JP2018022733A - 発光装置、照明用光源及び照明装置 - Google Patents

発光装置、照明用光源及び照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度特性の異なる複数種類のLEDチップに対して、温度センサを用いなくとも、温度を考慮した発光強度の制御を可能とすることで、装置全体の小型化を図ることである。【解決手段】発光装置10は、基板11に実装された第一発光素子(第一LEDチップ12b)と、第一発光素子よりも発光波長のピークが長波長の第二発光素子(第二LEDチップ12r)であって、基板11における第一発光素子からの光を受光可能な位置に実装された第二発光素子と、第一発光素子及び第二発光素子を個別に制御する制御部20とを備えている。制御部20は、第一発光素子からの光を第二発光素子が受光することで発した起電力に基づいて、第二発光素子に対する電流を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、発光装置ならびにこれを備える照明用光源及び照明装置に関する。
発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の半導体発光素子は、高効率で省スペースな光源として照明用途またはディスプレイ用途等の各種の照明装置に広く利用されている。
また、LEDは、発光によってLED自身から熱が発生し、これによりLEDの温度が上昇して光出力が低下するという特性を有している。つまり、LEDは、自身が発する熱によって、発光効率が低下する。
ところで、LEDモジュールとしては、例えば青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成されたものが知られている。また、演色性を向上させるために、上記構成に加えて赤色LEDチップが用いられる場合もある。このようなLEDモジュールの場合、青色LEDチップと赤色LEDチップとは、温度変化に対する光出力の低下の割合(温度特性)が異なるため、色ずれの問題が生じる。つまり、青色LEDチップ及び黄色蛍光体による白色光と、赤色LEDチップからの赤色光との組み合わせによって得られるLEDモジュールでは、発光色の変化が認識され易い。
この色ずれを抑制すべく、近年では、温度センサを備え、当該温度センサによって検出された温度に基づいて、赤色LEDチップと青色LEDチップとの発光強度の比率を調整する発光装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−318050号公報
しかしながら、温度センサを搭載することは温度センサの設置領域を確保せねばならず、発光装置の大型化を招くことになっていた。
このため、本発明の課題は、温度特性の異なる複数種類のLEDチップに対して、温度センサを用いなくとも、温度を考慮した発光強度の制御を可能とすることで、装置全体の小型化を図ることである。
本発明の一態様に係る発光装置は、基板に実装された第一発光素子と、第一発光素子よりも発光波長のピークが長波長の第二発光素子であって、基板における第一発光素子からの光を受光可能な位置に実装された第二発光素子と、第一発光素子及び第二発光素子を個別に制御する制御部とを備え、制御部は、第一発光素子からの光を第二発光素子が受光することで発した起電力に基づいて、第二発光素子に対する電流を制御する。
本発明の他の態様に係る照明用光源は、上記の発光装置を備える。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上記の発光装置を備える。
本発明によれば、温度特性の異なる複数種類のLEDチップに対して、温度センサを用いなくとも、温度を考慮した発光強度の制御を可能とすることで、装置全体の小型化を図ることができる。
実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。 実施の形態1に係る発光装置の平面図である。 実施の形態1に係る発光装置の内部構造を示す平面図である。 実施の形態1に係る発光装置の制御構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る第一LEDチップ及び第二LEDチップの温度特性の違いを表すグラフである。 実施の形態1に係る第二LEDチップの温度と起電力の電圧値との関係を示すグラフである。 実施の形態1に係る第二LEDチップの出力比と電流値との関係を示すグラフである。 実施の形態1に係る補助制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る発光装置における点灯時間と色度Xとの関係を示すグラフである。 実施の形態2に係る電球形ランプの構成概要を示す図である。 実施の形態3に係る照明装置の断面図である。 実施の形態3に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
以下、実施の形態に係る発光装置等について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[発光装置の構成]
