JP2000294831A - 半導体発光装置、半導体発光装置アレイ、フォトセンサおよびフォトセンサアレイ - Google Patents

半導体発光装置、半導体発光装置アレイ、フォトセンサおよびフォトセンサアレイ

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JP2000294831A
JP2000294831A JP10189499A JP10189499A JP2000294831A JP 2000294831 A JP2000294831 A JP 2000294831A JP 10189499 A JP10189499 A JP 10189499A JP 10189499 A JP10189499 A JP 10189499A JP 2000294831 A JP2000294831 A JP 2000294831A
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light
semiconductor light
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semiconductor
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Masashi Yanagase
雅司 柳ヶ瀬
Yasuhiro Konishi
康弘 小西
Hiroshi Imamoto
浩史 今本
Motoaki Takaoka
元章 高岡
Yoshikazu Yama
義和 山
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高輝度で高出力の半導体発光装置を提供す
る。 【解決手段】 ガラス基板42の上にLEDチップ45
を実装する。ガラス基板42の上に、LEDチップ45
を囲むようにして構造物47を設ける。構造物47は2
枚の半導体基板48、49によって形成されており、空
洞50の内面にはAu等の反射膜54を設ける。構造物
47の上面には、小さな光出射口53を設ける。LED
チップ45から出た光は、反射膜54で反射することに
より空洞50内に閉じ込められた後、光出射口53から
出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光装置、
半導体発光装置アレイ、フォトセンサ及びフォトセンサ
アレイに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】(高輝度、高出力の半導体
発光装置)高輝度で高出力の光源は光学機器の性能向上
につながるので、多くの光学機器において、高輝度かつ
高出力な発光装置が強く求められている。なかでも半導
体発光素子は、小型、省電力で、かつ高輝度な光源とし
て数多く利用されている。さらに、半導体発光素子は、
一層の高輝度化と高出力化を目指して数々の工夫や改良
が行なわれており、高輝度または高出力な半導体発光素
子あるいは半導体発光装置としては、以下のような従来
例が存在している。
【0003】このような従来例としては、まず電流狭窄
構造の半導体発光素子を挙げることができる(例えば、
特開平1−117078号)。この半導体発光素子は、
電流通路を制限することにより、発光層の電流注入領域
を集中させて高輝度化を図ったものである。このような
電流狭窄構造の半導体発光素子では、電流通路を制限し
ているために輝度は高いが、大電流を流すとすぐに光出
力の飽和が起こる。よって、このような半導体発光素子
では、高輝度ではあるが、高出力を得ることが難しかっ
た。
【0004】また、高輝度かつ高出力の半導体発光装置
としては、チップ状をした複数の半導体発光素子をステ
ム等に実装し、それらを一体にパッケージングしたもの
がある。このように複数の半導体発光素子を1パッケー
ジに納めた半導体発光装置は、高出力である。しかし、
その発光領域も大きくなるので、その輝度は個々の半導
体発光素子と変わりがない。
【0005】つぎには、半導体レーザー素子を挙げるこ
とができる。しかし、半導体レーザー素子は、高輝度か
つ高出力であるが、レーザー光はコヒーレントな光であ
るために人間や動物の目には有害で、使用方法が適切で
ないと危険である。よって、半導体レーザー素子では、
応用できる範囲や対象が大きく制限されている。
【0006】また、応用分野によっては、複数個の半導
体発光素子または半導体発光装置を実装して半導体発光
素子アレイまたは半導体発光装置アレイとして使用する
こともあるが、従来にあっては半導体発光素子または半
導体発光装置を個別に実装していたので、発光素子アレ
イまたは発光装置アレイを構成する各発光素子又は発光
装置とその上に対向配置されるレンズアレイや光ファイ
バアレイと光軸を一致させることが難しいという問題も
あった。
【0007】よって、従来から、高輝度かつ高出力で安
全に使用できる半導体発光装置や、そのような半導体発
光装置を規則的に配列した半導体発光装置アレイが望ま
れていた。
【0008】(多色発光の半導体発光装置)また、発光
ダイオードを用いてディスプレイのような多色発光を行
なう場合、赤、緑、青の各発光色の発光ダイオードを組
み合わせることにより多種類の発光色を得るものが一般
的である。その場合、赤、緑、青の各発光色の発光チッ
プを個々に封止された各発光色の発光装置を複数個組み
合わせて1画素を形成するか、あるいはステム上に各発
光色の発光チップを実装した1つの発光装置で画素を形
成する方法がとられる。しかし、いずれの構造でも、近
距離から見るときには各発光チップから出射される光が
分離して見え、混色が不十分になるという問題がある。
そこで、多色発光の可能な半導体発光装置としては、以
下に述べるようなものが提案されている。
【0009】まず、図1に示す半導体発光素子1は、1
チップにより多色発光を可能にしたものである(特開平
7−183576号公報)。これは、基板2上にエネル
ギーギャップの異なるInAlGaN層からなる複数の
活性層4、6、8を設け、これらの活性層4、6、8の
上下面に形成された各クラッド層3、5、7、9に電極
10、11、12、13を設け、各電極10、11、1
2、13に印加する電圧を制御することで、発光素子1
の発光色を変化させるようにしたものである。
【0010】しかし、このような半導体発光素子1で
は、基板2上に形成されるエピタキシャル成長層(活性
層、クラッド層)の構造が複雑となるばかりでなく、発
光チップの作製工程も複雑になるので、技術的にも量産
的にも製造が難しい。この結果として、半導体発光素子
1がコスト高となる。
【0011】また、特開平8−202288号公報に開
示されている発光装置では、互いに異なる波長で発光す
る複数の半導体発光素子を同軸上に配置し、後方の半導
体発光素子から出射された光が、その前方に位置する半
導体発光素子を透過するようにしている。従って、異な
る発光素子から出射された異なる色の光を混合すること
ができ、多色の発光装置を構成することができる。
【0012】このような構造の発光装置は理論的には可
能であるが、実際に作製しようとした場合には、各発光
素子を同軸上に精度よく実装するための生産方法、素子
電極への配線方法など、技術的に難しい課題が多くあ
り、実現性に乏しかった。
【0013】従って、近くで見ても各発光色が分離して
見えることがない、簡単な構造の多色発光可能な半導体
装置が望まれる。
【0014】(フォトセンサ)また、反射型フォトセン
サは、発光素子から出射した光が検知対象物で反射され
たとき、その反射光を受光することによって検知対象物
の有無を判別するものである。このようなフォトセンサ
としては、以下に示すような構造のものが提供されてい
るが、従来より小型のフォトセンサが求められている。
【0015】例えば、図2に示すフォトセンサ21は、
別個に製造された発光装置22(チップ状の発光素子を
樹脂モールドしたもの)と受光装置23(チップ状の受
光素子を樹脂モールドしたもの)とを同一ケース24内
に並べて固定することにより、発光装置22と受光装置
23を一体化したものである(特開平8−236803
号公報)。しかしながら、このようなフォトセンサ21
では、個別部品として製造された発光装置22と受光装
置23を一体化しているため、フォトセンサ21全体が
大きくなり、小型化が困難である。また、発光装置22
内の発光素子と受光装置23内の受光素子との距離が離
れているため、検知対象物もある程度離れないと検出さ
れないという問題がある。
【0016】また、図3に示すフォトセンサ31は、チ
ップ状の発光素子32とチップ状の受光素子33を別々
のリードフレーム34、35上に搭載し、発光素子32
と受光素子33を透明パッケージ36内に封止して一体
化したものである。なお、37はレンズ部である。しか
し、このようなフォトセンサ31では、発光素子32と
受光素子33が同一透明パッケージ36内に封止されて
いるので、発光素子32から側面方向へ出射された光が
受光素子33に直接入射し、検知対象物の検出時と非検
出時での出力信号のS/N比が悪くなる問題があった。
【0017】従って、最短検知距離が短く、S/N比の
良好な小型のフォトセンサが望まれている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の技術的
問題点を解決するためになされたものであり、その目的
とするところは、高輝度かつ高出力の半導体発光装置と
その半導体装置アレイを提供することにある。また、本
発明の別な目的は、高輝度で、作製が容易で、多色発光
可能な半導体装置とその半導体装置アレイを提供するこ
