JP2008003215A - 照明光学系および投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成素子上の画像形成領域と照明領域との位置合わせが可能な照明光学系と、それを備えた投写型表示装置とを提供する。
【解決手段】光源装置1から発せられた光をDMD2に導く照明光学系であって、光源装置1から発せられた光の輝度分布を均一化するライトトンネル20と、輝度分布が均一化された光をDMD2に導くリレー光学系40と、ライトトンネル20とリレー光学系40との間の光路上に配置された開口遮蔽板30とを備え、開口遮蔽板30は、ライトトンネル20の出射端面22よりも小さく、かつ、DMD2上の画像形成領域と相似な開口部を有し、該開口部を含む平面内において移動可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から発せられた光を画像形成素子によって光変調することによって画像光を形成し、形成された画像光をスクリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関するものである。さらに詳しくは、上記投写型表示装置において、光源から発せられた光を画像形成素子に導く照明光学系に関するものである。
液晶パネルやDMD(Digital Micro-mirror Device)といった画像形成素子によって形成された画像光(画像)を拡大投写する投写型表示装置では、光源から発せられた光を照明光学系によって画像形成素子まで導いている。一般的な照明光学系は、光源から発せられた光の輝度分布を均一化するインテグレータと、インテグレータから出射された光を画像形成素子まで導くリレー光学系とを有し、必要に応じて、光源とインテグレータとの間にカラーホイールなどの色分離手段が配置される。
上記インテグレータは、一般的に「ロッド型インテグレータ」と「アレイ型インテグレータ」とに大別される。ロッド型インテグレータは、一端から入射した光をその内部で複数回反射させながら他端まで伝播することによって輝度分布を均一化させるものであって、内壁が反射面となった中空柱状の「ライトトンネル」と、中実柱状の「ロッドインテグレータ」とに、さらに分類される。一方、アレイ型インテグレータは、複数のレンズがマトリックス状に配置されたレンズアレイによって光束を分離および重畳することによって輝度分布を均一化させるものである。本明細書においては、特に区別しない限り、ロッド型インテグレータ(ライトトンネル、ロッドインテグレータ)とアレイ型インテグレータとを総称して「インテグレータ」と呼ぶこととする。
ここで、投写画像の輝度低下や影の発生などを防止するためには、画像形成素子の画像形成領域(有効領域)と、画像形成素子に対する照明光の照射領域(照明領域)とを正確に一致させる必要がある。しかし、設計上は有効領域と照明領域とが正確に一致していたとしても、実際の製造過程では、各種バラツキなどに起因して有効領域と照明領域との間にすれが生じることがある。例えば、インテグレータやリレー光学系を構成している光学素子の寸法、形状、光学特性などにバラツキが存在すると、これらを設計値どおりに配置したとしても有効領域と照明領域との間にずれが発生する。また、インテグレータや光学素子の寸法などにバラツキがない場合であっても、これらを配置する際の位置決め精度によっては、やはり有効領域と照明領域との間にずれが発生する。従って、照明光学系の製造にあたっては、必要に応じて有効領域と照明領域との位置合わせ(微調整)を行う必要がある。
有効領域と照明領域とを位置合わせする方法としては、インテグレータの出射端を変位させる方法やインテグレータと画像形成素子との間の照明光の光路中に配置されたミラーを変位させる方法がある。
また、DMDのような反射型の画像形成素子を用いる場合には、画像形成素子に対して斜めから照明光を入射させる必要があり、照明領域が略台形状に歪んでしまう。これは、スクリーンに対して斜めから画像を投写した際に投写画像が略台形に歪むのと同様の現象である。そこで、インテグレータと画像形成素子との間に配置される光学系によって、上記台形歪(キーストーン歪)を補正する技術が特許文献1に開示されている。
他方、特許文献2には、ロッドインテグレータの出射端面に、開口領域の周囲に反射領域が設けられた開口部材を配置し、画像形成素子の大きさに応じて開口部材を変更して、照明領域の大きさを調整する技術が開示されている。
特開2004−45718号公報 特開2005−70271号公報
