ1がダイボンディングされる矩形状のダイパッド部25aaと、ダイパッド部25aaに連続一体に形成され貫通孔配線24との接続部位となる引き出し配線部25abとで構成してある。要するに、LEDチップ1は、上記一方の導体パターン25aのダイパッド部25aaにダイボンディングされており、ダイパッド部25aa側の電極がダイパッド部25aaに接合されて電気的に接続され、光取り出し面側の電極がボンディングワイヤ14を介して他方の導体パターン25aと電気的に接続されている。
また、LED搭載用基板20は、シリコン基板20aの上記他表面側に、シリコン基板20aよりも熱伝導率の高い金属材料からなる矩形状の放熱用パッド部28が形成されており、ダイパッド部25aaと放熱用パッド部28とがシリコン基板20aよりも熱伝導率の高い金属材料(例えば、Cuなど)からなる複数(本実施形態では、9つ)の円柱状のサーマルビア26を介して熱的に結合されており、LEDチップ1で発生した熱が各サーマルビア26および放熱用パッド部28を介して放熱されるようになっている。
ところで、LED搭載用基板20は、シリコン基板20aに、上述の4つの貫通孔配線24それぞれが内側に形成される4つの貫通孔22aと、上述の9つのサーマルビア26それぞれが内側に形成される9つの貫通孔22bとが厚み方向に貫設され、シリコン基板20aの上記一表面および上記他表面と各貫通孔22a,22bの内面とに跨って熱酸化膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜23が形成されており、各導体パターン25a,25a,25b,25b、接合用金属層29、各外部接続用電極27a,27a,27b,27b、放熱用パッド部28、各貫通孔配線24および各サーマルビア26がシリコン基板20aと電気的に絶縁されている。
ここにおいて、各導体パターン25a,25a,25b,25b、接合用金属層29、各外部接続用電極27a,27a,27b,27b、放熱用パッド部28は、絶縁膜23上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されており、同時に形成してある。なお、本実施形態では、絶縁膜23上のTi膜の膜厚を15〜50nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。また、各Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、各Au膜と絶縁膜23との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。また、貫通孔配線24およびサーマルビア26の材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Niなどを採用してもよい。
中間層基板30は、図6および図7に示すように、シリコン基板30aの一表面側(図6(c)における右面側)に、LED搭載用基板20の2つの導体パターン27b,27bと接合されて電気的に接続される2つの導体パターン35,35が形成されるとともに、LED搭載用基板20の接合用金属層29と接合される接合用金属層36が形成されている。また、中間層基板30は、シリコン基板30aの他表面側(図6(c)における左面側)に、貫通孔配線34,34を介して導体パターン35,35と電気的に接続される導体パターン37,37が形成されるとともに、光検出素子形成基板40と接合するための接合用金属層38が形成されている。
また、中間層基板30は、上述の2つの貫通孔配線34それぞれが内側に形成される2つの貫通孔32がシリコン基板30aの厚み方向に貫設され、シリコン基板30aの上記一表面および上記他表面と各貫通孔32の内面とに跨って熱酸化膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜33が形成されており、各導体パターン35,35,37,37および各接合用金属層36,38がシリコン基板30aと電気的に絶縁されている。ここにおいて、各導体パターン35,35,37,37および各接合用金属層36,38は、絶縁膜33上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されており、同時に形成してある。なお、本実施形態では、絶縁膜33上のTi膜の膜厚を15〜50nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。ここにおいて、各Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、各Au膜と絶縁膜33との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。また、貫通孔配線34の材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Niなどを採用してもよい。
