JP5134924B2 - 投射型映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投射型映像表示装置を提供する技術に関する。
3板式投射型映像表示装置においては、色分離された各色光が対応する液晶パネルに至る光路の光学距離(以下、適宜「光路長」いう)が異なり、少なくとも一つの色の光の光路長が他の色の光の光路長に比べ長くなる。そこで、光路長が長くなる色の光の光路にリレー光学系を用いて光路長の補正を行っており、例えば、特許文献1に開示がある。
特開2004−226814号公報
ところで、特許文献1の課題の項で指摘されているように、リレー光学系で照明光の光束が上下、左右反転されるため、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経て照射される液晶パネルと、色分離光学系からの射出光がリレー光学系を経ずに直接照射される液晶パネルとでは、液晶パネルに照射される光束の照度分布が上下、左右逆転する。
このため、光源などに照度分布の偏りがあった場合には、その偏りがリレー光学系を経て照射される液晶パネルと、その他の液晶パネルとで反対になって現れる。すなわち、相対的に高い照度の光が照射される部位が対称の位置に存在することになる。
言い換えれば、リレー光学系を経て照射される液晶パネル上で相対的に高い照度の光が照射される部位と、その他の液晶パネル上で相対的に弱い照度の光が照射される部位とが投射面上で合成されることになるため、照度バランスが崩れ、表示画像に色むらが発生するという事情があった。
そこで、特許文献1では、その図1で、照度分布の不均一により発生した色むらを低減するために、第2のリレーレンズの近傍に、遮光手段を配置し、該遮光手段で光量調整する技術が開示されている。ここで、色分離されたR,G,Bの光路のうちB光路にリレー光学系を配置した場合について考える。
上記特許文献1の場合、図12cに示すように、B光の光量が大幅に低下することになる(遮光前の照度分布を点線、遮光された照度分布を実線で示す)。そのため、色のバランスが崩れ、R光,G光,B光を重ね合わせた白の色目(ホワイトバランス)が悪くなるという問題が生じる。
本発明の課題は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ホワイトバランスを劣化させることなく、色むらを低減した投射型映像表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、投射型映像表示装置は、リレー光学系として、第1リレーレンズ及び第2リレーレンズを有し、前記第1リレーレンズが回転調整手段を有する構成とした。
前記回転調整手段の構成を以下に説明する。
先ず、前記リレー光学系に、前記光源からの光を受ける第1リレーレンズと、前記第1リレーレンズを経た光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーからの光を受ける第2リレーレンズとを設ける。
そして、前記光源から第1リレーレンズに向う光の光軸方向をZ軸とし、前記反射ミラーから第2リレーレンズに向う光の光軸方向をX軸とし、前記Z軸と前記X軸との両者に垂直である方向をY軸とする。
前記回転調整手段は、第1リレーレンズを保持する保持部材と、前記保持部材を支持する基体、基体上部とを備え、前記基体上部は、前記Z軸と前記X軸に略平行な面とし、前記基体上部は、当該基体上部の前記保持部材に接する面を球状とし、また、前記基体は、当該基体の前記保持部材に接する面を球状とする。
前記基体上部は、Z軸方向に延在する開口部を有し、前記保持部材の前記基体上部に接する側には固定部材の入る固定用穴が設けられ、当該開口部を経て固定部材を前記固定用穴に通すことで前記保持部材を固定する。
前記保持部材を前記開口部に沿って、Z軸方向に移動することで、第1リレーレンズのX軸回りの角度を変更し、前記保持部材を前記固定部材を中心として回転することで、Y軸回りの角度を変更するようにするものである。
また、上記角度の変更に対して、X軸回りとY軸回りとの関係を入替えても良い。その場合には、前記基体上部は、前記Z軸と前記Y軸に略平行な面とし、
前記保持部材を前記開口部に沿って、Z軸方向に移動することで、第1リレーレンズのY軸回りの角度を変更し、前記保持部材を前記固定部材を中心として回転することで、X軸回りの角度を変更するようになるものである。
なお、前記保持部材の前記基体上部に接する球状面と、前記基体上部の前記保持部材に接する球状面とが同じ曲率とするようにする。または、前記保持部材の前記基体上部に接する球状面と、前記基体上部の前記保持部材に接する球状面とが同じ回転中心を中心とする球状面とするようにするものでもよい。
以上のように、本発明によれば、光源側に照度分布の偏りが生じている場合でもホワイトバランスを劣化させることなく、色むらを低減した投射型映像表示装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図を参照して説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではなく、各図において、同一な部分には同一符号を付して、一度説明したものについては、その説明を省略する。
図1は、本実施の形態に係る投射型映像表示装置の光学系の模式構成図である。ここでは、映像表示素子として、液晶パネルを用いている。