上記従来技術によって、画像形成素子の有効領域と、画像形成素子に対する照明光の照明領域とを位置合わせすることには、次のような問題があった。まず、インテグレータの出射端を変位させる方法では、インテグレータの入射端も同時に変位してしまうので、インテグレータに入射する光の光軸がインテグレータの光軸からずれてしまう。入射光の光軸がインテグレータの光軸からずれると、投写画像に輝度ムラが発生する。
また、照明光の光路中に配置されているミラーを変位させると、該ミラーに照射されている光束の回転中心としてミラーを回動させない限り、照明光の光路長が変化してしまう。照明光の光路長が変化すると、照明光の収束点が画像形成素子表面よりも手前や奥にずれてしまい、投写画像の周辺部が暗くなる。
さらに、特許文献2に開示されている技術では、照明領域のサイズを変更することはできても、有効領域と照明領域との位置合わせを行うことはできない。
本発明の目的は、シンプルな構成によって有効領域と照明領域との位置合わせが可能な照明光学系と、それを備えた投写型表示装置とを提供することである。
本発明の照明光学系は、光源から発せられた光を画像形成素子に導く照明光学系であって、前記光源から発せられた光の輝度分布を均一化するロッド型インテグレータと、前記ロッド型インテグレータによって輝度分布が均一化された光を画像形成素子に導くリレー光学系と、前記ロッド型インテグレータと前記リレー光学系との間の光路上に配置された開口遮蔽板とを備えている。さらに、前記開口遮蔽板は、前記ロッド型インテグレータの出射端面よりも小さく、かつ、前記画像形成素子上の画像形成領域と相似な開口部を有し、該開口部を含む平面内において移動可能である。
前記開口遮蔽板は、前記開口部の中心を回転中心として回転可能でもあることが好ましい。また、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と直交する第1の軸回りに回転可能でもあることが好ましい。また、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と平行な第2の軸回りに回転可能でもあることが好ましい。また、前記開口部を通過する光の進行方向に沿って往復移動可能でもあることが好ましい。
本発明の投写型表示装置は、光源と、前記光源から発せられた光を画像信号に基づいて変調する画像形成素子と、前記画像形成素子によって変調された光を拡大投写する投写光学系とを有する投写型表示装置である。さらに、前記光源と前記画像形成素子との間の光路上には、前記光源から発せられた光の輝度分布を均一化するロッド型インテグレータと、前記ロッド型インテグレータによって輝度分布が均一化された光を前記画像形成素子に導くリレー光学系と、前記ロッド型インテグレータと前記リレー光学系との間に配置された開口遮蔽板とを備えた照明光学系が配置されている。この開口遮蔽板は、前記ロッド型インテグレータの出射端面よりも小さく、かつ、前記画像形成素子上の画像形成領域と相似な開口部を有し、該開口部を含む平面内において移動可能である。
本発明の投写型表示装置が備える前記開口遮蔽板は、前記開口部の中心を回転中心として回転可能でもあることが好ましい。また、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と直交する第1の軸回りに回転可能でもあることが好ましい。また、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と平行な第2の軸回りに回転可能でもあることが好ましい。また、前記開口部を通過する光の進行方向に沿って往復移動可能でもあることが好ましい。
本発明によれば、シンプルな構成によって有効領域と照明領域との位置合わせが可能な照明光学系と、それを備えた投写型表示装置とが実現される。
(実施形態1)
次に、本発明の照明光学系の実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本例の照明光学系の構造を示す斜視図である。図2は、図1の照明光学系の構成部材の配置関係を示す模式的側面図である。
図1に示すように、本例の照明光学系は、光源装置1から発せられた光(照明光)を画像形成素子(DMD2)に導くための光学系である。DMD2は、照明光学系によって導かれた光を画像信号に基づいて光変調して変調光束を形成する。DMD2によって形成された変調光束は、投写レンズ3を介して不図示のスクリーン上に拡大投写される。もっとも、DMD2の構造やDMD2による光変調の原理などは公知であるので、ここでの説明は省略し、以下、本発明の特徴である照明光学系に関して詳細に説明する。
