JP2010034240A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDチップの経時変化に起因した寿命時期を精度よく求めることができる照明装置を提供する。
【解決手段】光検出素子4で計測されたLEDチップ1の光出力は、照明器具100に設けられている制御回路160に伝送され制御回路160内の記憶手段に一時記憶される。記憶手段には、LEDチップ1に流れる電流とLEDチップ1の光出力との関係に経時変化レベルを対応付けた特性データが予め記憶されている。制御回路160には、LEDチップ1に流れる電流値と光検出素子4で検出されたLEDチップ1の光出力との関係、および上述の特性データに基づいて経時変化レベルを求める監視手段としての機能が備わっている。求まった経時変化レベルは、照明器具100からコントローラCRに通知され、コントローラCRに設けられている表示部にて表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)チップを光源として備えた照明装置に関するものである。
従来から、この種の照明装置として、LEDチップおよび実装基板を具備し、実装基板の一表面側に形成された収納凹所の内底面にLEDチップを実装し、透光性を有する合成樹脂製の封止材にてLEDチップを封止して成る発光装置を備えたものが知られている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1には、LEDチップの経時変化の影響によるLEDチップからの光出力の変化を抑制し、LEDチップの光出力を略一定に保つことができるように、LEDチップの光出力を検出する光検出素子(たとえばフォトダイオード)を設け、この光検出素子にて検出される光強度が目標値に保たれるようにLEDチップに流れる電流をフィードバック制御することが記載されている。
ここで、光検出素子は一般的には実装基板と別に設けられるが、この場合、光検出素子の設置スペースが必要になるため、照明装置の占有スペースが大きくなってしまうという問題がある。特に、光検出素子は、LEDチップからの光を検出しやすいようにLEDチップの前方に配置することが望ましいが、このような配置にすると光検出素子がLEDチップの出力光を遮る形となって邪魔になる。さらに、LEDチップの光出力と光検出素子の出力とのいずれも周囲温度の影響を受けるため、LEDチップと光検出素子との温度環境が異なる場合、光出力の正確な計測が困難になるという問題もある。すなわち、LEDチップと光検出素子との間に温度差がある場合、たとえ光検出素子の周囲温度を測定し当該測定結果に基づいて光検出素子の出力を補正するようにしても、LEDチップの実際の光出力に対する光検出素子の測定値は前記温度差の影響を受けるため、正確な測定結果は得られない。
また、LEDチップと同じ実装基板の一表面上に光検出素子を実装することも提案されているが、この構成では、実装基板の一表面上における収納凹所の周囲に光検出素子を実装するためのスペースを確保する必要があり、実装基板の平面サイズが大きくなってしまうという問題がある。さらに、実装基板に複数のLEDチップを実装する場合、光検出素子から各LEDチップまでの距離にばらつきがあることで、光出力の検出精度が低くなることもある。
これに対して、特許文献1の発明では、実装基板が収納凹所の周部から内方へ突出する張出部を有し、当該張出部に光検出素子を配設する構成を採用している。これにより、LEDチップと光検出素子とを同一の実装基板に設けながらも、光検出素子を実装するためのスペースを収納凹所の周囲に確保する必要がなく、実装基板の平面サイズの大型化を回避できる。また、実装基板上に複数のLEDチップを実装する場合でも、各光検出素子の近傍に光検出素子が設けられるので、光出力の検出精度を高めることができる。
ところで、LEDチップは、白熱電球等の光源に比べて長寿命であることが知られているが、上述したように経時変化によりその光出力が低下するものであるから、経時変化がある程度進んで寿命末期に達したLEDチップを使い続けることは、発光効率の面からも好ましくない。したがって、LEDチップを光源とする照明装置であっても、LEDチップの寿命末期には、発光装置あるいは照明器具全体を交換するなどの適切な措置が必要となる。
特開2007−294834号公報
しかしながら、特許文献1に記載の照明装置では、上述したフィードバック制御によって、LEDチップの光出力を目標値に保つことができるものの、実際にLEDチップにどの程度の経時変化(劣化)が生じているのかを判断することはできず、ユーザにおいては、光出力の低下を実感することもできないので、LEDチップの寿命時期を知ることができず、LEDチップの寿命末期における適切な措置をとることは困難である。また、LEDチップの累積点灯時間を経時し、当該累積点灯時間が所定の寿命時間に達したときに寿命と判断することも考えられるが、点灯時間が同じであっても、LEDチップの使用環境や個体差などにより経時変化の程度は異なるので、この方法で経時変化に起因した寿命時期を精度よく求めることは難しい。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、LEDチップの経時変化に起因した寿命時期を精度よく求めることができる照明装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、一表面側に収納凹所が形成された実装基板と、収納凹所に収納される形で収納凹所の内底面に実装されたLEDチップとを具備し、収納凹所の周部から収納凹所の内方へ突出する形に形成された張出部にLEDチップの光出力を計測する光検出素子が配設された発光装置と、LEDチップの経時変化の程度を示す経時変化レベルをLEDチップに流れる電流とLEDチップの光出力との関係に対応付けた特性データを記憶した記憶手段と、LEDチップに流れる電流と光検出素子の出力との関係および特性データに基づいて経時変化レベルを求める監視手段と、監視手段で求めた経時変化レベルを報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、監視手段がLEDチップの経時変化の程度を示す経時変化レベルを求め、求まった経時変化レベルを報知手段が報知するので、ユーザにおいては、LEDチップの経時変化レベルからLEDチップの寿命時期を知ることができ、LEDチップの寿命末期に発光装置を交換するなどの適切な処置をとることが可能となる。