図1に示すように、投射型映像表示装置の光学系は、基体500に装着された照明光学系100と、色分離光学系200と、リレー光学系300と、2枚のコンデンサレンズ13,14と、3枚の液晶パネル30,31,32と、色合成プリズム33と、投射レンズ34とを備えている。
そして、これらの光学素子は、基体500に装着されて、光学ユニット600を構成し、光学ユニット600は、液晶パネルを駆動する駆動回路(図示せず)や電源回路(図示せず)とともに、図示しない筐体に搭載され、投射型映像表示装置を構成する。
照明光学系100には、光源としてリフレクタ2内に収納されたランプ1が備えられている。リフレクタ2の形状に制限はないが、ここでは一例として、ランプ1を背後側から覆うように配置された、回転放物面形状の反射面を示している。
また、リフレクタ2の光の出射方向には、円形ないし、多角形の出射開口が形成されている。ランプ1は、超高圧水銀ランプ,メタルハライドランプ,キセノンランプ,水銀キセノンランプ,ハロゲンランプ等の白色ランプを用いることができる。
リフレクタ2から出射される光の出射方向には、第1アレイレンズ3が配置されており、第1アレイレンズ3の光出射面側には第2アレイレンズ4が配置されている。また、第2アレイレンズ4の光出射面側には、偏光変換素子5が配置されている。
第1アレイレンズ3は、照明光軸1000の延在する方向から見て液晶パネルとほぼ相似な矩形形状を有する複数のレンズセルがマトリクス(2次元)状に配設されたもので、光源から入射した光を複数のレンズセルで複数の光に分割して、効率よく第2アレイレンズ4と偏光変換素子5を通過するように導くようになっている。即ち、第1アレイレンズ3は、ランプ1と第2アレイレンズ4の各レンズセルとが光学的に共役な関係になるように設計されている。
第2アレイレンズ4は、第1アレイレンズ3と同様に、一方のレンズ面に照明光軸1000の延在する方向から見て矩形形状の複数のレンズセルがマトリクス状に配設されており、第2アレイレンズ4は、構成するレンズセルそれぞれが対応する第1アレイレンズ3のレンズセルの形状を液晶パネル30,31,32に投影(写像)するようになっている。
偏光変換素子5は第2アレイレンズ4から出射された光を所定の偏光方向に揃えるようになっている。
偏光変換素子5の光出射面側には、集光レンズ6が配置されている。第1アレイレンズ3の各レンズセルと液晶パネル30,31,32とが、光学的に共役な関係になるように設計されているので、第1アレイレンズ3で複数に分割された光束は、第2アレイレンズ4と集光レンズ6によって、ある照度分布を持った照明が液晶パネル30,31,32上に重畳して投影される。
なお、上述したランプ1、第1アレイレンズ3、第2アレイレンズ4、偏光変換素子5、及び集光レンズ6を備えたものを照明光学系100とし、オプチカルインテグレータは、第1アレイレンズ3、第2アレイレンズ4、偏光変換素子5及び集光レンズ6からなる。照明光学系100により、光源から出射された偏光方向がランダムな光を所定偏光方向に揃えながら、液晶パネルを均一照明することが可能となる。
集光レンズ6の光出射面側には、ダイクロイックミラー10が配置されている。ダイクロイックミラー10は、R光を反射し、G光、及びB光を透過させるようになっている。
ダイクロイックミラー10により反射されたR光の進行方向には、反射ミラー12が配置されており、反射ミラー12によって反射されたR光の進行方向には、コンデンサレンズ14が配置されている。コンデンサレンズ14は、R光を集光するようになっており、コンデンサレンズ14の光出射面側には、画像表示素子である液晶パネル30が配置されている。液晶パネル30の光出射面側には、色合成プリズム33が配置されている。
また、ダイクロイックミラー10を透過したG光及びB光の進行方向には、ダイクロイックミラー11が配置されている。ダイクロイックミラー11は、G光を反射し、B光を透過させるようになっている。ダイクロイックミラー11により反射されたG光の進行方向には、コンデンサレンズ13が配置されており、コンデンサレンズ13のG光の出射面側には、液晶パネル31が配置されている。そして、G光用の液晶パネル31の光出射面側には、色合成プリズム33が配置されている。
ダイクロイックミラー11を透過したB光の進行方向には、第1リレーレンズ20が配置されている。第1リレーレンズ20の光出射面側には、反射ミラー23が配置されている。反射ミラー23により反射されたB光の進行方向には、第2リレーレンズ21が配置されており、第2リレーレンズ21の出射面側には、反射ミラー24が配置されている。
反射ミラー24により反射されたB光の進行方向には、第3リレーレンズ22が配置されている。そして、第3リレーレンズ22の光出射面側には、B光用の液晶パネル32が配置されており、液晶パネル32の光出射面側には、色合成プリズム33が配置されている。
色合成プリズム33は、液晶パネル30,31,32から入光したR光、G光、及びB光からカラー画像を合成し、合成したカラー画像を出射するようになっている。色合成プリズム33のカラー画像出射面側には、例えばズームレンズからなる投射レンズ34が配置されており、投射レンズ34は、入射したカラー画像を図示しないスクリーン上に拡大投影するようになっている。
なお、色分離光学系200には、ダイクロイックミラー10,11及び反射ミラー12が備えられており、リレー光学系300には、第1リレーレンズ20、反射ミラー23、第2リレーレンズ21、反射ミラー24、及び第3リレーレンズ22を備えられている。