図1および図2に示されるように、本例の照明光学系は、光源装置1とDMD2との間に配置されるカラーホイール10、インテグレータ(ライトトンネル20)、開口遮蔽板30、およびリレー光学系40から構成されている。これら照明光学系の構成要素は、光源装置1、DMD2および投写レンズ3とともに不図示のユニットベースに組み込まれて一体化され、光学エンジンを構成している。尚、ライトトンネル20の入射端面21を示すべく、図1では、カラーホイール10の図示を省略してある。
カラーホイール10は、複数のカラーセグメントを備えており、光源装置1から発せられた光(白色光)を少なくともR(赤)、G(緑)、B(青)の3色の色光に時分割する。光源装置1は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプといった光源から発せられた光を集光して仮想的な2次光源を形成するリフレクタを備えており、カラーホイール10は、上記2次光源が形成される位置(集光点)またはその近傍にカラーセグメントが位置するようにレイアウトされている。
ライトトンネル20は、カラーホイール10を透過した光(色光)が入射端面21から入射するようにレイアウトされている。入射端面21からライトトンネル20内に入射した光は、該ライトトンネル20内で反射を繰り返しながら出射端面22に向けて進行し、その間に輝度ムラが低減する(輝度分布の均一化が図られる)。ここで、少なくともライトトンネル20の出射端面22は、DMD2の有効領域と相似であることが好ましい。本例におけるライトトンネル20は、その全長に亘ってDMD2の有効領域と相似な断面形状(長方形)を有し、入射端面21も出射端面22もDMD2の有効領域と相似である。
図3に示すように、開口遮蔽板30は、ライトトンネル20の出射端面22よりも小さく、かつ、DMD2の有効領域と相似な開口部31と、該開口部31の外側に延存する遮蔽部32とを有する板状の部材である。この開口遮蔽板30は、図2に示すように、ライトトンネル20の出射端面22とリレー光学系40(第1のレンズ41)との間に配置されている。よって、ライトトンネル20の出射端面22から出射した光のうち、開口部31に入射した光は、該開口部31を通過してリレー光学系40に入射し、開口部31からはみ出した光は遮蔽部32によって遮蔽されリレー光学系40には到達しない。すなわち、リレー光学系40に入射する光の断面形状(光束断面形状)は、開口部31の形状によって規定される。さらに、この開口遮蔽板30は、所定方向に移動可能に保持されている。
ここで、開口遮蔽板30の移動方向を説明するために、開口部31の中心を原点Oとして、空間座標を図3のように定義する。すなわち、原点Oを通り、開口部31を含む平面と直交する軸をY軸とする。また、開口部31を含む平面内においてY軸と直交し、かつ、互いに直交する2軸をX軸、Z軸とする。以上のように定義された空間座標内において、開口遮蔽板30は、Z軸に対して平行移動(上下移動)可能であるとともに、X軸に対しても平行移動(左右移動)可能である。換言すれば、開口遮蔽板30は、開口部31を含む平面(XZ平面)内において上下左右に移動可能である。
開口遮蔽板30を上記方向に移動可能に保持するための機構は特に限定されないが、図4にその一例を示す。図4に示すように、開口遮蔽板30は、対向する一対の短辺部51a、51bおよび長辺部52a、52bからなる枠状ホルダ50の内側に配置されている。短辺部1aの内側面と対向する開口遮蔽板30の外側面には、該短辺部51aを貫通するネジ53の先端面が突き当てられており、短辺部51bの内側面と、これに対向する開口遮蔽板30の外側面との間にはコイルバネ54が配置されている。また、長辺部52aの内側面と対向する開口遮蔽板30の外側面には、該長辺部52aを貫通するネジ55の先端面が突き当てられており、長辺部52bの内側面と、これに対向する開口遮蔽板30の外側面との間にはコイルバネ56が配置されている。従って、開口遮蔽板30は、短辺部51aおよび長辺部52aの方向に向けて常時付勢されており、ネジ53、55を進退させることによって、開口遮蔽板30を上下左右に移動させ、かつ、移動後の位置で固定することができる。
枠状ホルダ50には、上記のように開口遮蔽板30が移動する際に該開口遮蔽板30を案内するガイドピンやガイドレールなどの案内手段を設けることもできる。また、短辺部51bや長辺部52bの内側面および開口遮蔽板30の外側面の双方または一方に突起を設け、該突起をコイルバネ54、56の内側に挿入することによって、コイルバネ54、56の脱落や位置ずれを防止することもできる。この場合、開口遮蔽板30の移動に伴ってコイルバネ54、56が収縮したときに、開口遮蔽板30の外側面と突起先端とが早々に干渉し、開口遮蔽板30の移動量が所期の移動量以下に制限されることがないように、コイルバネ54、56および突起の全長やコイルバネ54、56のバネレートなどを規定することが望ましい。