また、監視手段は、LEDチップに流れる電流と光検出素子の出力との関係および記憶手段に記憶されている特性データに基づいて経時変化レベルを求めるので、単にLEDチップの累積点灯時間からLEDチップの寿命時期を判断する場合に比べて、精度よく寿命時期を求めることができる。なお、実装基板の収納凹所の周部から収納凹所の内方へ突出する形の張出部に光検出素子が配設されているので、LEDチップと光検出素子とを同一の実装基板に設けながらも、光検出素子を実装するためのスペースを収納凹所の周囲に確保する必要がなく、実装基板の平面サイズの大型化を回避できる。また、実装基板上に複数のLEDチップを実装する場合でも、各光検出素子の近傍に光検出素子が設けられるので、光出力の検出精度を高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記記憶手段には、前記LEDチップに流れる電流を所定値としたときのLEDチップの光出力と前記経時変化レベルとの対応関係が前記特性データとして記憶されており、前記監視手段が、LEDチップに流れる電流を前記所定値とした状態で、前記光検出素子の出力および特性データに基づいて経時変化レベルを求めることを特徴とする。
この構成によれば、LEDチップを流れる電流が既知であるから、光検出素子の出力と特性データとを用いるだけで経時変化レベルを求めることができ、経時変化レベルを求めるための演算処理が簡単になる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記記憶手段には、前記LEDチップの光出力を予め設定された目標値としたときのLEDチップに流れる電流と前記経時変化レベルとの対応関係が前記特性データとして記憶されており、前記発光装置が、前記光検出素子で検出されるLEDチップの光出力が前記目標値に維持されるようにLEDチップに流す電流を制御する出力補正手段を具備し、前記監視手段が、LEDチップに流れる電流および前記特性データに基づいて経時変化レベルを求めることを特徴とする。
この構成によれば、LEDチップの光出力が既知であるから、LEDチップに流れる電流と特性データとを用いるだけで経時変化レベルを求めることができ、経時変化レベルを求めるための演算処理が簡単になる。
本発明は、LEDチップの経時変化レベルを監視手段にて求め、当該経時変化レベルを報知手段にて報知するので、LEDチップの経時変化に起因した寿命時期を精度よく求めることができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態の照明装置は、図1(a)に示すように、それぞれ複数の発光装置A(図3参照)を器具本体110に収容して成る複数台の照明器具100と、これら複数台の照明器具100に電源を供給する電源ボックスPBと、電源ボックスPBに信号線(ここではDMX信号線)L1を介して接続され各照明器具100の点灯状態を制御するコントローラCRとを備えている。なお、電源ボックスPBおよびコントローラCRには商用電源(AC100V)から電力供給される。
器具本体110は、上面開口の箱状に形成されており、内部に発光装置Aを収納するとともに、開口面を覆う形で透光性カバー140が取り付けられることにより、発光装置Aの出力光が透光性カバー140を通して上方に取り出されるように構成されている。また、各照明器具100はそれぞれ発光装置Aへの通電量を制御する制御回路160を具備しており、当該制御回路160にはコントローラCRとの通信機能などが備わっている。さらに、詳しくは後述するが、各発光装置Aは発光色が互いに異なる複数種のLED(発光ダイオード)チップを光源としてそれぞれ有しており、照明器具100からは各種のLEDチップの出力光の混色により様々な光色の光を出力することができる。
コントローラCRは、照明器具100に対して制御信号を送ることによって、各照明器具100の点灯状態を個別に制御することができるものであって、たとえば照明器具100ごとに異なる光色の光を出力させたり、時間帯ごとに照明器具100の点灯状態(出力光、光色など)を変化させたりすることができる。
上述した照明装置は、照明器具100の各器具本体110を造営面等に固定した状態で使用され、コントローラCRで任意に照明光の光色を変化させることにより、屋内あるいは屋外において照明による様々な演出効果を得るために用いられる。
以下、上記照明装置に用いる発光装置Aについて図1(b)並びに図2ないし図4を参照して説明する。
発光装置Aは、発光色が異なる複数種(ここでは4種)のLEDチップ1と、各LEDチップ1を収納する収納凹所2aが一表面側に形成され当該収納凹所2aの内底面に各LEDチップ1が実装される実装基板2とを具備している。
ここで、実装基板2は、前記一表面側において収納凹所2aの周部から収納凹所2aの内方へ突出する庇状の張出部2cを有しており、当該張出部2cに、各LEDチップ1の出力光を個別に検出する複数(ここでは4つ)の光検出素子4が配設されている。さらに、実装基板2の前記一表面側には収納凹所2aを閉塞する形で透光性部材3が固着されるとともに、実装基板2の収納凹所2aには透光性の封止樹脂(たとえば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂など)からなる封止部5が充填され、当該封止部5にて各LEDチップ1および各LEDチップ1にそれぞれ接続されたボンディングワイヤ14を封止している。なお、本実施形態では、実装基板2と透光性部材3とでパッケージを構成しているが、透光性部材3は、必ずしも設けなくてもよく、必要に応じて適宜設ければよい。