とにある。また、本発明のさらに別な目的は、最短検知
距離が短く、S/N比の良好な小型のフォトセンサとそ
のフォトセンサアレイを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段とその作用】請求項1に記
載の半導体発光装置は、半導体発光素子を実装された基
板とこの半導体発光素子を取り囲むように形成された構
造物とを備え、前記構造物の内面には前記半導体発光素
子の光を反射させるための加工が施され、かつ前記構造
物の一部に光を取り出すための領域が形成されているこ
とを特徴としている。
【0020】請求項1に記載の半導体発光装置にあって
は、半導体発光素子から出た光を当該半導体発光素子を
取り囲むように形成された構造物の内面で反射させるこ
とによって構造物と基板に囲まれた空間に閉じ込め、限
定された領域(すなわち、構造物の一部に設けられた光
取り出し領域)から外部へ取り出すようにしているの
で、半導体発光素子から出た光をきわめて低損失で、限
定された領域から外部へ出射させることができ、高輝度
かつ高出力の半導体発光装置を製作することができる。
【0021】請求項2に記載の半導体発光装置は、請求
項1に記載した半導体発光装置における前記基板に複数
の半導体発光素子が実装されていることを特徴としてい
る。
【0022】請求項2に記載の半導体発光装置にあって
は、発光波長の等しい複数の半導体発光素子を基板上に
実装することにより、同一発光波長の半導体発光素子を
同時に発光させることができ、大光量の光を光取り出し
領域から外部へ出射させることができ、半導体発光装置
の光出力をより大きくすることができる。
【0023】また、請求項2に記載の半導体発光装置に
あっては、発光波長の異なる複数の半導体発光素子を基
板上に実装することにより、多波長の半導体発光装置を
製作することができる。しかして、発光波長の異なる半
導体発光素子を順次発光させることにより、半導体発光
装置の発光波長を変化させることができる(特に、可視
光であれば、発光色を変化させることができる)。ま
た、発光波長の異なる半導体発光素子を同時に発光させ
ることにより、例えば可視光であれば混色によって中間
色での発光も可能になる。
【0024】請求項3に記載の半導体発光装置は、半導
体発光素子を実装された基板と、この半導体発光素子に
よる多色発光光源を取り囲むように形成された構造物と
を備え、前記構造物の内面には前記多色発光光源の光を
反射させるための加工が施され、かつ前記構造物の一部
に光を取り出すための領域が形成されていることを特徴
としている。ここで、多色発光光源とは、半導体発光素
子の発光色と異なる色で発光させることができる光源を
いうが、半導体発光素子の発光色と異なる色で発光する
色は必ずしも多くなくてもよい。
【0025】請求項3に記載の半導体発光装置にあって
は、多色発光光源から出た光を当該半導体発光素子を取
り囲むように形成された構造物の内面で反射させること
によって構造物と基板に囲まれた空間に閉じ込め、限定
された領域(すなわち、構造物の一部に設けられた光取
り出し領域)から外部へ取り出すようにしているので、
半導体発光素子から出た光をきわめて低損失で、限定さ
れた領域から外部へ出射させることができ、高輝度かつ
高出力の多色発光可能な半導体発光装置を製作すること
ができる。しかも、多色発光光源を構造物内に納めるだ
けでよいので、製作も容易に行なうことができる。
【0026】請求項4に記載の半導体発光装置は、請求
項3に記載した半導体発光装置における前記多色発光光
源が、前記半導体発光素子と該半導体発光素子の発光に
よって励起され蛍光を発する蛍光剤とによって形成され
ていることを特徴としている。
【0027】請求項4に記載の半導体発光装置にあって
は、半導体発光素子と該半導体発光素子の発光によって
励起され蛍光を発する蛍光剤とによって多色発光光源が
形成されているから、半導体発光素子の光によって蛍光
剤を励起させることができ、半導体発光装置の輝度を高
くできる。また、蛍光剤によって半導体発光素子の光の
波長を種々の波長の光に変換することができる。また、
生産の容易な多色発光光源を備えた半導体発光装置を提
供できる。
【0028】請求項5に記載の半導体発光装置は、請求
項3に記載の半導体発光装置における前記多色発光光源
が、基板上に実装された少なくとも2種類以上の半導体
発光素子で構成されていることを特徴としている。
【0029】請求項5に記載の半導体発光装置にあって
は、少なくとも2種類以上の半導体発光素子で多色発光
光源を構成しているので、各半導体発光素子の光を混合
することにより多様な色で発光させることができる。し
かも、各半導体発光素子から出た光は構造物内に閉じ込
められ、光取り出し領域から取り出されるので、波長の
異なる複数の半導体発光素子を発光させた場合も色分離
が起こりにくい。
【0030】請求項6に記載の半導体発光装置は、請求
項5に記載の半導体発光装置における前記多色発光光源
が、赤色と緑色と青色の3つの発光色の半導体発光素子
の組み合わせにより構成されていることを特徴としてい
る。
【0031】請求項6に記載の半導体発光装置は、赤色
と緑色と青色の3つの発光色の半導体発光素子の組み合
わせにより構成されているから、白色光源を得ることが
できる。また、各半導体発光素子の発光/非発光を切り
換えたり、注入電流を制御したりすることにより、フル
カラーで発光させることも可能になる。
【0032】請求項7に記載の半導体発光装置は、請求
項1又は3に記載した半導体発光装置における前記構造
物が、半導体材料を用いて形成されていることを特徴と
している。
【0033】請求項7に記載の半導体発光装置にあって
は、半導体材料(例えば、安価なシリコンウエハ)によ
り前記構造物を形成しているので、フォトリソグラフィ
等の半導体微細加工技術を用いることにより、微小な構
造物を精密に製作することができ、非常に小さくて高輝
度、高出力の半導体発光装置を製作することができる。
【0034】請求項8に記載の半導体発光装置は、請求
項1又は3に記載した半導体発光装置において、前記半
導体発光素子の光を反射させるための加工が、前記基板
に施されていることを特徴としている。
【0035】請求項8に記載の半導体発光装置にあって
は、基板にも半導体発光素子の光を反射させるための加
工を施しているので、基板における光の透過や吸収も減
少させることができ、半導体発光装置をより高出力化す
ることができる。
【0036】請求項9に記載の半導体発光装置は、請求
項1又は3に記載した半導体発光装置における前記構造
物の内面に、構造物内の光を前記光取り出し領域に集め
る機能を持たせたことを特徴としている。
【0037】請求項9に記載の半導体発光装置にあって
は、前記構造物の内面に、構造物内の光を前記光取り出
し領域に集める機能を持たせているから、半導体発光素
子から出た光の取り出し効率を高めることができる。
【0038】請求項10に記載の半導体発光装置アレイ
は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記
載された半導体発光装置を複数配列させて一体化したこ
とを特徴としている。
【0039】請求項1〜9に記載した半導体発光装置
は、半導体発光素子の実装位置のずれに対する影響が少
ないので、このような半導体発光装置を配列させてアレ
イ化することにより、発光点を精度よく配列させること
ができ、レンズアレイやファイバアレイとの組合わせも
容易となる。
【0040】請求項11に記載のフォトセンサは、半導
体発光素子を実装された基板と、前記半導体発光素子を
取り囲むように形成され、その一部に光を取り出すため
の領域が形成された構造物と、前記構造物の光取り出し
領域と同一平面上に設けられた受光素子とを備えたこと
を特徴としている。
【0041】請求項11に記載のフォトセンサにあって
は、半導体発光素子から出た光を構造物と基板に囲まれ
た空間に閉じ込め、限定された領域(すなわち、構造物
の一部に設けられた光取り出し領域)から外部へ取り出
すようにしているので、半導体発光素子から出た光を限
定された領域から外部へ出射させることができる。一
方、受光素子は光取り出し領域と同一平面に設けられて
いるので、光取り出し領域から出射された光が直接に受
光素子で受光されることがない。よって、検知対象物で
反射した光の検出時と非検出時とのSN比を高くするこ
とができる。
【0042】また、半導体発光素子と受光素子が一体化
しているので、フォトセンサを非常に小型化することが
できる。さらに、発光素子と受光素子はごく近傍に設け
られているので、検知対象物もごく近傍でも精度よく検
出することができる。
【0043】請求項12に記載のフォトセンサは、請求
項11に記載したフォトセンサにおける前記構造物の内
面または前記基板のうち少なくとも一方に、半導体発光
素子の光を反射させるための加工が施されていることを
特徴としている。
【0044】請求項12に記載のフォトセンサにあって
は、前記構造物の内面または前記基板のうち少なくとも
一方に、半導体発光素子の光を反射させるための加工が
施されているから、構造物の光取り出し領域から出射さ
れる光の出力が大きくなり、SN比がさらに向上する。
【0045】請求項13に記載のフォトセンサは、請求
項11に記載したフォトセンサにおける前記受光素子
が、前記光取り出し領域を取り囲むように形成されてい
ることを特徴としている。
【0046】請求項13に記載のフォトセンサにあって
は、前記光取り出し領域を取り囲むように受光素子が形
成されているので、フォトセンサの検出感度を高感度に
することができる。