尚、図3及び図4と図1及び図2とでは、開口遮蔽板30における開口部31と遮蔽部32との面積比が異なっているが、これは作図の便宜上の理由に基づくものである。上記のとおり、開口部31はライトトンネル20の出射端面22よりも小さく、遮蔽部32は、開口部31からはみ出した光を遮蔽するために必要十分な大きさを有している。
再び図1および図2を参照してリレー光学系40について説明する。リレー光学系40は、第1のレンズ41、第2のレンズ42、第3のレンズ43、第1の反射ミラー44、および第2の反射ミラー45から構成され、開口遮蔽板30を物体面、DMD2を像面としている。従って、開口遮蔽板30の開口部31を通過した光がDMD2に照射されることは、開口遮蔽板30の開口部31が拡大されてDMD2に投影されることと等価である。つまり、DMD2上の照明領域の形状は、開口部31の形状と相似となる。
尚、リレー光学系40に含まれている第1の反射ミラー44および第2の反射ミラー45は、光路を折り返して照明光学系全体を小型化する目的で配置された平面ミラーである。よって、第1の反射ミラー44および第2の反射ミラー45を省略しても上記光学特性に変化はない。
以上の構成を有する本例の照明光学系では、開口遮蔽板30を上下左右に移動させることによって、DMD2上の有効領域と照明領域とを位置合わせすることができる。すなわち、設計上は正確に一致しているはずの有効領域と照明領域との間にずれが生じ、有効領域の一部が照明されない、あるいは十分に照明されないような場合には、図4に示すネジ53、55を進退させて開口遮蔽板30を上下左右に移動させることによって、DMD2上の照明領域の位置を微調整し、有効領域と照明領域とを一致させることができる。
これまでは、開口遮蔽板30が上下方向および左右方向の2方向に平行移動可能な場合を例にとって本発明の実施形態について説明してきた。しかし、開口遮蔽板30の移動方向は上記方向に限定されるものでなく、上記方向とは異なる方向に移動可能とすることもできるし、移動方向を追加することもできる。例えば、開口遮蔽板30を図3に示すXZ平面内で斜めに移動可能とすることもできる。開口遮蔽板30を斜め移動可能とすれば、有効領域60と照明領域61とが図5(a)(b)に示すように対角線方向にずれている場合にも、そのずれを補正して、両者を一致させることができる。
また、開口遮蔽板を図3のY軸回りに回転可能とすれば、図5(c)に示すように、有効領域60と照明領域61とがDMD2の法線回りにずれている場合に、そのずれを補正して、両者を一致させることができる。また、図6に示すように、開口遮蔽板30を図3のX軸を回転軸として回転可能とすれば、DMD2に対して斜めから光を照射することに起因する照明領域の台形歪を補正することもできる。
また、開口遮蔽板30を図3のY軸に沿って往復移動可能とすれば、フォーカス調整を行うことも可能である。すなわち、リレー光学系40は、開口遮蔽板30を物体面とし、DMD2を像面として設計されている。しかし、何らかの原因によって、上記共役関係が成立していない場合には、開口遮蔽板30をY軸に沿って進退させることによって焦点合わせを行うことができる。さらに、特定の軸を回転軸とするのではなく、図3に示す原点Oを回転中心として任意方向に回転可能とすることもできる。
尚、開口遮蔽板30を斜め移動させたり、Y軸回りに回転させたり、X軸を回転軸として回転させたり、その他の方向に回転や移動させたりする場合には、図4に示す枠状ホルダ50をさらに第2のホルダによって保持し、枠状ホルダ50ごと回転遮蔽板30を斜め移動させたり、回転させたりすればよい。もっとも、上記移動や回転を可能とする開口遮蔽板30の保持機構は特定の機構に限定されるものではない。
以上のように、本発明によれば、開口遮蔽板を移動させるだけで、画像形成素子上の有効領域と照明領域との位置合わせを行うことができる。さらに、開口遮蔽板の移動方向や回転方向を増やすことによって、画像形成素子上の照明領域の位置調整の自由度が拡大するばかりでなく、フォーカス調整や歪補正を実現することもできる。かかる本発明の作用効果は、インテグレータがライトトンネルであっても、ロッドインテグレータであっても同様である。従って、図1などに示すライトトンネル20は、ロッドインテグレータに置換することもできる。また、画像形成素子は、DMDなどの反射型画像形成素子ではなく、液晶パネルなどの透過型画像形成素子であってもよい。