まず、実施の形態1に係る発光装置の構成について図面を用いて説明する。図1は、実施の形態1に係る発光装置の外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係る発光装置の平面図である。図3は、実施の形態1に係る発光装置の内部構造を示す平面図である。なお、図3は、図2において封止部材13及びダム材15を取り除き、LEDチップ12の配列及び配線パターンなどの内部の構造を示した平面図である。
図1〜図3に示すように、実施の形態1に係る発光装置10は、基板11と、複数のLEDチップ12と、封止部材13と、バッファ層14と、ダム材15とを備える。
発光装置10は、基板11にLEDチップ12が直接実装された、いわゆるCOB(Chip On Board)構造のLEDモジュールである。
基板11は、配線16、17が設けられた配線領域を有する矩形状の基板である。なお、配線16、17は、LEDチップ12に電力を供給するための金属配線である。ここで、配線16は、LEDチップ12のうち、第一LEDチップ12bに電力を供給するための配線である。また配線17は、LEDチップ12のうち、第二LEDチップ12rに電力を供給するための配線である。
そして、基板11は、例えばメタルベース基板またはセラミック基板である。セラミック基板としては、酸化アルミニウム(アルミナ)からなるアルミナ基板または窒化アルミニウムからなる窒化アルミニウム基板等が採用される。また、メタルベース基板としては、例えば、表面に絶縁膜が形成された、アルミニウム合金基板、鉄合金基板または銅合金基板等が採用される。樹脂基板としては、例えば、ガラス繊維とエポキシ樹脂とからなるガラスエポキシ基板等が採用される。
なお、基板11として、例えば光反射率が高い(例えば光反射率が90%以上の)基板が採用されてもよい。基板11として光反射率の高い基板が採用されることで、LEDチップ12が発する光を基板11の表面で反射させることができる。この結果、発光装置10の光取り出し効率が向上される。このような基板としては、例えばアルミナを基材とする白色セラミック基板が挙げられる。
また、基板11として、光透過率が高い透光性基板が採用されてもよい。このような基板としては、例えば、多結晶のアルミナや窒化アルミニウムからなる透光性セラミックス基板、ガラスからなる透明ガラス基板、水晶からなる水晶基板、サファイアからなるサファイア基板または透明樹脂材料からなる透明樹脂基板などが挙げられる。
なお、実施の形態では基板11は矩形であるが、円形などその他の形状であってもよい。
図3に示すように、複数のLEDチップ12には、第一LEDチップ12bと、第二LEDチップ12rとが含まれている。
第一LEDチップ12bは、第一発光素子の一例であって、青色光を発する青色LEDチップである。第一LEDチップ12bとしては、例えばInGaN系の材料によって構成された、発光ピーク波長(発光スペクトルのピーク波長)430nm以上480nm以下のLEDチップが採用される。そして、第一LEDチップ12bは、平面視矩形状に形成されている。
第二LEDチップ12rは、第二発光素子の一例であって、第一LEDチップ12bよりも発光波長のピークが長波長の、例えば赤色光を発する赤色LEDチップである。第二LEDチップ12rとしては、例えばAlGaInP系の材料によって構成された、発光ピーク波長600nm以上660nm以下のLEDチップが採用される。そして、第二LEDチップ12rは、平面視矩形状に形成されている。なお、本実施の形態では、第一LEDチップ12bが平面視長方形状で、第二LEDチップ12rが平面視正方形状である場合を例示している。これはあくまで例示であって、第一LEDチップ12bが平面視正方形状で、第二LEDチップ12rが平面視長方形状であってもよいし、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとがいずれも平面視長方形状又は正方形状であってもよい。
また、基板11上には、複数のLEDチップ12からなる発光素子列が複数設けられている。図3に示すように、電気的には、第一LEDチップ12bからなる複数の第一発光素子列12Bと、第二LEDチップ12rからなる複数の第二発光素子列12Rとが設けられている。具体的には、第一発光素子列12Bは3列、第二発光素子列12Rは2列である。第一発光素子列12Bは、18個の直列接続された第一LEDチップ12bから形成されている。そして、複数の第一発光素子列12Bは、配線16の正極と負極との間に並列接続されており、配線16に電力が供給されることにより発光する。一方、第二発光素子列12Rは、21個の直列接続された第二LEDチップ12rから形成されている。複数の第二発光素子列12Rは、配線17の正極と負極との間に並列接続されており、配線17に電力が供給されることにより発光する。配線16と配線17とは電気的に独立しているため、配線16に接続された第一発光素子列12Bと、配線17に接続された第二発光素子列12Rとが電気的に独立した配線構造となっている。
