JP4669305B2 - 配線基板 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ICチップのような電子部品を容易に実装でき且つ開口部の封止も容易なキャビティを有する配線基板に関する。
電子部品を実装するため、かかる電子部品の実装エリアとこれと導通する複数のパッドとを配置し得る広さの底面を有する箱形のキャビティを設けたリードレスパッケージが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、発光ダイオードなどの発光素子を搭載する底面と、かかる発光素子からの光を反射する金属反射層を形成し且つ上方に広がる傾斜面と、からなる凹部を有する発光素子収納用パッケージも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−68414号公報(第1〜9頁、図1) 特開2004−179438号公報(第1〜5頁、図1)
特許文献1の前記リードレスパッケージに形成される箱形のキャビティでは、当該キャビティの底面にICチップや発光素子を実装する実装エリアと、前記ICチップなどと導通する複数のパッドと、を配置するスペースを容易に確保できる。しかし、パッケージ自体の小型化に伴い、上記キャビティを外部から封止すべく、当該キャビティの開口部に蓋板を接合する際に、前記パッケージの表面における当該キャビティの周囲において、例えば、ロウ材などの封止材を配設するための導体層からなるシールエリアを確保し難くなる、という問題があった。
一方、特許文献2の前記発光素子収納用パッケージに形成される上方に広がる傾斜面を有する凹部では、当該凹部を透明なガラス板などによって封止するため、かかる凹部の周囲における基体の表面に上記シールエリアを確保することが困難であった。しかも、上記シールエリアを確保しようとすると、上記凹部の側面が上方に広がる傾斜面であるため、当該凹部の底面において、発光素子の実装エリアと、かかる発光素子と導通する導電性の搭載部と、を配置すべきスペースの確保が困難となる、という問題があった。
本発明は、前記背景技術において説明した問題点を解決し、基板本体の表面にシールエリアを容易に確保できると共に、かかる表面に開口するキャビティの底面に電子部品などの実装エリアやこれと導通する導体層の配置するためのスペースを容易に確保できる配線基板を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、キャビティの側面に当該キャビティに向かって広くなる傾斜面を適用する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の配線基板(請求項1)は、表面および裏面を有し且つ複数の絶縁層を積層してなる基板本体と、かかる基板本体の表面に開口し且つ底面および側面を有するキャビティと、を含み、かかるキャビティの底面には、該底面に実装される電子部品と電気的に接続されるパッドが形成され、上記キャビティの側面は、当該キャビティの底面側に向かって広くなるように傾斜している傾斜面と、上記キャビティの底面に対して垂直な垂直面とで構成されており、上記キャビティの側面における垂直面は、該キャビティの底面に隣接して位置し、且つ上記キャビティの側面における傾斜面は、上記垂直面における基板本体の表面側に位置し、上記基板本体の絶縁層のうち、上記キャビティの側面を有する上記絶縁層は、該側面を構成する上記傾斜面と垂直面とを個別に有する複数の絶縁層であり、上記キャビティの平面視における底面側の面積は、該キャビティの平面視における開口部側の面積よりも大きく、上記キャビティの開口部に隣接する上記基板本体の表面には、シール材を配置するための導体層よりなるシールエリアが確保されている、ことを特徴とする。
これによれば、前記キャビティの側面は、当該キャビティの底面に対して垂直な垂直面と、当該キャビティの底面側に向かって広くなるように傾斜する傾斜面とで構成され、且つ上記垂直面は、該キャビティの底面に隣接して位置し、上記傾斜面は、上記垂直面における基板本体の表面側に位置している。このため、キャビティの側面全体が当該キャビティの底面に対して垂直な垂直面のみからなる前記リードレスパッケージに比べ、当該キャビティの底面に電子部品などの実装エリアや該電子部品と電気的に接続されるパッド(導体層)を配置するためのスペースを十分に広く確保できる。同時に、凹部(キャビティ)の側面全体が基板本体の表面に向かって広がる傾斜面である前記発光素子収納用パッケージに比べ、キャビティが開口する基板本体の表面において、金属製またはセラミック製などの蓋板や、ガラス製などの光透過性材料からなる蓋板を接合するための封止(シール)材を配設すべき導体層よりなるシールエリアを十分幅広にして確保することができる。従って、キャビティの底面に電子部品などを容易に実装でき且つこれと導通する導体層も配置できると共に、かかるキャビティの開口部を蓋板で容易に封止できる配線基板を提供できる。