【0047】請求項14に記載のフォトセンサは、請求
項11に記載したフォトセンサにおいて、前記受光素子
を複数備えていることを特徴としている。
【0048】請求項14に記載のフォトセンサにあって
は、受光素子を複数備えているから、検知対象物の位置
や動作方向を識別することもできる。
【0049】請求項15に記載のフォトセンサは、請求
項11に記載したフォトセンサにおいて、前記構造物の
内部に設けた空洞の軸心方向を基板に対して傾斜させた
ことを特徴としている。
【0050】請求項15に記載のフォトセンサにあって
は、前記構造物の内部に設けた空洞の軸心方向を基板に
対して傾斜させているから、光取り出し領域からの光出
射方向を傾斜させることができ、フォトセンサのS/N
比を向上させることができる。
【0051】請求項16に記載のフォトセンサアレイ
は、請求項11、12、13、14又は15に記載され
たフォトセンサを複数配列させて一体化したことを特徴
としている。
【0052】請求項11〜15に記載したフォトセンサ
は、半導体発光素子の実装位置のずれに対する影響が少
ないので、このようなフォトセンサを配列させてアレイ
化すれば、各フォトセンサの光出射領域(光取り出し領
域)を精度よく配置させることができ、高精度なフォト
センサアレイが得られる。
【0053】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図4は本発明
の一実施形態による半導体発光装置41の外観斜視図、
図5は該半導体発光装置41の構造を示す断面図であ
る。この半導体発光装置41にあっては、ガラス基板4
2の表面に、図6に示すようなパターンのAuやAg等
の電極配線43、44を設けてあり、この電極配線43
の上には、半導体発光素子としてLEDチップ45をダ
イボンディングしてあり、LEDチップ45と電極配線
44との間はボンディングワイヤ46により結線されて
いる。
【0054】ガラス基板42の上には、Siウエハ等の
半導体基板を加工することによって形成された構造物4
7が実装されている。この構造物47は2枚の半導体基
板48、49を接合することによって形成されており、
内部に10面体状をした空洞50が形成されている。す
なわち、下層の半導体基板48には上方で広くなった四
角錐台状の空間51が形成されており、当該空間51は
上面及び下面で開口している。下層の半導体基板48
は、ガラス基板42上に実装されたLEDチップ45を
囲むようにしてガラス基板42上に接合されている。上
層の半導体基板49は上方で狭くなった四角錐台状の空
間52が形成されており、上面の開口(例えば、0.1
5mm角の開口)は下層の半導体基板48の下面の開口
よりも小さく形成されていて光出射口53となってお
り、下面の開口は下層の半導体基板48の上面の開口と
等しくなっている。従って、下層の半導体基板48の上
に上層の半導体基板49を接合して構造物47を形成す
ると、構造物47の内部には中央部で広くなった空洞5
0が形成される。
【0055】構造物47の内面全体には、AuやAg等
の反射率の高い金属材料によるメッキや多層反射膜等に
よって反射膜54を形成している。また、ガラス基板4
2の、空洞50の下面に露出している領域では、電極配
線43、44間の隙間を小さくしてほぼ全体にAuやA
g等の電極配線43、44を設け、ガラス基板42の露
出領域でも光の反射率が高くなるようにしている。さら
に、空洞50の下部には、LEDチップ45から出射さ
れる波長の光に対して透明な樹脂55を充填し、LED
チップ45を樹脂55内に封止している。
【0056】しかして、このような半導体発光装置41
によれば、LEDチップ45から出た光は、構造物47
の光出射口53から直接外部へ出射され、あるいは、構
造物47の内面の反射膜54やガラス基板42の電極膜
で反射されることによって空洞50内に閉じ込められた
後、光出射口53から外部へ出射される。
【0057】そして、反射膜54による光の反射率を高
くして光の損失を小さくすることにより半導体発光装置
41を高出力化することができ、光出射口53を小さく
することによって高輝度化することができるので、高輝
度かつ高出力の半導体発光装置41を製作することがで
きる。特に、ガラス基板42の電極配線43、44をA
u等の光反射率の高い材料で形成することにより、配線
としての機能の他に反射効果も併せ持たせることがで
き、より高い出力を得ることができる。単に発光領域を
制限しただけでは、高輝度かつ高出力の光源を得ること
はできないが、この半導体発光装置41では、LEDチ
ップ45の光を空洞50内に閉じ込めた後、小さな領域
からほぼロスなく外部へ出射させるようにしているの
で、高輝度かつ高出力の光源とすることができる。
【0058】このような半導体発光装置41では、0.
15mm角程度の小さな光出射口53から光を出射させ
ることができるので、例えば光電センサ用の光源として
用いた場合には精度のよい光電センサを製作することが
できる。また、通信用光源、光ファイバ用光源など、高
輝度で高出力な光源を必要とするすべての光学機器に用
いることができる。
【0059】(製造方法)つぎに、この半導体発光装置
41の製造方法の一例を図7及び図8により説明する。
まず、図7(a)に示すように525μm厚と1050
μm厚の各(100)面Siウエハ48、49(構造物
47を構成する半導体基板と同じ符号を用いる。)を用
意し、CVD法により各Siウエハ48、49の表面に
膜厚2μmのSi34膜56を成膜する。ついで、各S
iウエハ48、49の表面にレジスト膜57を形成し、
レジスト膜57をパターニングして開口58をあけ[図
7(b)]、レジスト膜57の開口58を通してドライ
エッチングによりSi34膜56を部分的に除去し、S
34膜56に1.6mm角の正方形の開口59をあけ
る[図7(c)]。
【0060】この後、Si34膜56の開口58を通し
て、80℃のKOH溶液(25%)でSiウエハ48、
49をエッチングする。KOH溶液は、異方性エッチン
グ液であって、(100)面のエッチングレートは70
μm/sec、(111)面のエッチングレートは約1μ
m/secであるから、このエッチング工程により、各S
iウエハ48、49には、角錐台状をした表裏両面に貫
通した空間51、52が開口される[図7(d)]。こ
の空間51、52の内面は、Siウエハ48、49の
(111)面によって構成される。厚みの大きなSiウ
エハ49の空間52では、上面における開口寸法は1.
8mm角、下面における開口寸法は0.15mm角とな
っており、厚みの薄いSiウエハ48の空間51では、
上面における開口寸法は1.8mm角、下面における開
口寸法は0.9mm角となっている。ついで、両Siウ
エハの空間内に6000Åの堆積厚でAuを蒸着させる
と、空間51、52の内面には、膜厚が約3000Åの
Au反射膜54が形成される[図7(e)]。
【0061】一方、ガラス基板42の表面に3000Å
の膜厚でAuの蒸着膜を成膜し、これをKBr液でウエ
ットエッチングすることにより図6(a)(b)に示し
たようなパターンにパターニングしてAu電極配線4
3、44を得る。
【0062】このガラス基板42の上に下層側のSiウ
エハ48を重ねて接合し、ガラス基板42の上に構造物
47の下部を構成する[図8(f)]。ついで、電極配
線434上にLEDチップ45をダイボンディングし、
電極配線44とLEDチップ45とをワイヤボンディン
グし、ガラス基板42上にLEDチップ45を実装する
[図8(g)]。Siウエハ48の空間51内に樹脂5
5をポッティングすることにより、樹脂55内にLED
チップ45を封止した[図8(h)]後、下層側のSi
ウエハ48の上に上層側のSiウエハ49を重ねて接合
し、両Siウエハ48、49によって構造物47を構成
し[図8(i)]、半導体発光装置41を得る。なお、
ガラス基板42の上に多数の半導体発光装置41が一度
に形成されている場合には、個別に分離して個々の半導
体発光装置41に分離する。
【0063】このように構造物47にSiウエハ48、
49を用い、半導体微細加工技術によりSiウエハ4
8、49を加工するようにすれば、小さくて複雑な形状
の構造物47も、容易かつ精密に製作することができ
る。また、量産が可能で、製作時間も短縮できる。さら
に、半導体基板の面方位によらずエッチング速度が一定
となる特性(等方性)、あるいは面方位によってエッチ
ング速度が異なる特性(異方性)を利用すれば、精度よ
く種々の形状を製作でき、構造物製作の自由度を高くす
ることができる。また、Siウエハ48、49を用いれ
ば、エッチング面の平坦性に優れているので、反射膜5
4での光反射効果を高くすることができる。
【0064】なお、構造物はここではSiウエハにより
製作したが、GaAs等の半導体基板によって製作して
もよく、またガラスや樹脂等によって製作してもよい。
【0065】(第2の実施形態)図9は本発明の別な実
施形態による半導体発光装置71の構造を示す断面図、
図10は基板上に実装されたLEDチップ77、78を
示す平面図である。この半導体発光装置71において
は、表面に酸化膜73を形成したSiウエハ72を基板
とし、酸化膜73の上にAuやAg等の電極配線74、
75、76を形成し、電極配線75の上に同一発光波長
のLEDチップ77、78を複数個実装し、ボンディン
グワイヤ79によりLEDチップ77と電極配線74を
ボンディングし、ボンディングワイヤ80によりLED
チップ78と電極配線76をボンディングしている。こ
の実施形態のように複数個のLEDチップ77、78を
用いれば、大光量の光を光出射口53から外部へ出射さ