そして、構造的には、第一発光素子列12Bと第二発光素子列12Rとは、基板11の全体から見ると第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとが概ね均等に分散されるように、基板11上に配置されている。具体的には、円形状に対応して第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとが混在した発光素子列が8列、基板11上に設けられている。1つの発光素子列内においては、3つの第一LEDチップ12bと、3つの第二LEDチップ12rとがまとまって配列されている。そして、1つの発光素子列内で隣り合う第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとは、第二LEDチップ12rが第一LEDチップ12bからの光を受光可能となるような位置関係で配置されている。具体的には、隣り合う第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとは互いの一側面同士が対向した位置関係となっている。換言すると、第二LEDチップ12rは、その一側面が第一LEDチップ12bの一側面に対向するように配置されている。隣り合う第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとの間隔Hは、第二LEDチップ12rの一辺の長さよりも短い。これにより、第二LEDチップ12rが第一LEDチップ12bからの光を確実に受光することができる。
なお、本実施の形態では、第二LEDチップ12rが平面視正方形状であるので、間隔Hを第二LEDチップ12rの一辺の長さよりも短いこととしたが、第二LEDチップ12rが平面視長方形状である場合には間隔Hを第二LEDチップ12rの短辺よりも短くすればよい。また、隣り合う第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとは一組以上あればよい。そして、第二LEDチップ12rが第一LEDチップ12bからの光を受光可能となるような位置関係であるのであれば、隣り合う第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとは互いの一側面同士が対向していなくてもよい。
また、詳細については図示されないが、直列接続されたLEDチップ12同士は、主に、ボンディングワイヤ18によってChip To Chipで接続される(一部のLEDチップ12については、配線16によって接続される)。なお、ボンディングワイヤ18、並びに、上述の配線16、17の金属材料としては、例えば、Au(金)、銀(Ag)、または銅(Cu)等が採用される。
封止部材13は、基板11上に設けられ、複数のLEDチップ12、ボンディングワイヤ18、及び配線16、17を封止する封止樹脂である。具体的には、封止部材13は、複数のLEDチップ12のうち、第一LEDチップ12bを直接封止している。また、封止部材13の表面形状は、平面であっても湾曲面であってもよい。封止部材13は、波長変換材として黄色蛍光体粒子及び緑色蛍光体粒子を含んだ透光性樹脂材料で構成される。透光性樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂が用いられるが、エポキシ樹脂またはユリア樹脂などが用いられてもよい。また、緑色蛍光体及び黄色蛍光体粒子としては、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系の蛍光体(蛍光体粒子)が採用される。
この構成により、第一LEDチップ12bが発した青色光の一部は、封止部材13に含まれる黄色蛍光体粒子によって黄色光に波長変換される。同様に、第一LEDチップ12bが発した青色光の一部は封止部材13に含まれる緑色蛍光体粒子によって緑色に波長変換される。そして、黄色蛍光体粒子及び緑色蛍光体粒子に吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体粒子によって波長変換された黄色光と、緑色蛍光体粒子によって波長変換された緑色光と、第二LEDチップ12rから入射した赤色光とは、封止部材13中で拡散及び混合される。これにより、封止部材13からは、演色性が高められた白色光が出射される。
なお、封止部材13は、LEDチップ12及びボンディングワイヤ18を、塵芥、水分、外力等から保護する機能も有する。
バッファ層14は、基板11上に形成された、ダム材15を形成するための下地層である。実施の形態1では、バッファ層14は、基板11をガラスコーティングすることにより形成されるガラスコート層である。
実施の形態1では、バッファ層14は、配線領域と、配線領域以外の領域とにまたがって形成される。したがって、基板11上には、バッファ層14が配線領域(配線16、17)を覆うように形成される部分(図3に図示)と、バッファ層14が基板11上に直接形成される部分とがある。
バッファ層14は、複数のLEDチップ12の周囲に設けられた配線16、17の一部を覆うように、円環状に設けられている。つまり、バッファ層14は、基板11を平面視した場合、複数のLEDチップ12を囲むように円環状に形成される。なお、バッファ層14は、外形が矩形の環状に形成されてもよい。バッファ層14の厚みは、5μm〜50μm程度である。
ダム材15は、バッファ層14の上面に設けられて、封止部材13をせき止めるための部材である。ダム材15は、断面形状が上方に向かって凸となる凸型形状となっている。ダム材15には、例えば、絶縁性を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等が用いられる。より具体的には、ダム材15には、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、BTレジン、またはPPAなどが用いられる。