尚、前記基板本体を形成する絶縁材は、例えばアルミナを主成分とするセラミック、低温焼成セラミックの1種であるガラス−セラミック、あるいはエポキシ系をはじめとする各種の樹脂である。また、前記傾斜面を含む側面を有するキャビティを形成するには、傾斜した側面を有する貫通孔を設けた絶縁層と、その下側の平坦な絶縁層とを、直に、あるいは、垂直な側面の貫通孔を設けた絶縁層を更に併用して、積層することで可能となる。この場合、前記絶縁材がセラミックまたはガラス−セラミックの場合には、例えば、所要のクリアランスを介してグリーンシートを打ち抜き加工することで、傾斜した側面を有する貫通孔を有するグリーンシート(絶縁層)が得られる。一方、前記絶縁材が樹脂の場合には、例えば、打ち抜き加工で樹脂フイルムに側面が垂直な貫通孔を形成し、かかる貫通孔に傾斜面を有する金型を圧入することで、傾斜した側面を有する貫通孔を有する樹脂フイルム(絶縁層)が得られる。
また、本発明には、前記キャビティの側面における垂直面を有する前記絶縁層の厚みは、前記キャビティの側面における傾斜面を有する前記絶縁層の厚みよりも厚い、配線基板(請求項2)も含まれる。
付言すれば、前記キャビティの側面は、前記傾斜面と、当該キャビティの底面に対して垂直な一対の垂直面と、からなり、一対の垂直面は、基板本体の表面と上記キャビティの底面とに個別に隣接して位置すると共に、これら一対の垂直面の間に上記傾斜面が位置する、配線基板も本発明に含まれ得る。
れによる場合も、キャビティの底面に電子部品などを容易に実装でき且つこれと導通するパッド(導体層)も配置できると共に、かかるキャビティの開口部を蓋板で容易に封止できる配線基板を確実に提供することが可能となる。
更に、前記傾斜面を有する前記絶縁層の厚みは、前記キャビティの底面に電子部品を実装するための搭載層の厚みとほぼ同じである、配線基板も本発明に含まれ得る。これによる場合、例えば発光ダイオードのような発光素子をキャビティの底面上に実装した場合、かかる発光素子の光を、上記傾斜面の直上の垂直面に形成する光反射層によって、効率良く反射して外部に放射することが可能となる。
尚、前記電子部品には、ICチップのほか、例えば撮像素子、圧電素子、SAWフィルタ、あるいは、発光ダイオードのような発光素子も含まれる。また、かかる発光素子をキャビティの底面に実装する場合には、ガラスなどの光透過性の蓋板が用いられる。
更に、前記キャビティは、平面視が矩形、円形、長円形、または楕円形の何れかを呈する、配線基板も本発明に含まれ得る。これによる場合、キャビティの底面に発光素子を実装した場合、かかる発光素子の光を、キャビティの側面における垂直面に形成される光反射層によって、効率良く反射して外部に放射することが可能となる。
以下において、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の前提となる参考形態の配線基板1を示す平面図、図2は、図1中のX−X線の矢視に沿った断面図である。
配線基板1は、図1,図2に示すように、表面3および裏面4を有する基板本体2と、かかる基板本体2の表面3に開口し底面6および4つの側面(傾斜面)7を有するキャビティ5と、を備えている。
基板本体2は、図2に示すように、例えば、アルミナ系のセラミック(絶縁材)からなる上側絶縁層S1と、下側絶縁層S2と、を一体に積層したもので、平面視で正方形を呈する。因みに、基板本体2の寸法は、約5×5×3mmである。
図1,図2に示すように、キャビティ5は、平面視で正方形を呈する底面6と、当該底面6と基板本体2の表面3との間に位置し且つ当該キャビティ5の底面6側に向かって広くなるように傾斜する4つの傾斜面7と、からなる。かかる傾斜面7は、キャビティ5の底面6との間に30〜80度の鋭角の傾斜(交差)角度を有し、当該傾斜面7の上端部と下端部との間における水平方向に沿った幅Lは、各辺で少なくとも50μmが確保される。
上記角度が30度未満では、上側絶縁層S1を構成するグリーンシートが、下側絶縁層S2を構成するグリーンシートに積層し圧着する際に、前者のグリーンシートの各傾斜面7の上端部付近が、キャビティ5の底面6寄りに倒れるおそれが生じる。一方、上記角度が80度を越えると、上記の幅Lが確保しにくくなるため、底面7に後述する電子部品や電子部品を搭載するパッドを配置するスペースが十分に確保できなくなる。このため、上記角度の範囲を設定したものである。
前記キャビティ5を有する上側絶縁層S1は、単層または複層のアルミナを含むグリーンシートに対し、所要のクリアランスを介するパンチと受入孔付きダイスとによる打ち抜き加工により、4つの傾斜面7を有するほぼ四角錐の貫通孔を形成し且つ焼成したものである。尚、複層のグリーンシートの場合は、上下に積層する単位グリーンシートに形成する各貫通孔の傾斜面7,7が積層時に連続するように加工される。そして、かかるほぼ四角錐の貫通孔を形成したグリーンシートとからなる上側絶縁層S1と、アルミナを含む平坦な複層のグリーンシートの積層体からなる下側絶縁層S2と、を積層し且つ所定の温度域で焼成することにより、キャビティ5を含む前記基板本体2が形成される。