また、投射型映像表示装置においては、光源から出射された光より、まずR光を分離した後に、G光とB光を分離しているが、本発明の実施例においては、光源から出射された光を分離する順序に制限はない。光源から出射された光から、まずG光またはB光を分離した後に、残りの二色の光を分離することとしてもよい。そして、リレーする光は、B光に限らず、R光やG光であってもよい。
なお、リレー光学系300は、光源からR光用の液晶パネル30までの光学距離(以下、光学距離を「光路長」といい、例えば、R光の光路長をR光路長という)および光源からG光用の液晶パネル31までの光路長(G光路長)に対して、光源からB光用液晶パネルまでの光路長(B光路長)が長いので、これを補正するためのものである。
また、B光路上の第1リレーレンズ20の近傍には、照明光学系100により第1アレイレンズ3の各レンズセルの像が重畳した仮想液晶表示像350が結像する。この仮想液晶表示像350をB光用の液晶パネル32にリレー(写像)するのがリレー光学系300の目的である。すなわち、リレー光学系300の中間レンズである第2リレーレンズ21は、仮想液晶表示像350をB光用の液晶パネル32上に写像する。つまり、仮想液晶表示像350と液晶パネル32は、物と像の関係にある。
また、リレー光学系300の入射側レンズである第1リレーレンズ20は、液晶パネル32上に結像する像の照度が隅々まで均一となるように、仮想液晶表示像350を通過した光を第2リレーレンズ21に集光する。第2リレーレンズ21上には第2アレイレンズ4上に形成された複数のアーク像が形成される。つまり、第2アレイレンズ4と第2リレーレンズ21は物と像の関係にある。
また、第1リレーレンズ20には、回転調整手段330が設けられている。回転調整手段330は、第1リレーレンズ20の光軸を照明光軸1000に対して傾けることでB光用に用いている液晶パネル32上の照度分布の偏りを調整するものである。
以下、図を用いて回転調整手段330の一例について詳細に説明する。ここでは、説明を容易とするために、直交座標系を用いる。ここで用いる直交座標系は、照明光軸1000の延在する方向をZ軸方向とし、Z軸に直交する面内で、重力方向と平行な方向をY軸方向とする。そして、Z軸に直交する面内で、Y軸方向と直行する方向をX軸方向とする。以下において用いる直交座標系もここで用いる直交座標系と同様のものとする。
勿論、前記直交座標系に限定されるものではない。例えば、光源から第1リレーレンズ20に向う光の光軸方向である照明光軸1000の延在する方向をZ軸とし、前記第1リレーレンズ20を経た光を反射ミラー23で反射させて、第2リレーレンズ21の方へ向って反射させる場合において、前記反射ミラー23から前記第2リレーレンズ21に向う光の方向をX軸とし、前記Z軸と前記X軸との両者に垂直である方向をY軸とするものであっても良い。この場合には、前記Z軸と前記X軸とは、必ずしも垂直でなくとも良いものである。
図2は、第1リレーレンズ20の回転調整手段330の近傍(ここでは仮想液晶表示像350から反射ミラー23を通り第2リレーレンズ21を通るまで)を光学ユニット600から抜き出した斜視図である。図2の(a)は基体上蓋510を取り付けた様子であり、図2の(b)は、説明のため、この基体上蓋510を取り除いた図である。図に示すように、第1リレーレンズ20や第2リレーレンズ21などの光学部品は基体500の所定位置に配置され、基体上蓋(前記基体上部)510により覆い隠されるようになっている。
回転調整手段330は、第1リレーレンズ20が取り付けられた保持部材1100、基体上蓋510、ネジ(前記固定部材)1001にて構成される。また、基体上蓋510の第1リレーレンズ20部の上面1200には、Z軸方向に長い穴となっている固定用長穴(前記開口部)1103及び2つの回転調整用長穴1101、1102を有する。保持部材1100(第1リレーレンズ20)を回転調整した後に、ネジ1001により固定用長穴1103部で基体上蓋510に保持部材1100が固定保持されている。以下、各部品について説明する。
図3は、保持部材1100の斜視図である。回転中心1008は、第1リレーレンズ20を調整する際の回転中心であり詳細は後述する。回転中心1008は照明光軸1000上にあり、この回転中心1008を通り、Y軸に平行な軸を1006、X軸に平行な軸を1007とする。また、軸1006回りの回転をθy、軸1007回りの回転をθxとする。
保持部材1100は、第1リレーレンズ20をその側縁部にて保持し、第1リレーレンズ20を透過する有効光を遮らないようにしている。1005は調整当てつけ面であり、保持部材1100の上面であり、回転中心1008を中心とする球面形状である。この調整当てつけ面1005には、締結ネジ穴1002が設けてあり、ネジ1001にて基体上蓋510に固定保持される。さらに調整当てつけ面1005には、保持穴1003、1004が設けられている。
図4は、基体上蓋510の第1リレーレンズ20近傍を切り出したものである。基体上蓋510には、上記したように固定用長穴1103、回転調整用長穴1101、1102が設けられている。固定用長穴1103は、Z軸方向に長い穴となっており、ネジ1001のネジ山外径より少し大きな穴幅としている。
さらに基体上蓋510の上面1200は円柱状となっており、その中心は回転中心1008を通る軸1007の軸上としている。また、基体上蓋510の保持部材1100側の形状は、図4(b)に示すように、球状面1104が設けられており、上記調整当てつけ面1005と同じ曲率の球状である。