ダム材15は、発光装置10の光取り出し効率を高めるために、光反射性を有することが望ましい。このため、ダム材15には、例えば白色の樹脂(いわゆる白樹脂)が用いられる。なお、ダム材15の光反射性を高めるために、ダム材15の中には、TiO、Al、ZrO、及びMgO等の粒子が含まれてもよい。
図2に示すように、発光装置10においては、ダム材15は、基板11を平面視した場合、複数のLEDチップ12を囲むように円環状に形成される。そして、ダム材15に囲まれた領域に封止部材13が充填されている。これにより、発光装置10の光の取り出し効率を高めることができる。なお、ダム材15は、バッファ層14と同様に、外形が矩形の環状に形成されてもよい。
次に、実施の形態に係る発光装置10の制御構成について説明する。図4は、実施の形態1に係る発光装置の制御構成を示すブロック図である。図4に示すように、発光装置10には、図示しない電源装置からの電力に基づいて第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rを個別に制御する制御部20が設けられている。そして、制御部20は、機能的に見ると図4に示すように、第一点灯部21、測定部30と、第二点灯部22とを備えている。
第一点灯部21は、配線16に電気的に接続されており、当該配線16を介して第一LEDチップ12bに対する電流を供給することで、第一LEDチップ12bを点灯させるマイコンである。第一点灯部21は、第一LEDチップ12bに対する電流値を制御して、第一LEDチップ12bの光出力を制御可能となっている。例えば図示しないリモコンなどの操作部から出力調整信号が第一点灯部21に入力されると、第一点灯部21は、当該出力調整信号に対応した光出力となるように電流値を制御する。
測定部30は、配線17に電気的に接続されており、第二LEDチップ12rが第一LEDチップ12bからの光を受光したことにより発生した起電力の電圧値を測定する電圧計である。ここで、一般的にLEDチップの特性として、発光波長のピークが所定波長のLEDチップ(本実施の形態では第二LEDチップ12r)に対して、それよりも短波長の光(本実施の形態では第一LEDチップ12bが発する光)を当てると、光電効果によって第二LEDチップ12rが起電力を発生する。測定部30には配線17を介して起電力が入力されるので、測定部30は、その起電力電圧値を測定し、第二点灯部22に出力する。
第二点灯部22は、配線17に電気的に接続されており、当該配線17を介して第二LEDチップ12rに対する電流を供給することで、第二LEDチップ12rを点灯させるマイコンである。具体的には、第二点灯部22は、例えばCPU、RAM、ROMなどを備えており、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することで、第二LEDチップ12rを制御する。なお、本実施の形態では、第一点灯部21及び第二点灯部22とがそれぞれ異なるマイコンからなる場合を例示したが、第一点灯部21及び第二点灯部22は一つのマイコンからなっていてもよい。
第二点灯部22は、第二LEDチップ12rに対する電流値を制御して、第二LEDチップ12rの光出力を制御可能となっている。例えば図示しないリモコンなどの操作部から出力調整信号が第二点灯部22に入力されると、第二点灯部22は、当該出力調整信号に対応した光出力となるように電流値を制御する。
ここで、温度特性の異なる第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとを混在させた場合には、上述したような色ずれの問題が生じる。図5は、実施の形態1に係る第一LEDチップ及び第二LEDチップの温度特性の違いを表すグラフである。なお、図5における縦軸は、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rのそれぞれについて、所定の温度(例えば25℃)における光出力(光束)を1とした場合の、相対的な光出力の値を示している。
図5に示すように、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rはともに、ジャンクション温度(Tj)の上昇とともに、光出力も低下する。しかし、その低下の割合が第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとで異なる。
具体的には、第一LEDチップ12bは、第二LEDチップ12rよりも、温度上昇に対する光出力の低下の割合が小さい。つまり、簡単にいうと、第一LEDチップ12bは第二LEDチップ12rよりも温度特性がよいと言える。言い換えると、第二LEDチップ12rは、第一LEDチップ12bよりも、温度上昇に対する光出力の低下の割合が大きい。つまり、簡単にいうと、第二LEDチップ12rは第一LEDチップ12bよりも温度特性が悪いと言える。
その結果、発光装置10が点灯を開始して時間が経つにつれ、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとの間の光出力の差が大きくなり、この光出力の差の変化(拡大)が、発光装置から放出される光における色ずれとして認識される。