下側絶縁層S2には、所定パターンの配線層と、かかる配線層と次述するパッドとの間を接続するビア導体(何れも図示せず)とが形成されている。かかる配線層やビア導体は、W、Mo、Cu、またはAgからなる。複層のグリーンシートから構成した上側絶縁層S1にも、同様な配線層やビア導体が形成されている。
図1,図2に示すように、キャビティ5の底面6には、一対のパッド(導体層)12,13が対称に形成され、これらの間の中央部に低融点合金のロウ材11またはエポキシ系の接着性樹脂を介してICチップ(電子部品)10が実装される。上記パッド12,13は、W、Mo、Cu、またはAgからなり、上側・下側絶縁層S1,S2内の前記配線層と、導通可能とされている。また、上記低融点合金は、例えばSn−Ag系合金からなる。
図2に示すように、底面6の中央部に実装されたICチップ10とパッド12,13との間は、ロウ付けによるボンディングワイヤwにより、個別に導通が取られる。ICチップ10が表面実装タイプの場合には、図示しないロウ材を介してパッド12,13に接続される。
更に、基板本体2の表面3には、ICチップ10を実装したキャビティ5の開口部を封止するため、平面視が正方形の蓋板(リッド)14が、前記同様の低融点合金のロウ材15を介して接合される。この際、キャビティ5の4つの側面が前記傾斜面7であることから、基板本体2の表面3における上記ロウ材15を配置するための導体層(図示せず)を容易に形成することができるので、シールエリアを容易に確保することができる。
尚、蓋板14には、例えば、Fe−42wt%Ni(以下、42アロイと称する)、コバール(Fe−29wt%Ni−17wt%Co)、Cu−2.3wt%Fe−0.03wt%P(以下、194合金と称する)などの金属板や、あるいは各種のセラミック板が用いられる。
以上のような配線基板1によれば、ほぼ四角錐を呈するキャビティ5の側面である各傾斜面7が、当該キャビティ5の底面6側に向かって広がるように傾斜している。このため、かかるキャビティ5の底面6にICチップ10の実装エリアやパッド12,13を形成するためのスペースが十分に確保できると共に、ICチップ10を搭載するためのパッドを配設するための十分なスペースもキャビティ5の底面6で確保できる。しかも、キャビティ5を封止するため、蓋板14を接合するためのロウ材15を配設する導体層からなるシールエリアを、基板本体2の表面3に十分に確保することができる。
従って、配線基板1によれば、小型化および高性能化のニーズに容易に対応することが可能となる。
図3は、本発明の前提となる別の参考形態の配線基板1aを示す図2と同様な断面図である。配線基板1aも、前記同様の基板本体2と、キャビティ5aとを備えている。以下においては、前記配線基板1と相違する部分について説明する。
図3に示すように、キャビティ5aは、平面視で正方形を呈する底面6と、その4つの辺と基板本体2の表面3との間に位置する側面(7a,8)とを有する。かかる側面(7a,8)は、キャビティ5aの底面6に隣接し且つ当該底面6側に向かって広がるように傾斜する傾斜面7aと、当該傾斜面7aと基板本体2の表面3との間に位置し且つキャビティ5aの底面6に対して垂直な垂直面8とからなる。傾斜面7aは、上側絶縁層S1を構成する下層側のセラミック層s2に形成され、垂直面8は、上側絶縁層S1を構成する上層側のセラミック層s1に形成されている。
セラミックs2は、単層のグリーンシートに対して、前記同様の打ち抜き加工を施すことにより、4つの傾斜面7aを有するほぼ四角錐の貫通孔を形成したものである。また、セラミックs1は、単層または複層のグリーンシートに対して、最小限のクリアランスを介して打ち抜き加工を施すことにより、4つの垂直面8を有する四角柱の貫通孔を形成したものである。これらのグリーンシートと、下側絶縁層S2と、を積層し且つ所定の温度域で焼成することにより、キャビティ5aを含む前記基板本体2が形成される。尚、各傾斜面7aも、前記傾斜角度および上・下端部間の幅Lを有する。
図3に示すように、キャビティ5aの底面6には、前記同様のパッド12と、これよりも広く且つ厚いパッド(搭載層)13aとが形成され、かかるパッド13aの厚みは、前記セラミック層s2の厚みとほぼ同じである。かかるパッド13a上の実装エリアには、発光ダイオード(発光素子)19が実装され、当該発光ダイオード19と上記パッド12との間は、ボンディングワイヤwにより導通される。