光検出素子形成基板40は、図8および図9に示すように、シリコン基板40aの一表面側(図8(c)における右面側)に、中間層基板30の2つの導体パターン37,37と接合されて電気的に接続される2つの導体パターン47a,47bが形成されるとともに、中間層基板30の接合用金属層38と接合される接合用金属層48が形成されている。ここにおいて、光検出素子4は、フォトダイオードにより構成されており、光検出素子形成基板40に形成された2つの導体パターン47a,47bの一方の導体パターン47a(図9における上側の導体パターン47a)は、光検出素子4を構成するフォトダイオードのp形領域4aに電気的に接続され、他方の導体パターン47b(図9における下側の導体パターン47b)は、上記フォトダイオードのn形領域4bを構成するシリコン基板40aに電気的に接続されている。
また、光検出素子形成基板40は、シリコン基板40aの上記一表面側にシリコン酸化膜からなる絶縁膜43が形成されており、当該絶縁膜43がフォトダイオードの反射防止膜を兼ねている。また、光検出素子形成基板40は、上記一方の導体パターン47aが、絶縁膜43に形成したコンタクトホール43aを通してp形領域43aと電気的に接続され、上記他方の導体パターン47bが絶縁膜43に形成したコンタクトホール43bを通してn形領域4bと電気的に接続されている。ここにおいて、各導体パターン47a,47bおよび接合用金属層48は、絶縁膜43上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されており、同時に形成してある。なお、本実施形態では、絶縁膜43上のTi膜の膜厚を15〜50nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。ここにおいて、各Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、各Au膜と絶縁膜43との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。
上述の実装基板2の形成にあたっては、例えば図10に示すように、光検出素子4、絶縁膜43、各導体パターン47a,47b、および接合用金属層48が形成されたシリコン基板40aと中間層基板30とを低温での直接接合が可能な常温接合法などにより接合する第1の接合工程を行った後、シリコン基板40aを所望の厚みまで研磨する研磨工程を行い、その後、誘導結合プラズマ(ICP)型のドライエッチング装置などを用いてシリコン基板40aに光取出窓41を形成する光取出窓形成工程を行うことで光検出素子形成基板40を完成させてから、LEDチップ1が実装されボンディングワイヤ14の結線が行われたLED搭載用基板20と中間層基板30とを常温接合法などにより接合する第2の接合工程を行うようにすればよい。なお、常温接合法では、接合前に互いの接合表面へアルゴンのプラズマ若しくはイオンビーム若しくは原子ビームを真空中で照射して各接合表面の清浄化・活性化を行ってから、接合表面同士を接触させ、常温下で直接接合する。
上述の第1の接合工程では、シリコン基板40aの接合用金属層48と中間層基板30の接合用金属層38とが接合されるとともに、シリコン基板40aの導体パターン47a,47bと中間層基板30の導体パターン37,37とが接合され電気的に接続される。ここで、導体パターン47a,47bと導体パターン37,37との接合部位は、貫通孔配線34に重なる領域からずらしてあるので、導体パターン47a,47bと導体パターン37,37との互いの接合面の平坦度を高めることができ、接合歩留まりを高めることができるとともに接合信頼性を高めることができる。また、第2の接合工程では、LED搭載用基板20の接合用金属層29と中間層基板30の接合用金属層36とが接合されるとともに、LED搭載用基板20の導体パターン25b,25bと中間層基板30の導体パターン35,35とが接合され電気的に接続される。ここで、導体パターン25b,25bと導体パターン35,35との接合部位は、貫通孔配線24に重なる領域および貫通孔配線34に重なる領域からずらしてあるので、導体パターン25b,25bと導体パターン35,35との互いの接合面の平坦度を高めることができ、接合歩留まりを高めることができるとともに接合信頼性を高めることができる。
また、上述の透光性部材3は、透光性材料(例えば、シリコーン、アクリル樹脂、ガラスなど)からなる透光性基板を用いて形成してある。ここで、透光性部材3は、実装基板2と同じ外周形状の矩形板状に形成されており、実装基板2側とは反対の光取り出し面に、LEDチップ1から放射された光の全反射を抑制する微細凹凸構造が形成されている。ここにおいて、透光性部材3の光取り出し面に形成する微細凹凸構造は、多数の微細な凹部が2次元周期構造を有するように形成されている。なお、上述の微細凹凸構造は、例えば、レーザ加工技術やエッチング技術やインプリントリソグラフィ技術などを利用して形成すればよい。また、微細凹凸構造の周期は、LEDチップ1の発光ピーク波長の1/4〜100倍程度の範囲で適宜設定すればよい。