この色ずれを抑えるべく、第二点灯部22は、第一LEDチップ12bからの光を第二LEDチップ12rが受光することで発した起電力に基づいて、第二LEDチップ12rに対する電流値を制御する。つまり、第二点灯部22は、操作部からの出力調整信号に基づく制御と、起電力に基づく制御との二つの異なる制御(補助制御)を実行している。
そして、図4に示すように、第二点灯部22は、機能的に見ると記憶部221と、決定部222と、調整部223とを備えている。
記憶部221は、起電力の電圧値と第二LEDチップ12rの電流値との関係を記憶している。この関係は、起電力の電圧値が如何なる値の場合に、第二LEDチップ12rの電流値をどれだけ調整すれば色ずれが補正されるかを示すものである。本実施の形態では、前記関係を複数のテーブルにより表している。具体的には、記憶部221は、起電力−温度テーブル221aと、温度−出力比テーブル221bと、出力比−電流値テーブル221cとの三つのテーブルを記憶している。
起電力−温度テーブル221aは、第二LEDチップ12rが発した起電力の電圧値と、第二LEDチップ12rの温度との関係を示すテーブルである。図6は、実施の形態1に係る第二LEDチップの温度と起電力の電圧値との関係を示すグラフである。この図6を基準として、起電力−温度テーブル221aが作成されている。つまり、測定部30で測定された電圧値と、起電力−温度テーブル221aとによって、第二LEDチップ12rの温度を推定することができる。
温度−出力比テーブル221bは、第二LEDチップ12rの温度と、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rの発光強度(光出力)の出力比との関係を示すテーブルである。この温度−出力比テーブル221bは、図5に示すグラフに基づいて作成されている。つまり、推定された第二LEDチップ12rの温度と、温度−出力比テーブル221bとによって、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rの出力比を推定することができる。例えば、図5に示す温度tnの場合、第二LEDチップ12rの発光強度をLとすると、第一LEDチップ12bの発光強度は1.2Lである。つまり、出力比は1.2である。
図4に示すように、出力比−電流値テーブル221cは、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rの発光強度(光出力)の出力比と、第二LEDチップ12rに対する電流値との関係を示すテーブルである。図7は、実施の形態1に係る第二LEDチップの出力比と電流値との関係を示すグラフである。この図7を基準として、出力比−電流値テーブル221cが作成されている。なお、この図7においては、電流値を100mAとした場合の出力比を1.0としている。つまり、推定された出力比と、出力比−電流値テーブル221cとによって、第二LEDチップ12rに対する電流値を推定することができる。例えば、上述したように温度tnに相当する出力比が1.2の場合では、第二LEDチップ12rに対する電流値は125mAとなる。この推定された電流値を第二LEDチップ12rに供給することで、第一LEDチップ12bとの出力比も1.0に近づいて、色ずれが抑制されることになる。
決定部222は、測定部30が測定した電圧値と、記憶部221に記憶された前記関係とに基づいて、電圧値に対応する電流値を決定する。具体的には、測定部30が測定した電圧値と、記憶部221に記憶された起電力−温度テーブル221a、温度−出力比テーブル221b及び出力比−電流値テーブル221cとに基づいて、電流値を決定している。
調整部223は、決定部222が決定した電流値となるように、第二LEDチップ12rに対する電流を調整する。これにより、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとの温度特性の差が抑制されて、当該差を起因とした色ずれが抑制される。
次に、補助制御の流れについて図8に基づいて説明する。図8は、実施の形態1に係る補助制御の流れを示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップS1では、まず制御部20は、第二LEDチップ12rを消灯して、第一LEDチップ12bを点灯することで、第一LEDチップ12bからの光を第二LEDチップ12rで受光させて起電力を発生させる。これにより、第二LEDチップ12rの起電力の電圧値VF1を測定する。
ステップS2では、制御部20は、第一所定時間(例えば5μs)だけ待機した後にステップS3に移行する。この待機時においては、制御部20は、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとを点灯させた状態としている。
ステップS3では、制御部20は、第二LEDチップ12rを消灯して、第一LEDチップ12bを点灯することで、第一LEDチップ12bからの光を第二LEDチップ12rで受光させて起電力を発生させる。これにより、第一所定時間経過後の第二LEDチップ12rの起電力の電圧値VF2を測定する。