図2においては、基体上蓋510がZ軸とX軸に略平行な面とし、固定用長穴1103が設けられている。そして、保持部材1100を固定用長穴1103に沿って、Z軸方向に移動することで、第1リレーレンズ20のX軸回りの角度を変更、調整し、保持部材1100をネジ1001を中心として回転することで、Y軸回りの角度を変更、調整するものを例示している。
しかしながら、上記角度の変更、調整に対して、X軸回りとY軸回りとの関係を入替えても良い。その場合には、基体上蓋510がZ軸とY軸に略平行な面とし、固定用長穴1103を設け、保持部材1100を固定用長穴1103に沿って、Z軸方向に移動することで、第1リレーレンズ20のY軸回りの角度を変更、調整し、保持部材1100をネジ1001を中心として回転することで、X軸回りの角度を変更、調整するようにするものでも良い。
次に、図5〜図7を用いて、回転調整手段330の調整方法について説明する。
図5は、調整治具1300を保持部材1100に取り付けた状態の斜視図であり、図5(b)は内部を説明するために基体上蓋510を取り除いた図である。図5に示すように、調整治具1300は、チャック部材1201、1202、ゴニオステージ1204、1205からなり、ゴニオステージ1205は図示しない治具などに固定されている。チャック部材1201、1202がそれぞれ保持穴1003、1004と結合することにより、調整治具1300で保持部材1100を回転調整することができる。
図6は、調整治具1300を示す図である。前記したようにチャック部材1201、1202は、保持部材1100の保持穴1003、1004(図示せず)と結合することが可能であり、チャック部材1201、1202を図中矢印方向に開閉することで保持部材1100と結合、開放することができる。
図7は、第1リレーレンズ20の回転中心1008にて照明光軸1000に垂直な平面で切った断面図である。図のように、チャック部材1201、1202は保持部材1100の保持穴1003、1004と結合している。図7はチャック部材1201、1202が閉じた状態を示しており、図7の状態から、チャック部材1201、1202をネジ1001から離れる方向に開くことで保持部材1003、1004との結合から開放を行う。
また、図に示すようにチャック部材1201、1202は、基体上蓋510に設けられた調整用長穴1101、1102から挿入することで、調整後にチャック部材1201、1202を開き、保持部材1100を解放した後、調整治具1300を取り外すことが可能となっている。このとき、調整用長穴1101、1102は、チャック部材1201、1202に干渉しない程度の長さと幅で穴が開いている。また、調整後ネジ1001で締結を行うと、保持部材1100の球状面1005と基体上蓋510の球状面1104が密着し、強い保持が行えるようになっている。
図8は、調整治具にて回転調整を行っている様子を示す図である。調整治具1300を後述する所定位置に配置することで、ゴニオステージ1204、1205の動作に連動し第1リレーレンズ20が回転できることを表している。
図9(a)は、調整治具1300を上面から見た図であり、第1リレーレンズ20を回転中心1008でθy回転させる場合の例である。図のように、ゴニオステージ1204は点線矢印方向(θy方向)に回転できる向きに調整治具1300に組みつけている。調整治具1300はチャック部材1201、1202にて保持部材1100と結合されているため、調整治具1300が移動することによって、保持部材1100も移動する。
ここで、ゴニオステージ1204の回転中心を第1リレーレンズ20の回転中心1008と合わせる。これにより、ゴニオステージ1204が回転移動することにより調整治具1300の角度θyが変わると、第1リレーレンズ20も回転中心1008の位置が移動することなく角度θyが変わる。図9(b)は、調整治具1300を側面から見ており、第1リレーレンズ20を回転中心1008でθx回転させる場合の例である。図のように、ゴニオステージ1205は点線矢印方向(θx方向)に回転できる向きに調整治具1300に組みつけている。
また、図9(a)と同様に、ゴニオステージ1205の回転中心を第1リレーレンズ20の回転中心1008と合わせることにより、ゴニオステージ1205の回転移動により調整治具1300の角度θxが変わると、第1リレーレンズ20も回転中心1008が移動することなく角度θxが変わる。これは、前述したθy方向の回転とは独立して行われる。
調整治具1300により、第1リレーレンズ20を調整した後、チャック部材1201、1202と保持部材1100との結合を解除することにより、調整治具1300を取り外すことが可能となる。すなわち、第1リレーレンズ20の回転調整を行うときに、調整治具1300を用い、調整後は取り外すことにより、調整機構を光学ユニット600に設ける必要が無く、光学ユニット600の小型化を図ることが可能となる。
次に、第1リレーレンズ20を回転調整することによる照度分布変化について説明する。図10及び図11は、リレー光学系の第1リレーレンズ20からB光用の液晶パネル32までの要部構成図を拡大し、直線的に表した照明光軸1000を含むXZ断面図である。図10(a)は、第1リレーレンズ20をレンズ面が照明光軸1000に対して直交するように配置した場合を示す光線図であり、図11(a)は、第1リレーレンズ20を回転中心1108回りに回転させた場合を示す光線図である。
図10において、第1リレーレンズ20に入射した光は、第1リレーレンズ20で集光され、第2リレーレンズ21近傍に焦点を結ぶ。第2リレーレンズ21を通過後、発散した光線は、第3リレーレンズ22で照明光軸1000に平行となり、液晶パネル32に入射する。第2リレーレンズ21は、第1リレーレンズ20の近傍にできた仮想液晶表示像350の照度がX軸方向において均一な像を、液晶パネル32上に写像する役目を果たしている。