ここにおいて、本実施形態では、LEDチップ1として、図2に示すように、発光色が赤色のLEDチップ1aと、発光色が緑色のLEDチップ1bと、発光色が青色のLEDチップ1cと、発光色がアンバー色(琥珀色)のLEDチップ1dとを採用しており、赤色光と緑色光と青色光とアンバー色光の混色光として白色光を得ることができる。ただし、各LEDチップ1の発光色は特に限定するものではなく、所望の混色光に応じて適宜選択すればよい。
発光装置Aの構成をさらに詳しく説明すると、実装基板2は、各LEDチップ1a〜1d(以下、個々を区別しないときには単にLEDチップ1という)が一表面側に搭載される矩形板状のLED搭載用基板20と、LED搭載用基板20の前記一表面側に対向配置され円形状の光取出窓41が形成されるとともに各光検出素子4が形成された光検出素子形成基板40と、LED搭載用基板20と光検出素子形成基板40との間に介在し光取出窓41に連通する矩形状の開口窓31が形成された中間層基板30とで構成されており、LED搭載用基板20と中間層基板30と光検出素子形成基板40とで囲まれた空間が前記収納凹所2aを構成している。なお、光取出窓41は円形状に限らず矩形状など他の形状であってもよい。
ここにおいて、中間層基板30と光検出素子形成基板40とはいずれも外周形状が矩形状であり、LED搭載用基板20と同じ外形寸法に形成されている。また、光検出素子形成基板40の厚み寸法はLED搭載用基板20および中間層基板30の厚み寸法に比べて小さく設定されている。ここでは、LED搭載用基板20が、各LEDチップ1a〜1dが搭載されるベース基板部を構成し、中間層基板30と光検出素子形成基板40とで、各LEDチップ1a〜1dを囲む形でベース基板部から突設された壁部2bを構成する。さらに、光取出窓41の開口面積は、中間層基板30の開口窓31における光検出素子形成基板40側の開口面積よりも小さく設定されており、光検出素子形成基板40において中間層基板30の開口窓31上に張り出した部位(つまり、光取出窓41の周囲)が、収納凹所2aの周部から収納凹所2aの内方へ突出する張出部2cを構成する。
上述のLED搭載用基板20、中間層基板30、光検出素子形成基板40は、それぞれ、導電形がn形で主表面が(100)面のシリコン基板20a,30a,40aを用いて形成してあり、中間層基板30の内側面が、アルカリ系溶液(たとえば、TMAH溶液、KOH溶液など)を用いた異方性エッチングにより形成された(111)面により構成されており(つまり、中間層基板30は、開口窓31の開口面積がLED搭載用基板20から離れるにつれて徐々に大きくなっており)、LEDチップ1a〜1dから側方(壁部2b側)へ放射された光を前方(張出部2c側)へ反射するミラー2dを構成している。要するに、本実施形態では、中間層基板30が各LEDチップ1a〜1dから側方に放射された光を前方へ反射させる枠状のリフレクタとしての機能を兼ねている。
LED搭載用基板20は、シリコン基板20aの一表面側(図1(b)における上面側)に、LEDチップ1a〜1dの両電極とそれぞれ電気的に接続される2つ1組の導体パターン25a,25aが4組形成されるとともに、中間層基板30に形成された2つの貫通孔配線34,34を介して光検出素子4と電気的に接続される2つ1組の導体パターン25b,25bが4組形成されている。ここに、各導体パターン25a,25a,25b,25bとシリコン基板20aの他表面側(図1(b)における下面側)に形成された各外部接続用電極27a,27a,27b,27bとはそれぞれ貫通孔配線24を介して電気的に接続されている。また、LED搭載用基板20は、シリコン基板20aの前記一表面側に、中間層基板30と接合するための接合用金属層29が形成されている。
本実施形態におけるLEDチップ1a〜1dは、結晶成長用基板として導電性基板を用い厚み方向の両面に電極(図示せず)が形成された可視光LEDチップであり、LED搭載用基板20は、各LEDチップ1a〜1dが電気的に接続される2つの導体パターン25a,25aのうちの一方の導体パターン25aを、LEDチップ1a〜1dがダイボンディングされる矩形状のダイパッド部25aaと、ダイパッド部25aaに連続一体に形成され貫通孔配線24との接続部位となる引き出し配線部25abとで構成してある。要するに、LEDチップ1a〜1dは、前記一方の導体パターン25aのダイパッド部25aaにダイボンディングされており、ダイパッド部25aa側の電極がダイパッド部25aaに接合されて電気的に接続され、光取り出し面側の電極がボンディングワイヤ14を介して他方の導体パターン25aと電気的に接続されている。
また、LED搭載用基板20は、シリコン基板20aの前記他表面側における各ダイパッド部25aaそれぞれの投影領域に、シリコン基板20aよりも熱伝導率の高い金属材料からなる矩形状の放熱用パッド部28が形成されており、シリコン基板20aの厚み方向において重なるダイパッド部25aaと放熱用パッド部28とがシリコン基板20aよりも熱伝導率の高い金属材料(たとえば、Cuなど)からなる複数(本実施形態では、9つ)の円柱状のサーマルビア26を介して熱的に結合されており、LEDチップ1で発生した熱が各サーマルビア26および放熱用パッド部28を介して放熱されるようになっている。
ところで、LED搭載用基板20は、シリコン基板20aに、上述の各貫通孔配線24がそれぞれ内側に形成される複数の貫通孔22aと、上述の各サーマルビア26がそれぞれ内側に形成される複数の貫通孔22bとが厚み方向に貫設され、シリコン基板20aの前記一表面および前記他表面と各貫通孔22a,22bの内面とに跨って熱酸化膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜23が形成されており、各導体パターン25a,25a,25b,25b、接合用金属層29、各外部接続用電極27a,27a,27b,27b、各放熱用パッド部28、各貫通孔配線24および各サーマルビア26がシリコン基板20aと電気的に絶縁されている。