ステップS4では、制御部20は、電圧値VF1と電圧値VF2とが同じであるか判断し、同じと判断した場合には補助制御を終了し、異なると判断した場合にはステップS5に移行する。なお、電圧値VF1と電圧値VF2とが完全に一致していなくとも、所定の範囲内に収まっていれば同じと判断してもよい。
ステップS5では、制御部20は、電圧値VF2に基づいて第二LEDチップ12rに対する電流値を決定する。具体的には、制御部20は、電圧値VF2と、起電力−温度テーブル221a、温度−出力比テーブル221b及び出力比−電流値テーブル221cとに基づいて、電流値を決定している。
ステップS6では、制御部20は、決定した電流値となるように、第二LEDチップ12rに対する電流を調整する。
ステップS7では、制御部20は、第二所定時間だけ待機してステップS1に移行する。第二所定時間は、第一所定時間よりも長い時間である。
図9は、実施の形態に係る発光装置10における点灯時間と色度Xとの関係を示すグラフである。図9に示すように、点灯時間が長ければ色度Xが減少することになる。この関係性を考慮して第二所定時間を決定すればよい。第二所定時間は点灯時間に応じて変動してもよい。
このように、補助制御においては、電圧値VF1と電圧値VF2とが同じとなるまで、つまり温度が安定するまで繰り返しステップS1〜ステップS7が行われる。そして、ステップS1〜ステップS7が繰り返されることで、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとのそれぞれの発光強度(光出力)が均等化されるため、色ずれが抑制される。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る発光装置10は、第一LEDチップ12bと、第二LEDチップ12rと、制御部20とを備えている。第一LEDチップ12bは、基板11に実装された第一発光素子である。第二LEDチップ12rは、第一LEDチップ12bよりも発光波長のピークが長波長であり、基板11における第一LEDチップ12bからの光を受光可能な位置に実装された第二発光素子である。制御部20は、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rを個別に制御する。また、制御部20は、第一LEDチップ12bからの光を第二LEDチップ12rが受光することで発した起電力に基づいて、第二LEDチップ12rに対する電流を制御する。
この構成によれば、制御部20が、第二LEDチップ12rが発した起電力に基づいて、第二LEDチップ12rに対する電流を制御するので、温度を直接測定しなくとも、温度を考慮した発光強度の制御が可能となる。これにより、温度センサが不要となるため、装置全体の小型化を図ることができる。
また、制御部20は、測定部30と記憶部221と決定部222と調整部223とを備えている。測定部30は、第二LEDチップ12rが発した起電力の電圧値を測定する。記憶部221は、起電力の電圧値と第二LEDチップ12rの電流値との関係を記憶している。決定部222は、測定部30が測定した電圧値と、記憶部221に記憶された前記関係とに基づいて、電圧値に対応する電流値を決定する。調整部223は、決定部222が決定した電流値となるように、第二LEDチップ12rに対する電流を調整する。
この構成によれば、測定部30が測定した電圧値と、記憶部221に記憶された前記関係とに基づいて決定された電流値で第二LEDチップ12rを制御することができる。
ここで、本実施の形態では、記憶部221が、起電力−温度テーブル221aと、温度−出力比テーブル221bと、出力比−電流値テーブル221cとの三つのテーブルを記憶している。そして、これらの起電力−温度テーブル221aと、温度−出力比テーブル221bと、出力比−電流値テーブル221cとを用いることにより、起電力の電圧値に対応した電流値を間接的に求めている。しかしながら、起電力の電圧値と電流値との関係を示す起電力−電流値テーブルを作成しておけば、当該テーブルだけで、起電力の電圧値に対応した電流値を直接的に求めることが可能である。なお、起電力−電流値テーブルについては、前述の起電力−温度テーブル221aと、温度−出力比テーブル221bと、出力比−電流値テーブル221cとを組み合わせることで作成することが可能である。また、種々の実験、シミュレーションを行うことにより、起電力−電流値テーブルを作成することも可能である。
また、第一LEDチップ12b及び第二LEDチップ12rは、それぞれ平面視矩形状である。第二LEDチップ12rは、一側面が第一LEDチップ12bの一側面に対向するように配置されている。第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとの間隔Hは、第二LEDチップ12rの一辺(短辺)よりも短い。
この構成によれば、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとの間隔Hが、第二LEDチップ12rの一辺よりも短いので、第二LEDチップ12rが第一LEDチップ12bからの光を確実に受光することができる。
また、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとは同一の封止部材13(封止樹脂)により封止されている。