本実施形態の発光装置の製造にあたっては、上述の各シリコン基板20a,30a,40aとして、それぞれLED搭載用基板20、中間層基板30、光検出素子形成基板40を多数形成可能なシリコンウェハを用いるとともに、上述の透光性基板として透光性部材3を多数形成可能なウェハ状のもの(透光性ウェハ)を用い、上述の第1の接合工程、研磨工程、第2の接合工程、光取出窓形成工程、第2の接合工程、実装基板2の収納凹所2aに封止樹脂を充填して封止部5を形成する封止部形成工程、封止部形成工程の後で実装基板2と透光性部材3とを接合する第3の接合工程などの各工程をウェハレベルで行うことでウェハレベルパッケージ構造体を形成してから、ダイシング工程により実装基板2のサイズに分割されている。したがって、LED搭載用基板20と中間層基板30と光検出素子形成基板40と透光性部材3とが同じ外形サイズとなり、小型のパッケージを実現できるとともに、製造が容易になる。また、中間層基板30におけるミラー2dと光検出素子形成基板40における光検出素子4との相対的な位置精度を高めることができ、LEDチップ1から側方へ放射された光がミラー2dにより反射されて光検出素子4へ導かれる。
以上説明した本実施形態の発光装置では、LEDチップ1を収納する収納凹所2aが一表面に形成され当該収納凹所2aの内底面にLEDチップ1が実装される実装基板2が、収納凹所2aの周部から内方へ突出する突出部2cを有し、当該突出部2cにLEDチップ1から放射された光を検出する光検出素子4が設けられているので、実装基板2の一表面側において収納凹所2aの周囲に光検出素子4を配置するためのスペースを別途に確保する必要がなく、光検出素子4を実装基板2に設けながらも小型化が可能になる。
また、本実施形態の発光装置では、実装基板2に、当該実装基板2の他表面側の外部接続用電極27aとLEDチップ1とを電気的に接続する貫通孔配線24が形成されているので、実装基板2の一表面側においてLEDチップ1と電気的に接続される配線を引き回す場合に比べて、実装基板2の小型化を図れる。また、本実施形態では、実装基板2を複数のシリコン基板20a,30a,40aを用いて形成しているので、フォトダイオードのような光検出素子4を実装基板2中に容易に形成することが可能となり、低コスト化を図れる。
また、本実施形態の発光装置は、実装基板2に光検出素子4が設けられているので、例えば、LEDチップ1として赤色LEDチップを採用した発光装置と、LEDチップ1として緑色LEDチップを採用した発光装置と、LEDチップ1として青色LEDチップを採用した発光装置とを同一の回路基板上に近接して配置して、当該回路基板に各発光装置のLEDチップ1を駆動する駆動回路部と、各光検出素子4により検出される光強度がそれぞれの目標値に保たれるように駆動回路部から各発光色のLEDチップ1に流れる電流をフィードバック制御する制御回路部などを設けておくことにより、各光検出素子4それぞれの出力に基づいて各発光色のLEDチップ1の光出力を各別に制御することができ、各発光色ごとのLEDチップ1の光出力の経時変化の違いなどによらず混色光(ここでは、白色光)の光色や色温度の精度を向上することができる。要するに、所望の混色光を安定して得ることができる。
また、本実施形態の発光装置では、光検出素子4の受光面へ外乱光が入射するのを防止することができ、光検出素子4の出力のS/N比をより高めることが可能になる。
また、図17に示した従来構成では、透明樹脂層103と空気との界面でLED101からの光の一部を全反射させる必要があるのに対して、本実施形態の発光装置では、透光性部材3の光取り出し面に、LEDチップ1から放射された光の全反射を抑制する微細凹凸構造が形成されているので、透光性部材3における実装基板2側とは反対に存在する媒質(空気)と透光性部材3との屈折率差に起因した光の全反射を抑制することができ、光取り出し効率を高めることができる。
また、本実施形態では、実装基板2の形成にあたって上述の各接合工程において、低温での直接接合が可能な常温接合法を採用しているので、各接合工程でLEDチップ1のジャンクション温度が最大ジャンクション温度を超えるのを防止することができる。
また、本実施形態の発光装置では、実装基板2のLED搭載用基板20にLEDチップ1と熱結合するサーマルビア26を設けてあるので、LEDチップ1で発生した熱を効率よく外部へ逃がすことができ、LEDチップ1のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。
なお、本実施形態では、実装基板2の収納凹所2aの内底面に1つのLEDチップ1を実装してあるが、LEDチップ1の数は特に限定するものではなく、発光色が同じ複数のLEDチップ1を収納凹所2aの内底面に実装するようにしてもよい。
(実施形態2)
以下、本実施形態の発光装置について図11〜図14に基づいて説明する。