また、LED搭載用基板20において、各導体パターン25a,25a,25b,25b、接合用金属層29、各外部接続用電極27a,27a,27b,27b、各放熱用パッド部28は、絶縁膜23上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されており、各導体パターン25a,25a,25b,25bと接合用金属層29とが同時に形成され、各外部接続用電極27a,27a,27b,27bと各放熱用パッド部28とが同時に形成されている。
なお、本実施形態では、絶縁膜23上のTi膜の膜厚を15〜50nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例にすぎず特に限定するものではない。また、各Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、各Au膜と絶縁膜23との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。また、貫通孔配線24およびサーマルビア26の材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Niなどを採用してもよい。
中間層基板30は、シリコン基板30aの一表面側(図1(b)における下面側)に、LED搭載用基板20の各組の導体パターン27b,27bと接合されて電気的に接続される2つ1組の導体パターン(図示せず)が4組形成されるとともに、LED搭載用基板20の接合用金属層29と接合される接合用金属層36が形成されている。また、中間層基板30は、シリコン基板30aの他表面側(図1(b)における上面側)に、貫通孔配線34,34を介して前記一表面側の2つ1組の導体パターンと電気的に接続される2つ1組の導体パターン37,37が4組形成されるとともに、光検出素子形成基板40と接合するための接合用金属層38が形成されている。
また、中間層基板30は、シリコン基板30aの厚み方向に貫通する複数の貫通孔32が貫設され、各貫通孔32の内側には前記貫通孔配線34がそれぞれ形成される。さらに、シリコン基板30aの前記一表面および前記他表面と各貫通孔32の内面とに跨って熱酸化膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜33が形成されており、前記一表面側の各導体パターンおよび前記他表面側の各導体パターン37,37および各接合用金属層36,38がシリコン基板30aと電気的に絶縁されている。ここにおいて、前記一表面側の各導体パターンおよび前記他表面側の各導体パターン37,37および各接合用金属層36,38は、絶縁膜33上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されており、前記一表面側の各導体パターンと接合用金属層36とが同時に形成され、前記表面側の各導体パターン37,37と接合用金属層38とが同時に形成されている。
なお、本実施形態では、絶縁膜33上のTi膜の膜厚を15〜50nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例であって特に限定するものではない。ここにおいて、各Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、各Au膜と絶縁膜33との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。また、貫通孔配線34の材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Niなどを採用してもよい。
光検出素子形成基板40は、図4に示すように、シリコン基板40aの一表面側(図1(b)における下面側)に、中間層基板30の各組の導体パターン37,37と接合されて電気的に接続される2つ1組の導体パターン47a,47bが4組形成されるとともに、中間層基板30の接合用金属層38と接合される接合用金属層48が形成されている。ここにおいて、各光検出素子4は、フォトダイオードより構成されており、光検出素子形成基板40に形成された2つ1組の導体パターン47a,47bの一方の導体パターン47aは、光検出素子4を構成するフォトダイオードのp形領域4aに電気的に接続され、他方の導体パターン47bは、前記フォトダイオードのn形領域4bを構成するシリコン基板40aに電気的に接続されている。
また、光検出素子形成基板40は、シリコン基板40aの前記一表面側にシリコン酸化膜からなる絶縁膜43が形成されており、当該絶縁膜43がフォトダイオードの反射防止膜を兼ねている。また、光検出素子形成基板40は、前記一方の導体パターン47aが、絶縁膜43に形成した第1のコンタクトホール(図示せず)を通してp形領域4aと電気的に接続され、前記他方の導体パターン47bが絶縁膜43に形成した第2のコンタクトホール(図示せず)を通してn形領域4bと電気的に接続されている。ここにおいて、各導体パターン47a,47bおよび接合用金属層48は、絶縁膜43上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されており、同時に形成してある。
なお、本実施形態では、絶縁膜43上のTi膜の膜厚を15〜50nm、Ti膜上のAu膜の膜厚を500nmに設定してあるが、これらの数値は一例にすぎず特に限定するものではない。ここにおいて、各Au膜の材料は、純金に限らず不純物を添加したものでもよい。また、各Au膜と絶縁膜43との間に密着性改善用の密着層としてTi膜を介在させてあるが、密着層の材料はTiに限らず、例えば、Cr、Nb、Zr、TiN、TaNなどでもよい。