ここで、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとが異なる封止樹脂により封止されていると、封止樹脂間の境界面によって、第一LEDチップ12bからの光の一部が屈折あるいは反射される場合がある。この場合、第二LEDチップ12rでの受光量が低減されてしまう。一方、第一LEDチップ12bと第二LEDチップ12rとが同一の封止樹脂により一括で封止されていれば、前述した境界をなくすことができ、第二LEDチップ12rの受光量が低減してしまうことを抑えることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る電球形ランプ90の構成について、図10を用いて説明する。図10は、実施の形態2に係る電球形ランプの構成概要を示す図である。
図10に示す電球形ランプ90は、照明用光源の一例であり、上記実施の形態1に係る発光装置10を備える。電球形ランプ90は、透光性のグローブ91と、光源である発光装置10と、発光装置10に電力を供給する駆動回路を収容する筐体96と、外部から電力を受ける口金98とを備える。
口金98が受けた交流電力は、駆動回路によって直流電力に変換され、発光装置10に供給される。なお、口金98に直流電力が供給される場合、駆動回路は、直流から交流への変換機能を備えなくてもよい。
また、本実施の形態では、発光装置10は、支柱93に支持されることで、グローブ91の中央部に配置されている。支柱93は、グローブ91の開口部の近傍からグローブ91の内方に向かって延びるように設けられた金属製の棒体である。
具体的には、支柱93は、グローブ91の開口部の近傍に配置された支持板94に接続されている。
なお、発光装置10は、支柱93ではなく、支持板94に直接的に支持されてもよい。つまり、支持板94のグローブ91側の面に発光装置10が取り付けられてもよい。
グローブ91は、発光装置10からの光を外部に透過させる透光性カバーである。なお、本実施の形態におけるグローブ91は、発光装置10からの光に対して透明な材料から構成されている。このようなグローブ91としては、例えば、可視光に対して透明なシリカガラス製のガラスバルブ(クリアバルブ)が採用される。
この場合、グローブ91内に収容された発光装置10は、グローブ91の外側から視認することができる。
なお、グローブ91は、必ずしも可視光に対して透明である必要はなく、グローブ91に光拡散機能を持たせてもよい。例えば、シリカまたは炭酸カルシウム等の光拡散材を含有する樹脂や白色顔料等をグローブ91の内面または外面の全面に塗布することによって乳白色の光拡散膜を形成してもよい。また、グローブ91の材質としては、ガラス材に限らず、アクリル(PMMA)またはポリカーボネート(PC)等の合成樹脂等による樹脂材を用いてもよい。
また、グローブ91の形状に特に限定はなく、例えば、発光装置10が支持板94に直接的に支持される場合(支柱93がない場合)、半球状のグローブ91が採用されてもよい。
電球形ランプ90は、実施の形態1に係る発光装置10を備えることで、実施の形態1で説明したように、演色性が高くかつ色ずれが認識され難いという効果を奏することできる。
なお、本実施の形態では、実施の形態1に係る発光装置10を備える照明用光源として、電球形ランプ90を例示したが、発光装置10を備える照明用光源が、直管ランプとして実現されてもよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3に係る照明装置100について、図11及び図12を用いて説明する。図11は、実施の形態3に係る照明装置の断面図である。図12は、実施の形態3に係る照明装置及びその周辺部材の外観斜視図である。
図11及び図12に示すように、本実施の形態に係る照明装置100は、例えば住宅等の天井に埋込配設されることにより下方(廊下または壁等)に光を照射するダウンライト等の埋込型照明装置である。
照明装置100は、上記実施の形態1に係る発光装置10を備える。照明装置100はさらに、基部110と枠体部120とが結合されることで構成される略有底筒状の器具本体と、当該器具本体に配置された、反射板130及び透光パネル140とを備える。
基部110は、発光装置10が取り付けられる取付台であるとともに、発光装置10で発生する熱を放熱するヒートシンクである。基部110は、金属材料を用いて略円柱状に形成されており、本実施の形態ではアルミダイカスト製である。
基部110の上部(天井側部分)には、上方に向かって突出する複数の放熱フィン111が一方向に沿って互いに一定の間隔をあけて設けられている。これにより、発光装置10で発生する熱を効率よく放熱させることができる。
枠体部120は、内面に反射面を有する略円筒状のコーン部121と、コーン部121が取り付けられる枠体本体部122とを有する。コーン部121は、金属材料を用いて成形されており、例えば、アルミニウム合金等を絞り加工またはプレス成形することによって作製することができる。枠体本体部122は、硬質の樹脂材料または金属材料によって成形されている。枠体部120は、枠体本体部122が基部110に取り付けられることによって固定されている。
反射板130は、内面反射機能を有する円環枠状(漏斗状の)反射部材である。反射板130は、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成することができる。なお、反射板130は、金属材料ではなく、硬質の白色樹脂材料によって形成してもよい。