また、図3に示すように、各垂直面8には、表層のAgメッキ層を含む光反射層18が形成され、発光ダイオード19からの光を外部に反射する。尚、4つの垂直面8が互いに隣接する内隅部には、予め導体層を形成し、かかる導体層の上にNiメッキ、Auメッキ、Agメッキなどの電解メッキを施すことにより、光反射層18が形成される。前記ボンディングワイヤwや発光ダイオード19が設けられたキャビティ5a内には、固化前の封止用樹脂jが基板本体2の表面3とほぼ面一にして充填される。
更に、図3に示すように、前記発光ダイオード19からの光を透過させるため、基板本体2の表面3には、平面視が正方形で透明ガラスからなる蓋板16が、封止用ガラス17を介して接合される。かかる封止用ガラス17は、キャビティ5aの各側面に前記傾斜面7aが含まれているため、発光ダイオード19を搭載するパッド13aを設けるためのスペースをキャビティ5aの底面6に確保しつつ、半溶融状態で基板本体2の表面3に配設すべき、そのシールエリアを容易に確保することができる。
以上のような配線基板1aによれば、キャビティ5aの側面に含まれる各傾斜面7aが、当該キャビティ5aの底面6側に向かって広がるように傾斜しているため、キャビティ5aの底面6に発光ダイオード19の実装エリアやパッド12,13aを形成するためのスペースが十分に確保できる。同時に、キャビティ5aを封止するため、透明ガラスの蓋板16を接合するための封止用ガラス17を配設するためのシールエリアを、基板本体2の表面3に十分に確保できる。しかも、傾斜面7aを有するセラミック層s2とパッド13aとの厚みをほぼ同じとしたので、発光ダイオード19からの光を、光反射層18により効率良く反射することも可能である。
図4は、本発明による一形態の配線基板1bを示す図2と同様な断面図である。配線基板1bも、前記同様の基板本体2と、キャビティ5bとを備えている。以下では、前記配線基板1と相違する部分について説明する。
図4に示すように、キャビティ5bは、平面視で正方形を呈する底面6と、その4つの辺と基板本体2の表面3との間に位置する側面(8,7b)とからなる。かかる側面(8,7b)は、キャビティ5bの底面6に隣接し且つこれに対して垂直な垂直面8と、当該垂直面8と基板本体2の表面3との間に位置し且つキャビティ5bの底面6側に向かって広がるように傾斜する傾斜面7bと、からなる。傾斜面7bは、上側絶縁層S1を構成する上層側のセラミック層s2に形成され、垂直面8は、上側絶縁層S1を構成する下層側のセラミック層s1に形成されている。
セラミックs2およびセラミックs1は、前記同様に形成されたもので、これらのグリーンシートと、下側絶縁層S2と、を積層し且つ所定の温度域で焼成することにより、キャビティ5bを含む前記基板本体2が形成される。尚、各傾斜面7bも、前記の傾斜角度および上・下端部間の幅Lを有する。
図4に示すように、キャビティ5bの底面には、前記同様のパッド12,13が形成され、これらの間にロウ材11を介してICチップ10が実装される。また、基板本体2の表面3には、図示しない導体層の上に設けたロウ材15を介して、蓋板14がロウ付けされることで、キャビティ5bが封止される。
以上の配線基板1bによっても、ほぼ四角柱を呈するキャビティ5bの側面の上部に位置する各傾斜面7bが、当該キャビティ5bの底面6側に向かって広がるように傾斜しているため、キャビティ5bの底面6にICチップ10の実装エリアやパッド12,13を形成するためのスペースが十分に確保できる。同時に、キャビティ5bを封止するため、金属製の蓋板14をロウ付けするためのロウ材15を配設するための導体層よりなるシールエリアを、基板本体2の表面3に十分に確保できる。
図5は、本発明による異なる形態の配線基板1cを示す図2と同様な断面図である。配線基板1cも、前記同様の基板本体2と、キャビティ5cとを備えている。以下、前記配線基板1と相違する部分について説明する。
図5に示すように、キャビティ5cは、平面視で正方形を呈する底面6と、その4つの辺と基板本体2の表面3との間に位置する側面(8,7c,8)とからなる。かかる側面(8,7c,8)は、キャビティ5cの底面6に隣接し且つこれ対して垂直な垂直面8と、当該垂直面8の上に隣接し且つキャビティ5cの底面6側に向かって広がるように傾斜する傾斜面7cと、当該傾斜面7cと基板本体2の表面3との間に位置する垂直面8とからなる。傾斜面7cは、上側絶縁層S1を構成する中層のセラミック層s2に形成され、上下一対の垂直面8は、上側絶縁層S1を構成する下層側および上層側のセラミック層s1,s3に形成される。尚、下層側の垂直面8を形成するセラミック層s1の貫通孔の内径は、上層側の垂直面8を形成するセラミック層s3の貫通孔の内径よりも大きい。
セラミックs2およびセラミックs1,s3は、前記同様に形成され、これらのグリーンシートの積層体と、下側絶縁層S2と、を積層し且つ所定の温度域で焼成することにより、キャビティ5cを含む前記基板本体2が形成される。尚、各傾斜面7cも、前記の傾斜角度および上・下端部間の幅Lを有する。