上記実施形態1で説明した照明光学系を含む光学エンジンその他の構成要素を外装ケースに収容することによって本発明の投写型表示装置を実現することができる。光学エンジンとともに外装ケース内に収容される構成要素は、必要に応じて取捨選択することができる。もっとも、一般的には、電源ユニット、各種入出力基板、制御基板、スピーカー、冷却用ファンなどは必要最小限の構成要素として収容される。
本発明の照明光学系の実施形態の一例を示す斜視図である。 図1の照明光学系の構成要素の位置関係を示す模式的側面図である。 開口遮蔽板の模式的拡大図である。 開口遮蔽板の保持機構の一例を示す模式的平面図である。 (a)〜(c)は、有効領域と照明領域との位置ずれの異なる形態を示す模式図である。 開口遮蔽板を図3のX軸回りに回転させた状態を示す模式的側面図である。
符号の説明
1 光源装置
2 DMD
3 投写レンズ
10 カラーホイール
20 ライトトンネル
21 入射端面
22 出射端面
30 開口遮蔽板
31 開口部
32 遮蔽部
40 リレー光学系
41 第1のレンズ
42 第2のレンズ
43 第3のレンズ
44 第1の反射ミラー
45 第2の反射ミラー
50 枠状ホルダ
51 短辺部
52 長辺部
53、55 ネジ
54、56 コイルバネ
60 有効領域
61 照明領域

Claims (10)

  1. 光源から発せられた光を画像形成素子に導く照明光学系であって、
    前記光源から発せられた光の輝度分布を均一化するロッド型インテグレータと、
    前記ロッド型インテグレータによって輝度分布が均一化された光を画像形成素子に導くリレー光学系と、
    前記ロッド型インテグレータと前記リレー光学系との間の光路上に配置された開口遮蔽板とを備え、
    前記開口遮蔽板は、前記ロッド型インテグレータの出射端面よりも小さく、かつ、前記画像形成素子上の画像形成領域と相似な開口部を有し、該開口部を含む平面内において移動可能であることを特徴とする照明光学系。
  2. 前記開口遮蔽板は、前記開口部の中心を回転中心として回転可能であること特徴とする請求項1記載の照明光学系。
  3. 前記開口遮蔽板は、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と直交する第1の軸回りに回転可能であることを特徴とする請求項2記載の照明光学系。
  4. 前記開口遮蔽板は、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と平行な第2の軸回りに回転可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の照明光学系。
  5. 前記開口遮蔽板は、前記開口部を通過する光の進行方向に沿って往復移動可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の照明光学系。
  6. 光源と、前記光源から発せられた光を画像信号に基づいて変調する画像形成素子と、前記画像形成素子によって変調された光を拡大投写する投写光学系とを有する投写型表示装置であって、
    前記光源と前記画像形成素子との間の光路上には、前記光源から発せられた光の輝度分布を均一化するロッド型インテグレータと、前記ロッド型インテグレータによって輝度分布が均一化された光を前記画像形成素子に導くリレー光学系と、前記ロッド型インテグレータと前記リレー光学系との間に配置された開口遮蔽板と、を備えた照明光学系が配置され、
    前記開口遮蔽板は、前記ロッド型インテグレータの出射端面よりも小さく、かつ、前記画像形成素子上の画像形成領域と相似な開口部を有し、該開口部を含む平面内において移動可能であることを特徴とする投写型表示装置。
  7. 前記開口遮蔽板は、前記開口部の中心を回転中心として回転可能であることを特徴とする請求項6記載の投写型表示装置。
  8. 前記開口遮蔽板は、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と直交する第1の軸回りに回転可能であることを特徴とする請求項7記載の投写型表示装置。
  9. 前記開口遮蔽板は、前記回転中心を通り、かつ、前記平面と平行な第2の軸回りに回転可能であることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の投写型表示装置。
  10. 前記開口遮蔽板は、前記開口部を通過する光の進行方向に沿って往復移動可能であることを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれかに記載の投写型表示装置。
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