ここで、第1リレーレンズ20面近傍にできる液晶パネルに相似な矩形形状の仮想液晶表示像350面上の照明光軸1000を含むXZ断面における任意の点をA,B,C,D,Eとする。そして、矩形形状の仮想液晶表示像350面上で、点A,B,C,D,EからX軸に平行に伸ばした直線で分割される領域の符号を、それぞれGAB,GBC,GCD,GDEと表すものとする。
例えばGABは点Aと点Bの間の領域を表す。また、領域GAB,GBC,GCD,GDEに含まれる光量をそれぞれ、符号F1,F2,F3,F4で表すものとする。また、仮想液晶表示像350面上の各点A,B,C,D,Eを通過した光線が、液晶パネル32と交わる点を、図10(a)においては各々A',B',C',D',E'とし、図11aにおいては各々A'',B'',C'',D'',E''とする。
AB,BC,CD,DE間の距離が等しいとすると、図10(b)に示す照度分布のように仮想液晶表示像350面上の照度分布は均一であるから、光量F1,F2,F3,F4はそれぞれ等しくなる。従って、領域GAB,GBC,GCD,GDEの各照度の関係は、図10(b)で示すようになり、数1で表すことができる。
F1÷SAB=F2÷SBC=F3÷SCD=F4÷SDE ・・・(数1)
但し、SAB,SBC,SCD,SDEはそれぞれ領域GAB,GBC,GCD,GDEの面積を表す。
第1リレーレンズ20のレンズ面が照明光軸1000に対して傾いていない場合、A'B',B'C',C'D',D'E'間の距離は等しく、また、光量F1,F2,F3,F4もそれぞれ等しいため、液晶パネル上の照度分布も均一となる。従って、領域GAB,GBC,GCD,GDEに対応した液晶パネル上における領域GA'B',GB'C',GC'D',GD'E'の各照度は、図10(c)に示すようになり、数2で表すことができる。但し、領域GA'B',GB'C',GC'D',GD'E' の面積をSA'B',SB'C',SC'D',SD'E'で示す。
F1÷SA'B'=F2÷SB'C'=F3÷SC'D'=F4÷SD'E' ・・・(数2)
なお、図10(b)のグラフの横軸は、仮想液晶表示像350面上のX軸方向における位置を意味し、縦軸は仮想液晶表示像350面上のX軸方向の位置における照度の高さを示す。また、図10(c)のグラフの横軸は、液晶パネル32のX軸方向における位置を意味し、縦軸は液晶パネル32のX軸方向の位置における照度の高さを示す。
次に、第1リレーレンズ20のレンズ面を照明光軸1000に対して傾けた場合の照度分布を表す。第1リレーレンズ20を図11(a)のように傾けた場合、AB,BC,CD,DE間の距離は等しいため、図11(b)に示す照度分布のように仮想液晶表示像350面上の照度分布は均一であるが、距離A''B'', B''C'', C''D'', D''E''は等しくなく、A''B''>B''C''>C''D''>D''E''となる。
光量F1,F2,F3,F4は全て等しいため、液晶パネル上の照度分布は数3で示すことができ、図11(c)の照度分布のような不均一な分布となる。但し、領域GA''B'',GB''C'',GC''D'',GD''E'' の面積をSA''B'',SB''C'',SC''D'',SD''E''で示す。
F1÷SA''B''<F2÷SB''C''<F3÷SC''D''<F4÷SD''E'' ・・・(数3)
なお、図11(b)のグラフの横軸は、仮想液晶表示像350面上のX軸方向における位置を意味し、縦軸は仮想液晶表示像350面上のX軸方向の位置における照度の高さを示す。また、図11(c)のグラフの横軸は、液晶パネル32のX軸方向における位置を意味し、縦軸は液晶パネル32のX軸方向の位置における照度の高さを示す。
上記より、第1リレーレンズ20を照明光軸1000に対して傾斜させることで、液晶パネル32に投影される光の照度分布の勾配を調整することができる。つまり、ランプ光源のばらつき等で、F1,F2,F3,F4の光量が不均一となって色むらが生じても、第1リレーレンズ20を照明光軸1000上の回転中心1008回りに回転させて、所定方向に傾けることで、光量を減らすことなく、B光の照度分布の形状をR光,G光の照度分布の形状と同じになるように補正することが可能となり、色むらを低減できる。
上述したように第1リレーレンズ20を回転調整することで、光量の低下させることなく、色のバランスを保つことができ、ホワイトバランスを劣化させることなく、色むらを低減できる。
次に、本実施の形態に係る投射型映像表示装置の作用について説明する。
投射型映像表示装置の電源を投入すると、ランプ1から出射された光は、リフレクタ2の反射面に反射して第1アレイレンズ3に照射される。第1アレイレンズ3に照射された光は、第1アレイレンズ3の複数のレンズセルで複数の光に分割された後に第2アレイレンズ4に照射される。第2アレイレンズ4に照射された光は、第2アレイレンズ4の複数のレンズセルを透過した後に、偏光変換素子5に照射される。
偏光変換素子5に照射された光は、所定の方向に偏光方向が揃えられた後に、集光レンズ6に照射される。集光レンズ6に照射された光は、集光された後にダイクロイックミラー10に照射される。ダイクロイックミラー10に照射された光のうち、R光は反射され、G光及びB光は透過する。