上述の実装基板2の形成にあたっては、各光検出素子4、絶縁膜43、各導体パターン47a,47b、および接合用金属層48が形成されたシリコン基板40aと中間層基板30とを低温での直接接合が可能な常温接合法などにより接合する第1の接合工程を行った後、シリコン基板40aを所望の厚みまで研磨する研磨工程を行い、その後、誘導結合プラズマ(ICP)型のドライエッチング装置などを用いてシリコン基板40aに光取出窓41を形成する光取出窓形成工程を行うことで光検出素子形成基板40を完成させてから、各LEDチップ1a〜1dが実装され各ボンディングワイヤ14の結線が行われたLED搭載用基板20と中間層基板30とを常温接合法などにより接合する第2の接合工程を行うようにすればよい。なお、常温接合法では、接合前に互いの接合表面へアルゴンのプラズマ若しくはイオンビーム若しくは原子ビームを真空中で照射して各接合表面の清浄化・活性化を行ってから、接合表面同士を接触させ、常温下で直接接合する。
上述の第1の接合工程では、シリコン基板40aの接合用金属層48と中間層基板30の接合用金属層38とが接合されるとともに、シリコン基板40aの導体パターン47a,47bと中間層基板30の導体パターン37,37とが接合され電気的に接続される。ここで、導体パターン47a,47bと導体パターン37,37との接合部位は、貫通孔配線34に重なる領域からずらしてあるので、導体パターン47a,47bと導体パターン37,37との互いの接合面の平坦度を高めることができ、接合歩留まりを高めることができるとともに接合信頼性を高めることができる。
また、第2の接合工程では、LED搭載用基板20の接合用金属層29と中間層基板30の接合用金属層36とが接合されるとともに、LED搭載用基板20の導体パターン25b,25bと中間層基板30の導体パターン35,35とが接合されて電気的に接続される。ここで、導体パターン25b,25bと導体パターン35,35との接合部位は、貫通孔配線24に重なる領域および貫通孔配線34に重なる領域からずらしてあるので、導体パターン25b,25bと導体パターン35,35との互いの接合面の平坦度を高めることができ、接合歩留まりを高めることができるとともに接合信頼性を高めることができる。
また、上述の透光性部材3は、透光性材料(たとえば、シリコーン、アクリル樹脂、ガラスなど)からなる透光性基板を用いて形成してある。ここで、透光性部材3は、実装基板2と同じ外周形状の矩形板状に形成されており、実装基板2側とは反対の光取り出し面に、LEDチップ1a〜1dから放射された光の全反射を抑制する微細凹凸構造が形成されている。ここにおいて、透光性部材3の光取り出し面に形成する微細凹凸構造は、多数の微細な凹部が2次元周期構造を有するように形成されている。なお、上述の微細凹凸構造は、たとえば、レーザ加工技術やエッチング技術やインプリントリソグラフィ技術などを利用して形成すればよい。
上述した発光装置Aの製造にあたっては、上述の各シリコン基板20a,30a,40aとして、それぞれLED搭載用基板20、中間層基板30、光検出素子形成基板40を多数形成可能なシリコンウェハを用いるとともに、上述の透光性基板として透光性部材3を多数形成可能なウェハ状のもの(透光性ウェハ)を用い、上述の第1の接合工程、研磨工程、第2の接合工程、光取出窓形成工程、第2の接合工程、実装基板2の収納凹所2aに封止樹脂を充填して封止部5を形成する封止部形成工程、封止部形成工程の後で実装基板2と透光性部材3とを接合する第3の接合工程などの各工程をウェハレベルで行うことでウェハレベルパッケージ構造体を形成してから、ダイシング工程により実装基板2のサイズに分割されている。したがって、LED搭載用基板20と中間層基板30と光検出素子形成基板40と透光性部材3とが同じ外形サイズとなり、小型のパッケージを実現できるとともに、製造が容易になる。また、中間層基板30におけるミラー2dと光検出素子形成基板40における光検出素子4との相対的な位置精度を高めることができ、LEDチップ1a〜1dから側方へ放射された光がミラー2dにより反射されて各LEDチップ1a〜1dに対応する光検出素子4へ導かれる。
ところで、発光装置Aは、上述したように、光検出素子形成基板40に各発光色のLEDチップ1a〜1dから放射された光を各別に検出する4つの光検出素子4が設けられており、4つの光検出素子4と互いに発光色の異なる4つのLEDチップ1a〜1dとを1対1で対応させるために、ベース基板部であるLED搭載用基板20と壁部2bとで囲まれた内部空間(つまり、実装基板2における収納凹所2aの内部空間)を各発光色のLEDチップ1a〜1dそれぞれの収納空間に区画する十字状の遮光部39が、中間層基板30に連続一体に形成されている。すなわち、本実施形態における発光装置Aでは、中間層基板30の開口窓31が遮光部39によって4つの小空間31aに区画されており、各LEDチップ1a〜1dそれぞれから放射される光の放射範囲が遮光部39により制限され、各LEDチップ1a〜1dそれぞれから放射された光が2つ以上の光検出素子4の受光面へ入射するのが阻止される。
ここにおいて、本実施形態では、中間層基板30における遮光部39がアルカリ系溶液を用いた異方性エッチングにより開口窓31と同時に形成されており、遮光部39の各側面が開口窓31の内側面と同様に(111)面となっているので、遮光部39の各側面がLEDチップ1a〜1dから放射された光を前方へ反射するミラーとして機能する。なお、本実施形態の発光装置Aでは、LED搭載用基板20からの遮光部39の突出高さが壁部2bの突出高さよりも低くなっており、遮光部39の先端面と透光性部材3とが離間しているので、遮光部39に起因して暗部が生じるのを防止することができる。
ところで、本実施形態の照明装置では、各発光色のLEDチップ1から放射された光を各別に検出する光検出素子4の出力を、LEDチップ1の寿命時期の判断に用いる。以下、LEDチップ1の寿命時期を判断するための構成について説明する。