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであり、実装基板2の収納凹所2aの内底面に互いに発光色の異なる複数(図示例では、4つ)のLEDチップ1a,1b,1c,1dが実装され、光検出素子形成基板40に、各発光色のLEDチップ1a〜1dそれぞれから放射された光を各別に検出する複数の光検出素子4(図示例では、4つ)が設けられている点などが相違する。ここにおいて、本実施形態では、LEDチップ1a,1b,1c,1dとして、それぞれ、赤色LEDチップ、緑色LEDチップ、青色LEDチップ、黄色LEDチップを採用しており、赤色光と緑色光と青色光と黄色光の混色光として白色光を得ることができる。ただし、各LEDチップ1a〜1dの発光色は特に限定するものではなく、所望の混色光に応じて適宜選択すればよい。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の発光装置は、各光検出素子4において対応するLEDチップ1a〜1dから放射された光のみを選択的に検出可能とするために、各LEDチップ1a〜1dそれぞれから放射される光の放射範囲を制限する十字状の遮光壁39を中間層基板30に連続一体に形成してある。要するに、本実施形態の発光装置では、中間層基板30の開口窓31が遮光壁39によって4つの小空間31aに分けられている。ここにおいて、本実施形態では、中間層基板30における遮光壁39がアルカリ系溶液を用いた異方性エッチングにより開口窓31と同時に形成されており、遮光壁39の各側面が開口窓31の内側面と同様に(111)面となっているので、遮光壁39の各側面がLEDチップ1a〜1dから放射された光を前方へ反射するミラーとして機能する。
しかして、本実施形態の発光装置では、各発光色のLEDチップ1a〜1dから同時に放射された光を各光検出素子4にて各別に精度良く検出することができ、各光検出素子4それぞれの出力に基づいて各発光色のLEDチップ1a〜1dの光出力を各別に制御することが可能となり、所望の混色光を安定して得ることが可能となる。すなわち、本実施形態の発光装置を実装する回路基板などに、各LEDチップ1a〜1dを駆動する駆動回路部、各光検出素子4により検出される光強度がそれぞれの目標値に保たれるように駆動回路部から各LEDチップ1a〜1dに流れる電流をフィードバック制御する制御回路部などを設けておくことにより、各光検出素子4それぞれの出力に基づいて各発光色のLEDチップ1a〜1dの光出力を各別に制御することができ、各発光色ごとのLEDチップ1a,1b,1c,1dの光出力の経時変化の違いなどによらず混色光(ここでは、白色光)の光色や色温度の精度を向上することができる。
(実施形態3)
本実施形態の発光装置の基本構成は実施形態1と略同じであり、図15に示すように、互いに発光色の異なる複数(図示例では、3つ)のLEDチップ1a,1b,1cが実装基板(ベース部材)2の収納凹所2aの内底面に実装されている点などが相違する。ここにおいて、本実施形態では、LEDチップ1a,1b,1cとして、それぞれ、赤色LEDチップ、緑色LEDチップ、青色LEDチップを採用しており、赤色光と緑色光と青色光との混色光として白色光を得ることができる。ただし、各LEDチップ1a〜1cの発光色は特に限定するものではなく、所望の混色光に応じて適宜選択すればよい。また、実施形態1では、LEDチップ1がフェースアップで実装されているが、本実施形態では、各LEDチップ1a,1b,1cがフェースダウンで実装されて各導体パターン25a,25aと電気的に接続されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の発光装置は、光検出素子形成基板40に、各LEDチップ1a,1b,1cそれぞれから放射された光を各別に検出する複数(ここでは、3つ)の光検出素子4を設けてあり(ただし、図15では、光検出素子4は1つしか図示されていない)、各LEDチップ1a,1b,1cそれぞれの発光色の波長域の光を選択的に透過させる3つの分光フィルタ(図示せず)を各光検出素子4の受光面側に択一的に設けてあり、各LEDチップ1a,1b,1cそれぞれの発光色の波長域の光を3つの光検出素子4で同時かつ各別に精度良く検出することができるようになっている。
また、本実施形態の発光装置は、実施形態1にて形成した中間層基板30を設ける代わりに、シリコン基板20a’を用いて形成するLED搭載用基板20に、LEDチップ1a〜1cを収納する凹部21を設けてあり、LED搭載用基板20に形成された凹部21と、光検出素子形成基板40に形成された光取出窓41とで実装基板2の収納凹所2aを構成している。なお、本実施形態の発光装置は、収納凹所2a内にLEDチップ1a〜1cを封止する封止樹脂からなる封止部5を設けてあるが、封止部5は必ずしも設ける必要はない。
また、本実施形態の発光装置では、透光性部材3の光取り出し面に複数の半球状の凸部3cを2次元アレイ状に設けることにより上記微細凹凸構造を形成してある。