透光パネル140は、光拡散性及び透光性を有する透光部材である。透光パネル140は、反射板130と枠体部120との間に配置された平板プレートであり、反射板130に取り付けられている。透光パネル140は、例えばアクリルやポリカーボネート等の透明樹脂材料によって円盤状に形成することができる。
なお、照明装置100は、透光パネル140を備えなくてもよい。透光パネル140を備えないことで、照明装置100から放出される光の光束を向上させることができる。
また、図12に示すように、照明装置100には、発光装置10に点灯電力を給電する点灯装置150と、商用電源からの交流電力を点灯装置150に中継する端子台160とが接続される。
点灯装置150及び端子台160は、器具本体とは別体に設けられた取付板170に固定される。取付板170は、金属材料からなる矩形板状の部材を折り曲げて形成されており、その長手方向の一端部の下面に点灯装置150が固定されるとともに、他端部の下面に端子台160が固定される。取付板170は、器具本体の基部110の上部に固定された天板180と互いに連結される。
照明装置100は、実施の形態1に係る発光装置10を備えることで、実施の形態1で説明したように、演色性が高くかつ色ずれが認識され難いという効果を奏することができる。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係る発光装置、照明用光源及び照明装置について、実施の形態1〜3に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態1に係る発光装置10は、第一LEDチップ12bと黄色蛍光体との組み合わせによって白色光を放出するとしたが、白色光を放出するための構成はこれに限らない。
例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと第一LEDチップ12bとを組み合わせてもよい。あるいは、第一LEDチップ12bよりも短波長である紫外光を放出する紫外LEDチップと、主に紫外光により励起されることで青色光、赤色光及び緑色光を放出する、青色蛍光体粒子、緑色蛍光体粒子及び赤色蛍光体粒子とを組み合わせてもよい。
また、発光装置10が備える発光素子として、第一LEDチップ12b等のLEDチップが採用されるとした。しかしながら、発光装置10が備える発光素子として表面実装(SMD:Surface Mount Device)型LED素子が採用されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の主旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 発光装置
11 基板
12b 第一LEDチップ(第一発光素子)
12r 第二LEDチップ(第二発光素子)
20 制御部
30 測定部
90 電球形ランプ(照明用光源)
100 照明装置
221 記憶部
222 決定部
223 調整部

Claims (6)

  1. 基板に実装された第一発光素子と、
    前記第一発光素子よりも発光波長のピークが長波長の第二発光素子であって、前記基板における前記第一発光素子からの光を受光可能な位置に実装された第二発光素子と、
    前記第一発光素子及び前記第二発光素子を個別に制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第一発光素子からの光を前記第二発光素子が受光することで発した起電力に基づいて、前記第二発光素子に対する電流を制御する
    発光装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第二発光素子が発した前記起電力の電圧値を測定する測定部と、
    前記起電力の電圧値と前記第二発光素子の電流値との関係を記憶する記憶部と、
    前記測定部が測定した電圧値と、前記記憶部に記憶された前記関係とに基づいて、前記電圧値に対応する前記電流値を決定する決定部と、
    前記決定部が決定した前記電流値となるように、前記第二発光素子に対する電流を調整する調整部と、を備える
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第一発光素子及び前記第二発光素子は、それぞれ平面視矩形状であり、
    前記第二発光素子は、一側面が前記第一発光素子の一側面に対向するように配置されており、
    前記第二発光素子と前記第一発光素子との間隔は、前記第二発光素子の短辺よりも短い
    請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第一発光素子と前記第二発光素子とは同一の封止樹脂により封止されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置を備える
    照明用光源。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光装置を備える
    照明装置。
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