ダイクロイックミラー10に反射したR光は、反射ミラー12により反射された後にコンデンサレンズ14に照射される。コンデンサレンズ14により集光されえたR光は、液晶パネル30に照射され、液晶パネル30透過したR光は色合成プリズム33に入射する。
一方、ダイクロイックミラー10を透過したG光及びB光はダイクロイックミラー11に照射される。ダイクロイックミラー11に照射されたG光及びB光うち、G光はダイクロイックミラー11に反射され、B光は、ダイクロイックミラー11を透過する。ダイクロイックミラー11に反射したG光は、コンデンサレンズ13に照射され、集光された後に液晶パネル31に照射される。液晶パネル31に照射され、液晶パネル31を透過したG光は、色合成プリズム33に照射される。
ダイクロイックミラー11を透過したB光は、第1リレーレンズ20に照射される。第1リレーレンズ20を保持する保持部材1100は、当てつけ面1005を基体上蓋510の球状面1104に当て、ネジ1001で仮固定する。基体上蓋510は基体500に取り付ける。
次に、調整治具1300を適当な位置に配置し、チャック部材1201、1202を、調整用長穴1101、1102から挿入して保持部材1100の保持穴1003、1004と結合させる。調整治具1300のゴニオステージ1204、1205を回転調整することにより、第1リレーレンズ20がθx,θy方向に調整され、パネル32の照度分布をパネル30、31の照度分布に近づける。即ち、回転調整手段330により第1リレーレンズ20の照明光軸1000に対して傾斜させなかった場合のスクリーン上の照度分布が図12(b)のように、B光の照度分布がR光及びG光の照度分布と左右逆の照度分布を持つ場合に、回転調整手段330を調整して第1リレーレンズ20を照明光軸1000に対して所定の角度傾斜させる。
そして、B光の照度分布がスクリーン上に投影された際に、B光の照度分布とR光及びG光の照度分布が同様になるように、保持部材1100を回転させて第1リレーレンズ20の照明光軸1000に対する傾斜角度を定める。その後にネジ1001により保持部材1100の位置を固定しておく。ネジ1001を締結した後、チャック部材1201、1202を開いて保持部材1100から離し、調整治具1300を取り除く。
上述したように照明光軸1000に対して所定角度傾斜した第1リレーレンズ20において照度分布を調整され、第1リレーレンズ20を透過したB光は、第2リレーレンズ21近傍に集光された後、第2リレーレンズを通過後、発散しながら第3リレーレンズ22に照射される。第3リレーレンズ22に照射されたB光は、第3リレーレンズ22で照明光軸1000に平行とされた後に、液晶パネル32に照射され、液晶パネル32を透過したB光は、色合成プリズム33に入射する。
液晶パネルを透過したR光,G光,B光は、色合成素子である色合成プリズム33によってカラー映像として合成された後、投射レンズ34を通過し、図示しないスクリーンに到達する。液晶パネル30,31,32上に光強度変調で形成された光学像は、投射レンズ34によりスクリーン上に拡大投影される。
以上のように、本実施の形態に係る投射型映像表示装置によれば、照度分布の偏りがあっても、リレー光学系の入射側レンズである第1リレーレンズ20を、回転調整手段330で、照明光軸1000に対して所定角度傾斜させること、即ち、所定の方向に回転調整することにより、液晶パネル32に投射される光の照度分布を調整してホワイトバランスの劣化を防ぎながら照度分布の偏りに起因する色むらを低減することができる。
また、上記実施形態によって、色むら調整の他、以下のような効果が得られる。
(1)回転中心1008を通る軸1006上に保持部材1100の締結箇所1002を有し、基体上蓋510の上面1200が回転中心1008を通るX軸1007を原点とする円柱状にすることで、保持部材1100がθx、θy回転を行った場合にネジ1001が固定用長穴1103上を通るため、θx、θyの2つの調整をネジ1001の1本のみで保持部材1100を固定することができる。また、固定部品の削減及び固定機構スペースの削減により投射型映像表示装置を小型にすることができる。
(2)保持部材1100の締結面1005と基体510の球状面1104共に、回転中心1008を中心とする球面形状を有することで、保持部材1100をθx、θyの調整を行っても回転中心1008は移動することなく色むら調整が行える。また、球状で接しているため、θx、θy調整を行っても締結力を一定にすることができる。
実施例1の投射型映像表示装置では、調整治具1300を用いて回転調整を行ったが、実施例2の投射型映像表示装置では、調整治具1300の代わりに構造部品を使って回転調整を行う。説明を簡易にするため、実施例1で用いた符号、座標系をそのまま用いる。
図13は、第1リレーレンズ20の第2回転調整手段1600の近傍(仮想液晶表示像350から反射ミラー23を通り第2リレーレンズ21を通るまで)を光学ユニット600から抜き出した斜視図である。図13(a)の1500は基体上蓋であり、図13(b)は、説明のため、この基体上蓋1500を取り除いた図である。実施例1と同様に、第1リレーレンズ20などの光学部品は基体500の所定位置に配置され、基体上蓋1500により覆い隠されるようになっている。
また、図13(b)に示すように、回転調整部材1400のチャック部材1304、1305と保持部材1100の保持穴1003、1004とを結合している。第2回転調整手段1600は、基体上蓋1500、ネジ1001、保持部材1100、回転調整部材1400にて構成される。