せることができ、半導体発光装置71をより大出力化す
ることができる。例えば、2つのLEDチップ77、7
8を実装した場合、少なくとも1つのLEDチップの実
装位置は光出射口53の直下から大きく離れるため、L
EDチップが1つの場合と比較して光出力が2倍にはな
らないが、それに近くはなる。測定結果によれば、1つ
のLEDチップの場合のおよそ1.7倍の光出力が得ら
れた。
【0066】また、基板としてSiウエハ72を用い、
構造物47にもSiウエハを用いるようにすれば、熱膨
張による構造物47と基板との間の接合強度の低下を防
ぐことができる。
【0067】なお、この実施形態では、LEDチップ7
7、78を並列に接続したが、直列に接続してもよい。
【0068】(第3の実施形態)図11は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置81の構造を示す
断面図である。この半導体発光装置81にあっては、表
面に酸化膜73を形成したSiウエハ72を基板とし、
酸化膜73の上にAuやAg等の電極配線74、75、
76を形成し、電極配線75の上に発光波長の異なる複
数のLEDチップ77、78を実装し、ボンディングワ
イヤ79によりLEDチップ77と電極配線74、76
をボンディングし、ボンディングワイヤ80によりLE
Dチップ78と電極配線76をボンディングしている。
この実施形態のように発光波長の異なる複数個のLED
チップ77、78を実装し、各LEDチップ77、78
を個別に駆動できるようにすれば、発光させるLEDチ
ップ77、78を切り換えることにより、半導体発光装
置81の光出射口53から出射される光の発光波長ない
し発光色を切り換えることができる。
【0069】また、この実施形態では、3層の半導体基
板(Siウエハ)82、83、84によって構造物47
を構成している。下層の半導体基板82は、構造物47
の下半分を構成しており、上層及び中層の半導体基板8
4、83は、構造物47の上半分を構成している。下層
の半導体基板82は、硝酸によって等方性エッチングす
ることにより空間51を開口されている。半導体基板8
2を等方性エッチングすると、エッチングによって形成
される空間51の内面は凹面となる。従って、この空間
51の内面に反射膜54を形成することにより、凹面鏡
状の反射面ができる。
【0070】上層及び中層の半導体基板84、83は、
それぞれ525μm厚のSiウエハであって互いに接合
されている。2枚の半導体基板83、84を接合したも
のを異方性エッチングすることにより、下面における開
口面積が大きく、上面における開口面積(光出射口53
の大きさ)が小さな空間52a、52bを形成すること
ができる。具体的には、上層の半導体基板84の上面に
設けるレジストパターンのパターンサイズを0.9mm
角とし、光出射口53の寸法を約0.9mm角とした。
【0071】また、上層及び中層の半導体基板84、8
3と下層の半導体基板82とを接合して一体化された構
造物47においては、光出射口53が凹面鏡状をした反
射膜54の光軸状上に位置するように組立てられてい
る。好ましくは、LEDチップ77、78から出て凹面
鏡状をした反射膜54で反射された光が光出射口53に
ほぼ集光されるようにするのが望ましい。
【0072】しかして、このような構造物47の構造に
よれば、LEDチップ77、78から横方向へ出射され
た光や、LEDチップ77、78から出て空洞50内に
閉じ込められた光を反射膜54で反射させることによ
り、光出射口53に集光させることができ、半導体発光
装置81の光出射口53から光を効率よく出射させるこ
とができる。また、各半導体発光素子77、78から出
た光は、直接に、あるいは反射膜54で反射されて光出
射口53から外部へ出射されるので、LEDチップ7
7、78の実装位置が多少ずれていても、発光領域(光
出射口53)の位置はずれないし、また出力もほとんど
低下しない。さらに、このような構造の半導体発光装置
81によれば、その光軸は構造物47と凹面鏡状の反射
膜54との位置関係で決まり、LEDチップ45の実装
位置に影響されない。
【0073】(第4の実施形態)図12は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置91を示す断面図
である。この半導体発光装置91は、多色発光光源を備
えたものであって、主にスポット照明やディスプレイ用
照明、光学式カラーセンサ等に用いられるものである。
この半導体発光装置91にあっては、ガラス基板42の
表面に、AuやAg等の電極配線43、44を設けてあ
り(図6参照)、この電極配線43の上には、半導体発
光素子として430nmと370nmにピークを持つ窒
化ガリウム系の青色LEDチップ92をダイボンディン
グしてあり、青色LEDチップ92と電極配線44との
間はボンディングワイヤ93により結線されている。
【0074】ガラス基板42の上には、Siウエハ等の
半導体基板を加工することによって形成された構造物4
7が実装されている。この構造物47は2枚の半導体基
板48、49を接合することによって形成されており、
内部に10面体状をした空洞50が形成されている。空
間51を形成された下層の半導体基板48は、ガラス基
板42上に実装された青色LEDチップ92を囲むよう
にしてガラス基板42上に接合されている。上層の半導
体基板49は上方で狭くなった四角錐台状の空間52が
形成されており、上面の開口(例えば、0.35mm角
の開口)は下層の半導体基板48の下面の開口よりも小
さく形成されていて光出射口53となっており、下面の
開口は下層の半導体基板48の上面の開口と等しくなっ
ている。従って、下層の半導体基板48の上に上層の半
導体基板49を接合して構造物47を形成すると、構造
物47の内部には中央部で広くなった空洞50が形成さ
れる。
【0075】構造物47の内面全体には、AuやAg等
の反射率の高い金属材料によるメッキや多層反射膜等に
よって反射膜54を形成している。また、ガラス基板4
2の、空洞50の下面に露出している領域では、電極配
線43、44間の隙間を小さくしてほぼ全体にAuやA
g等の電極配線43、44を設け、ガラス基板42の露
出領域でも光の反射率が高くなるようにしている。さら
に、空洞50の下部には、青色LEDチップ92から出
射される波長の光に対して透明な樹脂94を充填し、青
色LEDチップ92を樹脂94内に封止してあり、該樹
脂94にはYAG(イットリウム・アルミニウム・ガー
ネット)系の蛍光剤を分散させている。あるいは、樹脂
94の表面にYAG系の蛍光剤を塗布してもよい。
【0076】このような半導体発光装置91によれば、
青色LEDチップ92と蛍光剤によって多色発光光源が
構成されており、青色LEDチップ92から出た光は、
樹脂94中の蛍光剤を励起して発光する。従って、青色
LEDチップ92の色補正はいうに及ばず、蛍光剤の種
類によって数々の波長の光に変換することができる。
【0077】また、多色発光光源の光は、構造物47の
光出射口53から直接外部へ出射され、あるいは、構造
物47の内面の反射膜54やガラス基板42の電極配線
43、44で反射されることによって空洞50内に閉じ
込められた後、光出射口53から外部へ出射される。よ
って、反射膜54による光の反射率を高くして光の損失
を小さくすることにより半導体発光装置91を高出力化
することができ、光出射口53を小さくすることによっ
て高輝度化することができるので、高輝度、高出力で小
型の半導体発光装置91を製作することができる。特
に、ガラス基板42の電極配線43、44をAu等の光
反射率の高い材料で形成することにより、配線としての
機能の他に反射効果も併せ持たせることができ、より高
い出力を得ることができる。単に発光領域を制限しただ
けでは、高輝度かつ高出力の光源を得ることはできない
が、この半導体発光装置91では、青色LEDチップ9
2の光を空洞50内に閉じ込めた後、小さな領域からほ
ぼロスなく外部へ出射させるようにしているので、高輝
度かつ高出力の多色発光光源とすることができる。
【0078】しかも、このフォトセンサは、0.35m
m角程度の小さな光出射口53から多色光を出射させる
ことができるので、例えば光学式カラーセンサとして用
いた場合には検出精度の良好なカラーセンサが得られ
る。
【0079】(製造方法)つぎに、この半導体発光装置
91の製造方法の一例を図13及び図14により説明す
る。まず、図13(a)に示すように525μm厚と1
050μm厚の各(100)面Siウエハ48、49を
用意し、CVD法により各Siウエハ48、49の表面
に膜厚2μmのSi34膜56を成膜する。ついで、各
Siウエハ48、49の表面にレジスト膜57を形成
し、レジスト膜57をパターニングして開口58をあけ
[図13(b)]、レジスト膜57の開口58を通して
ドライエッチングによりSi34膜56を部分的に除去
し、Si34膜56に1.8mm角の正方形の開口59
をあける[図13(c)]。
【0080】この後、Si34膜56の開口58を通し
て、80℃のKOH溶液(25%)でSiウエハ48、
49をエッチングする。KOH溶液は、異方性エッチン
グ液であって、(100)面のエッチングレートは70
μm/sec、(111)面のエッチングレートは約1μ
m/secであるから、このエッチング工程により、各S
iウエハ48、49には、角錐台状をした表裏両面に貫
通した空間51、52が開口される[図13(d)]。
この空間51、52の内面は、Siウエハ48、49の
(111)面によって構成される。厚みの大きなSiウ
エハ49の空間52では、上面における開口寸法は1.