また、本実施形態の発光装置は、光検出素子形成基板40に、各LEDチップ1a〜1cを駆動する駆動回路部(電流供給部)6と、各光検出素子4の出力が目標値に保たれるように駆動回路部6から各LEDチップ1a〜1cそれぞれへ流す電流を制御する集積回路からなる制御回路部(制御部)7とを設けてあり、制御回路部7と各光検出素子4および駆動回路部6とが電気的に接続され、駆動回路部6と各LEDチップ1a〜1cとが電気的に接続されている。なお、駆動回路部6および制御回路部7は、LED搭載用基板20の貫通孔配線24を介して電気的に接続した外部接続用電極27c,27dを通して外部から電源供給されるようになっている。
制御回路部7は、目標の混色光に対応した赤色光、緑色光、青色光それぞれの光出力の目標値(例えば、基準値±10%の規定範囲)を記憶するメモリからなる記憶部(図示せず)と、各光検出素子4の出力を記憶部に記憶されている目標値と比較する比較部(図示せず)と、比較部の比較結果に基づいて各光検出素子4の出力を各別の目標値に保つための各発光色ごとの調整信号を駆動回路部6へ出力する調整部(図示せず)とを備えている。これに対して、駆動回路部6は、各発光色のLEDチップ1a〜1cそれぞれへ供給する電流をPWM変調して供給するように構成されており、制御回路部7の調整部から光強度の増加を指示する調整信号が入力された場合には、パルス幅を広くし、調整部から光強度の減少を指示する調整信号が入力された場合には、パルス幅を狭くする。したがって、本実施形態の発光装置では、駆動回路部6から各LEDチップ1a〜1cへ供給する電流の大きさを変化させることなくパルス幅の変更のみで各LEDチップ1a〜1cの光出力を調整することができるので、各LEDチップ1a〜1cでの電流負荷が大きくなるのを防止することができ、各LEDチップ1a〜1cの長寿命化を図れる。
なお、本実施形態では、各LEDチップ1a〜1cの発光色が異なっているが、各LEDチップ1a〜1cの発光色を同じとして(例えば、各LEDチップ1a〜1cの発光色を赤色、青色、緑色のいずれか1色にして)、光検出素子4を1つだけ設けるようにしてもよい(この場合、光検出素子4の受光面側のフィルタが不要となることは勿論である)。
(実施形態4)
本実施形態の発光装置の基本構成は図15に示した実施形態3と略同じなので図示を省略する。
本実施形態の発光装置は、各LEDチップ1a,1b,1cとして青色LEDチップを採用するとともに、透光性部材3に、LEDチップ1a〜1cから放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体を添加してあり、光検出素子4を1つだけ設けて青色光を検出するようにしている点などが実施形態3と相違する。なお、黄色蛍光体としては、例えば、YAG系の蛍光体、BaSiOなどのアルカリ土類珪酸塩系の蛍光体、YAl12などのアルミネート系の蛍光体、CaBOClなどのファロボレート系の蛍光体などを採用すればよい。
しかして、本実施形態の発光装置では、各LEDチップ1a〜1cから放射された青色光と黄色蛍光体から放射された黄色光との混色光からなる白色光を得ることができる。なお、透光性部材3に添加する蛍光体は黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを添加しても、白色光を得ることができる。
(実施形態5)
本実施形態の発光装置の基本構成は図15に示した実施形態3と略同じなので図示を省略する。
実施形態3では、LEDチップ1a,1b,1cとして、それぞれ、赤色LEDチップ、緑色LEDチップ、青色LEDチップを採用していたのに対し、本実施形態では、LEDチップ1bとして緑色LEDチップに代えて青色LEDチップを採用するとともに、透光性部材3において、LEDチップ1bに対応する部位の光入射面側に、LEDチップ1bから放射された青色光によって励起されてブロードな緑色系の光を放射する緑色蛍光体からなる蛍光体層が形成されている点、光検出素子4を2つだけ設けて青色光と赤色光とを各別に検出するようにしている点などが相違する。なお、蛍光体層の形成にあたっては、例えば、スパッタ法や蒸着法などにより形成してもよいし、蛍光体を添加した透光性材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を途布するようにしてもよいし、蛍光体を添加した透光性材料をシート状に成形して固着するようにしてもよい。
しかして、本実施形態の発光装置では、LEDチップ1aから放射される赤色光とLEDチップ1b,1cから放射される青色光と緑色蛍光体から放射される緑色光との混色光からなる白色光を得ることができ、実施形態4の発光装置に比べて演色性の高い白色光を得ることが可能となる。なお、本実施形態では、蛍光体層を透光性部材3における光入射面側に設けてあるが、透光性部材3における光出射面側に設けるようにしてもよい。また、蛍光体層を設ける代わりに、透光性部材3においてLEDチップ1bに対応する部位に選択的に緑色蛍光体を添加するようにしてもよい。