図5に示すように、キャビティ5cの底面6には、前記同様にパッド12,13が形成され、且つICチップ10が実装され、基板本体2の表面3には、ロウ材15を介して蓋板14がロウ付けされることで、キャビティ5cを封止する。
以上の配線基板1cによっても、ほぼ四角柱を呈するキャビティ5cの側面の上部に位置する各傾斜面7cが、当該キャビティ5cの底面6側に向かって広がるように傾斜しているため、キャビティ5cの底面6にICチップ10の実装エリアやパッド12,13を形成するためのスペースが十分に確保できる。同時に、キャビティ5cを封止するため、金属製の蓋板14をロウ付けするためのロウ材15を配設するための導体層よりなるシールエリアを、基板本体2の表面3に十分に確保できる。
図6〜図9は、前記配線基板1b,1cの変形形態である配線基板1d〜1gの概略を示す平面図である。
図6に示す配線基板1dは、前記同様の基板本体2を有する。かかる基板本体2の表面3に開口するキャビティ5dは、平面視が正方形を呈する底面6と、図6の底面6の上辺から立設する垂直面8および底面6の左右辺・下辺と基板本体2の表面3との間に位置する3つの傾斜面7aからなる側面を有する。尚、3辺の傾斜面7aに替えて、前記傾斜面7b,7cの何れかとしても良い。
図7に示す配線基板1eも、前記同様の基板本体2を有する。かかる基板本体2の表面3に開口するキャビティ5eは、平面視が正方形を呈する底面6と、図7の底面6の上辺・左辺から立設する垂直面8,8および底面6の右辺・下辺と基板本体2の表面3との間に位置する2つの傾斜面7aからなる側面と、を有する。尚、2辺の傾斜面7aに替えて、傾斜面7b,7cの何れかと垂直面8とからなる側面としても良い。
図8に示す配線基板1fも、前記同様の基板本体2を有する。かかる基板本体2の表面3に開口するキャビティ5fは、平面視が正方形を呈する底面6と、図8の底面6の上辺・下辺から対向して立設する垂直面8,8および底面6の左辺・右辺から基板本体2の表面3との間に対向して位置する2つの傾斜面7aからなる側面と、を有する。尚、対向する2辺の傾斜面7aに替えて、前記傾斜面7b,7cの何れかと垂直面8とからなる側面としても良い。
図9に示す配線基板1gも、前記同様の基板本体2を有する。かかる基板本体2の表面3に開口するキャビティ5gは、平面視が正方形を呈する底面6と、図9の底面6の上辺・下辺・左辺から立設する3つの垂直面8および底面6の右辺から基板本体2の表面3との間に位置する前記傾斜面7aからなる側面と、を有する。尚、1つの傾斜面7aに替えて、前記傾斜面7b,〜7cの何れかと垂直面8とからなる側面としても良い。
以上のような配線基板1d〜1gによっても、前記配線基板1b,1cと同様の効果を奏する。尚、配線基板1d〜1gでは、平面視における基板本体2にキャビティ5d〜5gを形成する位置に応じて、傾斜面7a〜7cの面数や配置が選択される。
図10は、異なる参考形態の配線基板20を示す平面図、図11は、図10中のY−Y線の矢視に沿った断面図である。
配線基板20は、図10,図11に示すように、表面23および裏面24を有する基板本体22と、かかる基板本体22の表面23に開口し底面26およびほぼ円錐形の側面(傾斜面)27を有するキャビティ25と、を備えている。
基板本体22は、図11に示すように、前記同様のセラミック(絶縁材)からなる上側絶縁層S1と、下側絶縁層S2と、を一体に積層したものである。
図10,図11に示すように、キャビティ25は、平面視で円形を呈する底面26と、かかる底面26の周辺と基板本体22の表面23との間に位置し且つ当該キャビティ25の底面26側に向かって広くなるように傾斜するほぼ円錐形の傾斜面27と、からなる。かかる傾斜面27は、キャビティ25の底面26との間に30〜80度の鋭角の傾斜(交差)角度を有し、当該傾斜面27の上端部と下端部との間における水平方向に沿った幅Lは、底面26の全周において少なくとも50μmが確保される。
前記キャビティ25を有する上側絶縁層S1は、単層または複層のアルミナを含むグリーンシートに対し、所要のクリアランスを介するパンチと受入孔付きダイスとによる打ち抜き加工により、ほぼ円錐形の傾斜面27を有するほぼ円錐形の貫通孔を形成したものである。尚、複層のグリーンシートの場合は、上下に積層する単位グリーンシートに形成する各貫通孔の傾斜面27が積層時に連続するように形成される。そして、かかるほぼ円錐形の貫通孔を形成したグリーンシートとからなる上側絶縁層S1と、アルミナを含む平坦な複層のグリーンシートの積層体からなる下側絶縁層S2と、を積層し且つ所定の温度域で焼成することにより、キャビティ25を含む前記基板本体25が形成される。
下側絶縁層S2には、前述した配線層と、かかる配線層と次述するパッドとの間を接続するビア導体(何れも図示せず)とが形成され、複層のグリーンシートから構成した上側絶縁層S1にも、同様な配線層やビア導体が形成されている。