8mm角、下面における開口寸法は0.35mm角とな
っており、厚みの薄いSiウエハ48の空間51では、
上面における開口寸法は1.8mm角、下面における開
口寸法は1.1mm角となっている。ついで、両Siウ
エハ48、49の空間51、52内に6000Åの堆積
厚でAuを蒸着させると、空間51、52の内面には、
膜厚が約3000ÅのAu反射膜54が形成される[図
13(e)]。
【0081】一方、ガラス基板42の表面に3000Å
の膜厚でAuの蒸着膜を成膜し、これをKBr液でウエ
ットエッチングすることによりAu電極配線43、44
を得る。
【0082】このガラス基板42の上に下層側のSiウ
エハ48を重ねて接合し、ガラス基板42の上に構造物
47の下部を構成する[図14(f)]。ついで、電極
配線43上に青色LEDチップ92をダイボンディング
し、電極配線44と青色LEDチップ92とをワイヤボ
ンディングし、ガラス基板42上に青色LEDチップ9
2を実装する[図14(g)]。Siウエハ48の空間
51内にYAG系の蛍光剤を含んだ樹脂94をポッティ
ングすることにより、樹脂94内に青色LEDチップ9
2を封止した[図14(h)]後、下層側のSiウエハ
48の上に上層側のSiウエハ49を重ねて接合し、両
Siウエハ48、49によって構造物47を構成し[図
14(i)]、半導体発光装置91を得る。なお、ガラ
ス基板42の上に多数の半導体発光装置91が一度に形
成されている場合には、個別に分離して個々の半導体発
光装置91に分離する。
【0083】このように構造物47にSiウエハ48、
49を用い、半導体微細加工技術によりSiウエハ4
8、49を加工するようにすれば、小さくて複雑な形状
の構造物47も、容易かつ精密に製作することができ
る。また、量産が可能で、製作時間も短縮できる。さら
に、半導体基板の面方位によらずエッチング速度が一定
となる特性(等方性)、あるいは面方位によってエッチ
ング速度が異なる特性(異方性)を利用すれば、精度よ
く種々の形状を製作でき、構造物製作の自由度を高くす
ることができる。また、Siウエハ48、49を用いれ
ば、エッチング面の平坦性に優れているので、反射膜5
4での光反射効果を高くすることができる。
【0084】なお、この実施形態でも、Siウエハによ
って構造物を製作したが、GaAsなど他の半導体基板
を用いてもよく、さらにガラスや各種樹脂の加工物であ
ってもよい。
【0085】(第5の実施形態)図15は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置101の構造を示
す断面図、図16は基板上に実装されたLEDチップ1
06、107、108を示す平面図である。この半導体
発光装置101においては、表面に酸化膜73を形成し
たSiウエハ72を基板とし、酸化膜73の上にAuや
Ag等の電極配線102、103、104、105を形
成し、電極配線103の上に青色LEDチップ106、
赤色LEDチップ107及び緑色LEDチップ108を
実装し、光散乱剤を含有させた、あるいは光散乱剤を塗
布した樹脂109中に各LEDチップ106、107、
108を封止している。
【0086】この実施形態のように青色、赤色及び緑色
のLEDチップ106、107、108を用いれば、各
LEDチップ106、107、108のオン/オフや印
加電流を制御することにより、白色発光はもちろん、フ
ルカラーでの発光も可能になる。また、基板としてSi
ウエハ72を用い、構造物47の半導体基板48、49
にもSiウエハを用いれば、熱膨張による構造物47と
基板との間の接合強度の低下を防ぐことができる。さら
に、樹脂109中もしくはその表面に光散乱剤を用いて
いるので、視野角を広くすることができ、広い範囲から
見ることができ、多色発光可能なディスプレイ用光源な
どとして用いるのに好適である。ただし、半導体発光装
置101から出射した光を光ファイバに入光させる場合
など、使用する状況によっては光散乱剤は必ずしも必要
でない。
【0087】(第6の実施形態)図17は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置111の構造を示
す断面図である。この半導体発光装置111にあって
は、表面に酸化膜73を形成したSiウエハ72を基板
とし、酸化膜73の上にAuやAg等の電極配線102
〜105を形成し(図16参照)、電極配線103の上
に青色LEDチップ106、赤色LEDチップ107及
び緑色LEDチップ108を実装し、光散乱剤を分散さ
せた樹脂109内に各LEDチップ106〜108を封
止している。
【0088】また、この実施形態では、3層の半導体基
板(Siウエハ)82、83、84によって構造物47
を構成している。下層の半導体基板82は、構造物47
の下半分を構成しており、上層及び中層の半導体基板8
4、83は、構造物47の上半分を構成している。下層
の半導体基板82は、硝酸によって等方性エッチングす
ることにより空間51を開口されている。半導体基板8
2を等方性エッチングすると、エッチングによって形成
される空間51の内面は凹面となる。従って、この空間
51の内面に反射膜54を形成することにより、凹面鏡
状の反射面ができる。
【0089】上層及び中層の半導体基板84、83は、
それぞれ525μm厚ウエハであって互いに接合されて
いる。2枚の半導体基板83、84を接合したものを異
方性エッチングすることにより、下面における開口面積
が大きく、上面における開口面積(光出射口53の大き
さ)が小さな空間を形成することができる。具体的に
は、上層の半導体基板84の上面に設けるレジストパタ
ーンのパターンサイズを1.1mm角とし、光出射口5
3の寸法を約1.1mm角とした。
【0090】また、上層及び中層の半導体基板84、8
3と下層の半導体基板82とを接合して一体化された構
造物47においては、光出射口53が凹面鏡状をした反
射膜54の光軸状上に位置するように組立てられる。好
ましくは、各LEDチップ106〜108から出て凹面
鏡状をした反射膜54で反射された光が光出射口53に
ほぼ集光されるようにするのが望ましい。
【0091】しかして、このような構造物47の構造に
よれば、LEDチップ106〜108から横方向へ出射
された光や、LEDチップ106〜108から出て空洞
50内に閉じ込められた光を反射膜54で反射させるこ
とにより、光出射口53に集光させることができ、半導
体発光装置111の光出射口53から光を効率よく出射
させることができる。また、各半導体発光素子106〜
108から出た光は、直接に、あるいは反射膜54で反
射されて光出射口53から外部へ出射されるので、LE
Dチップ106〜108の実装位置が多少ずれていて
も、発光領域(光出射口53)の位置はずれないし、ま
た出力もほとんど低下しない。さらに、このような構造
の半導体発光装置によれば、その光軸は構造物47と凹
面鏡状の反射膜54との位置関係で決まり、LEDチッ
プ106〜108の実装位置に影響されない。
【0092】また、各LEDチップ106〜108から
出た各色の光は光散乱剤で散乱されることにより、混色
性も良好となる。
【0093】このような半導体発光装置は、例えば光学
式カラーセンサ、光ファイバを用いた照明、ディスプレ
イ、インテリア用照明等への応用が考えられる。
【0094】(第7の実施形態)図18は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置121において構
造物47の上部を除いた状態を示す平面図である。この
実施形態では、基板上に電極配線122、123、11
24、125、126を形成し、電極配線124の上に
発光波長の異なるLEDチップ127、128、12
9、130を実装する場合の配置を示している。また、
このように4個のLEDチップ127〜130を実装す
る場合、図19に示す半導体発光装置131のように、
電極配線124及びLEDチップ127〜130の配置
を基板及び構造物47に対して45度回転させるように
すれば、構造物47の内部空間を小さくでき、半導体発
光装置131をより小型化できる。
【0095】(第8の実施形態)図20は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置アレイ132を示
す平面図である。この半導体発光装置アレイ132は、
上記実施形態のいずれかの半導体発光装置133を縦横
に複数個ずつ配列して一体に構成したものである。
【0096】本発明の半導体発光装置133にあって
は、半導体発光素子の実装位置がずれた場合でも構造物
からの光出力は大きく変化せず、光軸ずれも反射膜54
の形状等で定まるので、半導体発光素子の実装位置のず
れは半導体発光装置133の光学的特性に影響しない。
よって、このような半導体発光装置133をアレイ状に
配列した場合には、各半導体発光装置133からの光出
射領域を精度よく作製できる。よって、半導体発光装置
アレイ132から出た光をレンズアレイで集光させる場
合やファイバアレイへ導入する場合などには、同じ配列
ピッチのレンズアレイやファイバアレイと半導体発光装
置アレイ132との光軸合わせが容易となり、組立て性
が良好となる。
【0097】(第9の実施形態)図21は本発明のさら
にべつな実施形態による反射型フォトセンサ141を示
す断面図である。このフォトセンサ141にあっては、
ガラス基板42の表面に、AuやAg等の電極配線4
3、44(図6参照)を設けてあり、この電極配線43
の上には、半導体発光素子としてLEDチップ45をダ
イボンディングしてあり、LEDチップ45と電極配線
44との間はボンディングワイヤ46により結線されて
いる。
【0098】ガラス基板42の上には、Siウエハ等の
半導体基板を加工することによって形成された構造物4
7が実装されている。この構造物47は2枚の半導体基
板48、49を接合することによって形成されており、
内部に10面体状をした空洞50が形成されている。す
なわち、下層の半導体基板48には上方で広くなった四
角錐台状の空間51が形成されており、当該空間51は
上面及び下面で開口している。下層の半導体基板48
は、ガラス基板42上に実装されたLEDチップ45を
囲むようにしてガラス基板42上に接合されている。上
層の半導体基板49は上方で狭くなった四角錐台状の空
間52が形成されており、上面の開口(例えば、0.3
5mm角の開口)は下層の半導体基板48の下面の開口
よりも小さく形成されていて光出射口53となってお
り、下面の開口は下層の半導体基板48の上面の開口と
等しくなっている。従って、下層の半導体基板48の上
に上層の半導体基板49を接合して構造物47を形成す
ると、構造物47の内部には中央部で広くなった空洞5
0が形成される。
【0099】構造物47の内面全体には、AuやAg等
の反射率の高い金属材料によるメッキや多層反射膜等に
よって反射膜54を形成している。また、ガラス基板4
2の、空洞50の下面に露出している領域では、電極配
線43、44間の隙間を小さくしてほぼ全体にAuやA
g等の電極配線43、44を設け、ガラス基板42の露
出領域でも光の反射率が高くなるようにしている。
【0100】また、構造物47の上面の光出射口53と
隣接する位置には、図22に示すように、受光素子14
2が形成されている。
【0101】しかして、このようなフォトセンサ141
によれば、LEDチップ45から出た光は、構造物47
の光出射口53から直接外部へ出射され、あるいは、構
造物47の内面の反射膜54やガラス基板42の電極膜
で反射されることによって空洞50内に閉じ込められた
後、光出射口53から外部へ出射される。
【0102】そして、反射膜54による光の反射率を高
くして光の損失を小さくすることによりフォトセンサ1
41を高出力化することができ、光出射口53を小さく
することによって高輝度化することができるので、光出
射口53から出射される光を高輝度かつ高出力にするこ
とができる。そして、この光を0.35mm角の光出射
口53から上方へ出射するので、上方に検知対象物が存
在しない場合には、受光素子142にはほとんど反射光
が入射せず、受光素子142が検知対象物からの反射光
を受光している時と受光していない時とのS/N比を高
くすることができる。さらに、光出射口53と受光素子
142とは同一平面に形成されているので、光出射口5
3から出射された光が直接に受光素子142に入射する
ことがないので、よりS/N比を高くすることができ、
フォトセンサ141の検出感度を高くできる。
【0103】また、このフォトセンサ141にあって
は、半導体発光素子45と受光素子142が一体化して
いるので、フォトセンサ141を非常に小型化すること
ができる。しかも、発光領域である光出射口53と受光
素子142がごく接近した位置に形成されるので、検出
可能な下限距離を短くでき、非常に近くに位置する検知
対象物も高精度に検出できる。
【0104】また、構造物47の内面に反射膜54を形
成し、ガラス基板42の電極配線43、44をAu等の
光反射率の高い材料で形成することにより、構造物47
の光出射口53から取り出される光出力を高くできるの
で、さらにS/N比が高くなる。
【0105】(製造方法)つぎに、このフォトセンサ1
41の製造方法の一例を図23及び図24により説明す
る。まず、図23(a)に示すように受光素子142が
形成された525μm厚と1050μm厚の各(10
0)面Siウエハ48、49を用意し、CVD法により
各Siウエハ48、49の表面に膜厚2μmのSi34
膜56を成膜する。ついで、各Siウエハ48、49の
表面にレジスト膜57を形成し、レジスト膜57をパタ
ーニングして開口58をあけ[図23(b)]、レジス
ト膜57の開口58を通してドライエッチングによりS
34膜56を部分的に除去し、Si34膜56に1.