LEDチップ1は、経時変化の影響により光出力が低下するものの、その使用環境(LEDチップ1に流す電流、周囲温度など)によって光出力の経時変化の程度に差を生じることが一般に知られている。たとえば、店舗等の屋内照明に用いられるLEDチップ1と屋外照明に用いられるLEDチップ1とでは光出力の低下の度合いが相違するものであり、前者の場合、LEDチップ1は累積点灯時間が3万時間を超えたあたりから光出力が徐々に低下し、5万〜6万時間にかけて光出力が初期値の70%をきるのに対して、後者の場合、LEDチップ1は累積点灯時間が2万時間を超えたあたりから光出力が大きく低下し、2万〜3万時間にかけて光出力が初期値の70%をきることがある。すなわち、LEDチップ1の光出力が規定値(たとえば初期値の70%)まで低下したときにLEDチップ1の寿命と判断するのであれば、LEDチップ1の使用環境によって寿命時期には大きなばらつきがある。
そこで、本実施形態では、LEDチップ1の光出力を光検出素子4で監視し、その監視結果を用いてLEDチップ1の経時変化の程度を示す経時変化レベルを求めるようにしている。具体的に説明すると、光検出素子4にて計測された各LEDチップ1の光出力は、各照明器具100ごとに設けられている制御回路160に伝送され制御回路160内の記憶手段(図示せず)に一時記憶される。ここで、記憶手段には、LEDチップ1に流れる電流とLEDチップ1の光出力との関係に経時変化レベルを対応付けた特性データが予め記憶されている。
特性データは、たとえば図5に示すように順方向電流−相対光束特性を、複数段階(ここでは、「初期」、「1万時間」、「3万時間」、「10万時間」、「20万時間」の5段階)の経時変化レベルにそれぞれ対応付けたものであって、LEDチップ1に流れる順方向電流の大きさとLEDチップ1の相対光束(つまり、ある条件下での光束を「1」とした場合の相対的な光束)とが分かれば、対応する経時変化レベルが一意に求まるものである。図5の例では、LEDチップに流れる電流を600mAとした場合、点灯初期に「1.5」であった相対光束は、経時変化が1万時間、3万時間、10万時間、20万時間と進むにつれて、図中の矢印のように「1.2」、「0.9」、「0.7」、「0.4」と徐々に低下することを表している。実際には、LEDチップ1を流れる電流ごとに、LEDチップ1の光出力と経時変化レベルとを一対一に対応付けたテーブルを前記特性データとして記憶手段に記憶する。
ここにおいて、制御回路160には、LEDチップ1に流れる電流値と光検出素子4で検出されたLEDチップ1の光出力との関係、および上述の特性データに基づいて経時変化レベルを求める監視手段としての機能が備わっている。ここで、LEDチップ1の光出力は制御回路160の記憶手段に一時記憶されており、また、発光装置Aへの通電量を制御する制御回路160に監視手段の機能を設けているから、LEDチップ1に流れる電流値は監視手段において既知である。すなわち、監視手段においてLEDチップ1に流れる電流値と当該LEDチップ1の光出力との関係が分かるので、この関係に対応する経時変化レベルを特性データから選択することにより、当該LEDチップ1の経時変化レベルを求めることができる。本実施形態では、各光検出素子4において各発光色のLEDチップ1の光出力を個別に検出しているので、監視手段における経時変化レベルの判断も各発光色のLEDチップ1ごとに行うものとする。
たとえば図5の特性データを採用した場合に、あるLEDチップ1を流れる電流値が600mAであって当該LEDチップ1の相対光束が「1.2」であれば、このLEDチップ1の経時変化レベルは「1万時間」と判断される。ただし、LEDチップ1に流れる電流値とLEDチップ1の光出力との両方が特性データと完全に一致する必要はなく、一致する特性データがない場合には、近似する経時変化レベルを選択するようにすればよい。
上述した経時変化レベルの算出処理は、照明器具100の点灯中に常時行うようにしてもよいが、本実施形態ではLEDチップ1の順方向電流を一定値とする点検モードでの照明器具100の動作時に行うものとする。点検モードでは、照明装置を構成する全ての照明器具100が同色に点灯し、この状態でLEDチップ1の経時変化レベルが判断される。ここでは、点検モードはコントローラCRの操作に応じて開始するものとするが、照明器具100の毎起動時に自動的に開始するようにしたり、定期的に開始するようにしたりすることも考えられる。
上述のようにして監視手段(制御回路160)で求まった経時変化レベルは、照明器具100からコントローラCRに通知される。そして、コントローラCRに設けられている表示部(図示せず)が経時変化レベルを報知する報知手段として機能し、当該表示部にて前記経時変化レベルを表示する。ここで、経時変化レベル(つまり、LEDチップ1の経時変化の程度)そのものを表示部に表示するようにしてもよいが、ユーザがLEDチップ1の寿命時期の目安とし易いように、寿命時期までの残り時間に換算して表示する(たとえば、「残り時間10000h」と表示する)ことが望ましい。
なお、図5はLEDチップ1の周囲温度を25℃とした場合の特性データ(電流−相対光束特性)を示したが、周囲温度によって特性データが変化することも考えられるので、複数の温度についてそれぞれ特性データを記憶し、監視手段では、温度センサ等によって検出されるLEDチップ1の周囲温度に対応する特性データを適用するようにしてもよい。
以上説明した本実施形態の照明装置では、LEDチップ1の経時変化の程度を求めて報知することができるので、ユーザにおいては、LEDチップ1の経時変化に起因した寿命時期を知ることができ、寿命末期には発光装置Aあるいは照明器具100全体を交換するなどの適切な措置をとることが可能である。しかも、LEDチップ1に流れる電流とLEDチップ1の光出力との関係から、当該LEDチップ1の経時変化の程度を求めるようにしているので、単にLEDチップ1の累積点灯時間からLEDチップ1の寿命時期を判断する場合に比べると、LEDチップ1の使用環境や個体差などによりLEDチップ1の経時変化の程度が異なる場合でも精度よくLEDチップ1の寿命時期を判断することができるという利点がある。
また、LEDチップ1を収納する収納凹所2aが一表面側に形成され当該収納凹所2aの内底面にLEDチップ1が実装される実装基板2が、収納凹所2aの周部から内方へ突出する張出部2cを有し、当該張出部2cにLEDチップ1からの光を検出する光検出素子4が設けられているので、実装基板2の一表面側において収納凹所2aの周囲に光検出素子4を配置するためのスペースを確保する必要がなく、光検出素子4を実装基板2に設けながらも実装基板2の小型化が可能になる。