図10,図11に示すように、キャビティ25の底面26には、前記同様のパッド12,13が対称に形成され、これらの間にロウ材11またはエポキシ系の接着性樹脂を介してICチップ10が実装される。上記パッド12,13は、Wなどからなり、上側・下側絶縁層S1,S2内の配線基板と、導通可能とされる。
図11に示すように、底面6に実装されたICチップ10とパッド12,13との間は、ボンディングワイヤwにより、個別に導通が取られる。更に、基板本体22の表面23には、ICチップ10を実装したキャビティ25の開口部を封止するため、平面視が正方形を呈し、42アロイ、コバール、194合金などからなる蓋板14が、前記同様のロウ材15を介して接合される。この際、キャビティ25の側面が前記傾斜面27であるため、基板本体22の表面23における上記ロウ材15を配設するための導体層よりなるシールエリアを容易に確保することができる。
以上のような配線基板20によれば、ほぼ円錐形を呈するキャビティ25の側面である傾斜面27が、当該キャビティ25の底面26側に向かって広がるように傾斜している。このため、かかるキャビティ25の底面26にICチップ10の実装エリアやパッド12,13を形成すべきスペースが十分に確保できると同時に、キャビティ25を封止すべく、蓋板14を接合するためのロウ材15を配設するための導体層よりなるシールエリアを、基板本体22の表面33に十分に確保することができる。従って、配線基板20によれば、小型化および高性能化のニーズに容易に対応することが可能となる。
図12は、前記配線基板20の応用形態である配線基板20aを示す図11と同様な断面図である。配線基板20aも、前記同様の基板本体22と、キャビティ55aとを備えている。以下においては、前記配線基板20と相違する部分について説明する。
図12に示すように、キャビティ25aは、平面視で円形を呈する底面26と、その周辺と基板本体22の表面23との間に位置する側面(28,29)とからなる。かかる側面(28,29)は、キャビティ25aの底面26に隣接且つ当該底面26側に向かって広がるように傾斜する傾斜面28と、当該傾斜面28と基板本体22の表面23との間に位置し且つキャビティ25aの底面26に対して垂直な垂直面29とからなる。傾斜面28は、上側絶縁層S1を構成する下層側のセラミック層s2に形成され、垂直面29は、上側絶縁層S1を構成する上層側のセラミック層s1に形成されている。
セラミックs2は、単層のグリーンシートに対して、前記同様の打ち抜き加工を施すことにより、ほぼ円錐形の傾斜面28を有するほぼ円錐錐の貫通孔を形成し且つ焼成したものである。また、セラミックs1は、単層または複層のグリーンシートに対して、最小限のクリアランスを介して打ち抜き加工を施すことにより、円筒形の垂直面29を有する円柱形の貫通孔を形成したものである。これらのグリーンシートと、下側絶縁層S2と、を積層し且つ所定の温度域で焼成することにより、キャビティ25aを含む前記基板本体22が形成される。尚、傾斜面28は、前記傾斜面27と同様の傾斜角度および上・下端部間の幅Lを有する。
図12に示すように、キャビティ25aの底面26には、前記同様のパッド12と、これよりも広く且つ厚いパッド(搭載層)13aとが形成され、かかるパッド13aの厚みは、前記セラミック層s2の厚みとほぼ同じである。当該パッド13a上の実装エリアには、発光ダイオード(発光素子)19が実装され、かかる発光ダイオード19と上記パッド12との間は、ボンディングワイヤwにより導通される。
また、図12に示すように、円筒形の垂直面28には、表層のAgメッキ層を含む光反射層18が円筒形にして形成され、発光ダイオード19からの光を外部に反射する。上記ボンディングワイヤwや発光ダイオード19が設けられたキャビティ25a内には、固化前の封止用樹脂jが基板本体22の表面23とほぼ面一にして充填される。
更に、図12に示すように、前記発光ダイオード19からの光を透過させるため、基板本体22の表面23には、平面視が円形または正方形の透明ガラスからなる蓋板16が、封止用ガラス17を介して接合される。かかる封止用ガラス17のシールエリアは、キャビティ25aの側面の下部に前記傾斜面28が位置しているため、半溶融状態で基板本体22の表面23に配設すべきスペースが容易に確保できる。
以上のような配線基板20aによれば、キャビティ25aの側面に含まれる傾斜面28が、当該キャビティ25aの底面26側に向かって広がるように傾斜しているため、キャビティ25aの底面26に発光ダイオード19の実装エリアやパッド12,13aを形成するためのスペースが十分に確保できる。同時に、キャビティ25aを封止するため、透明ガラスの蓋板16を接合するための封止用ガラス17を配設するためのシールエリアを、基板本体22の表面23に十分に確保できる。