8mm角の正方形の開口59をあける[図23
(c)]。
【0106】この後、Si34膜56の開口58を通し
て、80℃のKOH溶液(25%)でSiウエハ48、
49をエッチングする。KOH溶液は、異方性エッチン
グ液であって、(100)面のエッチングレートは70
μm/sec、(111)面のエッチングレートは約1μ
m/secであるから、このエッチング工程により、各S
iウエハ48、49には、角錐台状をした表裏両面に貫
通した空間51、52が開口される[図23(d)]。
この空間51、52の内面は、Siウエハ48、49の
(111)面によって構成される。厚みの大きなSiウ
エハ49の空間52では、上面における開口寸法は1.
8mm角、下面における開口寸法は0.35mm角とな
っており、厚みの薄いSiウエハ48の空間51では、
上面における開口寸法は1.8mm角、下面における開
口寸法は1.1mm角となっている。ついで、両Siウ
エハ48の空間51内に6000Åの堆積厚でAuを蒸
着させると、空間51、52の内面には、膜厚が約30
00ÅのAu反射膜54が形成される[図23
(e)]。
【0107】一方、ガラス基板42の表面に3000Å
の膜厚でAuの蒸着膜を成膜し、これをKBr液でウエ
ットエッチングすることにより図6(a)(b)に示し
たようなパターンにパターニングしてAu電極配線4
3、44を得る。
【0108】このガラス基板42の上に下層側のSiウ
エハ48を重ねて接合し、ガラス基板42の上に構造物
47の下部を構成する[図24(f)]。ついで、電極
配線43上にLEDチップ45をダイボンディングし、
電極配線44とLEDチップ45とをワイヤボンディン
グし、ガラス基板42上にLEDチップ45を実装する
[図24(g)]。この後、受光素子142が形成され
た面が上になるようにして下層側のSiウエハ48の上
に上層側のSiウエハ49を重ねて接合し、両Siウエ
ハ48、49によって構造物47を構成し[図24
(h)]、フォトセンサ141を得る。なお、ガラス基
板42の上に多数のフォトセンサ141が一度に形成さ
れている場合には、個別に分離して個々のフォトセンサ
141に分離する。
【0109】このように構造物47にSiウエハ48、
49を用い、半導体微細加工技術によりSiウエハ4
8、49を加工するようにすれば、小さくて複雑な形状
の構造物47も、容易かつ精密に製作することができ
る。また、量産が可能で、製作時間も短縮できる。さら
に、半導体基板の面方位によらずエッチング速度が一定
となる特性(等方性)、あるいは面方位によってエッチ
ング速度が異なる特性(異方性)を利用すれば、精度よ
く種々の形状を製作でき、構造物製作の自由度を高くす
ることができる。また、Siウエハ48、49を用いれ
ば、エッチング面の平坦性に優れているので、反射膜5
4での光反射効果を高くすることができる。
【0110】なお、構造物はここではSiウエハにより
製作したが、GaAs等の半導体基板によって製作して
もよく、またガラスや樹脂等によって製作してもよい。
【0111】(第10の実施形態)図25は本発明のさ
らに別な実施形態によるフォトセンサ151の構造を示
す断面図である。このフォトセンサ151においては、
表面に酸化膜73を形成したSiウエハ72を基板と
し、酸化膜73の上にAuやAg等の電極配線74、7
5を形成し、電極配線74の上にLEDチップ45を実
装している。構造物47を構成する2枚の半導体基板4
8、49のうち上部の半導体基板49としては、(10
0)面から傾いたSiウエハを用いている。この傾きは
任意の方向でよいが、その傾き角度は30度以内が望ま
しい。特に、(100)面から15度傾いたSiウエハ
が望ましい。
【0112】このフォトセンサ151では、上部の半導
体基板49として、(100)面から傾いたSiウエハ
49を用いているから、空洞50の上部の中心軸も傾
き、上部の半導体基板49をエッチングして空間52を
形成する際、空間52が半導体基板49に対して傾いた
状態で形成される。そのため、構造物47内の空洞50
も図25に示すように傾き、光出射口53の位置も中心
から外れることになる。そして、受光素子142は空洞
50の上部が傾いている側に設けられる。そのため、光
出射口53から出射される光の強度も受光素子142側
へ傾いた方向でピークとなり、フォトセンサ151のS
/N比がさらに良好となる。
【0113】また、基板としてSiウエハ72を用い、
構造物47にもSiウエハを用いるようにすれば、熱膨
張による構造物47と基板との間の接合強度の低下を防
ぐことができる。
【0114】(第11の実施形態)図26は本発明のさ
らに別な実施形態によるフォトセンサ152の構造を示
す断面図である。このフォトセンサ152にあっては、
表面に酸化膜73を形成したSiウエハ72を基板と
し、酸化膜73の上にAuやAg等の電極配線74、7
5を形成し、電極配線74の上にLEDチップを実装し
ている。
【0115】また、この実施形態では、3層の半導体基
板(Siウエハ)82、83、84によって構造物47
を構成している。下層の半導体基板82は、構造物47
の下半分を構成しており、上層及び中層の半導体基板8
4、83は、構造物47の上半分を構成している。下層
の半導体基板82は、硝酸によって等方性エッチングす
ることにより空間51を開口されている。半導体基板8
2を等方性エッチングすると、エッチングによって形成
される空間51の内面は凹面となる。従って、この空間
51の内面に反射膜54を形成することにより、凹面鏡
状の反射面ができる。
【0116】上層及び中層の半導体基板84、83は、
それぞれ525μm厚ウエハであって互いに接合されて
いる。2枚の半導体基板83、84を接合したものを異
方性エッチングすることにより、下面における開口面積
が大きく、上面における開口面積(光出射口53の大き
さ)が小さな空間52a、52bを形成することができ
る。具体的には、上層の半導体基板84の上面に設ける
レジストパターンのパターンサイズを1.1mm角と
し、光出射口53の寸法を約1.1mm角とした。
【0117】また、上層及び中層の半導体基板84、8
3と下層の半導体基板82とを接合して一体化された構
造物47においては、光出射口53が凹面鏡状をした反
射膜54の光軸状上に位置するように組立てられてい
る。好ましくは、LEDチップ45から出て凹面鏡状を
した反射膜54で反射された光が光出射口53にほぼ集
光されるようにするのが望ましい。
【0118】しかして、このような構造物47の構造に
よれば、LEDチップ45から横方向へ出射された光
や、LEDチップ45から出て空洞50内に閉じ込めら
れた光を反射膜54で反射させることにより、光出射口
53に集光させることができ、フォトセンサ152の光
出射口53から光を効率よく出射させることができる。
また、各半導体発光素子45から出た光は、直接に、あ
るいは反射膜54で反射されて光出射口53から外部へ
出射されるので、LEDチップ45の実装位置が多少ず
れていても、発光領域(光出射口53)の位置はずれな
いし、また出力もほとんど低下しない。さらに、このよ
うな構造のフォトセンサ152によれば、その光軸は構
造物47と凹面鏡状の反射膜54との位置関係で決ま
り、LEDチップ45の実装位置に影響されない。
【0119】(第12の実施形態)図27及び図28は
光出射口53と受光素子142との異なる配置を示して
いる。すなわち、図27の実施形態では、光出射口53
の周囲を囲むように環状の受光素子142を設けてい
る。このような配置によれば、反射光の受光量を増加さ
せることができるので、フォトセンサの検出感度を高感
度にすることができる。また、図28の実施形態では、
光出射口53を囲んで複数の受光素子142を設けてい
る。このような配置によれば、各受光素子の受光量やそ
の変化量から、検知対象物の位置や移動方向を検出する
ことができる。
【0120】(第13の実施形態)図29は本発明のさ
らに別な実施形態によるフォトセンサアレイ153を示
す平面図である。このフォトセンサアレイ153は、上
記実施形態のいずれかのフォトセンサ154を縦横に複
数個ずつ配列して一体に構成したものである。
【0121】本発明のフォトセンサ154にあっては、
半導体発光素子の実装位置がずれた場合でも構造物から
の光出力は大きく変化せず、光軸ずれも反射膜54の形
状等で定まるので、半導体発光素子の実装位置のずれは
フォトセンサ154の光学的特性に影響しないので、こ
のようなフォトセンサ154をアレイ状に配列した場合
には、各フォトセンサ154からの光出射領域を精度よ
く作製できる。よって、フォトセンサアレイ153から
出た光をレンズアレイで集光させる場合やファイバアレ
イへ導入する場合などには、同じ配列ピッチのレンズア
レイやファイバアレイとフォトセンサアレイ152との
光軸合わせが容易となり、組立て性が良好になる。
【0122】
【発明の効果】請求項1に記載の半導体発光装置によれ
ば、半導体発光素子から出た光を当該半導体発光素子を
取り囲むように形成された構造物の内面で反射させるこ
とによって構造物と基板に囲まれた空間に閉じ込め、限
定された領域から外部へ取り出すようにしているので、
半導体発光素子から出た光をきわめて低損失で、限定さ
れた領域から外部へ出射させることができ、高輝度かつ
高出力の半導体発光装置を製作することができる。
【0123】請求項2に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項1に記載した半導体発光装置において、発光
波長の等しい複数の半導体発光素子を基板上に実装する
ことにより、同一発光波長の半導体発光素子を同時に発
光させることができ、大光量の光を光取り出し領域から
外部へ出射させることができ、半導体発光装置の光出力