ここにおいて、本実施形態の照明装置では発光装置Aごとに、発光色の異なる複数種のLEDチップ1a〜1dが1つのパッケージ内に収納されるとともに、各発光色のLEDチップ1a〜1dから放射される光を各別に検出する複数の光検出素子4が同パッケージに設けられているので、各発光装置Aにおいてそれぞれ発光色の異なる複数種のLEDチップ1a〜1dから放射される光を各別に検出できる。したがって、各LEDチップ1a〜1dごとに経時変化の程度を求めることができる。
ところで、上記実施形態では、LEDチップ1の経時変化が進むにつれてLEDチップ1の光出力が徐々に低下する例を示したが、各光検出素子4で検出されるLEDチップ1の光出力が所望の混色光に応じて予め設定された目標値となるように各発光装置Aの各LEDチップ1それぞれへの順方向電流の通電量をフィードバック制御する出力補正手段(図示せず)を制御回路160に設けてもよい。この場合、LEDチップ1の経時変化が進むと、当該LEDチップ1の光出力を目標値に保つために当該LEDチップ1に流す電流量を増やすことになるので、LEDチップ1に流れる電流値が分かれば、対応する経時変化レベルが一意に求まる。図5の例においては、相対光束を「1.0」に保つようにした場合、点灯初期に350mAであった電流値は、経時変化が1万時間、3万時間と進むにつれて、450mA、680mAと徐々に上昇することになる。実際には、LEDチップ1を流れる電流と経時変化レベルとを一対一に対応付けたテーブルを前記特性データとして記憶手段に記憶しておけばよい。
(実施形態2)
本実施形態の照明装置の基本構成は実施形態1と同じであり、実施形態1では発光装置Aが発光色の異なる複数種のLEDチップ1a〜1dを備えていたのに対して、図6に示すように、発光装置Aが1つのLEDチップ1のみを備えている点が相違する。ここでは、赤色、緑色、青色の各色のLEDチップ1をそれぞれ採用した発光装置Aを1組として器具本体110に実装することにより、各照明器具100からは各色のLEDチップ1の出力光の混色により様々な光色の光を出力できるものとする。
以下、本実施形態における発光装置Aについて図6に基づいて説明するが、実施形態1における発光装置Aと同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態における発光装置Aの基本構成は実施形態1と略同じであって、LEDチップ1が一表面側に搭載される矩形板状のLED搭載用基板20は、シリコン基板20aの一表面側(図6における上面側)に、LEDチップ1の両電極とそれぞれ電気的に接続される2つの導体パターン25a,25aが形成されるとともに、中間層基板30に形成された2つの貫通孔配線34,34を介して光検出素子4と電気的に接続される2つの導体パターン25b,25bが形成されており、各導体パターン25a,25a,25b,25bとシリコン基板20aの他表面側(図6における下面側)に形成された4つの外部接続用電極27a,27a,27b,27b(図6では27aの図示を省略する)とがそれぞれ貫通孔配線24を介して電気的に接続されている。
中間層基板30は、シリコン基板30aの一表面側(図6における下面側)に、LED搭載用基板20の2つの導体パターン27b,27bと接合されて電気的に接続される2つの導体パターン35,35が形成されている。また、中間層基板30は、シリコン基板30aの他表面側(図6における上面側)に、貫通孔配線34,34を介して導体パターン35,35と電気的に接続される導体パターン37,37が形成されている。
光検出素子形成基板40は、シリコン基板40aの一表面側(図6における下面側)に、中間層基板30の2つの導体パターン37,37と接合されて電気的に接続される2つの導体パターン47a,47bが形成されている。なお、光検出素子形成基板40は、前記一方の導体パターン47aが、絶縁膜43に形成したコンタクトホール43aを通して光検出素子4を構成するフォトダイオードのp形領域43aと電気的に接続され、前記他方の導体パターン47bが絶縁膜43に形成したコンタクトホール43bを通して前記フォトダイオードのn形領域4bと電気的に接続されている。
以上説明した本実施形態の照明装置は、実施形態1と同様、LEDチップ1を収納する収納凹所2aが一表面側に形成され当該収納凹所2aの内底面にLEDチップ1が実装される実装基板2が、収納凹所2aの周部から内方へ突出する張出部2cを有し、当該張出部2cにLEDチップ1からの光を検出する光検出素子4が設けられているので、実装基板2の一表面側において収納凹所2aの周囲に光検出素子4を配置するためのスペースを確保する必要がなく、各発光装置AのLEDチップ1から放射される光を各別に検出して各LEDチップ1ごとに経時変化の程度を求めることができる。
なお、本実施形態では、実装基板2の収納凹所2aの内底面に1つのLEDチップ1を実装してあるが、LEDチップ1の数は特に限定するものではなく、発光色が同じ複数のLEDチップ1を収納凹所2aの内底面に実装するようにしてもよい。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の照明装置は、照明器具100を図7に示すようにシーリングライトとした点が実施形態1の照明装置と相違する。
この照明器具100は、天井材のような造営材200に取り付けられる円盤状の器具本体110を備えている。器具本体110は、造営材200側とは反対側の一面(図7(a)の下面)に円形状に開口した凹所111が形成され、さらに凹所111の内底面に、複数個(本実施形態では、8個)の発光装置Aを実装した円板状のプリント配線板からなる回路基板130を収納する収納凹所112が形成されている。
ここにおいて、本実施形態の照明器具100では、回路基板130を器具本体110に取り付けることにより、各発光装置Aが器具本体110に保持されている。ここでは、制御回路160も回路基板130に実装されている。なお、器具本体110は、例えば、Al、Cuなどの熱伝導率の高い金属材料により形成されている。