なお、実施形態4,5における各LEDチップ1a〜1cの発光色と蛍光体の発光色との組み合わせは上述の組み合わせに限らず、所望の混色光に応じて適宜選択すればよい。
また、上記各実施形態1〜5では、実装基板2が複数のシリコン基板(Si基板)を用いて形成されているが、各シリコン基板の代わりにシリコンカーバイド基板(SiC基板)を用いれば、耐熱性を向上させることができる。また、SiCの方がSiに比べて熱伝導率が高いので、実装基板2の放熱性を高めることができる。
実施形態1の発光装置の概略断面図である。 同上の発光装置の概略分解斜視図である。 同上における実装基板を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A’概略断面図、(c)は(a)のB−B’概略断面図である。 同上におけるLED搭載用基板を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A’概略断面図、(c)は(a)のB−B’概略断面図である。 同上におけるLED搭載用基板の概略下面図である。 同上における中間層基板を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A’概略断面図、(c)は(a)のB−B’概略断面図である。 同上における中間層基板の概略下面図である。 同上における光検出素子形成基板を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A’概略断面図、(c)は(a)のB−B’概略断面図である。 同上における光検出素子形成基板の概略下面図である。 同上における実装基板の形成方法の説明図である。 実施形態2の発光装置の概略断面図である。 同上の発光装置の概略分解斜視図である。 同上の発光装置の要部概略平面図である。 同上における光検出素子形成基板の概略下面図である。 実施形態3の発光装置の概略断面図である。 従来例を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A’概略断面図である。 他の従来例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 LEDチップ(LED)
1a〜1d LEDチップ(LED)
2 実装基板
2a 収納凹所
2b 壁部
2c 突出部
4 光検出素子
5 封止部
6 駆動回路部
7 制御回路部
20 LED搭載用基板
24 貫通孔配線
27a,27b,27c,27d 外部接続用電極
30 中間層基板
34 貫通孔配線
40 光検出素子形成基板

Claims (6)

  1. LEDと、LEDを収納する収納凹所が一表面に形成され当該収納凹所の内底面にLEDが実装される実装基板とを備え、実装基板が収納凹所の周部から内方へ突出する突出部を有し、当該突出部にLEDから放射された光を検出する光検出素子が設けられてなるものであり、実装基板は、LEDチップが一表面側に搭載されるLED搭載用基板と、LED搭載用基板の上記一表面側に対向配置され光取出窓が形成されるとともに光検出素子が形成された光検出素子形成基板と、LED搭載用基板と光検出素子形成基板との間に介在し光取出窓に連通する開口窓が形成された中間層基板とで構成され、光検出素子形成基板において中間層基板の開口窓上に張り出した部位が、突出部を構成しており、突出部におけるLED搭載用基板との対向面側に光検出素子が形成されてなることを特徴とする発光装置。
  2. 発光色の異なる複数のLEDが実装基板における収納凹所の内底面に実装されてなり、突出部には、各発光色のLEDそれぞれから放射された光を各別に検出する複数の光検出素子が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 実装基板は、他表面側の外部接続用電極とLEDとを電気的に接続する貫通孔配線、他表面側の別の外部接続用電極と光検出素子とを電気的に接続する別の貫通孔配線が形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の発光装置。
  4. 実装基板は、LED搭載用基板、中間層基板、光検出素子形成基板がそれぞれシリコン基板を用いて形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 実装基板は、LED搭載用基板、中間層基板、光検出素子形成基板がそれぞれシリコンカーバイド基板を用いて形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. LEDを駆動する駆動回路部と、光検出素子により検出された光強度が予め設定された目標値に保たれるように駆動回路部からLEDへ供給される電流を制御する制御回路部とが実装基板に集積化されてなることを特徴とする請求項4または請求項5記載の発光装置。
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