をより大きくすることができる。
【0124】また、請求項2に記載の半導体発光装置に
よれば、発光波長の異なる複数の半導体発光素子を基板
上に実装することにより、多波長の半導体発光装置を製
作することができる。しかして、発光波長の異なる半導
体発光素子を順次発光させることにより、半導体発光装
置の発光波長を変化させることができる(特に、可視光
であれば、発光色を変化させることができる)。また、
発光波長の異なる半導体発光素子を同時に発光させるこ
とにより、例えば可視光であれば混色によって中間色で
の発光も可能になる。
【0125】請求項3に記載の半導体発光装置によれ
ば、多色発光光源から出た光を当該半導体発光素子を取
り囲むように形成された構造物の内面で反射させること
によって構造物と基板に囲まれた空間に閉じ込め、限定
された領域から外部へ取り出すようにしているので、半
導体発光素子から出た光をきわめて低損失で、限定され
た領域から外部へ出射させることができ、高輝度かつ高
出力の多色発光可能な半導体発光装置を製作することが
できる。しかも、多色発光光源を構造物内に納めるだけ
でよいので、製作も容易に行なうことができる。
【0126】請求項4に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項3に記載の半導体発光装置において、半導体
発光素子と該半導体発光素子の発光によって励起され蛍
光を発する蛍光剤とによって多色発光光源が形成されて
いるから、半導体発光素子の光によって蛍光剤を励起さ
せることができ、半導体発光装置の輝度を高くできる。
また、蛍光剤によって半導体発光素子の光の波長を種々
の波長の光に変換することができる。しかも、多色発光
光源として用いられる半導体発光装置の生産も容易に行
なえる。
【0127】請求項5に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項3に記載の半導体発光装置において、少なく
とも2種類以上の半導体発光素子で多色発光光源を構成
しているので、各半導体発光素子の光を混合することに
より多様な色で発光させることができる。しかも、各半
導体発光素子から出た光は構造物内に閉じ込められ、光
取り出し領域から取り出されるので、波長の異なる複数
の半導体発光素子を発光させた場合も色分離が起こりに
くい。
【0128】請求項6に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項5に記載の半導体発光装置において、赤色と
緑色と青色の3つの発光色の半導体発光素子の組み合わ
せにより構成されているから、白色光源を得ることがで
きる。また、各半導体発光素子の発光/非発光を切り替
えたり、注入電流を制御したりすることにより、フルカ
ラーで発光させることも可能になる。
【0129】請求項7に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項1又は3に記載の半導体発光装置において、
半導体材料により前記構造物を形成しているので、フォ
トリソグラフィ等の半導体微細加工技術を用いることに
より、微小な構造物を精密に製作することができ、非常
に小さくて高輝度、高出力の半導体発光装置を製作する
ことができる。
【0130】請求項8に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項1又は3に記載の半導体発光装置において、
基板にも半導体発光素子の光を反射させるための加工を
施しているので、基板における光の透過や吸収も減少さ
せることができ、半導体発光装置をより高出力化するこ
とができる。
【0131】請求項9に記載の半導体発光装置によれ
ば、請求項1又は3に記載の半導体発光装置において、
前記構造物の内面に、構造物内の光を前記光取り出し領
域に集める機能を持たせているから、半導体発光素子か
ら出た光の取り出し効率を高めることができる。
【0132】請求項1〜9に記載した半導体発光装置
は、半導体発光素子の実装位置のずれに対する影響が少
ないので、請求項10に記載の半導体発光装置アレイに
よれば、このような半導体発光装置を配列させて一体化
することにより、発光点を精度よく配列させることがで
き、レンズアレイやファイバアレイとの組合わせも容易
となる。
【0133】請求項11に記載のフォトセンサによれ
ば、半導体発光素子から出た光を構造物と基板に囲まれ
た空間に閉じ込め、限定された領域から外部へ取り出す
ようにしているので、半導体発光素子から出た光を限定
された領域から外部へ出射させることができる。一方、
受光素子は光取り出し領域と同一平面に設けられている
ので、光取り出し領域から出射された光が直接に受光素
子で受光されることがない。よって、検知対象物で反射
した光の検出時と非検出時とのSN比を高くすることが
できる。
【0134】また、半導体発光素子と受光素子が一体化
しているので、フォトセンサを非常に小型化することが
できる。さらに、発光素子と受光素子はごく近傍に設け
られているので、検知対象物もごく近傍でも精度よく検
出することができる。
【0135】請求項12に記載のフォトセンサによれ
ば、請求項11に記載のフォトセンサにおいて、前記構
造物の内面または前記基板のうち少なくとも一方に、半
導体発光素子の光を反射させるための加工が施されてい
るから、構造物の光取り出し領域から出射される光の出
力が大きくなり、SN比がさらに向上する。
【0136】請求項13に記載のフォトセンサによれ
ば、請求項11に記載のフォトセンサにおいて、前記光
取り出し領域を取り囲むように受光素子が形成されてい
るので、フォトセンサの検出感度を高感度にすることが
できる。
【0137】請求項14に記載のフォトセンサによれ
ば、請求項11に記載のフォトセンサにおいて、受光素
子を複数備えているから、検知対象物の位置や動作方向
を識別することもできる。
【0138】請求項15に記載のフォトセンサによれ
ば、請求項11に記載のフォトセンサにおいて、前記構
造物の内部に設けた空洞の軸心方向を基板に対して傾斜
させているから、光取り出し領域からの光出射方向を傾
斜させることができ、フォトセンサのS/N比を向上さ
せることができる。
【0139】請求項11〜15に記載したフォトセンサ
によれば、半導体発光素子の実装位置のずれに対する影
響が少ないので、請求項16に記載のフォトセンサアレ
イによれば、各フォトセンサの光出射領域(光取り出し
領域)を精度よく配置させることができ、高精度なフォ
トセンサアレイが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多色発光可能な半導体発光素子の構造を
示す断面図である。
【図2】従来のフォトセンサの構造を示す断面図であ
る。
【図3】従来の別なフォトセンサの構造を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態による半導体発光装置の外
観斜視図である。
【図5】図4の半導体発光装置の断面図である。
【図6】図4の半導体発光装置において、基板上に設け
られた電極配線や構造物の下部を示す平面図である。
【図7】(a)〜(e)は図4の半導体発光装置の製造
工程を示す概略断面図である。
【図8】(f)〜(i)は図7の続図である。
【図9】本発明の別な実施形態による半導体発光装置の
断面図である。
【図10】図9の半導体発光装置において、基板上に設
けられた電極配線や構造物の下部を示す平面図である。
【図11】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置の断面図である。
【図12】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置の断面図である。
【図13】(a)〜(e)は図12の半導体発光装置の
製造工程を示す概略断面図である。
【図14】(f)〜(i)は図13の続図である。
【図15】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置の断面図である。
【図16】図15の半導体発光装置において、基板上に
設けられた電極配線や構造物の下部を示す平面図であ
る。
【図17】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置の断面図である。
【図18】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置において、基板上に設けられた電極配線や構造物
の下部を示す平面図である。
【図19】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置において、基板上に設けられた電極配線や構造物
の下部を示す平面図である。
【図20】本発明のさらに別な実施形態による半導体発
光装置アレイの平面図である。
【図21】本発明のさらに別な実施形態によるフォトセ
ンサの断面図である。
【図22】図21のフォトセンサにおいて、光出射口と
受光素子の位置関係を示す図である。
【図23】(a)〜(e)は図121のフォトセンサの
製造工程を示す概略断面図である。
【図24】(f)〜(h)は図23の続図である。
【図25】本発明のさらに別な実施形態によるフォトセ
ンサの断面図である。
【図26】本発明のさらに別な実施形態によるフォトセ
ンサの断面図である。
【図27】本発明のさらに別な実施形態によるフォトセ
ンサにおいて、光出射口と受光素子を示す図である。
【図28】本発明のさらに別な実施形態によるフォトセ
ンサにおいて、光出射口と受光素子を示す図である。
【図29】本発明のさらに別な実施形態によるフォトセ
ンサアレイの平面図である。
【符号の説明】