しかも、傾斜面28を有するセラミック層s2とパッド13aとの厚みをほぼ同じとしたので、発光ダイオード19からの光を光反射層18により効率良く反射することも可能である。
尚、前記図4で示したと同様に、底面26に円筒形の垂直面29を隣接させ、且つ基板本体22の表面23にほぼ円錐形の傾斜面29を隣接させる形態の側面を含むキャビティを有する配線基板としても良い。また、前記図5で示したと同様に、底面26および基板本体22の表面23にそれぞれ隣接して内径が異なる上下一対の垂直面29,29を配置すると共に、これらの間に傾斜面28を配置する形態の側面を含むキャビティを有する配線基板としても良い。
図13は、前記配線基板20,20aの応用形態である配線基板20bの概略を示す平面図である。配線基板20bは、図13に示すように、前記同様の基板本体22と、平面視が長円形を呈するキャビティ25bと、を備えている。かかるキャビティ25bは、平面視が長円形を呈する底面26と、その周辺と基板本体22の表面23との間に位置し且つ上記底面26側に向かって広がるほぼ長円錐形の傾斜面(側面)28および垂直面29と、からなる。かかる配線基板20bも、前記配線基板20,20aと同様の効果を奏する。
、前記図4で示したと同様に、底面26に長円筒形の垂直面29を隣接させ、且つ基板本体22の表面23にほぼ長円錐形の傾斜面28を隣接させる形態の側面としても良い。また、前記図5で示したと同様に、底面26および基板本体22の表面23にそれぞれ隣接して内径が異なる長円筒形で上下一対の垂直面29を配置し、これらの間にほぼ長円錐形の傾斜面28を配置する形態の側面としても良い。更に、これらの垂直面29に前記光反射層18を形成することで、前記発光ダイオード19を底面26に実装することもできる。
図14は、前記配線基板20bの変形形態である配線基板20cの概略を示す平面図である。図14に示すように、配線基板20cも、前記同様の基板本体22と、平面視が長円形を呈するキャビティ25cと、を備えている。かかるキャビティ25cは、平面視が長円形を呈する底面26と、かかる底面26の周辺における図14で左・右両端のほぼ半円形部に配置したほぼ半円推形の傾斜面27および上下一対の直線部に配置した垂直面29からなる側面と、からなる。かかる配線基板20cも、前記配線基板20,20a,20bと同様の効果を奏する。
尚、前記ほぼ半円錐形の傾斜面27に替えて、キャビティ25cの底面26の図14で左・右両端辺に、当該底面26に隣接するほぼ半円錐形の傾斜面28と、それらの上方を含む全周辺に位置し且つ半長円筒形を呈する垂直面28とからなる側面としても良い。あるいは、前記図4で示したと同様に、底面26における図14で左・右両端辺に、半円筒形の垂直面29を隣接させ、且つ基板本体22の表面23にほぼ半円錐形の傾斜面29を隣接させると共に、図14で上下一対の直線部の全体を垂直面29とした形態の側面としても良い。
また、前記図5で示したと同様に、図14で底面26の左・右両端辺およびこれらの真上に位置する基板本体22の表面23にそれぞれ隣接して内径が異なる半円筒形で上下一対の垂直面29を配置し、これらの間にほぼ半円錐形の傾斜面28を配置すると共に、図14で上下一対の直線部の全体を垂直面29とした形態の側面としても良い。更に、これらの垂直面29に前記光反射層18を形成することで、底面26に前記発光ダイオード19を実装することもできる。
図15は、前記配線基板20,20aの異なる応用形態である配線基板20dの概略を示す平面図である。配線基板20dは、図15に示すように、前記同様の基板本体22と、平面視が楕円形を呈するキャビティ25dと、を備えている。かかるキャビティ25dは、平面視が楕円形を呈する底面26と、その周辺と基板本体22の表面23との間に位置し且つ上記底面26側に向かって広がるほぼ楕円錐形の傾斜面(側面)28および垂直面29と、からなる。かかる配線基板20dも、前記配線基板20,20aと同様の効果を奏する。
、前記図4で示したと同様に、底面26に楕円筒形の垂直面29を隣接させ、且つ基板本体22の表面23にほぼ楕円錐形の傾斜面28を隣接させる形態の側面としても良い。また、前記図5で示したと同様に、底面26および基板本体22の表面23にそれぞれ隣接して内径が異なる楕円筒形で上下一対の垂直面29を配置し、これらの間にほぼ楕円錐形の傾斜面28を配置する形態の側面としても良い。更に、これらの垂直面29に前記光反射層18を形成することで、底面26に前記発光ダイオード19を実装することもできる。
図16は、前記配線基板20dの変形形態である配線基板20eの概略を示す平面図である。図16に示すように、配線基板20eも、前記同様の基板本体22と、平面視が楕円形を呈するキャビティ25eと、を備えている。かかるキャビティ25eは、平面視が楕円形を呈する底面26と、かかる底面26の周辺における左・右両端のほぼ半円形部に配置したほぼ半円錐形の傾斜面28および上下一対の長円弧部に配置した垂直面29からなる側面と、からなる。かかる配線基板20eも、前記配線基板20,20a〜20dと同様の効果を奏する。