図14は、回転調整部材1400の斜視図である。回転調整部材1400は、ネジ止め底面部1301と、球状面1302とネジ通し穴1303と、チャック部材1304、1305から成り、以下に説明する。
ネジ止め底面部1301は、ネジ1001が回転調整部材1400で面当てとなるように平面となっている。球状面1302は、第1リレーレンズ20の回転中心1008を中心とした球面状である。ネジ通し穴1303は、ネジ1001を通すための穴であり、ネジ1001のネジ径より少し大きい穴となっている。チャック部材1304、1305は、保持部材1100の保持穴1003,1004と結合する。
図15は、保持部材1100及び回転調整部材1400が取り付く基体上蓋1500である。上部の曲面が回転調整部材1400の球状面1302と同じ曲率となる球状面1401がある。基体上蓋1500の各部は、実施例1の基体上蓋510と球状面1401が異なり、その他は同様であるため各部の名称・符号は基体上蓋510と同じとし、説明は省略する。
図16(a)は回転中心1008からXY平面を取った断面図であり、図16(b)は回転中心1008からYZ平面を取った断面図である。図のように、チャック部材1304、1305は保持部材1100の保持穴1003、1004と結合している。これは、保持部材1400の材質を弾性体とし、チャック部材1304、1305が矢印方向に弾性変形することで、保持部材1100の保持穴1003、1004へ挿入及び結合する。
以下、第1リレーレンズ20の回転方法を、図16を用いて説明する。
まず、基体上蓋1500を挟むようにして、保持部材1100と回転調整部材1400を結合する。次に、回転調整部材1400を球状面1302と球状面1401が常に密着した状態で動かすことで、第1リレーレンズ20をθx方向及びθy方向に動かす。これは、球状面1005、球状面1104、球状面1302及び球状面1401の中心を回転中心1008と合わせることで、θx、θy方向の回転を行うことができる。
θx、θy方向に動かした後は、ネジ1001をネジ通し穴1303に通し、締結ネジ穴1002で締めることで、ネジ止め底面部1301までネジが回り、締結する。以上により、第1リレーレンズ20をθx、θy方向に回転した後、固定する。
実施例2の形態に係る投射型映像表示装置の作用については、調整治具1300を第1リレーレンズ20の回転移動に使っていること以外は実施例1と同じであり、調整治具1300の代わりに回転調整部材1400を手で動かすことで回転移動を行う。
よって、投影型映像表示装置の作用についての説明は省略する。以上、回転調整部材1400を用いた回転移動手段により、照度分布の偏りがあっても、第1リレーレンズ20を第2回転調整手段1600で回転調整することにより、液晶パネル32に投射される光の照度分布を調整してホワイトバランスの劣化を防ぎながら照度分布の偏りに起因する色むらを低減することができる。
また、上記実施形態によって、実施例1に挙げた効果の他、以下のような効果が得られる。
(1)回転調整部材1400のネジ止め底面部1301を設けることにより、θx、θyの回転調整を行ってもネジ1001を面全体で圧力をかけて固定することができ、実施例1による線領域への圧力をかけた固定よりも安定した保持力で、より強い締結力を得ることができる。
(2)回転調整部材1400を手による調整が行えることで、色むら調整を簡易に行うことができる。
(3)回転調整部材1400にチャック部材1304、1305と、保持部材1100に保持穴1003、1004とを形成することで、保持部材1100と回転調整部材1400を簡易的に取り付けることが出来る。これにより、投射型映像表示装置を組み立てる際に、色むらの調整工程までネジ1001を取り付ける必要が無く、工具を用いずに取り付けることができるため、生産に適している。
本実施の形態に係る投射型映像表示装置の光学系の模式構成図。 第1リレーレンズの回転調整手段の要部を基体から抜き出した図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の1部品図である、第1リレーレンズを保持する部材を示す図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の1部品図である、第1リレーレンズの回転調整をガイドし、第1リレーレンズを固定する部材を示す図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の構成図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の1部品図である、回転調整手段の外部調整構成図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の断面図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の回転調整を行っている図。 実施例1における第1リレーレンズの回転調整手段の上面・側面構成図。 第1リレーレンズのレンズ面が照明光軸に対して直交するように配置した場合の要部概略図と照度分布を表す図。 第1リレーレンズのレンズ面を照明光軸に対して所定角度傾斜させた状態を表す要部概略図と照度分布を表す図。 照度分布の状態を表した図。 第1リレーレンズの第2回転調整手段の要部を基体から抜き出した図。 実施例2における第1リレーレンズの第2回転調整手段の1部品図である、回転調整構造部材を示す図。 実施例2における第1リレーレンズの第2回転調整手段の1部品図である、第1リレーレンズの回転調整をガイドし、第1リレーレンズを固定する部材を示す図。 実施例2における第1リレーレンズの回転調整手段の断面図。