42 ガラス基板 45 LEDチップ 47 構造物 48、49 構造物を構成する半導体基板(Siウエ
ハ) 50 構造物の空洞 53 光出射口 54 反射膜 55 封止用の樹脂 92 青色LEDチップ 94 蛍光剤を含んだ樹脂 106、107、108 青色、赤色、緑色のLEDチ
ップ 109 光散乱剤を含んだ樹脂 132 半導体発光装置アレイ 142 受光素子 153 フォトセンサアレイ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月14日(1999.6.1
4)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】この後、Si34膜56の開口58を通し
て、80℃のKOH溶液(25%)でSiウエハ48、
49をエッチングする。KOH溶液は、異方性エッチン
グ液であって、(100)面のエッチングレートは70
μm/h、(111)面のエッチングレートは約1μm
/hであるから、このエッチング工程により、各Siウ
エハ48、49には、角錐台状をした表裏両面に貫通し
た空間51、52が開口される[図7(d)]。この空
間51、52の内面は、Siウエハ48、49の(11
1)面によって構成される。厚みの大きなSiウエハ4
9の空間52では、上面における開口寸法は1.6mm
角、下面における開口寸法は0.15mm角となってお
り、厚みの薄いSiウエハ48の空間51では、上面に
おける開口寸法は1.6mm角、下面における開口寸法
は0.9mm角となっている。ついで、両Siウエハの
空間内に6000Åの堆積厚でAuを蒸着させると、空
間51、52の内面には、膜厚が約3000ÅのAu反
射膜54が形成される[図7(e)]。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】この後、Si34膜56の開口58を通し
て、80℃のKOH溶液(25%)でSiウエハ48、
49をエッチングする。KOH溶液は、異方性エッチン
グ液であって、(100)面のエッチングレートは70
μm/h、(111)面のエッチングレートは約1μm
/hであるから、このエッチング工程により、各Siウ
エハ48、49には、角錐台状をした表裏両面に貫通し
た空間51、52が開口される[図13(d)]。この
空間51、52の内面は、Siウエハ48、49の(1
11)面によって構成される。厚みの大きなSiウエハ
49の空間52では、上面における開口寸法は1.8m
m角、下面における開口寸法は0.35mm角となって
おり、厚みの薄いSiウエハ48の空間51では、上面
における開口寸法は1.8mm角、下面における開口寸
法は1.1mm角となっている。ついで、両Siウエハ
48、49の空間51、52内に6000Åの堆積厚で
Auを蒸着させると、空間51、52の内面には、膜厚
が約3000ÅのAu反射膜54が形成される[図13
(e)]。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】(第7の実施形態)図18は本発明のさら
に別な実施形態による半導体発光装置121において構
造物47の上部を除いた状態を示す平面図である。この
実施形態では、基板上に電極配線122、123、12
、125、126を形成し、電極配線124の上に発
光波長の異なるLEDチップ127、128、129、
130を実装する場合の配置を示している。また、この
ように4個のLEDチップ127〜130を実装する場
合、図19に示す半導体発光装置131のように、電極
配線124及びLEDチップ127〜130の配置を基
板及び構造物47に対して45度回転させるようにすれ
ば、構造物47の内部空間を小さくでき、半導体発光装
置131をより小型化できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】この後、Si34膜56の開口58を通し
て、80℃のKOH溶液(25%)でSiウエハ48、
49をエッチングする。KOH溶液は、異方性エッチン
グ液であって、(100)面のエッチングレートは70
μm/h、(111)面のエッチングレートは約1μm
/hであるから、このエッチング工程により、各Siウ
エハ48、49には、角錐台状をした表裏両面に貫通し
た空間51、52が開口される[図23(d)]。この
空間51、52の内面は、Siウエハ48、49の(1
11)面によって構成される。厚みの大きなSiウエハ
49の空間52では、上面における開口寸法は1.8m
m角、下面における開口寸法は0.35mm角となって
おり、厚みの薄いSiウエハ48の空間51では、上面
における開口寸法は1.8mm角、下面における開口寸
法は1.1mm角となっている。ついで、両Siウエハ
48の空間51内に6000Åの堆積厚でAuを蒸着さ
せると、空間51、52の内面には、膜厚が約3000
ÅのAu反射膜54が形成される[図23(e)]。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今本 浩史 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 高岡 元章 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 山 義和 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA04 AA06 AA12 CA33 CA74 CA85 CA86 CA91 CB01 CB27 CB32 DA07 DA14 DA41 DA57 EE01 FF06 FF11 5F089 AC07 AC08 AC11 AC13 BB04 BC02 BC05 BC09 BC11 CA17 DA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体発光素子を実装された基板とこの
    半導体発光素子を取り囲むように形成された構造物とを
    備え、 前記構造物の内面には前記半導体発光素子の光を反射さ
    せるための加工が施され、かつ前記構造物の一部に光を
    取り出すための領域が形成されていることを特徴とする
    半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 前記基板に、複数の半導体発光素子が実
    装されていることを特徴とする、請求項1に記載の半導
    体発光装置。
  3. 【請求項3】 半導体発光素子を実装された基板と、こ
    の半導体発光素子による多色発光光源を取り囲むように
    形成された構造物とを備え、 前記構造物の内面には前記多色発光光源の光を反射させ
    るための加工が施され、かつ前記構造物の一部に光を取
    り出すための領域が形成されていることを特徴とする半
    導体発光装置。
  4. 【請求項4】 前記多色発光光源は、前記半導体発光素
    子と該半導体発光素子の発光によって励起され蛍光を発
    する蛍光剤とによって形成されていることを特徴とす
    る、請求項3に記載の半導体発光装置。
  5. 【請求項5】 前記多色発光光源は、基板上に実装され
    た少なくとも2種類以上の半導体発光素子で構成されて
    いることを特徴とする、請求項3に記載の半導体発光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記多色発光光源は、赤色と緑色と青色
    の3つの発光色の半導体発光素子の組み合わせにより構
    成されていることを特徴とする、請求項5に記載の半導
    体発光装置。
  7. 【請求項7】 前記構造物は、半導体材料を用いて形成
    されていることを特徴とする、請求項1又は3に記載の
    半導体発光装置。
  8. 【請求項8】 前記半導体発光素子の光を反射させるた
    めの加工が、前記基板に施されていることを特徴とす
    る、請求項1又は3に記載の半導体発光装置。
  9. 【請求項9】 前記構造物の内面に、構造物内の光を前
    記光取り出し領域に集める機能を持たせたことを特徴と
    する、請求項1又は3に記載の半導体発光装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載された半導体発光装置を複数配列させて
    一体化したことを特徴とする半導体発光装置アレイ。
  11. 【請求項11】 半導体発光素子を実装された基板と、 前記半導体発光素子を取り囲むように形成され、その一
    部に光を取り出すための領域が形成された構造物と、 前記構造物の光取り出し領域と同一平面上に設けられた
    受光素子とを備えたフォトセンサ。
  12. 【請求項12】 前記構造物の内面または前記基板のう
    ち少なくとも一方に、半導体発光素子の光を反射させる
    ための加工が施されていることを特徴とする、請求項1
    1に記載のフォトセンサ。
  13. 【請求項13】 前記受光素子は、前記光取り出し領域
    を取り囲むように形成されていることを特徴とする、請
    求項11に記載のフォトセンサ。
  14. 【請求項14】 前記受光素子を複数備えていることを
    特徴とする、請求項11に記載のフォトセンサ。
  15. 【請求項15】 前記構造物の内部に設けた空洞の軸心
    方向を基板に対して傾斜させたことを特徴とする、請求
    項11に記載のフォトセンサ。
  16. 【請求項16】 請求項11、12、13、14又は1
    5に記載されたフォトセンサを複数配列させて一体化し
    たことを特徴とするフォトセンサアレイ。
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