尚、前記ほぼ半円錐形の傾斜面27に替えて、キャビティ25cの底面26における図16で左・右両端辺に、隣接するほぼ半円錐形の傾斜面28と、それらの上方を含む全周辺に位置し且つ長円筒形を呈する垂直面29とからなる側面としても良い。あるいは、前記図4で示したと同様に、図16で底面26の左・右両端辺に、半円筒形の垂直面29を隣接させ、且つ基板本体22の表面23にほぼ半円錐形の傾斜面29を隣接させると共に、上下一対の長円弧部の全体を垂直面29とした形態の側面としても良い。
また、前記図5で示したと同様に、図16で底面26の左・右両端辺およびこれらの真上に位置する基板本体22の表面23にそれぞれ隣接して内径が異なる半円筒形で上下一対の垂直面29を配置し、これらの間にほぼ半円錐形の傾斜面28を配置すると共に、上下一対の長円弧部の全体を垂直面29とした形態の側面としても良い。更に、これらの垂直面29に前記光反射層18を形成することで、底面26に前記発光ダイオード19を実装することもできる。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
前記基板本体2,22を形成する絶縁材には、窒化アルミニウムやムライトなどからなるセラミック、あるいは低温焼成セラミックの1種であるガラス−セラミックとしたり、エポキシ系をはじめとする各種の樹脂としても良い。
また、前記配線基板1b〜1gのキャビティ5a〜1gは、平面視で長方形を呈する形態や、六角形または八角形などの多角形を呈する形態としても良い。
更に、キャビティに実装する発光素子は、前記発光ダイオード19に替えて、半導体レーザとしても良い。
前提的な参考形態の配線基板を示す平面図。 図1中のX−X線の矢視に沿った断面図。 別の参考形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 本発明による一形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 本発明による異なる形態の配線基板を示す図2と同様な断面図。 上記各配線基板の変形形態の概略を示す平面図。 上記各配線基板の異なる変形形態の概略を示す平面図。 上記各配線基板の更に異なる変形形態の概略を示す平面図。 上記各配線基板の別異な変形形態の概略を示す平面図。 異なる参考形態の配線基板を示す平面図。 図10中のY−Y線の矢視に沿った断面図。 別の参考形態の配線基板を示す図11と同様な断面図。 別なる参考形態の配線基板の概略を示す平面図。 別異な参考形態の配線基板の概略を示す平面図。 更に異なる参考形態の配線基板の概略を示す平面図。 更に別なる参考形態の配線基板の概略を示す平面図。
1b〜1g…………………配線基板
2……………………………基板本体
3……………………………表面
4……………………………裏面
5b〜5g…………………キャビティ
6……………………………底面
7a〜7c…………………傾斜面(側面)
8……………………………垂直面(側面)

Claims (2)

  1. 表面および裏面を有し且つ複数の絶縁層を積層してなる基板本体と、
    上記基板本体の表面に開口し且つ底面および側面を有するキャビティと、を含み、
    上記キャビティの底面には、該底面に実装される電子部品と電気的に接続されるパッドが形成され、
    上記キャビティの側面は、当該キャビティの底面側に向かって広くなるように傾斜している傾斜面と、上記キャビティの底面に対して垂直な垂直面とで構成されており、
    上記キャビティの側面における垂直面は、該キャビティの底面に隣接して位置し、且つ上記キャビティの側面における傾斜面は、上記垂直面における基板本体の表面側に位置し
    上記基板本体の絶縁層のうち、上記キャビティの側面を有する上記絶縁層は、該側面を構成する上記傾斜面と垂直面とを個別に有する複数の絶縁層であり、
    上記キャビティの平面視における底面側の面積は、該キャビティの平面視における開口部側の面積よりも大きく、
    上記キャビティの開口部に隣接する上記基板本体の表面には、シール材を配置するための導体層よりなるシールエリアが確保されている、
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記キャビティの側面における垂直面を有する前記絶縁層の厚みは、前記キャビティの側面における傾斜面を有する前記絶縁層の厚みよりも厚い
    ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
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