器具本体110の他面(図7(a)の上面)の中央部には造営材200に形成された円形状の取付孔201に挿入される円柱状の埋込部113が突設されており、器具本体110は、回路基板130への給電用の2本の電線196を収納凹所112内へ導入するための電線挿通孔114が、埋込部113の先端面と収納凹所112の内底面の中央部との間の部位に貫設されている。要するに、器具本体110は、収納凹所112の底部に電線挿通孔114が貫設されている。なお、各電線196における回路基板130に接続される一端側とは反対の他端側には、別置の電源ユニット(図示せず)の出力用の第1のコネクタ(図示せず)に着脱自在に接続される第2のコネクタ197が設けられている。
また、上述の器具本体110には、当該器具本体110を造営材200に取り付けるための複数(本実施形態では、2つ)の取付ねじ118をそれぞれ前記一面側から挿通する複数(本実施形態では、2つ)のねじ挿通孔115が凹所111の内底面と器具本体110の前記他面との間の部位に貫設されている。したがって、天井材などの造営材200に取付ねじ118を用いて器具本体110を取り付けることができる。
また、本実施形態の照明器具100は、回路基板130の一表面側(図7(a)の下面側)に配置される透光性カバー140と、器具本体110の前記一面側において収納凹所112の周部および各取付ねじ118を覆う形で器具本体110に取着される枠状の化粧カバー150を備えている。つまり、器具本体110を取付ねじ118を用いて造営材200に取り付けた後で、器具本体110に化粧カバー150を取り付ければ、器具本体110の前記一面側から取付ねじ118が見えなくなるので、見栄えを良くすることができる。
透光性カバー140は、回路基板130の前記一表面側において回路基板130から離間して配置される前板部140aと、前板部140aの周縁から器具本体110の収納凹所111の内底面側へ連続一体に突出した円環状の側板部140bとを備えている。ここで、器具本体110には、透光性カバー140を固定するための固定ねじ119を挿通する2つのねじ挿通孔117が形成されており、透光性カバー140には、器具本体110の前記他面側から器具本体110のねじ挿通孔117に挿通された固定ねじ119の先端部が螺合するねじ孔140dを有する2つのボス部140cが連続一体に形成されている。
なお、本発明は、上記構成の照明器具100に限らず様々な形態の照明器具100に用いることが可能であって、たとえばダウンライトのような照明器具に適用することもできる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
ところで、上記各実施形態では、記憶手段および監視手段を照明器具100の制御回路160に設け、報知手段をコントローラCRに設けた例を示したが、この例に限らず、たとえば、コントローラCRに記憶手段および監視手段の機能を設けたり、あるいは照明器具100に報知手段としての機能を設けたりすることも考えられる。また、報知手段は表示部のように経時変化レベルを視覚的に報知する手段に限らず、音声等で報知するものであってもよい。
(a)は本発明の実施形態1の照明装置を示す概略システム構成図、(b)は同上に用いる発光装置の概略断面図である。 同上に用いる発光装置の構成を示す概略平面図である。 同上に用いる発光装置の構成を示す概略分解斜視図である。 同上に用いる光検出素子形成基板の概略下面図である。 同上のLEDチップの順方向電流−相対光束特性を示す説明図である。 本発明の実施形態2に用いる発光装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態3に用いる照明器具の構成を示し、(a)は一部破断した概略側面図、(b)は概略下面図である。
符号の説明
1 LEDチップ
2 実装基板
2a 収納凹所
2c 張出部
4 光検出素子
100 照明器具
160 制御回路
A 発光装置
CR コントローラ

Claims (3)

  1. 一表面側に収納凹所が形成された実装基板と、収納凹所に収納される形で収納凹所の内底面に実装されたLEDチップとを具備し、収納凹所の周部から収納凹所の内方へ突出する形に形成された張出部にLEDチップの光出力を計測する光検出素子が配設された発光装置と、LEDチップの経時変化の程度を示す経時変化レベルをLEDチップに流れる電流とLEDチップの光出力との関係に対応付けた特性データを記憶した記憶手段と、LEDチップに流れる電流と光検出素子の出力との関係および特性データに基づいて経時変化レベルを求める監視手段と、監視手段で求めた経時変化レベルを報知する報知手段とを備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記記憶手段には、前記LEDチップに流れる電流を所定値としたときのLEDチップの光出力と前記経時変化レベルとの対応関係が前記特性データとして記憶されており、前記監視手段は、LEDチップに流れる電流を前記所定値とした状態で、前記光検出素子の出力および特性データに基づいて経時変化レベルを求めることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記記憶手段には、前記LEDチップの光出力を予め設定された目標値としたときのLEDチップに流れる電流と前記経時変化レベルとの対応関係が前記特性データとして記憶されており、前記発光装置は、前記光検出素子で検出されるLEDチップの光出力が前記目標値に維持されるようにLEDチップに流す電流を制御する出力補正手段を具備し、前記監視手段は、LEDチップに流れる電流および前記特性データに基づいて経時変化レベルを求めることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
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