符号の説明
1…ランプ、2…リフレクタ、3…第1アレイレンズ、4…第2アレイレンズ、5…偏光変換素子、6…集光レンズ、10、11…ダイクロイックミラー、12…反射ミラー、13、14…コンデンサレンズ、20…第1リレーレンズ、21…第2リレーレンズ、22…第3リレーレンズ、23、24…反射ミラー、30、31、32…液晶パネル、33…色合成プリズム、34…投射レンズ、100…照明光学系、200…色分離光学系、300…リレー光学系、330…回転調整手段、350…仮想液晶表示像、500…光学ユニットの基体、510…光学ユニットの基体の上蓋、600…光学ユニット、1000…照明光軸、1001…ネジ、1002…締結箇所、1003、1004…保持穴、1005…締結面、1006…回転軸(Y軸)、1007…回転軸(X軸)、1008…回転中心、1100…保持部材、1101、1102…調整用長穴、1103…固定用長穴、1104…球状面、1200…上面、1201、1202…チャック部材、1204、1205…ゴニオステージ、1300…調整治具、1301…ネジ止め底面部、1302…球状面、1303…ネジ用通し穴、1304、1305…チャック部材、1400…回転調整部材、1401…球状面、1500…基体上蓋、1600…第2回転調整手段

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光の照度分布を変更するオプチカルインテグレータと、
    前記オプチカルインテグレータからの光を複数の光に分離する色分離光学系と、
    前記色分離光学系で分離された光をリレーするリレー光学系と、を備え、
    前記リレー光学系は、前記色分離光学系からの光を受ける第1リレーレンズと、前記第1リレーレンズを経た光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーからの光を受ける第2リレーレンズと、を備え、
    前記第1リレーレンズは、前記光源から出射された光の照明光軸に対する、当該第1リレーレンズの傾斜角度を調整する回転調整手段を備え
    前記光源から前記第1リレーレンズに向う光の光軸方向をZ軸とし、
    前記反射ミラーから前記第2リレーレンズに向う光の光軸方向をX軸とし、
    前記Z軸及び前記X軸に垂直な方向をY軸とし、
    前記回転調整手段は、前記第1リレーレンズを保持する保持部材と、前記保持部材を支持する基体と、を備え、
    前記基体の上部は前記Z軸と前記X軸に略平行な面とし、前記基体の前記保持部材に接する面を球状とし、
    前記基体の上部は、前記Z軸方向に延在する開口部を有し、
    前記保持部材の、前記基体の上部に接する側に、固定部材が入る固定用穴を設け、
    前記開口部を経て前記固定部材を前記固定用穴に通すことで前記保持部材を固定し、
    前記保持部材を、前記開口部に沿って前記Z軸方向に移動することで、前記第1リレーレンズのX軸回りの角度を変更し、
    前記保持部材を、前記固定部材を中心として回転することで、前記Y軸回りの角度を変更する、投射型映像表示装置。
  2. 光源と、
    前記光源から出射された光の照度分布を変更するオプチカルインテグレータと、
    前記オプチカルインテグレータからの光を複数の光に分離する色分離光学系と、
    前記色分離光学系で分離された光をリレーするリレー光学系と、を備え、
    前記リレー光学系は、前記色分離光学系からの光を受ける第1リレーレンズと、前記第1リレーレンズを経た光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーからの光を受ける第2リレーレンズと、を備え、
    前記第1リレーレンズは、前記光源から出射された光の照明光軸に対する、当該第1リレーレンズの傾斜角度を調整する回転調整手段を備え
    前記光源から前記第1リレーレンズに向う光の光軸方向をZ軸とし、
    前記反射ミラーから前記第2リレーレンズに向う光の光軸方向をX軸とし、
    前記Z軸及び前記X軸に垂直な方向をY軸とし、
    前記回転調整手段は、前記第1リレーレンズを保持する保持部材と、前記保持部材を支持する基体と、を備え、
    前記基体の上部は前記Z軸と前記Y軸に略平行な面とし、前記基体の前記保持部材に接する面を球状とし、
    前記基体の上部は、前記Z軸方向に延在する開口部を有し、
    前記保持部材の、前記基体の上部に接する側に、固定部材が入る固定用穴を設け、
    前記開口部を経て前記固定部材を前記固定用穴に通すことで前記保持部材を固定し、
    前記保持部材を、前記開口部に沿って前記Z軸方向に移動することで、前記第1リレーレンズのY軸回りの角度を変更し、
    前記保持部材を、前記固定部材を中心として回転することで、前記X軸回りの角度を変更する、投射型映像表示装置。
  3. 前記保持部材の前記基体の上部に接する面が球状である、請求項又は記載の投射型映像表示装置。
  4. 前記保持部材の前記基体の上部に接する球状面と、前記基体の上部の前記保持部材に接する球状面とが同じ曲率である、請求項又は記載の投射型映像表示装置。
  5. 前記保持部材の前記基体の上部に接する球状面と、前記基体の上部の前記保持部材に接する球状面とが同じ回転中心を中心とする球状面である、請求項又は記載の投射型映像表示装置。
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